説明

高所作業車

【課題】作業台床部に、操作ぺダルを前後及び左右方向にそれぞれ揺動操作可能に取り付けた高所作業車において、操作ペダル操作時の安全性を、構造簡易にして確実に向上させること。
【解決手段】作業台の床部に操作用ペダル51を前後方向及び左右方向にそれぞれ揺動操作可能に取り付けると共に、同操作用ペダルの周縁部に作業台の床部上面より上方に突出する誤踏み防止体101を設けた。また、操作用ペダルの踏面に、前・後・左・右の踏圧方向を認識できる誤踏み防止用の踏圧方向表示部103を設けた。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、作業台の床部に、前後方向及び左右方向にそれぞれ揺動操作可能に取り付けた操作用ペダルを有する高所作業車に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、高所作業車において、作業台の床部に、前後方向及び左右方向にそれぞれ揺動操作可能に取り付けた操作用ペダルを有する高所作業車が特開2002−68693号公報によって公開されている。
【0003】
【特許文献1】特開2002−68693号公報(本出願人が、先に提案したもの)
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
前記の従来技術においては、操作ペダルの周縁部、作業台の床面上に何らの誤動作防止具が配置されていない為、操作ペダルを踏んで操作する意図がないにもかかわらず、誤ってペダルに触れて昇降操作或いはスイング操作等がなされてしまう惧れがあった。
また、単一の操作ペダルの四方向を踏み分けて夫々異なる操作をさせる方式であるため、誤って他の等圧位置を踏むことによる誤動作の惧れもあった。
本発明は、このような誤操作を未然に防いで、ペダル操作時の安全性を向上させることを目的とするものである。
【課題を解決するための手段】
【0005】
前項に記載する目的を達成するために、走行機能を有する下部体と、同下部体上に設けた上部体とを具備し、同上部体にブームの基端部を枢支して、同ブームを上下回動自在となし、同ブームの先端部には作業台を取り付け、該作業台の床部に操作用ペダルを前後方向及び左右方向にそれぞれ揺動操作可能に取り付けた高所作業車において、前記操作用ペダルの周縁部に作業台の床部上面より上方に突出する誤踏み防止体を設けたものである。
【0006】
また、本発明は、次の構成にも特徴を有する。
【0007】
前記誤踏み防止体は前・後・左・右の四方向の間に非連続部を設けて構成されること。
【0008】
前記誤踏み防止体は作業台の床部上面に後付け可能に装着されること。
【0009】
走行機能を有する下部体1と、同下部体1上に設けた上部体2とを具備し、同上部体2にブーム3の基端部を枢支して、同ブーム3を上下回動自在となし、同ブーム3の先端部には作業台4を取り付け、該作業台4の床部50に操作用ペダル51を前後方向及び左右方向にそれぞれ揺動操作可能に取り付けた高所作業車において、操作用ペダル51の踏面に、前・後・左・右の踏圧方向を認識できる誤踏み防止用の踏圧方向表示部103を設けたこと。
【0010】
前記操作用ペダルの踏圧方向表示部は、他の踏圧面に対して高低差を持たせて形成したこと。
【0011】
操作用ペダルの周縁部に作業台の床部上面より上方に突出する誤踏み防止体を設けるとともに、操作用ペダルの踏面に、前・後・左・右の踏圧方向を認識できる誤踏み防止用の踏圧方向表示部を設け、該踏圧方向表示部は前記誤踏み防止体と対向して設けられること。
【発明の効果】
【0012】
本発明は、以上のような構成にしたので、次のような効果が得られる。
即ち、請求項1に係る発明は、走行機能を有する下部体1と、同下部体1上に設けた上部体2とを具備し、同上部体2にブーム3の基端部を枢支して、同ブーム3を上下回動自在となし、同ブーム3の先端部には作業台4を取り付け、該作業台4の床部50に操作用ペダル51を前後方向及び左右方向にそれぞれ揺動操作可能に取り付けた高所作業車において、前記操作用ペダル51の周縁部に作業台4の床部50上面50aより上方に突出する誤踏み防止体101を設けたものであるから、作業台4の床部50上面50aに配置される操作用ペダル51を誤って踏むことによる誤操作を極力防ぐことができ、操作時の安全性を向上させることができる。
【0013】
請求項2に係る誤踏み防止体101は、前・後・左・右の四方向の間に非連続部102を設けて構成されるものであるから、前・後・左・右の操作方向を的確に認識でき、誤って他の踏圧位置を踏むことによる誤操作を極力防ぐことができ、操作時の安全性を向上させることができる。
【0014】
請求項3に係る誤踏み防止体101は、作業台4の床部50上面50aに後付け可能に装着されるものであるから、誤踏み防止体101を組み込むにあたり容易に後付けでき、簡便に最適操作感覚のものを交換組み付けしたり、損傷時新規なものと交換することが容易にできるものである。
【0015】
請求項4に係る発明は、走行機能を有する下部体1と、同下部体1上に設けた上部体2とを具備し、同上部体2にブーム3の基端部を枢支して、同ブーム3を上下回動自在となし、同ブーム3の先端部には作業台4を取り付け、該作業台4の床部50に操作用ペダル51を前後方向及び左右方向にそれぞれ揺動操作可能に取り付けた高所作業車において、操作用ペダル51の踏面に、前・後・左・右の踏圧方向を認識できる誤踏み防止用の踏圧方向表示部103を設けたものであるから、操作用ペダル51の意図しない踏圧位置を、誤って踏むことによる誤操作を極力防ぐことができ、操作時の安全性を向上させることができる。
【0016】
請求項5に係る発明は、操作用ペダル51の踏圧方向表示部103は、他の踏圧面104に対して高低差を持たせて形成したものであるから、足裏感覚で的確に正しい踏圧位置を認識でき、誤って他の踏圧位置を踏むことによる誤操作を極力防ぐことができ、操作時の安全性を向上させることができる。
【0017】
請求項6に係る発明は、走行機能を有する下部体1と、同下部体1上に設けた上部体2とを具備し、同上部体2にブーム3の基端部を枢支して、同ブーム3を上下回動自在となし、同ブーム3の先端部には作業台4を取り付け、該作業台4の床部50に操作用ペダル51を前後方向及び左右方向にそれぞれ揺動操作可能に取り付けた高所作業車において、前記操作用ペダル51の周縁部に作業台4の床部50上面50aより上方に突出する誤踏み防止体101を設けるとともに、操作用ペダル51の踏面に、前・後・左・右の踏圧方向を認識できる誤踏み防止用の踏圧方向表示部103を設け、該踏圧方向表示部103は前記誤踏み防止体101と対向して設けられるものであるから、単一の操作用ペダル51でありながら、前・後・左・右の踏圧方向をより的確に認識でき、足元を見なくても一応の操作方向が判断できるものである。
【発明を実施するための最良の形態】
【0018】
以下に、本発明の実施例を、図面を参照しながら説明する。
【0019】
図1及び図2に示すAは、本発明に係る高所作業車であり、同高所作業車Aは、走行機能を有する下部体1と、同下部体1上に設けた上部体2とを具備し、同上部体2にブーム3の基端部を枢支して、同ブーム3を上下回動自在となし、同ブーム3の先端部には作業台4を上下首振り自在に取り付けている。
【0020】
下部体1は、左右一対のクローラ式の走行部10,10間に基台11を架設して構成しており、走行部10は、前後方向に伸延する走行フレーム12の前端部に従動輪13を取り付けると共に、同走行フレーム12の後端部に駆動輪14を取り付けて、両動輪13,14間に履帯15を巻回し、走行フレーム12の下側縁部には複数の転動輪16を前後方向に間隔を開けて取り付けている。
【0021】
そして、各駆動輪14,14には油圧アクチュエータとしての油圧モータ(図示せず)を取り付けて、各油圧モータにより各駆動輪14,14を駆動させて各走行部10,10をそれぞれ走行作動させることができるようにしている。
【0022】
上部体2は、下部体1の基台11上に旋回台20を旋回自在に取り付けると共に、旋回用電動モータ21により旋回作動可能としている。
【0023】
そして、ブームステー30の下部と外側ブーム形成体32の中途部との間に、油圧アクチュエータとしての昇降用シリンダ35を介設して、同昇降用シリンダ35の伸縮作動に連動して、ブーム3がブーム支軸31を中心に上下回動(起倒)して、後述する作業台4を昇降させることができるようにしている。
【0024】
また、作業台4は、図3及び図4にも示すように、上面開口の箱型に形成して、作業台側各種操作手段を設けており、同作業台側各種操作手段として、左側上部に横架した左側支持体44に左・右側走行操作レバー45,46を設ける一方、右側上部に横架した右側支持体(図示せず)にアクセルレバー(図示せず)とブーム伸縮操作レバー(図示せず)とを設け、また、床部50の略中央部には操作用ペダルとしての昇降・旋回操作用ペダル51を設けている。
【0025】
ブーム伸縮操作レバーは、油圧制御ユニット22に連動連結して、同ブーム伸縮操作レバーを前後方向に回動操作することにより、油圧制御ユニット22に設けたブーム伸縮用バルブ(図示せず)を介して伸縮用シリンダ34を適宜伸縮作動させて、ブーム3を伸縮操作することができるようにしている。
【0026】
昇降・旋回操作用ペダル51は、図4〜図5にも示すように、床部50の下面に設けた前後・左右揺動支持機構77により前後方向及び左右方向に揺動操作可能に取り付けて、同前後・左右揺動支持機構77の後述する前後揺動体93と、油圧制御ユニット22の一部であるブーム昇降用油圧バルブ(図示せず)との間に、それぞれ連動連結機構としてのツインワイヤ79,79を介設している。97はワイヤ連結片である。
【0027】
前後・左右揺動支持機構77は、床部50の下面に前後一対に左右揺動支持体90,90を垂設し、両左右揺動支持体90,90の中央部間に左右揺動体91を前後方向に軸線を向けた前後一対の左右揺動支軸92,92を介して取り付け、同左右揺動体91に前後揺動体93を左右方向に軸線を向けた前後揺動支軸94を介して取り付け、同前後揺動支軸94の上端部に昇降・旋回操作用ペダル51の中央部を取り付けており、左右揺動支軸92,92と前後揺動支軸94の軸線は同一平面上にて直交させている。95,95は左右一対の引張スプリングであり、両引張スプリング95,95は左右揺動支持体90,90と左右揺動体91との間に介設して、両引張スプリング95,95により左右揺動体91を中立位置に保持すべく引張作用させている。96,96は前後一対の前・後揺動ストッパー体である。
【0028】
このようにして、昇降・旋回操作用ペダル51を前後方向に揺動操作することにより、ブーム昇降用油圧バルブを介して昇降用シリンダ35を適宜伸縮作動させて、ブーム3を昇降操作することができるようにしている。
【0029】
そして、前後・左右揺動支持機構77には旋回スイッチ作用片81,81を垂設し、各旋回スイッチ作用片81,81の左右側方にそれぞれ左・右側旋回スイッチ82,83を配置して、各旋回スイッチ82,83を旋回用電動モータ21に電気的に接続している。
【0030】
このようにして、昇降・旋回操作用ペダル51を左右方向に揺動操作することにより、揺動させた側とは反対側の旋回スイッチ82(83)を旋回スイッチ作用片81(81)を介してスイッチONさせて、旋回用電動モータ21を駆動させることにより、上部体2を揺動操作側に旋回作動操作することができるようにしている。
【0031】
ここで、昇降・旋回操作用ペダル51は、床部50の略中央部に配置しているため、作業台4上に搭乗している作業者が前・後方向に向きを変えた際にも、昇降・旋回操作用ペダル51の配設位置が変わることがなく、踏み込み操作する足を反対の足に代える必要性がないことから、作業者にとって違和感が生じることがなく、踏み込み操作性を良好に確保することができる。
【0032】
しかも、昇降・旋回操作用ペダル51は略円板状に形成すると共に、昇降・旋回操作用ペダル51の略中央部下方に、前後方向の揺動支点となる前後揺動支軸94と、左右方向の揺動支点となる左右揺動支軸92,92を配置すると共に、両揺動支点を相互に近接させて配置しているため、作業台4上における作業者の作業状況に応じて、昇降・旋回操作用ペダル51を前後左右いずれの方向からでも容易に踏み込み操作することができ、同昇降・旋回操作用ペダル51の踏み込み操作性を向上させることができる。
【0033】
この際、昇降・旋回操作用ペダル51の前後左右側部の中間部を踏み込み操作することにより、その踏み込み位置に近接する二つの部分の機能を同時に作用させることができるようにしている。
【0034】
すなわち、昇降・旋回操作用ペダル51の前側部と左(右)側部との間を踏み込み操作した場合には、作業台4を下降させながら左(右)旋回移動をさせることができ、同様に、後側部と左(右)側部との間を踏み込み操作した場合には、作業台4を上昇させながら左(右)旋回移動させることができるようにしている。
【0035】
また、略円板状に形成した昇降・旋回操作用ペダル51の周縁部には、異物噛み込み防止用のスカート体85を垂設する一方、昇降・旋回操作用ペダル51の直下方に位置する床部50にスカート体干渉回避口86を形成して、昇降・旋回操作用ペダル51に連動してスカート体85が干渉回避口86内を上下進退摺動すべく構成している。
【0036】
そして、作業台4の干渉回避口86部分には、これと略々同径の干渉回避口が形成されたガード仕組み105が着脱自在に重設され、このガード仕組み105には、後述する誤踏み防止体101が、上方に折曲形成されている。
【0037】
スカート体85により昇降・旋回操作用ペダル51と床部50との間には空間が形成されないようにして、昇降・旋回操作用ペダル51と床部50との間に異物が噛み込まれるのを確実に防止することができるようにしている。従って、操作ぺダル操作時の安全性を、構造簡易にして確実に向上させることができる。
【0038】
さらには、昇降・旋回操作用ペダル51に連動してスカート体85が上下進退摺動した際にも、干渉回避口86を介してスカート体85が床部50と干渉することがなく、円滑かつ確実に昇降・旋回操作用ペダル51を踏み込み操作することができると共に、異物の噛み込みを防止することができて、安全性を良好に確保することができる。
【0039】
操作用ペダル51の周縁部四方向には、作業台4の床部50上面50aより上方に突出する誤踏み防止体101が設けられ、足裏でその凹凸を感知して、前・後・左・右の各操作方向を操作しつつ認識できるよう構成される。この誤踏み防止体101は、前・後・左・右の四方向の間に非連続部102が設けられている為、迅速的確に操作方向を識別できるものである。
また、この誤踏み防止体101は、操作用ペダル51ガード仕組み105として、後付け可能に、作業台4の床部50上面50aに着脱自在に装着される。
【0040】
操作用ペダル51の踏面には、前・後・左・右の踏圧方向を認識できる誤踏み防止用の踏圧方向表示部103が設けられ、この踏圧方向表示部103は、他の踏圧面104に対して一段高く浮き上らせ、高低差を持たせて形成されている。
そして、前記踏圧方向表示部103は前記誤踏み防止体101と対向する矢印表示により形成され、足裏感覚で的確に操作方向を判断でき、操作時の安全性を向上させることができる。
【0041】
106は、前記四方向を指標する矢印と前記誤踏み防止体101との間に凸設される凸部で、これによっても前・後・左・右の操作方向が確認できるものである。
【0042】
また、誤踏み防止体101は、操作ペダル51の周縁部四方向に、作業台4の床部50の上面50aより上方に突出しているので、果樹収穫物が床部に落下して操作ペダル51周縁を転がり、踏圧操作の障害となる事をも防止して、的確な踏圧操作ができるものである。
【0043】
そして、上記誤踏み防止体101は、スカート体85と干渉回避口86との間に形成される間隙に、床部50上の泥・石等の異物が挟まることを抑制し、スカート体85の上下進退摺動性、さらには、昇降・旋回操作用ペダル51の揺動操作性を良好に確保することができる。
【0044】
なお、本実施例では、上部体2は、下部体1の基台11上に旋回台20を旋回自在に取り付けると共に、旋回用電動モータ21により旋回作動可能としているが、このような全旋回式高所作業車に代えて、作業台が一定角度だけ左右方向に揺動するスイング方式の高所作業車に本発明を適用実施しても、同様な作用効果が得られるものである。
【図面の簡単な説明】
【0045】
【図1】本発明にかかる高所作業車の左側面図。
【図2】同高所作業車の平面図。
【図3】作業台の平面図。
【図4】昇降・旋回操作用ペダルの断面側面説明図。
【図5】昇降・旋回操作用ペダルの断面正面説明図。
【符号の説明】
【0046】
A 高所作業車
1 下部体
2 上部体
3 ブーム
4 作業台
51 操作用ペダル
101 誤踏み防止体
103 踏圧方向表示部

【特許請求の範囲】
【請求項1】
走行機能を有する下部体(1)と、同下部体(1)上に設けた上部体(2)とを具備し、同上部体(2)にブーム(3)の基端部を枢支して、同ブーム(3)を上下回動自在となし、同ブーム(3)の先端部には作業台(4)を取り付け、該作業台(4)の床部(50)に操作用ペダル(51)を前後方向及び左右方向にそれぞれ揺動操作可能に取り付けた高所作業車において、前記操作用ペダル(51)の周縁部に作業台(4)の床部(50)上面(50a)より上方に突出する誤踏み防止体(101)を設けたことを特徴とする高所作業車。
【請求項2】
誤踏み防止体(101)は前・後・左・右の四方向の間に非連続部(102)を設けて構成されることを特徴とする請求項1記載の高所作業車。
【請求項3】
誤踏み防止体(101)は作業台(4)の床部(50)上面(50a)に後付け可能に装着されることを特徴とする請求項1記載の高所作業車。
【請求項4】
走行機能を有する下部体(1)と、同下部体(1)上に設けた上部体(2)とを具備し、同上部体(2)にブーム(3)の基端部を枢支して、同ブーム(3)を上下回動自在となし、同ブーム(3)の先端部には作業台(4)を取り付け、該作業台(4)の床部(50)に操作用ペダル(51)を前後方向及び左右方向にそれぞれ揺動操作可能に取り付けた高所作業車において、 操作用ペダル(51)の踏面に、前・後・左・右の踏圧方向を認識できる誤踏み防止用の踏圧方向表示部(103)を設けたことを特徴とする高所作業車。
【請求項5】
操作用ペダル(51)の踏圧方向表示部(103)は、他の踏圧面(104)に対して高低差を持たせて形成したことを特徴とする請求項4記載の高所作業車。
【請求項6】
走行機能を有する下部体(1)と、同下部体(1)上に設けた上部体(2)とを具備し、同上部体(2)にブーム(3)の基端部を枢支して、同ブーム(3)を上下回動自在となし、同ブーム(3)の先端部には作業台(4)を取り付け、該作業台(4)の床部(50)に操作用ペダル(51)を前後方向及び左右方向にそれぞれ揺動操作可能に取り付けた高所作業車において、前記操作用ペダル(51)の周縁部に作業台(4)の床部(50)上面(50a)より上方に突出する誤踏み防止体(101)を設けるとともに、操作用ペダル(51)の踏面に、前・後・左・右の踏圧方向を認識できる誤踏み防止用の踏圧方向表示部(103)を設け、該踏圧方向表示部(103)は前記誤踏み防止体(101)と対向して設けられることを特徴とする高所作業車。

【図1】
image rotate

【図2】
image rotate

【図3】
image rotate

【図4】
image rotate

【図5】
image rotate


【公開番号】特開2006−182466(P2006−182466A)
【公開日】平成18年7月13日(2006.7.13)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2004−375431(P2004−375431)
【出願日】平成16年12月27日(2004.12.27)
【出願人】(000005164)セイレイ工業株式会社 (125)
【Fターム(参考)】