説明

非接触充電器の送電コイルの移動装置

【課題】非接触充電器に受電コイルを内蔵した電子機器を気軽に位置させても、効率よく充電できる位置へ送電コイルを移動させることができきる非接触充電器の送電コイルの移動装置の提供。
【解決手段】X方向の移動機構はXテーブルの端部に形成されたX方向のラックと、このXテーブルの両側部に取付けられるとともに、該XテーブルがX方向の両側部側に位置すると、先端部側がベース板に設けられたガイドレールで内側方向へ回動する一対のX方向の回動ラックとを備え、Y方向の移動機構はYテーブルの端部に形成されたY方向のラックと、このY方向のラックと接続されるようにYテーブルの両側部に取付けられるとともに、該YテーブルのY方向の両側部側に位置すると、先端部側がYテーブル支持板に設けられたガイドレールで内側方向へ回動する一対のY方向の回動ラックとを備えて非接触充電器の送電コイルの移動装置を構成する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は検出センサーで検出した位置へ送電コイルを移動させ、非接触で携帯電話機、カメラ、PDA、携帯電子端末等の受電コイルを内蔵した電子機器の充電を行なう非接触充電器の送電コイルの移動装置に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、非接触で電子機器の受電コイルを充電する非接触充電器は、該非接触充電器の送電コイル部分に電子機器の受電コイルを正確に位置させなければ効率よく充電することができなかった。
【0003】
このため、非接触充電器の送電コイル部分を固定的に設置し、この送電コイル部分に電子機器の受電コイルを正確に位置させて充電するものが考えられていた。
【0004】
また、電子機器の受電コイルの位置を検出センサーで検出し、送電コイルを、遊星歯車を用いて検出位置へ移動させることが本出願人によって考えられているが、前者にあっては使用者が非接触充電器の送電コイル部分に電子機器の受電コイルを正確に位置させることが難しく、少しでも位置がずれていると充電効率が低下するという欠点があり、後者は構造が複雑で、コスト高になりやすく、更なる薄型化への対応が難しいという問題を抱えていた。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】特開2009−89464
【特許文献2】特開2008−301553
【特許文献3】特開平9−190938
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本発明は以上のような従来の欠点に鑑み、非接触充電器に受電コイルを内蔵した電子機器を気軽に位置させても、受電コイルを効率よく充電できる位置へ送電コイルを移動させることができ、かつ送電コイルの配線も他の部品との干渉を考えることなく行なえ、部品点数を削減してコストの低減や薄型化を図ることができ、送電コイルの移動量を大きく取ることができる非接触充電器の送電コイルの移動装置を提供することを目的としている。
【0007】
本発明の前記ならびにそのほかの目的と新規な特徴は次の説明を添付図面と照らし合わせて読むと、より完全に明らかになるであろう。
ただし、図面はもっぱら解説のためのものであって、本発明の技術的範囲を限定するものではない。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記目的を達成するために、本発明はベース板に移動可能に取付けられた板状のXテーブルをX方向の移動機構でX方向に移動させるとともに、前記ベース板上に設けられたYテーブル支持板に移動可能に取付けられた板状のYテーブルをY方向の移動機構でY方向に移動させることができる非接触充電器の送電コイルの移動装置において、前記X方向の移動機構はXテーブルの端部に形成されたX方向のラックと、このX方向のラックと接続されるように前記Xテーブルの両側部に取付けられるとともに、該XテーブルがX方向の両側部側に位置すると、先端部側がベース板に設けられたガイドレールで内側方向へ回動する一対のX方向の回動ラックと、前記X方向のラックが形成された部位のXテーブルの外側部位のベース板に固定されたX軸制御モータと、このX軸制御モータの駆動軸に固定されたX軸ピニオンと噛み合うとともに、前記X方向のラックおよび一対のX方向の回動ラックと噛み合う歯車とで構成され、前記Y方向の移動機構はYテーブルの端部に形成されたY方向のラックと、このY方向のラックと接続されるように前記Yテーブルの両側部に取付けられるとともに、該YテーブルのY方向の両側部側に位置すると、先端部側がYテーブル支持板に設けられたガイドレールで内側方向へ回動する一対のY方向の回動ラックと、前記Y方向のラックが形成された部位のYテーブルの外側部位の前記ベース板に固定されたY軸制御モータと、このY軸制御モータの駆動軸に固定されたY軸ピニオンと噛み合うとともに、前記Y軸方向のラックおよび一対のY軸方向の回動ラックと噛み合う歯車とで非接触充電器の送電コイルの移動装置を構成している。
【発明の効果】
【0009】
以上の説明から明らかなように、本発明にあっては次に列挙する効果が得られる。
(1)請求項1により、XテーブルをX方向のラックの両側部に取付けられた一対のX方向の回動ラックをX方向の両側部側に位置すると先端部の内側に回動させることができるので、XテーブルをX方向に大きく移動させることができる。
また、YテーブルをY方向のラックの両側部に取付けられた一対のY方向の回動ラックをY方向の両側部側に位置すると先端部を内側に回動させることができるので、YテーブルをY方向に大きく移動させることができる。
(2)板状のXテーブルと板状のYテーブルとを用いているので、薄型化や小型コンパクト化を図ることができる。
(3)送電コイルをX方向の移動機構とY方向の移動機構で、X方向とY方向に移動させることができる。
したがって、送電コイルを最適位置へ速く移動させることができるとともに、送電コイルの移動制御を容易に行なうことができる。
(4)前記(3)によって、送電コイルをX方向とY方向に移動させるため、該送電コイルへ給電するための配線が、他の部品との干渉を効率よく阻止できる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
【図1】本発明を実施するための第1の形態の使用状態の説明図。
【図2】本発明を実施するための第1の形態の使用状態の分解斜視図。
【図3】本発明を実施するための第1の形態のケース体を外した状態の平面図。
【図4】図3の4−4線に沿う断面図。
【図5】図3の5−5線に沿う断面図。
【図6】本発明を実施するための第1の形態のX方向だけの移動状態の説明図。
【図7】X方向の端部側の移動状態の説明図。
【図8】Y方向だけの移動状態の説明図。
【図9】Y方向の端部側の移動状態の説明図。
【図10】X方向とY方向の移動状態の説明図。
【図11】送電コイルへの給電方法の説明図。
【図12】原点探索の説明図。
【図13】本発明を実施するための第2の形態の分解斜視図。
【図14】ベース板とXテーブルの説明図。
【図15】Yテーブル支持板とYテーブルの説明図。
【発明を実施するための形態】
【0011】
以下、図面に示す本発明を実施するための形態により、本発明を詳細に説明する。
【0012】
図1ないし図12に示す本発明を実施するための第1の形態において、1は受電コイルを内蔵した携帯電話機、カメラ、PDA、携帯電子端末等の電子機器を非接触で充電することができる本発明の非接触充電器の送電コイルの移動装置で、この非接触充電器の送電コイルの移動装置1は長方形状のベース板本体2、このベース板本体2の上面に並列するように上面へ突出するバー状のX方向のスライドレール3、3、このX方向のスライドレール3、3の一方のX方向のスライドレール3の外側部位の前記ベース板本体2の上面に形成された両端部を除く部位が、該一方のX方向のスライドレール3と平行で、かつ両端部が円弧状に内側へ曲がるX方向の内側案内部55、55が形成されたX方向のガイドレール56とからなるベース板4と、このベース板4のX方向のスライドレール3、3に沿ってX方向にスライド移動する後端部が広幅で、先端部が小幅寸法に形成された板状のXテーブル本体5、このXテーブル本体5の底面に形成された、前記スライドレール3、3に沿ってスムーズにX方向へ移動する案内溝6、6と、前記Xテーブル本体5の後端部側の中央底面に形成された、前記X方向のガイドレール56と係合するX方向の係合片57、前記Xテーブル本体5の後端部に形成されたX方向のラック8、このX方向のラック8と接続するように前記Xテーブル本体5の後部両側部に枢支ピン58、58で枢支され、かつ先端部側の底面に形成されたガイドピン59、59が前記X方向のガイドレール56と係合する一対のX方向の回動ラック60、60とからなるXテーブル7と、前記X方向のラック8および前記一対のX方向の回動ラック60、60と噛み合う歯車9、この歯車9と噛み合うピニオン10が駆動軸11に取付けられ、かつ前記ベース板4にビス12、12で固定されたパルスモータを用いたX軸制御モータ13とからなるXテーブル7をX方向にスライド移動させるX方向の移動機構14と、前記ベース板4にスペーサ15を介した複数本のボルト16、16、16、16で前記Xテーブル7の移動をじゃますることのないように取付けられた長方形状の透孔17および前記X軸制御モータ13のX軸制御モータ取付け用の切欠部18や、後述するY軸制御モータのY軸制御モータ取付け用の切欠部19が形成されたYテーブル支持板本体20、このYテーブル支持板本体20の透孔17の両端部に並列するように、上方へ突出するように形成されたバー状のY方向のスライドレール21、21、このY方向のスライドレール21、21の一方のY 方向のスライドレール21の外側部位の前記Yテーブル支持板本体20の上面に形成された両端部を除く部位が、該Y 方向のスライドレール21と平行で、かつ両端部が円弧状に内側へ曲がるY方向の内側案内部61、61が形成された溝状のY方向のガイドレール62とからなるYテーブル支持板22と、このYテーブル支持板22のY 方向のスライドレール21、21に沿ってY方向にスライド移動するT字状の板状のYテーブル本体23、このY テーブル本体23の底面に設けられた前記Y方向のスライドレール21、21に沿ってスムーズにY方向に移動することができる案内溝24、24、前記Yテーブル本体23の後端部側の中央底面に形成された、前記Y方向のガイドレール62と係合するY方向の係合片63、前記Yテーブル本体23の後端部に形成されたY方向のラック26、このY方向のラック26と接続するように前記Yテーブル本体23の後部両側部に枢支ピン64、64で枢支され、かつ先端部側の底面に形成されたガイドピン65、65が前記Y方向のガイドレール62と係合する一対のY方向の回動ラック66、66とからなるYテーブル25と、前記Y方向のラック26および前記一対のY方向の回動ラック66、66と噛み合う歯車27、この歯車27と噛み合うピニオン28が駆動軸29に取付けられ、かつ前記ベース板4にビス12、12で固定されたパルスモータを用いたY軸制御モータ30とからなるYテーブル25をY方向にスライド移動させるY方向の移動機構31と、前記Yテーブル25のYテーブル本体23のX方向部材23bにX方向にスライド移動可能に取付けられた送電コイル32が支持された送電コイル支持台33と、前記Xテーブル7のXテーブル本体5のほぼ中央部にY方向に形成された、前記送電コイル支持台33をY方向にガイドする支持台ガイドレール34、この支持台ガイドレール34と係合して送電コイル支持台33を前記X方向の移動機構14でX方向に移動させるとともに、前記Y方向の移動機構31でY方向に移動させる、該送電コイル支持台33に形成した係合片35とからなるコイル支持台の接続手段36と、前記X方向の移動機構14、Y方向の移動機構31等を覆うように、前記ベース板4に保護カバー37、38を介して取付けられた長方形状のケース体39と、このケース体39に載置される受電コイルを内蔵した電子機器の受電コイルの位置を検出することができる、一般に使用されている該ケース体39に設けられた検出センサー40と、この検出センサー40で検出された位置へ、前記送電コイル32を前記X方向の移動機構14およびY方向の移動機構31を作動させて、送電コイル支持台33を移動させて位置させる作動制御回路41を備えた基板42と、この基板42のX軸コネクタ43と前記X軸制御モータ13とを接続するX軸のケーブル44と、前記基板42のY軸コネクタ45と前記Y軸制御モータ30とを接続するY軸ケーブル46と、前記基板42のY方向の制御回路に接続された受電コイルコネクタ47と前記送電コイル32とを接続するY方向の給電ケーブル48と、前記基板42のX方向の制御回路に接続された受電コイルコネクタ49と前記送電コイル32とを接続するX方向の給電ケーブル50と、前記基板42に取付けられた前記歯車27に形成した一部を切り欠いたリング27aを跨ぐ前記Yテーブル25が原点に位置した所でONとなる光センサーフォトインタラプタ等のY方向位置検出センサー51と、前記基板42に取りつけられた前記歯車9に形成した一部を切り欠いたリング9aを跨ぐ前記Xテーブル7が原点に位置した所でONとなる光センサーフォトインタラプタ等を用いたX方向位置検出センサー53と、前記Yテーブル25の後端部を覆うYテーブル押さえ54とで構成されている。
【0013】
上記構成の非接触充電器の送電コイルの移動装置1はケース体39上に充電したい電子機器(図示せず) を載せると、該電子機器に内蔵された受電コイルの位置を検出センサー40で検出し、その信号を作動制御回路41へ入力する。
【0014】
この検出センサー40の検出信号が作動制御回路41へ入力されると、X方向の移動機構14のX軸制御モータ13が駆動して、Xテーブル7を図6に示すようにX方向へ移動させるとともに、Y方向の移動機構31のY軸制御モータ30も駆動して、Yテーブル25を図7に示すようにY方向へ移動させ、送電コイル32が支持された送電コイル支持台33を、前記受電コイルを効率よく充電することができる位置へ移動させることができる。
【0015】
Xテーブル7のX方向の両端部方向の移動時には一対の回動ラック60、60がX方向のガイドレール56のX方向の内側案内部55、55に案内されて内側へ回動するため、Xテーブル7は大きくX方向に移動させることができる。
【0016】
また、Yテーブル25のY方向の両端部方向への移動時には一対のY方向の回動ラック66、66がY方向のガイドレール62のY方向の内側案内部61、61に案内されて内側へ回動するため、Yテーブル25は大きくY方向に移動させることができる。
【0017】
[発明を実施するための異なる形態]
次に、図13ないし図15に示す本発明を実施するための異なる形態につき説明する。なお、この本発明を実施するための異なる形態の説明に当って、前記本発明を実施するための第1の形態と同一構成部分には同一符号を付して重複する説明を省略する。
【0018】
図13ないし図15に示す本発明を実施するための第2の形態において、前記本発明を実施するための第1の形態と主に異なる点は、溝状のX方向のスライドレール3A、3A、溝状のX方向の内側案内部55A、55Aを有するX方向のガイドレール56Aが形成されたベース板4Aと、このベース板4AのX方向のスライドレール3A、3Aと係合する係合片67、67およびX方向のガイドレール56Aと係合するX方向の係合片57Aを備えたXテーブル7Aと、溝状のY方向のスライドレール21A、21A、溝状のY方向の内側案内部61A、61Aを有するY方向のガイドレール62Aが形成されたYテーブル支持板22Aと、このYテーブル支持板22AのY 方向のスライドレール21A、21Aと係合する係合片68、68およびY方向のガイドレール62Aと係合するY方向の係合片63Aを備えたYテーブル25Aとを用いた点で、このように構成したベース板4A、Xテーブル7A、Yテーブル支持板22AおよびYテーブル25Aを用いた非接触充電器の送電コイルの移動装置1Aにしても、前記本発明を実施するための第1の形態と同様な作用効果が得られる。
【0019】
なお、前記本発明の各実施の形態ではパルスモータを用いたX軸制御モータ13と、パルスモータを用いたY軸制御モータ30とを用いるものについて説明したが、本発明はこれに限らず、制御することができるモータであれば使用することができる。
【0020】
また、Y方向位置検出センサー51やX方向位置検出センサー53として、光センサーフォトインタラプタを用いたものについて説明したが、本発明はこれに限らず、磁気センサーホール素子やメカニカルなスイッチを用いることもできる。
【産業上の利用可能性】
【0021】
本発明は非接触充電器の送電コイルの移動装置を製造する産業で利用される。
【符号の説明】
【0022】
1、1A:非接触充電器の送電コイルの移動装置、
2:ベース板本体、 3、3A:スライドレール、
4、4A:ベース板、 5:Xテーブル本体、
6:案内溝、 7、7A:Xテーブル、
8:X方向のラック、 9:歯車、
10:ピニオン、 11:駆動軸、
12:ビス、 13:X軸制御モータ、
14:X方向の移動機構、 15:スペーサ、
16:ボルト、 17:透孔、
18:X軸制御モータ取付け用の切欠部、
19:Y軸制御モータ取付け用の切欠部、
20:Yテーブル支持板本体、
21、21A:Y方向のスライドレール、
22、22A:Yテーブル支持板、
23:Yテーブル本体、 24:案内溝、
25、25A:Yテーブル、 26:Y方向のラック、
27:歯車、 28:ピニオン、
29:駆動軸、 30:Y軸制御モータ、
31:Y方向の移動機構、 32:送電コイル、
33:送電コイル支持台、 34:支持台ガイドレール、
35:係合片、 36:コイル支持台の接続手段、
37、38:保護カバー、 39:ケース体、
40:検出センサー、 41:作動制御回路、
42:基板、 43:X軸コネクタ、
44:X軸ケーブル、 45:Y軸コネクタ、
46:Y軸ケーブル、 47:受電コイルコネクタ、
48:給電ケーブル 、 49:受電コイルコネクタ、
50:X方向の給電ケーブル、 51:Y方向位置検出センサー、
53:X方向位置検出センサー、
55、55A:X方向の内側案内部、
56、56A:X方向のガイドレール、
57、57A:X方向の係合片、 58:枢支ピン、
59:ガイドピン、 60:X方向の回動ラック、
61、61A:Y方向の内側案内部、
62、62A:Y方向のガイドレール、
63:Y方向の係合片、 64:枢支ピン、
65:ガイドピン、 66:Y方向の回動ラック。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
ベース板に移動可能に取付けられた板状のXテーブルをX方向の移動機構でX方向に移動させるとともに、前記ベース板上に設けられたYテーブル支持板に移動可能に取付けられた板状のYテーブルをY方向の移動機構でY方向に移動させることができる非接触充電器の送電コイルの移動装置において、前記X方向の移動機構はXテーブルの端部に形成されたX方向のラックと、このX方向のラックと接続されるように前記Xテーブルの両側部に取付けられるとともに、該XテーブルがX方向の両側部側に位置すると、先端部側がベース板に設けられたガイドレールで内側方向へ回動する一対のX方向の回動ラックと、前記X 方向のラックが形成された部位のXテーブルの外側部位のベース板に固定されたX軸制御モータと、このX軸制御モータの駆動軸に固定されたX軸ピニオンと噛み合うとともに、前記X方向のラックおよび一対のX方向の回動ラックと噛み合う歯車とで構成され、前記Y方向の移動機構はYテーブルの端部に形成されたY方向のラックと、このY方向のラックと接続されるように前記Yテーブルの両側部に取付けられるとともに、該YテーブルのY方向の両側部側に位置すると、先端部側がYテーブル支持板に設けられたガイドレールで内側方向へ回動する一対のY方向の回動ラックと、前記Y方向のラックが形成された部位のYテーブルの外側部位の前記ベース板に固定されたY軸制御モータと、このY軸制御モータの駆動軸に固定されたY軸ピニオンと噛み合うとともに、前記Y軸方向のラックおよび一対のY軸方向の回動ラックと噛み合う歯車とで構成されていることを特徴とする非接触充電器の送電コイルの移動装置。

【図1】
image rotate

【図2】
image rotate

【図3】
image rotate

【図4】
image rotate

【図5】
image rotate

【図6】
image rotate

【図7】
image rotate

【図8】
image rotate

【図9】
image rotate

【図10】
image rotate

【図11】
image rotate

【図12】
image rotate

【図13】
image rotate

【図14】
image rotate

【図15】
image rotate


【公開番号】特開2012−16209(P2012−16209A)
【公開日】平成24年1月19日(2012.1.19)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−151912(P2010−151912)
【出願日】平成22年7月2日(2010.7.2)
【出願人】(000105659)日本電産コパル電子株式会社 (85)
【Fターム(参考)】