説明

領収書発行装置および領収書発行方法

【課題】 取引内容を正確に表現した但し書き文が記載されている領収書を発行することのできる領収書発行装置および領収書発行方法を提供する。
【解決手段】 領収書発行装置は、領収書発行の対象である複数の商品に関する情報を記憶する記憶手段と、前記情報に基づき、予め定める条件に従って前記複数の商品を代表する代表名を決定する代表名決定手段と、前記代表名決定手段によって決定された代表名に該当しない商品が前記複数の商品に含まれていると判定すると、該代表名に該当しない商品が前記複数の商品に含まれていることを示すための付加文字を、該代表名に付加することによって、領収書に記載すべき但し書き文を作成する但し書き文作成手段とを備える。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、領収書発行装置および領収書発行方法に関し、特に、取引内容を正確に表現した但し書き文を記載した領収書を発行する領収書発行装置および領収書発行方法に関する。
【背景技術】
【0002】
近年、ECR(Electronic Cash Register)やPOS(Point Of Sales)端末において、一取引の売上登録終了時に、領収書を発行する機能が標準装備されるようになってきている。たとえば、特許文献1には、商品の部門ごとに商品分類を予め割り当てるとともに、各商品分類に対応付けて但し書きメッセージを予め設定しておくことによって、一取引についての領収書を発行する際に、最も多く売上登録された商品分類に対応付けられた但し書きメッセージを印字する技術が開示されている。
【0003】
また特許文献2には、業種に応じた但し書き文を予めECRに複数設定しておき、領収書を発行する際に、設定されている複数の但し書き文の中から所望の但し書き文を指定することにより、指定された但し書き文が記載された領収書を印刷発行する技術が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開平11−149588号公報
【特許文献2】特開2004−272334号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
従来の領収書発行装置では、売上登録された商品の数が複数である場合、代表的なアイテム名を1点もしくは数点抽出し、または、「文房具」および「食料品」などといった商品分野ごとに商品を纏めて代表的な商品分野名を1点もしくは数点抽出し、抽出したアイテム名または商品分野名を但し書き文中に記載して領収書を発行している。
【0006】
たとえば、売上登録された商品が、単価50円の鉛筆10本であるときには、「ただし、鉛筆の代金として」または「ただし、文房具の代金として」という但し書き文が領収書に記載される。また、購入した商品が、単価50円の鉛筆10本、単価100円のノート2冊、および単価80円の消しゴム1個であるときには、「ただし、文房具の代金として」という但し書き文が領収書に記載される。
【0007】
このような従来の領収書発行装置では、売上登録された商品の数が1つの場合、または商品分野の数が1つの場合であれば、領収書に記載される但し書き文によって取引内容を正確に表現することができる。
【0008】
しかしながら、売上登録された商品が、単価50円の鉛筆10本、単価100円のノート2冊、単価300円のシャンプー1個、および単価120円のトマト3個であるとき、たとえば、小計金額が最高のアイテム名を代表的なアイテム名とする場合には、「ただし、鉛筆の代金として」という但し書き文が領収書に記載され、また、合計金額が最高の商品分野名を代表的な商品分野名とする場合には、「ただし、文房具の代金として」という但し書き文が領収書に記載されることになる。このように、売上登録された商品の数が複数である場合、従来の領収書発行装置では、取引内容を正確に表現した但し書き文を領収書に記載することができないという問題がある。
【0009】
本発明の目的は、一取引に係る商品の数が複数であっても、取引内容を正確に表現した但し書き文が記載されている領収書を発行することのできる領収書発行装置および領収書発行方法を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0010】
本発明は、領収書発行の対象である複数の商品に関する情報を記憶する記憶手段と、
前記情報に基づき、予め定める条件に従って前記複数の商品を代表する代表名を決定する代表名決定手段と、
前記代表名決定手段によって決定された代表名に該当しない商品が前記複数の商品に含まれていると判定すると、該代表名に該当しない商品が前記複数の商品に含まれていることを示すための付加文字を、該代表名に付加することによって、領収書に記載すべき但し書き文を作成する但し書き文作成手段とを備えることを特徴とする領収書発行装置である。
【0011】
また本発明は、前記代表名決定手段は、各商品の品目名のうちいずれか1つを代表名として決定することを特徴とする。
【0012】
また本発明は、前記代表名決定手段は、各商品が分類される商品分野の商品分野名のうちいずれか1つを代表名として決定することを特徴とする。
【0013】
また本発明は、領収書発行の対象である複数の商品に関する情報を記憶手段に格納するステップと、
前記情報に基づき、予め定める条件に従って前記複数の商品を代表する代表名を決定するステップと、
前記代表名を決定するステップによって決定された代表名に該当しない商品が前記複数の商品に含まれていると判定すると、該代表名に該当しない商品が前記複数の商品に含まれていることを示すための付加文字を、該代表名に付加することによって、領収書に記載すべき但し書き文を作成するステップとを備えることを特徴とする領収書発行方法である。
【発明の効果】
【0014】
本発明によれば、領収書の対象である複数の商品に関する情報が記憶手段に記憶され、代表名決定手段は、記憶手段に記憶されている情報に基づいて、代表名を決定するために予め定めた条件に従って、複数の商品を代表する代表アイテム名(代表品目名)または代表商品分野名を決定する。そして、但し書き文作成手段は、前記代表名決定手段によって決定された代表アイテム名または代表商品分野名に該当しない商品が前記複数の商品に含まれていると判定すると、その代表アイテム名または代表商品分野名に該当しない商品が含まれていることを示すための、たとえば「主に」および「等」といった付加文字を、その代表アイテム名または代表商品分野名に付加することによって領収書に記載すべき但し書き文を作成する。したがって、取引内容を正確に表現した但し書き文が記載されている領収書を発行することができる。
【図面の簡単な説明】
【0015】
【図1】本発明の一実施形態に係る領収書発行装置を含むPOSシステム1を示すブロック図である。
【図2】本実施形態に係る領収書発行装置を実現するPOS端末10の構成を示すブロック図である。
【図3】POSサーバ20の構成を示すブロック図である。
【図4】POS端末10の一時取引データ格納部D11に格納されている一時取引データの一例を示す図である。
【図5】POSサーバ20の取引データ格納部D21に格納されている取引データの一例を示す図である。
【図6】POS端末10の一時取引明細データ格納部D12に格納されている一時取引明細データの一例を示す図である。
【図7】POSサーバ20の取引明細データ格納部D22に格納されている取引明細データの一例を示す図である。
【図8】POS端末10の対象取引データ格納部D13に格納されている対象取引データの一例を示す図である。
【図9】POS端末10の対象取引明細データ格納部D14に格納されている対象取引明細データの一例を示す図である。
【図10】POSサーバ20の領収書データ格納部D23に格納されている領収書データの一例を示す図である。
【図11】POSサーバ20の領収書明細データ格納部D24に格納されている領収書明細データの一例を示す図である。
【図12】POS端末10のアイテム名一覧データ格納部D15に格納されているアイテム名一覧データの一例を示す図である。
【図13】POS端末10の代表アイテム名データ格納部D16に格納されている代表アイテム名データの一例を示す図である。
【図14】POS端末10の商品分野名一覧データ格納部D17に格納されている商品分野名一覧データの一例を示す図である。
【図15】POS端末10の代表商品分野名データ格納部D18に格納されている代表商品分野名データの一例を示す図である。
【図16】POSサーバ20の但し書き文例データ格納部D25に格納されている但し書き文例データの一例を示す図である。
【図17】POSサーバ20の但し書き付加文字データ格納部D26に格納されている但し書き付加文字データの一例を示す図である。
【図18】POSサーバ20の領収書印刷設定データ格納部D27に格納されている領収書印刷設定データの一例を示す図である。
【図19】POSサーバ20の領収書フォーマットデータ格納部D28に格納されている領収書フォーマットデータの一例を示す図である。
【図20】POSサーバ20のPLU格納部D29に格納されているPLUの一例を示す図である。
【0016】
【図21】POSサーバ20の顧客情報格納部D30に格納されている顧客情報データベースの一例を示す図である。
【図22】POSサーバ20の担当者情報格納部D31に格納されている担当者情報データベースの一例を示す図である。
【図23】一取引に係る売上処理において領収書発行処理が行われる場合のフローチャートである。
【図24】事後的に領収書発行処理が行われる場合のフローチャートである。
【図25】領収書発行処理のフローチャートである。
【図26】領収書データ作成処理のフローチャートである。
【図27】但し書き作成処理のフローチャートである。
【図28】商品分野名一覧データ作成処理のフローチャートである。
【図29】アイテム名一覧データ作成処理のフローチャートである。
【図30】代表アイテム名決定処理のフローチャートである。
【図31】代表商品分野名決定処理のフローチャートである。
【図32】代表アイテム名・代表商品分野名条件抽出処理のフローチャートである。
【図33】但し書き文作成処理のフローチャートである。
【図34】領収書廃棄処理のフローチャートである。
【図35】POS端末10によって発行された領収書の一例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0017】
図1は、本発明の一実施形態に係る領収書発行装置を含むPOSシステム1を示すブロック図である。POSシステム1は、POS端末10とPOSサーバ20とによって構成され、領収書発行装置は、POS端末10において実現される。POS端末10は、一取引に係る売上処理を実行するために店舗などに設置され、POSサーバ20と通信可能に構成されている。また、POSサーバ20は、POS端末10が売上処理を実行するために必要な各種の情報を管理するための装置である。POSサーバ20は、本実施形態では、情報管理機能に加えて、売上処理を実行するPOS端末10としての機能を有するように構成されている。
【0018】
図2は、本実施形態に係る領収書発行装置を実現するPOS端末10の構成を示すブロック図である。POS端末10は、CPU(Central Processing Unit)11、メモリ12、記憶装置13、入力装置14、表示装置15、印刷装置16、ドロワ17、電源装置18および通信装置19を含んで構成される。
【0019】
CPU11は、記憶装置13に格納されているOS(Operating System)およびアプリケーションソフトウェアなどのプログラムに基づいて、POS端末10全体を制御する処理を実行するとともに、一取引に係る売上処理を実行するための演算処理を実行する。
【0020】
メモリ12は、RAM(Random Access Memory)によって実現され、CPU11によって実行される各種プログラム、およびこれらのプログラムに係るデータを、一時的に記憶するワークエリアを形成する。
【0021】
記憶装置13は、ハードディスクおよびフラッシュメモリなどの不揮発性記憶装置によって実現され、OSおよびアプリケーションソフトウェアなどのプログラム、ならびに各種データを記憶する。この記憶装置13は、一時取引データ格納部D11、一時取引明細データ格納部D12、対象取引データ格納部D13、対象取引明細データ格納部D14、アイテム名一覧データ格納部D15、代表アイテム名データ格納部D16、商品分野名一覧データ格納部D17および代表商品分野名データ格納部D18を備える。各部D11〜D18についての説明は後述する。
【0022】
入力装置14は、一取引に係る売上処理において動作指示および情報を入力するための装置であり、バーコードスキャナ、カードリーダ、キーボード、ポインティングデバイスおよびタッチパネルなどによって実現される。
【0023】
表示装置15は、情報を表示するための装置であり、液晶ディスプレイおよびプラズマディスプレイなどのモニタによって実現される。印刷装置16は、一取引に係るレシートおよび領収書などを紙などの記録媒体に印刷するための装置であり、たとえば感熱記録方式のプリンタによって実現される。ドロワ17は、紙幣および硬貨を保管するための装置である。電源装置18は、通常時は各種装置に電力を供給するように構成されるとともに、蓄電池を備えて、停電時にはOSおよびアプリケーションソフトウェアが停止するまでの期間電力を供給可能に構成されている。通信装置19は、POSサーバ20、外部のコンピュータ、および外部のシステムとデータ通信するために搭載されている装置である。
【0024】
図3は、POSサーバ20の構成を示すブロック図である。POSサーバ20は、CPU21、メモリ22、記憶装置23、入力装置24、表示装置25、印刷装置26、ドロワ27、電源装置28および通信装置29を含んで構成される。
【0025】
CPU21は、記憶装置23に格納されているOSおよびアプリケーションソフトウェアなどのプログラムに基づいて、POSサーバ20全体を制御する処理を実行するとともに、一取引に係る売上処理を実行するための演算処理を実行する。
【0026】
メモリ22は、RAMによって実現され、CPU21によって実行される各種プログラム、およびこれらのプログラムに係るデータを、一時的に記憶するワークエリアを形成する。
【0027】
記憶装置23は、ハードディスクおよびフラッシュメモリなどの不揮発性記憶装置によって実現され、OSおよびアプリケーションソフトウェアなどのプログラム、ならびに各種データを記憶する。この記憶装置23は、取引データ格納部D21、取引明細データ格納部D22、領収書データ格納部D23、領収書明細データ格納部D24、但し書き文例データ格納部D25、但し書き付加文字データ格納部D26、領収書印刷設定データ格納部D27、領収書フォーマットデータ格納部D28、PLU(Price Look Up)格納部D29、顧客情報格納部D30および担当者情報格納部D31を備える。各部D21〜D31についての説明は後述する。
【0028】
入力装置24は、一取引に係る売上処理において動作指示および情報を入力するための装置であり、バーコードスキャナ、カードリーダ、キーボード、ポインティングデバイスおよびタッチパネルなどによって実現される。
【0029】
表示装置25は、情報を表示するための装置であり、液晶ディスプレイおよびプラズマディスプレイなどのモニタによって実現される。印刷装置26は、一取引に係るレシートおよび領収書などを紙などの記録媒体に印刷するための装置であり、たとえば感熱記録方式のプリンタによって実現される。ドロワ27は、紙幣および硬貨を保管するための装置である。電源装置28は、通常時は各種装置に電力を供給するように構成されるとともに、蓄電池を備えて、停電時にはOSおよびアプリケーションソフトウェアが停止するまでの期間電力を供給可能に構成されている。通信装置29は、POS端末10、外部のコンピュータ、および外部のシステムとデータ通信するために搭載されている装置である。
【0030】
以下、POS端末10の記憶装置13に備えられる各部D11〜D18、およびPOSサーバ20の記憶装置23に備えられる各部D21〜D31について説明する。
【0031】
図4は、POS端末10の一時取引データ格納部D11に格納されている一時取引データの一例を示す図である。一時取引データは、一取引に係る売上処理ごとに一時データとして作成され、一時取引データ格納部D11に格納される。一時取引データは、当該取引に関する取引情報、すなわち当該取引が行われた日付および時刻、当該取引の取引相手である顧客を識別するための顧客番号、その顧客の顧客名、当該売上処理を担当した担当者を識別するための担当者コード、その担当者の担当者名、ならびに、当該取引の合計金額である取引金額などの情報で構成される。
【0032】
図5は、POSサーバ20の取引データ格納部D21に格納されている取引データの一例を示す図である。取引データは、一取引に係る売上処理において、決済処理が完了することによって当該取引に係る取引内容が確定した後に、当該取引に関する取引情報、すなわち一時取引データ格納部D11に格納されている取引情報に、取引を識別するための取引番号の情報を追加することによって作成され、取引データ格納部D21に格納される。取引番号は、取引データ格納部D21に格納される際に自動的に採番され、詳細には、既に取引データ格納部D21に格納されている各取引データに付された取引番号のうち最大の取引番号に1を加算した番号が採番される。図5に示す例では、3つの取引に係る取引データが取引データ格納部D21に格納されている。
【0033】
図6は、POS端末10の一時取引明細データ格納部D12に格納されている一時取引明細データの一例を示す図である。一時取引明細データは、一取引に係る売上処理において、当該取引に係る商品ごとに一時データとして作成され、一時取引明細データ格納部D12に格納される。一時取引明細データは、当該取引に係る商品の商品情報、すなわち品目名(以下、「アイテム名」と記す)、商品コード、商品分野名、商品分野コード、単価などの情報と、その商品の数量を示す数量情報とによって構成される。図6に示す例では、4つの商品の商品情報が一時取引明細データ格納部D12に格納されている。
【0034】
図7は、POSサーバ20の取引明細データ格納部D22に格納されている取引明細データの一例を示す図である。取引明細データは、一取引に係る売上処理において、決済処理が完了することによって当該取引に係る取引内容が確定した後、当該取引に係る各商品の商品情報および数量情報に、当該取引に係る取引データに対して採番された取引番号の情報をそれぞれ追加し、さらに、当該取引に係る各商品を分類するための枝番号の情報を追加することによって作成され、取引明細データ格納部D22に格納される。枝番号は、1から順にインクリメントして自動付番される番号である。また、領収書の対象となった取引明細データには、領収書番号の情報も追加される。
【0035】
図8は、POS端末10の対象取引データ格納部D13に格納されている対象取引データの一例を示す図である。対象取引データは、領収書を発行するための領収書発行処理が実行される際に、複数の取引データが格納されているPOSサーバ20の取引データ格納部D21から取得された取引データであり、領収書の対象となるデータである。したがって、対象取引データは、取引データと同様の情報で構成される。取引データの取得は、領収書発行処理が実行される際に担当者によって指定された取引番号をキーとして行われる。なお、担当者は、1つの取引番号だけを指定してもよく、複数の取引番号を指定することもできる。対象取引データは、一時データとして作成され、対象取引データ格納部D13に格納される。
【0036】
図9は、POS端末10の対象取引明細データ格納部D14に格納されている対象取引明細データの一例を示す図である。対象取引明細データは、領収書発行処理が実行される際に担当者によって指定された1または複数の取引番号をキーとして、複数の取引明細データが格納されている取引明細データ格納部D22から取得された取引明細データであり、領収書の対象となるデータである。したがって、対象取引明細データは、取引明細データと同様の情報で構成される。対象取引明細データは、一時データとして作成され、対象取引明細データ格納部D14に格納される。
【0037】
図10は、POSサーバ20の領収書データ格納部D23に格納されている領収書データの一例を示す図である。領収書データは、領収書を印刷する際に必要な情報を含んで構成され、具体的には、領収書を識別するための領収書番号、領収書が発行された日付および時刻、領収書発行対象の全商品の合計金額、領収書の宛先の名称、当該取引が行われた店舗の名称、領収書に記載される但し書き文および領収書のフォーマットデータのデータ名などの情報で構成される。領収書番号は、領収書データが作成される際に採番され、既に領収書データ格納部D23に格納されている各領収書データに付された領収書番号のうち最大の領収書番号に1を加算した番号が採番される。領収書データは、領収書発行処理において、対象取引データおよび対象取引明細データに基づいて作成され、領収書データ格納部D23に格納される。
【0038】
図11は、POSサーバ20の領収書明細データ格納部D24に格納されている領収書明細データの一例を示す図である。領収書明細データは、領収書データの根拠となるデータ、すなわち領収書発行対象の全商品に係るデータであり、領収書データを作成する際に採番された領収書番号をキーに、枝番号、取引番号、アイテム名、商品コード、商品分野名、商品分野コード、単価および数量などの情報で構成される。領収書明細データは、領収書発行処理において、対象取引データおよび対象取引明細データに基づいて作成され、領収書明細データ格納部D24に格納される。
【0039】
図12は、POS端末10のアイテム名一覧データ格納部D15に格納されているアイテム名一覧データの一例を示す図である。アイテム名一覧データは、領収書発行対象のアイテム群から代表アイテムを決定するために作成されるデータであり、領収書明細データに基づいて一時データとして作成され、アイテム名一覧データ格納部D15に格納される。アイテム名一覧データは、領収書明細データ格納部D24に格納されている商品のアイテム名、最小枝番号、カウント、最高単価、数量および金額などの情報で構成される。
【0040】
最小枝番号は、領収書明細データ格納部D24に格納されている順に、1からインクリメントして自動付番される番号である。カウントは、領収書明細データ格納部D24に、アイテム名が同一の領収書明細データが複数格納されている場合の格納数である。最高単価は、領収書明細データ格納部D24に格納されている、アイテム名が同一の領収書明細データに関して、最も高額な単価である。数量は、領収書明細データ格納部D24に格納されている、アイテム名が同一の各領収書明細データに関して、商品の数量の合計である。金額は、領収書明細データ格納部D24に格納されている領収書明細データごとの金額(すなわち、単価×数量)を、同一のアイテム名ごとに合計した金額である。
【0041】
図13は、POS端末10の代表アイテム名データ格納部D16に格納されている代表アイテム名データの一例を示す図である。代表アイテム名データは、代表アイテム名決定処理において、代表アイテム名決定条件に基づき代表アイテム名を決定するために、アイテム名一覧データをコピーして一時データとして作成し、代表アイテム名データ格納部D16に格納される。したがって、代表アイテム名データは、アイテム名一覧データと同一である。
【0042】
図14は、POS端末10の商品分野名一覧データ格納部D17に格納されている商品分野名一覧データの一例を示す図である。商品分野名一覧データは、領収書発行対象のアイテム群から代表商品分野を決定するために作成されるデータであり、領収書明細データに基づいて一時データとして作成され、商品分野名一覧データ格納部D17に格納される。商品分野名一覧データは、領収書明細データ格納部D24に格納されている商品の商品分野名、最小枝番号、カウント、最高単価、数量および金額などの情報で構成される。
【0043】
最小枝番号は、領収書明細データ格納部D24に格納されている順に、1からインクリメントして自動付番される番号である。カウントは、領収書明細データ格納部D24に、商品分野名が同一の領収書明細データが複数格納されている場合の格納数である。最高単価は、領収書明細データ格納部D24に格納されている、商品分野名が同一の領収書明細データに関して、最も高額な単価である。数量は、領収書明細データ格納部D24に格納されている、商品分野名が同一の各領収書明細データに関して、商品の数量の合計である。金額は、領収書明細データ格納部D24に格納されている領収書明細データごとの金額(すなわち、単価×数量)を、同一の商品分野名ごとに合計した金額である。
【0044】
図15は、POS端末10の代表商品分野名データ格納部D18に格納されている代表商品分野名データの一例を示す図である。代表商品分野名データは、代表商品分野名決定処理において、代表商品分野名決定条件に基づき代表商品分野名を決定するために、商品分野名一覧データをコピーして一時データとして作成し、代表商品分野名データ格納部D18に格納される。したがって、代表商品分野名データは、商品分野名一覧データと同一である。
【0045】
図16は、POSサーバ20の但し書き文例データ格納部D25に格納されている但し書き文例データの一例を示す図である。但し書き文例データは、番号および文例などの情報で構成され、予め作成されて、但し書き文例データ格納部D25に格納される。各但し書き文の文例には、代表アイテム名決定処理によって決定された代表アイテム名および代表商品分野名決定処理によって決定された代表商品分野名などの代表名が入力される「<代表名>」欄と、後述する但し書き付加文字が入力される「<付加文字>」欄が設けられ、各欄に代表名および但し書き付加文字が入力されることによって、但し書き文が完成する。
【0046】
図17は、POSサーバ20の但し書き付加文字データ格納部D26に格納されている但し書き付加文字データの一例を示す図である。但し書き付加文字データは、番号、付加文字および付加位置などの情報で構成され、予め作成されて、但し書き付加文字データ格納部D26に格納される。但し書き付加文字とは、領収書の対象となっている商品の中に、領収書の但し書きに記載される代表アイテム名または代表商品分野名に該当しない商品が含まれていることを示すための文字であり、たとえば図17に示すように、「主に」および「等」などの文字である。
【0047】
図18は、POSサーバ20の領収書印刷設定データ格納部D27に格納されている領収書印刷設定データの一例を示す図である。領収書印刷設定データは、予め作成されて、領収書印刷設定データ格納部D27に格納される。図18に示す領収書印刷設定データには、領収書発行処理において、対象取引明細データ格納部D14から対象取引明細データを選択するか否かを示す情報、領収書を印刷する際の領収書フォーマットのフォーマット名を示す情報、但し書き文例データ格納部D25に格納されている但し書き文例データに対応する番号の情報、但し書き付加文字データ格納部D26に格納されている但し書き付加文字データに対応する番号の情報、但し書き作成処理において、アイテム名を代表名とするか、商品分野名を代表名とするかを示す情報、および、代表アイテム名決定処理または代表商品分野名決定処理において用いられる、優先順に設定された代表名決定条件の情報が含まれる。さらに、領収書に記載される代表名の最大数を示す情報、および、領収書に記載される代表名の数が複数である場合に、代表名と代表名との間に挿入すべき結合文字を示す情報が含まれる。
【0048】
代表名決定条件には、カウントが最も多いアイテム名を抽出するという条件、最高単価が最も高いアイテム名を抽出するという条件、数量が最も多いアイテム名を抽出するという条件、金額が最も高いアイテム名を抽出するという条件、カウントが最も多い商品分野名を抽出するという条件、最高単価が最も高い商品分野名を抽出するという条件、数量が最も多い商品分野名を抽出するという条件、および、金額が最も高い商品分野名を抽出するという条件などが含まれる。
【0049】
図19は、POSサーバ20の領収書フォーマットデータ格納部D28に格納されている領収書フォーマットデータの一例を示す図である。領収書フォーマットデータは、予め作成されて、領収書フォーマットデータ格納部D28に格納される。
【0050】
図20は、POSサーバ20のPLU格納部D29に格納されているPLUの一例を示す図である。PLUには、POS端末10が設置されている店舗において取引の対象となっている商品に関する情報が格納され、後述する売上処理において商品情報を取得するためのマスターデータとして使用される。図20に示すPLUでは、各レコードは、商品コード、アイテム名、商品分野コード、商品分野名および単価の5項目によって構成され、商品ごとに割り当てられる商品コードを主キーに設定している。本実施形態では、PLUは、POSサーバ20の記憶装置23に格納されているが、POS端末10の記憶装置13に格納されていてもよい。
【0051】
図21は、POSサーバ20の顧客情報格納部D30に格納されている顧客情報データベースの一例を示す図である。顧客情報データベースには、POS端末10が設置されている店舗において取引のあった顧客に関する情報が格納され、後述する売上処理において顧客情報を取得するためのマスターデータとして使用される。図21に示す顧客情報データベースでは、各レコードは、顧客番号、顧客名、顧客区分、性別および年齢の5項目によって構成され、顧客ごとに割り当てられる顧客番号を主キーに設定している。本実施形態では、顧客情報データベースは、POSサーバ20の記憶装置23に格納されているが、POS端末10の記憶装置13に格納されていてもよい。
【0052】
図22は、POSサーバ20の担当者情報格納部D31に格納されている担当者情報データベースの一例を示す図である。担当者情報データベースには、POS端末10が設置されている店舗において売上処理を担当している担当者に関する情報が格納され、後述する売上処理において担当者情報を取得するためのマスターデータとして使用される。図22に示す担当者情報データベースでは、各レコードは、担当者コード、担当者名、役職、性別および年齢の5項目によって構成され、担当者ごとに割り当てられる担当者コードを主キーに設定している。本実施形態では、担当者情報データベースは、POSサーバ20の記憶装置23に格納されているが、POS端末10の記憶装置13に格納されていてもよい。
【0053】
以下、図23〜図34を参照して、領収書発行処理について説明する。領収書発行処理は、図23に示すように、一取引に係る売上処理において必要に応じて行われる場合と、図24に示すように、売上処理が終了した後、すなわち事後的に行われる場合とがある。図23は、一取引に係る売上処理において領収書発行処理が行われる場合のフローチャートである。
【0054】
ステップs0で、一取引に係る売上処理が開始される。売上処理の開始に当たって、CPU11は、その売上処理を担当する担当者の担当者情報、たとえば担当者コードおよび担当者名などの情報を取得し、一時取引データ格納部D11に格納する。担当者情報は、たとえば、バーコードスキャナおよびカードリーダなどの入力装置14を使用して、バーコード、磁気カードおよびIC(Integrated Circuit)カードなどから担当者コードを読取り、読取った担当者コードをキーに、担当者情報格納部D31に格納されている担当者情報データベースを参照して取得される。担当者情報が一時取引データ格納部D11に格納されると、ステップs1に進む。
【0055】
ステップs1で、CPU11は、当該取引の取引相手に関する顧客情報、たとえば顧客番号および顧客名などの情報を取得し、一時取引データ格納部D11に格納する。顧客情報は、たとえば、バーコードスキャナおよびカードリーダなどの入力装置14を使用して、バーコード、磁気カードおよびIC(Integrated Circuit)カードなどから顧客番号を読取り、読取った顧客番号をキーに、顧客情報格納部D30に格納されている顧客情報データベースを参照して取得される。このとき、必要に応じて、取得した顧客情報がモニタなどの表示装置15に表示される。顧客情報が一時取引データ格納部D11に格納されると、ステップs2に進む。
【0056】
ステップs2で、CPU11は、担当者によって入力された、たとえば現金決済およびクレジット決済などの当該取引の決済方法に関する決済情報を、メモリ12または記憶装置13に一時的に格納する。決済情報の入力は、たとえば、キーボードおよびタッチパネルなどの入力装置14を介して行われる。なお、顧客情報の取得が可能な決済情報が入力された場合には、顧客情報の入力を兼ねることも可能である。入力された決済情報は、モニタなどの表示装置15に表示される。決済情報がメモリ12または記憶装置13に格納されると、ステップs3に進む。
【0057】
ステップs3で、CPU11は、当該取引に係る商品ごとに一時取引明細データを作成し、一時取引明細データ格納部D12に格納する。一時取引明細データにおいて、商品情報は、バーコードスキャナなどの入力装置14を使用して、商品に添付されているバーコードなどから商品コードを読取り、読取った商品コードをキーに、PLU格納部D29に格納されているPLUを参照することによって取得される。また数量情報は、当該商品の数量が複数である場合に、キーボードおよびタッチパネルなどの入力装置14を使用して、担当者によって入力される。作成された一時取引明細データは、モニタなどの表示装置15に表示される。当該取引に係るすべての商品について一時取引明細データが作成され、一時取引明細データ格納部D12に格納されると、ステップs4に進む。
【0058】
ステップs4で、CPU11は、一時取引明細データ格納部D12に格納されている一時取引明細データに基づいて、一取引に係る合計金額を算出し、算出された合計金額の情報を一時取引データ格納部D11に格納する。合計金額を算出する際に、消費税などの計算を行ってもよい。合計金額情報が一時取引データ格納部D11に格納されると、ステップs5に進む。
【0059】
ステップs5で、CPU11は、メモリ12または記憶装置13に格納されている決済情報に基づいて決済処理を行い、さらに、決済処理の完了に伴って当該取引に係る取引内容が確定すると、取引番号を採番し、一時取引データ格納部D11に格納されている一時取引データに取引番号情報を追加することによって取引データを作成するとともに、一時取引明細データ格納部D12に格納されている各一時取引明細データに取引番号情報および枝番号情報を追加することによって取引明細データを作成し、作成した取引データおよび取引明細データをPOSサーバ20へ送信する。POSサーバ20のCPU21は、POS端末10から取引データおよび取引明細データを受信すると、受信した取引データおよび取引明細データをそれぞれ、取引データ格納部D21および取引明細データ格納部D22に格納する。
【0060】
なお決済処理において、現金によって決済される場合には、キーボード、タッチパネルおよび入金機などの入力装置14を使用して、入金金額が入力される。また、釣銭の支払いが発生する場合には、釣銭の金額が計算され、釣銭の返却が行われる。釣銭の支払方法としては、ドロワ制御による現金での支払い、自動釣り銭機制御による現金での支払い、プリペイドカードおよびICカードなどでの支払いなどがある。取引データおよび取引明細データが作成され、それぞれ取引データ格納部D21および取引明細データ格納部D22に格納されると、ステップs6に進む。
【0061】
ステップs6で、CPU11は、当該取引に係る取引データおよび取引明細データに基づいて、レシートを発行するためのレシートデータを作成し、該レシートデータに基づいて、レシートプリンタなどの印刷装置16にレシートを印刷させる。レシートが印刷されると、ステップs7に進む。
【0062】
ステップs7で、CPU11は、領収書を発行すべきか否かを判定する。領収書を発行すべきと判定されるとステップs8に進み、領収書の発行が不要と判定されるとステップs9に進む。領収書発行の要否の判定は、たとえば、担当者によって領収書の発行指示が入力装置14を介して入力されたか否かによって行われる。
【0063】
ステップs8で、CPU11は、ステップs5で採番した取引番号を引数にして領収書発行処理を実行する。領収書発行処理では、引数として渡された取引番号をキーに、取引データ格納部D21および取引明細データ格納部D22から、取引データおよび取引明細データを取得し、領収書を発行する。領収書発行処理の詳細については、後述する。領収書発行処理によって領収書が発行されると、ステップs9に進む。ステップs9で、一取引に係る売上処理が終了する。
【0064】
図24は、事後的に領収書発行処理が行われる場合のフローチャートである。領収書発行処理が事後的に行われる場合には、取引データ格納部D21に格納されている過去の取引データ、または領収書データ格納部D23に格納されている過去に作成された領収書データに基づいて領収書が発行される。
【0065】
ステップs10で処理が開始され、ステップs11に進む。ステップs11で、CPU11は、担当者に領収書の作成モードを選択させるために、モニタなどの表示装置15に選択画面を表示させる。領収書の作成モードとしては、前述するように、過去の取引データに基づいて領収書を作成する取引指定モードと、過去に作成した領収書データに基づいて領収書を作成する領収書指定モードとがある。選択画面が表示されると、ステップs12に進む。
【0066】
ステップs12で、CPU11は、担当者によって選択された作成モードが取引指定モードであるか否かを判定する。取引指定モードであると判定されるとステップs13に進み、取引指定モードではない、すなわち領収書指定モードであると判定されるとステップs14に進む。作成モードの選択は、キーボードおよびタッチパネルなどの入力装置14を使用して行われる。
【0067】
ステップs13で、CPU11は、取引データ格納部D21に格納されている取引データから、担当者によって指定された取引データを抽出し、その取引データに付された取引番号を取得する。CPU11は、担当者に所望の取引データを容易に選択させるために、取引番号、取引日付、取引時刻、顧客番号、顧客名、担当者コードおよび担当者名などの抽出条件を入力するための画面を表示させ、担当者によって抽出条件が入力されると、その抽出条件に合致する取引データを取引データ格納部D21から抽出し、抽出した取引データを画面に一覧表示させる。このとき、抽出条件は複数入力されてもよく、その場合には、AND検索およびOR検索のいずれかが担当者によって選択され、選択された検索方式に基づいて抽出処理が行われる。そして、画面に一覧表示された取引データから、1または複数の取引データが担当者によって選択されると、CPU11は、選択された取引データに付された取引番号を取得する。取引番号が取得されると、ステップs15に進む。
【0068】
ステップs14で、CPU11は、領収書データ格納部D23に格納されている領収書データから、担当者によって指定された領収書データを抽出し、その領収書データに付された領収書番号を取得する。CPU11は、担当者に所望の領収書データを容易に選択させるために、領収書番号、領収日付、領収時刻、宛先名称、店舗情報、但し書き文およびフォーマット名などの抽出条件を入力するための画面を表示させ、担当者によって抽出条件が入力されると、その抽出条件に合致する領収書データを領収書データ格納部D23から抽出し、抽出した領収書データを画面に一覧表示させる。このとき、抽出条件は複数入力されてもよく、その場合には、AND検索およびOR検索のいずれかが担当者によって選択され、選択された検索方式に基づいて抽出処理が行われる。そして、画面に一覧表示された領収書データから、1または複数の領収書データが担当者によって選択されると、CPU11は、選択された領収書データに付された領収書番号を取得する。さらに、CPU11は領収書明細データ格納部D24に格納されている領収書明細データから、領収書番号をキーに全ての取引番号を取得する。取引番号が取得されると、ステップs15に進む。
【0069】
ステップs15で、CPU11は、領収書発行処理を実行する。ステップs13またはステップs14で取得した取引番号を引数として領収書発行処理を実行する。領収書発行処理では、引数として渡された取引番号をキーに、取引データ格納部D21および取引明細データ格納部D22から、取引データおよび取引明細データを取得して、領収書を発行する。領収書発行処理の詳細については後述する。領収書発行処理によって領収書が発行されると、ステップs16に進む。ステップs16で、処理が終了する。
【0070】
図25は、領収書発行処理のフローチャートである。
ステップs20で、領収書発行処理が開始され、引数として渡された取引番号を取得しステップs21に進む。ステップs21で、CPU11は、領収書番号を採番して、領収書データを作成する。具体的には、領収書データ格納部D23に既に格納されている各領収書データに付された領収書番号のうち、値が最大の領収書番号に1を加算した番号が採番される。このようにして新しい領収書番号が採番されると、領収書番号を除く他の情報、すなわち領収日付、領収時刻、領収金額、宛先名称、店舗情報、但し書き文およびフォーマット名の情報が未入力の領収書データ、換言すれば、領収書番号だけが入力された領収書データを作成し、作成した領収書データをPOSサーバ20へ送信する。POSサーバ20のCPU21は、POS端末10から領収書データを受信すると、受信した領収書データを領収書データ格納部D23に格納する。新たな領収書データが領収書データ格納部D23に格納されると、ステップs22に進む。
【0071】
ステップs22で、CPU11は、当該取引に係る取引番号または担当者によって指定された取引データの取引番号に対応する取引データを、取引データ格納部D21から取得し、対象取引データとして、対象取引データ格納部D13に格納する。対象取引データが対象取引データ格納部D13に格納されると、ステップs23に進む。
【0072】
ステップs23で、CPU11は、当該取引に係る取引番号または担当者によって指定された取引データの取引番号に対応する取引明細データを、取引明細データ格納部D22から取得し、対象取引明細データとして、対象取引明細データ格納部D14に格納する。対象取引明細データが対象取引明細データ格納部D14に格納されると、ステップs24に進む。
【0073】
ステップs24で、CPU11は、領収書印刷設定データ格納部D27に格納されている領収書印刷設定データを参照して、対象取引明細データ格納部D14に格納されたすべての対象取引明細データを領収書の対象とするか否かを判定する。すべての対象取引明細データを領収書の対象とすると判定されるとステップs27に進み、すべての対象取引明細データを領収書の対象としないと判定されるとステップs25に進む。
【0074】
ステップs25で、CPU11は、対象取引データ格納部D13に格納されている対象取引データを読み込み、モニタなどの表示装置15に一覧表示させ、担当者によって領収書の対象とする対象取引データが選択されると、選択されなかった対象取引データを対象取引データ格納部D13から削除する。対象取引データの選択は、キーボードおよびタッチパネルなどの入力装置14を使用して行われる。対象取引データが選択されると、ステップs26に進む。
【0075】
ステップs26で、CPU11は、対象取引明細データ格納部D14に格納されている対象取引明細データを読み込み、モニタなどの表示装置15に一覧表示させ、担当者によって領収書の対象とする対象取引明細データが選択されると、選択されなかった対象取引明細データを対象取引明細データ格納部D14から削除する。対象取引明細データの選択は、キーボードおよびタッチパネルなどの入力装置14を使用して行われる。対象取引明細データが選択されると、ステップs27に進む。
【0076】
ステップs27で、CPU11は、ステップs21で採番した領収書番号を引数として領収書データ作成処理を実行する。領収書データ作成処理では、対象取引データ格納部D13に格納されている対象取引データ、および対象取引明細データ格納部D14に格納されている対象取引明細データに基づいて、領収書データおよび領収書明細データを作成する。領収書データ作成処理の詳細については後述する。CPU11によって、領収書データ作成処理において領収書データおよび領収書明細データが作成されてPOSサーバ20へ送信され、POSサーバ20のCPU21によって領収書データおよび領収書明細データがそれぞれ、領収書データ格納部D23および領収書明細データ格納部D24に格納されると、ステップs28に進む。
【0077】
ステップs28で、CPU11は、領収書データ格納部D23に格納されている領収書データに基づいて、印刷装置16に印刷させる。これにより領収書が発行される。領収書が発行されると、ステップs29に進む。ステップs29で、領収書発行処理が終了する。
【0078】
図26は、領収書データ作成処理のフローチャートである。
ステップs30で、引数として渡された領収書番号を取得し、領収書データ作成処理が開始され、ステップs31に進む。ステップs31で、CPU11は、領収書廃棄処理を行う。対象取引明細データ格納部D14に格納されている対象取引明細データのうち、領収書番号の情報が入力されている対象取引データがある場合、その領収書番号の領収書が回収されているか否かを判定し、回収されている場合には領収書を廃棄する。また未回収である場合には、領収書廃棄処理を中断し、戻り値として中断エラーを返す。このように、領収書が回収されているか否かを判定することによって、領収書が二重に発行されてしまうことを防止することができる。領収書廃棄処理の詳細については後述する。領収書廃棄処理が終了すると、ステップs32に進む。
【0079】
ステップs32で、CPU11は、ステップs31の領収書廃棄処理において、中断エラーの戻り値が返されたか否かを判定する。中断エラーの戻り値が返されている場合は、ステップs37に進み、中断エラーの戻り値が返されていない場合、すなわち領収書廃棄処理の戻り値が正常終了の場合は、ステップs33に進む。
【0080】
ステップs33で、CPU11は、対象取引データ格納部D13に格納されている対象取引データを読み込み、ステップs30で引数として渡された領収書番号を追加して、領収書データを作成する。このとき、領収書印刷設定データ格納部D27に格納されている領収書印刷設定データを参照して、領収書フォーマットのフォーマット名の情報も追加する。また、対象取引データの取引日付を領収書データの領収日付に、対象取引データの取引時刻を領収書データの領収時刻に格納する。領収書データの領収日付および領収時刻は、領収書印刷設定データ格納部D27に「領収日付区分」パラメータを設け、現在時刻を指定する値を設定することにより、現在の日付および時刻を格納することもできる。そして、作成した領収書データをPOSサーバ20へ送信する。POSサーバ20のCPU21は、POS端末10から領収書データを受信すると、受信した領収書データを領収書データ格納部D23に格納する。このとき、領収書データ格納部D23には、ステップs30で引数として渡された領収書番号と同一の領収書番号の領収書データがステップs21において既に格納されているので、上書きして格納する。領収書データが領収書データ格納部D23に格納されると、ステップs34に進む。
【0081】
ステップs34で、CPU11は、対象取引明細データ格納部D14に格納されている対象取引明細データを読み込み、ステップs30で引数として渡された領収書番号を追加して、領収書明細データを作成する。領収書明細データを作成する際には、作成した順に1から始まる枝番号が採番され、その枝番号の情報も追加して、領収書明細データが作成される。そして、作成した領収書明細データをPOSサーバ20へ送信する。POSサーバ20のCPU21は、POS端末10から領収書明細データを受信すると、受信した領収書明細データを領収書明細データ格納部D24に格納する。領収書明細データが領収書明細データ格納部D24に格納されると、ステップs35に進む。
【0082】
ステップs35で、CPU11は、領収書印刷設定データ格納部D27に格納されている領収書印刷設定データを参照して、「フォーマット」パラメータにフォーマット名が格納されていない場合には、モニタなどの表示装置15に領収書フォーマット一覧を表示させる。そして、担当者によって所望の領収書フォーマットが選択されると、ステップs34で作成された領収書データに、選択された領収書フォーマットのフォーマット名の情報を追加する。フォーマット名が追加されると、ステップs36に進む。なお、「フォーマット」パラメータにフォーマット名が格納されている場合には、ステップs33で既にフォーマット名の情報が追加されているので、ステップs36に進む。
【0083】
ステップs36で、CPU11は、ステップs30で引数として渡された領収書番号を引数として、領収書に印刷する但し書き文を作成するための但し書き作成処理を実行する。但し書き作成処理については後述する。但し書き作成処理によって但し書き文が作成されると、ステップs34で作成された領収書データに、但し書き文の情報を追加する。但し書き文の情報が追加されると、ステップs37に進む。
【0084】
ステップs37で、CPU11は、対象取引データおよび対象取引明細データをそれぞれ、対象取引データ格納部D13および対象取引明細データ格納部D14から削除する。また、領収書データ格納部D23から、ステップs30で指定された領収書番号の領収書データを読み取り、領収日付の情報が未入力である場合には、領収書廃棄処理が中断されたと判断し、POSサーバ20のCPU21に対し、その領収書番号の領収書データを、領収書データ格納部D23から削除させる。このように、一時データが削除されると、ステップs38に進む。ステップs38で、領収書データ作成処理が終了する。
【0085】
図34は、領収書廃棄処理のフローチャートである。
ステップs170で、領収書廃棄処理が開始され、ステップs171に進む。
【0086】
ステップs171で、CPU11は、対象取引明細データ格納部D14に格納されている対象取引明細データより全ての領収書番号を取得する。
【0087】
ステップs172で、CPU11は、ステップs171で領収書番号が取得できたか否かを判定する。領収書番号が1件以上あれば、ステップs173へ進み、領収書番号が0件の場合は、領収書の削除を行う必要がないため、ステップs177へ進む。
【0088】
ステップs173で、CPU11は、モニタなどの表示装置15に、発行済み領収書を回収する必要があることを担当者に知らせる表示を行うとともに、回収した領収書の領収書番号を入力する画面を表示し、キーボードなどの入力装置14を使用して、担当者に回収した領収書の番号を入力させる。回収した領収書番号の入力が完了するか、担当者により領収書番号の入力が中断されると、ステップs174へ進む。
【0089】
ステップs174で、CPU11は、ステップs173で入力された領収書の番号とステップs171で取得した領収書番号を照合し、全ての領収書番号が一致した場合はステップs175へ進み、1つでも一致しなかった場合は、ステップ178へ進む。
【0090】
ステップs175で、CPU11は対象取引明細データ格納部D14に格納されている対象取引明細データの全ての領収書番号を削除し、ステップs176に進む。
【0091】
ステップs176で、CPU11は、ステップs171で取得した領収書番号の領収書データおよび領収書明細データ削除する命令をPOSサーバ20へ送信する。POSサーバ20のCPU21は、POS端末10から領収書データおよび領収書明細データを削除する命令を受信すると、領収書データ格納部D23に格納されている領収書データおよび領収書明細データから、指定された領収書番号に該当する領収書データおよび領収書明細データを削除する。領収書データおよび領収書明細データの削除が完了すると、ステップs177へ進む。
【0092】
ステップs177で、CPU11は、戻り値に正常をセットしてステップs179へ進み、ステップs179で戻り値を呼び出し元の処理へ返して、領収書廃棄処理が終了する。
【0093】
ステップs178で、CPU11は、戻り値に中断エラーをセットしてステップs179へ進み、ステップs179で戻り値を呼び出し元の処理へ返して、領収書廃棄処理が終了する。
【0094】
図27は、但し書き作成処理のフローチャートである。
ステップs40で、引数として渡された領収書番号を取得し、但し書き作成処理が開始され、ステップs41に進む。ステップs41で、CPU11は、ステップs40で引数として渡された領収書番号を引数として、商品分野名一覧データ作成処理を実行する。商品分野名一覧データ作成処理については後述する。商品分野名一覧データが作成され、商品分野名一覧データ格納部D17に格納されると、ステップs42に進む。
【0095】
ステップs42で、CPU11は、ステップs40で引数として渡された領収書番号を引数として、アイテム名一覧データ作成処理を実行する。アイテム名一覧データ作成処理については後述する。アイテム名一覧データが作成され、アイテム名一覧データ格納部D15に格納されると、ステップs43に進む。
【0096】
ステップs43で、CPU11は、領収書印刷設定データ格納部D27に格納されている領収書印刷設定データを参照して、「代表名最大数」パラメータの値を取得する。取得できなかった場合は、代表名最大数は1とする。
代表名最大数を取得すると、ステップs44に進む。
【0097】
ステップs44で、CPU11は、領収書印刷設定データ格納部D27に格納されている領収書印刷設定データを参照し、「商品分野名を代表名とする」パラメータに基づいて、アイテム名を代表名とするか、商品分野名を代表名とするかを判定する。アイテム名を代表名とすると判定されると、ステップs45に進み、商品分野名を代表名とすると判定されると、ステップs49に進む。
【0098】
ステップs45で、CPU11は、アイテム名一覧データ格納部D15に格納されているアイテム名の数がステップs43で取得した代表名最大数以下であるか、代表名最大数より多いかを判定する。アイテム名の数が代表名最大数以下である場合には、ステップs46に進み、アイテム名の数が代表名最大数より多い場合には、ステップs47に進む。
【0099】
ステップs46で、CPU11は、アイテム名一覧データ格納部D15に格納されているアイテム名を代表名として設定する。代表名が設定されると、ステップs54に進む。
【0100】
ステップs47で、CPU11は、ステップs43で取得した代表名最大数を引数として、代表アイテム名決定処理を実行する。代表アイテム名決定処理については後述する。代表アイテム名決定処理によって代表アイテム名が決定されると、ステップs48に進む。
【0101】
ステップs48で、CPU11は、ステップs47で決定された代表アイテム名を代表名として設定する。代表名が設定されると、ステップs53に進む。
【0102】
ステップs49で、CPU11は、商品分野名一覧データ格納部D17に格納されている商品分野名の数がステップs43で取得した代表名最大数以下であるか、代表名最大数より多いかを判定する。商品分野名の数が代表名最大数以下である場合には、ステップs50に進み、商品分野名の数が代表名最大数より多い場合には、ステップs51に進む。
【0103】
ステップs50で、CPU11は、商品分野名一覧データ格納部D17に格納されている商品分野名を代表名として設定する。代表名が設定されると、ステップs54に進む。
【0104】
ステップs51で、CPU11は、ステップs43で取得した代表名最大数を引数として、代表商品分野名決定処理を実行する。代表商品分野名決定処理については後述する。代表商品分野名決定処理によって代表商品分野名が決定されると、ステップs52に進む。
【0105】
ステップs52で、CPU11は、ステップs51で決定された代表商品分野名を代表名として設定する。代表名が設定されると、ステップs53に進む。
【0106】
ステップs53で、CPU11は、領収書印刷設定データ格納部D27に格納されている領収書印刷設定データを参照し、「但し書き付加文字」パラメータに基づいて、但し書き付加文字データ格納部D26から但し書き付加文字を取得する。但し書き付加文字が取得されると、ステップs54に進む。
【0107】
ステップs54で、CPU11は、領収書印刷設定データ格納部D27に格納されている領収書印刷設定データを参照し、「但し書き文」パラメータに基づいて、但し書き文例データ格納部D25から但し書き文例を取得する。但し書き文例が取得されると、ステップs55に進む。
【0108】
ステップs55で、CPU11は、s46、s48、s50またはs52で決定された代表名、ステップs54で取得された但し書き文例および、ステップs53で取得した但し書き付加文字を引数として、但し書き文を作成するための但し書き文作成処理を実行する。但し書き文作成処理については後述する。但し書き文作成処理において但し書き文が作成されると、ステップs56に進む。ステップs56で、但し書き作成処理が終了する。
【0109】
図28は、商品分野名一覧データ作成処理のフローチャートである。
ステップs60で、引数として渡された領収書番号を取得し、商品分野名一覧データ作成処理が開始され、ステップs61に進む。ステップs61で、CPU11は、領収書明細データ格納部D24に格納されている領収書明細データのうち、ステップs60で引数として渡された領収書番号と領収書明細データに格納されている領収書番号とが一致するデータの最初の領収書明細データに、データ参照用のポインタを設定する。ポインタが設定されると、ステップs62に進む。
【0110】
ステップs62で、CPU11は、領収書明細データ格納部D24から、ポインタによって指し示されている領収書明細データを、1件取得する。領収書明細データが取得されると、ステップs63に進む。
【0111】
ステップs63で、CPU11は、ステップs62で取得された領収書明細データから、商品分野名の情報を取得する。商品分野名の情報が取得されると、ステップs64に進む。
【0112】
ステップs64で、CPU11は、商品分野名一覧データ格納部D17に、ステップs63で取得された商品分野名と同一の商品分野名が存在しているか否かを判定する。同一の商品分野名が存在していないと判定されると、ステップs65に進み、同一の商品分野名が存在していると判定されると、ステップs66に進む。
【0113】
ステップs65で、CPU11は、ステップs62で取得された領収書明細データに基づいて、商品分野名一覧データを新たに作成する。具体的には、商品分野名一覧データの分野名欄に、領収書明細データの分野名情報を入力し、商品分野名一覧データの最小枝番号欄に、領収書明細データの枝番号情報を入力し、商品分野名一覧データのカウント欄に、1を入力し、商品分野名一覧データの最高単価欄に、領収書明細データの単価情報を入力し、商品分野名一覧データの数量欄に、領収書明細データの数量情報を入力し、商品分野名一覧データの金額欄に、領収書明細データの単価と数量との積算値の情報を入力することによって作成される。商品分野名一覧データが新たに作成されると、ステップs67に進む。
【0114】
ステップs66で、CPU11は、ステップs62で取得された領収書明細データに基づいて、商品分野名一覧データ格納部D17に既に存在している、同一の商品分野名の商品分野名一覧データを更新する。具体的には、商品分野名一覧データの最小枝番号欄に、領収書明細データの枝番号および当該商品分野名一覧データの最小枝番号のうち小さい方の枝番号の情報を入力し、商品分野名一覧データのカウント欄に、当該商品分野名一覧データのカウントの数値に1を加算した数値の情報を入力し、商品分野名一覧データの最高単価欄に、領収書明細データの単価および当該商品分野名一覧データの最高単価のうち大きい方の単価の情報を入力し、商品分野名一覧データの数量欄に、領収書明細データの数量に当該商品分野名一覧データの数量を加算した数値の情報を入力し、商品分野名一覧データの金額欄に、領収書明細データの単価と数量との積算値に当該商品分野名一覧データの金額を加算した数値の情報を入力することによって更新される。商品分野名一覧データが更新されると、ステップs67に進む。
【0115】
ステップs67で、CPU11は、作成または更新した商品分野名一覧データを商品分野名一覧データ格納部D17に格納する。商品分野名一覧データが商品分野名一覧データ格納部D17に格納されると、ステップs68に進む。
【0116】
ステップs68で、CPU11は、データ参照用のポインタを1つ進める。ポインタが1つ進められると、ステップs69に進む。
【0117】
ステップs69で、CPU11は、データ参照用のポインタが領収書明細データを指し示しているか否かを判定する。領収書明細データを指し示していると判定されると、ステップs62に進み、領収書明細データを指し示していないと判定されると、ステップs70に進む。ステップs70で、商品分野名一覧データ作成処理が終了する。
【0118】
図29は、アイテム名一覧データ作成処理のフローチャートである。
ステップs80で、引数として渡された領収書番号を取得し、アイテム名一覧データ作成処理が開始され、ステップs81に進む。ステップs81で、CPU11は、領収書明細データ格納部D24に格納されている領収書明細データのうち、ステップs80で引数として渡された領収書番号と領収書明細データに格納されている領収書番号とが一致するデータの最初の領収書明細データに、データ参照用のポインタを設定する。ポインタが設定されると、ステップs82に進む。
【0119】
ステップs82で、CPU11は、領収書明細データ格納部D24から、ポインタによって指し示されている領収書明細データを、1件取得する。領収書明細データが取得されると、ステップs83に進む。
【0120】
ステップs83で、CPU11は、ステップs82で取得された領収書明細データから、アイテム名の情報を取得する。アイテム名の情報が取得されると、ステップs84に進む。
【0121】
ステップs84で、CPU11は、アイテム名一覧データ格納部D15に、ステップs83で取得されたアイテム名と同一のアイテム名が存在しているか否かを判定する。同一のアイテム名が存在していないと判定されると、ステップs85に進み、同一のアイテム名が存在していると判定されると、ステップs86に進む。
【0122】
ステップs85で、CPU11は、ステップs82で取得された領収書明細データに基づいて、アイテム名一覧データを新たに作成する。具体的には、アイテム名一覧データのアイテム名欄に、領収書明細データのアイテム名情報を入力し、アイテム名一覧データの最小枝番号欄に、領収書明細データの枝番号情報を入力し、アイテム名一覧データのカウント欄に、1を入力し、アイテム名一覧データの最高単価欄に、領収書明細データの単価情報を入力し、アイテム名一覧データの数量欄に、領収書明細データの数量情報を入力し、アイテム名一覧データの金額欄に、領収書明細データの単価と数量との積算値の情報を入力することによって作成される。アイテム名一覧データが新たに作成されると、ステップs87に進む。
【0123】
ステップs86で、CPU11は、ステップs82で取得された領収書明細データに基づいて、アイテム名一覧データ格納部D15に既に存在している、同一のアイテム名のアイテム名一覧データを更新する。具体的には、アイテム名一覧データの最小枝番号欄に、領収書明細データの枝番号および当該アイテム名一覧データの最小枝番号のうち小さい方の枝番号の情報を入力し、アイテム名一覧データのカウント欄に、当該アイテム名一覧データのカウントの数値に1を加算した数値の情報を入力し、アイテム名一覧データの最高単価欄に、領収書明細データの単価および当該アイテム名一覧データの最高単価のうち大きい方の単価の情報を入力し、アイテム名一覧データの数量欄に、領収書明細データの数量に当該アイテム名一覧データの数量を加算した数値の情報を入力し、アイテム名一覧データの金額欄に、領収書明細データの単価と数量との積算値に当該アイテム名一覧データの金額を加算した数値の情報を入力することによって更新される。アイテム名一覧データが更新されると、ステップs87に進む。
【0124】
ステップs87で、CPU11は、作成または更新したアイテム名一覧データをアイテム名一覧データ格納部D15に格納する。アイテム名一覧データがアイテム名一覧データ格納部D15に格納されると、ステップs88に進む。
【0125】
ステップs88で、CPU11は、データ参照用のポインタを1つ進める。ポインタが1つ進められると、ステップs89に進む。
【0126】
ステップs89で、CPU11は、データ参照用のポインタが領収書明細データを指し示しているか否かを判定する。領収書明細データを指し示していると判定されると、ステップs82に進み、領収書明細データを指し示していないと判定されると、ステップs90に進む。ステップs90で、商品分野名一覧データ作成処理が終了する。
【0127】
図30は、代表アイテム名決定処理のフローチャートである。
ステップs100で、引数として渡された代表名最大数を取得し、代表アイテム名決定処理が開始され、ステップs101に進む。ステップs101で、CPU11は、整数カウンタNに、初期値として1を設定する。初期値が設定されると、ステップs102に進む。
【0128】
ステップs102で、CPU11は、商品分野名一覧データ格納部D17に格納されているすべての商品分野名一覧データを読出し、それぞれ代表商品分野名データとして代表商品分野名データ格納部D18に格納する。すべての商品分野名一覧データが代表商品分野名データ格納部D18に格納されると、ステップs103に進む。
【0129】
ステップs103で、CPU11は、アイテム名一覧データ格納部D15に格納されているすべてアイテム名一覧データを読出し、それぞれ代表アイテム名データとして代表アイテム名データ格納部D16に格納する。すべてのアイテム名一覧データが代表アイテム名データ格納部D16に格納されると、ステップs104に進む。
【0130】
ステップs104で、CPU11は、代表アイテム名データ格納部D16に格納されている代表アイテム名データのデータ件数が、ステップs100で引数として渡された代表名最大数以下であるか否かを判定する。代表アイテム名データ件数が代表名最大数より多いと判定されると、代表名決定条件に従ってデータ件数を絞るべきであると判断して、ステップs105に進む。また、代表アイテム名データ件数が代表名最大数以下であると判定されると、その代表アイテム名データのアイテム名を代表アイテム名として決定すべきと判断して、ステップs113に進む。
【0131】
ステップs105で、CPU11は、領収書印刷設定データ格納部D27に格納されている領収書印刷設定データを参照し、整数カウンタNに基づいて、第N代表名決定条件を取得する。第N代表名決定条件が取得されると、ステップs106に進む。
【0132】
ステップs106で、CPU11は、第N代表名決定条件が取得できたか否かを判定する。取得できたと判定されると、ステップs107に進み、取得できなかったと判定されると、第N代表名決定条件が設定されていない、またはすべての条件による抽出が終了したと判断し、ステップs110に進む。
【0133】
ステップs107で、CPU11は、ステップs105で取得した第N代表名決定条件を引数として、代表アイテム名・代表商品分野名条件抽出処理を実行する。代表アイテム名・代表商品分野名条件抽出処理については後述する。代表アイテム名・代表商品分野名条件抽出処理において、代表アイテム名データ格納部D16に格納されている代表アイテム名データ、および代表商品分野名データ格納部D18に格納されている代表商品分野名データが更新されると、ステップs108に進む。
【0134】
ステップs108で、CPU11は、整数カウンタNの値に1を加算した値を、整数カウンタNに設定する。加算値が整数カウンタNに設定されると、ステップs109に進む。
【0135】
ステップs109で、CPU11は、整数カウンタNの値が所定の値(本実施形態では8)を超えているか否かを判定する。ここで、所定の値とは、領収書印刷設定データ格納部D27に格納されている代表名決定条件の数に等しい値である。整数カウンタNの値が所定の値を超えていると判定されると、ステップs110に進み、所定の値以下であると判定されると、ステップs104に進む。
【0136】
ステップs110で、CPU11は、代表アイテム名データ格納部D16に格納されているデータ件数が、ステップs100で引数として渡された代表名最大数以下であるか否かを判定する。代表アイテム名データ件数が代表名最大数より多いと判定されると、ステップs111に進み、代表アイテム名データ件数が代表名最大数以下であると判定されると、ステップs113に進む。
【0137】
ステップs111で、CPU11は、代表アイテム名データ格納部D16に格納されているすべての代表アイテム名データのうち、枝番号が最も小さい代表アイテム名データから順に、ステップs100で引数として渡された代表名最大数と同数の代表アイテム名データを取得する。代表アイテム名データが取得されると、ステップs112に進む。
【0138】
ステップs112で、CPU11は、代表アイテム名データ格納部D16に格納されているすべての代表アイテム名データを消去し、ステップs111で取得された代表アイテム名データを代表アイテム名データ格納部D16に格納する。代表アイテム名データが代表アイテム名データ格納部D16に格納されると、ステップs113に進む。ステップs113で、代表アイテム名決定処理が終了する。
【0139】
図31は、代表商品分野名決定処理のフローチャートである。
ステップs120で、引数として渡された代表名最大数を取得し、代表商品分野名決定処理が開始され、ステップs121に進む。ステップs121で、CPU11は、整数カウンタNに、初期値として1を設定する。初期値が設定されると、ステップs122に進む。
【0140】
ステップs122で、CPU11は、商品分野名一覧データ格納部D17に格納されているすべての商品分野名一覧データを読出し、それぞれ代表商品分野名データとして代表商品分野名データ格納部D18に格納する。すべての商品分野名一覧データが代表商品分野名データ格納部D18に格納されると、ステップs123に進む。
【0141】
ステップs123で、CPU11は、アイテム名一覧データ格納部D15に格納されているすべてのアイテム名一覧データを読出し、それぞれ代表アイテム名データとして代表アイテム名データ格納部D16に格納する。すべてのアイテム名一覧データが代表アイテム名データ格納部D16に格納されると、ステップs124に進む。
【0142】
ステップs124で、CPU11は、代表商品分野名データ格納部D18に格納されている代表商品分野名データのデータ件数が、ステップs120で引数として渡された代表名最大数以下であるか否かを判定する。代表商品分野名データ件数が代表名最大数より多いと判定されると、代表名決定条件に従ってデータ件数を絞るべきであると判断して、ステップs125に進む。また、代表商品分野名データ件数が代表名最大数以下であると判定されると、その代表商品分野名データの商品分野名を代表商品分野名として決定すべきと判断して、ステップs133に進む。
【0143】
ステップs125で、CPU11は、領収書印刷設定データ格納部D27に格納されている領収書印刷設定データを参照し、整数カウンタNに基づいて、第N代表名決定条件を取得する。第N代表名決定条件が取得されると、ステップs126に進む。
【0144】
ステップs126で、CPU11は、第N代表名決定条件が取得できたか否かを判定する。取得できたと判定されると、ステップs127に進み、取得できなかったと判定されると、第N代表名決定条件が設定されていない、またはすべての条件による抽出が終了したと判断し、ステップs130に進む。
【0145】
ステップs127で、CPU11は、ステップs125で取得した第N代表名決定条件を引数として、代表アイテム名・代表商品分野名条件抽出処理を実行する。代表アイテム名・代表商品分野名条件抽出処理については後述する。代表アイテム名・代表商品分野名条件抽出処理において、代表アイテム名データ格納部D16に格納されている代表アイテム名データ、および代表商品分野名データ格納部D18に格納されている代表商品分野名データが更新されると、ステップs128に進む。
【0146】
ステップs128で、CPU11は、整数カウンタNの値に1を加算した値を、整数カウンタNに設定する。加算値が整数カウンタNに設定されると、ステップs129に進む。
【0147】
ステップs129で、CPU11は、整数カウンタNの値が所定の値(本実施形態では8)を超えているか否かを判定する。ここで、所定の値とは、領収書印刷設定データ格納部D27に格納されている代表名決定条件の数に等しい値である。整数カウンタNの値が所定の値を超えていると判定されると、ステップs130に進み、所定の値以下であると判定されると、ステップs124に進む。
【0148】
ステップs130で、CPU11は、代表商品分野名データ格納部D18に格納されている代表商品分野名データ件数が、ステップs120で引数として渡された代表名最大数以下であるか否かを判定する。代表商品分野名データ件数が代表名最大数より多いと判定されると、ステップs131に進み、代表商品分野名データ件数が代表名最大数以下であると判定されると、ステップs133に進む。
【0149】
ステップs131で、CPU11は、代表商品分野名データ格納部D18に格納されているすべての代表商品分野名データのうち、枝番号が最も小さい代表商品分野名データから順に、ステップs120で引数として渡された代表名最大数と同数の代表商品分野名データを取得する。代表商品分野名データが取得されると、ステップs132に進む。
【0150】
ステップs132で、CPU11は、代表商品分野名データ格納部D18に格納されているすべての代表商品分野名データを消去し、ステップs131で取得された代表商品分野名データを代表商品分野名データ格納部D18に格納する。代表商品分野名データが代表商品分野名データ格納部D18に格納されると、ステップs133に進む。ステップs133で、代表商品分野名決定処理が終了する。
【0151】
図32は、代表アイテム名・代表商品分野名条件抽出処理のフローチャートである。
ステップs140で、引数として渡された代表名決定条件を取得し、代表アイテム名・代表商品分野名条件抽出処理が開始され、ステップs141に進む。ステップs141で、CPU11は、取得された代表名決定条件が、アイテム名に関する条件であるか、商品分野名に関する条件であるかを判定する。たとえば、カウントが最も多いアイテム名を抽出するという条件、最高単価が最も高いアイテム名を抽出するという条件、数量が最も多いアイテム名を抽出するという条件、および、金額が最も高いアイテム名を抽出するという条件は、アイテム名に関する条件であると判定される。また、商品分野名に関する条件には、カウントが最も多い商品分野名を抽出するという条件、最高単価が最も高い商品分野名を抽出するという条件、数量が最も多い商品分野名を抽出するという条件、および、金額が最も高い商品分野名を抽出するという条件は、商品分野名に関する条件であると判定される。アイテム名に関する条件であると判定されると、ステップs142に進み、商品分野名に関する条件であると判定されると、ステップs147に進む。
【0152】
ステップs142で、CPU11は、代表アイテム名データ格納部D16から、ステップs140で引数として渡された代表名決定条件に合致する代表アイテム名データを抽出する。代表アイテム名データが抽出されると、ステップs143に進む。
【0153】
ステップs143で、CPU11は、ステップs142で抽出された代表アイテム名データから、すべての商品分野名を取得する。このとき、同一の商品分野名は重複して取得しない。商品分野名が取得されると、ステップs144に進む。
【0154】
ステップs144で、CPU11は、代表アイテム名データ格納部D16に格納されているすべての代表アイテム名データを消去し、ステップs142で抽出された代表アイテム名データを代表アイテム名データ格納部D16に格納する。代表アイテム名データが代表アイテム名データ格納部D16に格納されると、ステップs145に進む。
【0155】
ステップs145で、CPU11は、代表商品分野名データ格納部D18から、ステップs143で取得された商品分野名と一致する代表商品分野名データを取得する。代表商品分野名データが取得されると、ステップs146に進む。
【0156】
ステップs146で、CPU11は、代表商品分野名データ格納部D18に格納されているすべての代表商品分野名データを消去し、ステップs145で取得された代表商品分野名データを代表商品分野名データ格納部D18に格納する。代表商品分野名データが代表商品分野名データ格納部D18に格納されると、ステップs152に進む。
【0157】
ステップs147で、CPU11は、代表商品分野名データ格納部D18から、ステップs140で引数として渡された代表名決定条件に合致する代表商品分野名データを抽出する。代表商品分野名データが抽出されると、ステップs148に進む。
【0158】
ステップs148で、CPU11は、ステップs147で抽出された代表商品分野名データから、すべての商品分野名を取得する。商品分野名が取得されると、ステップs149に進む。
【0159】
ステップs149で、CPU11は、代表商品分野名データ格納部D18に格納されているすべての代表商品分野名データを消去し、ステップs147で抽出された代表商品分野名データを代表商品分野名データ格納部D18に格納する。代表商品分野名データが代表商品分野名データ格納部D18に格納されると、ステップs150に進む。
【0160】
ステップs150で、CPU11は、代表アイテム名データ格納部D16から、ステップs148で取得された商品分野名と一致する代表アイテム名データを取得する。代表アイテム名データが取得されると、ステップs151に進む。
【0161】
ステップs151で、CPU11は、代表アイテム名データ格納部D16に格納されているすべての代表アイテム名データを消去し、ステップs150で取得された代表アイテム名データを代表アイテム名データ格納部D16に格納する。代表アイテム名データが代表アイテム名データ格納部D16に格納されると、ステップs152に進む。ステップs152で、代表アイテム名・代表商品分野名条件抽出処理が終了する。
【0162】
図33は、但し書き文作成処理のフローチャートである。
ステップs160で、引数として渡された代表名、但し書き文例および、但し書き付加文字を取得し、但し書き文作成処理が開始され、ステップs161に進む。ステップs161で、CPU11は、領収書印刷設定データ格納部D27に格納されている領収書印刷設定データを参照して、「代表名結合文字」パラメータに設定されている代表名結合文字を取得し、ステップs162に進む。
【0163】
ステップs162で、CPU11は、ステップs160で引数として渡された但し書き文例における「<代表名>」欄を、ステップs160で引数として渡された代表名に置換する。代表名が複数の場合は、代表名と代表名の間に、ステップs161で取得した代表名結合文字を挿入する。代表名が置換されると、ステップs163に進む。
【0164】
ステップs163で、CPU11は、但し書き付加文字が取得されているか否かを判定する。但し書き付加文字が取得されていると判定されると、領収書発行の対象の全商品の中に、設定された代表名に該当しない商品が含まれていると判断し、ステップs164に進み、但し書き付加文字が取得されていないと判定されると、領収書発行の対象の全商品の中に、設定された代表名に該当しない商品が含まれていないと判断し、ステップs165に進む。
【0165】
ステップs164で、CPU11は、取得された但し書き文例における「<付加文字>」欄を、取得された但し書き付加文字に置換する。取得された但し書き付加文字が置換されると、ステップs166に進む。
【0166】
ステップs165で、CPU11は、取得された但し書き文例における「<付加文字>」欄を削除する。「<付加文字>」欄が削除されると、ステップs166に進む。ステップs166で、但し書き文作成処理が終了する。
【0167】
図35は、POS端末10によって発行された領収書の一例を示す図である。図35に示すように、本実施形態に係るPOS端末10によって発行された領収書の但し書き文には、領収書の対象となる複数の商品を代表する代表商品分野名に、該代表商品分野名に含まれない商品が存在していることを示すための「等」という付加文字が記載されている。
【0168】
本実施形態では、領収書発行装置は、POS端末10において実現されているが、ECRによって実現されてもよい。
【0169】
以上に説明するように、本実施形態によれば、領収書発行の対象である複数の商品に関する情報が記憶装置13に記憶され、CPU11によって実現される代表名決定手段は、記憶装置13に記憶されている情報に基づいて、代表名を決定するために予め定めた条件に従って、複数の商品を代表する代表アイテム名または代表商品分野名を決定する。そして、CPU11によって実現される但し書き文作成手段は、代表名決定手段によって決定された代表アイテム名または代表商品分野名に該当しない商品が前記複数の商品に含まれていると判定すると、その代表アイテム名または代表商品分野名に該当しない商品が含まれていることを示すための、たとえば「主に」および「等」といった付加文字を、その代表アイテム名または代表商品分野名に付加することによって領収書に記載すべき但し書き文を作成する。したがって、取引内容を正確に表現した但し書き文が記載されている領収書を発行することができる。
【符号の説明】
【0170】
1 POSシステム
10 POS端末
20 POSサーバ
D11 一時取引データ格納部
D12 一時取引明細データ格納部
D13 対象取引データ格納部
D14 対象取引明細データ格納部
D15 アイテム名一覧データ格納部
D16 代表アイテム名データ格納部
D17 商品分野名一覧データ格納部
D18 代表商品分野名データ格納部
D21 取引データ格納部
D22 取引明細データ格納部
D23 領収書データ格納部
D24 領収書明細データ格納部
D25 但し書き文例データ格納部
D26 但し書き付加文字データ格納部
D27 領収書印刷設定データ格納部
D28 領収書フォーマットデータ格納部
D29 PLU格納部
D30 顧客情報格納部
D31 担当者情報格納部

【特許請求の範囲】
【請求項1】
領収書発行の対象である複数の商品に関する情報を記憶する記憶手段と、
前記情報に基づき、予め定める条件に従って前記複数の商品を代表する代表名を決定する代表名決定手段と、
前記代表名決定手段によって決定された代表名に該当しない商品が前記複数の商品に含まれていると判定すると、該代表名に該当しない商品が前記複数の商品に含まれていることを示すための付加文字を、該代表名に付加することによって、領収書に記載すべき但し書き文を作成する但し書き文作成手段とを備えることを特徴とする領収書発行装置。
【請求項2】
前記代表名決定手段は、各商品の品目名のうちいずれか1つを代表名として決定することを特徴とする請求項1に記載の領収書発行装置。
【請求項3】
前記代表名決定手段は、各商品が分類される商品分野の商品分野名のうちいずれか1つを代表名として決定することを特徴とする請求項1に記載の領収書発行装置。
【請求項4】
領収書発行の対象である複数の商品に関する情報を記憶手段に格納するステップと、
前記情報に基づき、予め定める条件に従って前記複数の商品を代表する代表名を決定するステップと、
前記代表名を決定するステップによって決定された代表名に該当しない商品が前記複数の商品に含まれていると判定すると、該代表名に該当しない商品が前記複数の商品に含まれていることを示すための付加文字を、該代表名に付加することによって、領収書に記載すべき但し書き文を作成するステップとを備えることを特徴とする領収書発行方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【図15】
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【図16】
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【図17】
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【図18】
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【図19】
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【図20】
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【図21】
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【図22】
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【図23】
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【図24】
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【図25】
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【図26】
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【図27】
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【図28】
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【図29】
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【図30】
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【図31】
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【図32】
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【図33】
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【図34】
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【図35】
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