説明

顕微鏡装置

【課題】明視野照明と暗視野照明の切り換えるための構成が簡単な顕微鏡装置を提供する。
【解決手段】明視野観察時には結像光路20aの対物レンズ21を介し、暗視野観察時には暗視野光路20bを介して標本31に照明光を照射するように構成された顕微鏡装置100は、光源51と、この光源51からの照明光を標本31に照射する照明光学系50と、を有する。そして、照明光学系50は、入射端201aが光源51に向かって照明光学系50の光軸を囲むように輪帯状に配置され、射出端201bが暗視野光路20bに照明光を導くように配置された複数の光ファイバ201からなる輪帯光束生成部材200と、この輪帯光束生成部材200の入射端201aの光源側に挿脱自在に配置され、光源51からの光を入射端201aに導く光路切替ユニット202と、を有する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、顕微鏡装置に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、特に工業顕微鏡分野では、明視野照明と暗視野照明とを切り換え可能にした照明装置を用いる場合がある。このような照明装置を用いて暗視野照明を行う場合、対物レンズの開口数より大きい角度で標本を照明し、その散乱光のみを結像光学系に導くために、輪帯状の照明を生成する必要がある。このとき、輪帯照明光束を生成した後に、この光束を対物レンズの光軸に沿った光路に偏向するために、明視野照明ではハーフミラーが配置されている部分を、穴あきミラーと置き換える必要があるが、ハーフミラーユニット若しくは穴あきミラーユニットが配置される位置は、結像光学系の瞳位置とは空間的に離れてしまうため、暗視野の照明光と明視野および暗視野の結像光を効率よく分離することが困難であった。すなわち、穴あきミラーとハーフミラーのみの交換とすると、暗視野の照明光束が、結像光路に漏れてしまい、コントラストを下げてしまう。それを回避するために、筒状の光束分離部材を配置したり、絞りを配置したりすると、今度は結像光の周辺光束が充分でなくなり、シェーディングが発生する原因となる。このため、ハーフミラー部を暗視野照明光束が通らないようにするために、環状ファイバを用いたバイパス光路を有する顕微鏡装置が提案されている(例えば、特許文献1参照)。この顕微鏡装置では、開口絞りまたは視野絞りとファイバ入射端とが挿脱可能に配置されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2003−005082号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、開口絞り又は視野絞り等の絞り部材は、絞り羽根のほか、心だし用のビス等もあり、顕微鏡用の照明装置の中では複雑な機構の部類であるため、可動式にすることは構成上好ましくないという課題があった。
【0005】
本発明はこのような課題に鑑みてなされたものであり、ハーフミラー部をバイパスして暗視野照明を確保する構成でありながら、バイパスするための光学部材の挿脱の機構がシンプルで、かつ照明光と結像光とを効率よく分離することができ、結像光の周辺減光の発生を抑えることができる顕微鏡装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
前記課題を解決するために、本発明に係る顕微鏡装置は、対物レンズが配置された結像光路と、この結像光路の周りに形成された暗視野光路と、を有し、明視野観察時には結像光路の対物レンズを介して標本に照明光を照射し、暗視野観察時には暗視野光路を介して標本に照明光を照射するように構成された顕微鏡装置であって、照明光を放射する光源と、この光源からの照明光を標本に照射する照明光学系と、を有し、照明光学系は、入射端が光源に向かって照明光学系の光軸を囲むように輪帯状に配置され、射出端が暗視野光路に照明光を導くように対物レンズの光軸を囲むように輪帯状に配置された複数の光ファイバからなる輪帯光束生成部材と、輪帯光束生成部材の入射端の光源側に挿脱自在に配置され、光源からの光を入射端に導く光路切替ユニットと、を有することを特徴とする。
【0007】
このような顕微鏡装置において、輪帯光束生成部材の射出端は、対物レンズの射出瞳の近傍に配置されていることが好ましい。
【0008】
また、このような顕微鏡装置において、光路切替ユニットは、照明光学系に取り付けられたときに、輪帯光束生成部材の入射端で囲まれた開口部を塞ぐ遮光部を有することが好ましい。
【0009】
また、このような顕微鏡装置は、輪帯光束生成部材の入射端と光路切替ユニットとの間に配置され、入射端の各々に対応して輪帯状に配置されたマイクロレンズを有し、光路切替ユニットから出射した照明光をマイクロレンズの各々で入射端に集光するマイクロレンズアレイを有することが好ましい。
【0010】
このとき、マイクロレンズアレイは、マイクロレンズで囲まれた開口部を塞ぐ遮光部を有することが好ましい。
【0011】
また、このような顕微鏡装置において、照明光学系は、輪帯光束生成部材の入射端よりも標本側であって、当該照明光学系の光軸と対物レンズの光軸とが交差する点に挿脱自在に配置され、輪帯光束生成部材の入射端で囲まれた開口部を通過した照明光を対物レンズに導くハーフミラーを有することが好ましい。
【発明の効果】
【0012】
本発明に係る顕微鏡装置を以上のように構成すると、暗視野光路に照明光を導く輪帯光束生成部材を設けることにより、照明光と結像光とを効率よく分離することができ、また、結像光の周辺減光の発生を抑えることができるとともに、照明光学系に対する光路切替ユニットの挿脱で明視野照明と暗視野照明の切り換えるように構成することで、挿脱機構を簡単にすることができる。
【図面の簡単な説明】
【0013】
【図1】顕微鏡装置の構成を示す説明図である。
【図2】輪帯光束生成部材の射出部側の光学系の構成を示す説明図である。
【図3】輪帯光束生成部材の入射部側の光学系の構成を示す説明図である。
【図4】輪帯光束生成部材の入射部の構成を示す説明図である。
【図5】輪帯光束生成部材の入射部に対してマイクロレンズアレイを配置した場合を示す説明図である。
【発明を実施するための形態】
【0014】
以下、本発明の好ましい実施形態について図面を参照して説明する。まず、図1及び図2を用いて、本実施形態に係る顕微鏡装置の構成について説明する。本実施形態に係る顕微鏡装置100は、明視野照明と暗視野照明とを切り替えて標本31の観察が可能に構成されている。この顕微鏡装置100は、標本31が載置されるステージ30が取り付けられたベース部101a、及び、このベース部101aの上部に設けられ対物レンズユニット20を有するレボルバ102を保持するアーム部101bからなる基部101と、アーム部101bの上部に取り付けられた照明部103と、この照明部103の上部に取り付けられた接眼鏡筒104と、から構成される。
【0015】
この顕微鏡装置100の光学系は、ステージ30上に載置された標本31の像を対物レンズユニット20の対物レンズ21を介して結像する結像光学系10と、光源51からの照明光を対物レンズ21を介して標本31に照射する照明光学系50と、を有している。
【0016】
結像光学系10は、標本31側から順に、この標本31から出た光(観察光)を略平行光に変換する対物レンズ21と、この略平行の観察光を集光して標本31の一次像43を結像する結像レンズ41と、この結像光学系10の光路を折り曲げるプリズム42と、標本31の一次像43を観察するための接眼レンズ44と、から構成される。なお、上述のように、対物レンズ21は、レボルバ102に取り付けられた対物レンズユニット20に保持され、結像レンズ41、プリズム42及び接眼レンズ44は接眼鏡筒104に保持されている。
【0017】
一方、照明光学系50は、結像光学系10の側方に配置され、光源51側から順に、光源51からの照明光を集光してこの光源51の像を結像するコレクタレンズ52と、コレクタレンズ52で結像された光源51の像からの光をリレーして光源51の像56を結像するリレーレンズ群53,54,55と、光源51の像56(すなわち、光源51と共役な位置)と略一致するように配置された開口絞り57と、視野絞り58と、視野絞り58の像を標本31上に投影するフィールドレンズ群59と、後述する輪帯光束生成部材200の入射部200aと、光源51からの照明光を結像光学系10上に重ね合わせて対物レンズ21に導くハーフミラー60と、から構成される。なお、ハーフミラー60は、結像光学系10(対物レンズ21)の光軸と照明光学系50の光軸とが交差する点に配置されており、上述する結像光学系10と共用される。この照明光学系50は、照明部103により保持されている。
【0018】
対物レンズユニット20の内部には、筒状の遮光部材22が光軸に沿って延びるように設けられており、この対物レンズユニット20の内部を、遮光部材22の内側に形成された結像光路20aと、遮光部材22の外側に形成された暗視野光路20bとに分離している。そして、上述の対物レンズ21は結像光路20aに配置されている。また、この対物レンズユニット20の暗視野光路20bには、後述する輪帯光束生成部材200により導かれ、射出部200bから出射した光源51からの照明光を集光する輪帯状の集光レンズ23と、この集光レンズ23により集光された照明光を反射して対物レンズ21の先端部の周囲から標本31に照射する輪帯状のミラー24が設けられている。
【0019】
次に、輪帯光束生成部材200の構成について図3及び図4を合わせて用いて説明する。この輪帯光束生成部材200は、複数の光ファイバ201が束ねられて構成されており、一方の端部(入射端201a)が、入射部200aに保持されて、照明光学系50の光軸を囲むように輪帯状に配置されている。また、他方の端部(射出端201b)が、レボルバ102内の対物レンズユニット20上方で、結像光学系10の光軸を囲むように射出部200bに保持されて輪帯状に配置されている。このとき、光ファイバ201の射出端201bを、対物レンズ21の射出瞳の近傍に配置することにより、この射出端201bを対物レンズ21の射出瞳の外側に配置することができるので、暗視野の照明光と明視野および暗視野の結像光を確実に分離することができる。ここで、各光ファイバ201の入射端201aは、その端面が照明光学系50の光軸と略平行方向であって、光源51側に向くように配置されている。また、射出端201bは、その端面が結像光学系10の光軸と略平行方向であってあって、集光レンズ23側に向くように配置されている。
【0020】
また、照明部103は、照明光学系50におけるフィールドレンズ群59と輪帯光束生成部材200の入射部200aと間の光路上に、光路切替ユニット202を挿脱可能に構成されている。この光路切替ユニット202は、光源51側から順に、負レンズ203と標本31側に凸面を向けた正レンズ204とから構成されている。また、この正レンズ204の標本31側の面には、輪帯状に配置された光ファイバ201の入射端201aにより形成された開口部200cを塞ぐように、遮光部204aが形成されている。このとき、正レンズ204の標本31側の凸面の遮光部204aの外側の有効輪帯204b(光が透過可能な領域)の形状と、入射部200aの形状とは一致するように構成されている。また、輪帯光束生成部材200の開口部200cは照明光学系50による明視野観察の照明光束有効径以上となっている。同様に、輪帯光束生成部材200の射出部200b(射出端201b)で囲まれた内径は、結像光学系10の有効径以上となっている。さらに、この照明部103において、上述のハーフミラー60は、結像光学系10及び照明光学系50の光路上に挿脱可能に構成されている。
【0021】
以上のような構成の顕微鏡装置100において、明視野観察をするときは、照明光学系50の光路上から上述の光路切替ユニット202を取り外し、結像光学系10及び照明光学系50の光路上にハーフミラー60を取り付ける。このような状態で光源51から放射された照明光は、コレクタレンズ52で集光され、さらに、リレーレンズ群53,54,55で光源51の像がリレーされて光源像56が形成される。そして、開口絞り57及び視野絞り58を通過してフィールドレンズ群59に入射する。さらに、このフィールレンズ群59を透過した光は、輪帯光束生成部材200の開口部200cを通過してハーフミラー60に入射し、一部の照明光がこのハーフミラー60で反射され、対物レンズユニット20の結像光路20a内の対物レンズ21を介して標本31に照射される。また、標本31で反射した光(観察光)は、対物レンズ21により集光され、この観察光の一部がハーフミラー60を透過し、結像レンズ41で標本31の一次像43が形成され、接眼レンズ44を介して観察に供される。上述のように、輪帯光束生成部材200の入射部200aに形成された開口部200cは、照明光学系50による明視野観察の照明光束有効径以上となっているため、この輪帯光束生成部材200が、明視野観察のための照明光を遮ることはない。また、輪帯光束生成部材200の射出部200bで囲まれた内径は、結像光学系10の有効径以上となっているため、この輪帯光束生成部材200が、結像光束(観察光)を遮ることはない。
【0022】
一方、暗視野観察をするときは、照明光学系50の光路上に光路切替ユニット202を取り付け、結像光学系10及び照明光学系50の光路上からハーフミラー60を取り外す。このような状態で光源51から放射された照明光は、上述の明視野観察のときと同様にフィールレンズ群59に入射するが、このフィールドレンズ群59を透過した照明光は、光路切替ユニット202の負レンズ203で光束が広げられ、さらに正レンズ204で集光されて有効輪帯204bから出射し、輪帯光束生成部材200の入射部200aに設けられた光ファイバ201の入射端201aからこの光ファイバ201内に入射する。そして、この光ファイバ201の各々により導かれた光は、射出部200bで保持されている射出端201bから出射し、集光レンズ23で集光され、ミラー24で反射されて、対物レンズ21の先端部の周囲から標本31に照射される。この標本31で反射した光(観察光)は、上述の明視野観察の場合と同様に進む。このとき、結像光学系10の光路上から上述のハーフミラー60が取り外されているため、標本31で反射した光のほとんどが観察光として利用することができる。また、光路切替ユニット202の正レンズ204の有効輪帯204bの形状と、輪帯光束生成部材200の入射端201aを保持する入射部200aの輪帯形状とは略一致するように構成されているので、正レンズ204から出射した光を無駄なく輪帯光束生成部材200の光ファイバ201に取り込むことができる。さらに、光路切替ユニット202の正レンズ204に形成された遮光部204aにより輪帯光束生成部材200の開口部200cが塞がれるため、光源51からの照明光等がこの開口部200cを通って結像光学系10の光路に侵入することはない。
【0023】
以上のような構成によれば、対物レンズ21の射出瞳に近いところに輪帯光束生成部材200の射出端201bを配置することができるため、この射出瞳の外側に射出端201bを配置することにより、明視野及び結像光束と暗視野照明光束とを確実に効率よく分離することができる。そのため、結像光学系10における対物レンズユニット20とハーフミラー60との間の空間Tは、明視野の照明光と明視野および暗視野の観察光のみが通る空間となり、最適な照明が可能となる。また、この空間Tには暗視野照明のための部材(例えば、結像光路を通る光束と暗視野光路を通る光束とを分離する光束分離部材)が配置されないため、周辺光量を妨げることなく光束を通すことができるので、周辺まで明るい像を得ることができる。
【0024】
また、まれに標本31の微細構造が大きな角度で回折した場合に、回折光が対物レンズユニット20の暗視野光路20b内に紛れ込んでしまい、空間Tから結像光束内にはいって、結像光のコントラストを下げることがあったが、以上のような構成によれば、暗視野光路20bを照明と逆に進む光は、輪帯光束生成部材200の射出端201bから光ファイバ201に入って照明光学系50に射出されるため、結像光のコントラストに影響を与えることがない。
【0025】
なお、図5に示すように、輪帯光束生成部材200の入射端201aの前に、各入射端201aに対応したマイクロレンズ205aが輪帯状に配置されたマイクロレンズアレイ205を設けると、光源51の像を、それぞれの入射端201a状に形成することが可能となり、より明るい光束を暗視野光路20bに導くことができる。このとき、マイクロレンズ205aで囲まれた空間に遮光部205bを設けることにより、光源51からの光が結像光学系10に入射することを防ぐことができる。
【符号の説明】
【0026】
20 対物レンズユニット 20a 結像光路 20b 暗視野光路
21 対物レンズ 31 標本 50 照明光学系 51 光源
100 顕微鏡装置 200 輪帯光束生成部材
201 光ファイバ 201a 入射端 201b 射出端
202 光路切替ユニット 204a 遮光部
205 マイクロレンズアレイ 205a マイクロレンズ 205b 遮光部

【特許請求の範囲】
【請求項1】
対物レンズが配置された結像光路と、前記結像光路の周りに形成された暗視野光路と、を有し、明視野観察時には前記結像光路の前記対物レンズを介して標本に照明光を照射し、暗視野観察時には前記暗視野光路を介して前記標本に照明光を照射するように構成された顕微鏡装置であって、
前記照明光を放射する光源と、
前記光源からの前記照明光を前記標本に照射する照明光学系と、を有し、
前記照明光学系は、
入射端が前記光源に向かって前記照明光学系の光軸を囲むように輪帯状に配置され、射出端が前記暗視野光路に前記照明光を導くように前記対物レンズの光軸を囲むように輪帯状に配置された複数の光ファイバからなる輪帯光束生成部材と、
前記輪帯光束生成部材の前記入射端の光源側に挿脱自在に配置され、前記光源からの光を前記入射端に導く光路切替ユニットと、を有することを特徴とする顕微鏡装置。
【請求項2】
前記輪帯光束生成部材の前記射出端は、前記対物レンズの射出瞳の近傍に配置されていることを特徴とする請求項1に記載の顕微鏡装置。
【請求項3】
前記光路切替ユニットは、前記照明光学系に取り付けられたときに、前記輪帯光束生成部材の前記入射端で囲まれた開口部を塞ぐ遮光部を有することを特徴とする請求項1または2に記載の顕微鏡装置。
【請求項4】
前記輪帯光束生成部材の前記入射端と前記光路切替ユニットとの間に配置され、前記入射端の各々に対応して輪帯状に配置されたマイクロレンズを有し、前記光路切替ユニットから出射した前記照明光を前記マイクロレンズの各々で前記入射端に集光するマイクロレンズアレイを有することを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載の顕微鏡装置。
【請求項5】
前記マイクロレンズアレイは、前記マイクロレンズで囲まれた開口部を塞ぐ遮光部を有することを特徴とする請求項4に記載の顕微鏡装置。
【請求項6】
前記照明光学系は、前記輪帯光束生成部材の前記入射端よりも前記標本側であって、当該照明光学系の光軸と前記対物レンズの光軸とが交差する点に挿脱自在に配置され、前記輪帯光束生成部材の前記入射端で囲まれた開口部を通過した前記照明光を前記対物レンズに導くハーフミラーを有することを特徴とする請求項1〜5のいずれか一項に記載の顕微鏡装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【公開番号】特開2012−220610(P2012−220610A)
【公開日】平成24年11月12日(2012.11.12)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−84350(P2011−84350)
【出願日】平成23年4月6日(2011.4.6)
【出願人】(000004112)株式会社ニコン (12,601)
【Fターム(参考)】