食用製品ディスペンサ及びその製造及び使用方法
【課題】食用製品用ディスペンサを提供する。
【解決手段】ディスペンサは、板紙及びプラスチックを含んでいる適当な材料で作ることができる。ディスペンサは、一般に一つ以上の商品を選択することができる消費者に複数の商品を露出するように開く。ディスペンサは、再閉可能でありかつ疑似気密でありうる。ディスペンサは、様々な量及びサイズの商品を保持するようにサイズ変更することができる。ある実施形態では、商品を所定の位置に保持するためにグルー又は接着剤が用いられる。
【解決手段】ディスペンサは、板紙及びプラスチックを含んでいる適当な材料で作ることができる。ディスペンサは、一般に一つ以上の商品を選択することができる消費者に複数の商品を露出するように開く。ディスペンサは、再閉可能でありかつ疑似気密でありうる。ディスペンサは、様々な量及びサイズの商品を保持するようにサイズ変更することができる。ある実施形態では、商品を所定の位置に保持するためにグルー又は接着剤が用いられる。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、一般にパッケージング(包装)に関する。特に、本発明は、食用製品を格納しかつ取り出すためのパッケージングに関する。
【背景技術】
【0002】
食用製品用パッケージングは、製品の外観、マーケティング及び格納にとって非常に重要である。頻繁に、パッケージングの文章(テキスト)に加えて、パッケージングは、また、製品の種類、製品の風味又は製品の目的に関するメッセージを視覚的に伝えようとする。例えば、シナモン又はチェリー味の製品に対するパッケージングは、しばしば赤であり、グレープ味の製品のパッケージングは、しばしば紫である、等。一度消費者が所望のブランド(商標・銘柄)を識別したならば、消費者は、パッケージングの色だけに基づいて製品を一般に選択することができる。
【0003】
製品をマーケティングすることにおいて、パッケージングは、風味以外の他の情報を伝えることができ、それにより消費者は、パッケージングを単に観ることによって製品をその効果に関連付けることができる。
【0004】
また、食用製品をパッケージングすることに対する実用的な側面も存在し、具体的には、輸送中に製品が損傷することを防ぎ、製品を新鮮に保ち、そしてある例では再使用可能なパッケージを供給する。ある食用製品は、パッケージングがロバスト(頑強)、頑丈又は再使用可能であることを必要としない。
【0005】
他の食用製品は、ばらばらにパッケージされかつ、製造業者の要求通りに、再使用可能なパッケージで供給されうるか又は供給されえない。製品の一部分だけが一度に消費されうると感じられたならば、製造業者は、ヒンジ(蝶番)で接続された蓋を有しているボックス(箱)を供給することを望みうる。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
一定の食用製品では、消費者は、パッケージを破って製品又は製品の一部分を取り出す。この種類のパッケージングによる一つの問題は、消費者がパッケージングから多くの部分を取り出した後に残りの製品がパッケージから落ちる傾向があるということである。これらのパッケージの別の問題は、パッケージの大部分を破って開封することなく一部を取り出すことは、特に新たに開封されたパッケージでは、難しくなるということである。
複数の部分の取り出し後でも製品を保持するパッケージを供給する試みは、食用製品を取り出すことをより困難にしうる。製品をしっかりとパッキングすることは、製品へのアクセスを得ることを犠牲にして製品を保持することを助けうる。
【0007】
従って、多くの製品がパッケージから取り出された後でさえも製品の編成を維持する食用製品パッケージを提供することが望ましい。
また、製品がアクセス可能でかつ取り出し可能であるパッケージで食用製品を提供することが望ましい。
更に、異なる所望の量の製品を保持するためにサイズ変更されるように食用製品パッケージがフレキシブルであることが望ましい。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明は、改良された製品保持及び取り出し装置、及び製品、特に食用製品を製造し、保持しかつ格納する改良された方法を提供する。パッケージ又はディスペンサは、要望通りに、例えば、紙、板紙、プラスチック、又はこれらの組合せで作られる。ここに開示されたパッケージ又はディスペンサは、一般的に既知の食用製品パッケージよりも幅が広くかつ厚みが厚く、本発明のパッケージ又はディスペンサをより使い勝手をよくし、かつ例えば、消費者のズボンやシャツのポケットにより容易に格納できるようにする。
【0009】
ここに開示されたパッケージに格納された製品は、既知の食用製品パッケージにおけるよりもより自由に露出されて、消費者がパッケージの複数の異なるエリア(領域)から製品を掴み取ることができる。そうであっても、以下に説明する実施形態は、一般に、製品を落としたり又は失ったりする懸念なしで消費者がパッケージを取扱いかつ移動できるように所定の場所に製品をしっかり保持することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0010】
ここに記述されるある実施形態は、その複数の半分又はサイド(側)に含まれた製品を有するパッケージを含んで、パッケージの複数のサイドの製品を露出するためにパッケージがウォレット(財布)のように開く。係る構成は、製品のアクセスしやすさを最大にする傾向がある。また、ウォレットのような形状は、ロバストでかつ複数の使用に対して劣化しないパッケージを提供する。
【0011】
ここに記述されるある実施形態は、再封可能又は再閉可能でかつ一般的に密閉されたパッケージを含む。一実施形態では、パッケージは、プラスチックで作られかつ使用後に閉じた位置で互いにスナップ嵌めするか又はプレス嵌めする。閉じられた場合、プラスチック・パッケージは、外気がパッケージに入ることを防ぐ傾向がある。閉じ直し可能でロボストでありかつ複数の使用に対して劣化しない傾向がある、紙又は板紙で作られた他のディスペンサが提供される。
【0012】
また、ここに記述されたパッケージは、フレキシブルでありかつ異なる量の食用スティックを収納(格納)するように構成することが可能であり、製品のラインが、例えば、食用製品の5個のスティック・パックと15個のスティック・パックとの間で一貫しうる。
【0013】
ここに記述されたディスペンサは、ブランド(商標・銘柄)及び製品情報の表示用の十分なスペースを含むか又は提供する。更に、各実施形態は、誰かがパッケージ又はその中に格納された製品を不正に開けたかどうかを消費者が容易に見ることができるように外側包装紙又は他の種類の不正開封デバイスを含みうる。
【0014】
上述した目的のために、一実施形態では、(i)複数のエッジによって囲まれた開放側面を有する複数側面式ハウジングと、(ii)エッジの一つにヒンジで取付けられた商品コンパートメントとを備え、かつ(iii)コンパートメントは、留め金を含み、かつ側面の少なくとも一つは、コンパートメントが所望の商品取り出し位置までヒンジの回りを移動する場合に留め金に当接するように位置決めされる止め具を含む食用商品ディスペンサが提供される。
【0015】
一実施形態では、コンパートメントは、食用商品スティックのスタックを保持するようにサイズ変更される。
一実施形態では、単一の片から一緒に折り畳められる。
【0016】
一実施形態では、ディスペンサは、紙、板紙、プラスチック、ポリマー及びそれらのいずれかの組合せで構成されているグループから選択された材料で作られる。
一実施形態では、コンパートメントは、開放側面と実質的に同じ形状である前壁を含む。
【0017】
一実施形態では、コンパートメントは、前壁に接続された少なくとも一つの側壁を含み、前壁及び側壁の少なくとも一つは、消費者がコンパートメントから商品を取り出すことを助ける開口を画定する。
一実施形態では、コンパートメント及びハウジングは、望ましい場合に該ハウジングに関して閉じた位置に該コンパートメントを保持することを助けるために舌(タン)及びスリット構造を採用する。
【0018】
一実施形態では、閉じた位置のコンパートメントは、ハウジングの内側に配置される。
一実施形態では、ディスペンサは、外側包装紙及び開封帯を含む。
【0019】
別の実施形態では、(i)頂壁及び側壁を含んでいる頂部分と、(ii)頂部分にヒンジで取付けられたベース部分と、(iii)頂部分がベース部分から離されるように回転される場合に、商品の少なくともあるものの複数の側面が露出されるようにベース部分に商品の側面に沿って解放可能に取付けられた複数の食用商品と、を備えている食用商品ディスペンサが提供される。
【0020】
一実施形態では、商品は、ベースに一列に取付けられる。
一実施形態では、商品は、それぞれ包装紙で個別に包まれ、かつ包装紙は、ベース部分に該包装紙の側面に沿って解放可能に取付けられる。
【0021】
一実施形態では、商品は、ベースに接着される。
一実施形態では、接着は、ホットグルー、コールドグルー、又はその両方を用いてもたらされる。
【0022】
一実施形態では、ベースは、少なくとも一つのグルーストリップを含みかつ商品は、グルーストリップに接着される。
一実施形態では、ディスペンサは、単一の片から一緒に折り畳められる。
【0023】
一実施形態では、食用商品は、上部部分がベースから離れるように回転される場合に商品の少なくともあるものの3つの面(側面)が露出されるようにベース部分に解放可能に取付けられる。
一実施形態では、ディスペンサは、外側包装紙及び開放帯を含む。
【0024】
更なる実施形態では、(i)頂壁及び側壁を含んでいる頂部分と、(ii)頂部分にヒンジで取付けられた底部分と、を備え、(iii)頂部分及び底部分は、望ましい場合に該頂部分及び該底部分を一緒に保持する嵌め合わせプレス嵌め側面を含み、該頂部分及び該底部分の少なくとも一つは、少なくとも一つの食用商品を構造によってプレス嵌めできるように離間されたプレス嵌め構造を含んでいる食用商品ディスペンサが提供される。
【0025】
一実施形態では、頂部分及び底部分のそれぞれは、ペアを形成すべく協働するプレス嵌め構造を含む。
一実施形態では、頂部分及び底部分の少なくとも一つは、少なくとも一つの食用商品を該部分の複数の位置にプレス嵌めできるように離間された複数のプレス嵌め構造を含む。
【0026】
一実施形態では、頂部分及び底部分のそれぞれは、所望の量の商品を集合的に保持するようにサイズ変更されたプレス嵌め構造を含む。
一実施形態では、頂部分のプレス嵌め構造は、底部分のプレス嵌め構造とは異なる商品の量を保持するようにサイズ変更される。
【0027】
一実施形態では、頂部分及び底部分の一つだけがプレス嵌め構造を含む。
一実施形態では、頂部分及び底部分の少なくとも一つは、消費者がその中にプレス嵌めされた商品の一つを取り出すことを助けるアクセス開口を含む。
【0028】
一実施形態では、頂部分及び底部分の少なくとも一つは、消費者がその中にプレス嵌めされた商品の一つを取り出すことを助ける複数の配向のアクセス開口を含む。
一実施形態では、頂部分及び底部分は、商品の回りで完全に該部分を互いにプレス嵌めすることができる嵌め合わせプレス嵌め周辺を含む。
【0029】
別の実施形態では、(a)第2の部分にヒンジにより接続された第1の部分を備え、かつ(b)第1及び第2の部分は、(i)部分のそれぞれの内に食用商品を保持しかつ(ii)商品へのアクセスを消費者に供給するために変化するプロフィールに沿って共有正面で嵌合される食用商品ディスペンサが提供される。
【0030】
一実施形態では、プロフィールは、正弦曲線プロフィールである。
一実施形態では、ディスペンサは、紙、板紙、プラスチック、ポリマー材料及びそれらの組合せで構成されているグループから選択された材料で作られる。
一実施形態では、ディスペンサは、第1及び第2の部分の一つにヒンジで取付けられたフラップを更に備え、フラップは、共有正面を被覆しかつ商品が部分から不注意により取り出されるのを防ぐ。
【0031】
一実施形態では、第1の部分は、第2の部分とは異なる数の商品を保持する。
一実施形態では、商品は、第1及び第2の部分の少なくとも一つに接着剤で固定される。
一実施形態では、プロフィールは、部分が閉じられた場合に該部分を解放可能に嵌合するスナップ嵌め装置を含む。
【0032】
一実施形態では、プロフィールは、最初に穴があけられており、かつ消費者が商品へのアクセスを得るために穴を壊す。
一実施形態では、プロフィールは、第1及び第2の部分のそれぞれの複数の壁に沿って穴があけられる。
【0033】
更に別の実施形態では、(i)少なくとも3つのスタックの食用商品を保持するトレーと、(ii)トレーを摺動的に嵌合するスリーブとを備え、スリーブは、二つの終端が開放されかつ消費者がスリーブのアパーチャ(開口)を通してトレーに到達しかつスリーブの開放された終端の一つを通して少なくとも一つの中間スタックを伸長するためにスリーグに対してトレーを移動できるようにサイズ変更されたアパーチャ(開口)を画定する食用商品ディスペンサが提供される。
【0034】
一実施形態では、ディスペンサは、紙、板紙、プラスチック、ポリマー材料及びそれらの組合せで構成されているグループから選択された材料で作られる。
一実施形態では、スタックは、商品を保持する個々の包装紙を含み、包装紙は、包装紙がバンドでくくられたままで商品が包装紙から取り出されるようにバンドで一緒にくくられる。
【0035】
一実施形態では、包装紙をくくっているバンドは、トレーに接着される。
一実施形態では、スタックは、商品を保持する個々の包装紙を含み、包装紙は、包装紙が一緒に接着されたままで商品が包装紙から取り出されるように一緒に接着される。
一実施形態では、外側包装紙及び開放帯を含む。
【0036】
従って、改良された食用商品パッケージ又はディスペンサを提供することは、本発明の効果である。
取り出しのために消費者にその中の商品をより容易に露出する食用商品パッケージ又はディスペンサを提供することは、本発明の別の効果である。
食用商品を取り出すための改良された方法を提供することは、本発明の更に別の効果である。
【0037】
食用商品ディスペンサ及び装置を製造する改良された方法を提供することは、本発明の更なる効果である。
更に、複数の使用によく持ち応える食用商品用パッケージ又はディスペンサを提供することは、本発明の効果である。
【0038】
解放可能又は再閉可能である食用商品パッケージ又はディスペンサを提供することは、本発明の更なる効果である。
更に、様々な異なる材料で作ることができる食用商品用パッケージ又はディスペンサを提供することは、本発明の効果である。
【0039】
更に、様々な量の商品を保持するためにサイズ変更されるようにフレキシブルである食用商品パッケージ又はディスペンサを提供することは、本発明の効果である。
本発明の更なる特徴及び効果は、本発明の以下の詳細な説明及び図面に記述されかつそれらから理解される。
【実施例】
【0040】
本発明は、食用商品パッケージ及びディスペンサの複数の実施形態を含む。記述した実施形態では、食用商品は、食用商品の薄っぺらな、矩形片のような、商品のスティックとして図示される。代替的に、ここで説明する商品は、ブロック形、ピロー(枕)形、円形、楕円形、矩形、三角形及びこれらのいずれかの組合せのような、あらゆる適格な種類の形状を有しうる。
以下に説明するように、ある実施形態は、紙、ボール紙又は板紙の材料で作られているとして説明され、他の実施形態は、プラスチック材料で作られているとして開示される。本発明は、ここに開示されてあらゆる材料、並びにあらゆる適格な紙、ホイル(箔)、プラスチック、複合材又は他の種類の材料で作られた、あらゆる実施形態を明示的に含む。更に、ここに説明したパッケージ及びディスペンサは、人間によって、例えば、人間のポケット、パース(財布・ハンドバッグ)、バックパック、等で容易に移動されるべくサイズ変更されると同時に、記述した実施形態は、特定のサイズ及び形状に明らかに限定されない。
【0041】
いま図、特に図1から図6を参照して、食用商品パッケージ又はディスペンサの一実施形態をディスペンサ10によって説明する。ディスペンサ10は、二つの主要部分、具体的に、ハウジング(筐体)12と、筐体12にヒンジ(蝶番)で接続されたコンパートメント14とを含む。図1及び図2は、開いた位置におけるヒンジ取付けコンパートメント14を示す。図3から図5は、ハウジング12に関して閉じた位置におけるコンパートメント14を示す。
【0042】
図示した実施形態におけるハウジング12は、一般に、頂壁16、側壁18及び20、後壁22(後壁部分22a及び22bを集合的に示す)、及び底壁24(底壁部分24a及び24bを集合的に示す)を有している5面構造である。ヒンジ取付けコンパートメント14は、前壁26と側壁28及び30とを含む。
【0043】
コンパートメント14の前壁26及びハウジング12の頂壁16は、望む場合に閉じた位置にコンパートメント14を保持することを助けるために一実施形態において協働装置を含む。図6のファントム(部分透視)に示す任意の装置58a及び58cは、一つの例を提供する。舌(タン)58aは、前壁26から延伸しかつ折り目58bに沿って頂壁16に折り重ねる。舌58aは、頂壁16によって画定されるスロット又は溝58cに挿入されて、摩擦嵌め(フリクション・フィット)を生成する。代替的に、舌58aは、頂壁16から伸長しかつ前壁26は、スロットを画定する。更に代替的に、舌58a及び頂壁16は、互いに解放可能に付着するように構成される。
【0044】
図6は、平面でパッケージ又はディスペンサを示す。図6は、コンパートメント14がハウジング12と一体化されて形成される一実施形態を示す。コンパートメント14は、ヒンジ線32でハウジング12にヒンジで取付けられる。代替実施形態では、コンパートメント14は、ハウジング12とは別の一片として形成されかつ底部分24aでハウジング12に接着剤でつけられるかさもなければ取付けられる。
【0045】
図示した実施形態では、単一片パッケージ又はディスペンサ10は、接着剤またはグルー34を介して底部分24a及び24bで互いに接着剤でつけられるかさもなければ嵌合される。底部分24a上に固体物で示したグルー又は接着剤34は、図6の頁から外に向いている部分24aの側(サイド)で受け取られる。底部分24b上にファントム・ラインで示したグルー・スポット34は、その部分の裏面(アンダーサイド)に配置される。部分24aは、下方に折られかつ底壁24を形成すべく部分24bの裏面に接着剤でつけられる。その約束事(コンベンション)は、この明細書全体を通して用いられる。同様に、図示されていないが、後壁部分22a及び22bは、後壁22を形成すべく互いに接着剤でつけられるかさもなければ固定して嵌合される。
【0046】
図1及び図2は、消費者40がディスペンサ10を振った場合に、ハウジング12がハウジング12に関して所望の角度位置でコンパートメント14を留めるまで、コンパートメント14がハウジング12からヒンジにより落ちることを示す。消費者40がディスペンサ10を振った場合、コンパートメント14は、食用商品又は食用スティック36を露出するように開く。消費者40は、一つの手でディスペンサ10を保持しそしてもう一方の手で食用商品36の一定量またはスティックを取り出しうる。商品36は、ここに記述される各実施形態による場合のように、ホイル(箔)又は他のバリヤー材で包か、又は露出することができる。
【0047】
図2及び図6は、ハウジング12に関して所望の開放隅角でコンパートメント14を留めるための異なる実施形態を示す。図2は、一実施形態における側壁18及び20がそれぞれ、図1及び図2のファントム・ラインで示した折り重ねられたか又は接着されたリップ38を画定するか又は含むことを示す。側壁18及び20のリップ38は、コンパートメント14の側壁28及び30と一体化されて形成されたか又はそれに取り付けられたフランジ・エッジ42を捕まえる。即ち、消費者40がディスペンサ10を前方に向けて振った場合、コンパートメント14は、コンパートメント14のフランジ・エッジ42がハウジング12のリップまたは留め金(キャッチ)38に打ち当るか又は当接するまでハウジング12からヒンジで落ちる。その当接は、ハウジング12に関して所望の開放隅角でハウジング14を停止し、消費のために一つ以上を次いで取り出すことができる複数の食用商品36を露出する。
【0048】
図6は、所望の開放隅角でコンパートメント14を留めるための代替実施形態を示す。図6は、パッケージ10が組み立てられる場合に頂壁16の下に折られる、リップ44を示す。リップ44又は他の同様な留め要素(キャッチング・エレメント)を必要ならば頂部16にタックする(鋲で留める)か又はグルーする(グルーで接着する)ことができる。図6に更に見られるように、コンパートメント14は、コンパートメント14が所望の開放位置に到達した場合にリップ44の後方向−対向折り畳みエッジ48を留めるためにコンパートメント14の側壁28及び30に成形されかつ位置決めされる留め金46を備えている。
【0049】
図6に示したコンパートメント14を停止するための実施形態は、図1及び図2に関して説明した実施形態よりも少ない材料及びアセンブリ(組立体)を必要とする。しかしながら、図2に示した実施形態は、ハウジング12の二つの側面(サイド)に沿って留め金38を供給し、従ってよりロバストなパッケージ10を供給しうる。停止コンパートメント14は、側壁28及び30に留め金38及びフランジ・エッジ42の両方、並びにリップ44及び留め金46を採用しうる。
【0050】
側壁28及び30は、消費者40がコンパートメント14及びパッケージ10から一つ以上の露出された食用商品36を容易に取り出すことを助ける切り欠き(カットアウト)52を備えているか又は画定する。図3、4及び6に示すように、ディスペンサ10は、適格なブランド(商標・銘柄)、原料成分情報、栄養成分情報、バーコード又は他の商品識別子、等のような、複数の異なる種類のしるし(証印)を含むか又は画定する。図3及び4に示すように、しるし54のような、しるしのあるものは、隆起させるか又は浮き出させることができる。ここに説明した実施形態のそれぞれは、係るしるしを含むことができる。
【0051】
図3及び図4は、パッケージ又はディスペンサ10が異なる大きさ(サイズ)で供給されうることを示す。図3のパッケージ又はディスペンサ10は、食用商品の15個の片を保持するように一実施形態でサイズ変更される。図4のパッケージ10は、食用商品の5個の片を保持するように一実施形態でサイズ変更される。パッケージ10を採用している商品ラインは、それにより異なってサイズ変更されたパッケージ及び異なる商品量及び大きさに対して同じ外観を含むことができる。
食用商品の片は、底壁24の平面に実質的に平行な平面に横たわって取り出されるように示されるが、食用商品の片は、代替的に底壁24に実質的に垂直な平面に横たわって配置されうる。
【0052】
図5は、一実施形態におけるパッケージ又はディスペンサ10が、透明なセロファン包装紙のような、包装紙50で最初に覆われるか又は密封されるということを示す。図5に示した実施形態では、消費者40が難なくセルファン包装紙を取り除くことができるように開封帯(ティアーストリップ)が備えられている。包装紙50及び開封帯56は、パッケージ10及び/又は商品36に改竄の証明を供給する。開封帯56は、包装紙50の異なる場所に設けることができかつ図5に示す位置に限定されない。
【0053】
いま図7〜図11を参照すると、本発明のパッケージ又はディスペンサの第2の実施形態がパッケージ又はディスペンサ60によって示されている。ディスペンサ60は、頂部分62、頂部分62にヒンジで接続された底部分64を含む。頂部分62は、頂壁66、前壁68、側壁70及び72、そして後壁74を含む(図11)。図11は、平面でディスペンサ又はパッケージ60を図示しかつパッケージ又はディスペンサ60が図11の視点から分かるように後壁74の頂部分側及び側壁70に折り畳み可能に接続されたフラップ76の裏側に配置された接着剤34によって一般的に互いに保持されることを示す。
【0054】
底部分64は、底壁78及び前壁80を含む。頂部分62及び底部分64の壁は、頂部文62がヒンジ・ライン82に沿って開けられるか又は閉じられる場合に(図11で最もよく分かる)、食用商品36は、それぞれ露出されるか又は覆われるように図7〜図10に図示したように曲げられる。
【0055】
図11に示すように、一対のグルーストリップ84又は他の適当なグルーパターンが底壁78のトップ(頂部)に配置されるか又はそれによって画定される。各食用商品36は、図7及び図8に示すようにグルーストリップ84に商品の一つの側(サイド)で解放可能に固定されるか又は接着される。商品36は、図8に示すように、一実施形態において、ホイル包装紙のような、外側包装紙を有するか又は含む。消費者40が底部分64から離れるようにヒンジにより頂部分62を移動した場合、食用スティック36は、図7及び図8に示すように扇状又はアレー状に消費者40に露出される。扇状の構成は、食用スティック36がそれぞれ固定端及び自由端を有するように形成され、固定端が自由端より更に密にパックされる傾向がある。これに関して、底壁78は、底壁78に(直接的又は間接的に)接着された食用片の扇状プレゼンテーションを容易にするか又は向上するために、底壁のアーチを許容すべくフレキシブルでありうる。
【0056】
グルーストリップ84として用いられるグルーは、所定の位置にスティック36をしっかり保持する。しかしながら、グルーは、スティック36のホイル包装紙を破いて開けるために、あまり強力でないのが好ましい。代替的に、スティック36は、それぞれ包装紙が底壁78に接着したままで消費者にその各々の包装紙からスティック36を取り出させるように底壁38にそれぞれがグルーでくっつけられた包装紙を備えうる。
【0057】
一実施形態において、グルーストリップ84の一つは、ホットメルト又はホットタック形ストリップであり、他方のストリップ84は、冷圧(コールドプレス)グルーストリップである。ホットスタックストリップ84は、スティック36の機械的押圧及び潜在的変形なしで食用スティック36又はそれらの包装紙を配置しかつホットグルーに接着することができるので製造目的に対して有利である。ホットグルー又はホットタックが冷えた場合、スティック36は、所定の位置にしっかり保持される。メントールを含んだ食用商品は、ホットグルー又はホットメルト接着に長期にわたると適合しないということを見出した。メントールがホットグルーに入り込み、それを分解する傾向があると考えられる。長期にわたると、分解又は損傷したホットグルー・アタッチメントは、劣化して、ストリップ84及び底壁78から食用スティック36を望ましくなく緩ませる。
【0058】
コールドストリップ84は、スティック36がそのストリップに機械的に押圧されるということを必要とする。しかしながら、コールドグルーは、ホットグルーで見られるようなメントールを含んだ商品と同じ問題を有するようには思われない。ホット及びコールドグルーストリップの組合せは、ストリップ36がコールド押圧のために適切な位置に保持されるように製造処理中に食用スティック36を底壁78に一時的に接着させることができる。コールドストリップは、その後、商品を消費するために必要な期間にわたって食用スティック36を保護する。
【0059】
パッケージ又はディスペンサ60は、図7〜図11に図示しない多くの代替を含む。まず、ディスペンサ60は、ホット及びコールドグルーの組合せ又は構成を用いて、適格な所望の数のグルーストリップ84を有することができ、グルーストリップは、底78に又はたぶん頂壁66の裏面にでも所望の方法で配置されかつ配向される。別の代替実施形態では、一つ以上のグルーストリップ84が個々の紙片、板紙、又は他の適当な基板に配置される。食用スティック36は、個々の基板に接着される。そのサブアセンブリは、次いで、ディスペンサ60の下部64の底壁78にホットタック及び/又はコールドプレスされる。
【0060】
図9〜図11に示すように、パッケージ60は、例えば、ブランドのしるし(branding indicia)、バーコーディング(barcoding)、原料成分情報、及び栄養成分情報のような適当なしるしを含む。頂部62の前壁68は、消費者40が底部64から頂部62をヒンジで開くのを助けるカットアウト(切り欠き)86を画定するか又は含む。一実施形態におけるディスペンサ60は、セロファン包装紙のような適当な包装紙で最終的に包装される。包装紙は、ディスペンサ10に関して上述したように開放帯(ティアーストリップ)で操作する。
【0061】
図7〜図9は、ディスペンサ60のより大きな又は15個のスティック・バージョンを図示する。図10は、ディスペンサ60のより小さな又は5個のパック・バージョンを図示する。ディスペンサ10によるように、パッケージ60を採用している製造ラインは、それにより異なってサイズ変更されたパッケージ及び異なる商品量及び大きさに対して同じ外観を含むことができる。
【0062】
パッケージ10及び60は両方とも一度に消費者40を複数の商品の片に露出しかつ消費者が露出された商品のいずれか又はより多くを選択できるようにする。片は、全て実質的に同じでありうるか、又は様々な異なる片(例えば、異なる風味、大きさ、質感、タイプ、スタイル、等)が供給されうる。本発明のパッケージングは、パッケージにおけるその位置に係わりなく消費者を消費者の選択した片へアクセスさせる。パッケージは、両方ともに各使用後に再び閉じることが可能であり、かつ意図的に開かれるまでパッケージ10及び/又は60をその閉じた位置に維持するための嵌合タブ/スリット、摩擦デバイス、接着剤又は他の手段を備えうるしかつ上述した材料のいずれかで作ることができる。平面にディスペンサ10及び60を示している図6及び図11によってそれぞれ示されるように、パッケージ10及び60は、一実施形態において紙、板紙又はボール紙から一片で作られる。代替的に、パッケージング10及び/又は60は、プラスチック等で作られうる。
【0063】
いま図12〜図22を参照すると、本発明の食用商品パッケージ及びディスペンサの更なる代替実施形態がパッケージ又はディスペンサ90によって図示されている。パッケージ又はディスペンサ90は、ヒンジでベース94に接続された蓋92を含むか又は画定する。一実施形態におけるディスペンサ90は、プラスチック又はポリマー射出成形又は熱成形で主に作られる。蓋92及びベース94の内側構造は、それにより単一ヒンジ取付け片として作ることができる(ヒンジ112によって接続された商品ホルダー98及び114を含む以下の説明を参照)。蓋92及びベース94の外側構造は、単一射出成形片に取付けられた外側壁又は殻96である。
【0064】
一実施形態における外側壁又は殻96は、上部及び下部射出形成商品ホルダー98及び114にグルーで接着されたかさもなければ接着剤で接着されたホイル、紙又は板紙外側殻である。図18〜図20で最もよく分かる射出成形商品ホルダー98及び114は、それぞれ3つの商品コンパートメントを画定する。ホルダー98は、コンパートメント100、102、及び104を画定する。
【0065】
商品担持コンパートメント100、102及び104は、それぞれ周辺側面106及び底部108を含み、一実施形態において上部商品ホルダー98と一体化されて画定されるか又は形成される。側面106は、所望の数の食用スティック36を保持するために所望の距離で底部108から伸長する。図20及び図22に示すように、一実施形態において、コンパートメント100、102及び104の側面106は、コンパートメント100、102及び104のそれぞれにおける二つの食用スティック36へアクセスするために十分な距離でコンパートメント100、102及び104の底部108から伸長する。スティック36は、他のスティックの上に積重ねられたものである。
【0066】
また、上部射出成形ホルダー98は、それぞれがコンパートメント100、102及び104によってさもなければ画定されるオープン・スペース(空間)のあるものを充たすために外側に向けて多少突起する側壁110を画定する。突起壁110は、商品が壁110の間に装填(ロード)される場合に食用商品に多少の圧縮力を掛ける。突起壁110は、それらの各商品担持コンパートメント100、102及び104にそれらを維持しかつ所定の位置に取り出し可能に食用商品36を保持するために商品担持コンパートメント100、102及び104の中に伸長しかつ食用商品の一部又は部分に重なり合う一つ以上の伸長部分又は突起111を有する(図20参照)。突起壁110(横方向)及び/又は突起111(縦方向)によって印加される圧縮力は、十分であり、そこで図12及び図17に示すように、消費者40は、コンパートメント100、102又は104から商品36が落ちることなくベース94から蓋92を開けることができる(本明細書の残りの部分について、突起壁110は、横方向及び/又は縦方向の圧縮力の一方又は両方を示す)。その後、消費者40は、コンパートメント100、102又は104内の又はさもなければディスペンサ90内の所望の位置から食用商品36を選択することができる。
【0067】
コンパートメント100、102及び104は、それぞれ食用商品36の二つのスティックを保持するように図示されているが、それらのコンパートメントは、適切かつ所望の数の係る商品を保持するように代替的にサイズ変更することができる。更に、コンパートメントのそれぞれは、同じ数の商品36を保持して示されているが、コンパートメントは、異なる量の商品36を代替的に保持することができ、かつ各コンパートメントの商品は、実質的に同じでありうるか、又は異なりうる(例えば、あるコンパートメントにおける風味が他のコンパートメントとは異なる)。
【0068】
図15及び図22で最もよく分かるように、一実施形態における外側殻又はカバー(覆い)96は、ヒンジ部分112を包み込みかつ底部商品ホルダー114の外面を覆うように伸長する。代替的に、カバー又は外側殻96は、例えば、紙又は板紙の複数の片で作られる。
【0069】
図18〜図22は、一実施形態における頂部商品ホルダー98、ヒンジ部分112及び底部ホルダー114が全て単一射出成形又は熱成形片として作られることを図示する。代替的に、商品ホルダー98及び114は、個別に作られ、かつ例えば、カバー又は殻96に適切なレジストリで接着されることによって、パッケージ90を生成するように組立てられる。ヒンジ部分112と一体化してホルダー98及び114を形成することは、組立てを簡略化しかつプラスチック・ヒンジ112に用いられる材料が劣化するか又は分解することなくパッケージ90を複数の回数開閉させることができるようなロバストな総体的パッケージを供給する。
【0070】
多くの点で下部商品ホルダー114は、上部ホルダー98のミラーイメージ(鏡像)でありかつ頂部商品ホルダー98の各コンパートメント100、102及び104に対して嵌め合わせ(メーティング)又は整合(マッチング)コンパートメント116、118及び120を画定する。ホルダー114のコンパートメント116、118及び120は、それぞれコンパートメント100、102及び104に対して上述したような底部108、周辺側壁106及び商品保持突起壁110を含む。しかしながら、図20は、ホルダー114のコンパートメント116、118及び120に対する側壁106が、コンパートメント100、102及び104に保持された2つの商品に対して3つの食用商品36を保持するようにサイズ変更されるということを図示する。コンパートメントの各嵌め合わせペア、具体的には、ペア100/106、ペア102/118及びペア104/120は、合計5つの商品36を保持する。集合的に、コンパートメント・ペアは、合計所望数15個の食用スティック36を保持する。
【0071】
図16は、例えば、ヒンジ112に直接隣接した、コンパートメント104及び120だけを用いて、単一コンパートメント・ペアを有する、パッケージ90に対する代替実施形態を図示する。実施形態では、図16のディスペンサ90は、合計5個の食用商品36を保持する。図14は、パッケージ又はディスペンサ90が消費者40によって容易に取扱わられかつ(ここに説明したディスペンサ60及び他の実施形態のように)既知の食用商品パッケージより一般的に幅が広くかつ薄っぺらであることを示す。幅広でかつ薄っぺらな構成は、コートやシャツ又はズボンのポケットに置かれることを助長する。
【0072】
コンパートメント100、102、104、116、118及び120は、ヒンジ112と同じ方向に伸びているが、ディスペンサ90の商品コンパートメントは、異なる長さ又は異なる形状の商品36を保持しかつ取り出すために、一般的にヒンジ112の方向に直角な方向に代替的に伸びることができるか又は更に代替的にヒンジ112の方向に関して所望の角度で伸びることができる。
【0073】
図18及び図19は、頂部及び底部ホルダー98及び114がそれぞれ突起側壁110と非突起又は周辺側壁106との間に開口122を備えているということを図示する。開口122は、消費者40が一つ以上の商品の側面を容易に把持しかつそのコンパートメントから商品を覗き見することができるようにする。
【0074】
ホルダー98及び114の外周を形成している側壁106は、商品の新鮮さ及び保護のために疑似気密シールを生成するために蓋92及びベース94が互いにプレス嵌め又はスナップ嵌めするように嵌め合わせ雄及び雌ペアで形成される。実際、図20は、蓋92の上部ホルダー98の突起周辺124がベース94の下部ホルダー114によって形成されたノッチ126に嵌め込むか又は嵌め合わせることを図示する。突起周辺124及びノッチ126は、図18及び図19に示すように、それぞれホルダー98及び114の周辺の全周に伸長(拡張)する。図21及び図22は、突起周辺124及びノッチ126が、ホルダー98及び114の周辺の全周にスナップ嵌め又はプレス嵌めシールを形成することを図示する。
【0075】
図12、13及び16は、パッケージ90が、消費者40がベース94から蓋92を開けるのを助けるインデント128を画定できることを図示する。代替的に、図12〜図22のそれぞれに示されるように、パッケージ又はディスペンサ90は、外側周辺に沿ってフランジが付けられ、それによって消費者40がパッケージ90を容易に把持しかつ開けることができる構造を供給する。
【0076】
図13は、パッケージ90の開口又は非ヒンジ側を覆うために不正開封防止シール130を備えることができることを更に図示する。シール130は、適当な方法でディスペンサ90に配向されるか又は配置することができる。消費者40は、ディスペンサ90から商品を最初に取り出すためにテープ付け又は接着付けされたシール130を引き離す。その後、消費者は、係る商品を取り出した後パッケージ90を再び閉じるために周辺シールと一緒にプレス嵌め又はスナップ嵌めする。
【0077】
上述したように、一実施形態におけるパッケージ90は、商品ホルダー及びヒンジを画定するプラスチック片で作られる。一つの好適な実施形態では、プラスチックは、射出成形又は熱成形される。一実施形態におけるカバー96は、紙又は板紙で作られた感圧ラベルである。カバー96は、プラスチック片に接着される。代替的に、カバー96は、プラスチック片と一体的に作られ、かつしるしは、プラスチックの上に直接印刷される。
【0078】
図23及び図24をいま参照すると、パッケージ又はディスペンサ90に類似するが代替実施形態がディスペンサ140によって図示されている。図23は、開いたディスペンサ140を図示する。図24は、閉じたディスペンサ140を図示する。ディスペンサ140は、蓋142及びベース144を含む。ディスペンサ140とディスペンサ90との間の主な相違は、15個全ての食用商品36がベース144に格納されかつ収容されることである。蓋142は、商品を格納しないがその代わりに商品36をヒンジによりカバーしたりカバーをとったりする役目をする。
【0079】
ディスペンサ90によるように、ディスペンサ140は、一実施形態において紙又は感圧ラベルである、外側の皮(スキン)又は殻(シェル)146を一実施形態において含む。ラベル146は、一片の射出成形又は熱成形プラスチックの外側の周りが一つ以上の片を用いて包まれる。プラスチック片は、一実施形態において、プラスチック蓋部分148、プラスチックベース部分150、及びプラスチック蓋部分148をプラスチックベース部分150にそして結果として蓋142をベース144にヒンジで接続するヒンジ部分152を含む。代替実施形態では、蓋部分148及びベース部分150は、別々に熱成形又は射出成形されかつ皮又は殻146を介してヒンジで互いに接続される。
【0080】
図示した実施形態では、各コンパートメント154、156及び158は、5個のスティック36、合計で15個の所望のスティックを保持する。コンパートメントは、選択的に、個別に及び/又は集合的に大体5個及び15個のスティックをそれぞれ保持する。また、ディスペンサ140の代替構成は、単一のコンパートメント、例えば、5個のスティック・ディスペンサを有するように成形するか、又は適切な量の商品36を保持するようにサイズ変更することができるということも理解されるべきである。
【0081】
パッケージ90によるように、プラスチックベース部分150は、複数の商品保持コンパートメント154、156及び158を形成する。これらコンパートメントのそれぞれは、商品36を取り出し可能に保持するために上述した同じ種類の装置を用いる。特に、各コンパートメントは、コンパートメントを分ける周辺側壁106と、所定の位置に商品36を摩擦的にかつ取り出し可能に保持する突起壁110とを含むか又は画定する。また、コンパートメント154、156及び158は、消費者40が所望のコンパートメント154、156又は158から所望の商品36を容易に取り出すことができる開口122を含むか又は画定する。
【0082】
パッケージ又はディスペンサ140は、ディスペンサ90のように、コンパートメント154、156及び158の周辺の回りにスナップ嵌め又はプレス嵌め疑似気密シールを形成する。パッケージ140は、代替の雄突起部分160と、プレス嵌め又はスナップ嵌めシールを形成するように嵌め合わせる代替のノッチ162とを供給する。突起部分160は、ノッチ162の円形ノッチ166と嵌合する円形突起164を含む。また、円形ノッチ166は、消費者40がプラスチックベース部分150から商品を取り出すことを助けるために側壁106に伸長しかつそれを通る。即ち、消費者40は、開口122を介して商品の長い側面を把持することによって又はノッチ166を介して商品の短い側面を把持することによって商品を取り出す。また、突起164及びノッチ166は、ディスペンサ90の突起周辺124及びノッチ周辺126を備えることもできる。
【0083】
代替パッケージ140は、商品90と概ね外形寸法及び形状を有することができる。そのために、商品140は、商品90のように、消費者のズボンやシャツのポケットに容易に適合するようにサイズ変更されかつ形状変更される。また、パッケージ140は、比較的気密で、頑丈でありかつ非包装又はホイルで別々に包装された商品36を格納することができる。
【0084】
いま図25〜図31を参照すると、本発明の食用商品パッケージ及びディスペンサに対する更なる代替実施形態がパッケージ170によって図示されている。パッケージ170は、一つの好適な実施形態において、プラスチック又は他の種類の比較的堅い複合材で作られている。図38及び図39は、パッケージ170に対して記述される概念が紙又板紙パッケージ又はディスペンサに適用されるような、代替であるがパッケージ170に類似する実施形態を図示する。
【0085】
図示した実施形態のパッケージ170は、第1及び第2の部分又は半分172及び174を含む。一実施形態における部分172及び174は、それぞれパッケージ170の全容積の半分に関して画定する。代替的に、部分172及び174によって画定された容積は、異なるか又は不均衡である。部分172及び174は、部分172及び174と一体的に又は別に形成することができる、リビング・ヒンジ176を介して一緒に保持される。例えば、部分172及び174は、個別の片として形成することができかつ両方の部分172及び174の裏に接着される紙又は板紙感圧ラベルを介して互いにテープで又はさもなければヒンジで接続される。しかしながら、図29〜図36は、一つの好適な実施形態において、パッケージ170は、一体形成型の射出成形又は熱成形プラスチック又はポリマー構造であることを図示する。
【0086】
図31、図32、図35及び図36は、部分172がスペーサ178を含むか又は画定することを図示する。部分174は、スペーサ180を含むか又は画定する。スペーサ178及び180は、どのくらいの数の食用スティック36を部分172及び174の内側に収容又は格納することができるかを決定することを支援する。図示した実施形態では、スペーサ178及び180は、8個の商品36を部分172に格納しかつ7個の商品36を部分174に格納することができる。図示したパッケージ170に格納される商品の合計数は、15個である。図28は、終端182とヒンジで嵌め合わせる、部分172だけが設けられた代替実施形態を図示する。図28は、例えば、5個又は7個のような、所望の少ない量の商品36を保持する、ディスペンサ170の単一スタック・バージョンを図示する。いずれのバージョンも望ましい限り多くの様々な大きさの商品を保持することができる。部分172及び174は、望ましいものと同じか又は異なる商品の同じか又は異なる量を保持することができる。
【0087】
図25及び28は、ディスペンサ170が、商標、原料成分、栄養成分、及びバーコード情報のような、適当なしるしを含む、感圧ラベル184を最初に備えていることを図示する。また、ラベル184は、消費者40がパッケージ170が使用前に乱されていないか又は改竄(不正開封)されていなことを確保することができる、不正開封装置としても動作する。
【0088】
図29〜図31は、開いた位置のパッケージ170を図示する。図33〜図37は、閉じた位置のパッケージ170を図示する。図面の両方のセット、並びに図25〜図28は、部分172及び174がそれらの開口で嵌め合わせ正弦曲線形状エッジ186及び188をそれぞれ画定することを図示する。両方のエッジ186及び188は、対応する部分172又は174の対応するオープン又はノッチされた部分188b、186bと嵌合する、タブ又は突起部分186a、188aを含む。エッジ186及び188のノッチ又はダッグアウト部分186b、188bは、消費者40が一つ以上の商品に到達しかつ対応する部分172又は174から容易に取り出すことができるようにする。
【0089】
プラスチック・パッケージ又はディスペンサ170は、一実施形態において商品36がそれから取り出された後で一緒にスナップ又はプレス嵌めする。スナップ嵌め又はプレス嵌めは、商品の新鮮さを保護しそしてまたパッケージ170が開かずかつ商品を不注意に取り出さないように部分172及び174を一緒に保持する気密シールを提供する傾向がある。
【0090】
突起部分186a及び188aは、各々、対応するノッチ部分188b及び186bと嵌合するスナップ嵌め装置190及び192をそれぞれ含むか又は画定する。例えば、図29に示されるように、突起部分186aは、エッジ188のダッグアウト部分188bとスナップ嵌めする。同様に、エッジ188aのスナップ嵌め装置192は、エッジ186のダッグアウト部分186bとスナップ嵌めする。また、図31は、画定エッジ188から伸長している隆起部分を含む、スナップ嵌め装置192を図示する。その隆起部分又は装置192は、エッジ186のノッチ部分186bとスナップ嵌めする。
【0091】
エッジ186及び188は、図33及び図37のパッケージ170の外側から見られるように、嵌合した場合に連続かつ一貫したシームを形成する。突起スナップ嵌め装置190及び192は、エッジ186と188の間に生成されたシームの後で、図33及び図37にファントム・ラインで示したように、部分172及び174を一緒にロック又はプレス嵌めする。
【0092】
パッケージ170は、便利でかつ再使用可能な食用商品保持及び取り出し装置を提供する。図25、27及び28は、パッケージが消費者40のズボン又はシャツのポケットにより容易にかつより快適に適合するようにパッケージ又はディスペンサ170の形状をアーチ状にすることができるということを図示する。他方、図29〜図37は、図35に示すようにパッケージ170の前方が中間で多少曲げられて、軽度の長円形を生成しているが、パッケージ170に対する一般な非アーチ形状を図示する。ヒンジ176に導く部分172及び174の後壁は、実質的に真直ぐである。部分172及び174の側面は、心地よさ及び取扱いを簡略化するために円形にされている。
【0093】
図26、図27、図29〜図31、図35及び図36に示されるように、スティック36の長い側面エッジは、消費者がパッケージ170を開けた場合に消費者40に露出される。その配向は望ましく、そこで消費者がエッジ186及び188のダッグアウト部分186b及び188bを介してコンパートメント172及び174の一つから最も外側のスティック36を容易に摺動することができる。代替的に、スティック36は、図示した配向から90°回転することができ、そこでパッケージ170が開いた場合に食用スティックの側面(ブロードサイド)が消費者の方を向く。
【0094】
図示していないが、スティック36は、スペーサ178及び180は、それぞれ部分172及び174の他の部分(パーツ)に鋲で留める(タックする)か又はグルーで接着することができる。係るグルーイング又はタックキングは、特にいくらかの又は大部分の食用商品36が既に消費されている場合に、その開放により又は開いている間に、パッケージ170から離れる(外れる)スティック36の可能性を最小にする傾向がある。
【0095】
いま図38及び39を参照すると、本発明のパッケージ又はディスペンサに対する更なる実施形態がパッケージ又はディスペンサ200によって図示されている。パッケージ又はディスペンサ200は、プラスチック・ディスペンサ170の紙又は板紙バージョンである。パッケージ200は、ユーザがヒンジ・ライン218に沿ってパッケージ200を割る(クラック・オープンする)か又はこじ開けて(ブレーク・オープンして)かつ正弦曲線形状のそれぞれによって画定されたダッグアウト又は開口を介してヒンジ取付け部分の一つから商品を取り出すことができる、170に関して主に上述した同じ正弦曲線形状エッジを用いる。
【0096】
図示したように、パッケージ200は、前壁202、後壁204、底壁206、頂壁208、側壁210及び212、及びカバー又はフラップ214を含む。頂壁208は、頂壁部分208a及び208bを集合的に示す。底壁206は、底壁部分206a及び206bを集合的に示す。
【0097】
平面でパッケージ又はディスペンサ200を示している、図39に示すように、側壁部分210の表(頂部側)は、側壁部分210の裏(底部側)に接着剤又はグルーを介して接着される。図示していないが、底壁部分206a及び206bは、頂壁部分208a及び208bと同様に、一緒にタック又はグルーされるということが理解されるべきである。フラップ214は、前壁202に設けられるか又はそれによって画定される穴あき正弦曲線ライン216にわたり初期不正開放防止被覆を供給する。消費者40は、そこから食用商品36を取り出すために穴あきライン216に沿ってパッケージ200を割りかつ折り曲げライン218を介してディスペンサ170を半分に折り曲げる前にまずカバー又はフラップ214を取り外す。
【0098】
図39は、消費者40がパッケージ200を半分又は二つに割った場合に、割れが前壁202に沿ってだけではなく側壁210及び212に沿っても発生するように穴あきライン216が側壁210及び212を通って伸長するということを図示する。後壁204は、そのまま一緒であるが折り曲げライン218に沿って折り曲げられる。
【0099】
商品36は、図38に図示されたいずれかの配向でパッケージ200に装填することができる。消費者40は、パッケージ170に対して上述したのと同じ方法でパッケージ200から商品を取り出し、正弦曲線穴あきライン216によって各半分に画定されたダッグアウト又はキャビティ部分を介して一つ以上のスティック36を取り出す。商品が取り出された場合には、消費者は、エッジ画定ライン216が嵌合するようにパッケージ200の二つの部分を閉じる。その後、フラップ214は、パッケージが使用の間に再び開くことを防ぐためにライン216にわたり折り曲げられる。その目的で、フラット214又はフロント202は、フラップ214がフロント202に接着するか又はくっつく(粘着する)ことを助ける接着剤の量が供給されうる。フラップ214及びフロント202は、使用の間に摩擦的に及び/又は接着剤によりパッケージを一緒に保持する、(図6に関して示された)舌及びスロット構造を代替的に備えることができる。
【0100】
パッケージ200は、一実施形態において食用商品36の15個のスティック(例えば、ライン216の一方の側に7個のスティック及び他の側に8個のスティック)を保持するようにサイズ変更される。代替的に、パッケージ200は、より少ないか又はより多い量を保持するようにサイズ変更することができる。一実施形態において、スティック36は、商品を所定の位置に保持することを助けるために頂壁208及び底壁206に鋲で留められるか又はグルーで接着される。ストリップ84(図11)のような、グルーストリップは、ホット又はコールドグルーの組合せとして用いることができる。
【0101】
最初にパッケージされる場合、パッケージ200は、セロファン包装紙のような、適当な包装紙によって包装することができる。一実施形態におけるそのセロファン包装紙は、不正開封装置としての役割もする開封帯を含む。図39に示すように、上述したような適当なしるしがパッケージ200のいろいろな位置に備えられている。
【0102】
いま図40〜図46を参照すると、本発明のパッケージ及びディスペンサの別の実施形態がパッケージ又はディスペンサ220によって図示されている。パッケージ又はディスペンサ220は、カバー222及びトレー224を含む。図示したカバー222は、食用商品36の一つ以上のスタックを露出するためにトレー224に沿って摺動的に移動する。カバー222は、一般的に、頂壁226、底壁228、そして側壁230及び232を有する4面構造である。側壁232は、図44に示す側壁部分232a及び232bを集合的に示す。側壁部分232a及び232bは、図44に示すように側壁部分232a及び232bの、表(頂部)及び裏(底部)にそれぞれ適用された接着剤34によって示されるように一緒にグルーによってか又は接着剤によって接着される。
【0103】
トレー224は、一般的に、図41及び図42(3面を示している)及び図45(5面を示している)に示すように3面又は5面構造である。トレー224は、底壁234と側壁236及び238とを含む。図45は、トレー224がそれらの商品を所定の位置に保持することを助けるために食用商品36の外側スタックの頂部にわたり曲げられる追加の頂壁部分240及び242を含むことができるということを図示する。その目的で、スタックストリップ又はグルーストリップ244は、所定の位置に食用商品36を保持することを助けるために一実施形態において頂壁部分240及び242に備えられている。グルーストリップ244は、上述したあらゆる種類のグルー又は接着剤を含むことができる。グルーは、頂壁部分240及び242に直接適用するか又は別個の一片の紙244に代替的に適用することができ、次いで部分240及び242に接着される。
【0104】
図42及び図44に示すように、カバー又はスリーブ222は、消費者40がカバー又はスリーブ232にトレー224を容易に摺動して出し入れできる開口246を一実施形態において含むか又は画定する。実際、図41に示すように、開口246は、パッケージ又はディスペンサ220の片手操作を可能にする。図示したように、一実施形態における開口246は、長円形を有する;しかしながら、開口246は、あらゆる所望の形状を有することができる。
【0105】
スリーブ222及びトレー224の相対的な大きさは、二つの商品スタックを露出するように消費者40がスリーブ222に対していずれかの方向にトレー224を摺動しかつ商品36の他のスタックを露出するように反対方向にスリーブ222からトレー224を摺動することができるように選択される。スリーブ及びトレーがレジストリにある場合、スリーブ222は、商品36を完全に覆う。それにもかかわらず、中間又は中央スタックの商品は、容易に取得される。パッケージ220は、他のディスペンサのように、商品の複数のスタックを露出しかつ消費者40が所望かつ露出したスタックから選択的に一つ以上の商品を取り出すことができる。更に、ディスペンサ220は、パッケージの一つ又は複数の開放側面から選択的に商品アクセスを提供する。
【0106】
図40は、一実施形態において5個のスティックの3つのスタック、合計して所望の15個の商品36を含む、より大きなサイズのパッケージを図示する。これまでように、スタックの数は異なりうるし、各スタックにおけるスティックの数は異なりうるし、かつ商品36の総数及びサイズは変化しうる。図43は、より少ない量の商品、例えば、5個のスティック36を保持する、より小さなバージョンを図示する。図40及び図43の両方は、一実施形態におけるスリーブ226が、消費者40がカバー又はスリーブ222内でトレー224を操作することも助けるノッチ248を含むか又は画定することを図示する。パッケージは、あらゆる適当な量の適当にサイズ変更された商品を保持するようにサイズ変更される。
【0107】
図41及び図46は、商品36がホイル包装紙で個別に供給されるということを図示する。各ホイルストリップ36は、次いで、中間単一スティック包装紙250の内側に配置される。即ち、中間単一ストリップ包装紙250は、各ホイル包装された商品36に供給される。単一ストリップ包装紙250は、バンド252によって一緒に腹帯される。バンド252は、次いでトレー224の底壁234の所望の位置に接着剤34を介して接着される。接着剤34は、上述したホット−又はコールド−形式の接着剤のいずれかでありうる。また、ストリップ244に類似する接着ストリップを用いることもできる。
【0108】
消費者40が一つのホイル商品36を履う場合、単一スティック包装紙250が腹帯252から外れることとは対照的に商品36が単一スティック包装紙250から取り出されるように、腹帯252が単一ストリップ包装紙250の回りにしっかりと包装される。更に、単一ストリップ包装紙250間及び/又は一つ以上の外側単一ストリップ包装紙250と腹帯252の内面との間に適当な接着剤又はワックスを適用することができる。
【0109】
商品スティック36は、スリーブ又はカバー222の開放端から90°に開放端が配向される、トレー224の開放端を通ってスティックが摺動するように図41及び図42に図示するように構成される。それにより、商品36は、パッケージ220から不注意で滑り落ちえない。図示していないが、パッケージ220は、トレー222がスリーブ222から不注意で滑り落ちることを防ぐ、一つ以上の固定装置、例えば、舌及びスロットを含むことができる。
【0110】
図示したように、パッケージ220は、上述したしるしのいずれかを含む。更に、パッケージ220は、セロファンのような、適当な外側包装紙によって最終的に包装される(図示省略)。外側包装紙は、次いで不正開封装置としての役割もする開放帯を含む。
【0111】
ここに記述した好適な実施形態に対して様々な変形及び変更が当業者に明らかであるということが理解されるべきである。係る変形及び変更は、本発明の精神及び適用範囲から逸脱することなくかつその意図した効果を損なうことなくなされうる。従って、係る変形及び変更が添付した特許請求の範囲によって網羅されることを意図している。
【図面の簡単な説明】
【0112】
【図1】本発明の食用商品ディスペンサ及びパッケージの一実施形態の複数の異なる図の一つである。
【図2】本発明の食用商品ディスペンサ及びパッケージの一実施形態の複数の異なる図の一つである。
【図3】本発明の食用商品ディスペンサ及びパッケージの一実施形態の複数の異なる図の一つである。
【図4】本発明の食用商品ディスペンサ及びパッケージの一実施形態の複数の異なる図の一つである。
【図5】本発明の食用商品ディスペンサ及びパッケージの一実施形態の複数の異なる図の一つである。
【図6】本発明の食用商品ディスペンサ及びパッケージの一実施形態の複数の異なる図の一つである。
【図7】本発明の食用商品ディスペンサ及びパッケージの別の実施形態の複数の異なる図の一つである。
【図8】本発明の食用商品ディスペンサ及びパッケージの別の実施形態の複数の異なる図の一つである。
【図9】本発明の食用商品ディスペンサ及びパッケージの別の実施形態の複数の異なる図の一つである。
【図10】本発明の食用商品ディスペンサ及びパッケージの別の実施形態の複数の異なる図の一つである。
【図11】本発明の食用商品ディスペンサ及びパッケージの別の実施形態の複数の異なる図の一つである。
【図12】本発明の食用商品ディスペンサ及びパッケージの更なる実施形態の複数の図の一つである。
【図13】本発明の食用商品ディスペンサ及びパッケージの更なる実施形態の複数の図の一つである。
【図14】本発明の食用商品ディスペンサ及びパッケージの更なる実施形態の複数の図の一つである。
【図15】本発明の食用商品ディスペンサ及びパッケージの更なる実施形態の複数の図の一つである。
【図16】本発明の食用商品ディスペンサ及びパッケージの更なる実施形態の複数の図の一つである。
【図17】本発明の食用商品ディスペンサ及びパッケージの更なる実施形態の複数の図の一つである。
【図18】本発明の食用商品ディスペンサ及びパッケージの更なる実施形態の複数の図の一つである。
【図19】本発明の食用商品ディスペンサ及びパッケージの更なる実施形態の複数の図の一つである。
【図20】図19の線XX−XXに沿った断面図である。
【図21】本発明の食用商品ディスペンサ及びパッケージの更なる実施形態の複数の図の一つである。
【図22】図21の線XXII−XXIIに沿った断面図である。
【図23】本発明の食用商品ディスペンサ及びパッケージの更なる実施形態の複数の図の一つである。
【図24】本発明の食用商品ディスペンサ及びパッケージの更なる実施形態の複数の図の一つである。
【図25】本発明の食用商品ディスペンサ及びパッケージの更に別の実施形態の複数の図の一つである。
【図26】本発明の食用商品ディスペンサ及びパッケージの更に別の実施形態の複数の図の一つである。
【図27】本発明の食用商品ディスペンサ及びパッケージの更に別の実施形態の複数の図の一つである。
【図28】本発明の食用商品ディスペンサ及びパッケージの更に別の実施形態の複数の図の一つである。
【図29】本発明の食用商品ディスペンサ及びパッケージの更に別の実施形態の複数の図の一つである。
【図30】本発明の食用商品ディスペンサ及びパッケージの更に別の実施形態の複数の図の一つである。
【図31】図30の線XXXI−XXXIに沿った断面図である。
【図32】図30の線XXXII−XXXIIに沿った断面図である。
【図33】本発明の食用商品ディスペンサ及びパッケージの更に別の実施形態の複数の図の一つである。
【図34】本発明の食用商品ディスペンサ及びパッケージの更に別の実施形態の複数の図の一つである。
【図35】図34の線XXXV−XXXVに沿った断面図である。
【図36】図34の線XXXVI−XXXVIに沿った断面図である。
【図37】本発明の食用商品ディスペンサ及びパッケージの更に別の実施形態の複数の図の一つである。
【図38】本発明の食用商品ディスペンサ及びパッケージの更に別の実施形態の複数の図の一つである。
【図39】本発明の食用商品ディスペンサ及びパッケージの更に別の実施形態の複数の図の一つである。
【図40】本発明の食用商品ディスペンサ及びパッケージの更に別の実施形態の複数の図の一つである。
【図41】本発明の食用商品ディスペンサ及びパッケージの更に別の実施形態の複数の図の一つである。
【図42】本発明の食用商品ディスペンサ及びパッケージの更に別の実施形態の複数の図の一つである。
【図43】本発明の食用商品ディスペンサ及びパッケージの更に別の実施形態の複数の図の一つである。
【図44】本発明の食用商品ディスペンサ及びパッケージの更に別の実施形態の複数の図の一つである。
【図45】本発明の食用商品ディスペンサ及びパッケージの更に別の実施形態の複数の図の一つである。
【図46】本発明の食用商品ディスペンサ及びパッケージの更に別の実施形態の複数の図の一つである。
【技術分野】
【0001】
本発明は、一般にパッケージング(包装)に関する。特に、本発明は、食用製品を格納しかつ取り出すためのパッケージングに関する。
【背景技術】
【0002】
食用製品用パッケージングは、製品の外観、マーケティング及び格納にとって非常に重要である。頻繁に、パッケージングの文章(テキスト)に加えて、パッケージングは、また、製品の種類、製品の風味又は製品の目的に関するメッセージを視覚的に伝えようとする。例えば、シナモン又はチェリー味の製品に対するパッケージングは、しばしば赤であり、グレープ味の製品のパッケージングは、しばしば紫である、等。一度消費者が所望のブランド(商標・銘柄)を識別したならば、消費者は、パッケージングの色だけに基づいて製品を一般に選択することができる。
【0003】
製品をマーケティングすることにおいて、パッケージングは、風味以外の他の情報を伝えることができ、それにより消費者は、パッケージングを単に観ることによって製品をその効果に関連付けることができる。
【0004】
また、食用製品をパッケージングすることに対する実用的な側面も存在し、具体的には、輸送中に製品が損傷することを防ぎ、製品を新鮮に保ち、そしてある例では再使用可能なパッケージを供給する。ある食用製品は、パッケージングがロバスト(頑強)、頑丈又は再使用可能であることを必要としない。
【0005】
他の食用製品は、ばらばらにパッケージされかつ、製造業者の要求通りに、再使用可能なパッケージで供給されうるか又は供給されえない。製品の一部分だけが一度に消費されうると感じられたならば、製造業者は、ヒンジ(蝶番)で接続された蓋を有しているボックス(箱)を供給することを望みうる。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
一定の食用製品では、消費者は、パッケージを破って製品又は製品の一部分を取り出す。この種類のパッケージングによる一つの問題は、消費者がパッケージングから多くの部分を取り出した後に残りの製品がパッケージから落ちる傾向があるということである。これらのパッケージの別の問題は、パッケージの大部分を破って開封することなく一部を取り出すことは、特に新たに開封されたパッケージでは、難しくなるということである。
複数の部分の取り出し後でも製品を保持するパッケージを供給する試みは、食用製品を取り出すことをより困難にしうる。製品をしっかりとパッキングすることは、製品へのアクセスを得ることを犠牲にして製品を保持することを助けうる。
【0007】
従って、多くの製品がパッケージから取り出された後でさえも製品の編成を維持する食用製品パッケージを提供することが望ましい。
また、製品がアクセス可能でかつ取り出し可能であるパッケージで食用製品を提供することが望ましい。
更に、異なる所望の量の製品を保持するためにサイズ変更されるように食用製品パッケージがフレキシブルであることが望ましい。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明は、改良された製品保持及び取り出し装置、及び製品、特に食用製品を製造し、保持しかつ格納する改良された方法を提供する。パッケージ又はディスペンサは、要望通りに、例えば、紙、板紙、プラスチック、又はこれらの組合せで作られる。ここに開示されたパッケージ又はディスペンサは、一般的に既知の食用製品パッケージよりも幅が広くかつ厚みが厚く、本発明のパッケージ又はディスペンサをより使い勝手をよくし、かつ例えば、消費者のズボンやシャツのポケットにより容易に格納できるようにする。
【0009】
ここに開示されたパッケージに格納された製品は、既知の食用製品パッケージにおけるよりもより自由に露出されて、消費者がパッケージの複数の異なるエリア(領域)から製品を掴み取ることができる。そうであっても、以下に説明する実施形態は、一般に、製品を落としたり又は失ったりする懸念なしで消費者がパッケージを取扱いかつ移動できるように所定の場所に製品をしっかり保持することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0010】
ここに記述されるある実施形態は、その複数の半分又はサイド(側)に含まれた製品を有するパッケージを含んで、パッケージの複数のサイドの製品を露出するためにパッケージがウォレット(財布)のように開く。係る構成は、製品のアクセスしやすさを最大にする傾向がある。また、ウォレットのような形状は、ロバストでかつ複数の使用に対して劣化しないパッケージを提供する。
【0011】
ここに記述されるある実施形態は、再封可能又は再閉可能でかつ一般的に密閉されたパッケージを含む。一実施形態では、パッケージは、プラスチックで作られかつ使用後に閉じた位置で互いにスナップ嵌めするか又はプレス嵌めする。閉じられた場合、プラスチック・パッケージは、外気がパッケージに入ることを防ぐ傾向がある。閉じ直し可能でロボストでありかつ複数の使用に対して劣化しない傾向がある、紙又は板紙で作られた他のディスペンサが提供される。
【0012】
また、ここに記述されたパッケージは、フレキシブルでありかつ異なる量の食用スティックを収納(格納)するように構成することが可能であり、製品のラインが、例えば、食用製品の5個のスティック・パックと15個のスティック・パックとの間で一貫しうる。
【0013】
ここに記述されたディスペンサは、ブランド(商標・銘柄)及び製品情報の表示用の十分なスペースを含むか又は提供する。更に、各実施形態は、誰かがパッケージ又はその中に格納された製品を不正に開けたかどうかを消費者が容易に見ることができるように外側包装紙又は他の種類の不正開封デバイスを含みうる。
【0014】
上述した目的のために、一実施形態では、(i)複数のエッジによって囲まれた開放側面を有する複数側面式ハウジングと、(ii)エッジの一つにヒンジで取付けられた商品コンパートメントとを備え、かつ(iii)コンパートメントは、留め金を含み、かつ側面の少なくとも一つは、コンパートメントが所望の商品取り出し位置までヒンジの回りを移動する場合に留め金に当接するように位置決めされる止め具を含む食用商品ディスペンサが提供される。
【0015】
一実施形態では、コンパートメントは、食用商品スティックのスタックを保持するようにサイズ変更される。
一実施形態では、単一の片から一緒に折り畳められる。
【0016】
一実施形態では、ディスペンサは、紙、板紙、プラスチック、ポリマー及びそれらのいずれかの組合せで構成されているグループから選択された材料で作られる。
一実施形態では、コンパートメントは、開放側面と実質的に同じ形状である前壁を含む。
【0017】
一実施形態では、コンパートメントは、前壁に接続された少なくとも一つの側壁を含み、前壁及び側壁の少なくとも一つは、消費者がコンパートメントから商品を取り出すことを助ける開口を画定する。
一実施形態では、コンパートメント及びハウジングは、望ましい場合に該ハウジングに関して閉じた位置に該コンパートメントを保持することを助けるために舌(タン)及びスリット構造を採用する。
【0018】
一実施形態では、閉じた位置のコンパートメントは、ハウジングの内側に配置される。
一実施形態では、ディスペンサは、外側包装紙及び開封帯を含む。
【0019】
別の実施形態では、(i)頂壁及び側壁を含んでいる頂部分と、(ii)頂部分にヒンジで取付けられたベース部分と、(iii)頂部分がベース部分から離されるように回転される場合に、商品の少なくともあるものの複数の側面が露出されるようにベース部分に商品の側面に沿って解放可能に取付けられた複数の食用商品と、を備えている食用商品ディスペンサが提供される。
【0020】
一実施形態では、商品は、ベースに一列に取付けられる。
一実施形態では、商品は、それぞれ包装紙で個別に包まれ、かつ包装紙は、ベース部分に該包装紙の側面に沿って解放可能に取付けられる。
【0021】
一実施形態では、商品は、ベースに接着される。
一実施形態では、接着は、ホットグルー、コールドグルー、又はその両方を用いてもたらされる。
【0022】
一実施形態では、ベースは、少なくとも一つのグルーストリップを含みかつ商品は、グルーストリップに接着される。
一実施形態では、ディスペンサは、単一の片から一緒に折り畳められる。
【0023】
一実施形態では、食用商品は、上部部分がベースから離れるように回転される場合に商品の少なくともあるものの3つの面(側面)が露出されるようにベース部分に解放可能に取付けられる。
一実施形態では、ディスペンサは、外側包装紙及び開放帯を含む。
【0024】
更なる実施形態では、(i)頂壁及び側壁を含んでいる頂部分と、(ii)頂部分にヒンジで取付けられた底部分と、を備え、(iii)頂部分及び底部分は、望ましい場合に該頂部分及び該底部分を一緒に保持する嵌め合わせプレス嵌め側面を含み、該頂部分及び該底部分の少なくとも一つは、少なくとも一つの食用商品を構造によってプレス嵌めできるように離間されたプレス嵌め構造を含んでいる食用商品ディスペンサが提供される。
【0025】
一実施形態では、頂部分及び底部分のそれぞれは、ペアを形成すべく協働するプレス嵌め構造を含む。
一実施形態では、頂部分及び底部分の少なくとも一つは、少なくとも一つの食用商品を該部分の複数の位置にプレス嵌めできるように離間された複数のプレス嵌め構造を含む。
【0026】
一実施形態では、頂部分及び底部分のそれぞれは、所望の量の商品を集合的に保持するようにサイズ変更されたプレス嵌め構造を含む。
一実施形態では、頂部分のプレス嵌め構造は、底部分のプレス嵌め構造とは異なる商品の量を保持するようにサイズ変更される。
【0027】
一実施形態では、頂部分及び底部分の一つだけがプレス嵌め構造を含む。
一実施形態では、頂部分及び底部分の少なくとも一つは、消費者がその中にプレス嵌めされた商品の一つを取り出すことを助けるアクセス開口を含む。
【0028】
一実施形態では、頂部分及び底部分の少なくとも一つは、消費者がその中にプレス嵌めされた商品の一つを取り出すことを助ける複数の配向のアクセス開口を含む。
一実施形態では、頂部分及び底部分は、商品の回りで完全に該部分を互いにプレス嵌めすることができる嵌め合わせプレス嵌め周辺を含む。
【0029】
別の実施形態では、(a)第2の部分にヒンジにより接続された第1の部分を備え、かつ(b)第1及び第2の部分は、(i)部分のそれぞれの内に食用商品を保持しかつ(ii)商品へのアクセスを消費者に供給するために変化するプロフィールに沿って共有正面で嵌合される食用商品ディスペンサが提供される。
【0030】
一実施形態では、プロフィールは、正弦曲線プロフィールである。
一実施形態では、ディスペンサは、紙、板紙、プラスチック、ポリマー材料及びそれらの組合せで構成されているグループから選択された材料で作られる。
一実施形態では、ディスペンサは、第1及び第2の部分の一つにヒンジで取付けられたフラップを更に備え、フラップは、共有正面を被覆しかつ商品が部分から不注意により取り出されるのを防ぐ。
【0031】
一実施形態では、第1の部分は、第2の部分とは異なる数の商品を保持する。
一実施形態では、商品は、第1及び第2の部分の少なくとも一つに接着剤で固定される。
一実施形態では、プロフィールは、部分が閉じられた場合に該部分を解放可能に嵌合するスナップ嵌め装置を含む。
【0032】
一実施形態では、プロフィールは、最初に穴があけられており、かつ消費者が商品へのアクセスを得るために穴を壊す。
一実施形態では、プロフィールは、第1及び第2の部分のそれぞれの複数の壁に沿って穴があけられる。
【0033】
更に別の実施形態では、(i)少なくとも3つのスタックの食用商品を保持するトレーと、(ii)トレーを摺動的に嵌合するスリーブとを備え、スリーブは、二つの終端が開放されかつ消費者がスリーブのアパーチャ(開口)を通してトレーに到達しかつスリーブの開放された終端の一つを通して少なくとも一つの中間スタックを伸長するためにスリーグに対してトレーを移動できるようにサイズ変更されたアパーチャ(開口)を画定する食用商品ディスペンサが提供される。
【0034】
一実施形態では、ディスペンサは、紙、板紙、プラスチック、ポリマー材料及びそれらの組合せで構成されているグループから選択された材料で作られる。
一実施形態では、スタックは、商品を保持する個々の包装紙を含み、包装紙は、包装紙がバンドでくくられたままで商品が包装紙から取り出されるようにバンドで一緒にくくられる。
【0035】
一実施形態では、包装紙をくくっているバンドは、トレーに接着される。
一実施形態では、スタックは、商品を保持する個々の包装紙を含み、包装紙は、包装紙が一緒に接着されたままで商品が包装紙から取り出されるように一緒に接着される。
一実施形態では、外側包装紙及び開放帯を含む。
【0036】
従って、改良された食用商品パッケージ又はディスペンサを提供することは、本発明の効果である。
取り出しのために消費者にその中の商品をより容易に露出する食用商品パッケージ又はディスペンサを提供することは、本発明の別の効果である。
食用商品を取り出すための改良された方法を提供することは、本発明の更に別の効果である。
【0037】
食用商品ディスペンサ及び装置を製造する改良された方法を提供することは、本発明の更なる効果である。
更に、複数の使用によく持ち応える食用商品用パッケージ又はディスペンサを提供することは、本発明の効果である。
【0038】
解放可能又は再閉可能である食用商品パッケージ又はディスペンサを提供することは、本発明の更なる効果である。
更に、様々な異なる材料で作ることができる食用商品用パッケージ又はディスペンサを提供することは、本発明の効果である。
【0039】
更に、様々な量の商品を保持するためにサイズ変更されるようにフレキシブルである食用商品パッケージ又はディスペンサを提供することは、本発明の効果である。
本発明の更なる特徴及び効果は、本発明の以下の詳細な説明及び図面に記述されかつそれらから理解される。
【実施例】
【0040】
本発明は、食用商品パッケージ及びディスペンサの複数の実施形態を含む。記述した実施形態では、食用商品は、食用商品の薄っぺらな、矩形片のような、商品のスティックとして図示される。代替的に、ここで説明する商品は、ブロック形、ピロー(枕)形、円形、楕円形、矩形、三角形及びこれらのいずれかの組合せのような、あらゆる適格な種類の形状を有しうる。
以下に説明するように、ある実施形態は、紙、ボール紙又は板紙の材料で作られているとして説明され、他の実施形態は、プラスチック材料で作られているとして開示される。本発明は、ここに開示されてあらゆる材料、並びにあらゆる適格な紙、ホイル(箔)、プラスチック、複合材又は他の種類の材料で作られた、あらゆる実施形態を明示的に含む。更に、ここに説明したパッケージ及びディスペンサは、人間によって、例えば、人間のポケット、パース(財布・ハンドバッグ)、バックパック、等で容易に移動されるべくサイズ変更されると同時に、記述した実施形態は、特定のサイズ及び形状に明らかに限定されない。
【0041】
いま図、特に図1から図6を参照して、食用商品パッケージ又はディスペンサの一実施形態をディスペンサ10によって説明する。ディスペンサ10は、二つの主要部分、具体的に、ハウジング(筐体)12と、筐体12にヒンジ(蝶番)で接続されたコンパートメント14とを含む。図1及び図2は、開いた位置におけるヒンジ取付けコンパートメント14を示す。図3から図5は、ハウジング12に関して閉じた位置におけるコンパートメント14を示す。
【0042】
図示した実施形態におけるハウジング12は、一般に、頂壁16、側壁18及び20、後壁22(後壁部分22a及び22bを集合的に示す)、及び底壁24(底壁部分24a及び24bを集合的に示す)を有している5面構造である。ヒンジ取付けコンパートメント14は、前壁26と側壁28及び30とを含む。
【0043】
コンパートメント14の前壁26及びハウジング12の頂壁16は、望む場合に閉じた位置にコンパートメント14を保持することを助けるために一実施形態において協働装置を含む。図6のファントム(部分透視)に示す任意の装置58a及び58cは、一つの例を提供する。舌(タン)58aは、前壁26から延伸しかつ折り目58bに沿って頂壁16に折り重ねる。舌58aは、頂壁16によって画定されるスロット又は溝58cに挿入されて、摩擦嵌め(フリクション・フィット)を生成する。代替的に、舌58aは、頂壁16から伸長しかつ前壁26は、スロットを画定する。更に代替的に、舌58a及び頂壁16は、互いに解放可能に付着するように構成される。
【0044】
図6は、平面でパッケージ又はディスペンサを示す。図6は、コンパートメント14がハウジング12と一体化されて形成される一実施形態を示す。コンパートメント14は、ヒンジ線32でハウジング12にヒンジで取付けられる。代替実施形態では、コンパートメント14は、ハウジング12とは別の一片として形成されかつ底部分24aでハウジング12に接着剤でつけられるかさもなければ取付けられる。
【0045】
図示した実施形態では、単一片パッケージ又はディスペンサ10は、接着剤またはグルー34を介して底部分24a及び24bで互いに接着剤でつけられるかさもなければ嵌合される。底部分24a上に固体物で示したグルー又は接着剤34は、図6の頁から外に向いている部分24aの側(サイド)で受け取られる。底部分24b上にファントム・ラインで示したグルー・スポット34は、その部分の裏面(アンダーサイド)に配置される。部分24aは、下方に折られかつ底壁24を形成すべく部分24bの裏面に接着剤でつけられる。その約束事(コンベンション)は、この明細書全体を通して用いられる。同様に、図示されていないが、後壁部分22a及び22bは、後壁22を形成すべく互いに接着剤でつけられるかさもなければ固定して嵌合される。
【0046】
図1及び図2は、消費者40がディスペンサ10を振った場合に、ハウジング12がハウジング12に関して所望の角度位置でコンパートメント14を留めるまで、コンパートメント14がハウジング12からヒンジにより落ちることを示す。消費者40がディスペンサ10を振った場合、コンパートメント14は、食用商品又は食用スティック36を露出するように開く。消費者40は、一つの手でディスペンサ10を保持しそしてもう一方の手で食用商品36の一定量またはスティックを取り出しうる。商品36は、ここに記述される各実施形態による場合のように、ホイル(箔)又は他のバリヤー材で包か、又は露出することができる。
【0047】
図2及び図6は、ハウジング12に関して所望の開放隅角でコンパートメント14を留めるための異なる実施形態を示す。図2は、一実施形態における側壁18及び20がそれぞれ、図1及び図2のファントム・ラインで示した折り重ねられたか又は接着されたリップ38を画定するか又は含むことを示す。側壁18及び20のリップ38は、コンパートメント14の側壁28及び30と一体化されて形成されたか又はそれに取り付けられたフランジ・エッジ42を捕まえる。即ち、消費者40がディスペンサ10を前方に向けて振った場合、コンパートメント14は、コンパートメント14のフランジ・エッジ42がハウジング12のリップまたは留め金(キャッチ)38に打ち当るか又は当接するまでハウジング12からヒンジで落ちる。その当接は、ハウジング12に関して所望の開放隅角でハウジング14を停止し、消費のために一つ以上を次いで取り出すことができる複数の食用商品36を露出する。
【0048】
図6は、所望の開放隅角でコンパートメント14を留めるための代替実施形態を示す。図6は、パッケージ10が組み立てられる場合に頂壁16の下に折られる、リップ44を示す。リップ44又は他の同様な留め要素(キャッチング・エレメント)を必要ならば頂部16にタックする(鋲で留める)か又はグルーする(グルーで接着する)ことができる。図6に更に見られるように、コンパートメント14は、コンパートメント14が所望の開放位置に到達した場合にリップ44の後方向−対向折り畳みエッジ48を留めるためにコンパートメント14の側壁28及び30に成形されかつ位置決めされる留め金46を備えている。
【0049】
図6に示したコンパートメント14を停止するための実施形態は、図1及び図2に関して説明した実施形態よりも少ない材料及びアセンブリ(組立体)を必要とする。しかしながら、図2に示した実施形態は、ハウジング12の二つの側面(サイド)に沿って留め金38を供給し、従ってよりロバストなパッケージ10を供給しうる。停止コンパートメント14は、側壁28及び30に留め金38及びフランジ・エッジ42の両方、並びにリップ44及び留め金46を採用しうる。
【0050】
側壁28及び30は、消費者40がコンパートメント14及びパッケージ10から一つ以上の露出された食用商品36を容易に取り出すことを助ける切り欠き(カットアウト)52を備えているか又は画定する。図3、4及び6に示すように、ディスペンサ10は、適格なブランド(商標・銘柄)、原料成分情報、栄養成分情報、バーコード又は他の商品識別子、等のような、複数の異なる種類のしるし(証印)を含むか又は画定する。図3及び4に示すように、しるし54のような、しるしのあるものは、隆起させるか又は浮き出させることができる。ここに説明した実施形態のそれぞれは、係るしるしを含むことができる。
【0051】
図3及び図4は、パッケージ又はディスペンサ10が異なる大きさ(サイズ)で供給されうることを示す。図3のパッケージ又はディスペンサ10は、食用商品の15個の片を保持するように一実施形態でサイズ変更される。図4のパッケージ10は、食用商品の5個の片を保持するように一実施形態でサイズ変更される。パッケージ10を採用している商品ラインは、それにより異なってサイズ変更されたパッケージ及び異なる商品量及び大きさに対して同じ外観を含むことができる。
食用商品の片は、底壁24の平面に実質的に平行な平面に横たわって取り出されるように示されるが、食用商品の片は、代替的に底壁24に実質的に垂直な平面に横たわって配置されうる。
【0052】
図5は、一実施形態におけるパッケージ又はディスペンサ10が、透明なセロファン包装紙のような、包装紙50で最初に覆われるか又は密封されるということを示す。図5に示した実施形態では、消費者40が難なくセルファン包装紙を取り除くことができるように開封帯(ティアーストリップ)が備えられている。包装紙50及び開封帯56は、パッケージ10及び/又は商品36に改竄の証明を供給する。開封帯56は、包装紙50の異なる場所に設けることができかつ図5に示す位置に限定されない。
【0053】
いま図7〜図11を参照すると、本発明のパッケージ又はディスペンサの第2の実施形態がパッケージ又はディスペンサ60によって示されている。ディスペンサ60は、頂部分62、頂部分62にヒンジで接続された底部分64を含む。頂部分62は、頂壁66、前壁68、側壁70及び72、そして後壁74を含む(図11)。図11は、平面でディスペンサ又はパッケージ60を図示しかつパッケージ又はディスペンサ60が図11の視点から分かるように後壁74の頂部分側及び側壁70に折り畳み可能に接続されたフラップ76の裏側に配置された接着剤34によって一般的に互いに保持されることを示す。
【0054】
底部分64は、底壁78及び前壁80を含む。頂部分62及び底部分64の壁は、頂部文62がヒンジ・ライン82に沿って開けられるか又は閉じられる場合に(図11で最もよく分かる)、食用商品36は、それぞれ露出されるか又は覆われるように図7〜図10に図示したように曲げられる。
【0055】
図11に示すように、一対のグルーストリップ84又は他の適当なグルーパターンが底壁78のトップ(頂部)に配置されるか又はそれによって画定される。各食用商品36は、図7及び図8に示すようにグルーストリップ84に商品の一つの側(サイド)で解放可能に固定されるか又は接着される。商品36は、図8に示すように、一実施形態において、ホイル包装紙のような、外側包装紙を有するか又は含む。消費者40が底部分64から離れるようにヒンジにより頂部分62を移動した場合、食用スティック36は、図7及び図8に示すように扇状又はアレー状に消費者40に露出される。扇状の構成は、食用スティック36がそれぞれ固定端及び自由端を有するように形成され、固定端が自由端より更に密にパックされる傾向がある。これに関して、底壁78は、底壁78に(直接的又は間接的に)接着された食用片の扇状プレゼンテーションを容易にするか又は向上するために、底壁のアーチを許容すべくフレキシブルでありうる。
【0056】
グルーストリップ84として用いられるグルーは、所定の位置にスティック36をしっかり保持する。しかしながら、グルーは、スティック36のホイル包装紙を破いて開けるために、あまり強力でないのが好ましい。代替的に、スティック36は、それぞれ包装紙が底壁78に接着したままで消費者にその各々の包装紙からスティック36を取り出させるように底壁38にそれぞれがグルーでくっつけられた包装紙を備えうる。
【0057】
一実施形態において、グルーストリップ84の一つは、ホットメルト又はホットタック形ストリップであり、他方のストリップ84は、冷圧(コールドプレス)グルーストリップである。ホットスタックストリップ84は、スティック36の機械的押圧及び潜在的変形なしで食用スティック36又はそれらの包装紙を配置しかつホットグルーに接着することができるので製造目的に対して有利である。ホットグルー又はホットタックが冷えた場合、スティック36は、所定の位置にしっかり保持される。メントールを含んだ食用商品は、ホットグルー又はホットメルト接着に長期にわたると適合しないということを見出した。メントールがホットグルーに入り込み、それを分解する傾向があると考えられる。長期にわたると、分解又は損傷したホットグルー・アタッチメントは、劣化して、ストリップ84及び底壁78から食用スティック36を望ましくなく緩ませる。
【0058】
コールドストリップ84は、スティック36がそのストリップに機械的に押圧されるということを必要とする。しかしながら、コールドグルーは、ホットグルーで見られるようなメントールを含んだ商品と同じ問題を有するようには思われない。ホット及びコールドグルーストリップの組合せは、ストリップ36がコールド押圧のために適切な位置に保持されるように製造処理中に食用スティック36を底壁78に一時的に接着させることができる。コールドストリップは、その後、商品を消費するために必要な期間にわたって食用スティック36を保護する。
【0059】
パッケージ又はディスペンサ60は、図7〜図11に図示しない多くの代替を含む。まず、ディスペンサ60は、ホット及びコールドグルーの組合せ又は構成を用いて、適格な所望の数のグルーストリップ84を有することができ、グルーストリップは、底78に又はたぶん頂壁66の裏面にでも所望の方法で配置されかつ配向される。別の代替実施形態では、一つ以上のグルーストリップ84が個々の紙片、板紙、又は他の適当な基板に配置される。食用スティック36は、個々の基板に接着される。そのサブアセンブリは、次いで、ディスペンサ60の下部64の底壁78にホットタック及び/又はコールドプレスされる。
【0060】
図9〜図11に示すように、パッケージ60は、例えば、ブランドのしるし(branding indicia)、バーコーディング(barcoding)、原料成分情報、及び栄養成分情報のような適当なしるしを含む。頂部62の前壁68は、消費者40が底部64から頂部62をヒンジで開くのを助けるカットアウト(切り欠き)86を画定するか又は含む。一実施形態におけるディスペンサ60は、セロファン包装紙のような適当な包装紙で最終的に包装される。包装紙は、ディスペンサ10に関して上述したように開放帯(ティアーストリップ)で操作する。
【0061】
図7〜図9は、ディスペンサ60のより大きな又は15個のスティック・バージョンを図示する。図10は、ディスペンサ60のより小さな又は5個のパック・バージョンを図示する。ディスペンサ10によるように、パッケージ60を採用している製造ラインは、それにより異なってサイズ変更されたパッケージ及び異なる商品量及び大きさに対して同じ外観を含むことができる。
【0062】
パッケージ10及び60は両方とも一度に消費者40を複数の商品の片に露出しかつ消費者が露出された商品のいずれか又はより多くを選択できるようにする。片は、全て実質的に同じでありうるか、又は様々な異なる片(例えば、異なる風味、大きさ、質感、タイプ、スタイル、等)が供給されうる。本発明のパッケージングは、パッケージにおけるその位置に係わりなく消費者を消費者の選択した片へアクセスさせる。パッケージは、両方ともに各使用後に再び閉じることが可能であり、かつ意図的に開かれるまでパッケージ10及び/又は60をその閉じた位置に維持するための嵌合タブ/スリット、摩擦デバイス、接着剤又は他の手段を備えうるしかつ上述した材料のいずれかで作ることができる。平面にディスペンサ10及び60を示している図6及び図11によってそれぞれ示されるように、パッケージ10及び60は、一実施形態において紙、板紙又はボール紙から一片で作られる。代替的に、パッケージング10及び/又は60は、プラスチック等で作られうる。
【0063】
いま図12〜図22を参照すると、本発明の食用商品パッケージ及びディスペンサの更なる代替実施形態がパッケージ又はディスペンサ90によって図示されている。パッケージ又はディスペンサ90は、ヒンジでベース94に接続された蓋92を含むか又は画定する。一実施形態におけるディスペンサ90は、プラスチック又はポリマー射出成形又は熱成形で主に作られる。蓋92及びベース94の内側構造は、それにより単一ヒンジ取付け片として作ることができる(ヒンジ112によって接続された商品ホルダー98及び114を含む以下の説明を参照)。蓋92及びベース94の外側構造は、単一射出成形片に取付けられた外側壁又は殻96である。
【0064】
一実施形態における外側壁又は殻96は、上部及び下部射出形成商品ホルダー98及び114にグルーで接着されたかさもなければ接着剤で接着されたホイル、紙又は板紙外側殻である。図18〜図20で最もよく分かる射出成形商品ホルダー98及び114は、それぞれ3つの商品コンパートメントを画定する。ホルダー98は、コンパートメント100、102、及び104を画定する。
【0065】
商品担持コンパートメント100、102及び104は、それぞれ周辺側面106及び底部108を含み、一実施形態において上部商品ホルダー98と一体化されて画定されるか又は形成される。側面106は、所望の数の食用スティック36を保持するために所望の距離で底部108から伸長する。図20及び図22に示すように、一実施形態において、コンパートメント100、102及び104の側面106は、コンパートメント100、102及び104のそれぞれにおける二つの食用スティック36へアクセスするために十分な距離でコンパートメント100、102及び104の底部108から伸長する。スティック36は、他のスティックの上に積重ねられたものである。
【0066】
また、上部射出成形ホルダー98は、それぞれがコンパートメント100、102及び104によってさもなければ画定されるオープン・スペース(空間)のあるものを充たすために外側に向けて多少突起する側壁110を画定する。突起壁110は、商品が壁110の間に装填(ロード)される場合に食用商品に多少の圧縮力を掛ける。突起壁110は、それらの各商品担持コンパートメント100、102及び104にそれらを維持しかつ所定の位置に取り出し可能に食用商品36を保持するために商品担持コンパートメント100、102及び104の中に伸長しかつ食用商品の一部又は部分に重なり合う一つ以上の伸長部分又は突起111を有する(図20参照)。突起壁110(横方向)及び/又は突起111(縦方向)によって印加される圧縮力は、十分であり、そこで図12及び図17に示すように、消費者40は、コンパートメント100、102又は104から商品36が落ちることなくベース94から蓋92を開けることができる(本明細書の残りの部分について、突起壁110は、横方向及び/又は縦方向の圧縮力の一方又は両方を示す)。その後、消費者40は、コンパートメント100、102又は104内の又はさもなければディスペンサ90内の所望の位置から食用商品36を選択することができる。
【0067】
コンパートメント100、102及び104は、それぞれ食用商品36の二つのスティックを保持するように図示されているが、それらのコンパートメントは、適切かつ所望の数の係る商品を保持するように代替的にサイズ変更することができる。更に、コンパートメントのそれぞれは、同じ数の商品36を保持して示されているが、コンパートメントは、異なる量の商品36を代替的に保持することができ、かつ各コンパートメントの商品は、実質的に同じでありうるか、又は異なりうる(例えば、あるコンパートメントにおける風味が他のコンパートメントとは異なる)。
【0068】
図15及び図22で最もよく分かるように、一実施形態における外側殻又はカバー(覆い)96は、ヒンジ部分112を包み込みかつ底部商品ホルダー114の外面を覆うように伸長する。代替的に、カバー又は外側殻96は、例えば、紙又は板紙の複数の片で作られる。
【0069】
図18〜図22は、一実施形態における頂部商品ホルダー98、ヒンジ部分112及び底部ホルダー114が全て単一射出成形又は熱成形片として作られることを図示する。代替的に、商品ホルダー98及び114は、個別に作られ、かつ例えば、カバー又は殻96に適切なレジストリで接着されることによって、パッケージ90を生成するように組立てられる。ヒンジ部分112と一体化してホルダー98及び114を形成することは、組立てを簡略化しかつプラスチック・ヒンジ112に用いられる材料が劣化するか又は分解することなくパッケージ90を複数の回数開閉させることができるようなロバストな総体的パッケージを供給する。
【0070】
多くの点で下部商品ホルダー114は、上部ホルダー98のミラーイメージ(鏡像)でありかつ頂部商品ホルダー98の各コンパートメント100、102及び104に対して嵌め合わせ(メーティング)又は整合(マッチング)コンパートメント116、118及び120を画定する。ホルダー114のコンパートメント116、118及び120は、それぞれコンパートメント100、102及び104に対して上述したような底部108、周辺側壁106及び商品保持突起壁110を含む。しかしながら、図20は、ホルダー114のコンパートメント116、118及び120に対する側壁106が、コンパートメント100、102及び104に保持された2つの商品に対して3つの食用商品36を保持するようにサイズ変更されるということを図示する。コンパートメントの各嵌め合わせペア、具体的には、ペア100/106、ペア102/118及びペア104/120は、合計5つの商品36を保持する。集合的に、コンパートメント・ペアは、合計所望数15個の食用スティック36を保持する。
【0071】
図16は、例えば、ヒンジ112に直接隣接した、コンパートメント104及び120だけを用いて、単一コンパートメント・ペアを有する、パッケージ90に対する代替実施形態を図示する。実施形態では、図16のディスペンサ90は、合計5個の食用商品36を保持する。図14は、パッケージ又はディスペンサ90が消費者40によって容易に取扱わられかつ(ここに説明したディスペンサ60及び他の実施形態のように)既知の食用商品パッケージより一般的に幅が広くかつ薄っぺらであることを示す。幅広でかつ薄っぺらな構成は、コートやシャツ又はズボンのポケットに置かれることを助長する。
【0072】
コンパートメント100、102、104、116、118及び120は、ヒンジ112と同じ方向に伸びているが、ディスペンサ90の商品コンパートメントは、異なる長さ又は異なる形状の商品36を保持しかつ取り出すために、一般的にヒンジ112の方向に直角な方向に代替的に伸びることができるか又は更に代替的にヒンジ112の方向に関して所望の角度で伸びることができる。
【0073】
図18及び図19は、頂部及び底部ホルダー98及び114がそれぞれ突起側壁110と非突起又は周辺側壁106との間に開口122を備えているということを図示する。開口122は、消費者40が一つ以上の商品の側面を容易に把持しかつそのコンパートメントから商品を覗き見することができるようにする。
【0074】
ホルダー98及び114の外周を形成している側壁106は、商品の新鮮さ及び保護のために疑似気密シールを生成するために蓋92及びベース94が互いにプレス嵌め又はスナップ嵌めするように嵌め合わせ雄及び雌ペアで形成される。実際、図20は、蓋92の上部ホルダー98の突起周辺124がベース94の下部ホルダー114によって形成されたノッチ126に嵌め込むか又は嵌め合わせることを図示する。突起周辺124及びノッチ126は、図18及び図19に示すように、それぞれホルダー98及び114の周辺の全周に伸長(拡張)する。図21及び図22は、突起周辺124及びノッチ126が、ホルダー98及び114の周辺の全周にスナップ嵌め又はプレス嵌めシールを形成することを図示する。
【0075】
図12、13及び16は、パッケージ90が、消費者40がベース94から蓋92を開けるのを助けるインデント128を画定できることを図示する。代替的に、図12〜図22のそれぞれに示されるように、パッケージ又はディスペンサ90は、外側周辺に沿ってフランジが付けられ、それによって消費者40がパッケージ90を容易に把持しかつ開けることができる構造を供給する。
【0076】
図13は、パッケージ90の開口又は非ヒンジ側を覆うために不正開封防止シール130を備えることができることを更に図示する。シール130は、適当な方法でディスペンサ90に配向されるか又は配置することができる。消費者40は、ディスペンサ90から商品を最初に取り出すためにテープ付け又は接着付けされたシール130を引き離す。その後、消費者は、係る商品を取り出した後パッケージ90を再び閉じるために周辺シールと一緒にプレス嵌め又はスナップ嵌めする。
【0077】
上述したように、一実施形態におけるパッケージ90は、商品ホルダー及びヒンジを画定するプラスチック片で作られる。一つの好適な実施形態では、プラスチックは、射出成形又は熱成形される。一実施形態におけるカバー96は、紙又は板紙で作られた感圧ラベルである。カバー96は、プラスチック片に接着される。代替的に、カバー96は、プラスチック片と一体的に作られ、かつしるしは、プラスチックの上に直接印刷される。
【0078】
図23及び図24をいま参照すると、パッケージ又はディスペンサ90に類似するが代替実施形態がディスペンサ140によって図示されている。図23は、開いたディスペンサ140を図示する。図24は、閉じたディスペンサ140を図示する。ディスペンサ140は、蓋142及びベース144を含む。ディスペンサ140とディスペンサ90との間の主な相違は、15個全ての食用商品36がベース144に格納されかつ収容されることである。蓋142は、商品を格納しないがその代わりに商品36をヒンジによりカバーしたりカバーをとったりする役目をする。
【0079】
ディスペンサ90によるように、ディスペンサ140は、一実施形態において紙又は感圧ラベルである、外側の皮(スキン)又は殻(シェル)146を一実施形態において含む。ラベル146は、一片の射出成形又は熱成形プラスチックの外側の周りが一つ以上の片を用いて包まれる。プラスチック片は、一実施形態において、プラスチック蓋部分148、プラスチックベース部分150、及びプラスチック蓋部分148をプラスチックベース部分150にそして結果として蓋142をベース144にヒンジで接続するヒンジ部分152を含む。代替実施形態では、蓋部分148及びベース部分150は、別々に熱成形又は射出成形されかつ皮又は殻146を介してヒンジで互いに接続される。
【0080】
図示した実施形態では、各コンパートメント154、156及び158は、5個のスティック36、合計で15個の所望のスティックを保持する。コンパートメントは、選択的に、個別に及び/又は集合的に大体5個及び15個のスティックをそれぞれ保持する。また、ディスペンサ140の代替構成は、単一のコンパートメント、例えば、5個のスティック・ディスペンサを有するように成形するか、又は適切な量の商品36を保持するようにサイズ変更することができるということも理解されるべきである。
【0081】
パッケージ90によるように、プラスチックベース部分150は、複数の商品保持コンパートメント154、156及び158を形成する。これらコンパートメントのそれぞれは、商品36を取り出し可能に保持するために上述した同じ種類の装置を用いる。特に、各コンパートメントは、コンパートメントを分ける周辺側壁106と、所定の位置に商品36を摩擦的にかつ取り出し可能に保持する突起壁110とを含むか又は画定する。また、コンパートメント154、156及び158は、消費者40が所望のコンパートメント154、156又は158から所望の商品36を容易に取り出すことができる開口122を含むか又は画定する。
【0082】
パッケージ又はディスペンサ140は、ディスペンサ90のように、コンパートメント154、156及び158の周辺の回りにスナップ嵌め又はプレス嵌め疑似気密シールを形成する。パッケージ140は、代替の雄突起部分160と、プレス嵌め又はスナップ嵌めシールを形成するように嵌め合わせる代替のノッチ162とを供給する。突起部分160は、ノッチ162の円形ノッチ166と嵌合する円形突起164を含む。また、円形ノッチ166は、消費者40がプラスチックベース部分150から商品を取り出すことを助けるために側壁106に伸長しかつそれを通る。即ち、消費者40は、開口122を介して商品の長い側面を把持することによって又はノッチ166を介して商品の短い側面を把持することによって商品を取り出す。また、突起164及びノッチ166は、ディスペンサ90の突起周辺124及びノッチ周辺126を備えることもできる。
【0083】
代替パッケージ140は、商品90と概ね外形寸法及び形状を有することができる。そのために、商品140は、商品90のように、消費者のズボンやシャツのポケットに容易に適合するようにサイズ変更されかつ形状変更される。また、パッケージ140は、比較的気密で、頑丈でありかつ非包装又はホイルで別々に包装された商品36を格納することができる。
【0084】
いま図25〜図31を参照すると、本発明の食用商品パッケージ及びディスペンサに対する更なる代替実施形態がパッケージ170によって図示されている。パッケージ170は、一つの好適な実施形態において、プラスチック又は他の種類の比較的堅い複合材で作られている。図38及び図39は、パッケージ170に対して記述される概念が紙又板紙パッケージ又はディスペンサに適用されるような、代替であるがパッケージ170に類似する実施形態を図示する。
【0085】
図示した実施形態のパッケージ170は、第1及び第2の部分又は半分172及び174を含む。一実施形態における部分172及び174は、それぞれパッケージ170の全容積の半分に関して画定する。代替的に、部分172及び174によって画定された容積は、異なるか又は不均衡である。部分172及び174は、部分172及び174と一体的に又は別に形成することができる、リビング・ヒンジ176を介して一緒に保持される。例えば、部分172及び174は、個別の片として形成することができかつ両方の部分172及び174の裏に接着される紙又は板紙感圧ラベルを介して互いにテープで又はさもなければヒンジで接続される。しかしながら、図29〜図36は、一つの好適な実施形態において、パッケージ170は、一体形成型の射出成形又は熱成形プラスチック又はポリマー構造であることを図示する。
【0086】
図31、図32、図35及び図36は、部分172がスペーサ178を含むか又は画定することを図示する。部分174は、スペーサ180を含むか又は画定する。スペーサ178及び180は、どのくらいの数の食用スティック36を部分172及び174の内側に収容又は格納することができるかを決定することを支援する。図示した実施形態では、スペーサ178及び180は、8個の商品36を部分172に格納しかつ7個の商品36を部分174に格納することができる。図示したパッケージ170に格納される商品の合計数は、15個である。図28は、終端182とヒンジで嵌め合わせる、部分172だけが設けられた代替実施形態を図示する。図28は、例えば、5個又は7個のような、所望の少ない量の商品36を保持する、ディスペンサ170の単一スタック・バージョンを図示する。いずれのバージョンも望ましい限り多くの様々な大きさの商品を保持することができる。部分172及び174は、望ましいものと同じか又は異なる商品の同じか又は異なる量を保持することができる。
【0087】
図25及び28は、ディスペンサ170が、商標、原料成分、栄養成分、及びバーコード情報のような、適当なしるしを含む、感圧ラベル184を最初に備えていることを図示する。また、ラベル184は、消費者40がパッケージ170が使用前に乱されていないか又は改竄(不正開封)されていなことを確保することができる、不正開封装置としても動作する。
【0088】
図29〜図31は、開いた位置のパッケージ170を図示する。図33〜図37は、閉じた位置のパッケージ170を図示する。図面の両方のセット、並びに図25〜図28は、部分172及び174がそれらの開口で嵌め合わせ正弦曲線形状エッジ186及び188をそれぞれ画定することを図示する。両方のエッジ186及び188は、対応する部分172又は174の対応するオープン又はノッチされた部分188b、186bと嵌合する、タブ又は突起部分186a、188aを含む。エッジ186及び188のノッチ又はダッグアウト部分186b、188bは、消費者40が一つ以上の商品に到達しかつ対応する部分172又は174から容易に取り出すことができるようにする。
【0089】
プラスチック・パッケージ又はディスペンサ170は、一実施形態において商品36がそれから取り出された後で一緒にスナップ又はプレス嵌めする。スナップ嵌め又はプレス嵌めは、商品の新鮮さを保護しそしてまたパッケージ170が開かずかつ商品を不注意に取り出さないように部分172及び174を一緒に保持する気密シールを提供する傾向がある。
【0090】
突起部分186a及び188aは、各々、対応するノッチ部分188b及び186bと嵌合するスナップ嵌め装置190及び192をそれぞれ含むか又は画定する。例えば、図29に示されるように、突起部分186aは、エッジ188のダッグアウト部分188bとスナップ嵌めする。同様に、エッジ188aのスナップ嵌め装置192は、エッジ186のダッグアウト部分186bとスナップ嵌めする。また、図31は、画定エッジ188から伸長している隆起部分を含む、スナップ嵌め装置192を図示する。その隆起部分又は装置192は、エッジ186のノッチ部分186bとスナップ嵌めする。
【0091】
エッジ186及び188は、図33及び図37のパッケージ170の外側から見られるように、嵌合した場合に連続かつ一貫したシームを形成する。突起スナップ嵌め装置190及び192は、エッジ186と188の間に生成されたシームの後で、図33及び図37にファントム・ラインで示したように、部分172及び174を一緒にロック又はプレス嵌めする。
【0092】
パッケージ170は、便利でかつ再使用可能な食用商品保持及び取り出し装置を提供する。図25、27及び28は、パッケージが消費者40のズボン又はシャツのポケットにより容易にかつより快適に適合するようにパッケージ又はディスペンサ170の形状をアーチ状にすることができるということを図示する。他方、図29〜図37は、図35に示すようにパッケージ170の前方が中間で多少曲げられて、軽度の長円形を生成しているが、パッケージ170に対する一般な非アーチ形状を図示する。ヒンジ176に導く部分172及び174の後壁は、実質的に真直ぐである。部分172及び174の側面は、心地よさ及び取扱いを簡略化するために円形にされている。
【0093】
図26、図27、図29〜図31、図35及び図36に示されるように、スティック36の長い側面エッジは、消費者がパッケージ170を開けた場合に消費者40に露出される。その配向は望ましく、そこで消費者がエッジ186及び188のダッグアウト部分186b及び188bを介してコンパートメント172及び174の一つから最も外側のスティック36を容易に摺動することができる。代替的に、スティック36は、図示した配向から90°回転することができ、そこでパッケージ170が開いた場合に食用スティックの側面(ブロードサイド)が消費者の方を向く。
【0094】
図示していないが、スティック36は、スペーサ178及び180は、それぞれ部分172及び174の他の部分(パーツ)に鋲で留める(タックする)か又はグルーで接着することができる。係るグルーイング又はタックキングは、特にいくらかの又は大部分の食用商品36が既に消費されている場合に、その開放により又は開いている間に、パッケージ170から離れる(外れる)スティック36の可能性を最小にする傾向がある。
【0095】
いま図38及び39を参照すると、本発明のパッケージ又はディスペンサに対する更なる実施形態がパッケージ又はディスペンサ200によって図示されている。パッケージ又はディスペンサ200は、プラスチック・ディスペンサ170の紙又は板紙バージョンである。パッケージ200は、ユーザがヒンジ・ライン218に沿ってパッケージ200を割る(クラック・オープンする)か又はこじ開けて(ブレーク・オープンして)かつ正弦曲線形状のそれぞれによって画定されたダッグアウト又は開口を介してヒンジ取付け部分の一つから商品を取り出すことができる、170に関して主に上述した同じ正弦曲線形状エッジを用いる。
【0096】
図示したように、パッケージ200は、前壁202、後壁204、底壁206、頂壁208、側壁210及び212、及びカバー又はフラップ214を含む。頂壁208は、頂壁部分208a及び208bを集合的に示す。底壁206は、底壁部分206a及び206bを集合的に示す。
【0097】
平面でパッケージ又はディスペンサ200を示している、図39に示すように、側壁部分210の表(頂部側)は、側壁部分210の裏(底部側)に接着剤又はグルーを介して接着される。図示していないが、底壁部分206a及び206bは、頂壁部分208a及び208bと同様に、一緒にタック又はグルーされるということが理解されるべきである。フラップ214は、前壁202に設けられるか又はそれによって画定される穴あき正弦曲線ライン216にわたり初期不正開放防止被覆を供給する。消費者40は、そこから食用商品36を取り出すために穴あきライン216に沿ってパッケージ200を割りかつ折り曲げライン218を介してディスペンサ170を半分に折り曲げる前にまずカバー又はフラップ214を取り外す。
【0098】
図39は、消費者40がパッケージ200を半分又は二つに割った場合に、割れが前壁202に沿ってだけではなく側壁210及び212に沿っても発生するように穴あきライン216が側壁210及び212を通って伸長するということを図示する。後壁204は、そのまま一緒であるが折り曲げライン218に沿って折り曲げられる。
【0099】
商品36は、図38に図示されたいずれかの配向でパッケージ200に装填することができる。消費者40は、パッケージ170に対して上述したのと同じ方法でパッケージ200から商品を取り出し、正弦曲線穴あきライン216によって各半分に画定されたダッグアウト又はキャビティ部分を介して一つ以上のスティック36を取り出す。商品が取り出された場合には、消費者は、エッジ画定ライン216が嵌合するようにパッケージ200の二つの部分を閉じる。その後、フラップ214は、パッケージが使用の間に再び開くことを防ぐためにライン216にわたり折り曲げられる。その目的で、フラット214又はフロント202は、フラップ214がフロント202に接着するか又はくっつく(粘着する)ことを助ける接着剤の量が供給されうる。フラップ214及びフロント202は、使用の間に摩擦的に及び/又は接着剤によりパッケージを一緒に保持する、(図6に関して示された)舌及びスロット構造を代替的に備えることができる。
【0100】
パッケージ200は、一実施形態において食用商品36の15個のスティック(例えば、ライン216の一方の側に7個のスティック及び他の側に8個のスティック)を保持するようにサイズ変更される。代替的に、パッケージ200は、より少ないか又はより多い量を保持するようにサイズ変更することができる。一実施形態において、スティック36は、商品を所定の位置に保持することを助けるために頂壁208及び底壁206に鋲で留められるか又はグルーで接着される。ストリップ84(図11)のような、グルーストリップは、ホット又はコールドグルーの組合せとして用いることができる。
【0101】
最初にパッケージされる場合、パッケージ200は、セロファン包装紙のような、適当な包装紙によって包装することができる。一実施形態におけるそのセロファン包装紙は、不正開封装置としての役割もする開封帯を含む。図39に示すように、上述したような適当なしるしがパッケージ200のいろいろな位置に備えられている。
【0102】
いま図40〜図46を参照すると、本発明のパッケージ及びディスペンサの別の実施形態がパッケージ又はディスペンサ220によって図示されている。パッケージ又はディスペンサ220は、カバー222及びトレー224を含む。図示したカバー222は、食用商品36の一つ以上のスタックを露出するためにトレー224に沿って摺動的に移動する。カバー222は、一般的に、頂壁226、底壁228、そして側壁230及び232を有する4面構造である。側壁232は、図44に示す側壁部分232a及び232bを集合的に示す。側壁部分232a及び232bは、図44に示すように側壁部分232a及び232bの、表(頂部)及び裏(底部)にそれぞれ適用された接着剤34によって示されるように一緒にグルーによってか又は接着剤によって接着される。
【0103】
トレー224は、一般的に、図41及び図42(3面を示している)及び図45(5面を示している)に示すように3面又は5面構造である。トレー224は、底壁234と側壁236及び238とを含む。図45は、トレー224がそれらの商品を所定の位置に保持することを助けるために食用商品36の外側スタックの頂部にわたり曲げられる追加の頂壁部分240及び242を含むことができるということを図示する。その目的で、スタックストリップ又はグルーストリップ244は、所定の位置に食用商品36を保持することを助けるために一実施形態において頂壁部分240及び242に備えられている。グルーストリップ244は、上述したあらゆる種類のグルー又は接着剤を含むことができる。グルーは、頂壁部分240及び242に直接適用するか又は別個の一片の紙244に代替的に適用することができ、次いで部分240及び242に接着される。
【0104】
図42及び図44に示すように、カバー又はスリーブ222は、消費者40がカバー又はスリーブ232にトレー224を容易に摺動して出し入れできる開口246を一実施形態において含むか又は画定する。実際、図41に示すように、開口246は、パッケージ又はディスペンサ220の片手操作を可能にする。図示したように、一実施形態における開口246は、長円形を有する;しかしながら、開口246は、あらゆる所望の形状を有することができる。
【0105】
スリーブ222及びトレー224の相対的な大きさは、二つの商品スタックを露出するように消費者40がスリーブ222に対していずれかの方向にトレー224を摺動しかつ商品36の他のスタックを露出するように反対方向にスリーブ222からトレー224を摺動することができるように選択される。スリーブ及びトレーがレジストリにある場合、スリーブ222は、商品36を完全に覆う。それにもかかわらず、中間又は中央スタックの商品は、容易に取得される。パッケージ220は、他のディスペンサのように、商品の複数のスタックを露出しかつ消費者40が所望かつ露出したスタックから選択的に一つ以上の商品を取り出すことができる。更に、ディスペンサ220は、パッケージの一つ又は複数の開放側面から選択的に商品アクセスを提供する。
【0106】
図40は、一実施形態において5個のスティックの3つのスタック、合計して所望の15個の商品36を含む、より大きなサイズのパッケージを図示する。これまでように、スタックの数は異なりうるし、各スタックにおけるスティックの数は異なりうるし、かつ商品36の総数及びサイズは変化しうる。図43は、より少ない量の商品、例えば、5個のスティック36を保持する、より小さなバージョンを図示する。図40及び図43の両方は、一実施形態におけるスリーブ226が、消費者40がカバー又はスリーブ222内でトレー224を操作することも助けるノッチ248を含むか又は画定することを図示する。パッケージは、あらゆる適当な量の適当にサイズ変更された商品を保持するようにサイズ変更される。
【0107】
図41及び図46は、商品36がホイル包装紙で個別に供給されるということを図示する。各ホイルストリップ36は、次いで、中間単一スティック包装紙250の内側に配置される。即ち、中間単一ストリップ包装紙250は、各ホイル包装された商品36に供給される。単一ストリップ包装紙250は、バンド252によって一緒に腹帯される。バンド252は、次いでトレー224の底壁234の所望の位置に接着剤34を介して接着される。接着剤34は、上述したホット−又はコールド−形式の接着剤のいずれかでありうる。また、ストリップ244に類似する接着ストリップを用いることもできる。
【0108】
消費者40が一つのホイル商品36を履う場合、単一スティック包装紙250が腹帯252から外れることとは対照的に商品36が単一スティック包装紙250から取り出されるように、腹帯252が単一ストリップ包装紙250の回りにしっかりと包装される。更に、単一ストリップ包装紙250間及び/又は一つ以上の外側単一ストリップ包装紙250と腹帯252の内面との間に適当な接着剤又はワックスを適用することができる。
【0109】
商品スティック36は、スリーブ又はカバー222の開放端から90°に開放端が配向される、トレー224の開放端を通ってスティックが摺動するように図41及び図42に図示するように構成される。それにより、商品36は、パッケージ220から不注意で滑り落ちえない。図示していないが、パッケージ220は、トレー222がスリーブ222から不注意で滑り落ちることを防ぐ、一つ以上の固定装置、例えば、舌及びスロットを含むことができる。
【0110】
図示したように、パッケージ220は、上述したしるしのいずれかを含む。更に、パッケージ220は、セロファンのような、適当な外側包装紙によって最終的に包装される(図示省略)。外側包装紙は、次いで不正開封装置としての役割もする開放帯を含む。
【0111】
ここに記述した好適な実施形態に対して様々な変形及び変更が当業者に明らかであるということが理解されるべきである。係る変形及び変更は、本発明の精神及び適用範囲から逸脱することなくかつその意図した効果を損なうことなくなされうる。従って、係る変形及び変更が添付した特許請求の範囲によって網羅されることを意図している。
【図面の簡単な説明】
【0112】
【図1】本発明の食用商品ディスペンサ及びパッケージの一実施形態の複数の異なる図の一つである。
【図2】本発明の食用商品ディスペンサ及びパッケージの一実施形態の複数の異なる図の一つである。
【図3】本発明の食用商品ディスペンサ及びパッケージの一実施形態の複数の異なる図の一つである。
【図4】本発明の食用商品ディスペンサ及びパッケージの一実施形態の複数の異なる図の一つである。
【図5】本発明の食用商品ディスペンサ及びパッケージの一実施形態の複数の異なる図の一つである。
【図6】本発明の食用商品ディスペンサ及びパッケージの一実施形態の複数の異なる図の一つである。
【図7】本発明の食用商品ディスペンサ及びパッケージの別の実施形態の複数の異なる図の一つである。
【図8】本発明の食用商品ディスペンサ及びパッケージの別の実施形態の複数の異なる図の一つである。
【図9】本発明の食用商品ディスペンサ及びパッケージの別の実施形態の複数の異なる図の一つである。
【図10】本発明の食用商品ディスペンサ及びパッケージの別の実施形態の複数の異なる図の一つである。
【図11】本発明の食用商品ディスペンサ及びパッケージの別の実施形態の複数の異なる図の一つである。
【図12】本発明の食用商品ディスペンサ及びパッケージの更なる実施形態の複数の図の一つである。
【図13】本発明の食用商品ディスペンサ及びパッケージの更なる実施形態の複数の図の一つである。
【図14】本発明の食用商品ディスペンサ及びパッケージの更なる実施形態の複数の図の一つである。
【図15】本発明の食用商品ディスペンサ及びパッケージの更なる実施形態の複数の図の一つである。
【図16】本発明の食用商品ディスペンサ及びパッケージの更なる実施形態の複数の図の一つである。
【図17】本発明の食用商品ディスペンサ及びパッケージの更なる実施形態の複数の図の一つである。
【図18】本発明の食用商品ディスペンサ及びパッケージの更なる実施形態の複数の図の一つである。
【図19】本発明の食用商品ディスペンサ及びパッケージの更なる実施形態の複数の図の一つである。
【図20】図19の線XX−XXに沿った断面図である。
【図21】本発明の食用商品ディスペンサ及びパッケージの更なる実施形態の複数の図の一つである。
【図22】図21の線XXII−XXIIに沿った断面図である。
【図23】本発明の食用商品ディスペンサ及びパッケージの更なる実施形態の複数の図の一つである。
【図24】本発明の食用商品ディスペンサ及びパッケージの更なる実施形態の複数の図の一つである。
【図25】本発明の食用商品ディスペンサ及びパッケージの更に別の実施形態の複数の図の一つである。
【図26】本発明の食用商品ディスペンサ及びパッケージの更に別の実施形態の複数の図の一つである。
【図27】本発明の食用商品ディスペンサ及びパッケージの更に別の実施形態の複数の図の一つである。
【図28】本発明の食用商品ディスペンサ及びパッケージの更に別の実施形態の複数の図の一つである。
【図29】本発明の食用商品ディスペンサ及びパッケージの更に別の実施形態の複数の図の一つである。
【図30】本発明の食用商品ディスペンサ及びパッケージの更に別の実施形態の複数の図の一つである。
【図31】図30の線XXXI−XXXIに沿った断面図である。
【図32】図30の線XXXII−XXXIIに沿った断面図である。
【図33】本発明の食用商品ディスペンサ及びパッケージの更に別の実施形態の複数の図の一つである。
【図34】本発明の食用商品ディスペンサ及びパッケージの更に別の実施形態の複数の図の一つである。
【図35】図34の線XXXV−XXXVに沿った断面図である。
【図36】図34の線XXXVI−XXXVIに沿った断面図である。
【図37】本発明の食用商品ディスペンサ及びパッケージの更に別の実施形態の複数の図の一つである。
【図38】本発明の食用商品ディスペンサ及びパッケージの更に別の実施形態の複数の図の一つである。
【図39】本発明の食用商品ディスペンサ及びパッケージの更に別の実施形態の複数の図の一つである。
【図40】本発明の食用商品ディスペンサ及びパッケージの更に別の実施形態の複数の図の一つである。
【図41】本発明の食用商品ディスペンサ及びパッケージの更に別の実施形態の複数の図の一つである。
【図42】本発明の食用商品ディスペンサ及びパッケージの更に別の実施形態の複数の図の一つである。
【図43】本発明の食用商品ディスペンサ及びパッケージの更に別の実施形態の複数の図の一つである。
【図44】本発明の食用商品ディスペンサ及びパッケージの更に別の実施形態の複数の図の一つである。
【図45】本発明の食用商品ディスペンサ及びパッケージの更に別の実施形態の複数の図の一つである。
【図46】本発明の食用商品ディスペンサ及びパッケージの更に別の実施形態の複数の図の一つである。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
複数のエッジによって囲まれた開放側面を有する複数側面式ハウジングと、
前記エッジの一つにヒンジで取付けられた商品コンパートメントとを備え、
前記コンパートメントは、留め金を含み、かつ前記側面の少なくとも一つは、前記コンパートメントが所望の商品取り出し位置まで前記ヒンジの回りを移動する場合に前記留め金に当接するように位置決めされる止め具を含むことを特徴とする食用商品ディスペンサ。
【請求項2】
前記コンパートメントは、食用商品スティックのスタックを保持するようにサイズ変更されることを特徴とする請求項1に記載の食用商品ディスペンサ。
【請求項3】
単一の片から一緒に折り畳められることを特徴とする請求項1に記載の食用商品ディスペンサ。
【請求項4】
紙、板紙、プラスチック、ポリマー及びそれらのいずれかの組合せで構成されているグループから選択された材料で作られることを特徴とする請求項1に記載の食用商品ディスペンサ。
【請求項5】
前記コンパートメントは、前記開放側面と実質的に同じ形状及び大きさである前壁を含むことを特徴とする請求項1に記載の食用商品ディスペンサ。
【請求項6】
前記コンパートメントは、前記前壁に接続された少なくとも一つの側壁を含み、前記前壁及び前記側壁の少なくとも一つは、消費者が前記コンパートメントから商品を取り出すことを助ける開口を画定することを特徴とする請求項5に記載の食用商品ディスペンサ。
【請求項7】
前記コンパートメント及び前記ハウジングは、望ましい場合に該ハウジングに関して閉じた位置に該コンパートメントを保持することを助けるために舌及びスリット構造を採用することを特徴とする請求項1に記載の食用商品ディスペンサ。
【請求項8】
閉じた位置の前記コンパートメントは、前記ハウジングの内側に配置されることを特徴とする請求項1に記載の食用商品ディスペンサ。
【請求項9】
外側包装紙及び開封帯を含むことを特徴とする請求項1に記載の食用商品ディスペンサ。
【請求項10】
頂壁及び側壁を含んでいる頂部分と、
前記頂部分にヒンジで取付けられたベース部分と、
それぞれが前記ベース部分に解放可能に取付けられた側面を有し、前記頂部分が前記ベース部分から離される場合にアクセス可能である、複数の食用商品と、
を備えていることを特徴とする食用商品ディスペンサ。
【請求項11】
前記商品は、前記ベースに一列に取付けられることを特徴とする請求項10に記載の食用商品ディスペンサ。
【請求項12】
前記商品は、それぞれ包装紙で個別に包まれ、かつ前記包装紙は、前記ベース部分に該包装紙の側面に沿って解放可能に取付けられることを特徴とする請求項10に記載の食用商品ディスペンサ。
【請求項13】
前記商品は、前記ベースに接着されることを特徴とする請求項10に記載の食用商品ディスペンサ。
【請求項14】
前記接着は、ホットグルー、コールドグルー、又はその両方を用いてもたらされることを特徴とする請求項10に記載の食用商品ディスペンサ。
【請求項15】
前記ベースは、少なくとも一つのグルーストリップを含みかつ前記商品は、前記グルーストリップに接着されることを特徴とする請求項10に記載の食用商品ディスペンサ。
【請求項16】
単一の片から一緒に折り畳められることを特徴とする請求項10に記載の食用商品ディスペンサ。
【請求項17】
前記食用商品は、前記上部部分が前記ベースから離れるように回転される場合に前記商品の少なくともあるものの3つの側面が露出されるように前記ベース部分に解放可能に取付けられることを特徴とする請求項10に記載の食用商品ディスペンサ。
【請求項18】
外側包装紙及び開放帯を含むことを特徴とする請求項10に記載の食用商品ディスペンサ。
【請求項19】
頂壁及び側壁を含んでいる頂部分と、
前記頂部分にヒンジで取付けられた底部分と、
を備え、
前記頂部分及び前記底部分は、望ましい場合に該頂部分及び該底部分を一緒に保持する嵌め合わせプレス嵌め側面を含み、該頂部分及び該底部分の少なくとも一つは、少なくとも一つの食用商品を構造間にプレス嵌めできるように離間されたプレス嵌め構造を含んでいることを特徴とする食用商品ディスペンサ。
【請求項20】
前記頂部分及び前記底部分のそれぞれは、ペアを形成すべく協働するプレス嵌め構造を含むことを特徴とする請求項19に記載の食用商品ディスペンサ。
【請求項21】
前記頂部分及び前記底部分の少なくとも一つは、少なくとも一つの食用商品を該部分の複数の位置にプレス嵌めできるように離間された複数のプレス嵌め構造を含むことを特徴とする請求項19に記載の食用商品ディスペンサ。
【請求項22】
前記頂部分及び前記底部分のそれぞれは、所望の量の商品を集合的に保持するようにサイズ変更されたプレス嵌め構造を含むことを特徴とする請求項19に記載の食用商品ディスペンサ。
【請求項23】
前記頂部分の前記プレス嵌め構造は、前記底部分の前記プレス嵌め構造とは異なる商品の量を保持するようにサイズ変更されることを特徴とする請求項22に記載の食用商品ディスペンサ。
【請求項24】
前記頂部分及び前記底部分の一つだけが前記プレス嵌め構造を含むことを特徴とする請求項19に記載の食用商品ディスペンサ。
【請求項25】
前記頂部分及び前記底部分の少なくとも一つは、消費者がその中にプレス嵌めされた商品の一つを取り出すことを助けるアクセス孔を含むことを特徴とする請求項19に記載の食用商品ディスペンサ。
【請求項26】
前記頂部分及び前記底部分の少なくとも一つは、消費者がその中にプレス嵌めされた商品の一つを取り出すことを助ける複数の配向のアクセス孔を含むことを特徴とする請求項19に記載の食用商品ディスペンサ。
【請求項27】
前記頂部分及び前記底部分は、該部分を互いにプレス嵌めすることができる嵌め合わせプレス嵌め周辺を含むことを特徴とする請求項19に記載の食用商品ディスペンサ。
【請求項28】
第2の部分にヒンジにより接続された第1の部分を備え、
前記第1及び第2の部分は、(i)前記部分のそれぞれの内に食用商品を保持しかつ(ii)前記商品へのアクセスを消費者に供給するために変化するプロフィールに沿って共有正面で嵌合されることを特徴とする食用商品ディスペンサ。
【請求項29】
前記プロフィールは、正弦曲線プロフィールであることを特徴とする請求項28に記載の食用商品ディスペンサ。
【請求項30】
紙、板紙、プラスチック、ポリマー材料及びそれらの組合せで構成されているグループから選択された材料で作られることを特徴とする請求項28に記載の食用商品ディスペンサ。
【請求項31】
前記第1及び第2の部分の一つにヒンジで取付けられたフラップを更に備え、前記フラップは、前記共有正面を被覆しかつ商品が前記部分から不注意により取り出されるのを防ぐことを特徴とする請求項28に記載の食用商品ディスペンサ。
【請求項32】
前記第1の部分は、前記第2の部分とは異なる数の商品を保持することを特徴とする請求項28に記載の食用商品ディスペンサ。
【請求項33】
前記商品は、前記第1及び第2の部分の少なくとも一つに接着剤で固定されることを特徴とする請求項28に記載の食用商品ディスペンサ。
【請求項34】
前記プロフィールは、前記部分が閉じられた場合に該部分を解放可能に嵌合するスナップ嵌め装置を含むことを特徴とする請求項28に記載の食用商品ディスペンサ。
【請求項35】
前記プロフィールは、最初に穴があけられており、かつ前記消費者が前記商品へのアクセスを得るために前記穴を壊すことを特徴とする請求項28に記載の食用商品ディスペンサ。
【請求項36】
前記プロフィールは、前記第1及び第2の部分のそれぞれの複数の壁に沿って穴があけられることを特徴とする請求項35に記載の食用商品ディスペンサ。
【請求項37】
少なくとも3つのスタックの食用商品を保持するトレーと、
前記トレーを摺動的に嵌合するスリーブとを備え、
前記スリーブは、二つの終端が開放されかつ消費者が前記スリーブのアパーチャを通して前記トレーに到達しかつ前記スリーブの開放された終端の一つを通して少なくとも一つの中間スタックを伸長するために前記スリーグに対して前記トレーを移動できるようにサイズ変更されたアパーチャを画定することを特徴とする食用商品ディスペンサ。
【請求項38】
紙、板紙、プラスチック、ポリマー材料及びそれらの組合せで構成されているグループから選択された材料で作られることを特徴とする請求項37に記載の食用商品ディスペンサ。
【請求項39】
前記スタックは、前記商品を保持する個々の包装紙を含み、前記包装紙は、包装紙がバンドでくくられたままで商品が包装紙から取り出されるようにバンドで一緒にくくられることを特徴とする請求項37に記載の食用商品ディスペンサ。
【請求項40】
前記包装紙をくくっているバンドは、前記トレーに接着されることを特徴とする請求項39に記載の食用商品ディスペンサ。
【請求項41】
前記スタックは、前記商品を保持する個々の包装紙を含み、前記包装紙は、包装紙が一緒に接着されたままで商品が包装紙から取り出されるように一緒に接着されることを特徴とする請求項37に記載の食用商品ディスペンサ。
【請求項42】
外側包装紙及び開放帯を含むことを特徴とする請求項37に記載の食用商品ディスペンサ。
【請求項1】
複数のエッジによって囲まれた開放側面を有する複数側面式ハウジングと、
前記エッジの一つにヒンジで取付けられた商品コンパートメントとを備え、
前記コンパートメントは、留め金を含み、かつ前記側面の少なくとも一つは、前記コンパートメントが所望の商品取り出し位置まで前記ヒンジの回りを移動する場合に前記留め金に当接するように位置決めされる止め具を含むことを特徴とする食用商品ディスペンサ。
【請求項2】
前記コンパートメントは、食用商品スティックのスタックを保持するようにサイズ変更されることを特徴とする請求項1に記載の食用商品ディスペンサ。
【請求項3】
単一の片から一緒に折り畳められることを特徴とする請求項1に記載の食用商品ディスペンサ。
【請求項4】
紙、板紙、プラスチック、ポリマー及びそれらのいずれかの組合せで構成されているグループから選択された材料で作られることを特徴とする請求項1に記載の食用商品ディスペンサ。
【請求項5】
前記コンパートメントは、前記開放側面と実質的に同じ形状及び大きさである前壁を含むことを特徴とする請求項1に記載の食用商品ディスペンサ。
【請求項6】
前記コンパートメントは、前記前壁に接続された少なくとも一つの側壁を含み、前記前壁及び前記側壁の少なくとも一つは、消費者が前記コンパートメントから商品を取り出すことを助ける開口を画定することを特徴とする請求項5に記載の食用商品ディスペンサ。
【請求項7】
前記コンパートメント及び前記ハウジングは、望ましい場合に該ハウジングに関して閉じた位置に該コンパートメントを保持することを助けるために舌及びスリット構造を採用することを特徴とする請求項1に記載の食用商品ディスペンサ。
【請求項8】
閉じた位置の前記コンパートメントは、前記ハウジングの内側に配置されることを特徴とする請求項1に記載の食用商品ディスペンサ。
【請求項9】
外側包装紙及び開封帯を含むことを特徴とする請求項1に記載の食用商品ディスペンサ。
【請求項10】
頂壁及び側壁を含んでいる頂部分と、
前記頂部分にヒンジで取付けられたベース部分と、
それぞれが前記ベース部分に解放可能に取付けられた側面を有し、前記頂部分が前記ベース部分から離される場合にアクセス可能である、複数の食用商品と、
を備えていることを特徴とする食用商品ディスペンサ。
【請求項11】
前記商品は、前記ベースに一列に取付けられることを特徴とする請求項10に記載の食用商品ディスペンサ。
【請求項12】
前記商品は、それぞれ包装紙で個別に包まれ、かつ前記包装紙は、前記ベース部分に該包装紙の側面に沿って解放可能に取付けられることを特徴とする請求項10に記載の食用商品ディスペンサ。
【請求項13】
前記商品は、前記ベースに接着されることを特徴とする請求項10に記載の食用商品ディスペンサ。
【請求項14】
前記接着は、ホットグルー、コールドグルー、又はその両方を用いてもたらされることを特徴とする請求項10に記載の食用商品ディスペンサ。
【請求項15】
前記ベースは、少なくとも一つのグルーストリップを含みかつ前記商品は、前記グルーストリップに接着されることを特徴とする請求項10に記載の食用商品ディスペンサ。
【請求項16】
単一の片から一緒に折り畳められることを特徴とする請求項10に記載の食用商品ディスペンサ。
【請求項17】
前記食用商品は、前記上部部分が前記ベースから離れるように回転される場合に前記商品の少なくともあるものの3つの側面が露出されるように前記ベース部分に解放可能に取付けられることを特徴とする請求項10に記載の食用商品ディスペンサ。
【請求項18】
外側包装紙及び開放帯を含むことを特徴とする請求項10に記載の食用商品ディスペンサ。
【請求項19】
頂壁及び側壁を含んでいる頂部分と、
前記頂部分にヒンジで取付けられた底部分と、
を備え、
前記頂部分及び前記底部分は、望ましい場合に該頂部分及び該底部分を一緒に保持する嵌め合わせプレス嵌め側面を含み、該頂部分及び該底部分の少なくとも一つは、少なくとも一つの食用商品を構造間にプレス嵌めできるように離間されたプレス嵌め構造を含んでいることを特徴とする食用商品ディスペンサ。
【請求項20】
前記頂部分及び前記底部分のそれぞれは、ペアを形成すべく協働するプレス嵌め構造を含むことを特徴とする請求項19に記載の食用商品ディスペンサ。
【請求項21】
前記頂部分及び前記底部分の少なくとも一つは、少なくとも一つの食用商品を該部分の複数の位置にプレス嵌めできるように離間された複数のプレス嵌め構造を含むことを特徴とする請求項19に記載の食用商品ディスペンサ。
【請求項22】
前記頂部分及び前記底部分のそれぞれは、所望の量の商品を集合的に保持するようにサイズ変更されたプレス嵌め構造を含むことを特徴とする請求項19に記載の食用商品ディスペンサ。
【請求項23】
前記頂部分の前記プレス嵌め構造は、前記底部分の前記プレス嵌め構造とは異なる商品の量を保持するようにサイズ変更されることを特徴とする請求項22に記載の食用商品ディスペンサ。
【請求項24】
前記頂部分及び前記底部分の一つだけが前記プレス嵌め構造を含むことを特徴とする請求項19に記載の食用商品ディスペンサ。
【請求項25】
前記頂部分及び前記底部分の少なくとも一つは、消費者がその中にプレス嵌めされた商品の一つを取り出すことを助けるアクセス孔を含むことを特徴とする請求項19に記載の食用商品ディスペンサ。
【請求項26】
前記頂部分及び前記底部分の少なくとも一つは、消費者がその中にプレス嵌めされた商品の一つを取り出すことを助ける複数の配向のアクセス孔を含むことを特徴とする請求項19に記載の食用商品ディスペンサ。
【請求項27】
前記頂部分及び前記底部分は、該部分を互いにプレス嵌めすることができる嵌め合わせプレス嵌め周辺を含むことを特徴とする請求項19に記載の食用商品ディスペンサ。
【請求項28】
第2の部分にヒンジにより接続された第1の部分を備え、
前記第1及び第2の部分は、(i)前記部分のそれぞれの内に食用商品を保持しかつ(ii)前記商品へのアクセスを消費者に供給するために変化するプロフィールに沿って共有正面で嵌合されることを特徴とする食用商品ディスペンサ。
【請求項29】
前記プロフィールは、正弦曲線プロフィールであることを特徴とする請求項28に記載の食用商品ディスペンサ。
【請求項30】
紙、板紙、プラスチック、ポリマー材料及びそれらの組合せで構成されているグループから選択された材料で作られることを特徴とする請求項28に記載の食用商品ディスペンサ。
【請求項31】
前記第1及び第2の部分の一つにヒンジで取付けられたフラップを更に備え、前記フラップは、前記共有正面を被覆しかつ商品が前記部分から不注意により取り出されるのを防ぐことを特徴とする請求項28に記載の食用商品ディスペンサ。
【請求項32】
前記第1の部分は、前記第2の部分とは異なる数の商品を保持することを特徴とする請求項28に記載の食用商品ディスペンサ。
【請求項33】
前記商品は、前記第1及び第2の部分の少なくとも一つに接着剤で固定されることを特徴とする請求項28に記載の食用商品ディスペンサ。
【請求項34】
前記プロフィールは、前記部分が閉じられた場合に該部分を解放可能に嵌合するスナップ嵌め装置を含むことを特徴とする請求項28に記載の食用商品ディスペンサ。
【請求項35】
前記プロフィールは、最初に穴があけられており、かつ前記消費者が前記商品へのアクセスを得るために前記穴を壊すことを特徴とする請求項28に記載の食用商品ディスペンサ。
【請求項36】
前記プロフィールは、前記第1及び第2の部分のそれぞれの複数の壁に沿って穴があけられることを特徴とする請求項35に記載の食用商品ディスペンサ。
【請求項37】
少なくとも3つのスタックの食用商品を保持するトレーと、
前記トレーを摺動的に嵌合するスリーブとを備え、
前記スリーブは、二つの終端が開放されかつ消費者が前記スリーブのアパーチャを通して前記トレーに到達しかつ前記スリーブの開放された終端の一つを通して少なくとも一つの中間スタックを伸長するために前記スリーグに対して前記トレーを移動できるようにサイズ変更されたアパーチャを画定することを特徴とする食用商品ディスペンサ。
【請求項38】
紙、板紙、プラスチック、ポリマー材料及びそれらの組合せで構成されているグループから選択された材料で作られることを特徴とする請求項37に記載の食用商品ディスペンサ。
【請求項39】
前記スタックは、前記商品を保持する個々の包装紙を含み、前記包装紙は、包装紙がバンドでくくられたままで商品が包装紙から取り出されるようにバンドで一緒にくくられることを特徴とする請求項37に記載の食用商品ディスペンサ。
【請求項40】
前記包装紙をくくっているバンドは、前記トレーに接着されることを特徴とする請求項39に記載の食用商品ディスペンサ。
【請求項41】
前記スタックは、前記商品を保持する個々の包装紙を含み、前記包装紙は、包装紙が一緒に接着されたままで商品が包装紙から取り出されるように一緒に接着されることを特徴とする請求項37に記載の食用商品ディスペンサ。
【請求項42】
外側包装紙及び開放帯を含むことを特徴とする請求項37に記載の食用商品ディスペンサ。
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【図14】
【図15】
【図16】
【図17】
【図18】
【図19】
【図20】
【図21】
【図22】
【図23】
【図24】
【図25】
【図26】
【図27】
【図28】
【図29】
【図30】
【図31】
【図32】
【図33】
【図34】
【図35】
【図36】
【図37】
【図38】
【図39】
【図40】
【図41】
【図42】
【図43】
【図44】
【図45】
【図46】
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【図35】
【図36】
【図37】
【図38】
【図39】
【図40】
【図41】
【図42】
【図43】
【図44】
【図45】
【図46】
【公表番号】特表2007−531673(P2007−531673A)
【公表日】平成19年11月8日(2007.11.8)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−506368(P2007−506368)
【出願日】平成17年4月5日(2005.4.5)
【国際出願番号】PCT/US2005/011558
【国際公開番号】WO2005/100172
【国際公開日】平成17年10月27日(2005.10.27)
【出願人】(591218927)ダブリューエム リグリー ジュニア カンパニー (9)
【Fターム(参考)】
【公表日】平成19年11月8日(2007.11.8)
【国際特許分類】
【出願日】平成17年4月5日(2005.4.5)
【国際出願番号】PCT/US2005/011558
【国際公開番号】WO2005/100172
【国際公開日】平成17年10月27日(2005.10.27)
【出願人】(591218927)ダブリューエム リグリー ジュニア カンパニー (9)
【Fターム(参考)】
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