説明

飲料供給アセンブリ

本発明は、飲料供給アセンブリ(1)に関する。アセンブリ(1)は、供給ライン(7)と、供給タップ(10)と、供給ライン(7)の下流端部に配置される供給バルブ(12)とを備える。供給バルブ(12)は、取り替え可能であり、供給される特定の種類の飲料に作用するように備えられるインタラクション手段14と接続して配置され、それによって、飲料固有の給仕が可能になる。本発明は、そのようなアセンブリ(1)及び/又はインタラクション手段(14)の使用による飲料固有の給仕のための方法だけでなく、そのようなアセンブリ(1)に使用するためのインタラクション手段(14)に関する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、飲料供給アセンブリに関し、上記アセンブリは、供給ラインと、供給タップと、上記供給ラインの下流端部に配置される供給バルブとを備える。本発明は、そのようなアセンブリに利用するためのインタラクション手段に関し、さらに、そのようなアセンブリ及び/又はインタラクション手段を使用することによる飲料固有の給仕方法に関する。
【背景技術】
【0002】
特定の種類のエール、ピルスナービール、スタウトビールのような食通向け飲料のための市場が次第に広がっており、ドラフトビールとしてのこれらの製品への要求も増している。この原因の一部は、圧力、温度及び泡立ちのような特性のために理想的な環境が、瓶又は缶から飲料を給仕する場合に比べて、ドラフトシステムではより容易に得られるということにある。このように、例えばビールの最善の味、薫り、及びきめを実現するために、ビールをドラフトシステムから給仕することがしばしば必要になる。食通向け飲料の製品の数量及びこれらの製品に対する消費者の需要はともに増しているため、レストラン、バー及びパブが多種多様な飲料を適正な品質で提供することが不可欠になっている。それ故、顧客の要求に応じるために、バー及びパブが、多種類の高品質の飲料を提供することが益々一般的なものになってきている。
【0003】
加えて、食通向け飲料の消費が増すにつれ、高品質のドラフト飲料を自宅で楽しむことを望む人が増えている。同時に、シードル、ピルスナービール、エール及びスタウトビールのような多くの異なる種類のドラフト飲料を自宅で給仕できることを望む人も多い。
【0004】
このように、種類が豊富で高品質な飲料を個人だけでなくプロフェッショナルにも提供する必要がある。これらの高品質な飲料の最善の状態を引き出す所定の形式で飲料を提供する必要もあり、それによって顧客満足が向上する。更に、ドラフトビールのように高品質の飲料を供給するためのシステムの使い勝手を良くすることが必要なだけでなく、そのような高品質な製品の費用を削減することも定常的に必要なことである。
【0005】
現在、種類が豊富で高品質な飲料に対する顧客の要求は、多くのバー、パブ及びレストランが種々の瓶及び缶の飲料を提供することによって、満たされている。そのような場所は、ドラフト飲料の種類が少なく、例えば1〜5種類の異なる種類のビール又はシードルであることも通常である。多種高品質の飲料を自宅で楽しむ場合、瓶又は缶の飲料を購入し、それらをセラー又は冷蔵庫に貯蔵することが通常の方法である。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
多種高品質の飲料を楽しむ上述の方法は、多くの問題を伴う。ビール及びシードルのような瓶又は缶の飲料は、例えば高品質なものであっても、同じ飲料のドラフトのもので実現される味、薫り及びきめには及ばない。このように瓶及び缶での種類が増える一方で、品質はいくらか落ちた。ドラフト飲料の品揃えが乏しい場合、全ての顧客の要求を満たすことはめったにないが、ドラフト飲料の品揃えが豊富な場合、供給装置に多額の投資が必要になる。ケグの加圧された飲料でさえ、特に開封後は、保管期限が限られている。このように、ドラフト飲料の種類が豊富であると、一部の種類の飲料の回転率がとても低いために、好ましくない出費を強いられることになるかもしれない。
【0007】
個人使用のためのドラフトシステムが同じ技術分野で知られているが、2台以上のそのようなシステムを自宅に備えることは一般できではない。飲料の種類が異なる場合、供給方法も異なることがしばしばあるため、種々のドラフト飲料を自宅で楽しむことは、困難であるか又は不可能である。更に、高品質なドラフト飲料のサプライヤは、適切な方法で飲料を給仕する適切な装置を備えない消費者にそのような製品を届けることに乗り気ではない。特定の飲料の供給に適切でない又は適応していない装置は、最終的に供給される製品の品質をかなり劣化させ、そのため、飲料が不出来であるという印象を消費者に残す。
【0008】
上述の問題の解決策を提供する必要がある。特に、個人とプロフェッショナルとに同様に、自宅と、バー、レストラン及びパブとの両方で、そのような飲料に適した方法で給仕される多種類の高品質な飲料を入手可能にする必要がある。
【0009】
本発明の目的は、従来技術の上述の問題の解決策を提供することである。本発明の目的は、特に、適応性のある飲料供給アセンブリを提供することにあり、本発明によると、容易かつ安価に、多種高品質の飲料を自宅又はバー、レストラン及びパブで提供することが可能になる。
【課題を解決するための手段】
【0010】
本発明は、新しく独創的な飲料供給アセンブリを備えるものであって、上記アセンブリは、供給ラインと、供給タップと、供給ラインの下流端部に配置される供給バルブとを備え、上記供給バルブは、交換可能であり、インタラクション手段に関連づけられ、上記インタラクション手段は、供給されている特定種類の飲料に作用するように設けられ、それによって、飲料専用の供給を実現する。問題は、飲料が容器から供給ラインを通って、供給バルブを介して飲料を供給する供給タップに供給されることである。インタラクション手段を上記供給バルブに配置することによって、例えばガラスの中に供給される前に、インタラクション手段が、飲料の流れの物理的な特性に作用する。インタラクション手段を供給バルブに配置することによって、飲料の流れの物理的な特性は、例えばグラスに給仕する前にインタラクション手段による作用を受ける。そのため、インタラクションを用いた相互の影響により、供給された飲料の望ましい飲料固有の特性が得られる。本発明に係るインタラクション手段は、あらゆる種類の供給アセンブリに(すなわち、既存のアセンブリにも)用いられても良く、又、特定のアセンブリに組み込まれるように又は多種類のアセンブリに適合するように設けられてもよい。
【0011】
インタラクション手段は、上記インタラクション手段を設けるために、素早く固定できる又は素早く固定解除できる部品のような補助部品を、例えば供給ライン又はバルブに備える。例えば供給ラインの部品と相補的な関係で配置された補助部品によって、インタラクション手段を必要に応じて自由に取り替える容易な方法が可能になる。そのような補助部品は例えば射出成形によって作られる。
【0012】
インタラクション手段は、供給ラインのような、バルブの上流側に設けられる。バルブの上流側に設けることによって、インタラクション手段の上流側に立つ圧力のために、バルブを通って漏れることがなくなる。高品質のバルブであっても、インタラクション手段の上流側に立つ高い圧力に適合しない繊細な部品を含むためである。
【0013】
バルブは、例えばバルブと一体をなす部品としてのインタラクション手段を備える。インタラクション手段を供給バルブに組み込むことは、バルブ及びインタラクション手段の両方の簡単な1ステップでの交換を可能にするために特に好ましい。バルブ及びインタラクション手段が例えば射出形成のように一体で製造されることによって、全体の生産コストが低減する。インタラクション手段は、上述のように漏れを防止するために、好ましくは、バルブの開口機構の上流側に組み込まれる。インタラクション手段を正確にバルブの中に、すなわち好ましくはバルブの開口機構の上流側に、一体化することによって、漏れの問題をなくすことができる。
【0014】
インタラクション手段は、供給されている飲料の圧力損失を促進するように設けられる。そのような、大きくかつ/又は急激であるかもしれないインタラクション手段の全域の圧力損失によって、飲料の望ましい飲料固有の特性を引き出すことができる。例えば、圧力損失によって、例えばドラフトビールでのガスの放出及び泡(foam)の形成が生じる。
【0015】
インタラクション手段は、飲料の流れを層流から乱流へ変化させること又はその逆を実現するような、供給されている飲料の流れに作用するように設けられる。そのように流れの特性を変化させることによって、供給された飲料の望ましい飲料固有の特性を引き出すことに効果を奏する。
【0016】
インタラクション手段は、飲料が流れることができる少なくとも1つの開口を有する板を備える。そのような開口板によって、インタラクション手段を通過する飲料の圧力損失と流れの特性の変更との両方を手軽に実現できる。鋭利な端部を適宜有する小さな開口は、圧力損失及び乱流を促進するために特に好適である。インタラクション手段は、20より多いような多数の開口を備え、それによって望ましい影響を実現する。
【0017】
インタラクション手段は、金属、プラスチック、ゴム、又はそれらの組み合わせを用いて作られる。プラスチックを用いて作られたインタラクション手段は、例えばインタラクション手段を射出形成することによって、特に生産コストを低減するために好適である。インタラクション手段は、良好な衛生状態を確保するために、適宜、被膜され又は他の方法で処理されてもよい。
【0018】
他の好ましい実施の形態において、インタラクション手段は取り替え可能なバルブと一体的をなす部品である。
【0019】
「インタラクション手段は、取り替え可能なバルブと一体をなす部品である」とは、インタラクション手段がバルブの一部として備えられ、上記バルブから分離不可能であることを意味する。そのため、バルブと一体をなす部品であるインタラクション手段は、バルブと一緒に容易に製造、供給及び取り外すことができる。
【0020】
本発明は、飲料を供給するためのアセンブリに使用するためのインタラクション手段であることにおいても新しく独創的なものであって、上記インタラクション手段は、供給されている特定の種類の飲料に作用するように設けられ、それによって、飲料固有の給仕を実現する。
【0021】
インタラクション手段は、例えば急激な圧力損失を促進することによって、飲料に含まれるCO及び/又はNのガスの放出を促進するように設けられる。圧力損失によって、ガス含有飲料のガスが放出する。飲料に作用する圧力が溶液にガスを保持するために要求される圧力より低くなる場合に、ガスの放出は生じる。この圧力は飲料の温度によって変化し、又、飲料が含むガス又は混合ガスの種類によっても変化する。ガスの放出によって、例えばNガスが放出された場合にいわゆるスタウトビールに泡が形成されるときのように、供給されている飲料に望ましい泡が形成される。インタラクション手段は、供給されている飲料の特性に作用するように、例えば飲料の流れに作用することによるような他の方法で設けられる。インタラクション手段は、飲料が流れることができる少なくとも1つの開口を有する開口板を備え、そのような開口を介した流れによって、開口板の全域での圧力損失、及び、適宜開口板の下流側での乱流を促進する。上述の圧力損失及び適宜生じる乱流は、開口板以外の他の手段によって実現されてもよい。
【0022】
インタラクション手段は、取り替え可能なバルブと一体をなす部品である。
【0023】
本発明は、更に、飲料を供給するためのアセンブリ及び/又はインタラクション手段を使用することによって飲料固有の給仕を実現するための方法を開示することにおいても新しく独創的なものであって、上記方法は、容器から供給ライン、供給タップ及び供給バルブを通って飲料を供給するステップと、上記飲料が上記供給バルブの上流側に位置して、供給されている特定の種類の飲料に作用するように設けることによって、飲料固有の給仕を実現するインタラクション手段を通って流れるようにするステップとを含む。
【発明を実施するための最良の形態】
【0024】
本発明及びその多くの効果が添付の概要図を参照して以下により詳細に記載されるが、それら概要図は、例示を目的とするものであり、本発明を限定するものではない実施の形態が示されている。全図は概要を示すものであって、必ずしも拡大/縮小したものではなく、又、それらは、本発明を明らかにするために必要な部品を示すだけであり、他の部品は省略され、又は、単に示唆するだけである。
【0025】
図1は、飲料供給アセンブリ1の実施の形態を示し、それは、冷却チャンバ2と、冷却システム3と、圧力チャンバ4の中の容器(図示せず)と、供給ライン7(図示せず)のための開口6を有する圧力チャンバ・リッド5と、供給ライン・チャネル8と、タワー9と、供給タップ10と、タップ・アクチュエータ11とを備える。図1に示すアセンブリは、本発明に係るインタラクション手段が使用されるアセンブリの例に過ぎないことに留意すべきである。インタラクション手段は、他のいかなるタイプのアセンブリ1にも備えられ、又、特定のアセンブリ1又は多数の異なるアセンブリ1に適宜容易に組み込まれる。
【0026】
図2は、飲料供給アセンブリ1の他の実施の形態を示し、それは、一体化した冷却及び圧力チャンバ2+4と、冷却システム3と、供給タップ10と、タップ・アクチュエータ11と、供給バルブ12とを備える。本実施の形態において、冷却チャンバ2及び圧力チャンバ4は、1つのチャンバ2+4に一体化され、それは両目的を達成する。
【0027】
図3は、供給タップ10の実施の形態を示す。供給タップ10は、タップ・アクチュエータ11を備え、タワー9に設けられる。供給タップ10からの突き出しているものは、供給バルブ12に接続する供給ライン7である。供給タップ10は、開放した形態で示されるが、供給タップ10を使用する準備のために、供給ライン7及び供給バルブ12の周囲で閉じている。そのように供給タップ10を容易に開閉することによって、例えば、供給バルブ12又はインタラクション手段14のような供給タップ12の内部の部品を取り替え又は交換することが容易になる。バルブ12は、置換可能なバルブ12であり、アセンブリ1の他のコンポーネントとは独立して備えられてもよい。バルブは、インタラクション手段14を備える(本図に示さず)。
【0028】
図4は、供給バルブ12の実施の形態の斜視図を示す。バルブ12は供給ライン7に接続する。
【0029】
図5は、供給ライン7に接続するバルブ12の実施の形態の断面図を示す。インタラクション手段14(本図に示さず)の配置可能な位置は、矢印13により指し示される。インタラクション手段14は、アセンブリの他の部品に簡単かつ柔軟に接続するための補助部品を備え、アセンブリの使用中に、供給ライン7、供給バルブ12又は供給タップ10に接続される。アセンブリの異なる他の部品と接続するためにインタラクション手段14を備えることによって、アセンブリの全体的な柔軟性と使い勝手とが向上する。例えば、インタラクション手段14は、供給ライン7と供給バルブ12との間に挿入される。インタラクション手段14は、供給ライン7の下流端部又は供給タップ10の部分として位置付けられてもよい。このように、インタラクション手段14は、適宜、アセンブリ1の他の部品、例えば供給ライン7又はバルブ10に一体化した部分であってもよく、又、1回使用の使い捨て部品の一部であってもよい。そのように部品を1回だけ使用することによって、使い勝手とアセンブリの衛生状態との両方が非常に向上する。
【0030】
図6は、インタラクション手段14の実施の形態を示す。本実施の形態において、インタラクション手段は、多数の開口又は穴を有する板状のものである。使用中、インタラクション手段14はアセンブリ1に設けられ、飲料が開口を介して流れる。飲料が図示する実施の形態のインタラクション手段のような開口を介して押し出される場合、インタラクション手段の全域で圧力損失が生じる。更に、開口通過後の飲料の流れは乱流になり、そのため更に、飲料の圧力は低減する。そのような圧力損失は、ガスを含む溶液において、ガスの放出を促進する、すなわち気泡(bubble)の形成のために非常に好適である。気泡の形成は、ビール及びシードルのように泡立つ飲料において泡(foam)を形成するための前提条件である。飲料の泡及び飲料上の泡は、見た目と言葉の上とで魅力があるだけではなく、味にも非常に影響するため、給仕される飲料を正しく泡立てることが重要である。図6に示すようなインタラクション手段14によって、これが実現される。インタラクション手段14の異なる実施の形態は、飲料がもつ物理的な性質に対する要求が異なる場合に好ましい。例えば、開口の大きさと数は、インタラクション手段14が飲料に作用する方法に影響する。そのため、インタラクション手段14の異なる実施の形態は、飲料がもつあらゆる特性を引き出す飲料固有の給仕を可能とするために、異なる飲料に使用されるとよい。
【0031】
図7は、供給タップ10の実施の形態の断面を示し、それは、タップ・アクチュエータ11と、供給ライン7に連通する供給バルブ12とを備える。インタラクション手段の可能な位置は(図7に示さず)、矢印13で示される。インタラクション手段14は、供給バルブ12の中に配置され、それによって、供給バルブ12に沿ってインタラクション手段14を容易に簡易することが可能になる。しかし、インタラクション手段14は、上述のように、異なる位置に配置されてもよい。
【0032】
図8は、インタラクション手段14と一体をなす部品である、取り替え可能な供給バルブ12の実施の形態の断面図を示す。バルブ12を一端部から見ており、インタラクション手段14が、バルブ12の中に見られる。本実施の形態において、インタラクション手段14は、一体部品、例えばバルブ12の小さな板に開口を設けることによって形成される。バルブ12を介して流れる飲料は、そのため、これらの開口を通過する。バルブ12と一体をなす部品としてのインタラクション手段14を有することによって、インタラクション手段14を自動的に取り替え可能なバルブ12と一緒に設け又取り除くことが可能になる。そのため、バルブ12を交換する工程で、インタラクション手段14を落としたり、又は、失う危険がなくなり、又、汚染されている可能性があっても、バルブ12が交換されると、インタラクション手段14が誤ってアセンブリ1の一部として再利用されることは決してない。更に、例えばビールのケグのような飲料容器と一緒に、又は可能であれば飲料容器に接続された、取り替え可能なバルブ12を供給する場合、飲料に適合する正しい種類のインタラクション手段14が必ず供給され、そのため、異なる飲料を交換するとき、利用者は容易かつ安全に交換することができる。更に、バルブ12と一体をなす部品としてのインタラクション手段14を備えることによって、インタラクション手段14を別個に生産する必要がなくなり、これによって、容易かつ安価に生産できる。
【0033】
図の一部だけでなく、方法及びアセンブリ1は、供給ライン7の排出側端部に接続したバルブ12を開示するが、又、上記バルブ12は供給ライン7に取り付けられて再配置されるが、バルブ12が分離したバルブ12である、すなわち必ずしも供給ライン7と同時に再配置されないバルブ12も本発明の思想の範囲である。そのため、供給ライン7の排出側端部及びバルブ12は、容易に分離できる相補的な接続手段を備える。更に、(容器に設けられない場合の注入側端部だけでなく)供給ライン7の排出側端部は、供給ライン7がバルブ12及び容器のそれぞれに取り付けられる前に、容易に取り外せるキャップ、フード又はカバーを備える。これによって、供給ライン7の内部は清潔に保つことができ、飲料と接触する部品の汚染を防止できる。バルブ12も、上述と同様の理由のために、キャップ、フード又はカバーを備えてもよい。
【0034】
以上、本発明は、本発明の好ましい実施の形態と関連して説明されてきたが、添付の特許請求の範囲に記載の本発明から逸脱することなく、当業者が種々の改良を考え得ることは明らかである。
【図面の簡単な説明】
【0035】
【図1】飲料を分配するためのアセンブリの実施の形態を示す。
【図2】飲料を分配するためのアセンブリの他の実施の形態を示す。
【図3】分配タップの実施の形態を示す。
【図4】分配ラインに接続された分配バルブの実施の形態を斜視図で示す。
【図5】分配ラインに接続された分配バルブの実施の形態を断面図で示す。
【図6】インタラクション手段の実施の形態を示す。
【図7】分配タップの実施の形態を示す。
【図8】分配バルブの実施の形態を断面図で示し、インタラクション手段が不可分の一部である。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
飲料を供給するためのアセンブリ(1)であって、
上記アセンブリ(1)は、供給ライン(7)と、供給タップ(10)と、上記供給ライン(7)の下流端部に配置された供給バルブ(12)とを備え、
上記供給バルブ(12)は、取り替え可能で、インタラクション手段(14)に接続して配置され、
上記インタラクション手段は、供給される特定の種類の飲料に作用するように設けられ、それによって、飲料固有の給仕を実現することを特徴とするアセンブリ(1)。
【請求項2】
上記インタラクション手段(14)は、上記インタラクション手段(14)を設けるために、素早く固定できる又は素早く固定解除できる部品のような補助部品を、例えば供給ライン(7)又はバルブ(12)に備えることを特徴とする請求項1に係るアセンブリ(1)。
【請求項3】
上記インタラクション手段(14)は、供給ライン(7)のようなバルブ(12)の上流側に設けられることを特徴とする上記請求項のいずれか1項に係るアセンブリ(1)。
【請求項4】
上記バルブ(12)は、例えばバルブ(12)と一体をなす部品のような上記インタラクション手段(14)を備えることを特徴とする上記請求項のいずれか1項に係るアセンブリ(1)。
【請求項5】
上記インタラクション手段(14)は、供給されている飲料の圧力損失を促進するように設けられることを特徴とする上記請求項のいずれか1項に係るアセンブリ(1)。
【請求項6】
上記インタラクション手段(14)は、飲料の流れを層流から乱流へ変化させること又はその逆を実現するような、供給されている飲料の流れに作用するように設けられることを特徴とする上記請求項のいずれか1項に係るアセンブリ(1)。
【請求項7】
上記インタラクション手段(14)は、飲料が流れることができる少なくとも1つの開口を有する板を備えることを特徴とする上記請求項のいずれか1項に係るアセンブリ(1)。
【請求項8】
上記インタラクション手段(14)は、金属、プラスチック、ゴム、又はそれらの組み合わせを用いて作られることを特徴とする上記請求項のいずれか1項に係るアセンブリ(1)。
【請求項9】
上記インタラクション手段(14)は、取り替え可能な供給バルブ(12)と一体をなす部品であることを特徴とする上記請求項のいずれか1項に係るアセンブリ(1)。
【請求項10】
上記請求項のいずれか1項に係るアセンブリ(1)に使用するためのインタラクション手段(14)であって、
上記インタラクション手段(14)は、供給されている特定の種類の飲料に作用するように設けられ、それによって、飲料固有の給仕を実現することを特徴とするインタラクション手段(14)。
【請求項11】
上記インタラクション手段(14)は、上記インタラクション手段(14)を設けるために、素早く固定できる又は素早く固定解除できる部品のような補助部品を、例えば供給ライン(7)又はバルブ(12)に備えることを特徴とする請求項10に係るインタラクション手段(14)。
【請求項12】
上記インタラクション手段(14)は、例えば急激な圧力損失を促進することによって、飲料に含まれるCO及び/又はNのガスの放出を促進するように設けられることを特徴とする請求項10又は11に係るインタラクション手段(14)。
【請求項13】
上記インタラクション手段(14)は、飲料が流れることができる少なくとも1つの開口を有する開口板を備え、そのような開口を介した流れによって、開口板の全域での圧力損失、及び、適宜開口板の下流側での乱流を促進することを特徴とする請求項10から12のいずれか1項に係るインタラクション手段(14)。
【請求項14】
上記インタラクション手段(14)は、取り替え可能な供給バルブ(12)と一体をなす部品であることを特徴とする請求項10から13のいずれか1項に係るインタラクション手段(14)。
【請求項15】
請求項1から9のいずれか1項に係るアセンブリ(1)及び/又は請求項10から14のいずれか1項に係るインタラクション手段(14)を使用することによって飲料固有の供給を実現するための方法であって、
上記方法は、容器から供給ライン(7)、供給タップ(10)及び供給バルブ(12)を通って飲料を供給するステップと、上記飲料が上記供給バルブ(12)の上流側に位置して、供給されている特定の種類の飲料に作用するように設けることによって、飲料固有の給仕を実現するインタラクション手段(14)を通って流れるようにするステップとを含むことを特徴とする方法。

【図1】
image rotate

【図2】
image rotate

【図3】
image rotate

【図4】
image rotate

【図5】
image rotate

【図6】
image rotate

【図7】
image rotate

【図8】
image rotate


【公表番号】特表2009−504514(P2009−504514A)
【公表日】平成21年2月5日(2009.2.5)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−525390(P2008−525390)
【出願日】平成18年8月10日(2006.8.10)
【国際出願番号】PCT/DK2006/000437
【国際公開番号】WO2007/019850
【国際公開日】平成19年2月22日(2007.2.22)
【出願人】(505413303)カールスバーグ・ブルワリーズ・エー/エス (10)
【Fターム(参考)】