説明

高周波加熱装置

【課題】 電動の動力を使用してスイッチ操作で簡単に開成するドアを持ち、制御回路に電力が供給され動作している時でも、待機状態で制御回路への電力が絶たれている時でも、一度のスイッチ操作で、ドアを自動に開成するようにする。
【解決手段】 開閉自在なドア6と、ドア6を電動で押し開けるドア開成駆動手段13と、前記ドア6の取っ手6bに設けた取っ手スイッチ6cと、ドア6の開成指示を出すドア開スイッチ38と、制御回路14の電源となる電源回路33と、商用電源15と電源回路33との間に介設されてドア6の開成でON動作し、閉成でOFF動作するドアスイッチ20と、ドアスイッチ20に並列に接続されたリレー21と、さらにドアスイッチ20とリレー21と並列に接続され、電源回路33へ電力を供給するための電源スイッチ22を設け、前記取っ手スイッチ6cの動作に連動してドア開スイッチ38と電源スイッチ22の両方が動作するようにした。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、マイクロコンピュータ(以下マイコンと称す)を備えた制御回路で制御される高周波加熱装置のドアの自動開成方式に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来のドアの自動開閉装置を備えた高周波加熱装置として、特許文献1に示すものがある。このものは、ドアの開成機構の動作を電気的に行う事ができるものであり、軽い操作力で、ドアを開成することができ、停電時や電源が無くても手動でドアを開閉することが出来るものである。
【0003】
また、特許文献2に示すように、食品を加熱調理をしていない時、制御回路への電力の供給を開閉装置によって遮断し、制御回路自身の消費電力をゼロにする事が出来るものもある。
【0004】
【特許文献1】特開2002−267177号公報
【0005】
【特許文献2】特許3517096号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
上記特許文献1に示す高周波加熱装置は、ドアを自動で開けるために、マイコンを備えた制御回路で、ドア開成の指示を常に監視する必要がある。そのため制御回路への電源を遮断することが出来ず、食品を加熱調理していない未使用時でも、制御回路で電力を消費する問題があった。
【0007】
また、特許文献2に示す高周波加熱装置は、食品を加熱していないとき制御回路自身への電源の供給を遮断する機能を備えている。そのため食品を加熱していない未使用時は制御回路への電源の供給が遮断されており、電気で動作する電動機を動作させる事が出来ないという問題があり、最初の使い始め時に、ドアを自動で開ける事が出来ないという問題があった。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明は上記課題を解決する為になされたもので、食品を収納する加熱室と、加熱室の開口部に装備した開閉自在なドアと、ドアが閉成したとき加熱室の開口部の周囲を構成する前板にドアが密着するよう引力するコイルバネと、一端を前記ドアに接続し、他端をコイルバネに接続したドアアームと、ドアを電動で押し開けるドア開成駆動手段と、前記ドアの取っ手に設けた取っ手スイッチと、ドアの開成指示を出すドア開スイッチと、制御回路の電源となる電源回路と、商用電源と電源回路との間に介設されてドアの開成でON動作し、閉成でOFF動作するドアスイッチと、ドアスイッチに並列に接続され制御回路からの指示により動作するリレーと、さらにドアスイッチとリレーと並列に接続され、電源回路へ電力を供給するための電源スイッチを設け、前記取っ手スイッチの動作に連動してドア開スイッチと電源スイッチの両方が動作するようにしたものである。
【発明の効果】
【0009】
上記本発明によれば、電動の動力を使用してスイッチ操作で簡単に開成できるドアを持ち、制御回路に電力が供給され動作している時でも、待機状態で制御回路への電力が絶たれている時でも、制御回路への電力の供給状態に関係なく、一度のスイッチ操作で、制御回路への電力の供給を開始し、その後ドアを自動に開成することができるものである。
【発明を実施するための最良の形態】
【0010】
以下、本発明の実施例を図1から図8に従って説明する。
【0011】
図1において、1は本体である。2は食品である。3は加熱室で、食品2を収納して加熱調理するところである。4は開口部で、加熱室3に食品2を出し入れするところである。5は前板で、加熱室3の開口部4の周囲を構成する部品であり、金属の平板からなっている。
【0012】
6は開閉自在なドアで、食品2を加熱室3に出し入れするときに開け閉めするもので、食品2を加熱調理する時はドア6を閉めることで前板5に密着している。6aはファインダで、ドア6のほぼ中央部に設けられ、ドア6が閉じられているとき加熱室3内の様子を観察できるようになっている。6bは取っ手で、手で握ってドア6の開閉を容易にするものである。6cは取っ手スイッチで、ドア6を自動で開けるためのスイッチであり、設置場所は取っ手6bや図7に示すように操作パネル40内に設けることも可能である。取っ手スイッチ6cには、図6、図8に示すように後述するスイッチ22とスイッチ38の両方が連動して動作するようになっている。本実施例では、2個のスイッチを使用して構造的に両方のスイッチを押せるようにしているが、2個のスイッチが1個のスイッチにまとまった構造で、接点構成が2回路に分かれているスイッチを使用することも可能である。
【0013】
7はドアアームで、一端は前板5の左右2箇所に設けられた穴5aを貫通してドア6に回転自在に接続され、他端は後述するコイルバネ10に接続されている。このドアアーム7は、ドア6を安定して開いたり、開ききった時に安定して支えたりするものである。
【0014】
8は加熱室3や下記に説明する構成部品を覆うキャビネットである。
【0015】
図2から図4はキャビネット8を除去した状態の右側面図である。
【0016】
9はローラで、前記ドアアーム7がスムーズに動作できるように設けられたものである。そして、ドア6が開ききったとき(図4)、ドアアーム7に設けられたL形状したストッパ部7bでローラ9を受け止めドア6を安定して固定させる働きがある。
【0017】
10はコイルバネで、一端は前記ドアアーム7に接続され、もう一方はドア6を回転中心6eで支えるドアヒンジ11aに固定され、さらにドアヒンジ11aは本体1を構成する底板11に固定されている。
【0018】
コイルバネ10は、ドア6の開閉にともないドアアーム7がローラ9の上を移動し、その動きに伴い伸びることで、縮もうとするエネルギーが主に利用される。例えば、ドア6を閉めたときは、ローラ9を支点としてコイルバネ10が縮もうとするエネルギーによりドア6を前板5に密着させる力として働き、ドア6を開けて行くと、ドア重心6dが回転中心6eより開く方に移動するとドア6の自重で急激に開こうとするのを防止し、開ききって停止するときの衝撃を和らげる働きをする。また、開ききって停止する際の衝撃をさらに緩和するためにダンパー(図示無し)を設けることも可能である。
【0019】
このようにして、ドア6が前板5に密着固定することにより、高周波で食品2を加熱調理中にドア6と前板5間から高周波や食品2からでる水蒸気を外部に漏洩することが防止できる。
【0020】
12はドアスイッチで、ドアアーム7に連動しており、ドア6が開けられた時はOFFとなり、ドア6が閉じられた時はONになるように設定され、ドア6の開閉状態を後述する制御回路14のマイコン34に入力される。
【0021】
13aは前板5を貫通して設けられ限定された区間だけ移動可能なプランジャーである。13bは開放モータで、前記プランジャー13aの移動力の動力源である。13cは位置検出スイッチで、ドア6が閉められている時のプランジャー13aの格納時の位置を検出するもので、その信号は後述するマイコン34に入力される。これら符号13a、13bおよび13cで構成されるユニットをドア開成駆動手段13と称する。
【0022】
図5は制御回路14内の各機能を示したブロック図とその接続概要図である。
【0023】
15は商用電源、16は電流ヒューズ、17はドアの開閉に連動してOFF/ONする主ドアスイッチで、ドア6を開けることで主要負荷の回路を遮断するためのスイッチである。18はモニタスイッチを兼ねたドアスイッチで、上述の主ドアスイッチ12がドア開成時にOFFしない故障が発生した時に電流ヒューズ16を溶断させるためのものである。
【0024】
24はオーブンランプで、加熱室3内を見やすくするために、内部を照明するものである。25はテーブルモータで、食品2を加熱調理するときに食品2の加熱ムラを少なくするために、食品2を回転させたり、食品が回転させる替わりにアンテナを回転させるもので、加熱室3の底に設置している。28、29は加熱源の電熱ヒータで、加熱室3の天井や底面もしくは背面部に設けられている。31はマグネトロンなどで構成された高周波発生源、32はその高周波発生源31を冷却するファンモータである。
【0025】
23、26、27、30はリレーで、後述の制御回路14に制御されて前述した開放モータ13bとヒータ28、29と高周波発生源31を商用電源15へ接続するものである。19はリレーであり、上述のオーブンランプ24、テーブルモータ25、ヒータ26、27、高周波発生源31およびファンモータ32からなる電力負荷と商用電源15間に設けられている。
【0026】
20はドアの開閉に連動し動作するスイッチで、ドア開でONし、ドア閉でOFFするもので、ドア開した時に、後述する制御回路14に電力を供給するためのものである。21は電力開閉手段のリレーで、ドアスイッチ20に並列に接続され、後述する制御回路14によってON/OFF制御されるものである。22は電源スイッチでドアスイッチ20、リレー21と並列に接続されたスイッチで、押している時ONして離すとOFFするスイッチである。
【0027】
14は制御回路である。34はマイコンで、制御回路14の情報処理装置である。33はこの制御回路14の電源回路で、前述のドアスイッチ20とリレー21とスイッチ22の並列回路によって商用電源15と接続され、制御回路14に必要な電力を作るところである。37はキー入力回路で、調理方法の選択や加熱調理時間の設定をするためのものである。36は表示回路で、キー入力回路37によって選択設定された調理の種類、加熱時間、検出された食品の重量のほかマイコン34の演算結果や調理者に向けてのメッセージを表示するものである。38はドア開スイッチで、自動でドア6を開ける時に開放モータ13bを動作させる指示をするためのもので、押している時だけONし離すとOFFするタイプである。そして35は出力回路で、マイコン34の命令に基づいてリレー19、21、23、26、27および30を駆動するものである。
【0028】
上記構成の本発明についての一実施例の動作について説明する。
【0029】
図5は、ドア6が閉じている時の回路図で、その時の各スイッチの状態は、主ドアスイッチ17はON、ドアスイッチ18は接点b側と接触し、ドアスイッチ20はOFFの状態にある。そのため、ドアスイッチ20から制御回路14への電力の供給は遮断されている状態である。
【0030】
最初は手動でドア6を開けた時の回路動作について説明する。
【0031】
手動でドア6を開けると、ドアスイッチ12がOFFになると共に、モニタスイッチ18が接点aに接触して負荷と商用電源15の接続を切り離し、またドアスイッチ20がONすることによって制御回路14へ電力が供給される。電力が供給されると、電源回路33で制御回路14の動作に必要な直流の電力が作られる。電源回路33で発生した直流電源の立ち上がりを検出してリセット回路(図示なし)から、マイコン34にリセット信号が出力され、マイコン34のプログラムが初期化される。初期化された後のマイコン34は、入力されているプログラムにしたがって動作を開始し、その最初の動作の1つに、制御回路14への電源を確保するために、リレー21をONにしてドア6の開閉の影響を受けないようにする。また、調理未使用の時間を確認するためのタイマ時間を設定する。そしてドア6が閉められた後にタイマ時間の減算を開始し、その間にキー入力回路37からのキー入力信号や、またはドアスイッチ回路12からのドア開閉信号が入力されない状態が続いて、残り時間がゼロになるとリレー21をOFFして制御回路14自身の電力を遮断する。なお、残り時間がゼロになる前にキー入力回路37やドアスイッチ12などから信号が入力されたり、また加熱調理が行われると、タイマ時間は再設定され、リレー21のON状態が延長される。このタイマの時間値については、調理者が表示回路36を見ながらキー入力回路37から調理メニューを設定したり、または調理が終了したことを表示回路36で確認するのに十分な長さにしてある。
【0032】
次にドア6を自動で開ける時の動作について説明する。
【0033】
ドア6を自動で開けるために取っ手スイッチ6cを押すと、取っ手スイッチ6cの動きに連動して、電源スイッチ22とドア開スイッチ38の両方のスイッチがONになる。電源スイッチ22がONすることで商用電源15から電源回路33に電力が供給され、それ以後は前述した手動でドア6を開けた時と同じ動作になり、制御回路14が動作を始めリレー21がONになる。
【0034】
また、押されたドア開スイッチ38の信号処理については、取っ手スイッチ6cが押されている時に、ドア6を開けると押している指にドア6が当り危険なので、取っ手スイッチ6cから指が離れたのを確認してからドア6を開けるようにする。そのため、ドア開スイッチ38の信号がONからOFFに変わってからマイコン34は、あらかじめ設定してあった、遅延時間(遅延時間を自由に設定可能とすることも可能である)を待ってドア開成駆動手段13内の開放モータ13bを動作させ、プランジャー13aで前板5に密着しているドア6を押し開く動作に入る。ただし、取っ手スイッチ6cの役割をするスイッチがドア以外の場所に設置された場合は、スイッチを押されて電気信号がONになった時にOFFを待たずに遅延時間のカウントを始め、遅延時間経過後にドア6を開き始める動作を開始することも可能である。
【0035】
また、開放モータ13bの駆動回路にインバータ制御方式などを採用することで開放モータ13bの回転速度を可変することができ、ドア6の開き始めはゆっくりと動作し、次第に早くすることも可能である。
【0036】
プランジャー13aに押し開かれたドア6は前板5から離れ始める。ドア6が閉まっているときはドア6のドア重心6dがドア6の回転中心6eよりも前板5側にあるため、ドア6は安定して前板5に接していた。しかしプランジャー13aに押されドア6が開き始めるとドア重心6dも同時に移動を始め、開き角度が増すことでドア重心6dが回転中心6eよりドア6が開く方向に移動し、更に開き角度が増し続けると、今度はドア6の自重でドア6は開成する。
【0037】
プランジャー13aの移動距離は、ドア6が自重で開き始める位置より更にドア6が開いた位置まで届く距離とし、その後、自動的にプランジャー13aは格納位置に戻って停止する。この停止位置は位置検出スイッチ13cによって決定することができる。自動でプランジャー13aを戻す方法としては、戻す位置に新たにスイッチを設け、プランジャー13aがそのスイッチを押すと開放モータ13bを逆転させて戻す方法や、カムなどを使用してモータの回転を直線運動に変更し、モータの回転方向は常に一定方向に回転を続けることでプランジャー13aを突出させ、その後引っ込めることは簡単な構造で実現可能である。
【0038】
ドア6が自重で開き始め、そして、ドアアーム7のストッパ部7bがローラ9に達すると図4で示すようにドア6は全開し開成動作は完了する。
【0039】
ドア6が開いたら食品2を加熱室3に入れてドア6を閉めて、キー入力回路37で調理方法を選定して加熱調理を開始する。加熱調理の進行状況はドア6のファインダ6aから加熱室3の食品2を覗き見ることができる。そして設定された温度や、もしくは加熱時間が経過するとマグネトロンなどの動作が停止して加熱調理は終了する。
【0040】
以上説明した本発明によって、電動の動力を使用してスイッチ操作で簡単に開成できるドア6を持ち、制御回路14に電力が供給され動作している時でも、待機状態で制御回路14への電力が絶たれている時でも、制御回路14への電力の供給状態に関係なく、一度のスイッチ操作で、制御回路14への電力の供給を開始し、その後ドア6を自動に開成することができるようなった。
【図面の簡単な説明】
【0041】
【図1】本発明の一実施例における高周波加熱装置の外観斜視図である。
【図2】本発明の一実施例における高周波加熱装置のドアが密閉している状態でキャビネットを除去した場合の右側面図である。
【図3】本発明の一実施例における高周波加熱装置のドアが半開している状態でキャビネットを除去した場合の右側面図である。
【図4】本発明の一実施例における高周波加熱装置のドアが全開している状態でキャビネットを除去した場合の右側面図である。
【図5】本発明の一実施例における高周波加熱装置のドアが閉まった状態の回路図、ブロック図である。
【図6】本発明の一実施例における取っ手内部に取り付けた取っ手スイッチの一例を示す説明図である。
【図7】本発明の一実施例における取っ手スイッチを操作部に取り付けた一例を示す説明図である。
【図8】本発明の一実施例における取っ手スイッチを操作部に取り付けた一例を示す説明図である。
【符号の説明】
【0042】
2 食品
3 加熱室
4 開口部
5 前板
6 ドア
6b 取っ手
6c 取っ手スイッチ
10 コイルバネ
12 ドアスイッチ
13 ドア開成駆動手段
15 商用電源
20 ドアスイッチ
21 リレー
22 電源スイッチ
28 電熱ヒータ
29 電熱ヒータ
31 高周波発生源
33 電源回路
34 マイコン
38 ドア開スイッチ


【特許請求の範囲】
【請求項1】
食品(2)を収納する加熱室(3)と、加熱室(3)の開口部(4)に装備した開閉自在なドア(6)と、ドア(6)が閉成したとき加熱室(3)の開口部(4)の周囲を構成する前板(5)にドア(6)が密着するよう引力するコイルバネ(10)と、一端を前記ドア(6)に接続し、他端をコイルバネ(10)に接続したドアアーム(7)と、ドア(6)を電動で押し開けるドア開成駆動手段(13)と、前記ドア(6)の取っ手(6b)に設けた取っ手スイッチ(6c)と、ドア(6)の開成指示を出すドア開スイッチ(38)と、制御回路(14)の電源となる電源回路(33)と、商用電源(15)と電源回路(33)との間に介設されてドア(6)の開成でON動作し、閉成でOFF動作するドアスイッチ(20)と、ドアスイッチ(20)に並列に接続され制御回路(14)からの指示により動作するリレー(21)と、さらにドアスイッチ(20)とリレー(21)と並列に接続され、電源回路(33)へ電力を供給するための電源スイッチ(22)を設け、前記取っ手スイッチ(6c)の動作に連動してドア開スイッチ(38)と電源スイッチ(22)の両方が動作することを特徴とする高周波加熱装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【公開番号】特開2006−90618(P2006−90618A)
【公開日】平成18年4月6日(2006.4.6)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2004−276563(P2004−276563)
【出願日】平成16年9月24日(2004.9.24)
【出願人】(502131431)日立ホーム・アンド・ライフ・ソリューション株式会社 (302)
【Fターム(参考)】