説明

靴底(内側)、スリッパ、サンダル、中敷

【課題】足が蒸れる事と汗をかいて冷たくなる不都合を解決する事。
【解決手段】靴底(内部)に多くの穴をあける事で、また、多くの穴のあいた靴底を敷く事により通気性、指圧効果をあげる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、靴底(内側)、スリッパ、サンダル、中敷に関するものであり、中敷、上底に穴を多数、底一面に開ける事により保温性、通気性の向上、新しい足つぼマッサージの効果の向上をはかったものある。
【技術背景】
【0002】
従来から靴、中敷に関して多くの種類があり、また多く発明等なされているが、なかんずく多くの小さい突起物を並べた靴や、一部小さい穴(約3mmくらい)を開けた例もあります。
この例として、特許文献1や実用新案文献1があり、穴の羅列した例(小さな穴)として特許文献2や実用新案文献2に開示されている物がある。
【特許文献1】 特許出願 平4−169013
【実用新案文献1】
実用新案出願 平5−8356
【特許文献2】 特許出願 平8−173279
【実用新案文献2】
実用新案出願 2003−925
【発明の開示】

【発明が解決しようとしている課題】
【0003】
しかし、従来のような小さい突起の羅列では足が痛くて履き心地が悪く、また、本発明に似た物で穴の一部開いた靴、中敷や全体に穴が開いていても、小さい通気孔としての穴(2〜3mm)で、通気が十分とはいえず、本発明は穴を大きく全体に開けて並べる事で履き心地と通気性の向上させる事を課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0004】
この課題を解決する為の請求項1の発明は靴底(内側)、スリッパ、サンダル、中敷の上底に多くの穴(丸穴:5〜10mm、8〜15mm間隔)を全面に均一に開ける事により、保温性、通気性(湿り感の追放)の向上、新しい足つぼマッサージ効果の向上がもたされる。
【0005】
また、請求項2の発明は穴の形が丸穴、四角い穴、花形の穴、ハート型等、色々な形が考えられ、また組み合わせる事も含まれ、その効果として、履きたくなる楽しみ感の向上、履き心地の向上がもたらされる。
【0006】
また請求項3の発明は穴を開ける部分の材質を示し、スポンジ状の材質を使用する事でクッション性を増し、穴の中の空気の流出入を生み、又材料に吸収された水分の乾燥を促進し、スポンジ材の厚さ、硬さの変化(生産時)により、用途別に履き心地を変える事もできる。
【発明の効果】
【0007】
本発明により、靴の内部の湿度が下がり、また足の保温性、適度な通気性、履く事の快適性、躍動感が向上する。
【発明を実施するための最良な形態】
【0008】
図1は靴の底敷に多くの丸穴(7mm丸×10mmピッチ)をあけた事を特徴とする履き心地向上靴の中敷平面図。同図に示すように底一面に均一に穴を、明け並べる事により足裏全体で穴の効果が得られる。
【0009】
図2は図1同じく靴の底敷に多くの丸穴を明けた事を特徴する履き心地向上靴の中敷の平面図であるが、丸穴の寸法が10mm丸×12mmピッチと大きくなり、また並べ方を変えている。同図が示す他に並べ方は同心円上に中心をおいた波型、楕円等々、他にも色々考えられる。
【0010】
図3は穴の形を変え数種類の組み合わせである事を特徴とする履き心地向上ソールの平面図である。本図が示す通り穴の形を変える事により、履きたくなる欲求の向上うながす。
【0011】
図4は丸穴部分に足をつけた状態と離した状態の変化を示し、足の圧力により靴が変形し穴の空気を押し出しその空気は回りのスポンジ状クッションに屈き押された空気は、クッション、穴、クッションと連鎖して最終的には底材の外の渕に押し出され押し出され、その空気は足伝いに靴の開口部に達し(中敷、その後、外の空気と混ざる)。
足が少し持ち上がるとクッション材が元の型に戻り、穴の型が元の体積に戻り、空気の逆流を促し、その繰り返しより水分の乾燥、靴の内部の温度の改善がもたらされる。また多くの穴と足との接触により従来のイボ型つぼ刺激方式の靴よりもソフトなマッサージ効果が有り、痛くないので、快適な靴(スリッパ、サンダル、中敷を含む)になる。またその相乗効果として、履きたくなる、歩くまたは走りたくなる、暖かくなる等、利点は多く考えられる。
【0012】
これら靴の底敷(中敷を含む)の材料はウレタンスポンジ、ウレタンゴム等、通常のものでよい。
また多数の穴の形は、丸穴、三角穴、多角形穴、花形、ハート型、その他多くのバリエーションが考えられれ、その組み合わせも可能であり、並べ方も色々なパターンが有る。
【産業上の利用可能性】
【0013】
本発明に係る靴、サンダル、スリッパ、中敷は工業的に量産する事が可能ある為に、産業上の利用可能性を有する。
【図面の簡単な説明】
【0014】
【図1】 中敷の多くの丸穴(7mm丸×10mmピッチ))をあけた、履き心地向上中敷の平面図である。
【図2】 中敷に多くの丸穴(10mm丸×12mmピッチ)をあけた履き心地向上中敷のあるが並べ方を図1センター90度交差の羅列に対してセンター60度の交差の羅列である。
【図3】 中敷に3種の穴(8mm丸穴、1辺8mm三角形、長辺12mm楕円)を組み合わせて並べた例であり並べ方はセンターR100mmの波型である。
【図4】 穴の部分に足が当たり圧力をかけた時と、足が上がり足の圧力が無くなった状態の部分図である。
【符号の説明】
【0015】
1 多くの丸穴を開けた履き心地向上中敷
2 7mm丸穴
3 10mm丸穴
4 三種類の穴を開けた履き心地向上中敷
5 8mm丸穴
6 辺8mm三角形
7 長辺12ミリ楕円形
8 足
9 中敷
10 足の動く方向を示す矢印
11 空気の動く方向を示す矢印

【特許請求の範囲】
【請求項1】
靴底、スリッパ、サンダル、中敷に多くの穴(5mm〜10mm丸、8mm〜15mm間隔)を開けた事を特徴とする履物。
【請求項2】
穴の型は丸穴、角穴(表面積25mm〜100mm)、花柄角穴(表面積25mm〜100mm)、ハート型角穴(表面積25mm〜100mm)の様な抽象的な形も含み、各種混ぜ合わせて並べる事も含む。
【請求項3】
穴を開ける底の材質はスポンジ状のもの(発泡ゴム発泡ウレタン等)で厚さは5mm〜60mmくらいとした事を特徴とする靴、スリッパ、サンダル、中敷。

【図1】
image rotate

【図2】
image rotate

【図3】
image rotate

【図4】
image rotate