説明

電気車両充電ステーションの充電機能に接続するためのシステムおよび方法

【課題】消費者毎に関連付けられた電気車両充電ステーションの充電機能に接続するためのシステムおよび方法の提供。
【解決手段】電気車両充電ステーション202に関連付けられた読取可能コード204を受信し、さらに、モバイル装置206に関連付けられた固有識別子205を受信し、読取可能コード204および固有識別子205の少なくとも一部に基づいて、電気車両充電ステーション202に関連付けられた充電機能211に接続させるように、モバイル装置206に関連付けられた消費者207を認可するように動作可能な、コンピュータで実行可能な命令を保存するように動作可能なメモリを有している。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明の実施形態は、大まかには、電気車両充電ステーションに関し、より詳細には、電気車両充電ステーションの充電機能に接続するためのシステムおよび方法に関する。
【背景技術】
【0002】
一般的に、電気車両充電ステーションを用いて、電気車両またはハイブリッド電気車両に対して充電ポイントが提供されている。電気車両およびハイブリッド電気車両の使用が増加するにつれて、電気車両充電ステーションの充電機能への接続を管理することが必要になる可能性がある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】米国特許出願公開第2011/0208658号明細書
【発明の概要】
【0004】
上記の必要性および/または問題の一部またはすべてには、本発明のいくつかの実施形態によって対処することができる。開示された実施形態には、電気車両充電ステーションの充電機能に接続するためのシステムおよび方法が含まれ得る。本発明のある実施形態によれば、電気車両充電ステーションの充電機能に接続するための方法が開示されている。この方法は、モバイル装置の固有識別子を電気車両充電ステーション操作者に登録するステップと、読取可能コードを有する特定の電気車両充電ステーションに関連付けられた読取可能コードを電気車両充電ステーション操作者にモバイル装置によって送信するステップと、モバイル装置の固有識別子に関連付けられた消費者の、電気車両充電ステーションに関連付けられた充電機能への接続が可能であるという指示を受信するステップとを含み得る。
【0005】
本発明の別の実施形態によれば、電気車両充電ステーションの充電機能に接続するための別の方法が開示されている。この方法は、消費者を固有識別子を有するモバイル装置に関連付けるステップと、電気車両充電ステーションを特定の読取可能コードに関連付けるステップと、読取可能コードを有する特定の電気車両充電ステーションに関連付けられた読取可能コードを含み、モバイル装置に関連付けられた固有識別子をさらに含む通信をモバイル装置から受信するステップと、モバイル装置の固有識別子に関連付けられた消費者の、電気車両充電ステーションに関連付けられた充電機能への接続が可能であることを検証するステップとを含み得る。
【0006】
さらに、本発明の別の実施形態によれば、電気車両充電ステーションの充電機能に接続するためのシステムが開示されている。このシステムはコンピュータプロセッサを含み得る。このシステムはまた、電気車両充電ステーションに関連付けられた読取可能コードを受信し、さらに、モバイル装置に関連付けられた固有識別子を受信し、読取可能コードおよび固有識別子の少なくとも一部に基づいて、電気車両充電ステーションに関連付けられた充電機能に接続させるようにモバイル装置に関連付けられた消費者を認可するように動作可能な、コンピュータで実行可能な命令を保存するように動作可能なメモリを有している。
【0007】
本発明の他の実施形態、態様、および特徴は、以下の詳細な記載、添付の図面、および別記の特許請求の範囲から当業者には明らかとなるであろう。
【0008】
ここで添付の図面を参照する。なお、図面は必ずしも同じ縮尺で描かれてはいない。
【図面の簡単な説明】
【0009】
【図1】本発明の実施形態に従う、電気車両充電ステーションの充電機能に接続するための例示のシステムを示すコンピュータ環境のブロック図である。
【図2】本発明の実施形態に従う、電気車両充電ステーションの充電機能に接続するためのデータの流れの例の詳細を概略的に示した図である。
【図3】本発明の実施形態に従う、電気車両充電ステーションの充電機能に接続するための方法の例の詳細を示した流れ図である。
【図4】本発明の実施形態に従う、電気車両充電ステーションの充電機能に接続するための別の方法の例の詳細を示した流れ図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
ここで、本発明の例示の実施形態を、本発明の実施形態のすべてではないが一部が示された添付の図面を参照しつつ、以下においてより詳しく説明する。本発明は多くの異なる態様で実施することができ、本明細書で記載される実施形態に限定されるとして解釈すべきではない。むしろ、それらの実施形態は、本開示によって法的な要件が満たされるように提供されている。全体を通じて、数字などは要素などを参照している。
【0011】
本発明の例示の実施形態は、とりわけ、電気車両充電ステーションの充電機能に接続するためのシステムおよび方法を対象にしている。本発明のある実施形態は、モバイル装置の固有識別子に関連付けられた消費者の、電気車両充電ステーションに関連付けられた充電機能への接続が可能であることを検証することを対象としてもよい。例えば、モバイル装置の固有識別子を電気車両充電ステーション操作者に登録してもよい。次いで、電気車両充電ステーション操作者は、モバイル装置の固有識別子を、電気車両充電ステーションの充電機能に接続するように認可された消費者に関連付けてもよい。モバイル装置は、モバイル装置の固有識別子および電気車両充電ステーションの読取可能コードを、電気車両充電ステーション操作者に送信してもよい。次いで、電気車両充電ステーション操作者は、モバイル装置の固有識別子に関連付けられた消費者の、電気車両充電ステーションに関連付けられた充電機能への接続が可能であることを検証してもよい。検証と同時に、消費者には、電気車両充電ステーションの充電機能への接続が承諾されてもよい。
【0012】
ある実施形態では、消費者は、モバイル装置の固有識別子を電気車両充電ステーション操作者に登録し、読取可能コードを有する特定の電気車両充電ステーションに関連付けられた読取可能コードを電気車両充電ステーション操作者にモバイル装置によって送信し、モバイル装置の固有識別子に関連付けられた消費者の、電気車両充電ステーションに関連付けられた充電機能への接続が可能であるという指示を受信してもよい。
【0013】
さらに、ある実施形態では、電気車両充電ステーション操作者は、消費者を固有識別子を有するモバイル装置に関連付け、電気車両充電ステーションを特定の読取可能コードに関連付け、読取可能コードを有する特定の電気車両充電ステーションに関連付けられた読取可能コードを含み、モバイル装置に関連付けられた固有識別子をさらに含む通信をモバイル装置から受信し、モバイル装置の固有識別子に関連付けられた消費者の、電気車両充電ステーションに関連付けられた充電機能への接続が可能であることを検証してもよい。
【0014】
ある態様では、モバイル装置の固有識別子はMACアドレスであってよい。別の態様では、読取可能コードは、クイックレスポンス(QR)コード、バーコード、または暗号化識別コードであってもよい。さらに別の態様では、モバイル装置は、スマートフォン、携帯電話、タブレット端末、または携帯通信装置であってもよい。別の態様では、通信の一部またはすべては、安全なプラットフォームで実施されてもよい。
【0015】
本発明のある実施形態は、電気車両充電ステーションの充電機能への接続を容易にする技術的解決法を提供することができる。ある実施形態では、消費者に関連付けられたモバイル装置に対する固有識別子と、電気車両充電ステーションに対する読取可能コードとを、電気車両充電ステーションによって管理される充電機能への消費者の接続を認可する目的のために、共に関連付けることが可能となっている。この方法では、本発明のある実施形態は、電気車両充電ステーションの充電機能への接続を促進することができると共に、容易にすることができる。
【0016】
図1は、本発明の実施形態による、コンピュータ装置100などのシステムの例示の概要を示す。コンピュータ装置100は、開示された特徴を実施することができ、限定されることはないが、図1を参照しつつ説明される方法などの方法を伴うことができる任意の適切なコンピュータ装置として構成されればよい。限定されることのない例として、適切なコンピュータ装置には、パーソナルコンピュータ(PC)、サーバ、サーバーファーム、データセンタ、または開示された特徴のすべてまたは一部を保存および実施することができる任意の他の装置が含まれ得る。
【0017】
ある例示の構成では、コンピュータ装置100は、少なくともメモリ102、および、1つまたは複数の処理装置(またはプロセッサ)104を備えている。プロセッサ104は、必要に応じて、ハードウェア、ソフトウェア、ファームウェア、またはそれらの組合せにおいて動作可能となっている。プロセッサ104のソフトウェアまたはファームウェアの実施には、記載の様々な機能を実施するように任意の適切なプログラム言語で記載された、コンピュータで実行可能または機械で実行可能な命令が含まれ得る。さらに、プロセッサ104は、ネットワーク、サーバ、コンピュータ、またはモバイル装置に関連付けられてもよい。
【0018】
メモリ102は、プロセッサ104で読込可能かつ実行可能なプログラム命令、ならびに、これらのプログラムを実行する間に生成されるデータを保存することができる。コンピュータ装置100の構成および種類に依存して、メモリ102は、揮発性(ランダムアクセスメモリ(RAM))および/または不揮発性(リードオンリメモリ(ROM)、フラッシュメモリなど)であればよい。コンピュータ装置またはサーバは、磁気記憶装置、光ディスク、および/またはテープ記憶装置を含むがそれらに限定されることのない、追加の取り外し可能な記憶装置106および/または取り外し不可能な記憶装置108を備えていてもよい。ディスクドライブおよびそれと共に用いるコンピュータ読取可能な媒体は、コンピュータ読取可能な命令、データ構造、プログラムモジュール、およびコンピュータ装置用の他のデータのための不揮発性の記憶装置を提供することができる。ある実施においては、メモリ102は、スタティックランダムアクセスメモリ(SRAM)、ダイナミックランダムアクセスメモリ(DRAM)、またはROMなどの複数の異なる種類のメモリを有していてもよい。
【0019】
メモリ102、取り外し可能な記憶装置106、および、取り外し不可能な記憶装置108はすべて、コンピュータ読込可能な記憶媒体の例である。例えば、コンピュータ読取可能な記憶媒体には、コンピュータ読取可能な命令、データ構造、プログラムモジュール、または他のデータなどの情報を保存するための任意の方法または技術により実施される、揮発性および不揮発性で、取り外し可能および取り外し不可能な媒体が含まれていてもよい。メモリ102、取り外し可能な記憶装置106、および、取り外し不可能な記憶装置108はすべて、コンピュータ記憶媒体の例である。存在し得るコンピュータ記憶媒体の追加的な種類には、限定されることはないが、プログラム可能なランダムアクセスメモリ(PRAM)、SRAM、DRAM、ROM、電気的に消去可能でプログラム可能なリードオンリメモリ(EEPROM)、フラッシュメモリ、または他のメモリ技術、コンパクトディスクリードオンリメモリ(CD−ROM)、デジタル多目的ディスク(DVD)、または他の光記憶装置、磁気カセット、磁気テープ、磁気ディスク記憶装置、または他の磁気記憶装置、あるいは、所望の情報を保存するのに使用することができ、サーバまたは他のコンピュータ装置によってアクセスすることができる任意の他の媒体が含まれる。上記の媒体の任意の組合せもまた、コンピュータ読取可能な媒体の範囲に含まれべきものである。
【0020】
代わりに、コンピュータ読取可能な通信媒体には、コンピュータ読取可能な命令、プログラムモジュール、あるいは、搬送波などのデータ信号または他の送信内で送信される別のデータが含まれ得る。
【0021】
コンピュータ装置100はまた、コンピュータ装置100を、保管されたデータ、別のコンピュータ装置またはサーバ、ユーザ端末、および/または、ネットワーク128上の他の装置と通信可能にする通信接続110を備えていてもよい。コンピュータ装置100はまた、キーボード、マウス、ペン、音声入力装置、タッチ入力装置などの入力装置112、および、ディスプレイ、スピーカ、プリンタなどの出力装置114を備えていてもよい。
【0022】
メモリ102の内容についてより詳細に見ていくと、メモリ102には、操作システム116、および、登録モジュール118を含む、本明細書で開示された特徴を実施するための1つまたは複数のアプリケーションプログラムまたはサービスが含まれていてもよい。登録モジュール118は、限定されることはないが、メディアアクセス制御(MAC)アドレスなどの、モバイル装置に関連付けられた固有識別子に関するデータを受信するように構成されていてもよい。また、登録モジュール118は、モバイル装置に関連付けられた固有識別子をメモリ102に保存してもよい。ある態様においては、登録モジュール118は、モバイル装置に関連付けられた固有識別子を、ウェブサイト、キオスク、あるいは、コンピュータ装置100に接続可能な他のポータルまたはネットワーク128を通じて受信してもよい。
【0023】
メモリ102にはまた、読取可能コード関連付けモジュール120が含まれていてもよい。読取可能コード関連付けモジュール120は、読取可能コードを電気車両充電ステーションに関連付けるように構成されていてもよい。読取可能コード関連付けモジュール120はまた、電気車両充電ステーションに関連付けられた読取可能コードを、メモリ102に保存してもよい。
【0024】
メモリ102にはさらに、固有識別子関連付けモジュール122が含まれていてもよい。固有識別子関連付けモジュール122は、登録モジュール118で登録されたモバイル装置の固有識別子を、電気車両充電ステーションに関連付けられた充電機能に接続する消費者に関連付けるように構成されていてもよい。固有識別子関連付けモジュール122はまた、消費者に関連付けられたモバイル装置の固有識別子を、メモリ102に保存してもよい。
【0025】
また、メモリ102には、検証モジュール124が含まれていてもよい。検証モジュール124は、登録モジュール118で登録されたモバイル装置の固有識別子が、固有識別子関連付けモジュール122で関連付けられた電気車両充電ステーションに関連付けられる充電機能に接続する消費者に関連付けられていることを検証するように構成されていてもよい。
【0026】
メモリ102にはまた、接続認可モジュール126が含まれていてもよい。接続認可モジュール126は、固有識別子検証モジュール124での検証と同時に、電気車両充電ステーションに関連付けられた充電機能への接続を提供するように構成されていてもよい。
【0027】
本明細書に記載される様々な命令、方法、および技術は、プログラムモジュールなどの、1つまたは複数のコンピュータあるいは他の装置によって実行されるコンピュータ実行可能な命令の一般的な内容において検討されてもよい。一般的に、プログラムモジュールは、特定のタスクを実施、または、特定の抽象データ型を実行するためのルーチン、プログラム、オブジェクト、コンポーネント、データ構造などを含んでいる。これらのプログラムモジュールなどは、仮想マシンまたは他のジャストインタイムコンパイル実行環境においてなど、ネイティブコードとして実行されてもよく、あるいは、ダウンロードされて実行されてもよい。通常、プログラムモジュールの機能性は、様々な実施形態において要望に応じて組み合わせられたり分割させられたりしてもよい。これらモジュールおよび技術の実装は、コンピュータ読取可能な記憶媒体の何らかの態様で保存されればよい。
【0028】
図1に示すコンピュータ装置の例は、単に実施例として提供される。他の多くの操作環境、システム構築、および装置構成が可能である。したがって、ここで開示された実施形態は、何らかの特定の操作環境、システム構築、または、装置構成に限定されるとして解釈されるべきではない。
【0029】
図2は、電気車両充電ステーションの充電機能への接続を容易にするための例とされるデータの流れ200の詳細を概略的に示した図である。例とされるデータの流れ200は、電気車両充電ステーション202、電気車両充電ステーション202に関連付けられた読取可能コード204、および、電気車両充電ステーション202の充電機能211への接続を提供するためのモバイル装置206を利用する。ある態様においては、データの流れ200によって、モバイル装置206の固有識別子205に関連付けられた消費者207の、電気車両充電ステーション202に関連付けられた充電機能211への接続216が可能であることの検証を容易にすることができる。
【0030】
データの流れ200は、例えば、消費者207などによって、モバイル装置206などを用いて開始され、電気車両充電ステーション202の読取可能コード204を読み取る。モバイル装置206は、読取可能コード204を受信することができ、あるいは、読取可能コード204を、ネットワーク216を介して電気車両充電ステーション操作者212のところにあるサーバなどのサーバまたはプロセッサに基づく他の装置に送信することができる。電気車両充電ステーション操作者212のところにあるサーバは、モバイル装置206の固有識別子205が、電気車両充電ステーション202に関連付けられた充電機能211に接続する消費者207に関連付けられていることを検証することができる。図2に示された具体的な実施では、読取可能コード204はクイックレスポンス(QR)コードとすることができ、モバイル装置206の固有識別子205はメディアアクセス制御(MAC)アドレスとすることができ、モバイル装置206はスマートフォンとすることができる。しかしながら、バーコードまたは暗号化識別コードを含むがそれらに限定されることのない任意の読取可能コードを使用可能であろうことは察することができる。また、電話番号またはIPアドレスを含むがそれらに限定されることのない任意の固有識別子を使用可能であろうことも察することができる。さらに、携帯電話、タブレット端末、または携帯通信装置を含むがそれらに限定されることのない任意のモバイル装置を使用可能であろうことは察することができる。
【0031】
ある態様において図2をさらに参照すると、読取可能コード204は、電気車両充電ステーション202に直接またはその周囲に配設されていればよい。モバイル装置206は、カメラ、あるいは、コードを読取、感知、検出、または受信することができる他の装置を用いて読取可能コード204を読み取ることができる。モバイル装置206の固有識別子205および電気車両充電ステーション202の読取可能コード204の、電気車両充電ステーション操作者212への送信210が行われる。次に、電気車両充電ステーション操作者212は、モバイル装置206の固有識別子が、電気車両充電ステーション202に関連付けられた充電機能211に接続する消費者に関連付けられていることの検証214を行う。検証と同時に、電気車両充電ステーション202の充電機能への接続の承諾216が行われる。接続を受信するのと同時に、電気車両208は、電気車両充電ステーション202の充電機能211を用いて充電されてもよい。一方、モバイル装置206の固有識別子205が、電気車両充電ステーション202の充電機能211に接続する消費者207と関連付けられなかった場合には、需給アカウントへの接続の否認218が行われる。
【0032】
図3は、電気車両充電ステーションの充電機能に前述のように接続するための他の態様を実施するための方法300の流れ図の例を示す。ある例においては、図1の例示のコンピュータ装置100、および/あるいは、例示のコンピュータ装置100の1つまたは複数のモジュールが、単独でまたは組み合わされて、方法300に記載の工程を実施することができる。
【0033】
この具体的な実施において、方法300は、図3のブロック302で開始することができ、そのブロック302において、方法300は、モバイル装置の固有識別子を電気車両充電ステーション操作者に登録することを含むことができる。さらに、ブロック304では、方法300は、読取可能コードを有する特定の電気車両充電ステーションに関連付けられた読取可能コードを電気車両充電ステーション操作者にモバイル装置によって送信することを含むことができる。ブロック306では、方法300は、モバイル装置の固有識別子に関連付けられた消費者の、電気車両充電ステーションに関連付けられた充電機能への接続が可能であるという指示を受信することを含むことができる。
【0034】
図4は、電気車両充電ステーションの充電機能に前述のように接続するための他の態様を実施するための方法400の流れ図の別の例を示す。ある例においては、図1の例示のコンピュータ装置100、および/あるいは、例示のコンピュータ装置100の1つまたは複数のモジュールが、単独でまたは組み合わされて、方法400に記載の工程を実施することができる。
【0035】
この具体的な実施において、方法400は、図4のブロック402で開始することができ、そのブロック402において、方法400は、消費者を固有識別子を有するモバイル装置に関連付けることを含むことができる。さらに、ブロック404では、方法400は、電気車両充電ステーションを特定の読取可能コードに関連付けることを含むことができる。ブロック406では、方法400は、読取可能コードを有する特定の電気車両充電ステーションに関連付けられた読取可能コードを含み、モバイル装置に関連付けられた固有識別子をさらに含む通信をモバイル装置から受信することを含むことができる。加えて、ブロック408では、方法400は、モバイル装置の固有識別子に関連付けられた消費者の、電気車両充電ステーションに関連付けられた充電機能への接続が可能であることを検証することを含むことができる。検証と同時に、ブロック410において、消費者には、電気車両充電ステーションの充電機能への接続が承諾されてもよい。電気車両充電ステーションの充電機能への消費者の接続が承諾されると、消費者は、電気車両を充電することができる。一方、モバイル装置の固有識別子が、電気車両充電ステーションの充電機能に接続する消費者と関連付けられなかった場合には、ブロック412において、電気車両充電ステーションの充電機能への接続が否認される。
【0036】
例示のシステムおよび方法は、需給計器の読取可能コードがモバイル装置の固有識別子に関連付けられていることを検証することで、消費者の需給アカウントへの接続を提供するように説明されている。これらのシステムおよび方法の一部またはすべては、必要により、前述の図1に示されるように構築することで、少なくとも部分的に実施されてもよい。
【0037】
実施形態は、構造的な特徴および/または方法論的な行為に特異な言葉で説明されているが、この開示はそれら記載された特異な特徴または行為に限定される必要がないことは理解されるだろう。むしろ、それら特異な特徴または行為は、実施形態を実施する例示的な態様として開示されているのである。
【符号の説明】
【0038】
100 装置
102 メモリ
104 プロセッサ
106 取り外し可能な記憶装置
108 取り外し不可能な記憶装置
110 通信接続
112 入力装置
114 出力装置
116 操作システム
118 登録モジュール
120 読取可能コード関連付けモジュール
122 固有識別子関連付けモジュール
124 検証モジュール
126 接続認可モジュール
128 ネットワーク
200 データの流れ
202 電気車両充電ステーション
204 読取可能コード
205 固有識別子
206 モバイル装置
207 消費者
208 電気車両
210 送信
211 充電機能
212 充電ステーション操作者
214 検証
216 承諾
218 否認

【特許請求の範囲】
【請求項1】
電気車両充電ステーション(202)の充電機能(211)に接続するための方法であって、
モバイル装置(206)の固有識別子(205)を電気車両充電ステーション操作者(212)に登録するステップと、
読取可能コード(204)を有する特定の電気車両充電ステーション(202)に関連付けられた前記読取可能コード(204)を前記電気車両充電ステーション操作者(212)に前記モバイル装置(206)によって送信するステップ(210)と、
前記モバイル装置(206)の前記固有識別子(205)に関連付けられた消費者(207)の、前記電気車両充電ステーション(202)に関連付けられた充電機能(211)への接続が可能である(216)という指示を受信するステップ(210)と
を含む方法。
【請求項2】
前記指示を受信するのと同時に、または、受信した後に、電気車両の充電を認可するステップ(216)をさらに含む請求項1記載の方法。
【請求項3】
前記モバイル装置(206)の前記固有識別子(205)はメディアアクセス制御アドレスである請求項1記載の方法。
【請求項4】
前記読取可能コード(204)は、クイックレスポンス(QR)コード、バーコード、または暗号化識別コードを含んでいる請求項1記載の方法。
【請求項5】
前記モバイル装置(206)は、スマートフォン、携帯電話、タブレット端末、または携帯通信装置である請求項1記載の方法。
【請求項6】
登録するステップ、送信するステップ、および受信するステップは、安全なプラットフォームを介した通信を用いて実施される請求項1記載の方法。
【請求項7】
電気車両充電ステーション(202)の充電機能(211)に接続するための方法であって、
消費者(207)を固有識別子(205)を有するモバイル装置(206)に関連付けるステップと、
前記電気車両充電ステーション(202)を特定の読取可能コード(204)に関連付けるステップと、
前記読取可能コード(204)を有する前記特定の電気車両充電ステーション(202)に関連付けられた前記読取可能コード(204)を含み、前記モバイル装置(206)に関連付けられた固有識別子(205)をさらに含む通信を前記モバイル装置(206)から受信するステップと、
前記モバイル装置(206)の前記固有識別子(205)に関連付けられた消費者(207)の、前記電気車両充電ステーション(202)に関連付けられた充電機能(211)への接続が可能である(216)ことを検証するステップ(214)と
を含む方法。
【請求項8】
前記モバイル装置(206)の前記固有識別子(205)に関連付けられた前記消費者(207)の、前記電気車両充電ステーション(202)に関連付けられた充電機能(211)への接続が可能であることを検証するステップ(214)と同時に、または、その後に、前記電気車両充電ステーション(202)による電気車両の充電を認可するステップ(216)をさらに含む請求項7記載の方法。
【請求項9】
前記電気車両充電ステーション(202)に関連付けられた充電機能(211)への接続を許可するステップ(216)と同時に、または、その後に、前記消費者(207)に請求するステップをさらに含む請求項8記載の方法。
【請求項10】
モバイル装置(206)の前記固有識別子(205)はメディアアクセス制御アドレスである請求項7記載の方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【公開番号】特開2013−70597(P2013−70597A)
【公開日】平成25年4月18日(2013.4.18)
【国際特許分類】
【外国語出願】
【出願番号】特願2012−180004(P2012−180004)
【出願日】平成24年8月15日(2012.8.15)
【出願人】(390041542)ゼネラル・エレクトリック・カンパニイ (6,332)
【Fターム(参考)】