説明

非標準的な流動体ライン接続をもたらすためのシステム及び方法

標準的なルアー継手(40、35)に係合することができない、ルアー形状の非標準的な迅速未接続医用流動体コネクタ(26、30)。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、概ね、非標準的な流動体ライン接続をもたらすための、システム及び方法、に関するものである。
【背景技術】
【0002】
血管内カテーテルは、患者の体温を制御するために導入されている。通常は、生理食塩水のような冷却液が、血管内熱交換カテーテルを通って循環される。該カテーテルは、患者の容体に合わせて血液を冷やしたり熱したりするために、患者の血流内に配置される。冷却液は、コンピューター制御熱交換器によって加温又は冷却される。該熱交換器は、患者の体外にあり、カテーテルと流体連通している。
【0003】
例えば、血管内熱交換カテーテルは、脳卒中、くも膜下出血、脳内出血、心不全、急性心筋梗塞のような、神経及び心臓の病気に、苦しんでいる、患者の、有害な熱に、有効に対抗するために、使用でき、又は、そのような患者に低体温療法を導入するために、使用できる。更に、そのようなカテーテルは、例えば、心臓手術後の患者を再び暖めるために、又は、植皮手術中に患者を暖め続ける等の別の理由のために、使用できる。血管内カテーテルは、外から冷却及び加温を行う方法に、より正確な温度制御を実現でき、また、医療関係者の一部にとってより便利である、という利点を与える。
【0004】
ここに参照として組み入れられている以下に示す全ての米国特許は、種々の血管内カテーテル/システム/方法を、開示している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】米国特許第6,419,643号
【特許文献2】米国特許第6,416,533号
【特許文献3】米国特許第6,409,747号
【特許文献4】米国特許第6,405,080号
【特許文献5】米国特許第6,393,320号
【特許文献6】米国特許第6,368,304号
【特許文献7】米国特許第6,338,727号
【特許文献8】米国特許第6,299,599号
【特許文献9】米国特許第6,290,717号
【特許文献10】米国特許第6,287,326号
【特許文献11】米国特許第6,165,207号
【特許文献12】米国特許第6,149,670号
【特許文献13】米国特許第6,146,411号
【特許文献14】米国特許第6,126,684号
【特許文献15】米国特許第6,306,161号
【特許文献16】米国特許第6,264,679号
【特許文献17】米国特許第6,231,594号
【特許文献18】米国特許第6,149,676号
【特許文献19】米国特許第6,149,673号
【特許文献20】米国特許第6,110,168号
【特許文献21】米国特許第5,989,238号
【特許文献22】米国特許第5,879,329号
【特許文献23】米国特許第5,837,003号
【特許文献24】米国特許第6,383,210号
【特許文献25】米国特許第6,379,378号
【特許文献26】米国特許第6,364,899号
【特許文献27】米国特許第6,325,818号
【特許文献28】米国特許第6,312,452号
【特許文献29】米国特許第6,261,312号
【特許文献30】米国特許第6,254,626号
【特許文献31】米国特許第6,251,130号
【特許文献32】米国特許第6,251,129号
【特許文献33】米国特許第6,245,095号
【特許文献34】米国特許第6,238,428号
【特許文献35】米国特許第6,235,048号
【特許文献36】米国特許第6,231,595号
【特許文献37】米国特許第6,224,624号
【特許文献38】米国特許第6,149,677号
【特許文献39】米国特許第6,096,068号
【特許文献40】米国特許第6,042,559号
【特許文献41】米国特許第6,451,045号
【特許文献42】米国特許第6,520,933号
【特許文献43】米国特許第6,749,625号
【特許文献44】米国特許第6,796,995号
【特許文献45】米国特許第6,290,717号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
ここでかなり認識できるように、標準的なルアー継手(fitting)等の標準的なコネクタを有する、シリンジ等の構成要素が、構成要素中の流動体を受け入れることを目的としていない内腔に繋がっているコネクタと、故意ではなく接続されるのを回避するために、上記記載のカテーテル等の医用装置において、流動体ライン接続をもたらすことが、必要とされている。
【課題を解決するための手段】
【0007】
医用流動体コネクタシステムは、一体の雄コネクタ本体を、有しており、雄コネクタ本体は、内部中空雄コーンと、雄コーンを囲んでおり且つコーンから半径方向に離れた外部環状スリーブと、を画定している。スリーブは、内側がねじになっており、雄コーンは、スリーブを越えて軸方向に延びている。本体は、標準的な雌ルアー継手が本体と係合するのを防止する構造を、有している。
【0008】
標準的な雌ルアーとの係合を防止する構造は、標準的な雄ルアー継手の雄コーンの外径より大きい外径の、雄コーンを、有することができる。加えて又は代わりに、その構造は、標準的な雄ルアー継手のスリーブの内径より大きい内径の、スリーブを、有することができる。更に、加えて又は代わりに、その構造は、標準的な雄ルアー継手のスリーブのねじピッチより大きいねじピッチの、スリーブを、有することができる。
【0009】
また、一体の雌コネクタ本体が、設けられており、雌コネクタ本体は、スリーブのねじ部を係合するように構成された、半径方向に延びた三角ねじ部を、外側に有する、雌コーンを、画定している。
【0010】
別の態様では、医用流動体コネクタシステムは、雄コネクタ本体のスリーブのねじ部を係合するように構成された、半径方向に延びた三角ねじ部を、外側に有する雌コーンを、画定している、一体の雌コネクタ本体を、有している。
【0011】
更に別の態様では、方法が、内側がねじになったスリーブを囲んでいる環状部から離れて、中心に中空雄コーンを有している、雄コネクタを、設ける工程を、有している。方法は、スリーブを係合するように構成された、半径方向に延びた三角ねじ部を、備えた雌コーンを、有する雌コネクタを、設ける工程を、更に有している。雄コネクタは、標準的な雌ルアー継手を受け入れることができず、また、雌コネクタは、標準的な雄ルアー継手を係合することができない。
【0012】
本発明の、構成及び作用の両方に関する詳細は、添付の図面を参照して最も良く理解できる。図面において、同様の符号は、同様の部分を示している。
【図面の簡単な説明】
【0013】
【図1】薬剤ソース及び熱交換流動体ソースを、カテーテルと分割した関係で、概略的に示した、非限定的な血管内熱交換カテーテルの、斜視図である。
【図2】本発明の原理に従った、2組の、雄コネクタ及び雌コネクタを、示している、斜視図である。
【図3】図2の線3−3に沿った、断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0014】
初めに図1を参照すると、治療用カテーテルシステムは、概ね符号10で示されており、患者を低体温に設定し且つ維持すること、又は、患者の急な発熱を軽減し、患者を正常な体温に維持することを、目的としている。また、カテーテルは、外科手術中の患者の体温を維持するために、使用できる。
【0015】
図1は、熱交換カテーテルの例示的な一実施形態を示しているが、本発明が、上記参照文献に開示された、あらゆるカテーテル及び付随の熱交換コントローラに、適用されることは、明らかであり、本発明は、限定するものではないが、Alsiusの米国特許第6,451,045号及び米国特許第6,520,933号において開示されている、ヘリカル形状の装置も、含んでいる。また、参照することによりここに組み込まれた、Alsiusの米国特許第6,749,625号及び米国特許第6,796,995号の両特許に開示された、スパイラル形状又は渦巻き形状のカテーテルの内の1つを、使用できる。
【0016】
更に、ここに示され且つ記載された新規の流動体コネクタは、血管内温度制御カテーテルに適用したものが図示されているが、他の医用装置においても同様に使用できることが、理解できる。
【0017】
基端部におけるシステム10について記載すると、示されているように、例示した非限定的なシステム10は、熱交換流動体ソース12を備えており、その熱交換流動体ソース12は、1つ以上の上記参照特許において開示された、あらゆるシステム、例えば、恒温槽熱交換システム又はTEC熱交換システムでもよい。又は、ソース12は、圧縮ガスのソースでもよい。どんな場合でも、熱交換流動体ソースは、温められた又は冷却された、生理食塩水又は圧縮ガス等の熱交換流動体を、熱交換流動体供給ライン14を通して、提供し、熱交換流動体は、熱交換流動体戻りライン16を経て、ソース12に戻される。カテーテルは、概ね符号18で示されており、以下に更に記載されているが、雌継手22において終端するソースチューブ20を、備えている。また、カテーテル18は、以下に更に記載されているが、雄継手26で終端する戻りチューブ24を、有している。継手22、26は、カテーテル18と熱交換流動体ソース12との間に、閉回路の熱交換流動体通路を設定するために、ライン14、16の相補的な継手28、30(図1に概略的に示されている)と、選択的に係合でき、また、以下に更に記載されている。ここで意図するように、継手22、26、28、30は、不正確な接続を回避するために、標準的なルアー継手と係合することができない迅速交換式継手である。
【0018】
より具体的には、非限定的なカテーテル18は、ガイドワイヤと、標準的な雌ルアー34等の継手にて終端となる第1注入チューブ32と、を備えていてもよい。(図1に概略的に示されている)標準的な雄ルアー35は、中心静脈カテーテルの配置方法に従って、チューブ32を通ってガイドワイヤ36を前進させるために、雌ルアー34と係合でき、また、薬剤又は他の流動体は、標準的なルアー34、35を用いて、ガイドワイヤと第1注入チューブ32とを通って、注入できる。
【0019】
更に、標準的な雌ルアー継手40を備えた第2注入チューブ38は、ソース42から第2チューブ38を通って流動体を注入するために、薬剤ソース42の標準的な雄ルアー継手41(図1に概略的に示されている)と、選択的に係合できる。
【0020】
ソース42は、IVバッグであってもよい。又は、ソース42は、シリンジであってもよい。どんな場合でも、冷却液ライン継手22、26、28、30は、標準的なルアーに係合できないので、ソース12の冷却液は、注入ライン32、38に、誤って接続されることはない。同様に、同じ理由によって、シリンジ等のソース42は、冷却液ライン20、24に、誤って接続されることはない。
【0021】
「標準的なルアー」が、典型的には硬質プラスチックの迅速交換式の部品であることにより、その雄実装(implementation)における標準的なルアーは、内部コーンを有しており、その内部コーンは、コーンから離れた且つその内側がねじになっている外側スリーブによって、囲まれている。コーンの先端部の直径は、約3.93mmであり、スリーブの内側ねじ部の最小ねじ直径は、約7.00mmであり、ねじのピッチは、約2.50mmである。その雌実装では、「標準的なルアー」は、外側にスタッブ状の突起を備えた雌コーンであり、その突起は、ねじとして作動するものであり、上記記載の標準的な雄ルアーの、内側がねじになったスリーブを係合する、大きさ及び形状を有している。
【0022】
チューブ20、24、32、38は、末端に向かってテーパー形状になったコネクタマニホールド44に、保持されている。コネクタマニホールド44は、チューブ20、24、32、38と、カテーテル本体46の各内腔と、の間を流体連通するための、各通路を、確立している。
【0023】
どんな場合でも、コネクタマニホールド44は、熱交換流動体供給チューブ20と、カテーテルの熱交換流動体供給内腔と、の間を流体連通するための通路を、確立している。同様に、コネクタマニホールド44は、熱交換流動体戻りチューブ24と熱交換流動体戻り内腔との間を流体連通するための通路を、確立している。更に、コネクタマニホールド44は、ガイドワイヤ及び第1注入チューブ32と、ガイドワイヤ内腔と、の間を流体連通するための通路を、確立しており、その通路は、末端に向かってテーパー形状であり且つ面取りされた、カテーテル本体46の末端チップ63、によって画定された、末端の開孔62において、終端できる。また、コネクタマニホールド44は、第2注入チューブ38と第2注入内腔との間を流体連通するための、通路を、確立しており、その通路は、カテーテル本体46の末端セグメントの注入ポート64において、終端できる。追加のポートを、カテーテルの長手方向に沿って設けることができる。
【0024】
例示の非限定的なカテーテル18は、カテーテルが、患者の、血管系、直腸、又は他の開口部内に、配置されたときに、患者に対し熱交換をもたらすための、末端部に配置された熱交換部材を、有している。熱交換部材は、上記参照特許に開示された、あらゆる熱交換部材であってもよい。実施例として、図1に示された非限定的なカテーテルは、基端側薄壁熱交換膜66及び末端側薄壁熱交換膜68を有しており、その薄壁熱交換膜66、68は、カテーテル本体46の終わり15センチメートル程度の部分に沿って配置されており、且つ、カテーテル本体46の外側面に接着されており、注入ポート64が、熱交換膜66と熱交換膜68との間に配置されている。従って、それぞれの好ましい非限定的な熱交換膜は、約6〜7.5センチメートルの長さであり、熱交換膜は、示された好ましい実施形態では、カテーテル本体46に沿って、長手方向に互いに離れている。原則的には、熱交換膜66、68は、患者内に挿管されたカテーテル46の、殆ど又は全ての部分に沿って、延びている。熱交換膜は、医療用バルーンによって、確立できる。
【0025】
熱交換膜66、68は、熱交換流動体供給内腔から供給されるにつれて、熱交換流動体ソース12からの熱交換流動体によって、膨張でき、熱交換膜66,68からの熱交換流動体は、熱交換流動体戻り内腔を介して、熱交換流動体ソース12へ、戻される。
【0026】
必要であれば、サーミスタ又は他の適した装置等の温度センサ70を、示されるように、カテーテル18に取り付けることができる。センサ70は、膜66、68の近位部分において、溶剤結合によって、カテーテル18に取り付けることができる。又は、センサ70は、カテーテル18の内腔に配置でき、又は、センサをカテーテル18の外側に掛けた状態で、カテーテル18の内腔内に配置されたワイヤに、取り付けることができる。代わりに、別個の温度プローブ、例えば米国特許第6,290,717号に開示されている食道プローブ等が、使用可能であり、参照することによりここに組み込まれている。更に別の代わりでは、直腸プローブ、又は、鼓膜温度センサが、使用できる。どんな場合でも、センサは、種々の上記参照特許に開示された、熱交換流動体の温度を制御するための熱交換流動体ソース12に、電気的に接続されている。
【0027】
本発明によって想定できるように、上記記載の構造は、患者を冷却するために、及び/又は、正常体温又は低体温の患者の温度を維持するために、多くの医療用途において使用でき、例えば、心停止の患者、心筋梗塞又は脳卒中等を患っている患者の、医学的転帰を向上させることを目的としている。他の実施例では、頭部外傷は、患者の温度を正常体温以下に下げ且つ維持することによって、及び、その後に、処理できる。好ましくは、特に心筋梗塞の場合には、熱交換部分は、心臓へ流入する血液を冷却するために、患者の大静脈内に押し進められる。カテーテルは、植皮手術又は他の手術の間、患者を暖かい状態に維持するために、使用できる。
【0028】
ここで図2及び図3を参照すると、本発明の雄コネクタ及び雌コネクタの詳細が、示されている。図2は、それぞれ、比較的大きいチューブ84、86を受け入れるための比較的大きいチューブバレル80、82を備えた、上記記載の雄コネクタ26及び雌コネクタ30を、示している。雄コネクタ88及び雌コネクタ90が、更に示されており、それらの本質的な要素は、より小さいチューブを受け入れるためのより小さいチューブバレルを有していることを除いて、全て、他のコネクタ26、30と同一である。従って、その違いを考慮して、議論は、第1セットのコネクタ26、30に、主眼を置く。
【0029】
雄コネクタは、示されるように、外側環状スリーブ94より微かに突出している、内部中空コーン92を、備えている。単純に「コーン」と言及しているが、図面からわかるように、コーン92は、技術的には、裁頭円錐形状である。コーン92は、以下に手短に記載するように、雌コネクタ30がスリーブ94とコーン92との間を前進できるように、スリーブ94から離れている。この目的を達成するために、スリーブ94の内側は、好ましくは二条ねじの、ねじ部96、を備えて形成されている。スリーブ94は、示されるように、チューブバレル80と連結しており、把持フランジ98は、人がコネクタ26を掴み且つ回転させるのを補助するために、チューブバレル80及びスリーブ94に沿って、長手方向に形成されている。
【0030】
雌コネクタ30をみると、チューブバレル82は、中空で且つ裁頭円錐形状であり、示されるように、チューブバレル82を越えて半径方向に延びているリング形状の端フランジ100において、終端している。フランジ100の外側では、半径方向に延びた雄ねじ102が、少なくとも1つ、且つ、好ましくは半径方向とは正反対に、形成されている。好ましい実装では、雄ねじ102は、概ね三角の形状を有しており、従って、ねじ102の片方の端部104は、実質的に尖っており、雄ねじ102は、軸方向寸法において広がっており、示されるように、軸方向に配向したフラットベース108を有する対向した広い端部106まで、フランジ100の回りを半径方向に延びている。雄コネクタ26のように、雌コネクタ30は、把持フランジ110を備えて形成されており、把持フランジ110は、人がコネクタ30を掴み且つ回転させるのを補助するために、チューブバレル82に沿って長手方向に形成されている。
【0031】
上記構造では、雌コネクタ30は、コネクタ26、30を締まりばめで係合するために、それらを互いに対して回転させながら、雄コネクタ26のスリーブ94とコーン92との間を、前進することができる。
【0032】
コネクタ26、30は互いに係合できるが、1つには上記記載の構造、例えば半径方向に延びた雄ねじ102のために、相補的な標準ルアー継手とは係合できない。また、以下に設定された、好ましいその大きさ及びねじの形状によって、コネクタ26、30が、標準的なルアー継手と係合するのを防止できる。
【0033】
特に図3を参照すると、コーン92のその開口端における外径「D1」は、約5.97mmであり、一方、標準的な雄ルアーのコーンの尖端部の直径は、約3.93mmであり、これは、図2及び図3に示された雄コネクタ26のコーン92が、標準的な雄ルアーがその上をスライドするには大きすぎることを、意味している。更に、スリーブ94の最小雌ねじ内径「D2」は、約9.68mmであり、一方、標準的な雄ルアーのスリーブの最小雌ねじ内径は、約7.00mmであり、これは、標準的な雌ルアーの雄スタッブが、雄コネクタ26のねじ96に到達するのに十分なほど、半径方向に大きく広がることができないことを、意味している。更に、標準的なピッチが約2.50mmであるのに対し、雄コネクタ26のねじのピッチ「P」は、約3.45mmである。
【0034】
ここに記載されたコネクタは、ナイロン、ポリプロピレン、ポリエチレン、又は他の適切な医療用プラスチック等でできた、一体成形構造を有している。
【0035】
非標準的な流動体ライン接続をもたらすための特有のシステム及び方法が、ここに詳細に示され且つ記載されているが、本発明に包含される主題が、特許請求の範囲によってのみ限定されるものであることは、理解されるべきである。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
一体の雄コネクタ本体(26)を備えており、
前記雄コネクタ本体(26)は、内部中空雄コーン(92)と、外部環状スリーブ(94)と、を画定しており、
外部環状スリーブ(94)は、雄コーン(92)を囲んでおり且つそれから半径方向に離れており、スリーブ(94)は、内側がねじになっており、雄コーン(92)は、スリーブ(94)を越えて軸方向に延びており、
本体(26)は、標準的な雌ルアー継手(40)が、本体(26)と係合するのを防止する構造(D1;D2;P)を、有している、
ことを特徴とする、医用流動体コネクタシステム。
【請求項2】
前記構造が、標準的な雄ルアー継手(35)の雄コーンの外径より大きい外径(D1)の、雄コーン(92)を、有している、
請求項1に記載のシステム。
【請求項3】
前記構造が、標準的な雄ルアー継手(35)のスリーブの内径より大きい内径(D2)の、スリーブ(94)を、有している、
請求項1に記載のシステム。
【請求項4】
前記構造が、標準的な雄ルアー継手(35)のスリーブのねじピッチより大きいねじピッチ(P)の、スリーブを、有している、
請求項1に記載のシステム。
【請求項5】
前記構造が、
標準的な雄ルアー継手(35)のスリーブの内径より大きい内径(D2)の、スリーブと、
標準的な雄ルアー継手(35)のスリーブのねじピッチより大きいねじピッチ(P)の、スリーブと、を更に備えている、
請求項2に記載のシステム。
【請求項6】
一体の雌コネクタ本体(30)を備えており、
前記雌コネクタ本体(30)は、雌コーン(82)と、半径方向に延びた三角ねじ部(102)と、を画定しており、
三角ねじ部(102)は、雌コーン(92)の外側にあり、且つ、スリーブ(94)のねじ部を係合するように構成されている、
請求項1に記載のシステム。
【請求項7】
一体の雌コネクタ本体(30)を備えており、
前記雌コネクタ本体(30)は、雌コーン(82)と、半径方向に延びた三角ねじ部(102)と、を画定しており、
三角ねじ部(102)は、雌コーン(82)を越えており、且つ、雄コネクタ本体(26)のスリーブ(94)のねじ部を係合するように構成されている、
ことを特徴とする、医用流動体コネクタシステム。
【請求項8】
一体の雄コネクタ本体(26)を備えており、
前記雄コネクタ本体(26)は、内部中空雄コーン(92)と、外部環状スリーブ(94)と、を画定しており、
スリーブ(94)は、雄コーン(92)を囲んでおり且つそれから半径方向に離れており、スリーブ(94)は、雌本体(30)の半径方向に延びたねじ部(102)を受け入れるために、内側がねじになっており、前記雄コーン(92)は、スリーブ(94)を越えて軸方向に延びており、
雄コネクタ本体(26)は、標準的な雌ルアー継手(40)が本体(26)と係合するのを防止する構造(D1;D2;P)を、有している、
請求項7に記載のシステム。

【図1】
image rotate

【図2】
image rotate

【図3】
image rotate


【公表番号】特表2010−527698(P2010−527698A)
【公表日】平成22年8月19日(2010.8.19)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−509437(P2010−509437)
【出願日】平成20年5月13日(2008.5.13)
【国際出願番号】PCT/US2008/063505
【国際公開番号】WO2008/144298
【国際公開日】平成20年11月27日(2008.11.27)
【出願人】(500087017)ゾール・サーキュレイション・インコーポレイテッド (13)
【氏名又は名称原語表記】Zoll Circulation, Inc.
【Fターム(参考)】