説明

風洞融雪マクラギ及び風洞融雪マクラギを備えた軌道

【課題】レール設置時に、保線作業時においてダクトに損傷を与える事故を回避できる融雪マクラギ及び融雪マクラギを備えた軌道の提供を目的とする。
【解決手段】ダクト5の上方に位置するマクラギ本体4の上面に、ダクト5の存在を示すダクト設置マーク10を設けることで、マクラギ本体4内におけるダクト5の位置が明確となる。これによってマクラギ本体4上に対してレール3を締結装置で固定するに際して、当該締結装置がダクト5を傷付けることが防止され、また、保線作業時において作業機器がダクト5に損傷を与える事故が回避される。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、ポイント付近の凍結を防止できる風洞融雪マクラギ及びこの風洞融雪マクラギを備えた軌道に関する。
【背景技術】
【0002】
従来より、特許文献1、特許文献2に示される融雪装置が知られている。これら融雪装置は、熱源で生じた熱風を供給するためのダクトが、レール間のマクラギ上に配置されるものであって、ダクトの吹出口から吹き出された熱風は、その両側に位置するレールに向けて排出される。
【特許文献1】特開2000−144604号公報
【特許文献2】特開2004−257134号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
ところで、上記特許文献1、特許文献2に示される融雪装置では、レール間に該レールの長さ方向に沿うように配置されたものであり、ダクトの吹出口から排出される熱風を直接、レール、マクラギに吹き付け、これらレール、マクラギ周辺の雪を融雪するものであるが、一方で、このようなレール、マクラギに対する熱風の吹き付けは、マクラギを炭化させる原因ともなる。そして、このマクラギの炭化防止のために、例えば熱風が供給されるダクトをマクラギ内に挿通し、ダクトを通じて供給される熱風の熱によりマクラギ、レールを加熱して融雪することも考えられるが、このようなマクラギ内に熱風が供給されるダクトを配置する構成では、レールを固定するための締結装置をマクラギに打ち付けた場合に、その締結装置がダクトに当たって該ダクトが傷付いてしまう、或いは保線作業を行うための突き固めの際に、作業機器がダクトに損傷を与えるという問題があった。
【0004】
本発明は、従来の有していた問題を解決しようとするものであって、熱媒体が供給されるダクトが設けられたマクラギにおいて、道床整備等の保線作業時にダクトが傷付くことが防止され、レール敷設時、保線作業時の作業性を向上させることが可能な風洞融雪マクラギ及び風洞融雪マクラギを備えた軌道の提供を目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
そして、上記目的を達成するために本発明に示される融雪マクラギでは、融雪するための熱媒体が供給されるダクトの上方に位置するマクラギ本体の上面に、ダクトの存在を示すダクト設置マークを設ける。
【0006】
また、本発明に示される融雪マクラギでは、前記ダクトを、マクラギ本体に設けられたダクト孔と、このダクト孔内に挿通されて熱媒体が内部に供給されるパイプとから構成し、このパイプを、マクラギ本体の熱膨張係数に近似した材料により形成する。
【0007】
また、本発明に示される融雪マクラギを備えた軌道では、融雪するための熱媒体が供給されるダクトがマクラギ本体内に設けられかつ該ダクトの上方に位置するマクラギ本体の上面に該ダクトの存在を示すダクト設置マークが設けられた複数の融雪マクラギと、これら融雪マクラギ上に固定された列車走行用のレールと、を備える。
【0008】
また、本発明に示される融雪マクラギを備えた軌道では、前記融雪マクラギのダクトを、マクラギ本体に設けられたダクト孔と、このダクト孔内に挿通されて熱媒体が内部に供給されるパイプとから構成し、このパイプを、マクラギ本体の熱膨張係数に近似した材料により形成する。
【0009】
また、本発明に示される融雪マクラギを備えた軌道では、前記ダクトがマクラギ本体内に設けられた複数の融雪マクラギの間に、ダクトが設けられていない一般マクラギを配置するとともに、これら融雪マクラギと一般マクラギ上に列車走行用のレールを固定してなり、前記融雪マクラギの幅を、ダクトを有することによる強度低下を防止するために幅広に形成し、かつ前記一般マクラギの幅を、前記融雪マクラギの幅と同寸法に形成する。
【発明の効果】
【0010】
本発明に示される融雪マクラギでは、融雪用の熱媒体が供給されるダクトの上方に位置するマクラギ本体の上面に、ダクトの存在を示すダクト設置マークを設けたことから、このダクト設置マークによってマクラギ本体内におけるダクトの位置が明確となり、マクラギ本体上に対して締結装置でレールを固定するに際して、当該締結装置がダクトを傷付けることが防止され、レール敷設時の作業性を向上させることが可能となる。また、このようなダクト設置マークによって、保線作業時において作業機器がダクトに損傷を与える事故が回避され、保線作業の信頼性を高めることが可能となる。
【0011】
また、本発明に示される融雪マクラギでは、熱媒体が供給されるダクトを、マクラギ本体のダクト孔内に挿通されたパイプによって形成し、かつこのパイプを、マクラギ本体の熱膨張係数に近似した材料により形成したので、熱媒体が供給されることによって温度上昇したパイプ及びマクラギ本体が膨張した場合であっても、これらパイプとマクラギ本体との間に歪が生じず、熱応力によってこれらパイプ及びマクラギ本体が破壊されることが防止される。
【0012】
また、本発明に示される融雪マクラギを備えた軌道では、融雪マクラギを構成するマクラギ本体の上面に、ダクトの存在を示すダクト設置マークを設けたことから、このダクト設置マークによってマクラギ本体内におけるダクトの位置が明確となり、これによって軌道構築時において、マクラギ本体上にレールを締結装置で固定する際して、当該締結装置がダクトを傷付けることが防止され、軌道構築時の作業性を向上させることが可能となる。
【0013】
また、本発明に示される融雪マクラギを備えた軌道では、熱媒体が供給されるダクトを、マクラギ本体のダクト孔内に挿通されたパイプによって形成し、かつこのパイプを、マクラギ本体の熱膨張係数に近似した材料により形成したので、熱媒体が供給されることによって温度上昇したパイプ及びマクラギ本体が膨張した場合であっても、これらパイプとマクラギ本体との間に歪が生じず、熱応力によってこれらパイプ及びマクラギ本体が破壊されることが防止され、本軌道の融雪効果が低下することが防止される。
【0014】
また、本発明に示される融雪マクラギを備えた軌道では、ダクトがマクラギ本体内に設けられた複数の融雪マクラギの間に、ダクトが設けられていない一般マクラギを配置するとともに、この一般マクラギを、ダクトがマクラギ本体内に設けられることによる強度低下を防止するために幅広に形成した融雪マクラギと同様に、幅広としたので、これら一般マクラギと融雪マクラギにおいて、上面に設置されるレールとの面圧が等しくなって、レールに対するこれらマクラギのずれが防止される。すなわち、複数の融雪マクラギの間に一般マクラギを配置したとしても、これらマクラギ上のレールとの面圧が等しく、これらマクラギがレールに対してずれることがないので、安定した状態でマクラギにレールを支持させることが可能となる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0015】
本発明の実施例について図1〜図3を参照して説明する。これらの図において符号1で示すものは鉄道軌道であって、融雪マクラギ2、融雪マクラギ2上に設置されたレール3、レール3を融雪マクラギ2上に固定するための締結装置などの締結手段(図示略)等によって構成されている。
【0016】
融雪マクラギ2は、例えばガラス長繊維を含有する熱硬化性樹脂発泡体により形成されているマクラギ本体4と、マクラギ本体4内に設けられて図示しない熱源から熱風(熱媒体)が供給されるダクト5とからなるものであって、ダクト5を通じて供給される熱風によってレール3、マクラギ本体4を含む軌道内の雪を融かすものである。ダクト5は、マクラギ本体4内にその長さ方向に沿うように形成されたダクト孔6と、該ダクト孔6内に配置されたパイプ7とからなるものであって、パイプ7としては、例えば、FRP(繊維強化プラスチック)などが使用される。なお、パイプ7に使用されるFRPは、マクラギ本体4の熱膨張係数に近似した材料により形成すると良い。また、融雪マクラギ2はダクト孔6が設けられることによる強度低下を防止するために、その幅寸法(図2に符号Wで示す)が、ダクト孔6が無い一般のマクラギ(図示せず)と比較して幅広に形成されている。
【0017】
また、パイプ7は、マクラギ本体4に沿って配置されかつマクラギ本体4内の一側部側(図2、図3に符号4Aで示す側)に配置されている。また、このパイプ7は末端で上方にカーブして、その終端に位置する排出口7Aは、マクラギ本体4の上面(図2、図3に符号4Bで示す)に位置している。そして、このマクラギ本体4の上面4Bに位置する排出口7Aから空気中に放出された熱風、及びマクラギ本体4内にて伝達されるパイプ7内の熱風からの熱によって、レール3、マクラギ本体4を含む軌道内の雪が融雪される。また、パイプ7の排出口7Aは、マクラギ本体4の上面4Bに位置しているので、熱風がマクラギ本体4に直接当たらず、このため熱風によりマクラギ本体4が炭化することもない。
【0018】
また、ダクト5の上方に位置するマクラギ本体4の上面4Bには、ダクト5の存在を示すダクト設置マーク10が設けられており、このようなダクト設置マーク10によって、マクラギ本体4上に対して、レール3を締結装置で固定するに際して、当該締結装置がダクト5を傷付けることが防止され。また、保線作業時において作業機器がダクト5に損傷を与える事故が回避される。
【0019】
なお、このダクト設置マーク10は、具体的にはマクラギ本体4の上面4Bにペイントを塗布することにより形成しても良く、また、段差を設ける、凹凸を付けるなどして、ダクト5が設置されていない他の箇所と区別しても良い。また、パイプ7の排出口7Aは、図1に示すように、レール3の長さ方向に沿って、レール3の外側に位置するマクラギ本体4の一端部(符号4Cで示す)と、他端部(符号4Dで示す)に交互に配置したが、このような配置に限定されない。例えば、パイプ7の排出口7Aを、レール3の外側に位置するマクラギ本体4の一端部(符号4Cで示す)に連続して2箇所(又はそれ以上)、他端部(符号4Dで示す)に連続して2箇所(又はそれ以上)配置することを交互に繰り返しても良い。また、レール3の外側近傍ではなく、レール3の内側近傍に配置しても良い。
【0020】
以上説明したように本実施形態に示される融雪マクラギ2及び該融雪マクラギ2を有する鉄道軌道1では、ダクト5の上方に位置するマクラギ本体4の上面に、ダクト5の存在を示すダクト設置マーク10を設けたことから、このダクト設置マーク10によってマクラギ本体4内におけるダクト5の位置が明確となり、これによってマクラギ本体4上に対して、レール3を締結装置で固定するに際して、当該締結装置がダクト5を傷付けることが防止され、レール敷設時の作業性を向上させることが可能となる。また、このようなダクト設置マーク10によって、保線作業時において作業機器がダクト5に損傷を与える事故が回避され、保線作業の信頼性を高めることが可能となる。
【0021】
また、本実施形態に示される融雪マクラギ2では、熱風が供給されるダクト5を、マクラギ本体4のダクト孔6と、このダクト孔6内に挿通されたパイプ7とから構成し、かつこのパイプ7を、マクラギ本体4の熱膨張係数に近似した材料により形成したので、熱風が供給されることによる温度上昇でパイプ7及びマクラギ本体4が膨張した場合であっても、これらパイプ7とマクラギ本体4との間に歪が生じず、熱応力によってこれらパイプ7及びマクラギ本体4が破壊されることが防止される。
【0022】
なお、上記の実施形態では、パイプ7内に供給される熱風からの伝達された熱、及びパイプ7の排出口7Aから排出される熱風によって、レール3、マクラギ本体4を含む軌道内の雪を融雪したが、これに限定されず、図4〜図6に示すように、マクラギ本体4を長さ方向に貫通するダクト孔11と、ダクト孔11内に挿通された排出口の無いパイプ12とによってダクト13を構成し、パイプ12を通じて供給される熱風の伝達熱によって、レール3又はマクラギ本体4上の雪を融雪しても良い。そして、このようなパイプ12を有する融雪マクラギ2においても、図1〜図3の融雪マクラギと同様に、パイプ12の上方に位置するマクラギ本体4の上面4Bに、ダクト13の存在を示すダクト設置マーク10を設けることで、マクラギ本体4内におけるダクト13の位置が明確となり、これによってマクラギ本体4上に対して、レール3を締結装置で固定するに際して、当該締結装置がダクト13を傷付けることが防止され、レール敷設時の作業性を向上させることが可能となる。また、このようなダクト設置マーク10によって、保線作業時において作業機器がダクト13に損傷を与える事故が回避され、保線作業の信頼性を高めることも可能となる。また、このような図4〜図6に示すようなタイプのパイプ12では、エネルギー使用効率を高めるために、パイプ12を経由した廃熱を再度、熱源に戻し、再利用すると良い。また、図4〜図6に示すタイプの融雪マクラギ2では熱媒体として熱風を用いず、温水を用いても良い。
【0023】
また、上記の実施形態では、図1及び図4に示すように全てのマクラギ本体4内にパイプ7又は12を設けているが、これに限定されず、1つおき、又は2つ以上おきにパイプ7又は12を有する融雪マクラギ2を配置しても良い。具体的には、図7に示すように、パイプ12を有する融雪マクラギ2と、パイプ12を有さない一般マクラギ(符号14で示す)とを交互に配置しても良く、この場合、この一般マクラギ14を、ダクト孔6がマクラギ本体4内に設けられることによる強度低下を防止するために幅広に形成した融雪マクラギ2と同様に幅広とし、これによって、一般マクラギ14と融雪マクラギ2において、上面に設置されるレール3との面圧が等しくなって、レール3に対するこれらマクラギ2・14のずれが防止される。すなわち、複数の融雪マクラギ2の間に一般マクラギ14を配置したとしても、これらマクラギ2・14上のレール3の面圧が等しく、マクラギ2・14に対してレール3がずれることがないので、安定した状態でマクラギ2・14にレール3を支持させることが可能となる。なお、図7では、排出口を有さないパイプ12を例に上げているが、排出口7Aを有するパイプ7を使用した場合も同様に、融雪マクラギ2と同じ幅広の一般マクラギ14を、該融雪マクラギ2の間に配置すると良い。そして、この場合、パイプ7の排出口7Aを、レール3の外側に位置するマクラギ本体4の一端部(符号4Cで示す)側に位置させるか、他端部(符号4Dで示す)に位置させるかは、適宜、定められるものとする。
【0024】
また、図1及び図4に示される軌道1は直線の路線を示すものであるが、本発明に係わる融雪マクラギ2及びその軌道1に関する技術は、ポイント部分にも適用することが好適であることは言うまでもない。そして、ポイント部分に適用することで、ポイントの凍結を防止し、列車の運行に支障をきたすことが防止できる。また。上述した排出口7Aを有するパイプ7を使用した融雪マクラギ2では、熱効率を高めるために、図8に示すように排出口7A付近にカバー15を設けるようにしても良い。このカバー15は、マクラギ本体4とレール3の頭部付近を接続するように配置し、パイプ7を通じて供給された熱風をその内部に閉じ込め、その内部空間の温度上昇によってレール3、マクラギ本体4を含む軌道内の雪を効率良く融雪できるものである。
【0025】
本実施形態では、マクラギ本体4のダクト孔6内に別途配置したパイプ7内に熱風を供給しているが、これに限定されず、ダクト孔6内に直接、熱風を供給しても良い。この場合、熱風によるマクラギ本体4の炭化を防止するために、ダクト孔6の内面をプラスチック等によりコーティングすると良い。
【図面の簡単な説明】
【0026】
【図1】排出口7Aを有するパイプ7が配置された融雪マクラギ2及び軌道1を示す斜視図
【図2】図1に示される融雪マクラギ2の斜視図
【図3】図2に示される融雪マクラギ2の平面図
【図4】排出口が無いパイプ12が配置された融雪マクラギ2及び軌道1を示す斜視図
【図5】図4に示される融雪マクラギ2の斜視図
【図6】図5に示される融雪マクラギ2の平面図
【図7】図1〜図6に示す軌道1の他の形態を示す斜視図
【図8】融雪マクラギ2にカバー15を取り付けた状態を示す正面図
【符号の説明】
【0027】
1 鉄道軌道
2 融雪マクラギ
3 レール
4 マクラギ本体
5 ダクト
6 ダクト孔
7 パイプ
10 ダクト設置マーク
11 ダクト孔
12 パイプ
13 ダクト
14 一般マクラギ
15 カバー

【特許請求の範囲】
【請求項1】
マクラギ本体内に熱媒体が供給されるダクトが設けられ、そのダクトを通じて供給される熱媒体によって該マクラギ本体周辺の雪を融かす融雪マクラギであって、
前記ダクトの上方に位置するマクラギ本体の上面には、ダクトの存在を示すダクト設置マークが設けられていることを特徴とする風洞融雪マクラギ。
【請求項2】
前記ダクトは、マクラギ本体に設けられたダクト孔と、このダクト孔内に挿通されて熱媒体が内部に供給されるパイプとから構成されてなり、このパイプは、マクラギ本体の熱膨張係数に近似した材料により形成されていることを特徴とする請求項1記載の風洞融雪マクラギ。
【請求項3】
融雪するための熱媒体が供給されるダクトがマクラギ本体内に設けられかつ該ダクトの上方に位置するマクラギ本体の上面に該ダクトの存在を示すダクト設置マークが設けられた複数の融雪マクラギと、これら融雪マクラギ上に固定された列車走行用のレールと、を有する風洞融雪マクラギを備えた軌道。
【請求項4】
前記融雪マクラギのダクトは、マクラギ本体に設けられたダクト孔と、このダクト孔内に挿通されて熱媒体が内部に供給されるパイプとから構成されてなり、このパイプは、マクラギ本体の熱膨張係数に近似した材料により形成されていることを特徴とする請求項3記載の風洞融雪マクラギを備えた軌道。
【請求項5】
前記ダクトがマクラギ本体内に設けられた複数の融雪マクラギの間に、ダクトが設けられていない一般マクラギが配置されるとともに、これら融雪マクラギと一般マクラギ上に列車走行用のレールが固定されてなり、
前記融雪マクラギの幅は、ダクトを有することによる強度低下を防止するために幅広に形成され、かつ前記一般マクラギの幅は、前記融雪マクラギの幅と同寸法に形成されていることを特徴とする請求項3又は4に記載される風洞融雪マクラギを備えた軌道。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【公開番号】特開2009−2005(P2009−2005A)
【公開日】平成21年1月8日(2009.1.8)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−162519(P2007−162519)
【出願日】平成19年6月20日(2007.6.20)
【出願人】(000221616)東日本旅客鉄道株式会社 (833)
【出願人】(000004640)日本発條株式会社 (1,048)
【Fターム(参考)】