説明

電源供給システム

【課題】ビデオカメラに燃料電池を分割搭載して小型軽量を維持しつつ、燃料電池の高効率発電と短時間充電の効果を最大限に享受する。
【解決手段】燃料電池の発電手段をビデオカメラ本体に搭載し、本体に脱着可能な燃料供給装置を設け、燃料供給手段には改質器や水素吸蔵合金等の手段を設ける。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、比較的大きな電力を要する携帯可搬装置、特に手元操作と小回り効くハンドリングが必要な道具、具体的には、動く対象に向けて画像データを取込むデジタルカメラ、デジタルビデオカメラを想定した電源供給システムに関する技術である。
【背景技術】
【0002】
比較的大容量の電力を必要とするデジタル機器の中で、可搬性が重視されるカメラ特にビデオカメラは、小型化が進みバッテリーの占める面積や重量も大きなものとなっている。
【0003】
そこで、現在のリチウムイオン二次電池よりもさらなる高効率なバッテリーシステムが求められている。
【0004】
一方、最近注目を浴びてきている燃料電池は、変換効率がかなり高く電気自動車への応用以外にも、携帯機器への応用も期待されている。
【0005】
ここで、一般的な燃料電池を携帯機器に応用するにあたっての構成例について、図5に従って説明する。
【0006】
図において、100が燃料電池ユニットで、101はエタノール等の燃料タンク、102が蒸発器、103がエタノールから水素を含む成分に変換する改質器、104が生成された成分から水素を取り出す水素分離器、106は水素と酸素の化学反応で電子を取り出す燃料電池本体のスタック、107は取り出した電子で電気が充電される二次電池、108は燃料電池の化学反応で生成する水分を凝縮する水素凝縮器である。
【0007】
ここで、電気の発生する過程を図5に従って説明する。
【0008】
電気供給オンになると制御部110により燃料タンク101の燃料供給が開始される。
【0009】
燃料タンク101より燃料電池の主燃料となるエタノールが蒸発器102に供給される。一方前記制御部110は、加熱部105に対しても加熱開始の指示を出し、蒸発器102と改質器103を加熱する。前記蒸発器102では、前記エタノール以外に後述する発電作用で生成する水分も供給されており、前記過熱操作によりエタノールと水分を蒸発させ改質器103へ供給する。加熱された改質器103では、ルテニウム(Ru)等の触媒により、供給されたエタノールと水分の気体が
CHOH+HO→CO+3H
の化学反応が起こし、水素(H)等が生成される。前記生成物は、パラジウム(Pd)等を利用した水素分離器104で、二酸化炭素と水素を分離し、水素だけを燃料電池のスタック106へ供給する。前記生成された水素は、一部加熱部105へ戻し、加熱部の燃焼作用にも利用している。
【0010】
一般的な水素を燃料とする燃料電池のスタック(本体)106の構造について、図6,図7に示す。図6において、201は燃料極側ガス通路、202は燃料極(アノード)、203はセパレータ、204は高分子固体電解質膜、205はセパレータ、206は空気極(カソード)、207は空気極側ガス通路である。図7に示すように、これらの部材201〜207が一組の重ね合わせ構造になってセルを構成し、前記セルをスタック構造に重ねた構造で、燃料電池の本体は構成されている。
【0011】
つぎに、燃料電池本体での発電動作について、図6を用いて説明する。まず、燃料となる水素が燃料極側のガス通路201の入口201aからに吸入される。燃料極203では、白金の触媒作用により、
2H→4H+4e
の化学反応が起こる。ここで発生した水素イオンは、電解質ポリマー204を移動する。電解質ポリマー204は水素イオンを伝導するだけで、電子は伝導しない。前記発生した電子はセパレータ205を介して外部の電気回路に流れ出す。
【0012】
一方、空気極側では、外部から流れ込む電子がセパレータ205を介して、空気極206に流れる。空気極206では、外部からガス通路207に吸気された空気の中の酸素と、電解質ポリマー106を伝導してきた水素イオンと化学反応を起こす。
+4H+4e→2H
【0013】
ここで、発生した水分はガス通路の出口207から排出される。
【0014】
全体の反応としては、
2H+O→2H
の発熱反応となり、電子の流れが発生するので、発電動作をしたことになる。
【0015】
以上のように、燃料電池のスタック106では発電動作が展開されるとともに、水分と熱も発生することになる。
【0016】
図5に戻ると、前記発生した水分は、水凝縮器108で回収され、前述した蒸発器102に供給される。また、発生した電気は二次電池107等に充電され、ポータブル携帯機器の電源にも利用できるとされている。
【0017】
しかしながら、燃料電池は上記のように、燃料電池本体だけでなく、改質器や加熱部等の複数の部材で構成され比較的大規模なシステムになりやすい。また、改質器等を省略し、水素を生の形で保存できる水素吸蔵合金なるものもあるが、重くなってしまう。
【0018】
さらに、前述したように化学反応を起こさせるのに加熱したりする操作も必要で、起動停止に関しては、多くに時間を消費してしまい、従来の二次電池のような扱いやすさがなくなっている。
【0019】
以上のことから、従来の燃料電池をそのまま携帯機器に搭載し本電源に利用してしまうと、大きさや重さだけでなく、起動停止や発熱に関して、不向きな現象が多々発生することが予想される。
【0020】
そこで、結局、携帯機器には本体には二次電池を装着し、その二次電池を充電するための、燃料電池を利用したポータブル充電器の提案は、特許文献1でなされている。
【特許文献1】特開平6−310166号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0021】
しかしながら、特許文献1では、燃料電池で発生した電力を、一旦ビデオカメラ等の本体機器に装着する二次電池に充電して電力供給するので、携帯機器のバッテリーの使用時間は、従来と同様に二次電池に依存してしまう。つまり、燃料電池の本来と特性である高効率な発電能力を活用していない。また、電力の充電時間も、本来の燃料電池なら燃料を充填すればよいので比較的短時間で実現するのであるが、開示された従来例では、従来通りの二次電池の充電時間を消費してしまう。
【0022】
本発明は、以上の問題を解決するために、燃料電池への燃料供給部分を、可般型本体から分離し、可搬型本体には燃料電池の電力発生部を搭載することにより、携帯機器の大きさや重さを維持しつつ、かつ、燃料電池の高効率の電源システムを享受できるようになった電源供給システムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0023】
この発明は下記の構成を備えることにより上記課題を解決できるものである。
【0024】
(1)燃料電池駆動型携帯可搬システムにおいて、携帯可搬型装置本体に、燃料電池の電力生成手段と、短期的で容量の少ない燃料備蓄手段を設け、前記本体と着脱可能な燃料供給装置に、燃料電池の燃料保存手段から燃料抽出する燃料抽出手段と、前記燃料備蓄手段への燃料供給手段と、燃料供給装置の着脱に応じて前記燃料抽出手段と前記燃料供給手段を制御する燃料供給制御手段を有することを特徴とする電源供給システム。
【発明の効果】
【0025】
本発明によれば、燃料電池への燃料供給部分を、可般型本体から分離することにより、携帯機器の大きさや重さを軽減し、かつ、燃料電池の高効率の電源システムを享受できるようにする。
【発明を実施するための最良の形態】
【0026】
以下に、発明を実施した実施例を説明する。
【実施例】
【0027】
図1は、本発明を実施したビデオカメラの電源システムの概念図である。
【0028】
図において、20は燃料電池本体を搭載する携帯型ビデオカメラ、50は本体内の燃料電池に燃料を供給する燃料電池チャージ部である。チャージ部50には、燃料交換用タンクを矢印の部分から挿入することを示している。このように、本電源システムでは、燃料電池チャージ部50が、カメラ本体20とは別体になっているところ部分が特徴である。
【0029】
以下、本発明の構成および動作について、詳細ブロック図2をもとに説明していく。図において、10が本体内に内蔵された燃料電池電源システム、11が水素タンク、12が燃料電池本体のスタック、13が二次電池、14が保温水タンク、50が燃料電池チャージ部、51が燃料タンク、52が蒸発器、53が改質器、54が水素分離コンプレッサ部、55が加熱部、56が制御部である。
【0030】
次に、本電源システムの動作について説明する。基本的な流れは、従来例で説明したもの同じ重複部分もあるので、該当部分はある程度簡略して説明する。
【0031】
図2でチャージ部50の入口から挿入された燃料タンク51には、エタノールが充填されている。このような状態で、図1に示すように、チャージ部50と本体が合体すると、図2のマイコン制御部56が検出しチャージ部50の動作を開始する。
【0032】
まず、燃料タンク51に対しては、充填されているエタノールの蒸発器52への供給を開始する。蒸発器52では、制御部の指令を受けて、前記燃料タンク51からのエタノールと後述する電池本体から供給される熱水を加熱部55により受ける熱量で蒸発させる。前記加熱部55もまた、制御部56の指令を受けて動作している。上記処理により蒸発したエタノールと水分は、改質器53に送られ、Ru等の触媒と加熱部55の熱量により、水素と二酸化炭素に改質される。ここで、生成された気体は、水素分離&コンプレッサ部54内で、Pdにより水素成分だけ抽出され、さらにコンプレッサで、本体電池10内の水素タンク11に供給される。従来例と同様に、水素の一部は加熱部55の燃焼行程に利用され、改質器53と蒸発器52に熱を供給する。
【0033】
チャージ部50で生成された水素は、本体の水素タンク11に逐次充填されるが、コンプレッサ54により、圧力をかけて充填されるので、効率的に水素を格納することができる。前記水素は、水素タンク11より燃料電池スタック12へ供給され、従来例で述べたように発電動作が開始される。発電により使用されない電気は、二次電池を充電するために使用される。
【0034】
前記燃料電池スタック12の発電動作により発生した水分および発熱量は、保温水タンク14に回収される。保温水タンク14は、反応により生成された水分を回収するだけでなく、前記水分を燃料電池スタック12の周りを巡回させて水分に熱を吸収させ、熱水状態で水分を回収する構成となっている。つまり、保温水タンク14は、反応熱を水分とともに回収することが可能で、その熱容量を逃がさないような保温構造となっている。
【0035】
前記保水タンク14に回収された熱水は、前述したように、チャージ部50の蒸発器52へ供給され、エタノールの改質作業に利用される。このように、本発明では、燃料電池で発生した熱と水分を保温水タンク14に一旦蓄積し、チャージ部の改質作業の要求に応じて、水分と熱を供給できる熱交換システムとなっている。また、本実施例では、水素タンク11に水素を充填するとき高圧にするので、このとき発生する熱量もまた、保温水タンク14の回収システムに利用すると、さらに効率のよい熱交換システムとなる。
【0036】
以上は、本体電池10とチャージ部50を合体したときの動作である。このときの動作は、燃料電池スタック12の発電動作による二次電池の充電完了を待たずに、逐次水素タンク11に水素を供給している。つまり、燃料電池へのチャージ時間は、チャージ部50の改質器53の反応速度にのみ依存することになる。そして、これは、改質器の化学反応が一旦開始されてしまえば、二次電池への充電動作よりも速い速度で水素を生成することができるので、燃料電池スタックによる二次電池の充電が完了する前に、水素タンク11に所定量の水素が充填されてしまう。よって、前述したような水素充填動作が完了してしまえば、本体電池10とチャージ部50を切り離すことが可能となる。
【0037】
そこで、今度は、チャージ部が切り離されたときの動作について説明する。切り離されたチャージ部50は、切り離し状態を制御部56が検出すると、燃料タンク51へ燃料供給停止を指示する。蒸発器52では、エタノールだけでなく、本体が分離されたので、熱水も供給されなくなり、改質器53への供給はとまる。すると、加熱部での改質反応は終了し水素分離コンプレッサ54への水素供給も終了する。したがって、水素の生成は停止する。制御部56は、同時に、コンプレッサ54や加熱部55の動作も停止させる。
【0038】
一方、切り離された本体電池10での動作は、水素タンク11に水素がある限り燃料電池の発電動作は続く。そして、発電動作で発生する熱と水分は、保温水タンク14に逐次回収されていく。このように、分離されても発電動作は引きつづき継続されている。したがって、この状態で本体機器の電源を入れることが可能で、燃料電池で発電された電池を直接利用することができる。つまり、高効率で生成された電力を直接利用することができる。また、利用されなり電力は二次電池を充電している。たとえば、本体電源を切った場合でも、燃料電池は水素タンクに水素が残っている限り発電動作を継続し、起動停止の制御しやすい二次電池を充電している。
【0039】
このように、本体とチャージ部を切り離したあとも充電動作は継続することができる。これは、通常二次電池を充電する時間より短時間で燃料電池に水素をチャージし、本体を分離して使用可能な状態にできるので、実質充電時間を短縮化している効果がある。
【0040】
さらに、燃料電池のシステムを分離することにより、燃料電池スタックのみの本体内蔵が実現することができるので、コンパクトな大きさと軽い重量を維持することができる。
【0041】
さらに、保温水タンクで本体内の発熱反応とチャージ部の吸熱反応の熱交換システムを実現することができるので、燃料電池を分離しても効率よく発電することができるのである。
【0042】
次に、本発明を実施した第二の実施例について、図3を使って説明する。図において、第一の実施例と同じ番号で示されたものは、同じものなので、説明は省略する。60は燃料電池のチャージ部、61は水素吸蔵合金、62はコンプレッサ、63は加熱部、64は制御部である。
【0043】
ここで、電池本体10とチャージ部60を合体したときの動作を説明する。水素吸蔵合金61には、水素が貯蔵されており加熱により水素成分を取り出すことができる。図3において、本体電池10とチャージ部60の合体が検知されると、制御部64は加熱部63に対して指示をだす。加熱部63は制御部の指示にしたがって、加熱を開始し水素吸蔵合金61を加熱する。加熱された水素吸蔵合金61からは、水素が発生し、コンプレッサ62に供給される。生成された水素は、コンプレッサ62により本体電池10の水素タンク11に充填される。
【0044】
以下発電動作は、実施例1と同じであるので、説明を省略する。なお、本体の燃料電池スタック12で生成された熱と水分は、前述と同様に保温水タンク14に回収されるが、その熱水を、チャージ部60の加熱部63に供給している。これにより、燃料電池で発生した反応熱を、水素を取出すための吸熱反応に利用する熱交換システムが成り立ち、より効率的な発電動作が実現できる。
【0045】
このように、本実施例では、燃料電池の水素供給手段の水素吸蔵合金を着脱可能なチャージ部に分離することにより、比較的大きな重量となる燃料電池部を本体から取り除くことができた。つまり、携帯機器に最適な小型軽量の燃料電池を搭載することが可能となっている。
【0046】
また、燃料電池本体で発生した熱を、分離したチャージ部に供給することにより、熱交換システムを実現することができ、さらに効率的な発電動作を実現することができる。
【0047】
さらに、本発明を実施した第三の実施例を図4にしめす。先と同様に、同じ番号の部分は同じ機能を有する部分であるので、説明は省略する。図において、15は本体電池10に搭載されたコンデンサ、70は燃料電池のチャージ部を搭載するストロボ、71は液体水素ボンベ、72はコンプレッサ、73は加熱部、74は制御部、75はコンデンサ、76はストロボ発光回路である。
【0048】
次に、ストロボ部70の水素生成動作について、説明する。図において、本体10にストロボ部70を装着すると、制御部74がこれを検出し、液体水素ボンベの弁を開放する。液体水素ボンベから放出された水素はコンプレッサ部72に供給され、本体10の水素タンク11に充填される。
【0049】
以下、カメラ本体内の発電動作は、前述と同じである。また、発電反応で生成された熱は、熱水となってストロボ部70の加熱部73を供給される。加熱部73では、液体水素ボンベ71からの水素の放出を促進するために、前記液体水素ボンベ71を暖める部分で、前記熱水が通ることで、液体水素ボンベ71を暖めている。このように、本実施例においても、水分を媒体とした熱交換システムを構成することで、より効率的な水素生成を実現している。
【0050】
また、本体10における発電動作において、発生した電力の一部をコンデンサ15に蓄積している。この電荷は、ストロボ70が本体に装着されてときの、ストロボ用電力がチャージされていないとき、ストロボ部70のコンデンサ75に充填される。そして、制御部74の指示により、コンデンサ75に充填された電荷で、ストロボ発光回路に電力が供給されストロボが発光する。このように、本実施例では、ストロボ部70には、燃料電池の水素を生成する部位は内蔵されているだけで、ストロボを発光させるための電池は搭載されていない。そして、その内蔵された水素生成部位は液体水素ボンベという比較的軽い部品なので、軽いコンパクトなストロボを実現することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0051】
【図1】燃料電池を搭載したビデオカメラシステムの概念図
【図2】本発明を実施した第一の実施例のブロック図
【図3】本発明を実施した第二の実施例のブロック図
【図4】本発明を実施した第三の実施例のブロック図
【図5】従来の一般的な燃料電池のブロック図
【図6】燃料電池本体の模式図
【図7】燃料電池本体の概要図
【符号の説明】
【0052】
20 燃料電池を搭載したビデオカメラ本体
10 本体内に内蔵された燃料電池電源システム(本体電池)
11 水素タンク
12 燃料電池本体
14 保温水タンク
50 燃料電池チャージ部(充電器)
51 燃料タンク
52 蒸発器
53 改質器
54 コンプレッサ
55 加熱部
56 制御部

【特許請求の範囲】
【請求項1】
燃料電池駆動型携帯可搬システムにおいて、携帯可搬型装置本体に、燃料電池の電力生成手段と、短期的で容量の少ない燃料備蓄手段を設け、前記本体と着脱可能な燃料供給装置に、燃料電池の燃料保存手段から燃料抽出する燃料抽出手段と、前記燃料備蓄手段への燃料供給手段と、燃料供給装置の着脱に応じて前記燃料抽出手段と前記燃料供給手段を制御する燃料供給制御手段を有することを特徴とする電源供給システム。
【請求項2】
前記形態可搬装置に、燃料電池の電力生成部から発生する水分と熱を回収する手段と、前記回収した水分と熱を一時蓄積する手段を設け、前記燃料供給装置に、前記形態可搬型装置から前記水分と熱を取込む受給手段と、前記受給手段からの水分と熱を前記燃料抽出手段に供給する回収手段を有することを特徴とする請求項1記載の電源供給システム。
【請求項3】
前記燃料供給手段は水素ガスを供給することを特徴とする請求項1記載の電源供給システム。
【請求項4】
前記燃料保存手段はエタノール液体ボンベで、前記燃料抽出手段は燃料改質器であることを特徴とする請求項1記載の電源供給システム。
【請求項5】
前記燃料保存手段は水素吸蔵合金で、前記燃料抽出手段は加熱手段であることを特徴とする請求項1記載の電源供給システム。
【請求項6】
前記携帯可搬装置はデジタルカメラ機器であり、前記燃料供給装置にストロボ発光手段を有し、前記携帯可搬装置から電力を供給する手段を有するストロボ発光装置とすることを特徴とする請求項1記載の電源供給システム。
【請求項7】
前記携帯可搬装置に二次電池を設け、前記燃料電池で発生する電力で二次電池を充電する手段を有することを特徴とする請求項1記載の電源供給システム。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【公開番号】特開2006−127880(P2006−127880A)
【公開日】平成18年5月18日(2006.5.18)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2004−313701(P2004−313701)
【出願日】平成16年10月28日(2004.10.28)
【出願人】(000001007)キヤノン株式会社 (59,756)
【Fターム(参考)】