説明

電球形蛍光ランプおよび照明器具

【課題】放電路長の増大を図れると共に、発光管を確実に保持して保持強度を高くすることが可能な電球形蛍光ランプおよびこの蛍光ランプを用いた照明器具を提供する。
【解決手段】一端に口金1を備えたカバー2と;基端部の開口端部6dがカバーに取り付けられ、頂端部側に最大径部6cを有し開口端部側に最大径部より縮径した縮径部6eを形成したグローブ6と;グローブ内に収容された一対の電極4q、4rを有するバルブ4dからなり、このバルブがグローブの最大径部を含む頂端部側に位置して螺旋形に形成された螺旋形部4a、この螺旋形部に連接されグローブの縮径部側に位置して螺旋形部よりも放電路が短い一対の短放電路部4b、4cを備えた発光管4と;発光管とグローブ内面との間に設けられた発光管外面を保持する保持部材6f、6gと;カバーに取付けられた点灯装置5と;を具備した構成とする。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、電球形蛍光ランプおよびこの蛍光ランプを用いた照明器具に関する。
【背景技術】
【0002】
白熱電球などの一般照明用電球のソケットに装着可能な口金にホルダが設けられ、このホルダにガラス管バルブを曲成して形成した蛍光ランプおよび点灯装置が取付けられると共に、この蛍光ランプをグローブで覆った電球形蛍光ランプが知られている。
【0003】
従来の電球形蛍光ランプは、下記の特許文献1に示されるように、U字形に屈曲されたバルブを有する発光管、一端に口金を取り付け他端側で発光管を支持するカバー、このカバー内に収容される点灯装置、発光管を覆いカバーの他端側に取り付けられるグローブ等を有している。
【0004】
近年では、さらに小型化を図るために、グローブ内の狭い空間内に配置される発光管を螺旋状に屈曲形成して放電路長の増大を図ったものが提案されている(例えば、特許文献2、3参照)。
【特許文献1】特開2000−21351号公報
【特許文献2】特開2003−263972号公報
【特許文献3】特開2003−31179号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、上記特許文献1ないし3などに示されるU字形または螺旋形の発光管を有する電球形蛍光ランプでは、発光管の終端部をカバー内に延在させてカバー内のホルダで支持する構成のため、カバーが大型化する問題が生じる。
【0006】
特に、このカバーが大型化すると、白熱電球など一般照明用電球のシルエットに近似させる際に、白熱電球の細い根元部に対応する部分が太くなり、白熱電球に置き換えて使用することを目的とした電球形蛍光ランプの小型化のための最大の課題となっている。
【0007】
さらに、カバーは発光管の光を透過させないために発光しない部分であり、発光管を支持するホルダの幅寸法が大きいとホルダの方向に照射された光が十分に反射されずに損失となり発光効率が低下し易くなる問題がある。
【0008】
これに対し、図6に示す電球形蛍光ランプが提案されている。この電球形蛍光ランプは、螺旋形部30に連接して直線状の放電路31、31を形成してホルダ32に支持されているので、根元部Nを細く形成することができ、白熱電球の細い根元部に近似させる形状に構成することができる。
【0009】
この螺旋形部30は円錐台形状をなし、下方に連接して直線状の放電路31、31を形成した、全体が略キノコ形をなした形状に構成されている。
【0010】
このため、発光管の重心が螺旋形部側に位置する構成となり、例えばランプを誤って落下させてしまった場合などに、発光管の先端部分が大きく振動してグローブ内面に発光管が接触したり、万一の場合には発光管が破損する恐れがあるので、発光管の保持強度をさらに改善する余地があった。
【0011】
本発明は、上記課題に対処するためになされたもので、放電路長の増大を図れると共に、発光管を確実に保持して保持強度を高くすることが可能な電球形蛍光ランプおよびこの蛍光ランプを用いた照明器具を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0012】
本発明の請求項1に記載の電球形蛍光ランプは、一端に口金を備えたカバーと;基端側の開口端部がカバーに取り付けられ、頂端部側に最大径部を有し開口端部側に最大径部より縮径した縮径部を形成したグローブと;グローブ内に収容された一対の電極を有するバルブからなり、このバルブがグローブの最大径部を含む頂端部側に位置して螺旋形に形成された螺旋形部、この螺旋形部に連接されグローブの縮径部側に位置して螺旋形部よりも放電路が短い一対の短放電路部を備えた発光管と;発光管とグローブ内面との間に設けられた発光管外面を保持する保持部材と;カバーに取付けられた点灯装置と;を具備していることを特徴とする。
【0013】
本発明において、発光管はグローブ内に収容され覆われているので、白熱電球など一般照明用電球と近似、または同一形状にまで小型化が可能な電球形蛍光ランプが構成される。
【0014】
発光管の螺旋形部は、外観形状を白熱電球のシルエットに近似させるために、グローブの最大径部を含む頂端部側に位置してグローブの縮径部より径大な螺旋径部を少なくとも一部に有する略円錐台形の螺旋形が好ましいが、例えば、特許文献2に示されるような等しい螺旋径を有する円筒状をなす螺旋形体でも、特許文献3に示されるような略球状をなす螺旋形体であってもよい。
【0015】
短放電路部は、1本または一対2本等、複数本のバルブで構成しても、さらに直線形状または曲線状のバルブから構成してもよい。
【0016】
保持部材は、発光管とグローブ内面との間に設けられ発光管外面を保持するもので、発光管の螺旋形部とグローブ内面との間に設けて、発光管外面を保持することが好ましいが、螺旋形部以外、例えば、短放電路部とグローブ内面との間に設けて、発光管外面を保持するようにしてもよい。
【0017】
また、保持部材の形状は、発光管から放射される光を極力遮らないように小さく、かつ薄く形成することが好ましいが、設計上許容される全ての形状、大きさの部材が許容される。
【0018】
材質は、例えば、シリコーン樹脂等の透明で柔軟性を有するもので構成されていることが好ましいが、透明で柔軟性を有することが条件ではなく、半透明または不透明で柔軟性のない合成樹脂、合成ゴム、天然ゴム、さらにはアルミニウム等の金属等で構成してもよい。
【0019】
また、保持部材は、発光管の径大な最大径部および頂部に対向してグローブ内面に一体的に形成することが好ましいが、発光管の最大径部に対向する部分にのみ形成しても、頂部に対向する部分にのみ形成してもよい。さらに、グローブまたは発光管とは別体に構成した部材で構成してもよい。
【0020】
グローブは、透光性の合成樹脂やガラスなどの材料で作られ、要求される特性に応じ無色透明、着色または拡散などの手段が施されていてもよく、配光特性向上のためグローブなど、一部に反射膜などの反射手段が形成されていてもよい。
【0021】
グローブの形状は、白熱電球など一般照明用電球のバルブと同じ外観形状を有するA形、S形、PS形などの通常涙滴形と呼ばれている形状やG形の球形をなすバルブと、同形ないしは略同形をなす類似形状である。また、このグローブ内に配設されるバルブの連続した仮想外形は、このグローブと略同形の涙滴形ないしは球形をなすグローブ内面に沿って折り返されることでU字管を接続して組合わせた従来のバルブよりも比較的長い放電路が得られるので発光効率が向上する。
【0022】
本発明によれば、発光管は、螺旋形部、この螺旋形部に連接されグローブの縮径部側に位置して螺旋形部よりも放電路が短い一対の短放電路部を有することにより放電路長の増大を図ることができる。
【0023】
また、発光管とグローブ内面との間に設けられた発光管外面を保持する保持部材により発光管の保持強度を確実に高くすることが可能となる。
【0024】
請求項2に記載の電球形蛍光ランプは、請求項1に記載の電球形蛍光ランプにおいて、前記発光管はグローブの縮径部より径大な螺旋径部を少なくとも一部に有して螺旋形に形成された螺旋形部を有し、保持部材は発光管の径大な螺旋径部に対向してグローブ内面に一体的に形成したことを特徴とする。
【0025】
請求項3に記載の電球形蛍光ランプは、一端に口金を備えたカバーと;基端側の開口端部がカバーに取り付けられ、頂端部側に最大径部を有し開口端部側に最大径部より縮径した縮径部を形成したグローブと;グローブ内に収容された一対の電極を有するバルブからなり、このバルブがグローブの最大径部を含む頂端部側に位置してグローブの縮径部より径大な螺旋径部を少なくとも一部に有する螺旋形に形成された螺旋形部、この螺旋形部に連接されグローブの縮径部側に位置して螺旋形部よりも放電路が短い一対の短放電路部を備えた発光管と;グローブ内面から突出するように一体的に設けられ発光管の螺旋形部の頂部を保持する保持部材と;カバーに取付けられた点灯装置と;を具備していることを特徴とする。
【0026】
請求項4に記載の照明器具は、ソケットが設けられた器具本体と;この器具本体のソケットに装着された請求項1ないし3のいずれか一記載の電球形蛍光ランプと;を具備していることを特徴とする。
【0027】
本発明の照明器具は、上記請求項1ないし3のいずれか一記載の電球形蛍光ランプを用いているので、器具の配光を白熱電球など一般照明用電球の配光に近似または同一となすことができる。
【0028】
器具本体は天井直付形、天井吊下形または壁面取付形などであって、本体に制光体としてグローブ、セード、反射体などが取付けられるものであっても、蛍光ランプが露出するものであってもよい。
【0029】
また、照明器具は器具本体に1個の電球形蛍光ランプを取付けたものに限らず、複数個の蛍光ランプが配設されるものであってもよい。
【発明の効果】
【0030】
請求項1記載の発明によれば、螺旋形部に連接されグローブの縮径部側に位置して螺旋形部よりも放電路が短い一対の短放電路部を備えた発光管により放電路長の増大を図ることができ、さらに、発光管とグローブ内面との間に設けられた発光管外面を保持する保持部材により、発光管の保持強度を確実に高くすることが可能な電球形蛍光ランプを提供することができる。
【0031】
請求項2記載の発明によれば、発光管はグローブの縮径部より径大な螺旋径部を少なくとも一部に有して螺旋形に形成された螺旋形部を有し、保持部材は発光管の径大な螺旋径部に対向してグローブ内面に一体的に形成したので、簡易な構成で発光管の保持強度を確実に高くすることが可能な電球形蛍光ランプを提供することができる。
【0032】
請求項3記載の発明によれば、螺旋形部に連接されグローブの縮径部側に位置して螺旋形部よりも放電路が短い一対の短放電路部を備えた発光管により放電路長の増大を図ることができ、さらに、グローブ内面から突出するように一体的に設けられ発光管の螺旋形部の頂部を保持する保持部材により発光管の保持強度を確実に高くすることが可能な電球形蛍光ランプを提供することができる。
【0033】
特に、グローブ内面から一体的に突出した保持部材により、組み立てが容易になり、さらに発光管の頂部を保持部材が保持するので、発光管の中心軸を固定することができ、安定した保持を行うことができる。
【0034】
請求項4記載の発明によれば、照明器具は、請求項1ないし3のいずれか一記載の電球形蛍光ランプを用いているので、器具の配光を白熱電球など一般照明用電球の配光に近似または同一となすことができ、照明器具内に配置されたソケット近傍の反射体への光の照射量が充分に確保され、反射体の光学設計とおりの器具特性を得ることができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0035】
以下本発明に係る電球形蛍光ランプおよびこの蛍光ランプを用いた照明器具の実施形態について説明する。
【実施例1】
【0036】
本発明の第1の実施形態を、図面を参照して説明する。図1〜図4は第1の実施形態を示し、図1は電球形蛍光ランプを示し、(a)は正面視の縦断面図、(b)は(a)におけるA部を拡大して示す図、(c)は(b)を上方から見て示した図、図2は同じく電球形蛍光ランプを示し、(a)は図1(a)における左側面視の縦断面図、(b)は(a)におけるB部を拡大して示す図、図3は発光管を示し、(a)は正面図、(b)はグローブと発光管の関係を下方から見て示した図、図4は変形例を示し、(a)は第1の変形例を示す正面視の縦断面図、(b)は(a)のB部を拡大し上方から見て示した図、(c)は(a)のC部を拡大して示す図である。
【0037】
本実施例は、例えば定格ランプ電力が10Wの電球形蛍光ランプL1で、E型と呼ばれるねじ込み形の口金1、この口金に一端側を接着剤や、かしめなどの手段で固定されたカバー2、このカバー内に固定されたホルダ3、ホルダに支持され蛍光ランプを構成する発光管4、カバー2内に設けられた点灯装置5、発光管4を覆うグローブ6などからなる。
【0038】
なお、以下、発光管4を上側、口金1を下側にして説明する。
【0039】
この発光管4は、上部に形成された螺旋形部4aと、下部に形成された略直線形状をなす一対2本の短放電路部4b、4cとを有し、これらを一体に連接して構成する。
【0040】
螺旋形部4aは、管外径が6〜9mm、例えば、8.5mmの直状円管状のガラスバルブ4dを、ほぼ等分の2つ折りに折曲し、その等分位置の折返し部4fを頂部として、図示しない金型に巻き付けて、異なる径の重ね合わせで、同心軸上に広がりをもった略円錐台形状の2重螺旋形にモールド成形する。
【0041】
より詳細には、図3に示すように螺旋形部4aは、ガラスバルブ4dの一方の端部4gから螺旋形部の旋回軸o−o(以下「ランプ軸o−o」と称する)回りに螺旋径を順次縮小し旋回しながら上方の頂部である折返し部4fに至る第1の旋回部Aと、この折返し部4fの他端から旋回軸o−o回りに螺旋径を順次拡大し旋回しながら他方の端部4hに至る第2の旋回部Bとを有する2重螺旋形状を有するように、例えば、ほぼ2周旋回(ターン数)している。
【0042】
これにより、螺旋形部4aは、外側の仮想形状が略円錐台形をなし、螺旋形部には、その下方に径大な螺旋径部からなる最大径部4iを有する形状に構成され、かつこれら螺旋形状により放電路が長い長放電路を有して形成される。
【0043】
この螺旋形部4aは、発光管4がグローブ6内に収容された際に、グローブの最大径部6cを含む頂端部側に位置して配置され、最大径部4iはグローブ6の縮径部6eより径大な螺旋径部を構成している。
【0044】
さらに、2重螺旋形状の螺旋終端部から、ガラスバルブ4dの両端部4g、4hを、ランプ軸o−oに略平行に下方に向けて略直角に折曲げ、螺旋形部4aより放電路が短い略直線形状をなす一対2本の短放電路部4b、4cを形成し、ガラスバルブ4dの短放電路部4b〜螺旋形部4a〜短放電路部4cに至る、より一層長い1本の連通した放電路が形成される。
【0045】
この一対の短放電路部4b、4cは、発光管4がグローブ6内に収容された際に、グローブの縮径部6e側に位置して配置されるように、一対の短放電路部の外側が描く仮想円形の直径Φ2(図3(a))が、螺旋形部4aにおける最大径部4iの直径Φ1よりも小さくなるように形成する。
【0046】
上記に構成されたガラスバルブ4dの両端部となる、短放電路部4b、4cの両端部4g、4hに一対の電極4q、4rを、それぞれ封装して電極封止端部4s、4tを形成する。
【0047】
一対の電極4q、4rは、例えばタングステン製のフィラメントコイル電極が使用されており、例えばビーズガラスにより仮止めされた状態でガラスバルブ4d両端部の電極封止端部4s、4tに封着される。
【0048】
ガラスバルブ4dは、その内面に希土類等の蛍光体膜をほぼ全長に亘って形成し、内部にはアルゴンやクリプトン等の放電媒体が封入されており、一対の電極封止端部4s、4tの下面には、その内部に連通する細管4u、4vが突設され、細管内には水銀またはアマルガムが収容されている。
【0049】
なお、螺旋形部4aの頂部である折返し部4fは、そのガラスバルブ直径を第1、第2の旋回部A、Bの直径よりも大径の膨出部に形成し、この膨出部から排気用の細管4wが突設されている。なお、この膨出部に最冷部を形成するようにしてもよい。また、細管4w内に水銀またはアマルガムを収容するようにしてもよい。
【0050】
上記により、径大な螺旋径部からなる最大径部4iを有する略円錐台形の螺旋形部4aと、螺旋形部の下部、換言すれば、白熱電球の根元部Nに対応する位置に、一対の短放電路部4b、4cを有し、外側全体の仮想外形が略キノコ形をなす発光管4が構成される。
【0051】
このように構成された発光管4の具体構成の一例は、次の通りである。(図2(a))
すなわち、電球形蛍光ランプL1の定格は10Wで、発光管4は最大径部4iの直径寸法Φ1が50mm、高さ寸法h1が約64mm、最大径部4iの水平中心軸から一対の電極封止端部4s、4tの下面までの高さ寸法h2が約40mmである。
【0052】
一対の電極4q、4r間の放電路長は200〜400mmであり、ガラスバルブ4dの管外径に応じて相違する。例えばガラスバルブの管外径が8mmのとき、放電路長が350mm、管外径が9mmのとき放電路長が320mmである。
【0053】
上記のように構成された略キノコ形をなす発光管4は、口金1に固定されたカバー2内のホルダ3に支持される。
【0054】
口金1は、図1、2に示すように、エジソンタイプのE26形などで、ねじ山を備えた筒状のシェル1a、このシェルの一端側の頂部に絶縁部1bを介して設けられたアイレット1cを備えている。
【0055】
シェル1aは、銅板等の導電性の金属で構成され、その他端側をカバー2の一端部に被せてシリコーン樹脂等の耐熱性の接着剤またはかしめなどの手段により固定されている。
【0056】
カバー2は、例えばポリブチレンテレフタレート(PBT)などの耐熱性合成樹脂材料により開口部と円筒体部を一体に形成したカバー本体2aを有し、カバー本体の下端側に口金1のシェル1aが取り付けられ、カバー本体の上端側には、取付端部である環状の開口取付端部2bが形成されている。
【0057】
カバー2の開口取付端部2bは、下方に向けて漸次縮径する逆円錐台状部となして、後述するグローブ6の基端側の開口端部6dを嵌合するように構成する。
【0058】
この開口取付端部2b内には、カバー本体2aの開口部と円筒体部との連結部内側の環状凸状段部2c上にて、ホルダ3の開口部の開口下端を載置して固着している。
【0059】
すなわち、ホルダ3は、例えばポリブチレンテレフタレート(PBT)などの耐熱性合成樹脂材料により有蓋円筒状に形成され、その蓋体をなす円板状の基板部3aの下面周縁部に、下端側に突出する円筒状の円筒部3bを一体に形成し、この円筒部の開口下端を、カバー本体の環状凸状段部2c上に載置して、シリコーン樹脂等の耐熱性の接着剤により固着している。
【0060】
ホルダ3は、基板部3a上に発光管4を載置させて支持する。すなわち、略キノコ形をなす発光管4の螺旋形部4aの根元部に対応する位置に設けられた一対の短放電路部4b、4cの下端部を載置させて支持する凹部と、これら発光管の下端部同士の間隙内に突出して、その径方向のずれを規制する筒状突部3cを突設している。
【0061】
さらに基板部3aには、その筒状突部3cの外側に挿通孔をそれぞれ形成し、これら挿通孔には、発光管4の一対の電極封止端部4s、4tからその外方に突出する細管4u、4vと図3(a)に示すアウターワイヤ4x、4yをそれぞれ挿通させ、シリコーン樹脂等の耐熱性の接着剤により固着させ、ホルダ3の基板部3a上に発光管4を固定して支持する。
【0062】
なお、これらカバー2とホルダ3は別体に構成したが、合成樹脂により一体に形成してもよい。
【0063】
点灯装置5は、図1、2に示すように、発光管4を点灯制御するための点灯回路パターンを形成した回路基板5aを、縦方向にして口金1内面の一対の縦溝2d、2d内に嵌入し固定している。
【0064】
すなわち、口金1内のカバー2内面に、その直径方向で対向する一対の縦溝2d、2dを口金の軸方向に形成し、この縦溝内に回路基板5aを縦方向にして幅方向両側縁部を嵌入させて固定している。
【0065】
回路基板5aには、片面または両面に回路パターンが形成され、その実装面には、電解コンデンサ等のリード部品やトランジスタ等のチップ部品等、点灯回路を構成するための複数の電子部品5b・・・が実装されている。
【0066】
次に、グローブ6は、白熱電球など一般照明用電球などに用いられている横断面が円形のPS形(Pear shape type)バルブの形状をなし、発光管4を覆うように透光性の合成樹脂材料、例えば、透光性のポリカーボネートなどの材料を用い透明または光拡散性を有する乳白色、ここでは乳白色の白熱電球など、一般照明用電球におけるガラス球形状の滑らかな曲面状に形成されている。
【0067】
すなわち、頂端部側に最大径部6cを有する略球状に形成された球状部6aと、基端側の開口端部6d側に球状部の最大径部の直径よりも小径に漸次縮径された縮径部6eからなる略円筒状の根元部6bを一体に形成する。なお、最大径部6cの外径D1は約55mmである。
【0068】
グローブ6の内側面には、発光管4の螺旋形部4aの最大径部4iに対向して発光管外面を保持する保持部材6fを、また頂端部の内面には保持部材6gを一体的に形成する。
【0069】
グローブ6の内側面に形成される保持部材6fは、柔軟性を有するひだ状の薄片をグローブ6の成形時に一体に形成する。
【0070】
このひだ状の保持部材6fは、グローブの内側面の周面方向に等間隔(約90°の間隔)で、かつ横断面円形のグローブの中心に向かって放射状に一体に4個形成する。(図3(b))
また、頂端部の内面に形成される保持部材6gは、中心に凹部6hを形成した突出部6iを、同様にグローブ6の成形時に一体に形成する。(図2(b))
【0071】
これにより、後述するようにグローブ内に発光管を収容した状態で、各保持部材6fの柔軟性を有するひだ状部分の先端が発光管の最大径部4iの外面に当接し、発光管外面を周囲4箇所で弾性をもって保持する。
【0072】
同時に、発光管4頂部の膨出部に形成された排気用の細管4wの先端が、頂端部の内面に形成された保持部材6gの凹部6h内に嵌合されて保持され、発光管の外面は周囲方向4箇所と頂部の計5箇所で確実に保持される。(図2(b))
なお、保持部材6gの凹部6hにシリコーン樹脂等の透明な接着剤を塗布して、嵌合された細管wの先端部を接着してより確実に保持するようにしてもよい。
【0073】
グローブ6の根元部6bは、グローブの基端側に開口端部6dが形成され、この開口端部の縁部がカバー2の開口取付端部2bの内側に嵌合されて、例えばシリコーン樹脂やエポキシ樹脂などの耐熱性の接着剤により固定されている。
【0074】
そして、このグローブ6は、図3(b)に示すように、発光管のランプ軸o−oを通る中心線Oa―Oa(以下「分割線Oa―Oa」と称す)上で、図2中左半分6X1と右半分6X2とに縦割りで2分割された等分した形状で、その端面の周縁部に接合部6j、6kが形成される金型を用い成形されたものであって、この成形部材を2個1組として相互の接合部を合致させて構成する。
【0075】
この際、頂端部の内面に形成される保持部材6gは、凹部6hの中心が分割線Oa―Oa上に位置するようにして半分ずつが一体に成形され、分割されたグローブが組み合わされるときに、半分ずつの半円形凹部が組み合わされて円形の凹部6hが形成されるように構成する。(図2(b))
上記構成のグローブ6が、例えば非分割の一体成形品で形成されている場合には、発光管4の最大径部4iの外径Φ1の方がグローブの開口端部6dの開口径よりも大きいので、この開口端部から発光管を挿入することができない。
【0076】
しかし、このグローブ6はその分割線Oa―Oaで左右に分割されているので、発光管4をホルダ3に支持して設立した後、この発光管の外側を、その両側面からグローブの左、右半分6X1、6X2によりそれぞれ被せ、これら左、右半分6X1、6X2の接合部6j、6kを一体に突き合わせた状態でカバー2に取り付けることができる。
【0077】
グローブ6がポリカーボネート等の透光性樹脂製の場合には、接合部位6j、6kを超音波溶着によって接合することでグローブの分割体である左、右半分6X1、6X2をさらに一体に突き合わせることができる。
【0078】
なお、グローブ6の外面に、所定形状の図示省略した袋状の熱収縮フィルムを被せ、この熱収縮フィルムを熱収縮させることにより、グローブの左、右半分6X1、6X2同士を一体に結合させることができる。
【0079】
なお、この電球形蛍光ランプL1は、発光管4を取り付けたホルダ3をカバー2に固定し、このカバー2に点灯装置5を取り付けて口金1内に装着固定した後、グローブ6で覆われる。
【0080】
上記により、点灯装置5をE26形口金内に内蔵し、略キノコ形の螺旋形の発光管4を有し、定格ランプ電力が10Wの電球形蛍光ランプL1が構成される。
【0081】
この電球形蛍光ランプL1の寸法は、例えば全長H1(口金1部を含む)が約109mm、膨出した略球形をなす最大径部D1が約55mmである。(図2)
また、この発明が適用できる電球形蛍光ランプL1は、全長H1(口金1部を含む)が110mm以下、膨出した最大径部4iの直径寸法D1が60mm以下のものが好ましい。
【0082】
そして、この電球形蛍光ランプL1は、グローブ6を把持して廻すことにより、白熱電球等が装着されるE26形口金対応のソケットへの着脱が行なわれて点灯される。
【0083】
以上、この電球形蛍光ランプL1によれば、白熱電球など一般照明用電球に近似、または同一形状にした外観を有する小型で高効率の電球形蛍光ランプを提供することができる。
【0084】
これにより、白熱電球式照明器具の光源として、白熱電球に代替可能な汎用性を有する電球形蛍光ランプを提供することができ、照明器具への適用率を一層高めることができ、照明器具の白熱電球の代替として用い、省電力、高効率の照明を提供することができる。
【0085】
特に、発光管4は、径大な螺旋径部からなる最大径部4iを有する略円錐台形の螺旋形部4aと、螺旋形部の下部に一対の短放電路部4b、4cを有し、より一層長い1本の連通した放電路が形成されるので、発光効率を飛躍的に向上させることができる。
【0086】
グローブ6内面に一体に発光管4の最大径部4iおよび頂部4fに対向して保持部材6f、6gを形成したので、グローブ内に発光管を収容した状態で、保持部材6fの柔軟性を有するひだ状部分の先端が発光管の最大径部4iの外面に当接し、発光管外面を周囲4箇所で弾性をもって保持し、同時に、発光管4頂部の膨出部に形成された細管4wの先端が、頂端部の内面に形成された保持部材6gの凹部6h内に嵌合されて保持され、発光管の外面は周囲方向4箇所と頂部の計5箇所で確実に保持することができる。
【0087】
また、グローブ6は左右に分割され、左、右半分6X1、6X2を一体に突き合わせて結合するので、外周方向から内側に向かう挟持する力によって、これらの各保持部材6f、6gを保持することができ、より一層、発光管を確実に保持して保持強度を高くすることができる。
【0088】
これにより、ランプを誤って落下させてしまった場合などに、発光管が破損する恐れがなくなり、強固な電球形蛍光ランプを提供することができる。
【0089】
特に、保持部材6fは、柔軟性を有するようにひだ状部分を形成したので、ガラスバルブからなる発光管の外面を、弾性をもって柔らかく保持することができ、発光管の破損を一層確実に防ぐことができる。
【0090】
また、保持部材は透光性を有するポリカーボネートからなるグローブと一体に形成したので、色および光の透過率がグローブと同一になり、保持部材がグローブに影となって写りこまれることがなく外観を悪くすることがない。
【0091】
さらに、外側全体の仮想外形が、略キノコ形をなす発光管4が発光することにより白熱電球のシルエットに近似した配光をもった照明を行うことができる。
【0092】
さらに、電球の中心部分となる発光管4の螺旋形部4aは、略円錐台形をなし、螺旋形部の下方に径大な螺旋径部からなる最大径部4iを有する形状に構成されているので、長い放電路が確保され光束の増大と発光効率の向上を図ることができ、十分な明るさをもった照明を行うことができる。
【0093】
特に、特許文献2に示されるような円筒状螺旋形体の場合には、内側に発光した光は発光管自体に閉じこまれる確立が高く、光の利用率が悪いが、本実施例のように発光管が略円錐台形をなしているため、内側に発光した光が閉じこまれることがなく、外側に向けて放射され光の利用率を高めることができる。
【0094】
さらに、本実施例の発光管は、螺旋形部4aが略円錐台形をなし、螺旋形部の下方に径大な螺旋径からなる最大径部4iを有する形状に構成し、この螺旋終端部から、ガラスバルブの両端部4g、4hを下方に向けてほぼ直角に折曲げ、一対2本の短放電路部4b、4cを形成したので、例えば、特許文献3に示されるように、格別な金型、機構および工程を必要とせずに、簡素な金型を使用したモールド成形によりガラスバルブを螺旋形に成形することができ、成形作業の容易性を向上させることができる。
【0095】
また、発光管4は、透光性のグローブ6により覆われているので、乳白色のグローブ6を用いた場合は拡散光が放射されグローブ6の縦方向に形成される接合部6j、6kの陰影は薄く外観上はあまり目立つものではない。なお、グローブ6と発光管4との外形の関係は、グローブ6内壁に発光管4の外面が近接ないしは当接する程度の大きさとすることで発光管4の放電路を長くできる。
【0096】
また、発光管4に膨出した最大径部4iがあるので径小な開口端部6dを有する通常のグローブは最大径部を挿通できず全体を覆うことができなかったが、分割したグローブの左、右半分6X1、6X2を後から接合して組み立て一体化することにより全体を覆うことが可能となった。
【0097】
そして、このようなグローブ付の電球形蛍光ランプL1の構造とすることによって、グローブ6の組み付けが可能であると共に、その作業も容易であり、清掃に手間を要するガラスバルブ4dに塵埃が付着することを防止し平滑な表面を有するグローブ6の清掃でよいのでメンテナンスも容易となる。
【0098】
また、ガラスバルブ4dからなる発光管4をグローブ6で覆ってあるので把持がし易く、ソケットに対する着脱が容易で発光管4の破損不良発生を低減できる。
【0099】
以上、本実施例において、発光管4の螺旋形部4aは、外観形状を白熱電球のシルエットに近似させるために螺旋形部の下方に径大な螺旋径部からなる最大径部4iを形成したが、特許文献2または特許文献3に示すような等しい螺旋径を有する円筒状をなす螺旋形部または略球状をなす螺旋形部を構成し、この螺旋形部に短放電路部4b、4cを連接するようにしてもよい。
【0100】
保持部材6f、6gにより、発光管の外面を周囲方向4箇所と頂部の計5箇所で保持したが、保持部材6fは周囲方向4箇所でなく1箇所で保持するようにしてもよい。
【0101】
また、頂部の保持は省略し、周囲方向のみで保持するようにしてもよい。
【0102】
逆に周囲方向の保持は省略し、頂部のみで保持するようにしてもよい。
【0103】
保持部材6fは、グローブ6の内側面に発光管4の螺旋形部4aの最大径部4iに対向して形成したが、螺旋形部4aにおける最大径部以外に対向して形成してもよい。
【0104】
さらに、保持部材6fは、螺旋形部4a以外、例えば、図4(a)(b) に示すように、一対の短放電路部4b、4cに対向して形成してもよい。これによれば、保持部材6fの薄い影がグローブに投影されてしまうような場合に、グローブの目立たない根元部分に形成され外観もよくなる。
【0105】
保持部材6fは、柔軟性を有するひだ状の薄片として構成したが、柔軟性のない薄片として構成してもよい。またグローブ6の成形時に一体に形成したが、別個にシリコーンなど透明な合成樹脂等で構成した薄片を、グローブ6の内側面の所定位置、若しくは発光管の螺旋形部の外面にシリコーン樹脂等の透明な接着剤で固着するようにしてもよい。
【0106】
さらに、図4(a)(c)に示すように、発光管4におけるガラスバルブ4dの成形時に一体に小さな突出部からなる保持部材6f´を形成し、グローブ6内側面に対向させるようにしてもよい。
【0107】
また、2分割されたグローブ6の接合は、シリコーン樹脂等の透明で耐熱性を有する接着剤62を介して接合しても、超音波溶着等により結合してもよい。
【0108】
さらに、横方向(水平方向)に2分割してもよい。この場合は、図2(a)に一点鎖線で示すように、グローブの最大径部6cの中心線Ob−Obを水平分割線として上下に2分割し、上下一対のグローブ6Y1、6Y2を構成してもよい。
【0109】
これによれば、水平分割線が発光管4の最大径部4iの中心線上近傍にあるので、上下一対のグローブ6Y1、6Y2により発光管4の全体を被覆することができる。
【0110】
また、グローブ6は、透光性のポリカーボネートなどの材料を用いて構成したが、ソーダライムガラスなどのガラス材料で構成し専用マシーンなどにより自動的に製造するようにしてもよい。
【0111】
以上、上記実施例に示す電球形蛍光ランプL1は、例えば図5に示すダウンライトなどの照明器具20の光源として用いられる。この図5は照明器具20を断面して示す説明図で、図において21は器具本体、22はこの本体21内に設けられたE26型などの口金1に対応するソケット、23は反射体で、上記ソケット22に例えば電球形蛍光ランプL1が装着される。
【0112】
電球形蛍光ランプL1は、白熱電球など一般照明用電球と近似、または同一形状をなしているので、器具の配光を一般照明用電球の配光に近似または同一となすことができ、ソケット22近傍の反射体23への光の照射量が充分に確保され、反射体の光学設計とおりの器具特性を得ることができる。
【0113】
また、電球形蛍光ランプL1の発光管の螺旋形部4aが図中下方に向いているので、直下照度を向上させることができる。
【0114】
このように本発明に関わる電球形蛍光ランプは、白熱電球などの一般照明用電球と同じ外形と、より高い発光特性が得られるとともに一般照明用電球を使用する照明器具20に装着できるので各種照明器具への適用率を一層高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【0115】
【図1】本発明の第1の実施形態の電球形蛍光ランプを示し、(a)は正面視の縦断面図、(b)は(a)におけるA部を拡大して示す図、(c)は(b)を上方から見て示した図。
【図2】同じく電球形蛍光ランプを示し、(a)は図1(a)における左側面視の縦断面図、(b)は(a)におけるB部を拡大して示す図。
【図3】同じく発光管を示し、(a)は正面図、(b)はグローブと発光管の関係を下方から見て示した図。
【図4】同じく変形例を示し、(a)は第1の変形例を示す正面視の縦断面図、(b)は(a)のB部を拡大し上方から見て示した図、(c)は(a)のC部を拡大して示す図。
【図5】本発明の電球形蛍光ランプを用いた照明器具を断面して示す説明図。
【図6】従来の電球形蛍光ランプを、グローブを断面して示す正面図。
【符号の説明】
【0116】
L1:電球形蛍光ランプ
o−o:旋回軸(ランプ軸)
1:口金
2:カバー
3:ホルダ
4:発光管
4a:螺旋形部
4b、4c:短放電路部
4d:バルブ
4i:最大径部
4q、4r:電極
5:点灯装置
6:グローブ
6c:最大径部
6d:開口端部
6e:縮径部
6f、6g:保持部材
20:照明器具
21:器具本体
22:ソケット



【特許請求の範囲】
【請求項1】
一端に口金を備えたカバーと;
基端側の開口端部がカバーに取り付けられ、頂端部側に最大径部を有し開口端部側に最大径部より縮径した縮径部を形成したグローブと;
グローブ内に収容された一対の電極を有するバルブからなり、このバルブがグローブの最大径部を含む頂端部側に位置して螺旋形に形成された螺旋形部、この螺旋形部に連接されグローブの縮径部側に位置して螺旋形部よりも放電路が短い一対の短放電路部を備えた発光管と;
発光管とグローブ内面との間に設けられた発光管外面を保持する保持部材と;
カバーに取付けられた点灯装置と;
を具備していることを特徴とする電球形蛍光ランプ。
【請求項2】
前記発光管はグローブの縮径部より径大な螺旋径部を少なくとも一部に有して螺旋形に形成された螺旋形部を有し、保持部材は発光管の径大な螺旋径部に対向してグローブ内面に一体的に形成したことを特徴とする請求項1に記載の電球形蛍光ランプ。
【請求項3】
一端に口金を備えたカバーと;
基端側の開口端部がカバーに取り付けられ、頂端部側に最大径部を有し開口端部側に最大径部より縮径した縮径部を形成したグローブと;
グローブ内に収容された一対の電極を有するバルブからなり、このバルブがグローブの最大径部を含む頂端部側に位置してグローブの縮径部より径大な螺旋径部を少なくとも一部に有する螺旋形に形成された螺旋形部、この螺旋形部に連接されグローブの縮径部側に位置して螺旋形部よりも放電路が短い一対の短放電路部を備えた発光管と;
グローブ内面から突出するように一体的に設けられ発光管の螺旋形部の頂部を保持する保持部材と;
カバーに取付けられた点灯装置と;
を具備していることを特徴とする電球形蛍光ランプ。
【請求項4】
ソケットが設けられた器具本体と;
この器具本体のソケットに装着された請求項1ないし3のいずれか一記載の電球形蛍光ランプと;
を具備していることを特徴とする照明器具。


【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【公開番号】特開2008−59899(P2008−59899A)
【公開日】平成20年3月13日(2008.3.13)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−235540(P2006−235540)
【出願日】平成18年8月31日(2006.8.31)
【出願人】(000003757)東芝ライテック株式会社 (2,710)
【Fターム(参考)】