説明

首肩マッサージ機

【課題】仰向け姿勢とした使用者の頭部を載置させる枕形とされ、首揉みマッサージと肩指圧マッサージを同時に行うようにした首肩マッサージ機を提供する。
【解決手段】使用者の基準線に対して、使用者の後頭部を載置させる枕形のハウジングと、該ハウジングに内装され前記基準線と交差する方向に延びる駆動軸9と、該駆動軸9の駆動源8と、前記駆動軸9を動力源とする首揉み機構5と肩指圧機構6、6とが設けられている。首揉み機構5は、ハウジングの上方で前記基準線の両側から使用者の首部に対し拡開と挟持の揺動動作を繰り返す。肩指圧機構6、6は、ハウジングの前方で前記基準線の両側から使用者の肩部に対し押圧と押圧解除の指圧動作を繰り返す。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、仰向け姿勢とした使用者の頭部を載置させる枕形とされ、首揉みマッサージと肩指圧マッサージを同時に行うようにした首肩マッサージ機に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、仰向け姿勢とした使用者の頭部を載置させる枕形とされ、首部のマッサージを行うようにしたマッサージ機が提案されている(例えば、特許文献1)。
【0003】
【特許文献1】特開2004−160172公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1のマッサージ機は、左右一対のマッサージ部材を互いに対向するうねり動作をさせながら左右遠近方向と前後方向の両方向に往復移動させるように構成され、これにより首部にマッサージを施すものとされている。
【0005】
ところが、首部のマッサージを望む使用者は、通常、首部の両側に凝りを感じるだけでなく、首の付根部分に近い肩部にも凝りを感じていることが多いため、首部のマッサージを行うだけでは不十分である。
【0006】
そこで、首部のマッサージと肩部のマッサージを同時に実行するようにした枕形のマッサージ機の提供が望まれるところであるが、未だ実現していない。
【0007】
本発明者の知見によれば、枕形のハウジングの上方で首揉みマッサージを行う首揉み機構と、該ハウジングの前方で肩指圧マッサージを行う肩指圧機構とを設け、首揉みマッサージと肩指圧マッサージを同時に実行させれば、上記要望に応えることができる。しかしながら、首揉み機構と肩指圧機構の駆動系を別々に構成すると、装置が複雑化し、枕形でありながらコンパクトに形成することが困難であり、しかも、コスト高を招来するという問題がある。この際、特許文献1のように首揉み機構を左右遠近方向と前後方向の両方向に往復移動する一対のマッサージ部材により構成すると、マッサージ部材の前後方向の往復動により使用者の首部を含む身体がハウジング上で前後に微動するため、肩指圧機構による肩指圧マッサージを好適に行い難いという問題がある。
【0008】
このため、首揉み機構と肩指圧機構の両者を駆動する駆動系を1個の駆動源と1本の駆動軸により構成し、枕形のハウジングをコンパクトに形成することが好ましい。しかも、ハウジングの上方で首揉みマッサージを行う首揉み機構は、特許文献1のような前後方向の往復移動を行うのではなく、首部の左右方向に対する拡開と挟持のような揺動の動作だけを繰り返す構成として、使用者の首部を含む身体を安定的に定置させることにより、肩指圧機構による肩指圧マッサージを好適に行うように構成するのが良い。
【0009】
また、枕形のマッサージ機を提供する際には、首揉みマッサージと肩指圧マッサージを同時に実行することに加えて、使用者の首の背面における首筋を同時にマッサージする首筋押圧機構を設けることが望ましく、このような首筋押圧機構も上述のような1つの駆動系で駆動するように構成することが望ましい。
【0010】
そして、首揉み機構が拡開と挟持の動作を繰り返すことにより首揉みマッサージを行っている状態から、駆動源を停止させてマッサージを終了するときには、首揉み機構が拡開姿勢で停止するように構成するのが良い。使用者が改めてマッサージを再開するため、仰向け姿勢で後頭部を枕形のハウジングに載置する際に、首揉み機構が挟持姿勢で停止していると、該首揉み機構に首部が入り難いのに対して、拡開姿勢で待機させておけば、該首揉み機構に首部が入り易いという利点がある。
【0011】
更に、首揉み機構による首揉みマッサージを多様化するためには、首部の両側に対する拡開と挟持の揺動だけでなく、ほぼ平行状態で揺動する揺すり機能を付加することが好ましい。このような拡開挟持の揺動機能と揺すりの揺動機能との切換えは、駆動軸の正逆回転方向を変更するだけで自動的に行われるように構成することが好ましい。
【課題を解決するための手段】
【0012】
本発明は、上記課題を解決した首肩マッサージ機を提供するものであり、その第一の手段として構成したところは、仰向け姿勢とした使用者の頭部の中心から両肩部の中央に向かう前方Fに延びる基準線Cに対して、使用者の後頭部を載置させる枕形のハウジングと、該ハウジングに内装され前記基準線Cと交差する方向に延びる駆動軸と、該駆動軸を駆動回転する駆動源と、前記駆動軸の回転に連動してハウジングの上方で前記基準線Cの両側から使用者の首部に対し拡開と挟持の揺動動作を繰り返す首揉み機構と、前記駆動軸の回転に連動してハウジングの前方で前記基準線Cの両側から使用者の肩部に対し押圧と押圧解除の指圧動作を繰り返す肩指圧機構とを構成した点にある。
【0013】
また、本発明が第二の手段として構成したところは、仰向け姿勢とした使用者の頭部の中心から両肩部の中央に向かう前方Fに延びる基準線Cに対して、使用者の後頭部を載置させる枕形のハウジングと、該ハウジングに内装され前記基準線Cと交差する方向に延びる駆動軸と、該駆動軸を駆動回転する駆動源と、ハウジングの上方で前記基準線Cの両側から使用者の首部を揉む首揉み機構と、ハウジングの前方で前記基準線Cの両側から使用者の肩部を指圧する肩指圧機構とを構成しており、前記首揉み機構は、駆動軸に同行回転するように軸支された一対の傾斜筒軸と、該傾斜筒軸に連結された一対の首揉み板とから構成されており、一対の傾斜筒軸は、駆動軸に対して軸線を傾斜偏位した状態で軸支されると共に前記基準線Cに関して対称となるように配置され、一対の首揉み板のそれぞれは、前記傾斜筒軸に回転自在に外挿された基部と、該基部から使用者の首部側面に臨むように延設された押圧部とを備え、前記基部が傾斜筒軸と連れ回りすることを防止する係止手段を設け、駆動軸の回転により傾斜筒軸を介して一対の首揉み板の押圧部が使用者の首部に対し拡開と挟持の揺動動作を繰り返すように構成されており、前記肩指圧機構は、駆動軸の回転方向にカム面を有するカム手段と、該カム手段により進退移動される指圧突起とを備え、駆動軸の回転によりカム手段を介して指圧突起が使用者の肩部に対し押圧と押圧解除の指圧動作を繰り返すように構成した点にある。
【0014】
本発明の実施形態において、首肩マッサージ機は、基準線Cに臨んで首筋押圧機構を備えており、該首筋押圧機構は、駆動軸と同行回転するように軸支された円板と、該円板の周方向に間隔をあけて配置された複数のローラとを備え、円板の回転により前記ローラをハウジングの上方に出没させることにより背面首筋マッサージを行うように構成されている。
【0015】
また、本発明の首肩マッサージ機は、少なくとも駆動源の始動信号と停止信号を出力するコントローラと、コントローラから始動信号が入力されたとき駆動源を駆動させ停止信号が入力されたとき駆動源を停止させる制御手段と、駆動軸の所定回転位置を検出することにより検出信号を出力し該検出信号を前記制御手段に入力するセンサを設けており、前記制御手段は、コントローラからの停止信号の入力に加えて、センサからの検出信号が入力されたときに駆動源を停止させることにより駆動軸を所定停止位置で停止させる停止位置制御手段を備えており、首揉み機構は、駆動軸が前記所定停止位置にあるときに、拡開姿勢となるように設定されている。
【0016】
更に、駆動軸の駆動回転は、正逆回転を切換自在に構成されており、一対の傾斜筒軸のうち、一方の傾斜筒軸は、駆動軸の正逆両方向の回転に追従して同行回転するように正逆噛合部を介して駆動軸に固定される反面、他方の傾斜筒軸は、駆動軸の正転方向の回転に同行回転する正転噛合部と、駆動軸の逆転方向の回転に同行回転する逆転噛合部とを、該傾斜筒軸の半周分に相当して離間形成し、正転噛合部と逆転噛合部の間において該傾斜筒軸を駆動軸に対して遊転自在に構成しており、駆動軸の正転時に一対の傾斜筒軸を基準線Cに関して線対称となる傾斜姿勢で正転させることにより、一対の首揉み板を拡開・挟持方向に揺動させる反面、駆動軸の逆転時に一対の傾斜筒軸を基準線Cに関して点対称となる傾斜姿勢で逆転させることにより、一対の首揉み板をほぼ平行状態で揺動させるように構成されている。
【発明の効果】
【0017】
首部のマッサージ施療を望む使用者Uは、通常、首部U3の両側に凝りを感じているだけでなく、首部の付根部分に近い肩部U2、U2にも凝りを感じていることが多く見られるところ、請求項1に記載の本発明によれば、仰向け姿勢とした使用者Uの頭部U1の中心から両肩部U2、U2の中央に向かう前方Fに延びる基準線Cに対して、使用者の後頭部を載置させる枕形のハウジング2と、該ハウジング2に内装され前記基準線Cと交差する方向に延びる駆動軸9と、該駆動軸9を駆動回転する駆動源8と、前記駆動軸9の回転に連動してハウジング2の上方で前記基準線Cの両側から使用者の首部U3に対し拡開と挟持の動作を繰り返す首揉み機構5と、前記駆動軸9の回転に連動してハウジング2の前方で前記基準線Cの両側から使用者の肩部U2、U2に対し押圧と押圧解除の動作を繰り返す肩指圧機構6,6とを構成しているので、首揉みマッサージと肩指圧マッサージを同時に行う枕形のマッサージ機を実現することができる。
【0018】
この際、本発明によれば、首揉み機構5と肩指圧機構6,6の両者を駆動する駆動系を1個の駆動源8と1本の駆動軸9により構成しているので、枕形のハウジング2をコンパクトに形成することができる。しかも、ハウジング2の上方で首揉みマッサージを行う首揉み機構5は、拡開と挟持のような首部U3の左右方向に揺動する首揉み動作を行うものであるから、使用者の首部U3を含む身体が前後方向に微動することはなく枕形ハウジング2に安定的に定置され、これにより肩指圧機構6,6による肩指圧マッサージを良好に行うことが可能となる。
【0019】
ところで、請求項2に記載の本発明によれば、首揉み機構5は、駆動軸9に同行回転するように軸支された一対の傾斜筒軸14a、14bと、該傾斜筒軸14a、14bに連結された一対の首揉み板15a、15bとから構成されている。一対の傾斜筒軸14a、14bは、駆動軸9に対して軸線を傾斜偏位した状態で軸支されると共に前記基準線Cに関して対称となるように配置されている。また、一対の首揉み板15a、15bのそれぞれは、前記傾斜筒軸14a、14bに回転自在に外挿された基部21と、該基部21から使用者の首部側面に臨むように延設された押圧部23とを備え、前記基部21が傾斜筒軸14a、14bと連れ回りすることを防止する係止手段25を設けている。そして、肩指圧機構6,6は、駆動軸9の回転方向にカム面26aを有するカム手段26と、該カム手段26により進退移動される指圧突起27とを備えている。従って、1本の駆動軸9を駆動回転するだけで、傾斜筒軸14a、14bを介して一対の首揉み板15a、15bの押圧部23が使用者の首部U3に対し拡開と挟持の揺動を繰り返すことにより首揉みマッサージを好適に行うことができ、また、カム手段26を介して指圧突起27が使用者の肩部U2、U2に対し押圧と押圧解除の動作を繰り返すことにより肩指圧マッサージを好適に行うことができる。
【0020】
しかも、請求項3に記載の本発明によれば、首肩マッサージ機は、基準線Cに臨んで首筋押圧機構7を備えており、該首筋押圧機構7は、駆動軸9と同行回転するように軸支された円板33と、該円板33の周方向に間隔をあけて配置された複数のローラ34とを備え、円板33の回転により前記ローラ34をハウジング2の上方に出没させるように構成されている。従って、使用者は、首揉みマッサージと肩指圧マッサージによる施療を受けながら、これに加えて同時に、背面首筋マッサージを受けることができるという利点がある。
【0021】
しかも、請求項4に記載の本発明によれば、使用者がマッサージ動作を終了させるためにコントローラ12を操作すると、駆動軸9の所定回転位置がセンサ38により検出された後、該センサ38の検出信号に基づいて、制御手段13の停止位置制御手段36が駆動軸9を所定停止位置で停止する。そして、駆動軸9が実際の所定停止位置で停止したとき、首揉み機構5が拡開姿勢となるように設定されている。このため、使用者が改めてマッサージを再開するため、仰向け姿勢で後頭部を枕形のハウジング2に載置する際に、首揉み機構5が拡開姿勢で待機しているので、該首揉み機構5に首部が入り易く、使い勝手が良い。
【0022】
更に、請求項5に記載の本発明によれば、駆動軸9の駆動回転は、正逆回転を切換自在に構成されている。そして、一対の傾斜筒軸14a、14bのうち、一方の傾斜筒軸14aは、駆動軸9の正逆両方向の回転に追従して同行回転するように正逆噛合部16を介して駆動軸9に固定される反面、他方の傾斜筒軸14bは、駆動軸9の正転方向の回転に同行回転する正転噛合部18aと、駆動軸9の逆転方向の回転に同行回転する逆転噛合部18bとを、該傾斜筒軸14bの半周分に相当して離間形成し、正転噛合部18aと逆転噛合部18bの間において該傾斜筒軸14bを駆動軸9に対して遊転自在となるように構成されている。従って、駆動軸9の正転時には、一対の傾斜筒軸14a、14bを基準線Cに関して線対称となる傾斜姿勢で正転させ、一対の首揉み板15a、15bを拡開・挟持方向に揺動させる。その反面、駆動軸9の逆転時には、一対の傾斜筒軸14a、14bを基準線Cに関して点対称となる傾斜姿勢で逆転させ、一対の首揉み板15a、15bをほぼ平行状態で揺動させる。その結果、首揉み機構5による首揉みマッサージが多様化され、2種類の揺動方式により適切なマッサージ施療が可能になり、しかも、このような拡開挟持の揺動機能と平行揺すりの揺動機能との切換えは、駆動軸9の正逆回転方向を変更するだけで自動的に行うことが可能になるという効果がある。
【発明を実施するための最良の形態】
【0023】
以下図面に基づいて本発明の好ましい実施形態を詳述する。図1に示すように、マッサージ機1は、畳や、フローリングや、ベッド等を含む床面に設置される枕形のハウジング2を構成しており、該ハウジング2の両側に把手3、3を一体に形成している。そこで、使用者Uは、鎖線で示すように、仰向け姿勢で頭部U1の後頭部をハウジング2の上面に載置させることにより、マッサージ施療を受けることができる。このため、ハウジング2の上面には、使用者Uの後頭部を載せるための枕シート4が設けられている。
【0024】
マッサージ機1は、前記使用者Uの頭部U1の中心から両肩部U2、U2の中央に向かう前方Fに延びる基準線Cに対して、ハウジング2の上方で基準線Cの両側から使用者Uの首部U3に対して首揉みマッサージを行う首揉み機構5と、ハウジング3の前方で基準線Cの両側から使用者Uの肩部U2、U2に対して肩指圧マッサージを行う肩指圧機構6、6と、基準線Cに臨んで首部U3の背面首筋マッサージを行う首筋押圧機構7とが設けられている。
【0025】
ハウジング2は、下側ハウジング2aと上側ハウジング2bを対向した合掌状態で相互固着することにより形成されており、図2に上側ハウジング2bを取外した状態を示すように、前記首揉み機構5、肩指圧機構6、6、首筋押圧機構7は、ハウジング2に内装された電動モータ等による1個の駆動源8と、該駆動源8により駆動回転される1本の駆動軸9とからなる1つの駆動系により駆動される。駆動軸9は、基準線Cと交差(直交)する方向に延びるように軸受10、10を介して回転自在に軸支されている。図例の場合、駆動源8は、駆動軸9に対して交差方向に配置されているため、駆動源8と駆動軸9の間にウオーム歯車等からなる動力方向を変換する動力伝達手段11を設けているが、図示のような構成に限定されるものではない。
【0026】
そこで、図示省略した電源等により駆動源8を駆動する構成とされ、使用者Uの任意の操作により、駆動源8に関する始動信号及び停止信号や、正逆回転方向の切換信号や、回転数(速度)を指示する制御信号等を出力するコントローラ12と、該コントローラ12から、これらの信号の入力を受けて駆動源8を制御する制御手段13が設けられている。図例の場合、制御手段13はハウジング2に内装され、コントローラ12はハウジング2の外部で遠隔操作可能なように構成されているが、コントローラ12を上側ハウジング2bに固設しても良い。
【0027】
[首揉み機構5の構成]
図3に示すように、首揉み機構5は、駆動軸9に同行回転するように軸支された一対の傾斜筒軸14a、14bと、該傾斜筒軸14a、14bにそれぞれ連結された一対の首揉み板15a、15bとから構成されている。一対の傾斜筒軸14a、14bは、駆動軸9に対して軸線を傾斜偏位した状態で軸支され、前記基準線Cに対して対称となるように配置されている。一対の傾斜筒軸14a、14bのうち、一方の傾斜筒軸14aは、駆動軸9の正逆両方向の回転に追従して常に同行回転するように正逆噛合部16を介して駆動軸9に固定されている。正逆噛合部16は、例えば、図示のような断面多角形の角軸部による固定構造や、スプライン等の固定構造を採用することができる。これに対して、他方の傾斜筒軸14bは、駆動軸9の周面に突設されたピン17を介して、駆動軸9の正転方向の回転に同行回転する正転噛合部18aと、逆転方向の回転に同行回転する逆転噛合部18bとを、該傾斜筒軸14bの半周分に相当して離間形成しており、正転噛合部18aと逆転噛合部18bの間において該傾斜筒軸14bを駆動軸9に対して遊転自在となるように構成されている。従って、駆動軸9を正転方向fに回転したとき、一対の傾斜筒軸14a、14bは、基準線Cに関して線対称となる傾斜姿勢で正転させられる(図4参照)。ところが、駆動軸9を逆転方向rに回転したとき、一方の傾斜筒軸14aが駆動軸9に同行して半周回転する間、他方の傾斜筒軸14bは、駆動軸9上で停止しており、ピン17が逆転噛合部18bに噛合すると逆転するので、一対の傾斜筒軸14a、14bは、基準線Cに関して点対称となる傾斜姿勢で逆転させられる(図5参照)。
【0028】
一対の首揉み板15a、15bは、基準線Cに関して線対称に構成されている点を除けば同一構成のものであり、図6(A)に示すように、傾斜筒軸14a(14b)にボールベアリング19等を介して回転自在に外挿されたボス部20を備えた基部21と、該基部21から使用者Uの首部U3の側面に臨むように上側ハウジング2bの窓孔22を介して上方かつ前方に延設される押圧部23とを一体に形成した可撓性のある合成樹脂板により構成されている。前記押圧部23は、内側面(一対の首揉み板15a、15bの対向面)にゴム等の弾性材からなる複数の中空の突部24aを設けた弾性パッド24を添設している。前記基部21には、傾斜筒軸14a(14b)に対する連れ回りを防止する係止手段25が設けられている。この係止手段25は、図例の場合、基部21から下方に延びる係止片25aと、該係止片25aを傾斜筒軸14a(14b)の回転方向に移動不能かつ軸方向に移動可能に係止する係止レール25bにより構成されている(図3(B)、図4及び図5参照)。尚、上側ハウジング2bの窓孔22から外方に延出される押圧部23は、織物や編物のような編織物により形成された柔軟な袋状のカバー5aにより被われており、該カバー5aは、窓孔22の周囲において上側ハウジング2bに着脱自在又は着脱不能に取付けられている。
【0029】
[首揉み機構5の作用]
使用者Uは、上述したように後頭部を枕シート4の上に載置した状態で、コントローラ12のスイッチを操作することにより、駆動源8を始動すると共に駆動軸9を正転させると、首揉み機構5により、図4に示すように、首部U3に対する拡開と挟持の揺動動作を繰り返す首揉みマッサージを受けることができる。図4(A)に示す状態において、一方の傾斜筒軸14aは、正逆噛合部16を介して駆動軸9に同行回転し、首揉み板15aの上端を外向きに傾斜させるような傾斜姿勢とされている。このとき、他方の傾斜筒軸14bは、ピン17を正転噛合部18aに噛合することにより駆動軸9に同行回転され、この状態で首揉み板15bの上端を外向きに傾斜させるような傾斜姿勢とされている。即ち、一対の傾斜筒軸14a、14bが線対称となる上広がり状の傾斜姿勢とされ、一対の首揉み板15a、15bの押圧部23、23を拡開させている。この状態から、駆動軸9が正転方向fに半周回転すると、一対の傾斜筒軸14a、14bが駆動軸9に同行回転し、図4(C)に示すように、線対称となる上窄まり傾斜姿勢とされ、一対の首揉み板15a、15bの押圧部23、23の間隔を狭め、首部U3を挟持する。従って、駆動軸9の正転により、このような拡開と挟持の揺動動作を繰り返す。この挟持動作の際、首揉み板15a、15bを構成する可撓性の合成樹脂板が適度に撓むと共に、弾性パッド24の弾性変形自在な突部24aを使用者Uの首部U3の両側に押圧するので、心地よい首揉みマッサージが行われる。
【0030】
コントローラ12を操作することにより、駆動軸9を逆転させると、首揉み機構5は、図5に示すように、首部U3に対して首揉み板15a、15bを平行状態で揺動させるように動作を変更する。尚、コントローラ12の操作により逆転指令を与える他、コントローラ12にから制御手段13に自動運転指令を与え、制御手段13のプログラムに従って所定の時間間隔で駆動軸9の正転と逆転を繰り返すように構成しても良い。
【0031】
駆動軸9の回転方向を正転から逆転に切換えたとき、一方の首揉み板15aは、傾斜筒軸14aが正逆噛合部16を介して駆動軸9に同行回転することにより、図5(A)の鎖線で示す状態から実線で示す状態のように揺動する。しかしながら、他方の首揉み板15bは、ピン17が正転時に噛合していた正転噛合部18aから逆転噛合部18bに噛合するまでの間、つまり、駆動軸9が逆転方向に半周回転する間は同行回転することなく停止している。従って、ピン17が逆転噛合部18bに噛合して傾斜筒軸14bの逆転を開始させるときには、一対の傾斜筒軸14a、14bが点対称となる傾斜姿勢とされており、一対の首揉み板15a、15bを相互に平行する傾斜姿勢とする。即ち、図5(A)の例では、一対の首揉み板15a、15bの押圧部23、23を右向きに平行状態で傾斜させる。この状態から、駆動軸9が逆転方向rに半周回転すると、一対の傾斜筒軸14a、14bが駆動軸9に同行回転し、図5(C)に示すように、一対の首揉み板15a、15bの押圧部23、23を反対向きに平行状態で傾斜させる。即ち、図5(C)の例では、左向きに平行状態で傾斜させる。従って、駆動軸9の逆転により、このような平行状態での揺動動作を繰り返す。この際にも、首揉み板15a、15bを構成する可撓性の合成樹脂板が適度に撓むと共に、弾性パッド24の弾性変形自在な突部24aを使用者Uの首部U3の側面に押圧するので、心地よい首揉みマッサージが行われる。
【0032】
[肩指圧機構6の構成]
図2及び図6(B)に示すように、首揉み機構5の両側に設けられた肩指圧機構6、6は、それぞれ、駆動軸9の回転方向にカム面26aを有するカム手段26と、該カム手段26により進退移動される指圧突起27とを備えている。従って、駆動軸9を回転(正転及び逆転)したとき、カム手段26を介して指圧突起27が使用者Uの肩部U2に対して押圧と押圧解除の指圧動作を繰り返すように構成されている。
【0033】
図示実施形態において、指圧突起27は、下側ハウジング2aに固設されたケーシング28にロッド29を挿通させ、ロッド29の尾端29aを常にカム面26aに当接せしめるようにケーシング28に内装されたスプリング30により該ロッド29をカム手段26の中心(駆動軸9の中心)に向けて付勢しており、ロッド29の先端29bに指圧体31を固着している。指圧体31は、使用者Uが後頭部を枕シート4に載せた仰向け姿勢の状態で肩部U2のツボに対向するように、ロッド29よりも上位に配置され、先端の球面部31aに複数の小突起を突設し、ロッド先端29bに連結一体化された尾端側の筒部31bを上部ハウジング2bの前面に突設されたスリーブ32に摺動自在に内嵌している。
【0034】
[肩指圧機構6の作用]
上述のように、使用者Uが後頭部を枕シート4の上に載置した状態で、駆動源8を介して駆動軸9を駆動回転させると、首揉み機構5により首部U3に対する首揉みマッサージが実行されるが、このとき同時に、一対の肩指圧機構6により肩部U2、U2に対する肩指圧マッサージが行われる。首揉みマッサージに関して、首揉み板15a、15bを前後方向に移動させると、使用者Uの首部U3を含む身体が前後方向に移動し、同時に肩部U2、U2を前後方向(マッサージ機1に対して接離方向)に微動させるので、指圧突起27による押圧力に好ましくない変化を生じることになる。これに対して、本発明の首揉み機構5によれば、上述のように首揉み板15a、15bは左右方向の揺動だけを行うので、首揉みマッサージ中に、使用者Uの身体が微動するようなことはなく、安定的に定置されている。従って、指圧突起27の指圧体31が肩部U2のツボに正確な位置で対向すると共に、カム手段26により進退移動する指圧突起27の指圧体31による押圧と押圧解除の指圧力を肩部U2のツボに適切に伝達することができ、良好な指圧マッサージを可能にする。
【0035】
[首筋押圧機構7の構成と作用]
図6(C)に示すように、一対の首揉み板15a、15bの間において基準線Cに位置する首筋押圧機構7は、駆動軸9と同行回転するように軸支された円板33と、該円板33の周方向に間隔をあけて配置された複数のローラ34とを備え、円板33の回転によりローラ34を上側ハウジング2bの上方に出没させることにより、使用者Uの首部U3に対して背面首筋マッサージを行うように構成されている。
【0036】
図示実施形態において、円板33は、左右に間隔をあけて配置された一対の側板33a、33aを備え、両側板33a、33aの間に回転軸34aを架設することにより、ローラ34を回転自在に介装している。ローラ34は、複数、図例では3個が等間隔に配置されているが、円板33の全周に対して偏在するように配置され、円板33の周面のうちローラ34を有しない部分(図例の場合、周面のほぼ半周分に相当する)には側板33a、33a間の隙間を閉塞する周壁33bを設けている。
【0037】
円板33のローラ34が出没する個所に対応して上側ハウジング2bに形成された開口部には断面円弧状とされたゴム等の弾性材からなる弾性カバー35が設けられ、該弾性カバー35の周方向に間隔をあけて複数の弾性突起35aが上方に突設されている。
【0038】
そこで、上述のように、使用者Uが後頭部を枕シート4に載置した状態で、駆動源8により駆動軸9を駆動回転させ、首揉み機構5による首揉みマッサージと肩指圧機構6による肩指圧マッサージを受けるとき、これに加えて同時に、首部U3の背面に対する背面首筋マッサージを受けることができる。駆動軸9と共に円板33が回転するので、間隔をあけて配置されたローラ34が順に弾性カバー35の内側に沿って移動し、ローラ群が通過した後、周壁33bが弾性カバー35の内側を移動する。弾性カバー35は、首部U3の背面で下向き荷重を受けると弾性変形されるが、周壁33bが下方を通過するときは該周壁33bにより支持され、ローラ34が通過するときは押上げられる。従って、このような動作を繰り返すことにより首部U3に対して背面首筋マッサージを行う。
【0039】
[制御手段13と停止位置制御手段]
コントローラ12と制御手段13と駆動源8の関係は上述の通りであり、コントローラ12は、少なくとも駆動源8の始動信号と停止信号を出力し、制御手段13は、コントローラ12から始動信号が入力されると駆動源8を駆動させ、停止信号が入力されると駆動源8を停止させるように構成されているが、駆動源8の停止に関して、停止位置制御手段36を備えている。
【0040】
このため、図3(C)に示すように,駆動軸9には回転体37が同行回転するように搭載され、該回転体37に切欠や貫通孔等からなる被検部37a設けられている。これに対して、ハウジング2には前記被検部37aを検出するフォトセンサ等のセンサ38が設けられている。そこで、センサ38が被検部37aを検出したとき、即ち、駆動軸9が所定回転位置にあるとき、センサ38から検出信号を制御手段13に向けて出力する。
【0041】
そこで、センサ38の検出信号が入力されると、制御手段13の停止位置制御手段36は、駆動源8を直ちに停止させるか又は所定時間後に停止させるように構成され、このような駆動源8の停止タイミングに基づいて決定される駆動軸9の実際の停止位置が所定停止位置として設定されている。
【0042】
そして、駆動軸9が所定停止位置にあるとき、首揉み機構5は、首揉み板15a、15bを図4(A)に示すような拡開姿勢とするように傾斜筒軸14a、14bの回転位置を設定され、また、肩指圧機構6、6は、図3(C)の実線に示すように指圧突起27が最も後退するようにカム手段26の回転位置を設定されている。
【0043】
従って、首揉みマッサージ及び肩指圧マッサージを行っている状態から、使用者Uがコントローラ12を操作することによりマッサージを終了させたとき、首揉み機構5は首揉み板15a、15bを拡開姿勢とした状態で停止し、肩指圧機構6、6は指圧突起27を最も後退させた状態で停止する。このため、使用者が改めてマッサージを再開するため、仰向け姿勢で後頭部を枕形のハウジングに載置するとき、首揉み機構5の首揉み板15a、15bの間に首部U3が入り易く、また、肩指圧機構6、6の指圧突起27、27が肩部U2、U2のツボに正確な位置で対向するので、使い勝手が良い。
【図面の簡単な説明】
【0044】
【図1】本発明に係る首肩マッサージ機の1実施形態を示す平面図である。
【図2】上側ハウジングを取外した状態を示す平面図である。
【図3】首肩マッサージ機の機構部分を示しており、(A)は一部を断面で示す平面図、(B)は首揉み機構を正面から示す縦断面図、(C)はセンサと停止位置制御手段の関係を側面から示す縦断面図である。
【図4】駆動軸を正転させたときの首揉み機構の拡開と挟持の作用を示しており、(A)(B)は拡開状態を示す縦断面図、(C)(D)は挟持状態を示す縦断面図である。
【図5】駆動軸を逆転させたときの首揉み機構の平行揺動の作用を示しており、(A)(B)は駆動軸が正転から逆転に移行するときの状態を示す縦断面図、(C)(D)は駆動軸が更に半周回転したときの状態を示す縦断面図である。
【図6】各機構部分を示しており、(A)は首揉み機構を側面から示す縦断面図、(B)は肩指圧機構を側面から示す縦断面図、(C)は首筋押圧機構を側面から示す縦断面図である。
【符号の説明】
【0045】
1 マッサージ機
2 ハウジング
5 首揉み機構
6 肩指圧機構
7 首筋押圧機構
8 駆動源
12 コントローラ
13 制御手段」
14a、14b 傾斜筒軸
15a、15b 首揉み板
16 正逆噛合部
17 ピン
18a 正転噛合部
18b 逆転噛合部
21 基部
23 押圧部
24 弾性パッド
25 係止手段
26 カム手段
26a カム面
27 指圧突起
30 スプリング
31 指圧体
33 円板
34 ローラ
35 弾性カバー
36 停止位置制御手段
37a 被検部
38 センサ

【特許請求の範囲】
【請求項1】
仰向け姿勢とした使用者の頭部の中心から両肩部の中央に向かう前方Fに延びる基準線Cに対して、使用者の後頭部を載置させる枕形のハウジング(2)と、該ハウジング(2)に内装され前記基準線Cと交差する方向に延びる駆動軸(9)と、該駆動軸(9)を駆動回転する駆動源(8)と、前記駆動軸(9)の回転に連動してハウジング(2)の上方で前記基準線Cの両側から使用者の首部に対し拡開と挟持の揺動動作を繰り返す首揉み機構(5)と、前記駆動軸(9)の回転に連動してハウジング(2)の前方で前記基準線Cの両側から使用者の肩部に対し押圧と押圧解除の指圧動作を繰り返す肩指圧機構(6)(6)とを構成したことを特徴とする首肩マッサージ機。
【請求項2】
仰向け姿勢とした使用者の頭部の中心から両肩部の中央に向かう前方Fに延びる基準線Cに対して、使用者の後頭部を載置させる枕形のハウジング(2)と、該ハウジング(2)に内装され前記基準線Cと交差する方向に延びる駆動軸(9)と、該駆動軸(9)を駆動回転する駆動源(8)と、ハウジング(2)の上方で前記基準線Cの両側から使用者の首部を揉む首揉み機構(5)と、ハウジング(2)の前方で前記基準線Cの両側から使用者の肩部を指圧する肩指圧機構(6)(6)とを構成しており、
前記首揉み機構(5)は、駆動軸(9)に同行回転するように軸支された一対の傾斜筒軸(14a)(14b)と、該傾斜筒軸(14a)(14b)に連結された一対の首揉み板(15a)(15b)とから構成されており、
一対の傾斜筒軸(14a)(14b)は、駆動軸(9)に対して軸線を傾斜偏位した状態で軸支されると共に前記基準線Cに関して対称となるように配置され、
一対の首揉み板(15a)(15b)のそれぞれは、前記傾斜筒軸(14a)(14b)に回転自在に外挿された基部(21)と、該基部(21)から使用者の首部側面に臨むように延設された押圧部(23)とを備え、前記基部(21)が傾斜筒軸(14a)(14b)と連れ回りすることを防止する係止手段(25)を設け、駆動軸(9)の回転により傾斜筒軸(14a)(14b)を介して一対の首揉み板(15a)(15b)の押圧部(23)が使用者の首部に対し拡開と挟持の揺動動作を繰り返すように構成されており、
前記肩指圧機構(6)(6)は、駆動軸(9)の回転方向にカム面(26a)を有するカム手段(26)と、該カム手段(26)により進退移動される指圧突起(27)とを備え、駆動軸(9)の回転によりカム手段(26)を介して指圧突起(27)が使用者の肩部に対し押圧と押圧解除の指圧動作を繰り返すように構成したことを特徴とする首肩マッサージ機。
【請求項3】
基準線Cに臨んで首筋押圧機構(7)を備えており、該首筋押圧機構(7)は、駆動軸(9)と同行回転するように軸支された円板(33)と、該円板(33)の周方向に間隔をあけて配置された複数のローラ(34)とを備え、円板(33)の回転により前記ローラ(34)をハウジング(2)の上方に出没させることにより背面首筋マッサージを行うように構成したことを特徴とする請求項1又は2に記載の首肩マッサージ機。
【請求項4】
少なくとも駆動源(8)の始動信号と停止信号を出力するコントローラ(12)と、コントローラ(12)から始動信号が入力されたとき駆動源(8)を駆動させ停止信号が入力されたとき駆動源(8)を停止させる制御手段(13)と、駆動軸(9)の所定回転位置を検出することにより検出信号を出力し該検出信号を前記制御手段(13)に入力するセンサ(38)を設けており、
前記制御手段(13)は、コントローラ(12)からの停止信号の入力に加えて、センサ(38)からの検出信号が入力されたときに駆動源(8)を停止させることにより駆動軸(9)を所定停止位置で停止させる停止位置制御手段(36)を備えており、首揉み機構(5)は、駆動軸(9)が前記所定停止位置にあるときに、拡開姿勢となるように設定されていることを特徴とする請求項1、2又は3首肩マッサージ機。
【請求項5】
駆動軸(9)の駆動回転は、正逆回転を切換自在に構成されており、
一対の傾斜筒軸(14a)(14b)のうち、一方の傾斜筒軸(14a)は、駆動軸(9)の正逆両方向の回転に追従して同行回転するように正逆噛合部(16)を介して駆動軸(9)に固定される反面、他方の傾斜筒軸(14b)は、駆動軸(9)の正転方向の回転に同行回転する正転噛合部(18a)と、駆動軸(9)の逆転方向の回転に同行回転する逆転噛合部(18b)とを、該傾斜筒軸(14b)の半周分に相当して離間形成し、正転噛合部(18a)と逆転噛合部(18b)の間において該傾斜筒軸(14b)を駆動軸(9)に対して遊転自在に構成しており、
駆動軸(9)の正転時に一対の傾斜筒軸(14a)(14b)を基準線Cに関して線対称となる傾斜姿勢で正転させることにより、一対の首揉み板(15a)(15b)を拡開・挟持方向に揺動させる反面、駆動軸(9)の逆転時に一対の傾斜筒軸(14a)(14b)を基準線Cに関して点対称となる傾斜姿勢で逆転させることにより、一対の首揉み板(15a)(15b)をほぼ平行状態で揺動させるように構成したことを特徴とする請求項1、2又は3首肩マッサージ機。


【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【公開番号】特開2007−151796(P2007−151796A)
【公開日】平成19年6月21日(2007.6.21)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2005−350433(P2005−350433)
【出願日】平成17年12月5日(2005.12.5)
【出願人】(000101662)アルインコ株式会社 (218)
【Fターム(参考)】