説明

風呂底などのゴミの吸引排出器の風呂栓

【課題】風呂栓は風呂の排水口の内径の種類が20種類を超え、それぞれに吸引排出器を設定することが経済的に困難であった。
【解決の手段】風呂を沸かす前ではゴミなどは風呂底に固まっていることが多く短時間で吸引排出が出来るため、まず、水のある状態で栓を抜き素早く排水口の上に最大の風呂栓に合わせて造られた該風呂栓を置くことにより水圧によって風呂底に密着し、ほとんど水は流出しない。ゴミの排出が完了後は元の栓に素早く戻す。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
風呂の衛生、節水の技術に関する。
【背景技術】
【0002】
従来のこの風呂栓は、既存のものに中空の穴を開けるものであった。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特許公開平09−313377
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
風呂栓は風呂の排水口の内径の種類が20種類を超え、それぞれに吸引排出器を設定することが経済的に困難であった。
【課題を解決するための手段】
【0005】
風呂を沸かす前ではゴミなどは風呂底に固まっていることが多く短時間で吸引排出が出来るため、まず、水のある状態で栓を抜き素早く排水口の上に最大の風呂栓に合わせて造られた該風呂栓を置くことにより水圧によって風呂底に密着し、ほとんど水は流出しない。ゴミの排出が完了後は元の栓に素早く戻す。
【発明の効果】
【0006】
風呂栓の大きさに左右されることなく全てに対応が出来るようになる。
【0007】
排出口の面積の全てを吸引排出に使えるために吸引力が大きくなり能率が向上する。
【図面の簡単な説明】
【0008】
【図1】側面から見た、該風呂栓の断面図
【図2】平面でない風呂底に密着した時の図及びゴミ排出作用の説明図
【発明実施の形態】
【0009】
図1は該風呂栓の側面図である。おわんを被せたかたちの蓋1の横壁には、吸込み用可撓性パイプが差し込まれる差込口2が設けられ、下面のフランジ3の形状はドーナツ型の平板となっている。
【0010】
該フランジ3の下には形状がほぼ同じの弾力性の高く、表面が滑らかなゴム板4が接着され水漏れが無いように貼り付けられている。
【0011】
図2において、該風呂栓の内部は大気圧となっており、水圧によってゴム板4がたわみ風呂槽の底に密着して、ほとんど水は洩れない、そこで風呂槽全体に届く吸込み用可撓性パイプ5の先端を湯アカなどのゴミ6に近づけると水圧によって発生する水流によって吸引され矢印9のように風呂槽7の排水口8から排出される。
【産業上の利用の可能性】
【0012】
風呂栓のサイズに影響されることなく使用できるため、量産が可能になる。
【0013】
この結果、消毒薬を併用することにより、沸かし替え時の衛生的向上が図られ節水が可能になる。
【符号の説明】
【0014】
1 蓋
2 差込口
3 フランジ
4 ゴム板
5 吸い込み用可撓性パイプ
6 湯アカなどのゴミ
7 風呂槽
8 排水口
9 矢印

【特許請求の範囲】
【請求項1】
ドーナツ状の底板を持ち、横壁にパイプの差込口が突き出した蓋とドーナツ状の弾力性が高く、表面が滑らかなゴム板を持つことを特徴とする風呂栓。

【図1】
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【図2】
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