説明

飲料を供給する方法並びにそのための装置

圧縮可能なコンテナ(2)から飲料を供給する方法であって、ベースユニット(3)が設けられたこのコンテナは、その出口(9)が下方に面するように、供給アセンブリ(1)の実質的に平坦なベース部(5)に装着されている。供給管(10)の自由端部は、供給アセンブリの外部の閉鎖した供給タップ(4)に配置されている。供給アセンブリに接続された中空の穿孔器(11)が、圧縮可能なコンテナの出口と整列されている。ベース部には、圧縮可能なコンテナ、ベースユニット、ベース部、およびカバーの間に圧力チャンバ(8)を形成するようにハーメチックシール状態でカバー(6)が装着されている。圧力チャンバ中の圧力が上昇され、供給タップ(4)を開口することによって穿孔器がコンテナの出口を穿孔した後に、飲料が供給される。飲料供給アセンブリと、このアセンブリに適合され、下方に面している出口を備えたコンテナユニットとが、説明されている。

【発明の詳細な説明】
【発明の詳細な説明】
【0001】
本発明は、圧縮可能な飲料コンテナから飲料を供給する方法と、飲料供給アセンブリと、この飲料供給アセンブリなどで使用されるコンテナユニットとに関する。
【0002】
従来は、ドラフト・ビールのような大量の炭酸飲料は、典型的には大量の、例えば25リッターの飲料を保持する金属製の樽で消費場所まで運ばれていた。このような樽は、コンテナからの飲料を冷却および供給するための、ドラフト・ビールクーラー、二酸化炭素カートリッジなどを有する高価で複雑な供給アセンブリ向きである。このような樽および供給アセンブリは、当分野で公知である。
【0003】
金属製の樽は重く、かくして操作が難しく、余分な運搬コストがかかる。更に、金属製の樽は、製造コストが高く、完全にまたは部分的に容器が空けられた後では再充填するために回収する必要がある。樽は、廃棄される前に何度か再使用される。従って、樽は、その寿命の間に長距離を移動することになり、また、重くなるにつれて運搬コストが高くなる。更に、ドラフト・ビールの消費は、季節の変化に大きく影響される。特に夏季には消費が盛んになり、寒い季節には不人気になる。かくして、需要に応えるために多数の樽が出回るに違いなく、そのため、消費が盛んでない季節には多くの空樽が保管されることとなる。
【0004】
公知のドラフト・ビールアセンブリの他の欠点は、飲料と接触する多くの部分が再使用されるため、これらの部品を衛生的に清潔に保って細菌の増殖を防ぐために定期的なクリーニングが必要となることである。クリーニングは時間がかかり、また、全部品について完璧に行なうのは難しいことがある。飲料に触れる部分が完璧に洗浄されない場合は、飲料の品質に影響する。
【0005】
こうした欠点の幾つかを解消するために、軽くてより可撓性を有する材料で形成された供給アセンブリ用の飲料コンテナが導入されてきた。機械的に、空気圧で、あるいは水圧で中身を搾り出すことによって空にされるプラスチックバッグがテストされてきたが、多くの実際的な用途のためには脆弱すぎた。
【0006】
プラスチック材料、例えばPETでできた圧縮可能な飲料ボトルからの供給もまた、当分野では公知である。これらのボトルは、機械圧、空圧、あるいは水圧を加えて中身が搾り出されるようにボトルの壁部分を圧縮することによって空にされる。このような飲料ボトルは、数リッター程度の少量の飲料のみを収容するもので、相当量の飲料を収容する金属製樽と直接に比較はできない。しかしながら、圧縮可能なボトルは、あらゆる点で金属製樽を越える多くの利点を有している。
【0007】
プラスチック材料は、すりつぶすことができ、結果的に生じた粒が新しいプラスチック材料の製造に用いられる。この粒は、スペースを取らないので、広い保管場所を必要としない。こうしたボトルはより軽いので、操作が簡単で、運搬コストも安くて済む。プラスチックボトルは、中身を目で見ることが出来るように透明に製造可能であり、または、所定の望みの色に染めることもできる。ボトルは空になると圧縮されるので、再利用するために運搬する間スペースを取らない。
【0008】
圧縮可能な飲料ボトルを備える供給アセンブリは、例えば、EP−A1−1003686号によって公知である。この装置は、蓋を備えたハウジングとシーリング手段と圧力源と冷却装置と供給タップとを有する統合的な供給装置を構成している。
【0009】
アセンブリのハウジングは、ボトルの形の圧縮可能な飲料コンテナを収容するようになっている。このボトルには、この首部および肩部につばが設けられ、ボトルの肩部で径方向にボトルの円筒形壁部を越えて延びたフランジを与えている。このフランジには、ボックス形のハウジング部の上部に配置されたロゼットのシーリング手段と協働する手段が設けられている。このロゼットは、ハウジングの上開口の外周の周りに円を成す一連の部分を有している。各部分には、ばねが設けられているので、タップが径方向に動かされ得る。ボトルが設置されているときは、ボトル上のフランジがロゼットの前記部分の上面で静止し、出口開口の操作は、この位相で行なわれる。そして、コンテナが押し下げられて、ロゼットの部分を広げ、ハウジングの底部まで下げる。ビンのフランジの径方向延長部は、ロゼットの下面でハウジングの内壁とのシールを形成し、これによって、ボトルの円筒形壁部であるハウジングの内壁とボトルの肩部上のフランジとの間に圧力チャンバを形成するようになっている。蓋が閉じられると、圧力媒体がハウジング中に導入される。圧力チャンバ中の圧力が上昇すると、ボトルのフランジの上部がロゼットの下面に当接するまで、周囲の低圧方向に上方へとボトルが付勢される。ここで、飲料が圧力下に置かれ、導管を通じて装置内に結合された供給タップへと内容物を導くことによってボトルの容積を減じることにより、飲料が強制的に外に出される。
【0010】
しかしながら、この解決法には、残念な欠点が多数ある。
【0011】
この供給装置は、複雑なデザインを有し、非常に多数の部品を有しており、これら部品自体が、複雑でコストが高いものである。例えば、ロゼットは、各々に径方向に移動可能な複数の部分のための多数の協働部品およびばねと、ボトルが置き換えられる必要がある時に前記部分を広げるための特別な解放機構とを有している。
【0012】
いったんボトルが穿孔されると、完全に空にはなっていないボトルがハウジングから取り出される時に、ボトルの中身がこぼれないように出口を閉じるか密封することができない。ボトルが新しいビンと取り替えられる時、あるいは、装置の部品の故障あるいはメインテナンスの際に、そのような状況が生じる可能性がある。また、例えば遠く離れた場所にあるバーやレストランのような消費量が少ない所では、その限られた耐久性により、幾分多い量の飲料を捨てることが必要になるかもしれない。
【0013】
また、例えばバーやレストランのような非常に忙しい環境では、信頼できる供給装置の必要性が極めて高い。ボトルが取り替えられる必要がある時に、供給アセンブリを操作するスタッフがその事態を予想できることが重要である。また、装置に問題がある時は、問題点を迅速に突き止めることができなくてはならない。公知のアセンブリのボトルは、冷却装置および加圧装置も収容するようになっている絶縁のボックス形ハウジング内に配置される。このようなハウジングでは、アセンブリの部分やボトルの中身を視覚的に検査できない。公知のアセンブリのボトルは、冷却および加圧装置も収容するようにされた隔離されたボックス形のハウジング内に配置される。このようなハウジングでは、アセンブリの部品あるいはボトルの中身を視覚的に検査することができない。
【0014】
例えば政府規制、環境問題、および材料費などにより、空になった後のボトルを再利用することが望ましい。ボトルの再利用は、プラスチック材料のボトルを回収および粉砕することによって行なわれることが多い。しかし、コンテナが残った内容物を収容しているときは、このプロセスは複雑になるだろう。このような残った内容物は、取り出されるか押し出されるかしなくてはならず、または、ボトルが、永久的に廃棄されなくてはならない。圧縮可能なプラスチックボトルは圧縮されるので、残った何らかの内容物を一掃することは難しく、不可能である。かくして、圧縮されたボトルに残る内容物は、最小にされるべきである。明らかに、残った内容物はまた、広がり、かくして、装置の使用者の損失を表している。公知の供給装置でボトルが完全に圧縮されるときは、大量の飲料が、圧縮可能なボトルの折り目によって隔絶されたポケット中に溜まるだろう。
【0015】
公知の供給アセンブリの圧縮可能な飲料ボトルの底部は、操作中に供給アセンブリのハウジング内にあるボトル用の立ち面となるようにされなくてはならない。従って、底部は、ボトルの底部の最適な圧縮を妨げ、圧縮されたボトル内に隔絶ポケットが形成され、その結果余分な飲料がたまってしまうような方法で成形および/または強化されなくてはならない。
【0016】
公知の装置では、飲料が供給タップを通じて供給されるためには、飲料が飲料ボトルの底部からボトルの上部の出口へと持ち上げられる必要がある。これには、相当の圧力が必要になる。必要な圧力が大きくなるにつれて、圧力源に対する要求が高くなり、圧力源のコストが高価になる。
【0017】
本発明の目的は、飲料を供給する方法と、供給アセンブリと、このような供給アセンブリ内で使用され、容量と適用性ともに大容量の金属製樽と比較できるレベルのものであり圧縮可能なボトルを使用する従来技術の飲料供給装置の欠点を克服するようなコンテナとを提供することである。
【0018】
本発明は、圧縮可能なコンテナから飲料を供給する方法に関し、この方法は、
圧縮可能なコンテナの出口をシールするベースユニットが設けられた前記圧縮可能なコンテナを、このコンテナの出口が下方に面するようにして、供給アセンブリの実質的に平坦なベース部上に装着する工程を有し、これらベースユニットとベース部とには、ベースユニットをベース部にハーメチックシールするシーリング手段が設けられており、
さらに、前記圧縮可能なコンテナのシールされた出口と整列された中空の穿孔器に接続された供給管の自由端部を、前記供給アセンブリの外部に配置されていて閉じた供給タップに配置させる工程と、
圧縮可能なコンテナとベースユニットとベース部とカバーとの間に圧力チャンバを形成するように、ハーメチックシール状態でベース部上にカバーを装着する工程と、
圧縮可能なコンテナ中の飲料を供給管中に連通するために、前記シールされた出口とベース部との間に配置された中空の穿孔器によって、圧縮可能なコンテナのシールされた出口を穿孔する工程と、
圧力チャンバ中の圧力を上昇させる工程と、
圧縮可能なコンテナに加圧してその容量を減じることによって、供給管を通じて飲料の少なくとも一部を外へ供給するように供給タップを開口する工程とを有している。
【0019】
このような方法で圧縮可能なコンテナから飲料を供給する方法を提供することによって、従来技術に係わる幾つかの問題が克服される。特に、コンテナの出口が下方に面している状態で圧力チャンバ内に圧縮可能なコンテナを配置させることにより、多くの利点が得られる。
【0020】
圧縮可能なコンテナの逆さまの構成が、圧力チャンバ中でコンテナを空にするのを助ける。コンテナが圧縮された時には、溜まった飲料のポケットが生じない。僅かな小滴がコンテナ中に滞留するのみであり、かくして、完全に空にされたものと考えることができる。
【0021】
コンテナユニットを実質的に平坦なベース部上に装着することで、コンテナが従来技術のアセンブリの際にそうであったように供給アセンブリの壁の上で操作される必要がないことから、設置プロセスが相当に単純になる。
【0022】
コンテナの逆さまの構成により、更に、圧縮可能なコンテナを空にするのに必要となる圧力が減じられ、供給アセンブリの部品の材料としてより軽い材料を選択できる。更に、供給アセンブリは、単純、安価、かつ低能力の空気ポンプを利用して、あるいは、通常の家庭用か庭用のタップからの水によってさえも、加圧可能である。
【0023】
コンテナに下方に面する出口端部を設けることの一般的な問題の1つは、内容物がこぼれる危険を冒さずにはコンテナの開閉が難しい点である。本発明の方法では、供給アセンブリが供給管に接続された中空穿孔器を有するため、これらの困難は克服される。かくして、コンテナが出口が下方を向くようにされている時でさえも、中空穿孔器によりコンテナのシールされた出口が穿孔されていない限り、供給管が供給タップに接続可能である。
【0024】
好ましい1つの実施形態では、 ベースユニットが設けられたコンテナは、上昇された下方への力がコンテナに加えられることによってコンテナが下方向へ動いて、穿孔器によりシールされた出口を穿孔させるまで、弾性手段によってベース部から離れた状態に一時的に保持されている。このため、コンテナの出口が穿孔される前に、コンテナ上にカバーを装着させる時間ができる。また、コンテナユニットがベース部上に装着されている時には、ベースユニットを備えたコンテナがベース部に装着される前にこれが行なわれていない場合には、閉じられた供給タップで供給管を配置させる時間と出口へのアクセスとが得られる。結果的に、コンテナは、コンテナを下方へ付勢して弾性支持手段の弾力性を克服することにより、コンテナの出口のシールを穿孔する穿孔器によって開かれ得る。
【0025】
好ましい1つの実施形態では、供給管の自由端部が、穿孔器によりシールされた出口を穿孔する前に、ベース部の開口を通じて供給アセンブリ外部の供給タップに対して操作される。かくして、供給管が加圧されず、この操作が容易にされることが果される。
【0026】
好ましくは、ベースユニットには、シールされた出口を無菌シールするシールが設けられている。このシールは、ベースユニットが設けられたコンテナがベース部に装着される前に剥がされる。ベースユニットにシールを与えることにより、コンテナが供給アセンブリ内に設置される直前まで、ベースユニット内の全部品が無菌の清潔な状態に確実に保持される。
【0027】
本発明は、更に、圧縮可能な飲料コンテナから飲料を供給する方法を行なうのに適した飲料供給アセンブリに関し、このアセンブリは、
ほぼ円筒形の圧縮可能な壁部、出口端部、およびこの出口端部の首部を有し、圧縮可能な飲料コンテナと、
加圧ユニットを圧力媒体源に接続する手段、ほぼ平坦なベース部、およびカバーを有し、これらベース部とカバーとはシール状態で相互接続可能である加圧ユニットと、
ハウジング、圧縮可能なコンテナをシールし、穿孔可能なクロージャ、ベースユニットを圧縮可能なコンテナの前記首部に分離不可能にかつこれをハーメチックシール状態で接続するロック手段、および圧縮可能なコンテナをベース部にハーメチックシールするためのシーリング手段を有するベースユニットと、
穿孔可能なクロージャを穿孔するようになっている中空の穿孔器と、
この中空の穿孔器に接続された閉鎖可能な供給管とを有しており、
ベースユニットと首部とは、コンテナの下端部に設けられ、ベースユニットのハウジングは、首部を超えて軸方向および圧縮可能なコンテナの壁部の実質的な延長方向である下方へと延びている外壁を有し、ベース部は、この外壁の延長部を支持する面を有している。
【0028】
ベース部と協働するようになっているベースユニットの後者の構造により、コンテナとベースユニットから成るコンテナユニットが、コンテナの出口が下方に面している状態で直立できる。このベースユニットの外壁がコンテナの首部を超えて延びていることにより、コンテナユニットが、コンテナの出口を損傷する危険を伴わずにベース部および他のどんな面上でも起立できる。更に、これにより、出口端部に対向するほぼ円筒形の圧縮可能なコンテナの上端部が、最適に圧縮されるように成形された状態で保持される。
【0029】
実質的に平坦なベース部により、コンテナが従来技術のアセンブリの場合とは異なって供給アセンブリの壁の上で操作される必要がないため、コンテナの設置が大幅に単純にされる。かくして、この構造により、大きな飲料コンテナであっても用意に配置できる。
【0030】
本発明の飲料供給アセンブリでは、圧縮可能なコンテナの上方で実質的に平坦なベース部からカバーが垂直方向に延びている。これは、圧力チャンバが蓋を備えたボックス形のハウジング内に設けられる従来技術のアセンブリとは対照的である。本発明のカバーは、安価で扱いが簡単なプラスチックのような軽い材料で製造可能である。更に、コンテナが透明である場合は、カバーもまた、コンテナの中身が視覚的に検査され得るように透明に形成されてよい。
【0031】
べースユニットに、ベースユニットを備えたコンテナをベース部にシール状態で接続する手段が設けられているため、コンテナユニットをベース部上に配置し、コンテナユニット上にカバーを装着させ、そしてこれをベース部にシールすることによって、圧力チャンバが簡単に形成され得る。また、コンテナユニットは、プロセスを逆にするだけで簡単に取り外され得る。
【0032】
好ましい1つの実施形態では、圧縮可能なコンテナをベース部に対してハーメチックシールするためのシーリング手段は、ベースユニットのつばとベース部との間に設けられ、このつばは、コンテナの前記首部から下方へと、この首部の実質的な軸方向への延長方向に延びている。かくして、コンテナユニットをベース部上に配置し、カバーを閉じることによって簡単に圧力チャンバが形成され得る。他の実施形態では、あるいは付加的に、圧縮可能なコンテナをベース部に対してハーメチックシールするためのシーリング手段は、ベースユニットの外壁とベース部との間に設けられている。
【0033】
更なる実施形態では、供給アセンブリには、コンテナおよびベースユニットをベース部から一時的に離間させるための支持用の弾性手段が設けられている。このため、コンテナユニットに対して下方への圧力が加えられるまで、穿孔器によってコンテナが開口されない。このようにして、コンテナの意図しない開口が防がれる。また、例えば供給管を配置させるためなどに必要な場合にはコンテナの出口端部を操作するための時間が与えられる。好ましい実施形態では、支持用の弾性手段が、これから軸方向下方に延びたベースユニット内に設けられているが、この弾性手段は、ベース部に設けられてもよい。
【0034】
好ましい1つの実施形態では、ベースユニットとベース部との間に配置されて、圧縮可能なコンテナのシールされた出口と整列された中空の穿孔器が、ベースユニット内に設けられている。このようにして、穿孔器が、例えばコンテナユニットをべース部上に装着する間に生じ得る事故の衝撃から保護され得る。穿孔器をベースユニット内に配置させることは、また、使用前に洗浄する必要がある再使用可能な多数の部品を最少にするか可能であればなくすために新しい穿孔器が新しいコンテナユニットと共に運搬されることを意味する。
【0035】
好ましくは、中空の穿孔器は、ベース部に当接する手段を有しており、ベース部は、これに対応する当接手段を有している。これにより、コンテナユニットがベース部の方へ下方に付勢された時には、ベース部と当接すると穿孔器がベースユニットに対して移動するように強いられるため、穿孔器が自動的にシールされた出口を穿孔することによってコンテナを開口することができる。従って、コンテナユニットを供給アセンブリ内に配置させる前にコンテナの開口を手動で操作する必要がなくなる。
【0036】
好ましい実施形態では、弾性手段は、中空の穿孔器とベースユニットとの間に設けられ、この弾性手段はまた、コンテナがベース部から取り出されなくてはならない時にこのコンテナを閉鎖する手段を提供する。このため、穿孔器は弁として働くことができ、コンテナユニットがベース部から取り外される時に、コンテナを自動的に閉鎖する。かくして、コンテナユニットは、完全に空にされなくても、例えば供給アセンブリの修理や調整の際に、一時的あるいは永久的に取り外され得る。
【0037】
好ましい1つの実施形態では、圧縮可能なコンテナのシールされた出口と整列された中空の穿孔器は、ベース部上に設けられている。
【0038】
飲料供給アセンブリの他の実施形態では、ベースユニットが、側壁、ベース部の中央高部と協働するようになっている底部、および中空の穿孔器を有する弾性のカップ形部と、このカップ形部の上縁に形成されたクロージャとを備えている。
【0039】
更なる実施形態では、穿孔器が、ベースユニットを通る中心軸に対して非相称に配置されている。
【0040】
更なる他の実施形態では、ベースユニットが、供給管を収容するための環状スペースを有している。かくして、コンテナユニットを供給タップに接続するための新しい無菌供給管が、各コンテナユニットと共に運搬されることができ、これによって、再使用可能な部品が出来る限り少なくされ、かくして、汚染の危険が最小にされる。好ましくは、供給管の自由端部には、供給弁が設けられている。この供給弁は、供給タップに適合され得る。このようにして、供給アセンブリの再使用可能な部品が飲料と接触する必要が、なくされる。従って、飲料と接触する全部品は、使い捨てである。
【0041】
本発明はまた、圧縮可能なコンテナと上述されたように供給アセンブリ用のベースユニットとを有するコンテナユニットに関する。ベースユニットは、圧縮可能なコンテナの出口が形成されていて下方に面している首部をシールし、このベースユニットはまた、首部を超えて軸方向および圧縮可能なコンテナの壁部の実質的な延長方向である下方へと実質的に延びている外壁を有し、また、出口を覆う着脱可能な無菌シールが設けられている。この無菌シールは、運搬中にコンテナユニットの出口を汚染から保護するもので、コンテナユニットをベース部上に装着する前に取り外されるよう意図されている。
【0042】
好ましくは、取外し可能な無菌シールが、ベースユニットの底部で外壁に接続されている。このようにして、取外し可能な無菌シールが、コンテナユニットの底部に設けられて無菌ルームを与える上述した環状スペースを閉鎖する。無菌ルーム内では、供給アセンブリ用の無菌部品、例えば中空の穿孔器および供給管が、コンテナユニットの運搬中に保管され得る。このため、飲料を供給するために必要な完全に不正開封を防ぐ無菌セットが運搬可能にされる。このセットは、飲料と接触される必要のある全部品を有している。
【0043】
本発明は、以下に、図面を参照しながら詳しく説明される。
【0044】
圧縮可能なコンテナ2から飲料を供給する供給アセンブリ1が、図1に示されている。この供給アセンブリ1は、概略的に示された供給タップ4を通じて消費されるコンテナの中身を供給するためにこの供給アセンブリ1の加圧ユニット内に設けられていてベースユニット3を備えている圧縮可能な飲料コンテナ2を有している。加圧ユニットは、ベース部5と、カバー6と、ベース部5、カバー6、コンテナ2、およびベースユニット3の間のスペースから成る圧力チャンバ8に連通した加圧流体入口7とを有している。ベース部5の側壁、即ち周辺部13を貫通して延びているこの加圧流体入口7は、圧力源(図示されず)、例えば、従来のドラフト・ビール供給アセンブリの二酸化炭素カートリッジ、小さな空気ポンプ、あるいは単に水道水と連通している。かくして、加圧流体は、液体と気体のいずれでもよい。
【0045】
設置のために、カバー6が、ベース部5から分離され、ベースユニット3を有している圧縮可能な飲料コンテナ2が、コンテナ2の出口9が実質的に下方へ面するように、少なくとも、ベース部5に面するように、ベース部5に設けられている。出口9と整列された穿孔器11に接続された供給管10の自由端部は、供給タップ4に接続されている。コンテナ2がベース部5に設けられている時は、カバー6が、気体密接続でベース部5に接続されて圧縮可能なコンテナ2を封入し、また、加圧流体入口7を通じて圧力が加えられる。カバー6の下端部には、ベース部5の上方向へ延びた周辺部13の周りにかみ合うようなフランジ12が設けられており、カバー6とベース部5とが、環状のU字形ロッキングリング14によって互いに固定されている。あるいは、例えば差し込み結合またはねじ部品のような他の適当な結合手段が、カバー6をベース部5に固定するために利用可能である。フランジ12と協働する固定手段、例えばO−リング15は、ベース部5の周辺部13とフランジ12との間に気体密相互接続を確実に与えるように、これら部品の間に設けられている。
【0046】
図1は、使用可能な状態、即ち、コンテナ2の出口9が穿孔されていて飲料が供給管10を通じて供給タップ4に連通している状態にある飲料供給アセンブリ1を示している。この状態では、圧力チャンバ8中の圧力が、望ましい高いレベルを有しており、供給タップが開かれると、コンテナ2がつぶれている間は(図示されず)、飲料が供給管10を通じて強制的に押出される。コンテナが空である時、かくして完全につぶれた時は、ロッキングリング14が解放され、カバー6がベース部5から取り外され得る。続いて、つぶれたコンテナ2が、新しいフルコンテナ2と取り替えられる。
【0047】
設置のプロセスは、本発明の飲料供給アセンブリの第1の実施形態を示す図2a〜図2cを参照して後で更に詳しく説明される。
【0048】
図2aは、コンテナ2がベース部5上に設けられ、カバー6が上述されたようにロッキングリング14によってベース部に取付けおよび固定されている状態を示している。圧力チャンバ8にはまだ圧力が加えられていない。この状態で、ベースユニット3の外壁16は、例えば、ベース部5とベースユニット3との間に配置されたOリング17あるいは他の適当なシーリング手段によって、ベース部5の周辺部13にシール状態で相互接続している。
【0049】
ベースユニット3には、このベースユニット3内で下方に延びた3つ以上のタップ18の形の弾性手段が設けられ得る。これらタップ18は、ベース部5内の高くなった環状プラットフォーム19に当接するものであって、相当の下方への力がコンテナ2に加えられない限りフルコンテナ2を支持するために十分に強い。しかしながら、圧力チャンバ8中の圧力が上昇すると、ベースユニット3を有するコンテナ2は、圧力チャンバ8中と外で異なる圧力が生じることにより、下方向への力を受ける。圧力差が所定のレベルに達すると、タップ18は、下方向への力に抵抗できなくなるため撓むか折れて、コンテナ2とベースユニット3とが下方へ移動される。
【0050】
コンテナ2とベースユニット3とが下方へ少し移動した中間位置が、図2bに示されている。外壁16は、ベース部5の周辺部13にシール状態で接触している。示された位置では、後でより詳しく説明されるがコンテナの出口9と整列されてベースユニットの支持壁20に対して摺動可能である穿孔器11が、ベース部5の中央高部21に当接する。
【0051】
図2cに示された最終的な位置では、穿孔器11が、コンテナ2の出口9のクロージャ22を穿孔済みである。従って、圧力チャンバ8に圧力が加えられた時に、コンテナのクロージャ22の穿孔が自動的に導かれる。
【0052】
この位置では、ベースユニット3と圧縮可能なコンテナ2との更なる下方への移動が、ベース部5の面28に当接する、ベースユニット3のハウジングの外壁16の下周辺部によって妨げられる。かくして、ベースユニット3を有する、圧縮可能なコンテナ2が、ベース部5上で支持される。
【0053】
図2cは、外壁16がベース部5の周辺部13にシール状態で接触しなくなったところを示している。ここでは、圧力チャンバ8が、ベース部5とベースユニット3との間のシーリングによって、コンテナ2の首部から下方に実質的にこの軸方向の延長方向へ延びたベースユニット上のつば23と高くなった環状プラットフォーム19の内方に面する面とで、制限されている。例えばO−リング24のようなシーリング手段が、ベース部5とベースユニット3との間のハーメチックシール係合を確実にするために配置されている。
【0054】
図2aから図2cに示された実施形態の穿孔器11は、ベースユニット3との一体部分として形成されている。この穿孔器11には、支持壁20の外部で圧縮可能な飲料コンテナ2に向けて下当接部から延びたつば25が設けられている。このつば25には、1つ以上のスリット(図示されず)が設けられ、好ましくは、穿孔器11の他の部品と同じ材料で形成されている。つば25のスリットはつば25に弾性を与えていて、穿孔器11が図2cで示されているようにクロージャ22の弱い部分を穿孔するようにコンテナ2に向けて付勢された時は、つば25が外方へ撓むことが可能である。
【0055】
弾性つば25により、穿孔器11が元の位置に戻され、かくして、コンテナ2がベース部5から持ち上げられる場合は、圧縮可能な飲料コンテナ2を閉じることができる。この実施形態では、穿孔器11が自動閉鎖弁として働く。このことは、コンテナが完全に空になっていない状態で取り除かれなくてはならない時に有利である。この自己閉鎖機構のおかげで、コンテナ2は、こうした自己閉鎖機構が設けられていない場合の状況とは異なり、取り外し前に供給タップ4を通して完全に空にされなくてもよい。
【0056】
ベース部5には、ベースユニットを有するコンテナ2がベース部5上に設けられる前に供給管10(図1を参照)を操作できるようにする開口26が設けられている。
【0057】
図3は、本発明の飲料供給アセンブリの第2の実施形態の詳細を断面図で示している。容易に参照できるために、小さな違いがあったとしても図1〜図2cと同じ部品には同じ参照符号が使用されている。
【0058】
図3に示された第2の実施形態は、ベースユニット3の外壁16とベース部5の上方へ延びた周辺部13との間のシーリングが省略されている点で、図1〜図2cに示された第1の実施形態とは異なる。ベースユニット3を有するコンテナ2をベース部5上に最初に支持するためのタップ18はここでも設けられており、また、ベースユニット3とベース部5との間のシール係合がないおかげで、最初は圧力チャンバが形成され得ない。かくして、例えばO−リング24を用いたベースユニット3とベース部5との間のシーリング接触により図3に示された位置が果されるまで、ベースユニット3を有するコンテナ2に対して手で下方に向けて力を加えることが必要である。
【0059】
図4は、本発明の飲料供給アセンブリの第3の実施形態の詳細を断面で示している。ここでも、小さな違いがあったとしても図1〜図2cと同じ部品には同じ参照符号が使用されている。
【0060】
この第3の実施形態では、ベースユニットの外壁16とベース部5の上方向へ延びた周辺部13との間にのみ、ベース部5とベースユニット3との間のシール係合が与えられている。従って、ベースユニット3とベース部5との構成が修正されている。
【0061】
図5aおよび図5bは、本発明の飲料供給アセンブリの第4の実施形態の詳細を断面で示している。ここでも、小さな違いがあったとしても図1〜図2cと同じ部品には同じ参照符号が使用されている。
【0062】
この第4の実施形態は、弾性つばが設けられていない穿孔器11の構造を除いて、図4に示された第3の実施形態に基本的に対応している。かくして、この第4の実施形態の穿孔器11は、クロージャ22が穿孔された後はコンテナ2の出口を閉鎖できない単純な使い捨ての穿孔器である。
【0063】
図6aおよび図6bは、本発明の飲料供給アセンブリの第5の実施形態の詳細を断面で示している。ここでも、小さな違いがあったとしても図1〜図2cと同じ部品には同じ参照符号が使用されている。
【0064】
穿孔器11には、ここでも、図2a〜図2cを参照して上述されたように働く弾性つば25が設けられている。しかしながら、この第5の実施形態では、穿孔器11と供給管10との間の接続が変わっている。穿孔器11の出口は、供給管10がベース部5の当接部の底部に接続された状態で、ベース部5内に配置された接続片27と整列されている。この実施形態では、供給管は最初は穿孔器11に接続されておらず、また、ベース部5には、供給タップと連通した永久的な供給管が設けられている。あるいは、別個の互換性のある供給管が、接続片27に接続されてもよい。かくして、ベースユニット3を有するコンテナ2がベース部5に対して付勢された時は、圧縮可能な飲料コンテナ2の内部と供給タップとの間には、自動的に連通が確立される。
【0065】
第4および第5の実施形態における穿孔器11の構造は、ベースユニット3とベース部5との間の所定のシーリング手段に適用される。かくして、外側シーリングのみが示されているとしても、ベースユニットの外壁16および/又はコンテナの首部、即ち、つば23には、シーリング手段が設けられ得る。あるいは、本発明の第5の実施形態では、つば23から下方へ延びたフランジ45と中央高部21もしくはその部分との間にシーリング手段が設けられ得る。
【0066】
図7aおよび図7bは、本発明の供給アセンブリ用の供給弁30を概略的に示している。この供給弁30は、任意で、供給管10の自由端部に設けられ得る。
【0067】
この供給弁は、
供給管(図示されず)との摩擦接続用の入口端部を有する円筒形の管31と、
この管31の外周に設けられ、この管の軸方向延長部内で管の出口端部に接続され、大きな直径を有している第1のつば32と、
前記円筒形の管31に接続され、基本的にこの管の軸方向の延長方向に延びているカップ形の管状部33と、
このカップ形の管状部33および円筒形の管31を、第1のつば32とカップ形部33との間に配置された管状スペースによって接続するタップ34と、
前記第1のつば32と摩擦および摺動可能に係合された第2のつば35と、
前記供給弁30の出口端部を閉鎖するための、前記第2のつば35の内側当接部36とを備えている。
【0068】
前記ベースユニット3に供給管10が配置されている場合、供給弁30が、この供給管10の自由端部に設けられ、一体的な無菌ユニットとしてベースユニット3内に最初に配置されることが可能である。
【0069】
供給弁30は、この供給弁30のつば32、35と係合された適当な手段(示されず)によってこの供給弁30を開閉するための供給タップ内に配置するためのものである。
【0070】
供給弁30の利点は、製造が容易かつ材料が低コストであり、従って、この供給弁が、飲料コンテナおよび供給管と共に運搬される使い捨て部品として使用できる点である。かくして、これの更なる利点は、供給弁が説明のように供給タップ内に配置されている時に、コンテナの中の飲料が再使用可能で洗浄が必要であり、飲料を汚染する可能性のある部品に接触せずにすむ点である。
【0071】
上述されたような供給弁30はまた、他の種類の飲料供給システム、例えば、本供給システムとは無関係に、ソフトドリンク用に特化した供給システムあるいは伝統的なドラフト・ビール装置と共に使用することもできる。
【0072】
上述され、図面に示されているように、コンテナ2は、下方に即ち重心に向けて面している出口9によって直立位置に配置される。かくして、このコンテナ2は、完全に空にされ得る。重力がコンテナ2を空にするのを助けるので、コンテナ2を完全に空にするために供給アセンブリ1が必要とする圧力は、当分野で公知の他の供給アセンブリよりも少ない。
【0073】
ベースユニット3は、外壁16、ベースユニット3を圧縮可能な飲料コンテナ2に分かれないように接続する手段、コンテナ2をシールするためのクロージャ手段22、およびコンテナ2の内容物へのアクセスを与えるようにこのクロージャ22を穿孔するための穿孔器11を有している。コンテナ2の出口9を供給タップ4と接続するために、供給管を好ましくは保持する環状スペースが、設けられている。好ましくは、ベースユニット3は更に、外壁16の下端に固定されたシール(図示されず)を有している。更に、ベースユニット3は、コンテナに接続される前には、外壁16の上端に固定されたシール(図示されず)を有している。これらのシールは、大きなステージでコンテナ2に接続可能な無菌ユニットを得るために、ベースユニット3の製造時に貼付けられる。無菌ユニットは、シールを剥がすと使用可能になる。
【0074】
従って、ベースユニット3は、中心地で無菌ユニットとして簡単に製造でき、そして、更に遠い飲料サプライヤー、例えば、醸造者やワイナリーへ運搬できる。飲料コンテナ2は、充填場所へと別々に運搬できる。通常、このような飲料コンテナ2は、飲料を充填する直前までこれらのフルサイズまでは吹き込みできない。飲料コンテナ2は、製造場所でフルサイズまで吹き込みされる。コンテナ2は、ほぼ円筒形の壁を有するボディ部と、肩部と、入口および出口9を構成する首部とを有している。コンテナ2が形を作るように空気を吹き込んだ後、このコンテナ2は、上シールを剥がされ、所望の飲料を充填され、ベースユニット3を首部の上方へ押圧することによって閉じられる。ベースユニット底部のシールは、変わらぬ場所にある。
【0075】
コンテナ2は、プラスチック、特にPENあるいはPETのようなポリマーで製造されると好ましい。かくして、コンテナ2は、供給アセンブリ1内に外圧が加えられた時につぶれるのに適した薄壁の自己支持構造として形成可能である。コンテナ2は、コンテナの中の飲料を保存するための酸素バリヤを有する多層構造として製造可能である。更に、コンテナ2は、飲料の品質が光に弱い場合に光に対するバリヤを形成するように薄い色を付けられるか着色されていてもよい。このような光バリヤは、酸素バリヤ内に配置可能である。他の適当なプロセスは、コンテナ2をコーティングすること、例えば、内面をプラズマコーティングすることおよび/又は外面をエポキシコーティングすることである。
【0076】
ベースユニット3とコンテナ2との間の接続が、いったんベースユニット3がコンテナ2に固定されるとコンテナ2および/又はベースユニット3を損傷せずにベースユニットを取り外すことができないような性質を有していて、消費場所へ運搬される準備のできた飲料を収容する不正開封防止コンテナユニットを得られると、好ましい。このような分離不可能な接続が様々の方法で得られる。この接続が、ベースユニット3をコンテナ2の首部にプレス嵌めすることによって得られると好ましい。首部とベースユニット3とには、例えば図面に示されているようなタップ/バーブおよび凹部/つばの形の協働ロック手段、またはその他の種類のスナップ機構が設けられている。あるいは、ベースユニット3が、コンテナ2の首部に接着か溶接されてもよいし、ベースユニット3の解放を防ぐための手段がねじに設けられている場合には、ベースユニット3がコンテナ2の首部上にねじ込まれてもよい。
【0077】
ベースユニット3とコンテナ2の首部とのプレス嵌め接続が、ベースユニット3とコンテナ2との間のハーメチック接続を得るために、環状か円形の膜の形の薄いシールを裏張りされていると好ましい。この膜は、伝統的なガラスビールボトルの金属キャップの内側を裏張りするために使用されるタイプのものであると好ましい。
【0078】
ベースユニットが、
好ましくは円筒形の外壁16と、
圧縮可能な飲料コンテナ2の肩部を支持する壁の形の手段と、
圧縮可能な飲料コンテナ2の首部を支持する壁の形の手段と、
ベースユニット3の分離不可能なプレス嵌め接続部を圧縮可能な飲料コンテナ2に固定させるための、コンテナ2の首部の環状隆起部と協働する3つ以上の環状隆起部の形の手段とを備えていると好ましい。環状隆起部は、対応する周方向に配置された凹部、タップ、あるいはバーブであってもよい。ベーススユニットはまた、
巻き上げ可能であり(図示されず)運搬中に無菌状態にある供給管10を保持するスペースの形の手段と、
圧縮可能な飲料コンテナ2の出口9をシールするための壁の形のクロージャ22と、
所定の力による穿孔を可能にするために壁の一部分を弱めるように壁に形成された凹部と、
ベースユニット3が穿孔器11への次の損傷によってベース部5中に付勢されるのを一時的に阻止するためにベース部の隆起部に当接するためのつばあるいは鋲の形の手段と、
ベース部5との気体密接続を与える手段と、
穿孔器11を保持するための好ましくは円筒形支持壁の形の手段と、
円筒形支持壁の軸に沿って、支持壁に対して摺動可能な関係に保持された穿孔器11と、
穿孔器11を保護し、ベースユニット3の中心領域内でシールに支持を与えるための、操作中のベースユニット3への故意でない衝撃から穿孔器11を保護するためを穿孔器11を囲む1つの壁あるいは一連の壁の形の保護手段とを備えていると好ましい。
【0079】
全ての実施形態において、ベースユニット3の部品が、PETあるいはPEのようなプラスチック材料で形成されていると好ましい。これによって、製造コストが低下され、更に、部品が粉砕可能にされ、例えば新しいベースユニット3などの新しいプラスチック製品のために再利用可能になる。シールは、ベースユニット3に接着できる。これらのシールの材料は、例えば、プラスチック、プラスチックコーティングされた紙、紙、アルミホイルであってよい。
【0080】
飲料を供給する前に冷却することが望ましい場合は、様々な方法で行なうことが出来る。本発明によれば、ベースユニット3を有する圧力ユニットと圧縮可能な飲料コンテナ2とが、飲料が飲料コンテナから供給タップまでの途中の冷却ユニット内で冷却される公知のドラフト・ビールおよびソフトドリンク供給アセンブリと共に使用され得る。更に、圧力ユニット全体を冷蔵庫などの冷凍環境に置くという選択肢もある。もう1つの選択肢は、冷えた加圧流体を使用することである。
【0081】
図8aは、本発明に係わる飲料供給アセンブリと圧縮可能なコンテナから飲料を供給する方法のための他のベースユニット3の斜視図を示している。図8b〜図8cと図8dとは、他のベースユニット3と対応する他のベース部5との断面を夫々に示している。小さな違いがあったとしても図1から図6bと同じ部品に対しては、全体に同じ参照符号が使用されている。この実施形態におけるベースユニット3とベース部5との一般的な特徴は、上述した実施形態と類似している。かくして、ベースユニット3は、外壁16を備えたハウジングと、圧縮可能なコンテナ2の出口端部9に取付けるための手段と、ベース部5と協働するための手段とを有している。ベース部5は、ベースユニット3を受けて支持するための手段、並びに、圧縮可能なコンテナ2と、ベースユニット3と、ベース部5と、供給ユニットのカバー6との間に圧力チャンバ8を加圧するための加圧流体入口7を有している。
【0082】
図8a〜図8cでは、ベースユニット3が、ベースユニット3の内部部品がより良く見えるように、圧縮可能なコンテナ2が取付けられていない状態で示されている。この実施形態では、ベースユニット3は、コンテナ2の出口部9とその延長部とを覆う可撓性カップ形部40を有している。このカップ形部40は、上述された実施形態と同様に、つば23の内側に配置されると好ましい。カップ形部40は、底部42、側壁43、および、カップ形部40のこの底部42内に形成された中空の細長い穿孔器11を有している。この穿孔器11の下方に延びた部分が、供給管10の一端部に接続されていると好ましい。この管10の他端部は、例えば上述されたように供給タップ4を取付けるための供給弁30が設けられた自由端部であると好ましい。穿孔器11の上方向へ延びた端部は、ベースユニット3のハウジング内に設けられたクロージャ22を穿孔するようになっている。この実施形態では、クロージャ22が、好ましくは環状のカップ形部40の上縁41をシール状態でこれに設けられた別個のシールであると好ましい。このシール/クロージャ22は、ベースユニット3上に例えば溶接、接着、またはシール可能な気体密および流体密の金属あるいはポリマーフォイルによって形成されていると好ましい。カップ形部40は、ベース部3の周辺部よりも材料の厚さが薄い側壁43を好ましくは形成することによって、固有の弾力性、即ち弾性区域を有するように形成されている。
【0083】
図8dでは、図8aのベースユニット3に対応するベース部5が示されている。このベース部5は、これに設けられた中央高部21に、上方に面した面の形の当接面を有している。この当接面は、カップ形部40の底部42と協働するようになっている。
【0084】
カップ形部40の底部42を中央高部21の当接面に対して押すことにより、壁42がその固有の弾力性により屈して撓むので、底部42がコンテナ2に向かう方向へとベースユニット3の他の部分から移動可能になり、穿孔器11が、クロージャ22に対してこれを貫通するように付勢され得る。かくして、クロージャ22が穿孔され、コンテナ2の中身に流体的にアクセスできる。
【0085】
この実施形態では、カップ形部40の弾力性が、タップ18と同じ方法で利用され得る。タップ18および/又はカップ形部40は、クロージャ22の穿孔前に、圧縮可能な飲料コンテナ2を支持する。また、これらのタップ18および/又はカップ形部40の固有の弾力性により、圧力チャンバ8中の圧力が低下された時にコンテナ2が上方へ押されるため、ベースユニット3を有するコンテナ2を取り外すときに助けとなる。かくして、カップ形部40をタップ18と協働させる代わりに、このカップ形部40の弾力性を利用することができる。
【0086】
この実施形態のベース部5は、例えば隆起された環状プラットフォーム19とつば23との間のO−リング24の形のシーリング手段を有している。
【0087】
全ての実施形態において、フランジ45が、使用/タッピング中に外壁16が圧縮可能なコンテナ2をベース部5上のベースユニット3によって支持するのを助けるようになっている。
【0088】
図2〜図5bで説明されている上述の実施形態と同様に、つば23から下方へ延びていてカップ形部40を保護するフランジ45には、供給管(図示されず)が中を通って延びる1つ以上のポートが設けられ得る。このフランジ45の目的は、如何なる場合でも、穿孔器11を操作中の不慮のダメージから保護することである。
【0089】
図8dには示されていないが、ベース部5は、上述した実施形態と同様に、供給管10を供給タップ4まで延長させるための開口26を有していてよい。
【0090】
この実施形態の穿孔器11は、図8cによって理解されるように、好ましくは、ベースユニット3およびベース部5を通る中心軸に対して非相称に配置されている。これによって、供給管10を操作するために、上述されたフランジ45によって規定されたスペース内に、より広い空間が得られる。また、穿孔器11の非相称的な位置付けにより、中央高部21とカップ形部40の底部42とが当接され得るような、ベース部5の中央高部21上の空間が得られる。
【0091】
あるいは、隆起部21が、中心に対して非相称に位置され、穿孔器11が、中心に位置されてもよい。非相称に位置された隆起部21あるいは穿孔器11はまた、上述した実施形態に適用されることもできる。
【0092】
予備の環状の壁46が、ベース部の内側に設けられて、内側スペース47を生じることもできる。このスペース47は、有利に、供給管10と、例えば上述されたような供給弁30とを収容するために利用できる。
【0093】
この実施形態のカップ形部40、穿孔器11、および環状の壁46は、例えば注型プロセスにおいて、穿孔可能なシール/クロージャ22を除いたベース部3の残りの部分と同じ材料で一体的に形成されていると好ましい。上述されたように、ベースユニットは、外壁16の上周辺部および/又は下周辺部にシールが設けられ得る。
【0094】
図8b〜図8cと図8dとは、夫々に、ベースユニット3とベース部5との間の他の外側シーリングを示している。隆起された環状プラットフォーム19とつば23との間に設けられたシーリング24に加えて、例えばベース部5の付加的な隆起部50の外方に面している側壁上に位置するO−リング17の形の外側シーリング手段が設けられ得る。シーリング手段17は、図2〜図5bに示されている実施形態のために上述されたようなハーメチックシールを与えるように、ベースユニット3の外壁16の下部の内方に面している面と協働する。図2〜図5bに示された実施形態では、シーリング手段17が、ベース部5の上方向へ延びた周壁13の内面に設けられていて、ベースユニット3の外壁16の下部の外面と協働するようになっていた。
【0095】
付加的なシーリング手段17を付加的な隆起部50に有する構造により、ベースユニット3の壁16の下部は、例えば径方向に延びた一連のリブ48で補強され得る。かくして、シーリング手段17は、圧縮可能なコンテナの操作中にベースユニット3に対して与えられ得る不慮のダメージによって生じる壁16の変形から保護されている。
【0096】
更に、ベース部5の上方向へ延びた周壁13内に、圧力チャンバ8の加圧流体入口7を形成するための更なる空間が設けられている。この加圧流体入口7は、図8dには示されていない。このシーリングの特徴が上述されたような第1ないし第5の実施形態にも適用できることが、明らかである。
【0097】
壁16と隆起部50の外部との間の外側シーリング17と共に、1つ以上のバイパスチャネル49が、ベースユニット3の外壁16内に形成されると有利である。このようなバイパスチャネル49により、本発明のベース部5とベースユニット3とが、図2a〜図2cに示された実施形態のために上述されたように使用され得る。その場合は、クロージャ22を穿孔するためにカップ形部40を押圧している間にのみ、外側シーリング17が利用される。穿孔時、圧力チャンバ8は、つば23と高くなった環状プラットフォーム19との間のシーリング24によって制限される。
【0098】
これは、圧力チャンバ8中の圧力が高い場合に特に重要である。コンテナは、長時間、例えば2週間のタッピングのために配置されることがある。構造物、特に外壁16に連続的に高圧が加えられると、この構造物が弱化するかもしれない。そのような事態が、バイパスチャネル49を利用してつば23と隆起部19との間のシーリング24へ力の向きを転換させることにより回避される。従って、ベースユニットは、より薄く、弱く、および/又は、安価な材料で形成可能である。
【0099】
上記の実施形態と同様に、外側シーリング17なしでも、例えばコンテナに手で下方への圧力を加えることによって、あるいはつば23と隆起部19との間の内側シーリング24によって、穿孔が果され得る。
【0100】
壁16の外側底周辺部上の補強リブ48がまた、飲料コンテナの安定した立ち面を与える。このようなリブ48は、注型プロセスでベース部3と一体的に形成されることが好ましい。
【図面の簡単な説明】
【0101】
【図1】圧力チャンバ内に設けられたベースユニットを備える圧縮可能な飲料コンテナを有する本発明の飲料供給アセンブリの断面図を概略的に示している。
【図2a】本発明の飲料供給アセンブリの第1の実施形態の詳細を断面図で示している。
【図2b】本発明の飲料供給アセンブリの第1の実施形態の詳細を断面図で示している。
【図2c】本発明の飲料供給アセンブリの第1の実施形態の詳細を断面図で示している。
【図3】本発明の飲料供給アセンブリの第2の実施形態の詳細を断面図で示している。
【図4】本発明の飲料供給アセンブリの第3の実施形態の詳細を断面図で示している。
【図5a】本発明の飲料供給アセンブリの第4の実施形態の詳細を断面図で示している。
【図5b】本発明の飲料供給アセンブリの第4の実施形態の詳細を断面図で示している。
【図6a】本発明の飲料供給センブリの第5の実施形態の詳細を断面図で示している。
【図6b】本発明の飲料供給センブリの第5の実施形態の詳細を断面図で示している。
【図7a】本発明の供給アセンブリ用の供給弁を示している。
【図7b】本発明の供給アセンブリ用の供給弁を示している。
【図8a】本発明の飲料供給アセンブリの他の実施形態の詳細を示しており、また、斜視図でベースユニットを示している。
【図8b】本発明の飲料供給アセンブリの他の実施形態の詳細を示しており、また、図8aの様々の部分の部分断面図を示している。
【図8c】本発明の飲料供給アセンブリの他の実施形態の詳細を示しており、また、図8aの様々の部分の部分断面図を示している。
【図8d】本発明の飲料供給アセンブリの他の実施形態の詳細を示しており、また、図8a〜図8cで示されたベースユニットと協働するようにされたベース部の断面図を示している。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
圧縮可能なコンテナ(2)から飲料を供給する方法であって、
前記圧縮可能なコンテナ(2)の出口(9)をシールするベースユニット(3)が設けられた前記圧縮可能なコンテナ(2)を、このコンテナの前記出口(9)が下方に面するようにして、供給アセンブリ(1)の実質的に平坦なベース部(5)上に装着する工程を具備し、これらベースユニットとベース部とには、ベースユニットをベース部にハーメチックシールするシーリング手段が設けられており、
さらに、前記圧縮可能なコンテナ(2)のシールされた出口(9)と整列された中空の穿孔器(11)に接続された供給管(10)の自由端部を、前記供給アセンブリ(1)の外部に配置されていて閉じた供給タップ(4)に配置させる工程と、
前記圧縮可能なコンテナ(2)とベースユニット(3)とベース部とカバーとの間に圧力チャンバ(8)を形成するように、ハーメチックシール状態で前記ベース部(5)上にカバー(6)を装着する工程と、
前記圧縮可能なコンテナ中の飲料を供給管(10)中に連通するために、前記シールされた出口とベース部(5)との間に配置された中空の穿孔器(11)によって、圧縮可能なコンテナ(2)のシールされた前記出口(9)を穿孔する工程と、
前記圧力チャンバ(8)中の圧力を上昇させる工程と、
前記圧縮可能なコンテナ(2)に加圧してその容量を減じることによって、前記供給管(10)を通じて飲料の少なくとも一部を外へ供給するように前記供給タップ(4)を開口する工程とを具備している方法。
【請求項2】
前記ベースユニット(3)が設けられた前記コンテナ(2)は、上昇された下方への力がコンテナに加えられることによってコンテナが下方向へ動いて、穿孔器(11)によりシールされた出口(9)を穿孔させるまで、弾性手段(18,40)によって前記ベース部(5)から離れた状態に一時的に保持されている、請求項1の方法。
【請求項3】
前記上昇された下方への力は、手で加えられる、請求項2の方法。
【請求項4】
前記上昇された下方への力は、前記圧力チャンバ(8)中の上昇された圧力によって加えられる、請求項2の方法。
【請求項5】
供給管(10)の前記自由端部は、穿孔器(11)がシールされた出口(9)を穿孔する前に、前記ベース部(5)の開口(26)を通じて供給アセンブリ(1)の外部の供給タップ(4)に対して操作される、請求項1ないし4のいずれか1の方法。
【請求項6】
前記シールされた出口を無菌シールするシールが、前記ベースユニット(3)が設けられたコンテナ(2)が前記ベース部(5)上に装着される前に、剥がされる、請求項1ないし5のいずれか1の方法。
【請求項7】
ほぼ円筒形の圧縮可能な壁部、出口端部、およびこの出口端部の首部を有し、圧縮可能な飲料コンテナ(2)と、
加圧ユニットを圧力媒体源に接続する手段、ほぼ平坦なベース部(5)、およびカバー(6)を有し、これらベース部とカバーとはシール状態で相互接続可能である加圧ユニットと、
ハウジング、前記圧縮可能なコンテナ(2)をシールし、穿孔可能なクロージャ(22)、ベースユニット(3)を圧縮可能なコンテナ(2)の前記首部に分離不可能にかつこれをハーメチックシール状態で接続するロック手段、および圧縮可能なコンテナ(2)をベース部(5)にハーメチックシールするためのシーリング手段を有するベースユニット(3)と、
前記穿孔可能なクロージャ(22)を穿孔するようになっている中空の穿孔器(11)と、
この中空の穿孔器(11)に接続された閉鎖可能な供給管(10)とを具備している飲料供給アセンブリ(1)において、
前記ベースユニット(3)と前記首部とは、前記コンテナ(2)の下端部に設けられ、前記ベースユニット(3)のハウジングは、前記首部を超えて軸方向および圧縮可能なコンテナ(2)の壁部の実質的な延長方向である下方へと延びている外壁(16)を有し、前記ベース部(5)は、この外壁の延長部を支持する面を有していることを特徴とする飲料供給アセンブリ(1)。
【請求項8】
前記圧縮可能なコンテナ(2)をベース部(5)に対してハーメチックシールするための前記シーリング手段は、前記ベースユニット(3)のつば(23)とベース部(5)との間に設けられ、このつば(23)は、コンテナの前記首部から下方へと、この首部の実質的な軸方向への延長方向に延びていることを特徴とする、請求項7の飲料供給アセンブリ。
【請求項9】
前記圧縮可能なコンテナ(2)をベース部(5)に対してハーメチックシールするためのシーリング手段は、ベースユニット(3)の外壁(16)とベース部(5)との間に設けられていることを特徴とする請求項7もしくは8の飲料供給アセンブリ。
【請求項10】
支持用の前記弾性手段(18)は、前記コンテナ(2)およびベースユニット(3)を前記ベース部(5)から一時的に離間させるために設けられていることを特徴とする請求項7ないし9のいずれか1の飲料供給アセンブリ。
【請求項11】
支持用の前記弾性手段(18)は、これから軸方向下方に延びた前記ベースユニット(3)内に設けられていることを特徴とする請求項10の飲料供給アセンブリ。
【請求項12】
前記圧縮可能なコンテナ(2)のシールされた出口(9)と整列された前記中空の穿孔器(11)が、前記ベースユニット(3)内に設けられていることを特徴とする請求項7ないし11のいずれか1の飲料供給アセンブリ。
【請求項13】
前記中空の穿孔器(11)は、前記ベース部(5)に当接する手段を有しており、ベース部(5)は、これに対応する当接手段(21)を有していることを特徴とする請求項12の飲料供給アセンブリ。
【請求項14】
前記弾性手段(25)は、前記中空の穿孔器(11)とベースユニット(3)との間に設けられ、この弾性手段はまた、コンテナがベース部(5)から取り出されなくてはならない時にこのコンテナを閉鎖する手段を提供することを特徴とする請求項13の飲料供給アセンブリ。
【請求項15】
圧縮可能なコンテナ(2)の前記シールされた出口(9)と整列された前記中空の穿孔器(11)は、前記ベース部(5)上に設けられていることを特徴とする請求項7ないし11のいずれか1の飲料供給アセンブリ。
【請求項16】
前記ベースユニット(3)は、
側壁(43)、前記ベース部(5)の中央高部(21)と協働するようになっている底部(42)、および中空の穿孔器(11)を有する弾性のカップ形部(40)と、
このカップ形部(40)の上縁(41)に形成されたクロージャ(22)とを備えていることを特徴とする請求項7ないし12のいずれか1の飲料供給アセンブリ。
【請求項17】
前記穿孔器(11)は、前記ベースユニット(3)を通る中心軸に対して非相称に配置されていることを特徴とする請求項7ないし16のいずれか1の飲料供給アセンブリ。
【請求項18】
前記ベースユニット(3)は、前記供給管(10)を収容するための環状スペースを有していることを特徴とする請求項7ないし17のいずれか1の飲料供給アセンブリ。
【請求項19】
前記供給管(10)の自由端部には、供給弁(30)が設けられていることを特徴とする請求項7ないし18のいずれか1の飲料供給アセンブリ。
【請求項20】
請求項7ないし19のいずれか1の飲料供給アセンブリに適合されるものであって、圧縮可能なコンテナ(2)およびベースユニット(3)を具備しているコンテナユニットにおいて、前記ベースユニット(3)は、圧縮可能なコンテナ(2)の出口(9)が形成されていて下方に面している首部をシールし、このベースユニットはまた、前記首部を超えて軸方向および圧縮可能なコンテナ(2)の壁部の実質的な延長方向である下方へと実質的に延びている外壁(16)を有し、また、出口(9)を覆う着脱可能な無菌シールが設けられていることを特徴とするコンテナユニット。
【請求項21】
前記着脱可能な無菌シールが、前記ベースユニットの底部で前記外壁(16)に接続されていることを特徴とする請求項20のコンテナユニット。

【図1】
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【図2a】
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【図2b】
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【図2c】
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【図3】
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【図4】
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【図5a】
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【図5b】
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【図6a】
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【図6b】
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【図7a】
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【図7b】
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【図8a】
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【図8b】
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【図8c】
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【図8d】
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【公表番号】特表2006−525195(P2006−525195A)
【公表日】平成18年11月9日(2006.11.9)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−504373(P2006−504373)
【出願日】平成16年5月6日(2004.5.6)
【国際出願番号】PCT/DK2004/000315
【国際公開番号】WO2004/099060
【国際公開日】平成16年11月18日(2004.11.18)
【出願人】(505413303)カールスバーグ・ブルワリーズ・エー/エス (10)
【Fターム(参考)】