高所作業車用荷積み金具
【課題】高所作業車の作業台の外部に、荷積みスペースを容易に設けることができ、作業台内での作業スペースを広く確保し、作業性の向上を図る高所作業車用荷積み金具を提供する。
【解決手段】主体部3の上部に、該主体部3を高所作業車40の作業台41の手摺46に取外し可能に取付ける取付手段2を設けるとともに、前記主体部3の下部に荷物載置部4を設けたアーム部5を、少なくとも1対適宜間隔を設けて配置する。
【解決手段】主体部3の上部に、該主体部3を高所作業車40の作業台41の手摺46に取外し可能に取付ける取付手段2を設けるとともに、前記主体部3の下部に荷物載置部4を設けたアーム部5を、少なくとも1対適宜間隔を設けて配置する。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は高所作業車用荷積み金具に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、天井や壁などの高所で作業を行う際、昇降する作業台を備えた高所作業車等を使用して作業を実施するが、その作業台には、荷物用の積載スペースが少ないことから、資材などの荷物は、作業台の床に載置したり、作業台の横幅より長尺な部材においては、手摺に掛架するようにして積み込むようにしていた。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
しかし、このような積み込み方法においては、資材等の荷物が作業台での作業者の作業スペースを狭くするばかりか、作業者が荷物に当るなど、作業効率の低下を招いていた。
【0004】
そこで本発明は、このような問題を解決する高所作業車用荷積み金具を提供することを目的とするものである。
【課題を解決するための手段】
【0005】
前記の課題を解決するために、請求項1記載の発明は、主体部の上部に、該主体部を高所作業車の作業台の手摺に取外し可能に取付ける取付手段を設けるとともに、前記主体部の下部に荷物載置部を設けたアーム部を、少なくとも1対適宜間隔を設けて配置したことを特徴とするものである。
【0006】
請求項2記載の発明は、請求項1記載の発明において、前記荷物載置部の形状を荷物の荷姿に合わせて変形させるアタッチメントを、前記主体部又は荷物載置部に取外し可能に設けることを特徴とするものである。
【0007】
請求項3記載の発明は、請求項1又は2記載の発明において、前記荷物載置部の上部に、上段荷物載置部を備えた上段アタッチメントを取外し可能に設けることを特徴とするものである。
【0008】
請求項4記載の発明は、請求項1又は2記載の発明において、前記荷物載置部を、前記主体部の下端から前方へ突出する底板と、該底板の先端から上方へ突出する止板で形成し、該止板に、該止板から立上がる転倒防止アタッチメントを取外し可能に設けることを特徴とするものである。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、高所作業車用荷積み金具を、高所作業車の作業台における手摺に、その外側部において取付けることにより、容易に荷積みスペースを設けることができ、特に積荷が長尺な部材の場合においては、従来のような、作業台の上部手摺の上や、作業台の内部を通じて積み込むことによる作業の支障を回避でき、作業性の向上を図ることができる。
【0010】
また、荷物載置部での荷物の積載量を大きく確保することができることから、荷物載置部に大量の荷物を積み込むことにより、作業台を下降させて荷物を積み込む回数を減らして、作業効率を高めることができる。
【0011】
また、各アタッチメントを取替えることにより、積荷の荷姿に合わせて、高所作業車用荷積み金具を対応させることができ、多種多様な活用が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0012】
【図1】本発明の実施例1の高所作業車用荷積み金具1を高所作業車に取付けた状態を示す斜視図。
【図2】高所作業車を示す正面図。
【図3】本発明の実施例1の高所作業車用荷積み金具を示す斜視図。
【図4】(a)は、図3の実施例1の高所作業車用荷積み金具の正面図、(b)はその側面図。
【図5】図1の高所作業車用荷積み金具に荷物を載置した状態を示す斜視図。
【図6】本発明の実施例2の上段アタッチメントを備えた高所作業車用荷積み金具を高所作業車に装着した状態を示す斜視図。
【図7】本発明の実施例2の上段アタッチメントを備えた高所作業車用荷積み金具を示す斜視図。
【図8】(a)は図7の実施例2の上段アタッチメントの正面図、(b)はその側面図。
【図9】図6の上段アタッチメントを備えた高所作業車用荷積み金具に荷物を載置した状態を示す斜視図。
【図10】本発明の実施例3の転倒防止アタッチメントを備えた高所作業車用荷積み金具を高所作業車に装着した状態を示す斜視図。
【図11】本発明の実施例3の転倒防止アタッチメントを備えた高所作業車用荷積み金具を示す斜視図。
【図12】(a)は、図10の実施例3の転倒防止アタッチメントの後面図、(b)はその側面図。
【図13】図10の転倒防止アタッチメントを備えた高所作業車用荷積み金具に荷物を載置した状態を示す斜視図。
【発明を実施するための形態】
【0013】
本発明を実施するための形態を図1乃至図13に示す実施例に基づいて説明する。
【実施例1】
【0014】
図1乃至図5は、主金具1Aのみで高所作業車用荷積み金具1を構成した本発明の実施例1を示す。
【0015】
図1は本発明の実施例1の高所作業車用荷積み金具1を、高所作業車40の作業台41に設置した状態を示す斜視図であり、図2は、その高所作業車40の1例を示す略正面図、図3は高所作業車用荷積み金具1の斜視図である。
【0016】
図1に示すように、高所作業車用荷積み金具1は高所作業車40の作業台41の手摺に掛着されるもので、本実施例1で使用する高所作業車40は高所作業現場で一般的に用いられているものである。
【0017】
なお、本実施例1では、高所作業車用荷積み金具1の使用時(使用状態)における作業台41への取付け側を後面側A、荷物載置側を前面側B、前面から見て左側をC、右側をDとし、使用状態における上下方向をY−Y方向として説明する。
【0018】
図2に示すように、前記高所作業車40は、移動式台車42とパンタグラフ式リンク43と作業台41などからなり、移動式台車42の上部に、作業台41が適宜駆動手段によりパンタグラフ式リンク43を介して昇降可能に支持されている。
【0019】
作業者が乗る作業台41は、図1に示すように、作業スペースとなる床部44と、その周縁において立設された柵45とからなり、柵45によって作業台41からの作業者の落下を防止している。
【0020】
前記柵45は、最上部において水平方向に架設されたパイプ等からなる上部の手摺(以下上部手摺という)46と、該上部手摺46と前記床部44との間に水平方向に架設されたパイプ等からなる下部の手摺(以下下部手摺という)47と、これら上部手摺46と下部手摺47との間を連結する手摺子48と、周囲の支柱50から構成されている。
【0021】
前記高所作業車用荷積み金具1を構成する主金具1Aは、図3,4に示すように、取付手段となる掛着部2と、主体部3と、荷物載置部4とを一体形成してなる1対のアーム部5,5と、この1対のアーム部5,5を連結する連結部材6とから構成されている。
【0022】
前記アーム部5における主体部3は、使用時において上下方向(Y−Y方向)に長い板材によって形成され、この上下方向の長さは、作業台41の上部手摺46と下部手摺47との間隔より長く(本実施例では500mm)設定することが望ましい。
【0023】
前記主体部3の上端には、主体部3の平面に直交するように後面側Aに屈折し、かつ、その屈折した後面側Aへの距離を、作業台41の上部手摺46における横断面形状の直径より長く設定した上板10が一体形成されている。
【0024】
該上板10の後面側端部には、上板10より下方へ垂設され、かつ、この垂設方向の長さを前記上板10の後面側Aへの距離より長く(本実施例では150mm)設定した掛板11が一体形成されている。この構成により、主体部3の上部と掛板11との間には、下側と左右側が開口した嵌合空間S1が形成され、主体部3の上部と前記上板10と掛板11とにより、下側が開口するコ字状の掛着部2が形成されている。
【0025】
また、前記主体部3の下端には、主体部3の平面に直交するように前面側Bに屈折し、かつ、その屈折した前面側Bへの距離を、荷物の幅に合わせて、前面側Bに所望の長さに設定して突設した底板12が一体に形成されている。
【0026】
該底板12の前面側端部には、該底板12の平面と直交するように、上方へ向って突出し、かつ、その上方への距離を、所定の長さ(本実施例では200mm)に設定した止板13が一体形成されている。この構成により、主体部3の下部と止板13との間には、上側と左右側が開口する収納空間S2が形成され、主体部3の下部と底板12と止板13とにより上側が開口するコ字状の荷物載置部4が形成されている。
【0027】
また、前記主体部3の上部には、第1取付孔14が上下に2箇所貫通形成され、該第1取付孔14には、ボルト15が挿通できるようになっている。
【0028】
前記のように形成されたアーム部5は、左右方向(C−D方向)に1対適宜間隔を有して配置され、この1対のアーム部5,5を、左右方向に設けられた連結部材6で連結することで、高所作業車用荷積み金具1を一体的に構成している。なお、前記連結部材6は、アーム部5における主体部3の上部に設けた第1連結部材6a、下端に設けた第2連結部材6bとで構成されている。
【0029】
次に、前記主金具1Aを高所作業車用荷積み金具1とした実施例の使用状態について説明する。
【0030】
先ず、作業を実施する高所作業現場に、高所作業車40を移動させ、図2に示すように下降させた作業台41における柵45の外側部に、図1に示すように、主金具1Aを設置する。
【0031】
このとき、主金具1Aの両アーム部5,5の掛着部2,2を上部手摺46に、図1に示すように、上部手摺46が左右の嵌合空間S1,S1内を通るように引っ掛ける。これにより、主金具1Aにおける主体部3,3の下端は下部手摺47よりも下方に位置して、その主体部3,3の下部後面が下部手摺47に当接し、上部手摺46を軸芯とする主金具1Aの後面側への揺動が阻止されて、安定した荷物受けができる。
【0032】
なお、前記揺動の阻止は、柵45の手摺子48に主体部3や連結部材6を当接させるようにしてもよい。
【0033】
その後、図5に示すように、荷物7を左右の荷物載置部4,4間に掛け渡すように載置し、その後、作業台41を高所作業位置まで上昇させる。上昇後、作業者は、荷物7を荷物載置部4,4から上方へ取り出し、この荷物7を使用する。
【0034】
前記の構成により本発明によれば、作業台41の外側部に、容易に荷積みスペースを設けることができ、作業台41内の作業スペースを広く確保することができる。
【0035】
また、従来のように、長尺な資材等の荷物を、作業台41の上部手摺46の上や、作業台41の内部を通じて積み込むものに比べて、作業者の作業に荷物が支障とならず、より作業効率が向上する。
【0036】
また、荷物載置部4での積載量を大きく確保することができることから、荷物載置部4に大量の荷物を積み込むことにより、作業台41を下降させて荷物を積み込む回数を減らして、作業効率を高めることができる。
【0037】
また、取付手段を前記のような掛着部2に構成することにより、高所作業車荷積み金具1の手摺に対する着脱が容易に行える。
【0038】
なお、前記取付手段2は、前記のような主体部3を折曲した掛着部以外に、市販されている着脱可能なパイプクランプを主体部3に固設して形成してもよい。
【実施例2】
【0039】
図6乃至図9は、前記主金具1Aと、1対の上段アタッチメント20で、高所作業用荷積金具1を構成した本発明の実施例2を示す。
【0040】
図6は本発明の実施例2の上段アタッチメント20を備えた高所作業車用荷積み金具1を、高所作業車40の作業台41に設置した状態を示す斜視図であり、図7はその上段アタッチメントを備えた高所作業車用荷積み金具1の斜視図である。
【0041】
前記上段アタッチメント20は、図7,8に示すように、上下方向に配置される取付板21と、上段底板23と上段止板24からなる。前記上段底板23は、取付板21の平面に直交するように前面側Bに屈折し、かつ、その屈折した前面側Bへの距離を、前記主金具1Aの底板12のA−B方向の距離と略同一となるように設定して取付板21と一体に形成されている。
【0042】
該上段底板23の前面側B端部には、上段止板24が、上段底板22の底面と直交するように、上方へ向って一体に突出して形成され、その上下方向の長さは所望に設定されている。実施例では、前記止板13と同一の長さ(200mm)に設定されている。この構成により、取付板21と上段止板24との間には、上側と左右側が開口した収納空間S3が形成され、取付板21の下部と、上段底板23と、上段止板24とにより、上側が開口するコ字状の上段荷物載置部22が形成されている。
【0043】
また、前記取付板21は、上下方向(Y−Y方向)において、前記主金具1Aの上端から止板13の上端までの長さに設定され、該取付板21の上部には、ボルト15が挿通できる第2取付孔25が上下に2箇所、前記第1取付孔14と対応する位置に同ピッチで貫通形成されている。
【0044】
主金具1Aは前記実施例1の主金具1Aと同一であるため、前記と同一部分には同一符号を付してその説明を省略する。
【0045】
両上段アタッチメント20,20の取付けは、その上段底板23の前端を左右のアーム部5における止板13上に載置し、取付板21の後側面を前面側から主体部3に重合し、ボルト15を前記第1取付孔14から第2取付孔25に挿通し、該ボルト15にナット16を螺着することにより、主金具1Aにおける荷物載置部4の上段に夫々取外し可能に固着する。
【0046】
なお、前記上段荷物載置部22の上段底板23と主金具1Aの底板12の前後方向(A−B方向)の距離を同一に形成したことから、上段アタッチメント20が主金具1Aに対し、取付板21の板厚分、前面側にズレて配置され、前記上段荷物載置部22が荷物載置部4の止板13の上端に支持されながら設置することができる。
【0047】
前記の構成により本実施例2によれば、図9に示すように、主金具1Aを前記のように上部手摺46に掛けることにより荷物載置部4よりも上部に上段荷物載置部22を取付けて荷積みスペースを設けることができ、積荷の上方への取り出しが、更に容易に行える。
【0048】
なお、特に積荷が軽量な部材の場合においては、積載による上方への重心の移動も少ないことから、上段荷物載置部22の使用は有効となる。
【0049】
なお、本実施例2においても、その他、実施例1と同様の効果を発揮する。
【実施例3】
【0050】
図10乃至図13は、前記主金具1Aと、1対の転倒防止アタッチメント30,30で、高所作業用荷積金具1を構成した本発明の実施例3を示す。
【0051】
図10は本発明の実施例3の転倒防止アタッチメントを備えた高所作業車用荷積み金具1を、高所作業車40の作業台41に設置した状態を示す斜視図であり、図11はその転倒防止アタッチメントを備えた高所作業車用荷積み金具1の斜視図である。
【0052】
前記転倒防止アタッチメント30は、図11,12に示すように、延長板31と、その下部の両側に一体形成した挟持片32とからなる。前記延長板31の上下方向(Y−Y方向)の長さは、前記主金具1Aの主体部3の上下方向の長さより長く(本実施例では500mm以上)設定されている。
【0053】
前記挟持片32の上下方向の長さは、延長板31の下端から所定の高さ、すなわち、前記止板24の上下方向(Y−Y方向)における全長に相当する長さに設定されている。更に、該挟持片32は、延長板31の両側端から後面側へ折曲し、更に、延長板31の後面において、該後面より前記止板32の略板厚分離間して、延長板31の軸芯方向に向って伸長している。
【0054】
これにより、延長板31と挟持片32との間には上下端が開口し、前記止板13に抜き差し可能な連結空間S4が形成されている。
【0055】
主金具1Aは、前記実施例1の主金具1Aと同一であるため、前記と同一部分には同一符号を付してその説明を省略する。
【0056】
両転倒防止アタッチメント30,30の取付けは、その挟持片32を下方に位置させるとともに連結空間S4の下端開口部を止板13上に位置させて、該転倒防止アタッチメント30を下降させる。これにより、転倒防止アタッチメント30は、その連結空間S4内に止板13が嵌合して、止板13に起立状態で保持される。
【0057】
なお、本実施例3の転倒防止アタッチメント30は、前記実施例2の上段アタッチメント20を外した状態で使用する。
【0058】
前記の構成により本実施例3によれば、図11に示すように、主金具1Aに転倒防止アタッチメント30を取付けて、主金具1Aを前記のように上部手摺46に掛けることにより、主金具1Aの主体部3と前記アタッチメント30との間に、上側と左右側が開口し、前記収納空間S2よりも深い収納空間S5(荷積みスペース)を形成することができる。そのため、図13に示すように、特に上下幅のある部材、例えばブラスターボード35のような壁面材などを収納空間S5に載置して、これを転倒させることなく荷上げすることができる。
【0059】
なお、本実施例3においても、実施例1と同様の効果を発揮する。
以上のことから、本発明によれば、上記各実施例での効果を発揮するとともに、各アタッチメント20,30を取替えることにより、積荷の荷姿に合わせて、高所作業車用荷積み金具1を対応させることができ、多種多様な活用が可能となる。
【0060】
なお、前記実施例においては、高所作業車として、自走式で、かつ、作業台をパンタグラフ等で昇降させる垂直昇降式のものとした高所作業車に本発明を適用した例を示したが、高所作業車として、トラックに高所作業のための機構が組み込まれ、公道走行ができるトラック搭載式、又は、作業台に走行機構を備えた自走式に、作業台をブームの先に備えてブームの起伏により作業台を昇降させるブーム式、又は、作業台を垂直に昇降する機構によって作業台を昇降させる垂直昇降式の高所作業車に本発明を適用してもよい。
【符号の説明】
【0061】
1 高所作業車用荷積み金具
2 取付手段(掛着部)
3 主体部
4 荷物載置部
5 アーム部
12 底板
13 止板
20 上段アタッチメント(アタッチメント)
22 上段荷物載置部
30 転倒防止アタッチメント(アタッチメント)
40 高所作業車
41 作業台
45 柵
46,47 手摺
【技術分野】
【0001】
本発明は高所作業車用荷積み金具に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、天井や壁などの高所で作業を行う際、昇降する作業台を備えた高所作業車等を使用して作業を実施するが、その作業台には、荷物用の積載スペースが少ないことから、資材などの荷物は、作業台の床に載置したり、作業台の横幅より長尺な部材においては、手摺に掛架するようにして積み込むようにしていた。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
しかし、このような積み込み方法においては、資材等の荷物が作業台での作業者の作業スペースを狭くするばかりか、作業者が荷物に当るなど、作業効率の低下を招いていた。
【0004】
そこで本発明は、このような問題を解決する高所作業車用荷積み金具を提供することを目的とするものである。
【課題を解決するための手段】
【0005】
前記の課題を解決するために、請求項1記載の発明は、主体部の上部に、該主体部を高所作業車の作業台の手摺に取外し可能に取付ける取付手段を設けるとともに、前記主体部の下部に荷物載置部を設けたアーム部を、少なくとも1対適宜間隔を設けて配置したことを特徴とするものである。
【0006】
請求項2記載の発明は、請求項1記載の発明において、前記荷物載置部の形状を荷物の荷姿に合わせて変形させるアタッチメントを、前記主体部又は荷物載置部に取外し可能に設けることを特徴とするものである。
【0007】
請求項3記載の発明は、請求項1又は2記載の発明において、前記荷物載置部の上部に、上段荷物載置部を備えた上段アタッチメントを取外し可能に設けることを特徴とするものである。
【0008】
請求項4記載の発明は、請求項1又は2記載の発明において、前記荷物載置部を、前記主体部の下端から前方へ突出する底板と、該底板の先端から上方へ突出する止板で形成し、該止板に、該止板から立上がる転倒防止アタッチメントを取外し可能に設けることを特徴とするものである。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、高所作業車用荷積み金具を、高所作業車の作業台における手摺に、その外側部において取付けることにより、容易に荷積みスペースを設けることができ、特に積荷が長尺な部材の場合においては、従来のような、作業台の上部手摺の上や、作業台の内部を通じて積み込むことによる作業の支障を回避でき、作業性の向上を図ることができる。
【0010】
また、荷物載置部での荷物の積載量を大きく確保することができることから、荷物載置部に大量の荷物を積み込むことにより、作業台を下降させて荷物を積み込む回数を減らして、作業効率を高めることができる。
【0011】
また、各アタッチメントを取替えることにより、積荷の荷姿に合わせて、高所作業車用荷積み金具を対応させることができ、多種多様な活用が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0012】
【図1】本発明の実施例1の高所作業車用荷積み金具1を高所作業車に取付けた状態を示す斜視図。
【図2】高所作業車を示す正面図。
【図3】本発明の実施例1の高所作業車用荷積み金具を示す斜視図。
【図4】(a)は、図3の実施例1の高所作業車用荷積み金具の正面図、(b)はその側面図。
【図5】図1の高所作業車用荷積み金具に荷物を載置した状態を示す斜視図。
【図6】本発明の実施例2の上段アタッチメントを備えた高所作業車用荷積み金具を高所作業車に装着した状態を示す斜視図。
【図7】本発明の実施例2の上段アタッチメントを備えた高所作業車用荷積み金具を示す斜視図。
【図8】(a)は図7の実施例2の上段アタッチメントの正面図、(b)はその側面図。
【図9】図6の上段アタッチメントを備えた高所作業車用荷積み金具に荷物を載置した状態を示す斜視図。
【図10】本発明の実施例3の転倒防止アタッチメントを備えた高所作業車用荷積み金具を高所作業車に装着した状態を示す斜視図。
【図11】本発明の実施例3の転倒防止アタッチメントを備えた高所作業車用荷積み金具を示す斜視図。
【図12】(a)は、図10の実施例3の転倒防止アタッチメントの後面図、(b)はその側面図。
【図13】図10の転倒防止アタッチメントを備えた高所作業車用荷積み金具に荷物を載置した状態を示す斜視図。
【発明を実施するための形態】
【0013】
本発明を実施するための形態を図1乃至図13に示す実施例に基づいて説明する。
【実施例1】
【0014】
図1乃至図5は、主金具1Aのみで高所作業車用荷積み金具1を構成した本発明の実施例1を示す。
【0015】
図1は本発明の実施例1の高所作業車用荷積み金具1を、高所作業車40の作業台41に設置した状態を示す斜視図であり、図2は、その高所作業車40の1例を示す略正面図、図3は高所作業車用荷積み金具1の斜視図である。
【0016】
図1に示すように、高所作業車用荷積み金具1は高所作業車40の作業台41の手摺に掛着されるもので、本実施例1で使用する高所作業車40は高所作業現場で一般的に用いられているものである。
【0017】
なお、本実施例1では、高所作業車用荷積み金具1の使用時(使用状態)における作業台41への取付け側を後面側A、荷物載置側を前面側B、前面から見て左側をC、右側をDとし、使用状態における上下方向をY−Y方向として説明する。
【0018】
図2に示すように、前記高所作業車40は、移動式台車42とパンタグラフ式リンク43と作業台41などからなり、移動式台車42の上部に、作業台41が適宜駆動手段によりパンタグラフ式リンク43を介して昇降可能に支持されている。
【0019】
作業者が乗る作業台41は、図1に示すように、作業スペースとなる床部44と、その周縁において立設された柵45とからなり、柵45によって作業台41からの作業者の落下を防止している。
【0020】
前記柵45は、最上部において水平方向に架設されたパイプ等からなる上部の手摺(以下上部手摺という)46と、該上部手摺46と前記床部44との間に水平方向に架設されたパイプ等からなる下部の手摺(以下下部手摺という)47と、これら上部手摺46と下部手摺47との間を連結する手摺子48と、周囲の支柱50から構成されている。
【0021】
前記高所作業車用荷積み金具1を構成する主金具1Aは、図3,4に示すように、取付手段となる掛着部2と、主体部3と、荷物載置部4とを一体形成してなる1対のアーム部5,5と、この1対のアーム部5,5を連結する連結部材6とから構成されている。
【0022】
前記アーム部5における主体部3は、使用時において上下方向(Y−Y方向)に長い板材によって形成され、この上下方向の長さは、作業台41の上部手摺46と下部手摺47との間隔より長く(本実施例では500mm)設定することが望ましい。
【0023】
前記主体部3の上端には、主体部3の平面に直交するように後面側Aに屈折し、かつ、その屈折した後面側Aへの距離を、作業台41の上部手摺46における横断面形状の直径より長く設定した上板10が一体形成されている。
【0024】
該上板10の後面側端部には、上板10より下方へ垂設され、かつ、この垂設方向の長さを前記上板10の後面側Aへの距離より長く(本実施例では150mm)設定した掛板11が一体形成されている。この構成により、主体部3の上部と掛板11との間には、下側と左右側が開口した嵌合空間S1が形成され、主体部3の上部と前記上板10と掛板11とにより、下側が開口するコ字状の掛着部2が形成されている。
【0025】
また、前記主体部3の下端には、主体部3の平面に直交するように前面側Bに屈折し、かつ、その屈折した前面側Bへの距離を、荷物の幅に合わせて、前面側Bに所望の長さに設定して突設した底板12が一体に形成されている。
【0026】
該底板12の前面側端部には、該底板12の平面と直交するように、上方へ向って突出し、かつ、その上方への距離を、所定の長さ(本実施例では200mm)に設定した止板13が一体形成されている。この構成により、主体部3の下部と止板13との間には、上側と左右側が開口する収納空間S2が形成され、主体部3の下部と底板12と止板13とにより上側が開口するコ字状の荷物載置部4が形成されている。
【0027】
また、前記主体部3の上部には、第1取付孔14が上下に2箇所貫通形成され、該第1取付孔14には、ボルト15が挿通できるようになっている。
【0028】
前記のように形成されたアーム部5は、左右方向(C−D方向)に1対適宜間隔を有して配置され、この1対のアーム部5,5を、左右方向に設けられた連結部材6で連結することで、高所作業車用荷積み金具1を一体的に構成している。なお、前記連結部材6は、アーム部5における主体部3の上部に設けた第1連結部材6a、下端に設けた第2連結部材6bとで構成されている。
【0029】
次に、前記主金具1Aを高所作業車用荷積み金具1とした実施例の使用状態について説明する。
【0030】
先ず、作業を実施する高所作業現場に、高所作業車40を移動させ、図2に示すように下降させた作業台41における柵45の外側部に、図1に示すように、主金具1Aを設置する。
【0031】
このとき、主金具1Aの両アーム部5,5の掛着部2,2を上部手摺46に、図1に示すように、上部手摺46が左右の嵌合空間S1,S1内を通るように引っ掛ける。これにより、主金具1Aにおける主体部3,3の下端は下部手摺47よりも下方に位置して、その主体部3,3の下部後面が下部手摺47に当接し、上部手摺46を軸芯とする主金具1Aの後面側への揺動が阻止されて、安定した荷物受けができる。
【0032】
なお、前記揺動の阻止は、柵45の手摺子48に主体部3や連結部材6を当接させるようにしてもよい。
【0033】
その後、図5に示すように、荷物7を左右の荷物載置部4,4間に掛け渡すように載置し、その後、作業台41を高所作業位置まで上昇させる。上昇後、作業者は、荷物7を荷物載置部4,4から上方へ取り出し、この荷物7を使用する。
【0034】
前記の構成により本発明によれば、作業台41の外側部に、容易に荷積みスペースを設けることができ、作業台41内の作業スペースを広く確保することができる。
【0035】
また、従来のように、長尺な資材等の荷物を、作業台41の上部手摺46の上や、作業台41の内部を通じて積み込むものに比べて、作業者の作業に荷物が支障とならず、より作業効率が向上する。
【0036】
また、荷物載置部4での積載量を大きく確保することができることから、荷物載置部4に大量の荷物を積み込むことにより、作業台41を下降させて荷物を積み込む回数を減らして、作業効率を高めることができる。
【0037】
また、取付手段を前記のような掛着部2に構成することにより、高所作業車荷積み金具1の手摺に対する着脱が容易に行える。
【0038】
なお、前記取付手段2は、前記のような主体部3を折曲した掛着部以外に、市販されている着脱可能なパイプクランプを主体部3に固設して形成してもよい。
【実施例2】
【0039】
図6乃至図9は、前記主金具1Aと、1対の上段アタッチメント20で、高所作業用荷積金具1を構成した本発明の実施例2を示す。
【0040】
図6は本発明の実施例2の上段アタッチメント20を備えた高所作業車用荷積み金具1を、高所作業車40の作業台41に設置した状態を示す斜視図であり、図7はその上段アタッチメントを備えた高所作業車用荷積み金具1の斜視図である。
【0041】
前記上段アタッチメント20は、図7,8に示すように、上下方向に配置される取付板21と、上段底板23と上段止板24からなる。前記上段底板23は、取付板21の平面に直交するように前面側Bに屈折し、かつ、その屈折した前面側Bへの距離を、前記主金具1Aの底板12のA−B方向の距離と略同一となるように設定して取付板21と一体に形成されている。
【0042】
該上段底板23の前面側B端部には、上段止板24が、上段底板22の底面と直交するように、上方へ向って一体に突出して形成され、その上下方向の長さは所望に設定されている。実施例では、前記止板13と同一の長さ(200mm)に設定されている。この構成により、取付板21と上段止板24との間には、上側と左右側が開口した収納空間S3が形成され、取付板21の下部と、上段底板23と、上段止板24とにより、上側が開口するコ字状の上段荷物載置部22が形成されている。
【0043】
また、前記取付板21は、上下方向(Y−Y方向)において、前記主金具1Aの上端から止板13の上端までの長さに設定され、該取付板21の上部には、ボルト15が挿通できる第2取付孔25が上下に2箇所、前記第1取付孔14と対応する位置に同ピッチで貫通形成されている。
【0044】
主金具1Aは前記実施例1の主金具1Aと同一であるため、前記と同一部分には同一符号を付してその説明を省略する。
【0045】
両上段アタッチメント20,20の取付けは、その上段底板23の前端を左右のアーム部5における止板13上に載置し、取付板21の後側面を前面側から主体部3に重合し、ボルト15を前記第1取付孔14から第2取付孔25に挿通し、該ボルト15にナット16を螺着することにより、主金具1Aにおける荷物載置部4の上段に夫々取外し可能に固着する。
【0046】
なお、前記上段荷物載置部22の上段底板23と主金具1Aの底板12の前後方向(A−B方向)の距離を同一に形成したことから、上段アタッチメント20が主金具1Aに対し、取付板21の板厚分、前面側にズレて配置され、前記上段荷物載置部22が荷物載置部4の止板13の上端に支持されながら設置することができる。
【0047】
前記の構成により本実施例2によれば、図9に示すように、主金具1Aを前記のように上部手摺46に掛けることにより荷物載置部4よりも上部に上段荷物載置部22を取付けて荷積みスペースを設けることができ、積荷の上方への取り出しが、更に容易に行える。
【0048】
なお、特に積荷が軽量な部材の場合においては、積載による上方への重心の移動も少ないことから、上段荷物載置部22の使用は有効となる。
【0049】
なお、本実施例2においても、その他、実施例1と同様の効果を発揮する。
【実施例3】
【0050】
図10乃至図13は、前記主金具1Aと、1対の転倒防止アタッチメント30,30で、高所作業用荷積金具1を構成した本発明の実施例3を示す。
【0051】
図10は本発明の実施例3の転倒防止アタッチメントを備えた高所作業車用荷積み金具1を、高所作業車40の作業台41に設置した状態を示す斜視図であり、図11はその転倒防止アタッチメントを備えた高所作業車用荷積み金具1の斜視図である。
【0052】
前記転倒防止アタッチメント30は、図11,12に示すように、延長板31と、その下部の両側に一体形成した挟持片32とからなる。前記延長板31の上下方向(Y−Y方向)の長さは、前記主金具1Aの主体部3の上下方向の長さより長く(本実施例では500mm以上)設定されている。
【0053】
前記挟持片32の上下方向の長さは、延長板31の下端から所定の高さ、すなわち、前記止板24の上下方向(Y−Y方向)における全長に相当する長さに設定されている。更に、該挟持片32は、延長板31の両側端から後面側へ折曲し、更に、延長板31の後面において、該後面より前記止板32の略板厚分離間して、延長板31の軸芯方向に向って伸長している。
【0054】
これにより、延長板31と挟持片32との間には上下端が開口し、前記止板13に抜き差し可能な連結空間S4が形成されている。
【0055】
主金具1Aは、前記実施例1の主金具1Aと同一であるため、前記と同一部分には同一符号を付してその説明を省略する。
【0056】
両転倒防止アタッチメント30,30の取付けは、その挟持片32を下方に位置させるとともに連結空間S4の下端開口部を止板13上に位置させて、該転倒防止アタッチメント30を下降させる。これにより、転倒防止アタッチメント30は、その連結空間S4内に止板13が嵌合して、止板13に起立状態で保持される。
【0057】
なお、本実施例3の転倒防止アタッチメント30は、前記実施例2の上段アタッチメント20を外した状態で使用する。
【0058】
前記の構成により本実施例3によれば、図11に示すように、主金具1Aに転倒防止アタッチメント30を取付けて、主金具1Aを前記のように上部手摺46に掛けることにより、主金具1Aの主体部3と前記アタッチメント30との間に、上側と左右側が開口し、前記収納空間S2よりも深い収納空間S5(荷積みスペース)を形成することができる。そのため、図13に示すように、特に上下幅のある部材、例えばブラスターボード35のような壁面材などを収納空間S5に載置して、これを転倒させることなく荷上げすることができる。
【0059】
なお、本実施例3においても、実施例1と同様の効果を発揮する。
以上のことから、本発明によれば、上記各実施例での効果を発揮するとともに、各アタッチメント20,30を取替えることにより、積荷の荷姿に合わせて、高所作業車用荷積み金具1を対応させることができ、多種多様な活用が可能となる。
【0060】
なお、前記実施例においては、高所作業車として、自走式で、かつ、作業台をパンタグラフ等で昇降させる垂直昇降式のものとした高所作業車に本発明を適用した例を示したが、高所作業車として、トラックに高所作業のための機構が組み込まれ、公道走行ができるトラック搭載式、又は、作業台に走行機構を備えた自走式に、作業台をブームの先に備えてブームの起伏により作業台を昇降させるブーム式、又は、作業台を垂直に昇降する機構によって作業台を昇降させる垂直昇降式の高所作業車に本発明を適用してもよい。
【符号の説明】
【0061】
1 高所作業車用荷積み金具
2 取付手段(掛着部)
3 主体部
4 荷物載置部
5 アーム部
12 底板
13 止板
20 上段アタッチメント(アタッチメント)
22 上段荷物載置部
30 転倒防止アタッチメント(アタッチメント)
40 高所作業車
41 作業台
45 柵
46,47 手摺
【特許請求の範囲】
【請求項1】
主体部の上部に、該主体部を高所作業車の作業台の手摺に取外し可能に取付ける取付手段を設けるとともに、前記主体部の下部に荷物載置部を設けたアーム部を、少なくとも1対適宜間隔を設けて配置したことを特徴とする高所作業車用荷積み金具。
【請求項2】
前記荷物載置部の形状を荷物の荷姿に合わせて変形させるアタッチメントを、前記主体部又は荷物載置部に取外し可能に設けることを特徴とする請求項1記載の高所作業車用荷積み金具。
【請求項3】
前記荷物載置部の上部に、上段荷物載置部を備えた上段アタッチメントを取外し可能に設けることを特徴とする請求項1又は2記載の高所作業車用荷積み金具。
【請求項4】
前記荷物載置部を、前記主体部の下端から前方へ突出する底板と、該底板の先端から上方へ突出する止板で形成し、該止板に、該止板から立上がる転倒防止アタッチメントを取外し可能に設けることを特徴とする請求項1又は2記載の高所作業車用荷積み金具。
【請求項1】
主体部の上部に、該主体部を高所作業車の作業台の手摺に取外し可能に取付ける取付手段を設けるとともに、前記主体部の下部に荷物載置部を設けたアーム部を、少なくとも1対適宜間隔を設けて配置したことを特徴とする高所作業車用荷積み金具。
【請求項2】
前記荷物載置部の形状を荷物の荷姿に合わせて変形させるアタッチメントを、前記主体部又は荷物載置部に取外し可能に設けることを特徴とする請求項1記載の高所作業車用荷積み金具。
【請求項3】
前記荷物載置部の上部に、上段荷物載置部を備えた上段アタッチメントを取外し可能に設けることを特徴とする請求項1又は2記載の高所作業車用荷積み金具。
【請求項4】
前記荷物載置部を、前記主体部の下端から前方へ突出する底板と、該底板の先端から上方へ突出する止板で形成し、該止板に、該止板から立上がる転倒防止アタッチメントを取外し可能に設けることを特徴とする請求項1又は2記載の高所作業車用荷積み金具。
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【公開番号】特開2011−32083(P2011−32083A)
【公開日】平成23年2月17日(2011.2.17)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−182762(P2009−182762)
【出願日】平成21年8月5日(2009.8.5)
【出願人】(000241474)トヨタT&S建設株式会社 (52)
【Fターム(参考)】
【公開日】平成23年2月17日(2011.2.17)
【国際特許分類】
【出願日】平成21年8月5日(2009.8.5)
【出願人】(000241474)トヨタT&S建設株式会社 (52)
【Fターム(参考)】
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