説明

食品用及び調味料用の容器

食品アイテム用の第1の収容スペース及び調味料用の第2の収容スペースを有する、食品用及び調味料用の容器。この容器は、板紙カートンと、板紙カートンに固着されていると共に調味料を受け取るように開位置と閉位置との間で移動可能である展開式ポケットとを備える。展開式ポケットは、前部パネルと、後部パネルと、前部パネルと後部パネルとの間を延びる第1の側部パネル及び第2の側部パネルとを含む。後部パネルは、カートンに接合されており、前部パネルは、後部パネルから前方へヒンジ式に動くように後部パネルの一部に沿って後部パネルに接合されている。側部パネルは、前部パネルと後部パネルとの間に接続されており、側部パネルの垂直方向の長さに延びる折り目に沿って折り畳み可能である。使用前、展開式ポケットは、カートンと面一のままであり、切れ目線に沿って開かれることで、調味料用の収容スペースを形成する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、食品用及び調味料用の使い捨て容器に関し、より具体的には、食品アイテム用の第1の収容スペース及び調味料用の第2の収容スペースを有する使い捨て容器に関する。
【背景技術】
【0002】
いわゆる「ファーストフード」店は一般的に、調理済食品をいろいろな形態の使い捨てパッケージに入れて提供する。そのようなパッケージとして、サンドイッチ包装紙と、「サイドアイテム」の板紙容器と、調味料の入ったプラスチック製袋とを挙げることができる。各パッケージのスタイルは、対応する食品アイテムの持ち運びやすさを高めるように調整されていると同時にまた、対応する食品アイテムを汚染物から隔離するとともに、選択された包装によって、望ましくない伝熱を制限する。
【0003】
フライドポテト、ハッシュブラウン、オニオンリング又はチキンストリップのようなサイドアイテム用の既存の板紙容器が広く受け入れられているが、特に、そのような食品アイテムを頻繁に車内で食べる人々にとって、著しい欠点がある。例えば、ドライブスルーの客は通常、一枚の板紙から形成されている使い捨て容器に入ったこれらの食品アイテムを受け取る。加えて、ドライブスルーの客は通常、購入した食品アイテムに用いる1つ又は複数の調味料袋を受け取る。調味料の使用はどう考えても困難である。客は通常、3つの不満足なアプローチのうちの1つをとるが、それぞれがその固有の欠点によって制限される。第1に、客は食品の露出した部位に調味料をつける可能性がある。しかしながら、ケチャップ及びフライドポテト又はオニオンリングの場合、通常、ケチャップのかかった部分をつかまずにフライドポテト又はオニオンリングをつまみ上げることは困難である。また、ケチャップは、数秒以上つけられるとフライドポテト又はオニオンリングをべとべとにする可能性がある。第2に、客は使用可能なハンドナプキンにケチャップをつける可能性があり、このハンドナプキンがさらに自動車のダッシュボード又は大型アームレスト上に置かれる可能性がある。しかしながら、ナプキンは少なくとも部分的に吸収性があり、多くの場合、ケチャップが裏側面にしみ通ってしまう。加えて、ナプキンは、押さえておかなければ自動車の乗員コンパートメントの仕上げ面上で滑るか又はひっくり返る可能性がある。第3に、客は、各調味料袋の隅だけを切り離し、個々の食品アイテムをその袋に挿入してケチャップを食品アイテムにつけようと試みる可能性がある。しかしながら、このアプローチは、両手、他の方法に比して更なる集中力、及び更なる時間を必要とする。加えて、この方法は、オニオンリング及びチキンストリップのようなより大きなアイテムには現実的な解決策ではない。
【発明の概要】
【0004】
上述の問題は、食品アイテム用の第1の収容スペース及び調味料用の第2の収容スペースを有する改善された容器に関する本発明によって解決される。一つの実施の形態によれば、その容器は、板紙カートンと、板紙カートンに固着されているとともに調味料を受け取るように開位置と閉位置との間で移動可能に取り付けられた展開式ポケットとを備える。取り付けられたポケットは、前部パネルと、後部パネルと、前部パネルと後部パネルとの間に延びる第1の側部パネル及び第2の側部パネルとを含む。後部パネルは、板紙カートンに接合されており、前部パネルは、後部パネルから開位置に前方へヒンジ式に動くように後部パネルの一部に沿って後部パネルに接合されている。側部パネルは、前部パネルと後部パネルとの間に接続されており、側部パネルの垂直方向の長さに延びる折り目に沿って折り畳み可能である。使用前、展開式ポケットは板紙カートンと面一のままであり、切れ目のついた分離線に沿って容易に開かれることで、調味料を受け取るポケットを形成する。
【0005】
別の実施形態では、その容器は、底面と、底面に接続可能である上方に延びた側壁と、この側壁と一体形成された引き出し式パネルとを備え、この引き出し式パネルは、調味料を受け取るように側壁と面一の閉位置から開位置に移動可能である。引き出し式パネルは、側壁の分離線とヒンジとによって画定されており、このヒンジは、引き出し式タブを開位置に安定化させるように湾曲している。引き出し式パネルは、底面から遠位にある側壁の上側部分に形成することができ、引き出し式パネルを分離線に沿って側壁から内方又は外方に分離しやすくするプルタブを含むことができる。引き出し式パネルは、側壁から内方に開かれると、側壁の垂直方向に対向する部分によって画定される溝路を形成し、第1の部分が凸状の内側表面を有するとともに第2の部分が対応する凹状の内側表面を有して、調味料を間に保持する。
【0006】
本発明の別の実施形態では、その容器は、底面と、底面に接続可能である上方に延びた側壁と、この側壁の幅にわたって横方向に延びるとともに底面に対してほぼ平行な弱化した第1の折り目線及び第2の折り目線とを備える。第1の、すなわち下側の折り目線は、隣接する側壁の上縁とほぼ一致しており、第2の、すなわち上側の折り目線は、第1の折り目線から離間している。第1の折り目線は、内方に折り曲がるように折り目をつけられているか又は型押しされており、第2の折り目線は、外方に折り曲がるように折り目をつけられているか又は型押しされている。側壁の上側部分は、第1の折り目線及び第2の折り目線を中心に鋭角に折り曲げられると、ほぼ「S」字状となる。結果として、側部パネルは、上側の折り目線から上方に広がっている第1の側部パネル及び第2の側部パネルを有するとともに食品用の容器の主要な開口のほぼ上方にある調味料用の横方向の細長い溝路を画定する。
【0007】
本発明の別の実施形態では、調味料用の容器は、調味料リザーバーと、調味料リザーバーを食品用の容器の側壁に取り付ける取り付けアーム又はクリップとを備える。調味料リザーバーは、調味料用の収容スペースをともに画定する底面及び上方に延びる側壁を含む。取り付けアームは、外方に延びる部分及び下方に延びる部分を含む。下方に延びる部分は、調味料リザーバーの側壁に対してほぼ平行に延び、食品用の容器の側壁を間に受け入れるように調味料リザーバーの側壁から離間している。下方に延びる部分は、食品用の容器の対応する側壁にほぼ合致するように湾曲した表面を含み、食品用の容器の側壁の幅に沿ってこの側壁とほぼ同じ広がりを有する。下方に延びる部分は、終端縁で終端し、調味料リザーバーの側壁の垂直方向の高さに延びる。調味料用の容器は、調味料用の容器の開口を覆う取り外し可能な蓋を備えることができ、この蓋は、調味料用の容器に接着固定されるとともに、容易に取り外すための引き剥がしタブを含む。
【0008】
したがって、本発明は、食品アイテムに片手で調味料をつけることを容易にしつつも、それぞれが従来の板紙カートンに比して多用途性が増した改善された食品用及び調味料用の容器を提供する。本発明の食品用及び調味料用の容器は、低コストであり二重目的の、指でつまんで食べる調理済食品用及び調味料用の容器を提供するために、多くの場合に1つ又は複数の切れ目線又は折り目線を加えることで、既存の板紙カートンに比してほとんど又は全く費用を加えずに製造することができる。
【0009】
本発明のこれらの特徴及び利点並びに他の特徴及び利点は、以下の現時点での実施形態の説明並びに添付の図面及び添付の特許請求の範囲から明らかとなるであろう。
【図面の簡単な説明】
【0010】
【図1A】本発明の第1の実施形態による食品用及び調味料用の容器の斜視図である。
【図1B】図1Aの食品用及び調味料用の容器の半開き状態の斜視図である。
【図1C】図1Aの食品用及び調味料用の容器の完全に開いた状態の斜視図である。
【図2A】本発明の第2の実施形態による食品用及び調味料用の容器の斜視図である。
【図2B】図2Aの食品用及び調味料用の容器の側面図である。
【図2C】本発明の第2の実施形態による代替的な食品用及び調味料用の容器の側面図である。
【図3A】本発明の第3の実施形態による食品用及び調味料用の容器の斜視図である。
【図3B】調味料を受け取る引き出し式パネルを示す、図3Aの食品用及び調味料用の容器の斜視図である。
【図3C】引き出し式パネル上の調味料を示す、図3Aの食品用及び調味料用の容器の斜視図である。
【図3D】本発明の第3の実施形態による代替的な食品用及び調味料用の容器の斜視図である。
【図4A】本発明の第4の実施形態による食品用及び調味料用の容器の後方斜視図である。
【図4B】調味料を受け取る折り込み式パネルを示す、図4Aの食品用及び調味料用の容器の後方斜視図である。
【図4C】折り込み式パネル上の調味料を示す、図4Aの食品用及び調味料用の容器の前方斜視図である。
【図4D】折り込み式パネル上の調味料を示す、図4Aの食品用及び調味料用の容器の側面図である。
【図4E】図4Aの食品用及び調味料用の容器の背面図である。
【図5A】本発明の第5の実施形態による食品用及び調味料用の容器の斜視図である。
【図5B】調味料を受け取る折り込み式パネルを示す、図5Aの食品用及び調味料用の容器の斜視図である。
【図5C】折り込み式パネル上の調味料を示す、図5Aの食品用及び調味料用の容器の斜視図である。
【図5D】折り込み式パネル上の調味料を示す、図5Aの食品用及び調味料用の容器の斜視図である。
【図6】本発明の第6の実施形態による食品用及び調味料用の容器の斜視図である。
【図7】本発明の第7の実施形態による食品用及び調味料用の容器の側方斜視図である。
【図8A】本発明の第8の実施形態による食品用及び調味料用の容器の前方斜視図である。
【図8B】調味料を受け取る引き出し式ポケットを示す、図8Aの食品用及び調味料用の容器の前方斜視図である。
【図9A】本発明の第9の実施形態による食品用及び調味料用の容器の部分分解図である。
【図9B】図9Aの食品用及び調味料用の容器の前方斜視図である。
【図9C】図9Aの食品用及び調味料用の容器の側面図である。
【図9D】図9Aの食品用及び調味料用の容器の後壁及び展開式パネルの後方斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0011】
I.第1の実施形態
本発明の第1の実施形態による食品用及び調味料用の容器が図1A〜図1Cに例示されており、全体として100で示されている。本実施形態によれば、取り付けられた展開式ポケット(以下、付属部)102が板紙カートン104の側壁に固着しており、調味料を受け取るように開位置と閉位置との間で移動可能である。
【0012】
より具体的には、本実施形態の食品用及び調味料用の容器100は、前壁106と、後壁108と、第1の側壁110及び第2の側壁112と、底壁114とを有するカートン104を備えている。前壁106及び後壁108は、互いにほぼ垂直方向に対向しており、底壁114から離れて上方に延びるにつれて互いから離れて僅かに外方に広がっている。使用の際、前壁、後壁、側壁、底壁が食品アイテムを保持する主要なポケットを画定し、このポケットは、その底部よりも頂部が実質的に大きい。加えて、前壁106が凹状の上縁116を含んでいるのに対し、後壁108が対応する凸状の上縁118を含んでいることで、カートン104内での食品アイテムの位置を定めやすくなる。
【0013】
また、図1A〜図1Cに示されるように、付属部102は、前部パネル120と、後部パネル122と、第1の側部パネル124及び第2の側部パネル126とを備えている。後部パネル122がカートンの後壁108に接合されているものとして示されているが、付属部102及びカートン104を、任意のそれぞれの表面に沿って任意の適した向きで直接又は間接的に接合することができる。第1の側部パネル124及び第2の側部パネル126は、前部パネル120と後部パネル122との間に接続されており、それらの側部パネルの垂直方向の長さに延びた折り目128に沿って折り畳み可能である。図1Cに示されるような開位置では、第1の側部パネル124及び第2の側部パネル126はほぼV字状である。付属部の横方向の任意に湾曲している折り曲げ線130が第1の側部パネル124と第2の側部パネル126との間を延びることで、前部パネル120と後部パネル122との間にヒンジ接続を形成し、折り目130は型押しプロセス又は他の適した方法により任意に形成される。加えて、付属部102は、前部パネル120の横部分及び上側部分に沿った1つ又は複数の切れ目線132を含むことができる。使用前、付属部102は、切れ目線132に沿って破られていない状態のままであり、切れ目線132に沿って容易に開くことで、付属部102が閉位置(図1A)と開位置(図1C)との間で移動しやすくなる。
【0014】
上記のように、付属部102及びカートン104は板紙から形成されるが、代替的に、任意の適した材料から形成してもよい。付属部であるポケットの内側表面は、それらの表面を通した油分又は水分の移動を制限するように、アセテート膜又はラミネートコーティングを含むことができる。更なる層134を前部パネル120と後壁108との間に配置することができ、この層134も、この層を通した油分又は水分の移動を防止するように、アセテート膜又はラミネートコーティングを含む。加えて、被着剤(図示せず)を用いて、付属部102を任意の所望の向きでカートン104に保持することができる。
【0015】
使用の際、前部パネル120から上方に延びるプルタブ136の任意の使用によって、前部パネル120を分離線132に沿って後部パネル122から最初に分離することにより付属部102を開位置にすることができる。使用者が後部パネル122から離すように前部パネル120を引くにつれて、第1の側部パネル124及び第2の側部パネル126が図1Bに示されるように前方へ延び、任意に横方向外方に撓むことで、前部パネル120が後部パネル122に向かって後退することを防止する。食品用及び調味料用の容器100が図1Cに示されるように平らな表面上に垂直方向に向けられている場合、食品用のカートン104のポケットが所望の食品アイテムを受け取るように位置し、付属部102が所望の調味料を受け取るように位置する。
【0016】
II.第2の実施形態
本発明の第2の実施形態による食品用及び調味料用の容器が図2A〜図2Cに例示されており、全体として200で示されている。本実施形態によれば、食品用及び調味料用の容器は、底面と、この底面に接続可能である上方に延びた第1の側壁及び第2の側壁と、底面に接続可能であり、底面に対してほぼ平行であるとともに底面から遠位にある弱化した折り曲げ線を含む第3の側壁とを備えている。
【0017】
より具体的には、本実施形態の食品用及び調味料用の容器200は、前壁204と、後壁206と、第1の側壁208及び第2の側壁210と、底面212とを有するカートン202を備えている。前壁204及び後壁206は、第1の実施形態に関して上述したように、互いにほぼ垂直方向に対向しており、底面212から離れて上方に延びるにつれて互いから離れて僅かに外方に広がっている。使用の際、前壁、後壁、側壁、底壁が食品アイテムを保持する主要なポケットを画定し、このポケットは、その底部よりも頂部が実質的に大きい。加えて、前壁204が凹状の上縁214を含んでいるのに対し、後壁206が対応する凸状の上縁216を含んでいることで、食品用及び調味料用の容器200内での食品アイテムの位置を定めやすくなる。
【0018】
また、図2A〜図2Cに示されるように、後壁206は、この後壁の幅にわたって横方向に延びるとともに底面212に対してほぼ平行な任意に切れ目のついた弱化した第1の折り曲げ線218及び第2の折り曲げ線220を含んでいる。後壁206は、隣接する第1の側壁208及び第2の側壁210を越えて上方に延びた上側部分222も含んでいる。図2A及び図2Bに示されるように、第1の、すなわち下側の折り曲げ線218は、第1の側壁208及び第2の側壁210の上縁224とほぼ一致する。しかしながら、図2Cに代替的に示されるように、第1の、すなわち下側の折り曲げ線218は、第1の側壁208及び第2の側壁210の上縁224から離間することができる。上記の構成では、弱化した第1の折り曲げ線218は、内方に、すなわち第1の方向に折り曲がるように折り目がつけられているか又は型押しされているのに対し、弱化した第2の折り曲げ線220は、外方に、すなわち第1の方向とは異なる第2の方向に折り曲がるように折り目がつけられているか又は型押しされている。後壁206は、図2B及び図2Cに示されるように側面から見た場合、第1の折り曲げ線218及び第2の折り曲げ線220を中心に鋭角に曲げられると、ほぼ「S」字状となる。本発明によれば、消費者は通常、後壁206が完全に延びた直立位置にある状態でカートン202を受け取る。調味料用のポケット又は溝路を形成することが望ましい場合、使用者は、予め弱化した第1の折り曲げ線218及び第2の折り曲げ線220を中心に後壁206を折り曲げて、上側の折り曲げ線220から上方に広がっている側壁226、228を有する横方向の細長い溝路を形成することができる。図2A〜図2Cに示されるようなこの位置では、所望の調味料を受け取るようにカートンの後壁に横方向のポケット又は溝路が形成される。代わりに、使用者による更なる操作を必要とせずに、横方向のポケット又は溝路が後壁206又は他の表面にある状態で、カートン202を図2B及び図2Cに示されるように予め組み立てることができることも留意されたい。
【0019】
III.第3の実施形態
本発明の第3の実施形態による食品用及び調味料用の容器が図3A〜図3Dに例示されており、全体として300で示されている。本実施形態によれば、食品用及び調味料用の容器は、底面と、この底面に接続可能である上方に延びた側壁と、この側壁と一体形成されているともに調味料を受け取るように閉位置から開位置に移動可能な引き出し式パネルとを備えている。
【0020】
より具体的には、本実施形態の食品用及び調味料用の容器300は、前壁304と、後壁306と、第1の側壁308及び第2の側壁310と、底壁312とを有するカートン302を備えている。前壁304及び後壁306は、互いにほぼ垂直方向に対向しており、底壁312から離れて上方に延びるにつれて互いから離れて僅かに外方に広がっている。使用の際、前壁、後壁、側壁、底壁が食品アイテムを保持する主要なポケット314を画定し、ポケット314は、その底部よりも頂部が実質的に大きい。加えて、前壁304が凹状の上縁316を含んでいるのに対し、後壁306が対応する凸状の上縁317を含んでいることで、主要なポケット314内での食品アイテムの位置を定めやすくなる。
【0021】
また、図3A〜図3Cに示されるように、前壁304は、分離線322と折り曲げ線324とによって画定された引き出し式パネル320を含んでいる。折り曲げ線324は、ほぼ「U」字状であり、図3B〜図3Dに示されるように引き出し式パネル318を開位置に安定化させるように前壁304の幅の実質的な部分にわたって横方向に延びている。引き出し式パネル320は、引き出し式パネル320を分離線322に沿って前壁304から分離しやすくするように、プルタブ326を含んでいる。加えて、引き出し式パネル320の側縁部及び頂縁部又は底縁部を画定するように、分離線322を任意の適した方法に従って切れ目をつけるか又は弱化させることができる。引き出し式パネル320は、図3A〜図3Cでは前壁304の一体部分を形成するものとして示されているが、図3Dに示されるように後壁306の一体部分も形成することができるか又は代替的にそのような一体部分を形成することができる。加えて、前壁304又は後壁306は、引き出し式パネル320の背後に板紙基材328を含むことができ、そのため、板紙基材328(任意にロゴ又は他の視覚的な表示を含む)は、図3B〜図3Dに示されるように引き出し式パネル320が開位置にある場合に使用者に見える。図示されるように、板紙基材328は、主要なポケット314から食品アイテムが失われることを防止するように半剛性の障壁を形成し、この障壁がなければ前壁304(図3A〜図3C)又は後壁306(図3D)に開口があることになる。
【0022】
使用の際、プルタブ326の任意の使用によって、弱化した又は切れ目のついた分離線320に沿って、対応する前壁304、後壁306又は第1の側壁308及び第2の側壁310から引き出し式パネル320を最初に分離することにより引き出し式パネル320を開位置にする。使用者が水平を越えて引き出し式パネル320を持ち上げると、上方に湾曲した折り曲げ線324が引き出し式パネル320を開位置に安定化させ、凹状の半剛性ボウル様の上側表面330を促す。食品用及び調味料用の容器100が図3C及び図3Dに示されるように平らな表面上に垂直方向に向けられている場合、主要なポケット314が所望の食品アイテムを受け取ることができるのに対し、引き出し式パネル320はその上側表面330上で所望の調味料332を受け取ることができる。
【0023】
IV.第4の実施形態
本発明の第4の実施形態による食品用及び調味料用の容器が図4A〜図4Eに例示されており、全体として400で示されている。第4の実施形態は、構造上かつ機能上、上述した第3の実施形態と同様であるが、ただし、折り曲げ線424が下方に湾曲しており(すなわち、逆「U」字状)、引き出し式パネルが主要なポケットに対して内方に折り込まれているという更なる変更を有する。食品用及び調味料用の容器400の残りの要素は、参照符号が4で始まっていることを除けば、第3の実施形態における対応する要素と同じ参照符号によって特定されている。
【0024】
より具体的には、引き出し式パネル420は、後壁406の開口445を通して食品がこぼれ落ちるのを防止するように、かつ、主要なポケット414の開口の近くに調味料用の細長い溝路444を設けるように、底面412から遠位にある後壁406の上側部分422に形成されている。後壁の外側表面406の凸状の湾曲及び逆「U」字状の折り曲げ線424は協働して、引き出し式タブ420が折り曲がって図4C〜図4Eに示される開形態をなさなくなることがないようにする。また、図4C〜図4Eに示されるように、溝路444は、後壁406の垂直方向に対向する部分によって画定され、第1の部分が凸状の内側表面446を有するとともに第2の部分が対応する凹状の内側表面448を有し、調味料432を間に保持する。したがって、本実施形態は、一体片の板紙素材から形成される(例えば、引き出し式パネル420によって形成された孔に板紙基材を必要としない)という付加的な利点を有すると同時に、引き出し式パネル420の不能に応じて調味料432又は他の物質が容器400からこぼれ落ちる危険性を低下させる。
【0025】
V.第5の実施形態
本発明の第5の実施形態による食品用及び調味料用の容器が図5A〜図5Dに例示されており、全体として500で示されている。第5の実施形態は、構造上かつ機能上、上述した第3の実施形態と同様であるが、ただし、引き出し式パネルがカートン502の側壁から内側に開き、調味料532を受け取るポケットを形成するという更なる変更を有する。食品用及び調味料用の容器500の残りの要素は、参照符号が5で始まっていることを除けば、第3の実施形態における対応する要素と同じ参照符号によって特定されている。
【0026】
より具体的には、本実施形態の食品用及び調味料用の容器500は、側壁508の上側部分に形成されているポケット544を備え、ポケット544は、調味料532を受け取るように、側壁508とほぼ面一の閉位置と側壁508から離間している開位置との間で移動可能である。ポケット544は、側壁508の幅に沿って横方向に延びる折り目線521と、折り目線521から離間しているとともに折り目線521の下方にある分離線523とによって画定された主要なパネル520を含んでいる。分離線523は、隣接する前壁504及び後壁506において上方に続いており、折り目線521は、上方に傾斜した分離線523と合流するまで、隣接する前壁504及び後壁506の一部に沿って横方向に続いている。主要なパネル520は、主要なパネル520の側部に沿って(すなわち、第1の折り目線529及び第2の折り目線531に沿って)、隣接する支持パネル525、527にヒンジ接続されている。パネル520は、調味料532を受け取るポケットを提供するように、図5Bに示されるように内方に開き、この開位置では、主要なパネルの上縁533が側壁508から離間している。
【0027】
VI.第6の実施形態
本発明の第6の実施形態による食品用及び調味料用の容器が図6に例示されており、全体として600で示されている。第6の実施形態は、構造上かつ機能上、上述した第1の実施形態と同様であるが、ただし、展開式ポケットが後壁の実質的な部分と同一の広がりを有するという更なる変更を有する。食品用及び調味料用の容器600の残りの要素は、参照符号が6で始まっていることを除けば、第1の実施形態における対応する要素と同じ参照符号によって特定されている。
【0028】
より具体的には、本実施形態の食品用及び調味料用の容器600は、後壁608の上側部分と同じ広がりを有するポケット602を備え、ポケット602は、後壁608とほぼ面一である閉位置と後壁608から離間している開位置との間で移動可能である。主要なパネル620が、後壁608の幅に沿って横方向に延びる折り目線630によって画定されている。第1の側部パネル624及び第2の側部パネル626が、後壁608と主要なパネル620との間に接続されており、各側部パネルの垂直方向の折り目628に沿ってアコーディオン様式に折り畳み可能である。図6に示されるような開位置では、第1の側部パネル624及び第2の側部パネル626はほぼV字状である。横方向の任意に弧状の折り目線630は、第1の側部パネル624と第2の側部パネル626との間に延び、折り目線630は、型押しプロセス又は他の適した方法により任意に形成される。
【0029】
上記のように、主要なパネル620は、少なくとも1つの寸法が後壁608と同じ広がりを有することができ、後壁608の弧状の上縁618に隣接する上縁617で終端することができる。使用の際、主要なパネル620の上側部分を後壁608から最初に分離することによって、ポケット602を開位置にすることができる。主要なパネル620が折り目線630を中心に後壁608から後退するにつれて、第1の側部パネル624及び第2の側部パネル626が図6に示されるように前方へ延び、任意に横方向外方に撓むか又は曲がることで、主要なパネル620が後壁608へ後退することを防止する。食品用及び調味料用の容器600が平らな表面上に垂直方向に向けられているとともに開形態にある場合、後壁608が食品と調味料との間に障壁を形成する。使用可能な調味料ポケットの容積は、折り目線630を上下させることによってそれぞれ増減させることができる。
【0030】
VII.第7の実施形態
本発明の第7の実施形態による調味料用の容器が図7に例示されており、全体として700で示されている。本実施形態によれば、調味料用の容器は、調味料を収容するリザーバー702と、調味料リザーバー702を食品用の容器(図示せず)の側壁に取り付ける取り付けアーム又は「クリップ」704とを備えている。
【0031】
より具体的には、調味料リザーバー702は、底面706と、第1の側壁708及び第2の側壁710と、前壁712と、後壁714とを含み、これらがともに調味料用の収容スペースを画定している。前壁712及び後壁714は、互いにほぼ垂直方向に対向している。同様に、第1の側壁708及び第2の側壁710は、互いにほぼ垂直方向に対向している。後壁の外側表面は、対応する食品用の容器の表面に合致するように凹状であり、食品用の容器の表面の幅に沿ってこの表面とほぼ同じ広がりを有している。前壁の外側表面はほぼ凸状であり、前壁、後壁、側壁は、収容スペースへのアクセス用の開口を画定している外周又はリップ716で終端している。調味料リザーバー702は任意に、調味料リザーバーの開口を覆う取り外し可能な蓋718を含み、蓋718は、調味料リザーバーのリップ716に接着固定され、蓋716を容易に取り外すための引き剥がしタブ720を含んでいる。
【0032】
取り付けアーム704は、調味料リザーバーの後壁714又は外周のリップ716に接合されており、外方に延びる部分722及び下方に延びる部分724を含んでいる。下方に延びる部分724は、調味料リザーバーの後壁714に対してほぼ平行に延び、食品用の容器の側壁を間に受け入れるように調味料リザーバーの後壁714から離間している。下方に延びる部分724は、対応する食品用のリザーバーの側壁にほぼ合致するように湾曲した表面を含むことができ、食品用のリザーバーの側壁の幅に沿ってこの側壁とほぼ同じ広がりを有している。下方に延びる部分724は、終端縁で終端し、調味料リザーバーの後壁714の垂直方向の高さに延びている。
【0033】
使用の際、調味料用の容器700は、対応する食品用の容器の側壁に対して配置することができる。例えば、調味料用の容器700は、食品用のカートンの上方に延びる前壁又は後壁を入れ子式に受け入れることができ、前壁又は後壁は、調味料用の容器の下方に延びるアーム部分724と調味料リザーバーの後壁714との間に配置される。調味料用の容器700は通常、半剛性又は剛性の材料から形成され、板紙又は成形ポリマー材料を含むことができる。調味料用の容器700は、調味料が一緒に予め包装さているものとすることができるか、又は、当該技術において知られている調味料用の引き裂きパッケージ又はポンプ式調味料ディスペンサーと組み合わせて用いることができる。
【0034】
調味料リザーバー702を食品用の容器の側壁に取り付ける取り付けアーム又はクリップ704を備えるものとして上述したが、調味料用の容器700は代替的に、調味料リザーバー702を食品用の容器の側壁に接合するための被着剤を含んでもよい。例えば、調味料用の容器700は、調味料用の容器700に固着された、引き剥がして粘着させる感圧接着剤を含むことができる。使用者は、調味料リザーバー702を、対応する食品用の容器の表面に結合させる前に、感圧接着剤から剥離ライナーを単に剥がせばよい。上述したのとほぼ同じ方法で、調味料用の容器700は、調味料が一緒に予め包装されているものとすることができるか、又は調味料用の引き裂きパッケージ又はポンプ式調味料ディスペンサーと組み合わせて用いることができる。
【0035】
VIII.第8の実施形態
本発明の第8の実施形態による食品用及び調味料用の容器が図8A及び図8Bに例示されており、全体として800で示されている。第8の実施形態は、構造上かつ機能上、上述した第5の実施形態と同様であるが、ただし、展開式ポケットが側壁から離間するとともに側壁から外方に開く主要なパネルを含むという更なる変更を有する。食品用及び調味料用の容器800の残りの要素は、参照符号が8で始まっていることを除けば、第5の実施形態における対応する要素と同じ参照符号によって特定されている。
【0036】
より具体的には、本実施形態の食品用及び調味料用の容器800は、側壁810の上側部分に形成された半剛性又は剛性の板紙のポケット844を備え、ポケット844は、調味料832を受け取るように、側壁810とほぼ面一の閉位置と側壁810から離間している開位置との間で移動可能である。ポケット844は、側壁810とは別個であるとともに側壁810の幅に沿って側壁810とほぼ同じ広がりを有する主要なパネル822を含んでいる。主要なパネル822は、主要なパネル822に対してほぼ垂直に延びる第1の側部パネル825及び第2の側部パネル827によって、また、食品用の容器の側壁810の対応する垂直方向のスリット835、837を介して支持されている。第1の側部パネル825及び第2の側部パネル827はそれぞれ、主要なパネル822のヒンジ821を中心とした主要なパネル822の過度の回転を防止するように、上方に延びるタブ845、847を含んでいる。加えて、第1の側部パネル825及び第2の側部パネル837は、食品用の容器の前壁804及び後壁806とそれぞれほぼ面一である。主要なパネル822は、調味料832を受け取るポケット844を提供するよう、図8Bに示されるように外方に開き、この開位置では、主要なパネルの上縁833は側壁810から離間している。
【0037】
IX.第9の実施形態
本発明の第9の実施形態による食品用及び調味料用の容器が図9A〜図9Dに例示されており、全体として900で示されている。第9の実施形態は、構造上かつ機能上、上述した第3の実施形態と同様であるが、ただし、展開式パネルが標準的な半オンスの調味料カップを支持可能に受け入れる開口を形成するように切り取り可能な中央部を含むという更なる変更を有する。食品用及び調味料用の容器900の残りの要素は、参照符号が9で始まっていることを除けば、第3の実施形態における対応する要素と同じ参照符号によって特定されている。
【0038】
より具体的には、本実施形態の食品用及び調味料用の容器900は、調味料カップ945を受け入れるように、後壁906とほぼ面一の閉位置と開位置との間で移動可能な展開式板紙のパネル944を含んでいる。パネル944は、湾曲した折り曲げ線921と切れ目のついた又は刻み目のついた分離線923とによって画定されている。折り曲げ線921は、上側後壁906の一部に沿って横方向に延び、分離線923は、折り曲げ線921の最も左の部分で開始しているとともに折り曲げ線921の最も右の部分で終端している。パネル944は内側分離線955を更に含み、内側分離線955はパネル944の内側にパンチスルー中央タブ957を画定している。パンチスルー中央タブ957が切り取られると、内側分離線955が従来の半オンスの調味料カップ945を支持可能に受け入れるように寸法決めされた円形開口を画定する。折り目線921における誇張された上方の「U」字状の曲線が、パネル944と、調味料カップ945と、任意の調味料932とが組み合わさった重量下でパネル944の下方への撓みに抗するように作用する。加えて、上記開口は、調味料カップをパネル開口に保持するように調味料カップのリップの対応する直径よりも小さい直径を含むことができる。したがって、食品用及び調味料用の容器900が図9Cに示されるように平らな表面上に垂直方向に向けられている場合、主要なポケット914が所望の食品アイテムを受け取ることができるのに対し、引き出し式パネル944が所望の調味料カップを支持可能に受け取ることができる。
【0039】
上述の記載は本発明の現時点での実施形態の記載である。均等論を含む特許法の原則に従って解釈されるものとする添付の特許請求の範囲において規定されるような本発明の趣旨及びより広範囲の態様から逸脱せずに、種々の代替及び変更を行うことができる。例えば、「1つの」、「その」又は「前記」を用いて要素を単数で言及することはいずれも、要素を単数に限定するものとは解釈されないものとする。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
収容スペースを画定している上方に延びた側壁を含む受け口と、
前記側壁に接合されているとともに該側壁とは別個であり、調味料を受け取るように前記側壁とほぼ面一の閉位置と開位置との間で移動可能な調味料受け部と
を備え、
該調味料受け部は、前部パネル及び後部パネルを含み、該後部パネルは、前記閉位置では前記前部パネルから外方に延び、前記前部パネル及び前記側壁は、前記開位置では前記調味料を受け取るポケットを画定する、食品用及び調味料用の容器。
【請求項2】
前記側壁と前記後部パネルとの間に被着剤を更に含む、請求項1に記載の食品用及び調味料用の容器。
【請求項3】
前記前部パネルは、前記後部パネルから前方へヒンジ式に動くように、前記後部パネルの一部に沿って該後部パネルに接合されている、請求項1に記載の食品用及び調味料用の容器。
【請求項4】
前記調味料受け部は第1の側部パネル及び第2の側部パネルを含み、該第1の側部パネル及び該第2の側部パネルはそれぞれ、前記前部パネルと前記後部パネルとの間に接続されている、請求項3に記載の食品用及び調味料用の容器。
【請求項5】
前記第1の側部パネル及び前記第2の側部パネルはそれぞれ、折り目を含み、該第1の側部パネル及び該第2の側部パネルは、前記調味料受け部が前記閉位置にある場合は、前記折り目に沿って折り畳み可能である、請求項4に記載の食品用及び調味料用の容器。
【請求項6】
底面と、
前記底面に接続されている、垂直方向に対向する第1の側壁及び第2の側壁と、
前記底面に接続されるとともに前記第1の側壁と前記第2の側壁との間に延びる上方に延びた後壁と
を備え、
該後壁は、前記底面に対してほぼ平行な弱化した第1の折り曲げ線及び第2の折り曲げ線を含み、前記第1の折り曲げ線は、内方に折り曲がるように構成されており、前記第2の折り曲げ線は、前記第1の折り曲げ線よりも上方にあるとともに外方に折り曲がるように構成されていることで、前記第1の折り曲げ線及び前記第2の折り曲げ線に沿って前記後壁を折り曲げると、前記垂直方向に対向する第1の側壁と前記第2の側壁との間に調味料用の細長い溝路を形成する、食品用及び調味料用の容器。
【請求項7】
前記後壁は、前記第1の折り曲げ線及び前記第2の折り曲げ線を中心に鋭角に折り曲げられると、ほぼ「S」字状となる、請求項6に記載の食品用及び調味料用の容器。
【請求項8】
前記後壁は、前記第1の側壁及び前記第2の側壁を越えて上方に延びる上側部分を含み、弱化した前記第1の折り曲げ線及び前記第2の折り曲げ線は、前記後壁の上側部分にわたって横方向に延びる、請求項6に記載の食品用及び調味料用の容器。
【請求項9】
前記第1の側壁及び前記第2の側壁は、食品アイテム用の開口を画定している外周で終端しており、
弱化した前記第1の折り曲げ線は、前記第1の側壁及び前記第2の側壁の外周とほぼ一致する、請求項6に記載の食品用及び調味料用の容器。
【請求項10】
収容スペースを画定している上方に延びた側壁を含む受け口と、
前記側壁と一体形成されている展開式パネルと
を備え、
該展開式パネルは、切れ目線と湾曲した折り曲げ線とによって画定されており、前記展開式パネルは、調味料を受け取るポケットを画定するように前記側壁と面一の閉位置から開位置に前記折り曲げ線を中心に内方に移動可能であり、前記ポケットは、前記調味料を間に受け取るように凸状の内側表面から離間している凹状の内側表面によって画定される、食品用及び調味料用の容器。
【請求項11】
前記折り曲げ線は、前記引き出し式タブを前記開位置に安定化させるように下方に湾曲している、請求項10に記載の食品用及び調味料用の容器。
【請求項12】
前記切れ目線は、前記引き出し式パネルの第1の側縁及び第2の側縁並びに底縁を画定している、請求項10に記載の食品用及び調味料用の容器。
【請求項13】
前記引き出し式パネルは、内側開口を画定するようにパンチタブを含み、前記内側開口は、前記パンチタブが切り取られる場合に調味料カップを支持可能に受け入れるようにサイズ決めされている、請求項10に記載の食品用及び調味料用の容器。
【請求項14】
幅を有し、該幅を画定している湾曲した側壁を含み、かつ、上縁で終端している食品用の容器と、
前記湾曲した側壁にほぼ合致する湾曲した外壁と、前記湾曲した側壁から延びる取り付けアームとを含む調味料用の容器と
を備え、
前記取り付けアームは、前記食品用の容器の側壁の幅と同じ広がりを有するとともに、前記側壁の上縁の少なくとも一部によって支持可能である、使い捨てサービングアセンブリ。
【請求項15】
前記取り付けアームは、外方に延びる部分及び下方に延びる部分を含む、請求項14に記載の使い捨てサービングアセンブリ。
【請求項16】
前記下方に延びる部分は、前記食品用の容器の側壁を間に受け入れるように前記調味料用の容器の外壁から離間している、請求項15に記載の使い捨てサービングアセンブリ。
【請求項17】
前記下方に延びる部分は、前記調味料用の容器の外壁に対してほぼ平行に延びる、請求項15に記載の使い捨てサービングアセンブリ。
【請求項18】
前記取り付けアームは、前記調味料用の容器に固定して取り付けられている、請求項14に記載の使い捨てサービングアセンブリ。

【図1A】
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【図1B】
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【図1C】
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【図2A】
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【図2B】
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【図2C】
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【図3A】
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【図3B】
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【図3C】
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【図3D】
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【図4A】
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【図4B】
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【図4C】
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【図4D】
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【図4E】
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【図5A】
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【図5B】
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【図5C】
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【図5D】
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【図6】
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【図7】
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【図8A】
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【図8B】
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【図9A】
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【図9B】
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【図9C】
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【図9D】
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【公表番号】特表2013−509340(P2013−509340A)
【公表日】平成25年3月14日(2013.3.14)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2012−537037(P2012−537037)
【出願日】平成22年10月28日(2010.10.28)
【国際出願番号】PCT/US2010/054435
【国際公開番号】WO2011/053684
【国際公開日】平成23年5月5日(2011.5.5)
【出願人】(512114844)
【氏名又は名称原語表記】CRYE, Caleb C.
【住所又は居所原語表記】63 Flushing Avenue, Unit 252, Brooklyn, New York 11205, United States of America
【Fターム(参考)】