説明

電気通信網においてピアリングデータベースを管理する方法

【課題】ピアリングデータベースを管理する方法を提供する。
【解決手段】ピアリングデータベース内に維持される電話番号に向かうコールオファーが、電気通信ピアリングネットワークにより受信されるとき、電気通信ピアリングネットワークは、ピアリングパートナー電気通信(ブロードバンド、インタネットプロトコルを関する音声など)設備に呼を直接的にルーティングすることを試みる。対応する宛先不着故障コードで失敗する場合、電気通信ピアリングネットワークは、異なるプロバイダに電話番号がポートされているか否かを判定するよう試みることができる。電話番号がポートされていると電気通信ピアリングネットワークが判定する場合、電気通信ピアリングネットワークは、ピアリングデータベースから電話番号を除去する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本出願の目的は、概して電気通信に関する。
【背景技術】
【0002】
競争的市内通信事業者(CLEC)、又は既存の市内通信事業者(ILEC)のような電気通信回線事業者は、音声通信、及びデータ通信のような通信アクセスを顧客に提供する。電気通信回線事業者それぞれは、私有のネットワーク設備とともに、他の電気通信回線事業者からリースされるネットワーク設備を維持できる。
【0003】
電気通信回線事業者ネットワークは、交換器、ルータ、ハブ、中継器、ブリッジ、及びサーバなどを含むがこれに限定されない様々な形式の電気通信網、及び電気通信設備を含むことができる。ネットワークは、パケット交換データネットワーク(インタネット、イントラネット、エクストラネット、及びサブネットなど)、公衆交換電話網(PSTN)、ローカルエリアネットワーク(LAN)、ワイドエリアネットワーク(WAN)、ピアツーピアネットワーク、衛星ネットワーク、ラジオ放送ネットワーク、テレビ放送ネットワーク、光ネットワーク、都市域網(metro area network、MAN)、コンピュータネットワーク、グリッドネットワーク(grid network)、交換(構内交換機(PBX)など)、ブロードバンドサービス総合デジタル網(B−ISDN)、アクセスネットワーク、デジタル加入者線(DSL)、及びケーブルなどを含むことができる。
【0004】
いくつかの実施において、ブロードバンド電気通信サービスソリュージョンプロバイダのような電気通信サービスプロバイダは、電気通信回線事業者から電話番号を取得し、顧客にその番号を割り当てて、様々なサービスオプション、ビジネスソリュージョン、及び/又は通信アプリケーションとともに顧客に提供する。例えば、電気通信サービスプロバイダは、多様な通信技術と、非常に種類豊富な音声サービス、及びデータサービスとを、統合型パッケージで組み合わせた法人向けソリュージョンとともに顧客に提示できる。
【0005】
顧客は、電気通信回線事業者、又は電気通信サービスプロバイダからサービスを取得して、顧客が所有し、又は動作させる1つ、又は2つ以上の通信装置の電気通信網のアクセスを得る。通信装置は、電話、スマートフォン、携帯電話、携帯情報終端(PDA)、コンピュータ、FAX機器、インタネット可能な機器、メディアプレーヤ、セットトップボックス、電子メール装置などを含むがこれに限定されない音声及び/又はデータを送信、又は受信することが可能ないずれの機器を含むことができる。サービスは、固定電話、携帯電話、GPS電話、又は他の音声通信装置を介する音声通信の電話番号を割り当てることを含むことができる。
【0006】
顧客は、第1のサービスプロバイダからサービスを取得することが可能であるが、第1のサービスプロバイダから第2のサービスプロバイダへ交換することを後のポイントで決定してもよい。例えば、顧客は、費用節減、又はより高い信頼性が第2のサービスプロバイダにより使用可能であると判断してもよい。割り当てられる電話番号を喪失するよりむしろ、割り当てられる電話番号を第1のサービスプロバイダから第2のサービスプロバイダにポートすることを依頼することができることが多い。
【発明の概要】
【課題を解決するための手段】
【0007】
ピアリングデータベース内に維持される電話番号に向かうコールオファーが、電気通信ピアリングネットワークにより受信されるとき、電気通信ピアリングネットワークは、ピアリングパートナー電気通信(ブロードバンド、インタネットプロトコルを関する音声など)設備に呼を直接的にルーティングすることを試みる。対応する宛先不着故障コードで失敗する場合、電気通信ピアリングネットワークは、異なるプロバイダに電話番号がポートされているか否かを判定するよう試みることができる。電話番号がポートされていると電気通信ピアリングネットワークが判定する場合、電気通信ピアリングネットワークは、ピアリングデータベースから電話番号を除去する。
【0008】
いくつかの実施において、方法は、電気通信ピアリングネットワークにおいて電話番号に向けられる呼の第1のコールオファーを受信することと、電話番号が電気通信ピアリングネットワークのピアリングパートナーに割り当てられているかを判定するために、ピアリングデータベースをクエリーすることと、電話番号が第1のピアリングパートナーに割り当てられていることを判定することと、第1のピアリングパートナーへの呼の第2のコールオファーを提供することと、第2のコールオファーに関して第1のピアリングパートナーから宛先不着メッセージを受信することと、公衆電気通信網に呼を交換することと、呼がルーティングできたかを示す原因コードを公衆電気通信網から受信することと、を含む。
【0009】
システム、方法、装置、及びコンピュータが読み取り可能な媒体を対象とする実施を含む他の実施が開示される。
【図面の簡単な説明】
【0010】
【図1】音声トラヒック接続を容易化するとともに呼ルーティング動作に基づいて正確なピアリング情報を維持する一例の電気通信網のブロックを概略的に示す図である。
【図2】第1のプロバイダにより顧客に割り当てられる電話番号を第2のプロバイダにポートする一例の処理のスイムラインを概略的に示す図である。
【図3】音声トラヒック接続を容易化するとともに呼ルーティング動作に基づいて正確なピアリング情報を維持する一例の処理のスイムラインを概略的に示す図である。
【図4】説明される様々な動作を実行する一例のシステムアーキテクチャのブロックを概略的に示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0011】
ピアリングデータベースを有する一例の電気通信網
図1は、音声、又はデータトラヒック接続を容易化するとともに呼ルーティング動作に基づいて正確なピアリング情報を維持する一例の電気通信網100のブロックを概略的に示す図である。いくつかの実施において、電気通信網100は、ピアリングインフラストラクチャ102と、公衆電気通信網104と、ピアリングデータベース106と、番号ポータビリティ制度(a local number portability、LNP)データベース108と、ピアリングパートナーネットワーク端スイッチ110とを備える。
【0012】
ピアリングインフラストラクチャ102は、ピアリングインフラストラクチャネットワークからピアリングパートナーネットワークアクセス設備への電気通信呼の直接的なブロードバンドルーティングを、ピアリングパートナーに提供できる。いくつかの実施において、ピアリングパートナーは、企業、教育キャンパス(educational campus)、電気通信回線事業者、電気通信サービスプロバイダ、インタネットサービスプロバイダ(ISP)、アプリケーションサービスプロバイダ(ASP)、又は政府機関のような多くの電話番号を有する組織を含むことができる。一例では、ピアリングパートナーは、ピアリングパートナーネットワーク端ルーティング装置のインタネットプロトコル(IP)アドレス、又はピアリングパートナーが割り当てられる電気通信装置へのアクセスを提供する他のネットワークアドレスのようなルーティング情報とともに、ピアリングインフラストラクチャ102に電話番号を登録できる。またいくつの実施において、それぞれは、ソフトフォン(softphone)のようなブロードバンドネットワークベースの電気通信装置をピアリングインフラストラクチャ102に登録してもよい。登録された電話番号は、ピアリングデータベース106に記憶できる。いくつかの実施において、ピアリングデータベース106は、ピアリングインフラストラクチャ102内に備えられる。
【0013】
いくつかの実施において、ピアリングインフラストラクチャ102は、ルーティングロジック112と、ネットワークスイッチ114とを備えることができる。他の実施において、ルーティングロジック112は、ネットワークスイッチ114の内部に備えられてもよい。1つの例では、ピアリングインフラストラクチャ102は、ダイヤルエンドポイント(dialing endpoints)、ブリッジコールレグ(bridging call legs)、及び容易化する自動音声応答装置(facilitating Integrated Voice Response、IVR)のようなパケット交換網にわたる様々な通信タスクを実行するように機能するソフトスイッチ、又は仮想PBXを含むことができる。他の実施が可能である。簡素化されたターム(simplified term)において、ルーティングロジック112は、コールオファー内で要求される宛先に到達する経路を計算し、ネットワークスイッチ114は、コールオファーを宛先の方へ移動するために必要なスイッチング手順を実行する。例えば、ネットワークスイッチ114は、第1の電気通信プロトコルと、第2の電気通信プロトコルとの間を換算するためのロジックを備えることができる。
【0014】
ピアパートナーにより登録される電話番号に向かうコールオファーをピアリングインフラストラクチャ102が受信するとき、ピアリングインフラストラクチャ102は、ピアリングデータベース104の宛先電話番号を検索し、関連するネットワークアドレスへのコールオファーをルーティングする。一例では、公衆電気通信網(公衆電話交換回線網(PSTN)など)は、ピアリングインフラストラクチャ102にコールオファーを発する。ピアリングインフラストラクチャ102内のネットワークスイッチ114は、コールオファーを受信する。ネットワークスイッチ114は、ルーティングロジック112に宛先電話番号を通信する。ルーティングロジック112は、データベースクエリーを実行して、ピアリングデータベース106内の電話番号に関する情報を検索する。ピアリングデータベース106内で電話番号が発見される場合、ルーティングロジック112は、ピアリングパートナーの電気通信設備(ピアリングパートナーネットワーク端スイッチ110など)の宛先アドレスをネットワークスイッチ114に提供する。ネットワークスイッチ114は、ピアリングパートナーネットワーク端スイッチ110にコールオファーをルーティングする。
【0015】
いくつかの実施において、ピアパートナーにより登録される電話番号は、電気通信回線事業者、電気通信サービスプロバイダ、ISP、又はASPの顧客、企業の従業員、若しくは教育界の一員などのような個人に割り当てることができる。ピアリングパートナーにより電話番号が割り当てられる個人は、異なるプロバイダに切り替えることを後に決定してもよい。例えば、個人が第1のサービスプロバイダが提示するサービスの質に不満がある場合、顧客は、第2のサービスプロバイダに切り替えるように選択できる。多くの場合、第1のサービスプロバイダから第2のサービスプロバイダへの切り替えは、2つのサービスプロバイダの間の電話番号のポーティングを伴う。
【0016】
いくつかの実施において、第1のサービスプロバイダがピアリングインフラストラクチャ102にピアリングパートナーとして登録される場合、ピアリングデータベース106内の情報は、電話番号のポーティングにより早急に更新することはできない。例えば、ピアリングインフラストラクチャ102は、ピアリングパートナーに依存して、ピアリングデータベース106内に登録される個人の電話番号の状態に関する更新情報を提供してもよい。ポートされた番号を間違った宛先(第1のサービスプロバイダなど)にルーティングすることを繰り返して試みる状況を回避するために、ピアリングインフラストラクチャ102は、ポートされた電話番号を検出してピアリングデータベース106から除去する方法を具備できる。
【0017】
図1に示すように、ポートされた電話番号を検出する一例の処理は、電話番号555−555−0111のコールオファー(116)がピアリングインフラストラクチャ102のネットワークスイッチ114に受信されるときに開始する。ピアリングインフラストラクチャ102は、ピアリングデータベース106内の電話番号555−555−0111を検索し(118)、電話番号555−555−0111が第1のピアリングパートナー、ピア1に属することを判定する。ピア1のルーティング情報は、クエリー応答内でピアリングインフラストラクチャ102に受信される(120)。ピアリングインフラストラクチャ102は、ネットワークスイッチ114にルーティング情報を提供し、ネットワークスイッチ114は、ピアリングパートナーネットワーク端スイッチ110にコールオファーをルーティングする(122)。ピアリングパートナーネットワーク端スイッチ110は、無効な宛先、又は不明の宛先に相関するコートを応答する(124)。
【0018】
ピアリングインフラストラクチャ102は、コールオファーをルーティングするときにコールオファーの状態を監視することにより、ピアリングパートナーネットワーク端スイッチ110からの応答についてのピア電話番号555−555−0111が有する潜在的な問題を理解する。いくつかの実施において、ピアリングインフラストラクチャ102は、電話番号555−555−0111に関する番号ポータビリティ制度データベースをクエリーして、電話番号がポートされているか否かをチェックできる。例えば、ルーティングロジック112は、LNPデータベース108のLNP簡易検索(LNP dip)を実行できる。例えば、LNPデータベース108が、電話番号がルーティングされていることを検証するLNP簡易検索に応答する場合、ピアリングインフラストラクチャ102は、それに応じてピアリングデータベース106及び/又は他のビアリング情報を更新できる(ピアリングデータベース106内のレコードをフラッグする、ピアリングデータベース106からレコードを削除する、ポートされた電話番号に関するピアパートナー、ピア1に通信を発するなど)。
【0019】
説明される例に戻ると、LNPデータベース108は、電話番号555−555−0111に関するローカルルーティング番号が特定のCLECに属することを応答する。ルーティングロジック112により受信される応答は、電話番号がポートされていることを意味しない。しかしながら、いくつかの状況において、LNPデータベース108は、電話番号555−555−0111に関する正確な情報を有していない可能性がある。例えば、電話番号555−555−0111が近日にポートされていた場合、LNPデータベース108の更新にしばらく時間がかかる可能性がある。
【0020】
次に、ネットワークスイッチ114は、電話番号555−555−0111のコールオファーを公衆電気通信網104に発する(130)。多くの状況において、PSTNのような公衆電気通信網104は、最近ポートされた電話番号にコールオファーをルーティングできる。そのようなものとして、公衆電気通信網104が成功裡の呼終端(接続、話中など)に関する原因コートを有するコールオファーに応答する場合、ピアリングインフラストラクチャ102は、電話番号555−555−0111がポートされていることを予測して、それに応じて反応することが可能である。図1で説明される一例では、公衆電気通信網104は、無効な宛先に対応する原因コードにより応答する(132)。応答は、手形の支払いの遅れに起因する不接続のような一時的な上端に関する可能性がある。いくつかの実施において、ピアリングインフラストラクチャ102が電話番号555−555−0111の状態を正確に判定できない可能性があるので、ピアリングインフラストラクチャ102は、ピアリングデータベース106内に電話番号を維持する。他の実施において、ピアリングインフラストラクチャ102は、ピアリングデータベース106内の電話番号555−555−0111に対応するデータベースレコードに表示を付加して、番号のルーティングに関する問題をログすることができる。例えば、ピアリングインフラストラクチャ102は、ピアリングパートナー、ピア1に関係する電話番号555−555−0111のアクセスしやすさを監視し続けてもよい。
【0021】
電話番号のポーティング処理の一例の処理
図2は、第1のプロバイダ204により顧客208に割り当てられる電話番号を第2のプロバイダ206にポートする一例の処理200のスイムラインを概略的に示す図である。いくつかの実施において、処理200は、CLEC202と、ポータビリティ及びネットワーク管理データベース210とを備える。
【0022】
いくつかの実施において、処理200は、第1のプロバイダ204がCLEC202から電話番号555−555−0111を購入する(212)することを要求するときに開始する。例えば、第1のプロバイダ204は、番号のブロックへのアクセスを取得して、顧客に番号を割り当てることができる。いくつかの例では、第1のプロバイダ204は、電気通信サービスプロバイダ、第三者の電気通信サービスプロバイダ、ISP,又はASPにしてもよい。
【0023】
それに応じて、CLEC202は、電話番号555−555−0111を含む取得した電話番号を第1のプロバイダ204に割り当てる。電話番号555−555−0111は、第1のプロバイダ204に割り当てられているにもかかわらず、CLEC202は、この番号の所有権を維持する。例えば、電話番号555−555−0111に関する市内交換番号(local routing number、LRN)は、電話番号がルーティングされる可能性があるCLECにより維持されるスイッチに対応する10桁のコードに問い合わせる。いくつかの実施において、第1のプロバイダ204は、それぞれの顧客にサービス(ボイスメール、コールウェイティング、会議回線など)を提供するにもかかわらず、電話番号555−555−0111に向けられるコールオファーは、CLEC202をルーティングするようにデフォルトになり続ける。
【0024】
いくつかの後の時点で、顧客208は、第1のプロバイダ204が有するサービスに署名し、第1のプロバイダ204は、電話番号555−555−0111を顧客208に割り当てる(216)。1つの例では、顧客208は、新しい携帯電話を含む携帯電話サービスを第1のプロバイダ204から取得し、第1のプロバイダ204は、顧客が携帯電話サービスに設定される間、電話番号555−555−0111を新しい電話に割り当てることができる。
【0025】
その後、顧客208は、第1のプロバイダ204が提供するサービスは、十分な価値がないと確信する可能性がある。例えば、顧客208は、第2のサービスプロバイダ206が第1のプロバイダ204よりも優れた特徴、低価格、良好なサービス接続を提示していると判定する可能性がある。いくつかの実施では、顧客208は、第2のプロバイダ206に連絡して、電話番号555−555−0111をポーティングしながらサービスを変更することを要求する(218)可能性がある。他の例において、第1のサービスプロバイダ204が廃業して、代替的なプロバイダが有するサービスを積極的に追求することがない全ての顧客のサービスを第2のサービスプロバイダ206に自動的に切り替えるように調整される。第1のサービスプロバイダ204と、第2のサービスプロバイダ206との間でサービスを切り替える他の理由、及び手段が起こり得る。
【0026】
第2のプロバイダ206は、電話番号555−555−0111のポート要求(220)をCLEC202に提起する。それに応じて、CLEC202は、電話番号555−555−0111の第1のプロバイダ204の割り当てを許可し、番号のポーティング(222)を容易化する。
【0027】
いくつかの実施において、CLEC202は、第2のプロバイダがCLEC202の顧客であるか否かを判定することが可能である。第2のプロバイダがCLEC202の顧客である場合、電話番号555−555−0111に関連するLRN番号は、引き続き同一でよく、CLEC202は、電話番号555−555−0111のデフォルトのルーティングとし続けることが可能である。これに対し、第2のプロバイダがCLEC202の顧客でない場合、CLEC202は、電話番号555−555−0111に関連するLRNのポートを、第2のプロバイダ206と関係を有する電気通信回線事業者に調整する。
【0028】
いくつかの実施において、ポートは、電話番号555−555−0111に関連する新しいLRNを取得することと、電話番号の新しいLRNにポータビリティ管理データベース210を更新すること(224)とを備える。例えば、ポータビリティ管理データベース210は、ニュースターの世界通信情報センタ、及び電話番号案内(Neustar global communications clearinghouse and directory services)の一部にしてもよい。
【0029】
処理200は、サービスプロバイダの間のポーティングに関して説明されてきたが、他の実施において、電話番号555−555−0111は地理的にポートされ、又はサービスポートされてもよい。地理的なポーティングの例において、LRNは、CLECにおいて修正される。1つの例では、サービスポーティングの間、同一のサービスプロバイダは、CLECのLRNの修正を含んで、従来のアナログ電話回線サービス(POTS)からブロードバンドサービス総合デジタル網(ISDN)に電話番号555−555−0111をポートできる。他の状況が可能である。
【0030】
一例のピアリングデータベースメンテナンス
図3は、音声トラヒック接続を容易化するとともに呼ルーティング動作に基づいて正確なピアリング情報をメンテナンスする一例の処理300のスイムラインを概略的に示す図である。いくつかの実施において、処理300は、公衆電気通信網302と、ピアリングネットワークインタフェース304と、ピアリングデータベース306と、ピアリングパートナースイッチ308と、市内番号ポータビリティデータベース310とを備える。
【0031】
処理300は、公衆電気通信網302からピアリングネットワークインタフェース304において、電話番号555−555−0111へのコールオファー(312)を受信することによって開始する。いくつかの実施において、ピアリングネットワークインタフェース304は、図1に関連して説明されるピアリングインフラストラクチャ102に類似してもよい。例えば、ピアリングネットワークインタフェース304は、コールオファーの経路を決定し、かつ電気通信トラフィックを切り替える能力を備えることができる。いくつかの実施において、コールオファーは、公衆電話交換回線網(PSTN)から由来する。
【0032】
ピアリングネットワークインタフェース304は、ピアリングデータベース306をクエリーして(314)、電話番号555−555−0111がピアリングパートナーに属しているか否かを判定する。ピアリングネットワークインタフェース304は、電話番号555−555−011が第1のピアリングパートナーに属していることを示すクエリー応答を受信する(316)。いくつかの実施において、クエリー応答は、ピアリングネットワークインタフェース304が電話番号555−555−0111へコールオファーをルーティングするために使用できるネットワークアドレス情報を備える。
【0033】
ピアリングネットワークインタフェース304は、電話番号555−555−0111へのコールオファーをピアリングパートナースイッチ308に提供する(318)。例えば、ピアリングネットワークインタフェース304は、ピアリングデータベース306により提供されるネットワークアドレスにコールオファーをルーティングできる。いくつかの実施において、ネットワークアドレスは、インタネットプロトコル(IP)アドレスを含む。
【0034】
ピアリングパートナースイッチ308は、宛先不着応答によりコールオファーに対応する(320)。いくつかの実施において、宛先不着応答は、セッション確立プロトコル(Session Initiation Protocol、SIP)メッセージ、共通線信号No.7(Signaling System Number 7、SS7)プロトコルメッセージ、Q931プロトコルメッセージ、又はH323プロトコルメッセージ内部に含まれてもよい。いくつかの実施において、宛先不着応答は、不正な要求(bad request)、不許可(unauthorized)、禁止(forbidden)、見つからない(not found)、方法は許可されない(method not allowed)、許容されない(not acceptable)、要求タイムアウト(request timeout)、不一致(conflict)、消失した(gone)、不正な拡張(bad extension)、一時的に許容されない(temporarily not available)、コールレグが存在しない(call leg does not exist)、トランザクションが存在しない(transaction does not exist)、どこにも存在しない(does not exist anywhere)、宛先への経路がない(no route to destination)、特定のトランジットネットワークへの経路がない(no route to no specified transit network)、又は割当てなし番号(unallocated number)のようなSIP404、又は等価なものを含んでもよい。
【0035】
いくつかの実施において、ピアリングネットワークインタフェース304は、市内番号ポータビリティデータベース310をクエリーして(322)、電話番号555−555−0111が最近ポートされているかを判定する。例えば、ピアリングネットワークインタフェース304は、LNPデータベースのLNP簡易検索動作を実行できる。
【0036】
市内番号ポータビリティデータベース310は、電話番号555−555−0111がポートされていないことをピアリングネットワークインタフェース304に応答する(324)。LNP簡易検索動作の例では、応答は、電話番号555−555−0111に関連する現在のLRNを含んでもよく、ピアリングネットワークインタフェースは、市内番号ポータビリティデータベース310から提供されるLRNをローカルに記憶されるLRN(電話番号555−555−0111に対応するレコード内、ピアリングデータベース306内に記憶されるなど)と比較してもよい。例えば、提供されるLRNがローカルに記憶されるLRNと一致しない場合、電話番号555−555−0111は、ポートされていると仮定してもよい。
【0037】
市内番号ポータビリティデータベース310に関して、たとえ電話番号555−555−0111がポートされていなくとも、これは、完全に真ではない可能性がある。第1の状況では、電話番号は、非常に最近ポートされていたため、市内番号ポータビリティデータベース310が未だ更新されていない可能性がある。図2に示す例では、電話番号555−555−0111は、LRNに更新要求なしにポートされている可能性がある(第2のプロバイダは、第1のプロバイダと同一のCLECの顧客であるなど)。この場合、市内番号ポータビリティデータベース310は、電話番号のポーティングに関する更新を決して受信することがない可能性がある。
【0038】
ピアリングネットワークインタフェース304は、電話番号555−555−0111へのコールオファーを公衆電気通信網302に提供する(326)。電話番号555−555−0111に関連するLRNを使用するなどして、公衆電気通信網302は、コールオファーをルーティングする。簡明のために、同一の公衆電気通信網302が電話番号555−555−0111へのコールオファーを発し、かつピアリングネットワークインタフェース304からコールオファーを後に受信するように説明されるが、いくつかの実施において、後のコールオファーは、ピアリングネットワークインタフェース304への先のコールオファーを提供するネットワークと異なる電気通信網に提供される。他の実施では、コールオファーは、着信するコールオファーを受信する同一の公衆電気通信網302の異なるネットワークインタフェース、又は同一のネットワークインタフェースに提供される。
【0039】
公衆電気通信網302は、コールオファーの発信に対応する原因コードをピアリングネットワークインタフェース304にコールオファーの発信に対応する原因コードを発する(328)。いくつかの実施において、原因コードは、呼設定コード、呼解放コード、成功の表示、又はコールオファーの試みの失敗を電話番号555−555−0111にルーティングすることを含む。例えば、原因コードは、セッション確立プロトコル(SIP)メッセージ、共通線信号No.7(SS7)プロトコルメッセージ、Q931プロトコルメッセージ、又はH323プロトコルメッセージ内部に含まれてもよい。
【0040】
ピアリングネットワークインタフェース304は、電話番号555−555−0111がポートされているかもしれないことを原因コードが示すかを判定する(330)。SIP404、又は等価なもののようにルーティング失敗を示す場合、ピアリングネットワークインタフェース304は、電話番号がポートされているかを識別することが可能でなくてもよい。いくつかの例では、コールオファーのルーティングの失敗は、手形の支払いの遅延、経路上のネットワーク設備の故障、ネットワーク資源の一時的な過負荷、又は電話番号555−555−0111に関連する通信装置のアクセス不可能性の他の過渡的な原因に起因する一時的なものである可能性がある。ピアリングネットワークインタフェース304は、ピアリングデータベース306内部に電話番号555−555−0111を維持してもよい。
【0041】
通常の設定、又は回線ビジーのようなピアリングネットワークインタフェース304がコールオファーを成功裡にルーティングしたことを示す表示を原因コードが含む場合、電話番号555−555−0111は、ポートされていると考えられる。公衆電気通信網302は、電話番号555−555−0111へのコールオファーを成功裡にルーティングするように管理されるため、ピアリングネットワークインタフェース304がピアリングパートナーから提供されるネットワークアドレス情報を使用して成功しないとき、ピアリングネットワークインタフェース304は、電話番号555−555−0111がポートされていると仮定してもよい。1つの例では、第1の企業(ピアリングパートナーなど)に所有される電話番号555−555−0111は、第2の企業による第1の企業の一部の買収の間に、第2の企業にポートされている可能性がある。ピアリングネットワークインタフェース304は、ピアリングデータベース306から電話番号555−555−0111を除去する(332)。
【0042】
いくつかの実施において、ペアリングネットワークは、除去された電話番号を登録していたピアリングパートナーに通知する。いくつかの例では、ピアリングネットワークは、電子メール、手紙、テキストメッセージ、電話の呼、ファクシミリ、又はウェブベースの口座の状態の更新によってピアリングパートナーに通知してもよい。ピアリングパートナーが個人などの場合、ピアリングネットワークは、更新された電話番号のルーティング情報を要求する電子メール、又は手紙によって個人に連絡してもよい。
【0043】
一例のシステムアーキテクチャ
図4は、図1〜3を参照して説明される様々な動作を実行する一例のシステムアーキテクチャ400のブロックを概略的に示す図である。例えば、システム400は、図1を参照して説明されるピアリングインフラストラクチャ102に含まれてもよい。システム300は、1つ、又は2つ以上のプロセッサ402と、メモリ410と、記憶装置404と、入力/出力インタフェース408とを備える。これらの構成要素のそれぞれは、システムバス411を使用して相互接続できる。プロセッサ402は、システム400内で実行される命令を処理する能力を有する。いくつかの実施において、プロセッサ402は、シングルスレッドプロセッサである。他の実施において、マルチスレッドプロセッサである。プロセッサ402は、図1〜3を参照して説明される動作を実行するために、メモリ410、又は記憶装置404に記憶された命令を処理する能力を有する。
【0044】
メモリ410は、システム400内部の情報を記憶する。いくつかの実施において、メモリ410は、コンピュータに読み取り可能な媒体である。他の実施において、メモリ410は、揮発性メモリユニットである。また他の実施において、メモリ410は、不揮発性メモリユニットである。示される例では、メモリ410は、図1〜3を参照して説明される動作を実行するルーティングコード412を含む。いくつかの実施において、ルーティングコード412は、ポートされた電話番号をコールオファー応答が示すかを判定する応答メッセージ判定コード414と、ピアリングデータベース(記憶装置404内部に記憶され、又は入力/出力インタフェース408を介してシステム400にアクセス可能な他の記憶装置内部に記憶される)にインタフェースするピアリングデータベースクエリーエンジンコード416とを含む。
【0045】
記憶装置404は、システム400のマスストレージを提供する能力を有する。いくつかの実施において、記憶装置404は、コンピュータに読み取り可能な媒体である。様々な異なる実施において、記憶装置404は、1つ、又は2つ以上のフロッピー(登録商標)ディスク装置、ハードディスク装置、光ディスク装置、又はテープ装置として実施できる。
【0046】
入力/出力インタフェース408は、システム400の入力/出力動作のインタフェースを提供する。いくつかの実施において、入力/出力インタフェース408は、キーボード装置及び/又はポインティング装置に結合されてもよい。他の実施において、入力/出力インタフェース408は、グラフィカルユーザインタフェースに表示する表示ユニットに結合されてもよい。
【0047】
説明される特徴は、デジタル電子回路、コンピュータハードウェア、ファームウェア、ソフトウェア、又はこれらの組み合わせにより実施できる。特徴は、機械可読な記憶装置、又はプログラム可能なプロセッサにより実行される伝播信号などの情報媒体により明確に実現されるコンピュータプログラム製品において実施できる。方法ステップは、入力データで動作し、出力を生成することにより説明される実施の機能を実行する命令のプログラムを実行するプログラム可能なプロセッサによって実行できる。
【0048】
有利には、説明される特徴は、データ記憶装置、少なくとも1つの入力装置、及び少なくとも1つの出力装置に、データ、及び命令データを受信し、データ、及び命令を出力するために結合される少なくとも1つのプログラム可能なプロセッサを含むプログラム可能なシステムにおいて実行可能な1つ、又は2つ以上のコンピュータプログラムにおいて実施できる。コンピュータプログラムは、ある活動を実行し、又はある結果をもたらすコンピュータにおいて、直接的、又は間接的に使用される一連の命令である。コンピュータプログラムは、コンパイラ型言語、又はインタープリタ型言語を含むいずれかの形式のプログラム言語(オブジェクティブC、Java(登録商標)など)で書かれ、独立したプログラム、若しくはモジュール、コンポーネント、サブルーチン、又はコンピュータ環境で使用されるのに適する他のユニットを含むいずれの形式で表示できる。
【0049】
例として、命令のプログラムを実行するのに適するプロセッサは、いずれの種類のコンピュータの汎用マイクロプロセッサ、及び専用イクロプロセッサの双方、ソロプロセッサ(sole processor)、並びにマルチプロセッサ、及びマルチコアの1つを含む。一般的に、プロセッサは、リードオンリメモリ、ランダムアクセスメモリ、又はその双方からの命令、及びデータを受信することになるであろう。コンピュータの必須要素は、命令を実行するプロセッサと、命令、及びデータを記憶する1つ、又は2つ以上のメモリである。また一般的に、コンピュータは、データファイルを記憶する1つ、又は2つ以上のマスストレージ装置を含み、又は1つ、又は2つ以上のマスストレージ装置と通信する動作可能なように結合されることになるであろう。このような装置は、内部ハードディスク、及びリムーバブルディスクのような磁気ディスク、光磁気ディスク、及び光ディスクを含む。コンピュータプログラム命令、及びデータを明確に実現するのに適する記憶装置は、EPROM、EEPROM、及びフラッシュメモリ装置などの半導体メモリ装置、内部ハードディスク、及びリムーバルディスクのような磁気ディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、並びにDVD−ROMなどを含む全ての形式の不揮発性メモリを含む。プロセッサと、メモリは、ASIC(特定用途向け集積回路)により補完され、又は組み込まれる。
【0050】
ユーザに相互作業を提供するために、特徴は、CRT(ブラウン管)モニタ、LCD(液晶ディスプレイ)モニタのようなユーザに情報を表示する表示装置と、キーボードと、マウス、又はトラックボールのようなコンピュータにユーザが入力を提供可能なポインティング装置とを有するコンピュータで実施できる。
【0051】
データサーバのようなバックエンドコンポーネントを含むコンピュータシステム、アプリケーションサーバ、又はインタネットサーバのようなミドルウェアコンポーネントを含むコンピュータシステム、若しくはグラフィカルユーザインタフェース、又はインタネットブラウザを有するクライアントコンピュータのようなフロントエンドコンポーネントを含むコンピュータシステム、若しくはこれらの組み合わせを有するコンピュータにおいて実施できる。システムのコンポーネントは、通信ネットワークのようなデジタルデータ通信のいずれの形式、又は媒体により接続できる。通信ネットワークの例には、LAN、WAN、及びインタネットを形成するコンピュータとネットワークなどを含む。
【0052】
コンピュータシステムは、クライアント、及びサーバを含むことができる。一般的にクライアント、及びサーバは、互いに離れており、ネットワークを介して相互作用する。クライアントと、サーバとの関係は、それぞれのコンピュータで実行され、かつ互いにクライアント‐サーバの関係を有するコンピュータプログラムにより生じる。
【0053】
多くの実施が説明されてきた。それにもかかわらず、様々な修正が可能であることが理解されるであろう。例えば、1つ、又は2つ以上の実施の要素は、組み合わせ、削除され、修正され、又は補完されることにより、さらなる実施を形成することが可能である。さらに他の例として、図に示すロジックフローは、所望の結果を達成するために、図示される特定の順序、又はシーケンス順序である必要はない。さらに、他のステップを提供し、又は説明したフローからステップを削除することができ、説明されるシステムに他の構成要素を付加し、又は除去することができる。したがって、他の実施は、以下のクレームの範囲内である。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
電気通信ピアリングネットワークにおいて電話番号に向けられる呼の第1のコールオファーを受信することと、
前記電話番号が前記電気通信ピアリングネットワークのピアリングパートナーに割り当てられているかを判定するために、ピアリングデータベースをクエリーすることと、
前記電話番号が第1のピアリングパートナーに割り当てられていることを判定することと、
前記第1のピアリングパートナーへの前記呼の第2のコールオファーを提供することと、
前記第2のコールオファーに関して前記第1のピアリングパートナーから宛先不着応答を受信することと、
前記呼の第3のコールオファーを公衆電気通信網に提供することと、
前記呼がルーティングできたかを示す原因コードを前記公衆電気通信網から受信することと、
を含むことを特徴とする方法。
【請求項2】
前記第1のピアリングパートナーから宛先不着応答を受信することは、
前記電話番号に関して番号ポータビリティ制度データベースをクエリーすることと、
前記電話番号がポートされていないことを示す応答を前記番号ポータビリティ制度データベースから受信することと、
をさらに含む請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記番号ポータビリティ制度データベースをクエリーすることは、LNP簡易検索を実行することを含み、
前記電話番号がポートされていないことを示す応答を前記番号ポータビリティ制度データベースから受信することは、
前記番号ポータビリティ制度データベースからローカルルーティング番号を受信することと、
前記受信したローカルルーティング番号と、キャッシュされたローカルルーティング番号とを比較することと、
を含み、前記キャッシュされたローカルルーティング番号と一致した前記ローカルルーティング番号は、前記電話番号がポートされていないことを示す請求項2に記載の方法。
【請求項4】
前記呼がルーティングできることを原因コードが示す場合、前記電話番号は、前記ピアリングデータベースから除去される請求項1に記載の方法。
【請求項5】
前記原因コードは、通常の設定、又は回線ビジーの表示の1つである請求項4に記載の方法。
【請求項6】
前記呼がルーティングできないことを原因コードが示す場合、前記電話番号は、前記ピアリングデータベースに維持される請求項1に記載の方法。
【請求項7】
前記原因コードは、不正な要求、不許可、禁止、見つからない、方法は許可されない、許容されない、要求タイムアウト、不一致、消失した、不正な拡張、一時的に許容されない、コールレグが存在しない、トランザクションが存在しない、どこにも存在しない、宛先への経路がない、特定のトランジットネットワークへの経路がない、又は割当てなし番号の1つを示す請求項6に記載の方法。
【請求項8】
前記宛先不着応答は、不正な要求、不許可、禁止、見つからない、方法は許可されない、許容されない、要求タイムアウト、不一致、消失した、不正な拡張、一時的に許容されない、コールレグが存在しない、トランザクションが存在しない、どこにも存在しない、宛先への経路がない、特定のトランジットネットワークへの経路がない、又は割当てなし番号の1つを示す請求項1に記載の方法。
【請求項9】
前記宛先不着応答は、セッション確立プロトコルメッセージ、共通線信号No.7プロトコルメッセージ、Q931プロトコルメッセージ、又はH323プロトコルメッセージに含まれる請求項1に記載の方法。
【請求項10】
前記原因コードは、セッション確立プロトコルメッセージ、共通線信号No.7プロトコルメッセージ、Q931プロトコルメッセージ、又はH323プロトコルメッセージに含まれる請求項1に記載の方法。
【請求項11】
前記公衆電気通信網は、公衆交換電話網である請求項1に記載の方法。
【請求項12】
前記コールオファーを受信することは、公衆交換電話網から前記コールオファーを受信することを含む請求項1に記載の方法。
【請求項13】
前記ピアリングパートナーは、電気通信回線事業者、又は第三者の電気通信回線事業者の1つである請求項1に記載の方法。
【請求項14】
前記ピアリングパートナーは、企業、教育キャンパス、又は政府機関の1つである請求項1に記載の方法。
【請求項15】
前記ピアリングパートナーは、インタネットサービスプロバイダ、又はアプリケーションサービスプロバイダの1つである請求項1に記載の方法。
【請求項16】
前記ピアリングパートナーは、個人である請求項1に記載の方法。
【請求項17】
前記呼がルーティングできることを前記原因コードが示す場合、更新されたルーティング情報を要求するために前記個人に連絡することをさらに含む請求項16に記載の方法。
【請求項18】
電気通信ピアリングネットワークにおいて電話番号に向けられる呼の第1のコールオファーを受信することと、
前記電話番号が前記電気通信ピアリングネットワークのピアリングパートナーに割り当てられているかを判定するために、ピアリングデータベースをクエリーすることと、
前記電話番号が第1のピアリングパートナーに割り当てられていることを判定することと、
前記呼の第2のコールオファーを前記第1のピアリングパートナーへ提供することと、
前記第2のコールオファーに関して前記第1のピアリングパートナーから宛先不着メッセージを受信することと、
前記電話番号に関して番号ポータビリティ制度データベースをクエリーすることと、
前記電話番号がポートされていることを示す応答を前記番号ポータビリティ制度データベースから受信することと、
前記ピアリングデータベースから前記電話番号を除去することと、
を含むことを特徴とする方法。
【請求項19】
前記番号ポータビリティ制度データベースをクエリーすることは、LNP簡易検索を実行することを含み、
前記電話番号がポートされていないことを示す応答を前記番号ポータビリティ制度データベースから受信することは、
前記番号ポータビリティ制度データベースからローカルルーティング番号を受信することと、
前記受信したローカルルーティング番号と、キャッシュされたローカルルーティング番号とを比較することと、
を含み、前記キャッシュされたローカルルーティング番号と異なる前記ローカルルーティング番号は、前記電話番号がポートされていることを示す請求項18に記載の方法。
【請求項20】
電気通信ピアリングネットワークにおいて電話番号に向けられる呼のコールオファーを受信する手段と、
前記電話番号がピアリングパートナーに割り当てられているかを判定する手段と、
ピアリングパートナースイッチに前記コールオファーをスイッチする手段と、
前記ピアリングパートナースイッチから宛先不着応答を受信する手段と、
前記電話番号が新しいローカルローティング番号にポートされているか否かを判定する手段と、
前記コールオファーを公衆電気通信網に送信する手段と、
前記送信したコールオファーの成功、又は失敗に関して、前記公衆電気通信網から応答を受信する手段と、
成功応答を受信したときに、ピア電話番号の一群から前記電話番号を除去する手段と、
を含むことを特徴とするシステム。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【公開番号】特開2011−199862(P2011−199862A)
【公開日】平成23年10月6日(2011.10.6)
【国際特許分類】
【外国語出願】
【出願番号】特願2011−52965(P2011−52965)
【出願日】平成23年3月10日(2011.3.10)
【出願人】(510175609)インテレピア,インコーポレイティド (7)
【Fターム(参考)】