説明

駆動回路及びこれを有する表示装置

【課題】駆動回路及びこれを有する表示装置を提供する。
【解決手段】駆動回路は、タイミングコントローラと、第1ガンマ基準電圧発生回路と、データドライバとを含む。タイミングコントローラは、外部から信号が入力されて毎フレームごとに映像信号と制御信号とを出力する。第1ガンマ基準電圧発生回路は、第1ガンマ基準電圧と第2ガンマ基準電圧と予め設定された基準電圧に対して第1及び第2ガンマ基準電圧と異なる極性を有する第3ガンマ基準電圧及び第4ガンマ基準電圧を出力する。データドライバは、第1乃至第4ガンマ基準電圧と映像信号と制御信号とを受信してデータ電圧を生成する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、駆動回路及びこれを有する表示装置に関する。
【背景技術】
【0002】
液晶表示装置は、一般的に映像を表示する液晶パネルと液晶パネルを駆動する駆動回路とを備える。
【0003】
液晶パネルは、画素領域ごとに形成された液晶セルとゲートライン及びデータラインと液晶セルとの間に接続された薄膜トランジスタとを備える。
【0004】
駆動回路は、ゲートラインを駆動するゲートドライバと、データラインを駆動するデータドライバとを備える。ゲートドライバは、ゲートラインに順にスキャン信号を供給する。
【0005】
データドライバは、階調別で異なるレベルを有する多数のガンマ電圧を利用してデジタルデータ信号をアナログ信号に変換する。言い換えれば、データドライバはデジタルデータ信号の階調値に対応するガンマ電圧を選択してデータラインに供給する。
【0006】
この時、データドライバに制御信号とガンマ電圧とを供給するために、多数の信号ラインが必要であり、これにより製品の小型化が難しい。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0007】
【特許文献1】韓国特許公開10−2005−0079141
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
本発明の目的は、信号伝送ラインの数を減らす駆動回路を提供することにある。
【0009】
本発明の他の目的は、前記駆動回路を含む表示装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0010】
本発明に係る駆動回路は、タイミングコントローラと、第1ガンマ基準電圧発生回路と、データドライバとを含む。前記タイミングコントローラは、外部から信号が入力されて毎フレームごとに映像信号と制御信号とを出力する。前記第1ガンマ基準電圧発生回路は、第1ガンマ基準電圧と第2ガンマ基準電圧と予め設定された基準電圧に対して前記第1及び第2ガンマ基準電圧と異なる極性を有する第3ガンマ基準電圧及び第4ガンマ基準電圧を出力する。前記データドライバは、前記第1乃至第4ガンマ基準電圧と前記映像信号と前記制御信号とを受信してデータ電圧を生成する。
【0011】
前記データドライバは、第2ガンマ基準電圧発生回路と、D/Aコンバータと、選択部とを含む。前記第2ガンマ基準電圧発生回路は、前記制御信号に基づいて前記第1及び第2ガンマ基準電圧の間の電圧レベルを有する少なくとも1つの第5ガンマ基準電圧を出力し、前記制御信号に基づいて前記第3及び第4ガンマ基準電圧の間の電圧レベルを有する少なくとも1つの第6ガンマ基準電圧を出力する。前記D/Aコンバータは、前記第1、第2及び第5ガンマ基準電圧に基づいて前記映像信号を第1データ電圧に変換し、前記第3、第4及び第6ガンマ基準電圧に基づいて前記映像信号を第2データ電圧に変換する。前記選択部は、前記第1及び第2データ電圧を受けて1つのデータ電圧を出力する。
【0012】
前記制御信号は、データ制御信号とガンマ制御信号とを含み、前記第2ガンマ基準電圧発生回路は、前記ガンマ制御信号に基づいて前記少なくとも1つの第5ガンマ基準電圧と前記少なくとも1つの第6ガンマ基準電圧とを出力する。
【0013】
前記駆動回路は、前記タイミングコントローラと前記データドライバとを連結し、ブランク区間では、前記データ制御信号と前記ガンマ制御信号とを前記データドライバに伝達し、データ伝送区間では、前記映像信号を前記データドライバに伝達する伝送ラインをさらに含む。
【0014】
本発明に係る表示装置は、タイミングコントローラと、表示パネルと、第1ガンマ基準電圧発生回路と、データドライバとを含む。前記タイミングコントローラは、外部から信号が入力されて毎フレームごとに映像信号及び制御信号を出力する。前記表示パネルは、映像信号に応答して映像を表示する。前記第1ガンマ基準電圧発生回路は、第1ガンマ基準電圧と第2ガンマ基準電圧と予め設定された基準電圧に対して前記第1及び第2ガンマ基準電圧と異なる極性を有する第3ガンマ基準電圧及び第4ガンマ基準電圧を出力する。前記データドライバは、前記第1乃至第4ガンマ基準電圧と前記映像信号と前記制御信号とを受信してデータ電圧を生成する。
【発明の効果】
【0015】
このような駆動回路及びこれを有する表示装置によると、データ制御信号及びガンマ制御信号は、映像信号が伝送される前のブランク区間で伝送される。したがって、データ制御信号及びガンマ制御信号を伝送するラインの数を減少させることができる。また、ガンマ基準電圧は、第1ガンマ基準電圧発生回路とデータドライバ内部に備えられた第2ガンマ基準電圧発生回路とを利用して発生するので、第1ガンマ基準電圧発生回路とデータドライバとの間に連結された信号伝送ラインも減少させることができる。したがって、液晶表示装置の全体信号伝送ラインの数を減少させることができる。
【図面の簡単な説明】
【0016】
【図1】本発明の一実施形態に係る液晶表示装置のブロック図である。
【図2】図1に示したデータドライバのブロック図である。
【図3】図2に示した第2ガンマ基準電圧発生回路及びD/Aコンバータを示す回路図である。
【図4】本発明の他の実施形態に係るデータドライバの第2ガンマ基準電圧発生回路及びD/Aコンバータを示す回路図である。
【図5】図1に示したタイミングコントローラとデータドライバとの間に備えられた信号伝送ラインを通じて印加される信号のタイミング図である。
【図6】6個、8個、及び12個のガンマ基準電圧でガンマ曲線をシミュレーションしたガンマ曲線グラフである。
【発明を実施するための形態】
【0017】
以下、添付の図面を参照して本発明の望ましい実施形態をより詳細に説明する。
【0018】
図1は、本発明の一実施形態に係る液晶表示装置のブロック図である。
【0019】
図1を参照すると、液晶表示装置100は、液晶表示パネル110と、タイミングコントローラ120と、ゲートドライバ130と、データドライバ140と、第1ガンマ基準電圧発生回路150とを含む。
【0020】
前記液晶表示パネル110は、複数のゲートラインGL1〜GLnと、前記ゲートラインGL1〜GLnに交差する複数のデータラインDL1〜DLmと、画素とを含む。前記画素は、同一の構成及び機能を有するので、説明の便宜上、図1には、1つの画素を例として示す。各画素は、対応するゲートラインと対応するデータラインに各々ゲート電極及びソース電極が連結される薄膜トランジスタTrと、前記薄膜トランジスタTrのドレイン電極に連結される液晶キャパシタCLCと、ストレージキャパシタCSTとを含む。
【0021】
前記タイミングコントローラ120は、外部装置(図示しない)から信号Ex_Sigが入力される。前記タイミングコントローラ120は、前記データドライバ140とのインターフェース仕様に適するように前記外部装置から提供される信号Ex_Sigのデータフォーマットを変換し、変換された映像信号RGBと制御信号CSとを前記データドライバ140に出力する。また、前記タイミングコントローラ120は、ゲート制御信号GCSをゲートドライバ130に出力する。
【0022】
前記ゲートドライバ130は、前記タイミングコントローラ120から提供される前記ゲート制御信号GCSに応答して前記液晶表示パネル110の前記ゲートラインGL1〜GLnに順にゲート信号G1〜Gnを印加して前記ゲートラインGL1〜GLnを順にスキャニングする。
【0023】
前記第1ガンマ基準電圧発生回路150は、外部からアナログ駆動電圧AVDDを受け、前記データドライバ140に多数のガンマ基準電圧VGRを提供する。
【0024】
前記データドライバ140は、前記第1ガンマ基準電圧発生回路150から提供された多数のガンマ基準電圧VGRを利用して多数の階調電圧を生成する。前記データドライバ140は、前記タイミングコントローラ120から提供される前記映像信号RGBに応答して前記生成された多数の階調電圧のうち前記映像信号RGBに対応するデータ電圧を選択し、選択されたデータ電圧をデータ信号D1〜Dnとして前記液晶表示パネル110の前記データラインDL1〜DLmに印加する。
【0025】
前記ゲートラインGL1−GLnに前記ゲート信号G1〜Gmが順に印加されれば、これに同期して前記データラインDL1〜DLmに前記データ信号D1〜Dmが印加される。このうち選択されたゲートラインに該当のゲート信号が印加されれば、前記選択されたゲートラインに連結された薄膜トランジスタTrは、前記該当のゲート信号に応答してターンオンされる。前記ターンオンされた薄膜トランジスタTrが連結されたデータラインにデータ信号が印加されれば、印加されたデータ信号は、前記ターンオンされた薄膜トランジスタTrを通って前記液晶キャパシタCLCと前記ストレージキャパシタCSTに充電される。
【0026】
前記液晶キャパシタCLCは、充電された電圧によって前記液晶表示パネル110内にある液晶(図示しない)の光透過率を調節する。前記ストレージキャパシタCSTは、前記薄膜トランジスタTrのターンオン時、該当のデータラインを通じて提供されたデータ信号を蓄積し、前記薄膜トランジスタTrのターンオフ時、蓄積されたデータ信号を前記液晶キャパシタCLCに印加して前記液晶キャパシタCLCの充電を維持させる。このような方式を通じて前記液晶表示パネル110は、映像を表示することができる。
【0027】
図示しないが、前記液晶表示装置100は、前記液晶表示パネル110の側面、または後面に配置され、前記液晶表示パネル110に光を供給するバックライトユニット(図示しない)をさらに含むことができる。
【0028】
図2は、図1に示した前記データドライバ140のブロック図である。
【0029】
前記データドライバ140は、シフトレジスタ240と、ラッチ部245と、D/Aコンバータ250と、第2ガンマ基準電圧発生回路210と、出力回路255とを含む。
【0030】
前記シフトレジスタ240は、クロック信号CKHを受け、前記ラッチ部245に制御信号LCSを出力する。前記ラッチ部245は、前記シフトレジスタ240からの制御信号LCSに応答してデータを1ライン分ずつ貯蔵し、貯蔵された1ライン分の複数のデータDSを同時に出力する。
【0031】
前記第2ガンマ基準電圧発生回路210は、前記第1ガンマ基準電圧発生回路150から4個のガンマ基準電圧VGR1乃至VGR4と前記タイミングコントローラ120からガンマ制御信号VCSとを受信し、8個のガンマ基準電圧VGR1乃至VGR8を出力する。他の実施形態において、前記第2ガンマ基準電圧発生回路210は、前記第1ガンマ基準電圧発生回路150から4個のガンマ基準電圧VGR1乃至VGR4と前記タイミングコントローラ120からガンマ制御信号VCSとを受信し、4個のガンマ基準電圧VGR5乃至VGR8のみを生成して前記D/Aコンバータ250に入力し、前記第1ガンマ基準電圧発生回路150からの4個のガンマ基準電圧VGR1乃至VGR4が直接前記D/Aコンバータ250に入力されることもできる。
【0032】
前記D/Aコンバータ250は、前記第2ガンマ基準電圧発生回路210から、及び/または前記第1ガンマ基準電圧発生回路150から前記8個のガンマ基準電圧VGR1−VGR8を受信し、前記ラッチ部245から受信された複数の前記データDSそれぞれに対応するアナログデータ電圧を選択する。前記D/Aコンバータ250は、選択された各データ電圧DAを前記出力回路255に送り、前記出力回路255は、各データラインDL1−DLmに対応する各データ電圧DAを印加する。
【0033】
図3は、図2に示した第2ガンマ基準電圧発生回路210及びD/Aコンバータ250を示す回路図である。
【0034】
前記第1ガンマ基準電圧発生回路150は、外部からアナログ駆動電圧AVDDを受け、第1ガンマ基準電圧VGR1と、第2ガンマ基準電圧VGR2と、第3ガンマ基準電圧VGR3と、第4ガンマ基準電圧VGR4とを前記データドライバ140に出力する。この時、前記第1ガンマ基準電圧VGR1は、前記第4ガンマ基準電圧VGR4と予め設定された基準電圧に対して互いに異なる極性を有し、前記第2ガンマ基準電圧VGR2は、前記第3ガンマ基準電圧VGR3と前記予め設定された基準電圧に対して互いに異なる極性を有する。
【0035】
前記第2ガンマ基準電圧発生回路210は、前記第1ガンマ基準電圧発生回路150から前記第1乃至第4ガンマ基準電圧VGR1乃至VGR4を受信する。前記第2ガンマ基準電圧発生回路210は、第1抵抗ストリング221と、第2抵抗ストリング222と、第1デコーダ231と、第2デコーダ232と、第3デコーダ233と、第4デコーダ234とを含む。
【0036】
前記第1抵抗ストリング221は、多数の第1抵抗R11−R1K(kは自然数)を含み、前記多数の第1抵抗は、前記第1及び第2ガンマ基準電圧VGR1、VGR2の間で直列に連結される。前記第2抵抗ストリング222は、多数の第2抵抗R21−R21(lは自然数)を含み、前記多数の第2抵抗R21−R2lは、前記第3及び第4ガンマ基準電圧VGR3、VGR4の間で直列連結される。
【0037】
前記タイミングコントローラ120から出力される前記制御信号CSは、データ制御信号DCSとガンマ制御信号VCSとを含む。前記タイミングコントローラ120は、前記ガンマ制御信号VCSを前記第1乃至第4デコーダ231、232、233、234に送る。
【0038】
前記第1及び第2デコーダ 231、232は、前記ガンマ制御信号VCSに応答して前記多数の第1抵抗R11−R1kが連結されたノードのうち、互いに異なる2つのノードの電圧を第5ガンマ基準電圧VGR5及び第6ガンマ基準電圧VGR6として各々出力する。具体的に、前記第1及び第2デコーダ231、232は各々前記第5ガンマ基準電圧 VGR5及び前記第6ガンマ基準電圧 VGR6に出力する基本電圧を受信するため、前記第1抵抗ストリング221の複数のノードに連結され得る。また、前記第1及び第2デコーダ231,232は、各々前記基本電圧から前記第5ガンマ基準電圧VGR5及び前記第6ガンマ基準電圧VGR6を出力するための複数のスイッチを含むことができる。例えば、本願発明が8個のガンマ基準電圧、即ち、0、8、48、63グレーレベルに該当する基準電圧を使用するように構成される場合、前記第1デコーダ231は前記ガンマ制御信号VCSにより48グレーレベルに対応する電圧を前記第5ガンマ基準電圧VGR5に出力し、前記第2デコーダ232は前記ガンマ制御信号VCSにより8グレーレベルに対応する電圧を前記第6ガンマ基準電圧VGR6に出力することができる。ただ、前記第1及び第2デコーダ231、232が連結されるノードは、使用する抵抗ストリングの種類及び適応されるガンマ曲線等により、異なり得る。
【0039】
前記第3及び第4デコーダ233、234は、前記ガンマ制御信号VCSに応答して前記多数の第2抵抗R21−R2lが連結されたノードのうち互いに異なる2つのノードの電圧を第7ガンマ基準電圧VGR7及び第8ガンマ基準電圧VGR8として各々出力する。具体的に、前記第3及び第4デコーダ233、234は各々前記第7ガンマ基準電圧VGR7及び前記第8ガンマ基準電圧VGR8に出力する基本電圧を受信するため、前記第2抵抗ストリング222の複数のノードに連結され得る。また、前記第3及び第4デコーダ233,234は各々前記基本電圧から前記第6ガンマ基準電圧VGR6及び前記第7ガンマ基準電圧VGR7を出力するための複数のスイッチを含むことができる。例えば、本願発明が8個のガンマ基準電圧、即ち、0、8、48、63グレーレベルに該当する基準電圧を使用するように構成させる場合に、前記第3デコーダ233は前記ガンマ制御信号VCSにより8グレーレベルに対応する電圧を前記第7ガンマ基準電圧VGR7に出力し、前記第4デコーダ234は前記ガンマ制御信号VCSにより48グレーレベルに対応する電圧を前記第8ガンマ基準電圧VGR8に出力することができる。
【0040】
前記第5及び第8ガンマ基準電圧VGR5、VGR8はレベルが同一の互いに異なる極性の電圧を有し、前記第6及び第7ガンマ基準電圧VGR6、VGR7はレベルが同一の互いに異なる極性の電圧を有する。
【0041】
前記D/Aコンバータ250は、第3抵抗ストリング261と、第4抵抗ストリング262と、第1スイッチ部271と、第2スイッチ部272とを含む。
【0042】
前記第3抵抗ストリング261は、多数の第3抵抗R31−R3m(mは自然数)を含み、前記多数の第3抵抗R31−R3mは、前記第1及び第2ガンマ基準電圧VGR1、VGR2の間で直列連結される。前記第1及び第2デコーダ231、232は、前記多数の第3抵抗R31−R3mが連結されたノードのうち互いに異なる2つのノードに各々連結され、前記第5及び第6ガンマ基準電圧VGR5、VGR6を各々出力する。前記第3抵抗ストリング261は、前記第1、第2、第5、及び第6ガンマ基準電圧VGR1、VGR2、VGR5、VGR6を受信し、前記多数の第3抵抗R31−R3mが連結された各ノードは、多数の第1階調電圧を出力する。
【0043】
前記第4抵抗ストリング262は、多数の第4抵抗R41−R4n(nは自然数)を含み、前記多数の第4抵抗R41−R4nは、前記第3及び第4ガンマ基準電圧VGR3、VGR4の間で直列連結される。前記第3及び第4デコーダ233、234は、前記多数の第4抵抗R41−R4nが連結されたノードのうち互いに異なる2つのノードに各々連結され、前記第7及び第8ガンマ基準電圧VGR7、VGR8を各々出力する。前記第4抵抗ストリング262は、前記第3、第4、第7、及び第8ガンマ基準電圧VGR3、VGR4、VGR7、VGR8を受信し、前記多数の第4抵抗R41−R4nが連結された各ノードは、多数の第2階調電圧を出力する。
【0044】
前記第1スイッチ部271は、多数のスイッチを含み、前記多数の第3抵抗R31−R3mが連結されたノードに連結されて前記多数の第1階調電圧を受信する。前記複数のスイッチ各々はN−MOSトランジスタ、またはP MOSトランジスタであり、前記トランジスタのゲート端子に入力される前記データ(DS)に応答して前記トランジスタはタンーオン、またはタンーオフされる。前記第1スイッチ部271は前記トランジスタの動作により、前記多数の第3抵抗Rs1−Rsmから出力される前記多数の第1階調電圧の中で何れか1つを選択し、前記第1データ電圧DV1に出力する。 第1スイッチ部271は、例えば図3に示すように、第3抵抗R31、第3抵抗R32・・・なお各抵抗端に接続されている1段目の複数のスイッチと、1段目の隣接するスイッチ同士の端部と接続されている2段目の複数のスイッチと、2段目の隣接するスイッチ同士の端部と接続されている3段目の複数のスイッチと、このように順次的に連結された複数段のスイッチを含む。 1つの例として、本発明の表示装置が256個のグレーレベルを表現する場合に28である256個の互いに異なる電圧を出力するため、前記第1スイッチ部271は8段からなるスイッチを含むことができる。
【0045】
前記第2スイッチ部272は、多数のスイッチを含み、前記多数の第4抵抗R41−R4nが連結されたノードに連結されて前記多数の第2階調電圧を受信する。第2スイッチ部272は、第1スイッチ部271と同様の構成である。
【0046】
前記第1スイッチ部271の最終段のスイッチと前記第2スイッチ部272の最終段のスイッチは各々選択部290に連結される。
【0047】
前記第1スイッチ部271は、前記ラッチ部245から各データDSを受けて前記多数の第1階調電圧のうちのいずれか1つを第1データ電圧DV1として出力し、前記第2スイッチ部272は、前記ラッチ部245から各データDSを受けて前記多数の第2階調電圧のうちのいずれか1つを第2データ電圧DV2として出力する。
【0048】
前記データドライバ140は、選択部290をさらに含むことができる。
【0049】
前記タイミングコントローラ120から出力される前記制御信号CSは、極性制御信号Polをさらに含むことができる。前記選択部290は、前記第1データ電圧DV1と前記第2データ電圧DV2とを受信し、前記極性制御信号Polによって前記第1及び第2データ電圧DV1、DV2のうちのいずれか1つをデータ電圧DVとして出力する。前記選択部290は、前記極性制御信号Polに応答して前記第1及び第2データ電圧DV1、DV2のうちのいずれか1つを選択するマルチプレクサ(Multiplexer)であり得るが、それに限定されるのではない。
【0050】
図4は、本発明の他の実施形態に係る前記データドライバ140の第2ガンマ基準電圧発生回路310及びD/Aコンバータ350を示す回路図である。
【0051】
前記第1ガンマ基準電圧発生回路150は、外部からアナログ駆動電圧AVDDを受け、第1ガンマ基準電圧VGR1と第2ガンマ基準電圧VGR2とをデータドライバ140に出力する。前記第2ガンマ基準電圧発生回路310は、第1抵抗ストリング320と、第1デコーダ331と、第2デコーダ332とを含み、前記第1ガンマ基準電圧発生回路150から前記第1ガンマ基準電圧VGR1と、前記第2ガンマ基準電圧VGR2とを受信する。
【0052】
前記第1抵抗ストリング320は、多数の第1抵抗R11−R1i(iは自然数)を含み、前記多数の第1抵抗R11−R1iは、前記第1及び第2ガンマ基準電圧VGR1、VGR2の間で直列連結される。
【0053】
前記タイミングコントローラ120から出力される前記制御信号CSはデータ制御信号DCSとガンマ制御信号VCSとを含む。前記タイミングコントローラ120は、前記ガンマ制御信号VCSを前記第1及び第2デコーダ331、332に送り、前記映像信号RGBを前記D/Aコンバータ350に送る。
【0054】
前記第1及び第2デコーダ331、332は、前記ガンマ制御信号VCSに応答して前記多数の第1抵抗R11−R1iが連結されたノードのうち互いに異なる2つのノードの電圧を第3ガンマ基準電圧VGR3及び第4ガンマ基準電圧VGR4として各々出力する。
【0055】
前記D/Aコンバータ350は、第2抵抗ストリング361とスイッチ部371とを含む。
【0056】
前記第2抵抗ストリング361は、多数の第2抵抗R21−R2j(jは自然数)を含み、前記多数の第2抵抗R21−R2jは、前記第1及び第2ガンマ基準電圧VGR1、VGR2の間で直列連結される。前記第1及び第2デコーダ331、332は、前記多数の第2抵抗R21−R2jが連結されたノードのうち互いに異なる2つのノードに各々連結されて前記第3及び第4ガンマ基準電圧VGR3、VGR4を各々出力する。前記第2抵抗ストリング361は、前記第1乃至第4ガンマ基準電圧VGR1、VGR2、VGR3、VGR4を受信し、多数の第2抵抗R21−R2jが連結された各ノードは多数の階調電圧を出力する。
【0057】
前記スイッチ部371は、多数のスイッチを含み、前記多数の第2抵抗R21−R2jが連結されたノードに連結されて前記多数の階調電圧を受信する。前記スイッチ部371は、前記ラッチ部245から前記データDSを受けて前記多数の階調電圧のうちのいずれか1つをデータ電圧DVとして出力する。
【0058】
図5は、図1に示した前記タイミングコントローラ120とデータドライバ140との間に備えられた信号伝送ラインを通じて印加される信号のタイミング図である。図5において、第1クロック信号CLK1が印加される第1クロックラインCLKL1と、第2クロック信号CLK2が印加される第2クロックラインCLKL2と、第1データ伝送ラインLV0と、第2データ伝送ラインLV1と、第3データ伝送ラインLV2とを例として示すが、ここに限定されるのではない。
【0059】
前記タイミングコントローラ120は、毎フレームごとに繰り返して前記データドライバ140に映像信号RGBを送る。前記データ伝送ラインLV0、LV1、LV2で互いに隣接する2つのフレームの間には、ブランク区間BLKが存在する。前記ブランク区間BLKで前記第2クロック信号CLK2ハイ状態に転換され、所定の時間(例えば、前記第1クロック信号の1クロックに対応する時間)が経過すれば、前記第1データ伝送ラインLV0には、リセット信号RSTが印加される。前記リセット信号RSTは、前記第1クロック信号CLK1の3クロック時間の間ハイ状態を維持した後ロー状態に転換される。次に、前記リセット信号RSTがロー状態に転換され、前記第1クロック信号CLK1の7.5クロック時間だけ経過された以後から映像信号RGBが前記第1乃至第3データ伝送ラインLV0、LV1、LV2を通じて送られ始める。本発明の一例として、前記映像信号RGBが送られる区間をデータ伝送区間DTPといい、前記リセット信号RSTがロー状態に転換された時点から前記データ伝送区間DTPが始まる時点までを制御信号伝送区間CSTという。
【0060】
図5に示すように、前記制御信号伝送区間CSTの間前記第1乃至第3データ伝送ラインLV0、LV1、LV2は、前記制御信号(例えば、データ制御信号DCSとガンマ制御信号VCS)を前記データドライバ140に送る。
【0061】
例えば、前記タイミングコントローラ120は前記リセット信号RSTがロー状態に転換された時点から前記第1クロック信号CLK1の1.5クロック時間以後に前記第1クロック信号CLK1の2クロック時間の間前記データ制御信号DCSを送る。以後、前記第1クロック信号CLK1の3クロックに対応する時間の間前記タイミングコントローラは、前記ガンマ制御信号VCSを送る。前記タイミングコントローラ120は、前記第1クロック信号CLK1のライジング時点とフォーリング時点で前記映像信号RGB、または前記制御信号CSを送ることができる。
【0062】
前記制御信号CSは、前記データ制御信号DCSと前記ガンマ制御信号VCSが正常に送られるか否かを確認するためのエラー検出信号EDSをさらに含むことができる。前記エラー検出信号EDSは、送られた信号のチェック−サム(checkSum)値やパリティビット(paritybit)値であり得る。また前記データドライバは、送られた制御信号の特定値とエラー検出信号値とを比較して信号伝送にエラーがあるか否かを判断することができる。もし前記データドライバが前記エラー検出信号EDSによって前記データ制御信号DCS及び前記ガンマ制御信号VCSの伝送が正常ではないと判断すれば、前記データドライバは、以前フレームのデータ電圧を再び出力することができる。
【0063】
前記タイミングコントローラ120は、前記ガンマ制御信号VCSの伝送後1クロックの間前記エラー検出信号EDSを送る。前記データ制御信号DCS、前記ガンマ制御信号VCS、及び前記エラー検出信号EDSが送られるクロック数や伝送順序は、変更されることができる。望ましくは、前記エラー検出信号EDSは、前記データ制御信号DCS及び前記ガンマ制御信号VCS後に送られる。前記エラー検出信号EDS後に前記第1乃至第3データ伝送信号LV0、LV1、及びLV2は、前記映像信号RGBを送るようになる。
【0064】
前記データ伝送区間DTP前の前記ブランク区間BLKに伝送可能な制御信号では、映像信号と係わる制御信号とデータ電圧と係わる制御信号があり、極性制御信号も含まれることができる。また、前記ブランク区間BLKで伝送可能な制御信号は、前記ブランク区間BLKの長さによって変わることができる。
【0065】
この時、前記タイミングコントローラ120は、エンコーダ(図示しない)を含むことができる。前記タイミングコントローラ120は、前記ブランク区間BLKから送られる前記映像信号RGB及び前記制御信号CSの全部、または一部をコーディングして送ることができる。前記データドライバ140は、コーディングされた前記映像信号、または制御信号をデコーディングするためのデコーダ(図示しない)を含むことができる。
【0066】
以上のような駆動回路及びこれを有する表示装置によると、データ制御信号DCS及びガンマ制御信号VCSは、映像信号RGBが伝送される前のブランク区間BLKに、データ伝送ライン(例えば前述の第1乃至第3データ伝送ラインLV0、LV1、LV2)を用いて伝送される。つまり、データ制御信号DCS及びガンマ制御信号VCSは、映像信号RGBを伝送するためのデータ伝送ラインを共用して伝送されており、データ制御信号DCS及びガンマ制御信号VCSのみを専用に伝送するための信号ラインを設ける必要がなく、ラインの数を減少させることができる。なお、データ制御信号DCS及びガンマ制御信号VCSは、映像信号RGBとの競合を防ぐために映像信号RGBを伝送するためのデータ伝送区間DTPとは異なるブランク区間BLKを用いて伝送される。
【0067】
また、ガンマ基準電圧は、第1ガンマ基準電圧発生回路とデータドライバ内部に備えられた第2ガンマ基準電圧発生回路とを利用して発生するので、第1ガンマ基準電圧発生回路とデータドライバとの間に連結された信号伝送ラインも減少させることができる。したがって、液晶表示装置の全体信号伝送ラインの数を減少させることができる。
【0068】
図6は、本発明の装置を用いて、6個、8個及び12個のガンマ基準電圧でガンマ曲線をシミュレーションした結果を示すグラフである。横軸は、グレイレベルを表示し、縦軸は、透過率を表示する。第1グラフG1は、12個のガンマ基準電圧でガンマ曲線を実現したことであり、第2グラフG2は、8個のガンマ基準電圧でガンマ曲線を実現したことであり、第3グラフG3は、6個のガンマ基準電圧でガンマ曲線を実現したことである。
【0069】
前記第1グラフG1は、12個のガンマ基準電圧を使用し、0、8、16、32、48、63グレイレベルに該当する基準電圧を使用した。前記第2グラフG2は、8個のガンマ基準電圧を使用し、0、8、48、63グレイレベルに該当する基準電圧を使用した。前記第3グラフG3は、6個のガンマ基準電圧を使用し、0、8、63グレイレベルに該当する基準電圧を使用した。前記第2及び第3グラフG2、G3を前記第1グラフG1と比較する時、示すガンマ曲線が略類似に示すことが分かる。したがって、12個のガンマ基準電圧を使用する時と比較して、6個、または8個の基準電圧を使用しても十分に所望するガンマ曲線を得ることができることが分かる。つまり、図6は、ガンマ基準電圧の数が違ってもガンマ曲線にはあまり差異がないことを示している。よって、本発明の装置を用いれば、第1ガンマ基準電圧発生回路150において発生させて、さらに、第2ガンマ基準電圧発生回路210(図3)、310(図4)に入力するガンマ基準電圧の数が少なくても、所望のガンマ曲線を得ることができる。
【0070】
以上の説明によると、本発明の駆動回路は、信号伝送ラインの数を減少させる。信号伝送ラインが減少すれば、前記タイミングコントローラは、前記データドライバに連結する印刷回路基板の面積も減らすことができる。また信号伝送ラインが減少することによって、1つのドライバICに連結される信号伝送ライン間の間隔を広げることができるようになる。これによって、製品の組み立て時にドライバICの各ピンに信号ラインを連結する時に発生するアラインメント(alignmet)不良の問題も解決することができる。
【0071】
以上、実施形態を参照して説明したが、該当の技術分野の熟練された当業者であれば、下記の特許請求の範囲に記載した本発明の思想及び領域から逸脱しない範囲内で本発明を多様に修正及び変更することができることを理解することができる。
【符号の説明】
【0072】
100 液晶表示装置
110 表示パネル
120 タイミングコントローラ
130 ゲートドライバ
140 データドライバ
150 第1ガンマ基準電圧発生回路
210 第2ガンマ基準電圧発生回路
221 第1抵抗ストリング
222 第2抵抗ストリング
231 第1デコーダ
232 第2デコーダ
233 第3デコーダ
234 第4デコーダ
240 シフトレジスタ
245 ラッチ部
250 D/Aコンバータ
255 出力回路
261 第3抵抗ストリング
262 第4抵抗ストリング
271 第1スイッチ部
272 第2スイッチ部

【特許請求の範囲】
【請求項1】
外部から信号が入力されて毎フレームごとに映像信号と制御信号とを出力するタイミングコントローラと、
第1ガンマ基準電圧と第2ガンマ基準電圧と予め設定された基準電圧に対して前記第1及び第2ガンマ基準電圧と異なる極性を有する第3ガンマ基準電圧及び第4ガンマ基準電圧を出力する第1ガンマ基準電圧発生回路と、
前記第1乃至第4ガンマ基準電圧と前記映像信号と前記制御信号とを受信してデータ電圧を生成するデータドライバとを含み、
前記データドライバは、
前記制御信号に基づいて前記第1及び第2ガンマ基準電圧、またはその間の電圧レベルを有する少なくとも1つの第5ガンマ基準電圧を出力し、前記制御信号に基づいて前記第3及び第4ガンマ基準電圧またはその間の電圧レベルを有する少なくとも1つの第6ガンマ基準電圧を出力する第2ガンマ基準電圧発生回路と、
前記第1、第2及び第5ガンマ基準電圧に基づいて前記映像信号を第1データ電圧に変換し、前記第3、第4及び第6ガンマ基準電圧に基づいて前記映像信号を第2データ電圧に変換するD/Aコンバータと、
前記第1及び第2データ電圧を受けて1つのデータ電圧を出力する選択部とを含むことを特徴とする駆動回路。
【請求項2】
前記制御信号は、データ制御信号とガンマ制御信号とを含み、前記第2ガンマ基準電圧発生回路は、前記ガンマ制御信号に基づいて前記少なくとも1つの第5ガンマ基準電圧及び前記少なくとも1つの第6ガンマ基準電圧を出力することを特徴とする請求項1に記載の駆動回路。
【請求項3】
前記タイミングコントローラと前記データドライバとを連結し、ブランク区間では、前記データ制御信号と前記ガンマ制御信号とを前記データドライバに伝達し、データ伝送区間では前記映像信号を前記データドライバに伝達する伝送ラインをさらに含むことを特徴とする請求項2に記載の駆動回路。
【請求項4】
前記タイミングコントローラは、前記データ制御信号と前記ガンマ制御信号の出力後に前記データ制御信号と前記ガンマ制御信号にエラーがあるか否かを判断するエラー検出信号をさらに出力することを特徴とする請求項3に記載の駆動回路。
【請求項5】
前記データドライバが前記データ制御信号、前記ガンマ制御信号及び前記エラー検出信号に基づいてエラーを感知した場合、前記データドライバは、以前フレームのデータ電圧を再び出力することを特徴とする請求項4に記載の駆動回路。
【請求項6】
前記第2ガンマ基準電圧発生回路は、
前記第1及び第2ガンマ基準電圧の間で直列連結された多数の第1抵抗を含む第1抵抗ストリングと前記第3及び第4ガンマ基準電圧の間で直列連結された多数の第2抵抗を含む第2抵抗ストリングと、
前記ガンマ制御信号に応答して前記多数の第1抵抗が連結されたノードのうちのいずれか1つのノードの電位を少なくとも1つの第5ガンマ基準電圧に出力する少なくとも1つの第1デコーダと、前記ガンマ制御信号に応答して前記多数の第2抵抗が連結されたノードのうちのいずれか1つのノードの電位を少なくとも1つの第6ガンマ基準電圧に出力する少なくとも1つの第2デコーダとを含むことを特徴とする請求項3に記載の駆動回路。
【請求項7】
前記D/Aコンバータは、
前記第1及び第2ガンマ基準電圧の間で直列連結された多数の第3抵抗を含み、前記第1及び第2ガンマ基準電圧と前記少なくとも1つの第5ガンマ基準電圧に基づいて多数の第1階調電圧を生成する第3抵抗ストリングと前記第3及び第4ガンマ基準電圧の間で直列連結された多数の第4抵抗とを含み、前記第3及び第4ガンマ基準電圧と前記少なくとも1つの第6ガンマ基準電圧に基づいて多数の第2階調電圧を生成する第4抵抗ストリングと、
前記第3抵抗ストリングから前記多数の階調電圧を受信し、前記多数の第1階調電圧のうち前記映像信号に対応する電圧を選択して前記第1データ電圧に出力する第1スイッチ部と、前記第4抵抗ストリングから前記多数の第2階調電圧を受信し、前記多数の第2階調電圧のうち前記映像信号に対応する電圧を選択して前記第2データ電圧に出力する第2スイッチ部とを含むことを特徴とする請求項3に記載の駆動回路。
【請求項8】
前記制御信号は極性制御信号をさらに含み、前記選択部は、前記極性制御信号に応答して前記第1及び第2データ電圧のうちのいずれか1つを選択するマルチプレクサであることを特徴とする請求項2に記載の駆動回路。
【請求項9】
請求項1〜8のいずれか一項に記載の駆動回路と、
前記映像信号に応答して映像を表示する表示パネルと、
を含むことを特徴とする表示装置。
【請求項10】
外部から信号が入力されて毎フレームごとに映像信号及び制御信号を出力するタイミングコントローラと、
第1ガンマ基準電圧と第2ガンマ基準電圧とを出力する第1ガンマ基準電圧発生回路と、
前記第1及び第2ガンマ基準電圧と前記映像信号と前記制御信号とを受信してデータ電圧を生成するデータドライバとを含み、
前記データドライバは、
前記制御信号に基づいて前記第1及び第2ガンマ基準電圧、またはその間の電圧レベルを有する少なくとも1つの第3ガンマ基準電圧を出力する第2ガンマ基準電圧発生回路と、
前記第1乃至第3ガンマ基準電圧に基づいて前記映像信号を前記データ電圧に変換するD/Aコンバータとを含むことを特徴とする駆動回路。
【請求項11】
前記制御信号は、データ制御信号とガンマ制御信号とを含み、前記第2ガンマ基準電圧発生回路は、前記ガンマ制御信号に基づいて前記少なくとも1つの第3ガンマ基準電圧を出力することを特徴とする請求項10に記載の駆動回路。
【請求項12】
前記タイミングコントローラと前記データドライバとを連結し、ブランク区間では、前記データ制御信号と前記ガンマ制御信号とを前記データドライバに伝達し、データ伝送区間では、前記映像信号を前記データドライバに伝達する伝送ラインをさらに含むことを特徴とする請求項11に記載の駆動回路。
【請求項13】
前記タイミングコントローラは、前記データ制御信号と前記ガンマ制御信号の出力後に前記データ制御信号と前記ガンマ制御信号にエラーがあるか否かを判断するエラー検出信号をさらに出力することを特徴とする請求項12に記載の駆動回路。
【請求項14】
前記データドライバが前記データ制御信号、前記ガンマ制御信号及び前記エラー検出信号に基づいてエラーを感知した場合、前記データドライバは、以前フレームのデータ電圧を再び出力することを特徴とする請求項13に記載の駆動回路。
【請求項15】
前記第2ガンマ基準電圧発生回路は、
前記第1及び第2ガンマ基準電圧の間で直列連結された多数の第1抵抗を含む第1抵抗ストリングと、
前記制御信号に応答して前記多数の第1抵抗が連結されたノードのうちのいずれか1つのノードの電位を第3ガンマ基準電圧に出力する少なくとも1つのデコーダとを含むことを特徴とする請求項12に記載の駆動回路。
【請求項16】
前記D/Aコンバータは、
前記第1及び第2ガンマ基準電圧の間で直列連結された多数の第2抵抗を含み、前記第1乃至第3ガンマ基準電圧に基づいて多数の階調電圧を生成する第2抵抗ストリングと、
前記第2抵抗ストリングから前記多数の階調電圧を受信し、前記多数の階調電圧のうち前記映像信号に対応する電圧を選択して前記データ電圧に出力するスイッチ部とを含むことを特徴とする請求項12に記載の駆動回路。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【公開番号】特開2011−133888(P2011−133888A)
【公開日】平成23年7月7日(2011.7.7)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−274553(P2010−274553)
【出願日】平成22年12月9日(2010.12.9)
【出願人】(390019839)三星電子株式会社 (8,520)
【氏名又は名称原語表記】Samsung Electronics Co.,Ltd.
【住所又は居所原語表記】416,Maetan−dong,Yeongtong−gu,Suwon−si,Gyeonggi−do,Republic of Korea
【Fターム(参考)】