説明

電気化学特性測定用セル

【課題】 試験用部材を材質の異なるものに変更する場合や測定電圧等の測定条件を変更する場合にも適切に対応することができ、また、測定による化学変化にも容易に対応することができる電気化学特性測定用セルを提供する。
【解決手段】 この電気化学特性測定用セルAは、上面に試験用部材収容部130を有するセル本体100と、このセル本体100の上面に重ねられて上記試験用部材収容部130を密閉可能な蓋体200とを有し、上記セル本体100は、上面に凹陥部110が形成された支持体100Aと、上面に上記試験用部材収容部130を有し、上記凹陥部110に着脱可能に装着されるホルダ100Bとに分離されて構成されている。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、たとえば、リチウムイオン二次電池の正極材料、負極材料、セパレータ、電解液などの電池材料の特性測定に用いるのに好適な電気化学特性測定用セルに関する。
【背景技術】
【0002】
この種の電気化学特性測定用セルは、特性測定対象を適宜設置することができるとともに、セル内にたとえばリチウムイオン二次電池としての疑似的な構成を実現して特性測定を行えるように構成されている。すなわち、この場合の電気化学特性測定用セルは、正極、セパレータ、負極をこの順で積層してなる電池要素を電解液に浸漬した状態で密封できるように構成される。
【0003】
たとえば、特許文献1に示される電気化学特性測定用セルは、試験用部材を収容する凹部を有するセル本体と、この凹部を密閉可能な蓋体とを有して構成されている。セル本体には、凹部を取り囲むOリングが配置されており、凹部の密閉は、セル本体上に重ねた蓋体をねじ手段を用いてセル本体に近接させることにより行われる。こうして密閉された空間内には、電解液で浸漬された電池要素を封止することができ、これによりたとえばリチウムイオン二次電池としての構成が擬似的に実現できる。
【0004】
このような電気化学特性測定用セルによれば、セル本体に対して蓋体が適宜分離可能であるので、測定するべき試験用部材を変更して繰り返し特性を測定することができる。
【0005】
ところで、上記の電気化学特性測定用セルの材質としては、少なくとも導電性を有することが必要であるが、併せて、適切な測定を行うためには、通電による測定時において、目的の測定を阻害するような電気化学反応が起こらないこと、あるいは、セル自体が化学的変化を起さないこと、が望まれる。
【0006】
しかしながら、従来のこの種の電気化学特性測定用セルは、測定するべき試験用部材を材質の異なるものに変更した場合や、測定電圧等の測定条件を変更した場合に、常に適切な測定ができるとは限らなかった。また、セル自体が腐食等の化学変化によって劣化した場合には、劣化した部分を再研磨したり、場合によってはセル本体を破棄せざるをえない場合があった。
【0007】
【特許文献1】特開2006−147513号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
本発明は、上記した事情のもとで考え出されたものであって、試験用部材を材質の異なるものに変更する場合や測定電圧等の測定条件を変更する場合にも適切に対応することができ、また、測定による化学変化にも容易に対応することができる電気化学特性測定用セルを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
上記の課題を解決するため、本発明では、次の技術的手段を採用している。
【0010】
すなわち、本発明の電気化学特性測定用セルは、上面に試験用部材収容部を有するセル本体と、このセル本体の上面に重ねられて上記試験用部材収容部を密閉可能な蓋体とを有し、上記セル本体は、上面に凹陥部が形成された支持体と、上面に上記試験用部材収容部を有し、上記凹陥部に着脱可能に装着されるホルダとに分離されて構成されていることを特徴とする。
【0011】
このような構成によれば、上記支持体として、上記蓋体を重ねて試験用部材収容部を密閉状態とするための十分な機械強度を維持しつつ、上記ホルダとして、上記試験用部材収容部に収容するべき試験用部材の材質や種類、あるいは測定条件に適した材質のものを適宜用いることができる。また、このような構成によれば、ホルダが汚損もしくは変質した場合に、ホルダのみを交換して測定に供することができる。
【0012】
好ましい実施の形態では、上記試験用部材収容部は、上記ホルダの上面に形成した凹部の底面に、突起により囲まれた平面部を形成して構成されている。
【0013】
好ましい実施の形態では、上記ホルダの上記凹部には、上記突起の外側において当該突起の上端より低い電解液越流溜り部が形成されている。
【0014】
好ましい実施の形態では、上記支持体の上面には、上記凹陥部を取り囲んで環状凹溝が形成されており、この環状凹溝には、Oリングが嵌め込まれている。
【0015】
好ましい実施の形態では、上記支持体の上記凹陥部の内壁には、当該支持体の上面に開放する溝が少なくとも1箇所設けられている。さらに好ましくは、当該溝は、周方向に離れて2箇所以上設けられている。
【0016】
好ましい実施の形態では、上記ホルダの外周面には、当該ホルダの上面に開放する溝が少なくとも1箇所設けられている。さらに好ましくは、当該溝は、周方向に離れて2箇所以上設けられている。
【0017】
好ましい実施の形態では、上記支持体の上記凹陥部の内壁には、雌ねじが形成されており、上記ホルダの外周面には、上記雌ねじと螺合可能な雄ねじが形成されており、かつ、上記ホルダの上面には、工具係合部が形成されている。
【0018】
好ましい実施の形態では、上記ホルダは、上記支持体と異なる材質により形成されている。
【0019】
好ましい実施の形態では、上記ホルダは、材質が異なる複数種類のものが準備されている。
【0020】
本発明のその他の特徴および利点は、図面を参照して以下に行う詳細な説明から、より明らかとなろう。
【図面の簡単な説明】
【0021】
【図1】本発明の一実施形態に係る電気化学特性測定用セルの断面図。
【図2】図1に示す電気化学特性測定用セルのセル本体の平面図。
【図3】本発明の他の実施形態に係る電気化学特性測定用セルの断面図。
【図4】図3に示す電気化学特性測定用セルのセル本体の平面図。
【図5】本発明のさらに他の実施形態に係る電気化学特性測定用セルの断面図。
【図6】図5に示す電気化学特性測定用セルのセル本体の平面図。
【発明を実施するための最良の形態】
【0022】
以下、本発明の好ましい実施の形態につき、図面を参照して具体的に説明する。
【0023】
図1および図2は、本発明に係る電気化学特性測定用セルの一実施形態を示す。この電気化学特性測定用セルAは、セル本体100と、このセル本体100の上面に重ねられる蓋体200とを備える。
【0024】
セル本体100はまた、上面に凹陥部110が形成された支持体100Aと、この凹陥部110に着脱可能に装着されるホルダ100Bとを備える。
【0025】
支持体100Aは、所定厚みの円板の形態を有しており、その平坦な上面の中央には、所定深さの凹陥部110が形成されている。凹陥部110は、平面視円形をしており、その内壁110aは当該支持体100Aの上面に対して垂直であり、その底面110bは水平平面である。この支持体100Aの上面にはまた、上記凹陥部110を取り囲むようにして環状凹溝112が形成され、この環状凹溝112には、たとえばフッソ樹脂製のOリング113が嵌着されている。また、この支持体100Aの外周部近傍には、厚み方向に貫通するねじ孔114が、周方向に離れてたとえば3箇所形成されている。この支持体100Aは、少なくとも導電性が必要であり、その材質は、機械的強度保持、防汚、防錆の観点からSUSが好適であるが、これに限定されない。
【0026】
ホルダ100Bは、支持体100Aの凹陥部110の深さと対応する厚みと、凹陥部110の内径と対応する外径を有する円板状の形態を有しており、上記凹陥部110にぴったりと嵌め込むことができる。なお、このホルダ100Bの外周面には、その厚み方向に延びて上面に開放する溝120が、直径方向に対向して2箇所形成されている。この溝120は、ピンセット等の用具の先端をこの溝120に挿入してホルダ100Bを直径方向に挟み、このホルダ100Bを上記凹陥部110から取り出すためのものである。なお、この溝120は、適当な工具を差し込めるものが1箇所設けられているだけでもよいし、3箇所以上設けられていてもよい。
【0027】
ホルダ100Bの上面には、試験用部材収容部130が形成されている。この試験用部材収容部130は、この実施形態では、ホルダ100Bの上面に形成した凹部131の底面に、平面部132と、この平面部132を取り囲んで上方に突出する環状突起135とを形成することにより形成されている。平面部132は、たとえば円形とされるが、これに限定されず、測定する試験用部材300の外形形状に応じ、この試験用部材300が環状突起135により位置決めされて収容されるようにすればよい。凹部131の深さや環状突起135の高さは、測定する試験用部材300の厚みやこのような試験用部材300とともに用いるスペーサ150や対極320(後述)の厚みに応じ、適宜適正なものに設定すればよい。また、平面部132は、正確な平面である必要は必ずしもなく、平板としての試験用部材300が安定的に載置できる程度の平面であればよい。
【0028】
この実施形態のホルダ100Bにおいてはまた、環状突起135の外側において環状突起135の上端よりも低い電解液越流溜り部140が形成されている。この実施形態では、凹部131の底面において、環状突起135の外側にも平面部132と同等高さ位置の平坦部141を設けるとともに、この平坦部141の外側にホルダ100Bの厚み方向に凹入する環状溝142を形成して構成している。
【0029】
この実施形態のホルダ100Bにおいてはさらに、ホルダ100Bの凹部131の内周に、フッソ樹脂などの絶縁樹脂製の環状スペーサ150が嵌着されている。このスペーサ150は、嵌着時にその上面がホルダ100Bの上面と同じ高さになっており、凹部131に収容された試験用部材300、対極集電板330、加圧バネ340等の位置ずれによるショートを防止する。この実施形態における環状スペーサ150は、その内面が上方に向かうほど内径が小さくなるテーバ状をしており、これにより電解液の飛散防止の役割を果たす。
【0030】
このホルダ100Bは、少なくとも導電性が必要であるが、その材質は、支持体100Aの材質と同じであってもよいし、異なる材質であってもよい。このホルダ100Bの材質としては、たとえば、Al、Ti、Fe、Co、Ni、Cu、Zn、Mo、W、Ag、Au、Pt、Cから選択される、少なくとも1種の元素を含有する導電性材料が用いられて支持体100Aと組み合わされる。また、試験用部材300や測定条件の変更に対応できるように、材質が異なる複数種類のホルダ100Bを準備しておくこともできる。
【0031】
蓋体200は、支持体100Aと同程度の外径と、所定厚みを有する円板状の部材であり、少なくとも導電性を必要とする。その材質としては、支持体100Aと同じく、機械的強度保持、防汚、防錆の観点からSUSが好適であるが、これに限定されない。この蓋体200にはまた、支持体100Aに設けたねじ孔114と対応させて、厚み方向に貫通する透孔210が設けられており、中央上面には、集電用のボルト220が取付けられている。
【0032】
支持体100Aとホルダ100Bとからなるセル本体100と蓋体200とは、支持体100Aのねじ孔114に下方からねじ込んで上方にねじ軸部231を突出させたカシメワッシャ233を装着済みのボルト230に透孔210を通すようにして、セル本体100の上に蓋体200を重ね、蓋体200の上面に突出したねじ軸部231にワッシャ234を介してナット232を螺合させてこれを締め込むことにより、組み合わされる。なお、透孔210には、絶縁ブッシュ211が嵌入されており、ボルト230と蓋体200との絶縁が図られる。
【0033】
次に、上記構成の電気化学特性測定用セルAを用いた測定方法について説明する。
【0034】
図1に示すように、ホルダ100B上の環状突起135で囲まれた平面部132に試験用部材300を載置し、その上に環状突起135で囲まれる面積より大きい面積のセパレータ310を載せ、電解液を注入する。そしてさらにセパレータ310の上に環状突起135の径より大であってセパレータ310より小の面積の対極320を載せる。対極320の上には、同じ外径の対極集電板330と加圧バネ340を置き、蓋体200を上記のようにしてセル本体100と組み合わせる。このとき、セル本体100と蓋体200との間の空間のうち、Oリング113で囲まれた空間は、密閉空間となるとともに、試験用部材300、セパレータ310および対極320からなる積層物は、加圧バネ340によって厚み方向に適度な圧力を受けつつ、電解液に浸漬された状態となる。
【0035】
試験用部材300としては、たとえばリチウムイオン二次電池用の正極部材が供され、この場合の試験用部材300は、アルミニウム箔上に活物質を塗布したものを直径16mmの円形に打ち抜いた、厚さ100μm程度の薄板である。セパレータ310は、高分子やセラミックスなどの材料からなる多孔質膜や不織布等であり、たとえば厚さは25μm程度である。対極320は、SUS製の板にLi金属を圧着したものが用いられる。これに応じて、環状突起135の高さは、たとえば150μm、内径は16.5mmとされる。その場合の電解液は、シリンジを用いるなどして、0.1ml〜0.3mlが注入される。
【0036】
上記のように準備された電気化学特性測定用セルAと放充電試験装置(図示略)との接続においては、試験用部材300側がボルト230から、対極320側が集電ボルト220から通電させる。
【0037】
上記構成の電気化学特性測定用セルAにおいては、試験用部材300は、環状突起135によって位置決めされながら適正に試験用部材収容部130に収容され、また、余分な電解液は環状突起135を越流して電解液越流溜り部140に貯留されるので、試験用部材300は、一定の量の電解液に浸漬されることになり、より正確な測定が可能となる。
【0038】
また、セル本体100は、試験用部材収容部130を有するホルダ100Bが支持体100Aに対して着脱可能となっているので、試験用部材収容部130が汚損、変質した場合、ホルダ100Bを取り外してこれを再研磨することができるほか、修復不可能な変質が生じた場合にはホルダ100Bのみを新品に交換すればよい。また、電圧などの測定条件を変更するに際し、ホルダ100Bの材質を変更してたとえばAl製のものを用いる必要が生じた場合などにも、容易に対応することができる。この場合、Alは、SUS等に比べて機械的強度が劣るが、支持体100A、および蓋体200としてSUSのように機械的強度の強い材質のものを用いていれば、セル本体100と蓋体200とをねじ手段を用いて上記のように組み合わせて試験用部材300に圧力を加えるのに何ら不都合はない。
【0039】
さらに、ホルダ100Bの外周面には、溝120が形成されているので、この溝120にピンセットの先端を挿入するなどすることにより、このホルダ100Bを挟んで容易に凹陥部110から取り外すことができる。
【0040】
本発明の範囲は、上記した実施形態に限定されるものではなく、各請求項に記載した範囲でのあらゆる変更は、すべて本発明の範囲に包摂される。セル本体100、蓋体200の各部の寸法や具体的形状は、適宜変更可能である。また、支持体100Aと組み合わせて用いるホルダ100B、対極集電板330、環状スペーサ150、加圧バネ340、蓋体200は、測定対象(正極材料、負極材料、セパレータ、電解液)の変更に対応して適切な測定を行うために、それぞれ材質が異なる複数種類のものを準備しておいて提供すると好適である。
【0041】
また、実施形態では、ホルダ100Bを凹陥部110から取り出すことを容易にするため、ホルダ100Bの外周面に溝120を設けたが、図3および図4に示すように、凹陥部110の内壁に支持体100Aの上面に開放する1箇所または周方向に離れた2箇所以上の溝111を設けてもよい。この場合においても、溝111にピンセットなどの用具の先端を差し込むなどして、ホルダ100Bを容易に取り外すことができる。また、図5および図6に示すように、凹陥部110の内壁に雌ねじ111aを形成するとともに、ホルダ100Bの外周面に雌ねじ111aと螺合可能な雄ねじ121を形成し、ホルダ100Bをねじ込むことによって凹陥部110に装着するようにしてもよい。この場合、図6にも表れているように、ホルダ100Bの上面適部に工具係合用の係合穴122を形成しておくのが好ましい。
【符号の説明】
【0042】
A 電気化学特性測定用セル
100 セル本体
100A 支持体
100B ホルダ
110 凹陥部
111 溝(凹陥部の)
111a 雌ねじ(凹陥部の)
112 環状凹溝
113 Oリング
120 溝
121 雄ねじ(ホルダの)
130 試験用部材収容部
131 凹部(ホルダの)
132 平面部
135 (環状)突起
200 蓋体
300 試験用部材
310 セパレータ
320 対極
330 対極集電板
340 加圧バネ

【特許請求の範囲】
【請求項1】
上面に試験用部材収容部を有するセル本体と、このセル本体の上面に重ねられて上記試験用部材収容部を密閉可能な蓋体とを有し、
上記セル本体は、上面に凹陥部が形成された支持体と、上面に上記試験用部材収容部を有し、上記凹陥部に着脱可能に装着されるホルダとに分離されて構成されていることを特徴とする、電気化学特性測定用セル。
【請求項2】
上記試験用部材収容部は、上記ホルダの上面に形成した凹部の底面に、突起により囲まれた平面部を形成して構成されている、請求項1に記載の電気化学特性測定用セル。
【請求項3】
上記ホルダの上記凹部には、上記突起の外側において当該突起の上端より低い電解液越流溜り部が形成されている、請求項2に記載の電気化学特性測定用セル。
【請求項4】
上記支持体の上面には、上記凹陥部を取り囲んで環状凹溝が形成されており、この環状凹溝には、Oリングが嵌め込まれている、請求項1ないし3のいずれかに記載の電気化学特性測定用セル。
【請求項5】
上記支持体の上記凹陥部の内壁には、当該支持体の上面に開放する溝が少なくとも1箇所設けられている、請求項1ないし4のいずれかに記載の電気化学特性測定用セル。
【請求項6】
上記ホルダの外周面には、当該ホルダの上面に開放する溝が少なくとも1箇所設けられている、請求項1ないし5のいずれかに記載の電気化学特性測定用セル。
【請求項7】
上記支持体の上記凹陥部の内壁には、雌ねじが形成されており、上記ホルダの外周面には、上記雌ねじと螺合可能な雄ねじが形成されており、かつ、上記ホルダの上面には、工具係合部が形成されている、請求項1ないし4のいずれかに記載の電気化学特性測定用セル。
【請求項8】
上記ホルダは、上記支持体と異なる材質により形成されている、請求項1ないし7のいずれかに記載の電気化学特性測定用セル。
【請求項9】
上記ホルダは、材質が異なる複数種類のものが準備されている、請求項1ないし8のいずれかに記載の電気化学特性測定用セル。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【公開番号】特開2012−248506(P2012−248506A)
【公開日】平成24年12月13日(2012.12.13)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−121517(P2011−121517)
【出願日】平成23年5月31日(2011.5.31)
【出願人】(504249798)有限会社日本トムセル (2)
【Fターム(参考)】