説明

駆動装置

【課題】被駆動部材の充分な変位量を確保しつつ、小型化を図ることが可能な駆動装置を提供する。
【解決手段】駆動信号により収縮または伸縮するアクチュエータを駆動源として備えた駆動装置において、駆動装置の土台となる固定部材と、アクチュエータの収縮または伸縮により回転駆動される被駆動部材と、固定部材に被駆動部材を、その軸回りに回動自在に連結する支軸部材と、を有し、アクチュエータは、支軸部材を軸回りに周回し、その両端が、それぞれ固定部材、被駆動部材、支軸部材のうち異なるいずれかの部材に固定されて架設されている。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、駆動装置に関し、特に直動式のアクチュエータを備えた駆動装置に関する。
【背景技術】
【0002】
近年、様々な駆動装置の駆動源として形状記憶合金(以下、SMAとも記する)を用いることが試みられている。SMAは、チタンとニッケルの合金等に代表され、変態温度以下で変形しても、変態温度以上に加熱されると、マルテンサイト変態によって記憶された元の形状に回復する性質を持った合金である。通常、SMAはワイヤ状の形態に形成され、通電加熱制御により長さ方向に伸縮させることで、直動式のアクチュエータとしての動作をさせることができる。
【0003】
このようなSMAは、その線径が数十μmと細いことから、駆動装置の小型化を図ることができ、種々の駆動装置の駆動源としての利用が検討され、その用途は拡大しつつある。特に、近年では、人間の手と類似した動きを示すロボットハンドを、多関節機構で構成した複数の指によって実現したものが開発され、その多関節機構の駆動装置の駆動源としてSMAを用いることが検討されている。
【0004】
例えば、関節に相当する支軸回りに指に相当するフレームを回転自在に支持する回転部を備え、各一端が連結された一対のSMAを回転部に張架し、SMAを伸縮させることにより回転部を回転させ、フレームを正逆方向に折り曲げ可能に構成した多関節駆動装置が知られている(特許文献1参照)。
【特許文献1】特開2005−271183号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ところで、現在知られているSMAの収縮率は充分なものでなく、大きな変位量を得るに為には相応の長さが必要となる。例えば、特許文献1に開示されているような構成の駆動装置において、充分な回転量を確保する為には、SMAの全長は、回転部の回転半径の20〜30倍といった長さが必要とされる。その結果、駆動装置の全長が長くなり、小型を阻害するという問題がある。
【0006】
本発明は、上記課題を鑑みてなされたもので、被駆動部材の充分な変位量を確保しつつ、小型化を図ることが可能な駆動装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記目的は、下記の1乃至9のいずれか1項に記載の発明によって達成される。
【0008】
1.駆動信号により収縮または伸縮するアクチュエータを駆動源として備えた駆動装置において、
前記駆動装置の土台となる固定部材と、
前記アクチュエータの収縮または伸縮により回転駆動される被駆動部材と、
前記固定部材に前記被駆動部材を、その軸回りに回動自在に連結する支軸部材と、を有し、
前記アクチュエータは、前記支軸部材を軸回りに周回し、その両端が、それぞれ前記固定部材、前記被駆動部材、前記支軸部材のうち異なるいずれかの部材に固定されて架設されていることを特徴とする駆動装置。
【0009】
2.前記支軸部材は、前記被駆動部材に固定され、
前記固定部材は、前記支軸部材をその軸回りに回動自在に支持し、
前記アクチュエータの一端は、前記固定部材に固定され、他端は、前記支軸部材に固定されていることを特徴とする前記1に記載の駆動装置。
【0010】
3.前記支軸部材は、前記固定部材に固定され、
前記支軸部材は、前記被駆動部材をその軸回りに回動自在に支持し、
前記アクチュエータの一端は、前記被駆動部材に固定され、他端は、前記支軸部材に固定されていることを特徴とする前記1に記載の駆動装置。
【0011】
4.前記アクチュエータの一端は、前記固定部材に固定され、他端は、前記被駆動部材に固定されていることを特徴とする前記1に記載の駆動装置。
【0012】
5.前記アクチュエータは、第1のアクチュエータと第2のアクチュエータからなり、
前記第1のアクチュエータは、前記支軸部材を軸回りに周回し、その両端が、それぞれ前記固定部材、前記被駆動部材、前記支軸部材のうち異なるいずれかの部材に固定されて架設され、
前記第2のアクチュエータは、前記支軸部材を軸回りに前記第1のアクチュエータと逆方向に周回し、その両端が、それぞれ前記第1のアクチュエータの場合と同じ部材に固定されて架設されていることを特徴とする前記1乃至4のいずれか1項に記載の駆動装置。
【0013】
6.前記アクチュエータに張力を発生させる弾性部材を有することを特徴とする前記1乃至4のいずれか1項に記載の駆動装置。
【0014】
7.前記アクチュエータは、形状記憶合金からなることを特徴とする前記1乃至6のいずれか1項に記載の駆動装置。
【0015】
8.前記アクチュエータは、導電性ポリマーからなることを特徴とする前記1乃至6のいずれか1項に記載の駆動装置。
【0016】
9.前記アクチュエータは、電極が分割された長さの異なる複数の領域からなり、
前記複数の領域は、それぞれ選択的に駆動されることを特徴とする前記1乃至8のいずれか1項に記載の駆動装置。
【発明の効果】
【0017】
本発明によれば、アクチュエータを、固定部材に被駆動部材をその軸回りに回動自在に連結する支軸部材の軸回りに周回させて架設する構成とした。これにより、被駆動部材の充分な変位量(回転量)を確保する為に、アクチュエータの長さを相応の長さにしても、その架設スペースが円形、且つ支軸部材の周縁となることから、駆動装置の全長を短くすることができる。その結果、被駆動部材の充分な変位量を確保しつつ、小型化を図ることが可能となる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0018】
以下図面に基づいて、本発明に係る駆動装置の実施の形態を説明する。尚、本発明を図示の実施の形態に基づいて説明するが、本発明は該実施の形態に限られない。
【0019】
〔実施形態1〕
図1に実施形態1による駆動装置の構成を示す。図1(a)は、実施形態1による駆動装置1の外観を示す正面図、図1(b)は、右側面図、図1(c)は、背面図である。
【0020】
駆動装置1の要部は、図1に示すように、固定部材11、12、支軸部材2、被駆動部材3、及びSMA51、52等から構成される。
【0021】
支軸部材2は、被駆動部材3に固定され、固定部材11、12は、支軸部材2をその軸回りに回動自在に支持する。
【0022】
SMA51は、本発明における第1のアクチュエータに該当し、図1(a)に示すように、固定部材11に設けられたガイド部材81に沿って支軸部材2を軸回りに渦巻き状に周回し、その一端は、固定部材11に設けられた固定端子61Aに固定され、他端は、支軸部材2に設けられた固定端子61Bに固定されて架設されている。
【0023】
同様に、図1(c)に示すように、SMA52は、本発明における第2のアクチュエータに該当し、固定部材12に設けられたガイド部材82に沿って支軸部材2を軸回りにSMA51と逆方向に渦巻き状に周回し、その一端は、固定部材12に設けられた固定端子62Aに固定され、他端は、支軸部材2に設けられた固定端子62Bに固定されて架設されている。
【0024】
このような構成の駆動装置1において、被駆動部材3は、2つのSMA51、52が通電により交互に収縮することにより、支軸部材2の軸回りに正逆に回転駆動される。
【0025】
ここで、駆動シーケンスの一例を図2を用いて説明する。図2(a)乃至図2(d)は、駆動シーケンスの流れを示す模式図であり、紙面左図は、駆動装置1の正面図、右図は、背面図を示す。尚、以下の説明において、正面図に対して右回りを「時計回り」、左回りを「反時計回り」と記する。
【0026】
最初に、被駆動部材3が中立状態で停止するように、2つのSMA51、52は、無通電でそれぞれの張力がバランスするように架設されている(図2(a1)、図2(a2))。
【0027】
次に、SMA51に通電を開始すると、SMA51が複数のガイド部材81に沿って収縮することにより、支軸部材2に設けられた固定端子61Bが引っ張れ、支軸部材2は時計回りに回転する(図2(b1))。一方、SMA52は、支軸部材2が時計回りに回転することにより、支軸部材2に設けられた固定端子62Bにより引っ張れて伸張する(図2(b2))。
【0028】
次に、SMA51の通電を停止し、SMA52の通電を開始すると、SMA52が複数のガイド部材82に沿って収縮することにより、支軸部材2に設けられた固定端子62Bが引っ張れ、支軸部材2は反時計回りに回転し、被駆動部材3は中立状態に復帰する(図2(c2))。一方、SMA51は、支軸部材2が反時計回りに回転することにより、支軸部材2に設けられた固定端子61Bにより引っ張れて伸張する(図2(c1))。
【0029】
次に、SMA52の通電を継続すると、支軸部材2は、さらに反時計回りに回転する(図2(d2))。一方、SMA51は、支軸部材2がさらに反時計回りに回転することによりさらに伸張する(図2(d1))。
【0030】
このように、2つのSMA51、52への通電を交互に繰り返すことにより、被駆動部材3を支軸部材2の軸回りに正逆に回転させることができる。
【0031】
尚、図1、図2においては、図面を明瞭にする為に、SMA51、52は、支軸部材2を軸回りに渦巻き状に1〜1.5周回した図としているが、実際には、SMAの伸縮率を、例えば10%とすると、10周程度周回させるものとする(以下の図面においても同様)。
【0032】
このように本発明の実施形態に係わる駆動装置1においては、SMA51、52を、固定部材11、12に被駆動部材3をその軸回りに回動自在に連結する支軸部材2の軸回りに渦巻き状に周回させて架設する構成とした。これにより、被駆動部材3の充分な変位量(回転量)を確保する為に、SMA51、52の長さを相応の長さにしても、その架設スペースが円形、且つ支軸部材2の周縁となることから、駆動装置1の全長を短くすることができる。その結果、被駆動部材3の充分な変位量を確保しつつ、小型化を図ることが可能となる。
【0033】
尚、本実施形態においては、直動式のアクチュエータとしてSMAを用いたが、導電性ポリマーを含む誘電性高分子アクチュエータを用いてもよい。誘電性高分子アクチュエータは、誘電率の高いポリマーを軟らかい電極で挟み、電極間に印加する電圧により、ポリマーを長手方向に伸縮させ、その長さを可逆に制御することができるものである。この場合は、周囲の温度による影響を受けることなくアクチュエータの収縮制御をより円滑に行うことが可能となる。
【0034】
また、本実施形態においては、アクチュエータとして2つのSMA51、52を用いたが、いずれか一方を、例えばバネ等の弾性部材に置き換える構成としてもよい。この場合は、より簡易な構成で前述の実施形態1の場合と同様の効果を得ることができる。
【0035】
〔実施形態2〕
図3に実施形態2による駆動装置の構成を示す。図3(a)は、実施形態2による駆動装置1の外観を示す右側面図、図3(b)は、図3(a)において、A−A′方向から見た図である。
【0036】
駆動装置1の要部は、実施形態1の場合と同様に、図3に示すように、固定部材11、12、支軸部材2、被駆動部材3、及びSMA51、52等から構成される。
【0037】
支軸部材2は、固定部材11、12に固定され、支軸部材2は、被駆動部材3をその軸回りに回動自在に支持する。
【0038】
SMA51は、図3に示すように、被駆動部材3に設けられたガイド部材81に沿って支軸部材2を軸回りに渦巻き状に周回し、その一端は、被駆動部材3に設けられた固定端子61Aに固定され、他端は、支軸部材2に設けられた、図示しない固定端子61Bに固定されて架設されている。
【0039】
同様に、SMA52は、被駆動部材3に設けられたガイド部材82に沿って支軸部材2を軸回りにSMA51と逆方向に渦巻き状に周回し、その一端は、被駆動部材3に設けられた固定端子62Aに固定され、他端は、支軸部材2に設けられた固定端子62Bに固定されて架設されている。
【0040】
このような構成の駆動装置1においても、被駆動部材3は、2つのSMA51、52が通電により交互に収縮することにより、支軸部材2の軸回りに正逆に回転駆動され、実施形態1の場合と同様の効果を得ることができる。
【0041】
〔実施形態3〕
図4に実施形態3による駆動装置の構成を示す。図4(a)は、実施形態3による駆動装置1の外観を示す右側面図、図4(b)は、図4(a)において、A−A′方向から見た図である。
【0042】
駆動装置1の要部は、実施形態1の場合と同様に、図4に示すように、固定部材11、12、支軸部材2、被駆動部材3、及びSMA51、52等から構成される。
【0043】
支軸部材2は、固定部材11、12に被駆動部材3をその軸回りに回動自在に連結する。
【0044】
SMA51は、図4に示すように、被駆動部材3に設けられたガイド部材81に沿って支軸部材2を軸回りに渦巻き状に周回し、その一端は、被駆動部材3に設けられた固定端子61Bに固定され、他端は、固定部材11に設けられた固定端子61Aに固定されて架設されている。
【0045】
同様に、SMA52は、被駆動部材3に設けられたガイド部材82に沿って支軸部材2を軸回りにSMA51と逆方向に渦巻き状に周回し、その一端は、被駆動部材3に設けられた固定端子62Bに固定され、他端は、固定部材11に設けられた固定端子62Aに固定されて架設されている。
【0046】
このような構成の駆動装置1においても、被駆動部材3は、2つのSMA51、52が通電により交互に収縮することにより、支軸部材2の軸回りに正逆に回転駆動され、実施形態1の場合と同様の効果を得ることができる。
【0047】
〔実施形態4〕
図5に実施形態4による駆動装置の構成を示す。図5(a)は、実施形態4による駆動装置1の外観を示す正面図、図5(b)は、右側面図、図5(c)は、図5(b)において、B−B′方向から見た図である。
【0048】
駆動装置1の要部は、図5に示すように、固定部材11、支軸部材2、被駆動部材3、及びSMA51、52等から構成される。
【0049】
支軸部材2は、被駆動部材3に固定され、固定部材11は、支軸部材2をその軸回りに回動自在に支持する。
【0050】
実施形態4による駆動装置1は、実施形態1の場合の変形例であり、固定部材を1つとし、該固定部材11の正面、及び背面に、実施形態1の場合と同様にして、それぞれSMA5、52を架設する構成とするものである。
【0051】
このような構成の駆動装置1においても、被駆動部材3は、2つのSMA51、52が通電により交互に収縮することにより、支軸部材2の軸回りに正逆に回転駆動され、実施形態1の場合と同様の効果を得ることができる。
【0052】
尚、本実施形態と同等の基本構成として、実施形態2において、固定部材12を廃止し、固定部材11のみとする構成としてもよい。
【0053】
〔実施形態5〕
図6に実施形態5による駆動装置の構成を示す。図6(a)、図6(b)は、実施形態5による駆動装置1の外観を示す正面図である。実施形態5による駆動装置1は、SMAの電極を分割したものであり、その他の要部構成は、実施形態1乃至4と同様である。
【0054】
尚、以下の説明においては、SMA51の構造のみについて説明し、SMA52は、SMA51の場合と同様であるのでその説明は省略する。
【0055】
SMA51は、電極分割され、異なる長さの2つのSMA51A、51Bから構成され、2つの固定端子61A、61Bの間に電極となる可動端子61Cが設けられている。SMA51Aは、固定端子61Aと可動端子61C間で通電され、SMA51Bは、固定端子61Bと可動端子61C間で通電され駆動される。可動端子61Cは、その動きが阻害されないように、充分な長さのリード線等で接続される。
【0056】
このようにSMA51の電極を分割し、選択的に駆動することにより、より分解能の高い回転制御が可能となる。例えば、図6(a)の状態から、SMA51Aにのみ通電した状態を図6(b)に示す。被駆動部材3を全傾位置と中立位置の間で停止させることができる。尚、本実施形態においては、SMA51を、2つに分割する構成としてが、それ以上に分割してもよい。
【図面の簡単な説明】
【0057】
【図1】本発明の実施形態1による駆動装置の構成を示す外観図である。
【図2】駆動シーケンスの一例を示す模式図である。
【図3】本発明の実施形態2による駆動装置の構成を示す外観図である。
【図4】本発明の実施形態3による駆動装置の構成を示す外観図である。
【図5】本発明の実施形態4による駆動装置の構成を示す外観図である。
【図6】本発明の実施形態5による駆動装置の構成を示す外観図である。
【符号の説明】
【0058】
1 駆動装置
11、12 固定部材
2 支軸部材
3 被駆動部材
51、52 SMA
61A、61B、62A、62B 固定端子
61C 可動端子
81、82 ガイド部材

【特許請求の範囲】
【請求項1】
駆動信号により収縮または伸縮するアクチュエータを駆動源として備えた駆動装置において、
前記駆動装置の土台となる固定部材と、
前記アクチュエータの収縮または伸縮により回転駆動される被駆動部材と、
前記固定部材に前記被駆動部材を、その軸回りに回動自在に連結する支軸部材と、を有し、
前記アクチュエータは、前記支軸部材を軸回りに周回し、その両端が、それぞれ前記固定部材、前記被駆動部材、前記支軸部材のうち異なるいずれかの部材に固定されて架設されていることを特徴とする駆動装置。
【請求項2】
前記支軸部材は、前記被駆動部材に固定され、
前記固定部材は、前記支軸部材をその軸回りに回動自在に支持し、
前記アクチュエータの一端は、前記固定部材に固定され、他端は、前記支軸部材に固定されていることを特徴とする請求項1に記載の駆動装置。
【請求項3】
前記支軸部材は、前記固定部材に固定され、
前記支軸部材は、前記被駆動部材をその軸回りに回動自在に支持し、
前記アクチュエータの一端は、前記被駆動部材に固定され、他端は、前記支軸部材に固定されていることを特徴とする請求項1に記載の駆動装置。
【請求項4】
前記アクチュエータの一端は、前記固定部材に固定され、他端は、前記被駆動部材に固定されていることを特徴とする請求項1に記載の駆動装置。
【請求項5】
前記アクチュエータは、第1のアクチュエータと第2のアクチュエータからなり、
前記第1のアクチュエータは、前記支軸部材を軸回りに周回し、その両端が、それぞれ前記固定部材、前記被駆動部材、前記支軸部材のうち異なるいずれかの部材に固定されて架設され、
前記第2のアクチュエータは、前記支軸部材を軸回りに前記第1のアクチュエータと逆方向に周回し、その両端が、それぞれ前記第1のアクチュエータの場合と同じ部材に固定されて架設されていることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の駆動装置。
【請求項6】
前記アクチュエータに張力を発生させる弾性部材を有することを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の駆動装置。
【請求項7】
前記アクチュエータは、形状記憶合金からなることを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項に記載の駆動装置。
【請求項8】
前記アクチュエータは、導電性ポリマーからなることを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項に記載の駆動装置。
【請求項9】
前記アクチュエータは、電極が分割された長さの異なる複数の領域からなり、
前記複数の領域は、それぞれ選択的に駆動されることを特徴とする請求項1乃至8のいずれか1項に記載の駆動装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【公開番号】特開2010−52048(P2010−52048A)
【公開日】平成22年3月11日(2010.3.11)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−216406(P2008−216406)
【出願日】平成20年8月26日(2008.8.26)
【出願人】(000001270)コニカミノルタホールディングス株式会社 (4,463)
【Fターム(参考)】