説明

高濃度PUFAエマルション

本発明は、多量のPUFAを含み、かつ植物源由来の高分子ヒドロコロイドを乳化剤として含む水中油型エマルションに関する。このエマルションは、あらゆる種類の食品において、特に飲料において使用され得る。

【発明の詳細な説明】
【発明の詳細な説明】
【0001】
本発明は、多量のPUFAを含み、かつ植物源由来の高分子ヒドロコロイドを乳化剤として含む、水中油型エマルションに関する。このエマルションは、あらゆる種類の食品において、特に飲料において使用され得る。
【0002】
本発明の1つの目的は、高濃度PUFA(多価不飽和脂肪酸)エマルションであって、次いで、食品において使用され得るものを提供することである。高濃度エマルションを使用することの利点は、より少ない輸送費、より少ない水消費量などに見られ得る。
【0003】
PUFAの高濃度エマルションは、従来技術により知られている。こうしたエマルションは、通常、ゼラチンまたはレシチンを乳化剤として使用することにより調製される。これらの化合物(または化合物群)はいずれも、いくつかの不利点を有する。ゼラチンは、動物の結合組織内のコラーゲンから抽出される、半透明の、無色で、脆く、ほとんど味のない固形物質である。したがって、ゼラチンは菜食主義者の食事には適さず、さらに、そのような化合物の使用は宗教法により禁じられ得る。
【0004】
レシチンは脂質物質であり、栄養素の細胞への出入りを調節する細胞膜の主成分として、全ての生細胞において見出される。用語「レシチン」は、ホスファチジルコリンと呼ばれる一連の関連化合物についての俗称である。レシチンは、様々な他の物質(脂肪酸および炭水化物を包含する)と組み合わされる、ホスファチジルコリン、ホスファチジルエタノールアミン、ホスファチジルセリン、ホスファチジルイノシトールから主としてなるホスファチドのリン脂質混合物である。レシチンはまた、リンおよび窒素(例えば、コリン)化合物を含有する。レシチンは、卵黄からか、または大豆から単離され得、それらからのレシチンの抽出は、化学的または機械的に行われる。したがって、卵黄から抽出されたレシチンは、菜食主義者の食事としては問題があり、大豆を供給源とした場合のレシチンは、アレルギー反応を起こし得るために問題がある。例えば、欧州および米国において、大豆原料を含む食品は、ラベル表示されなければならない(EUディレクティブ2003/89/EC;2004年米国食品アレルゲン表示および消費者保護法)。
【0005】
それゆえに、乳化剤としてのゼラチンおよびレシチンの、好適な代替物を見出すことに大きな関心がある。
【0006】
したがって、本発明のさらなる目的は、高濃度PUFAエマルションを製造することを可能にし、上述の不利点を有さないことを可能にする乳化剤を見出すことであった。
【0007】
驚くことに、植物源に由来する高分子ヒドロコロイドである、少なくとも1種の乳化剤の使用が、所望されるエマルションをもたらすことが見出された。
【0008】
したがって、本発明は、エマルションであって、
(i)エマルションの総重量に基づき5〜20重量%(wt%)のPUFAと、
(ii)エマルションの総重量に基づき10〜40wt%の少なくとも1種の乳化剤であって、植物源に由来する高分子ヒドロコロイドである乳化剤と、
(iii)エマルションの総重量に基づき5〜45wt%の少なくとも1種の補助剤と、
(iv)エマルションの総重量に基づき15〜50wt%の水と
を含む、エマルションに関する。
【0009】
wt%の総和が常に100となることは明らかである。
【0010】
本発明の文脈において、用語「PUFA」(多価不飽和脂肪酸)は、その一般に受容される意味で使用され、この用語は、少なくとも2つの炭素−炭素二重結合(好ましくは2個〜6個、より好ましくは4個または5個または6個の炭素−炭素二重結合)を有し、好ましくは16個〜24個の炭素原子(好ましくは18個〜22個の炭素原子)からなる脂肪酸に関し、n−3、n−6およびn−9酸を包含する。用語「PUFA」は遊離酸を規定しているが、この用語は、一般に、それらの塩、ならびにそれらの天然のエステルの形態(すなわち、グリセリド(モノグリセリド、ジグリセリドおよびトリグリセリドを含む)として)およびそれらから(例えば、エステル交換反応により)転化されるエステルの形態(例えば、エチルエステル)にあるこれらの酸をも意味することが理解される。本発明の文脈において好ましい関心のあるPUFAは、単独の化合物としてのまたは混合物における、好ましくは食品グレードの品質の、n−3およびn−6PUFA、特に、EPA(エイコサペンタ−5,8,11,14,17−エン酸)、DPA(ドコサペンタエン酸)、DHA(ドコサヘキサ−4,7,10,13,16,19−エン酸)、GLA(−リノレン酸)およびARA(アラキドン酸)であり、好ましくはそれらのエステル(例えば、トリグリセリド)またはエチルエステルの形態であり、特に、海洋動物から(好ましくは魚類から)、植物から、または発酵により得られた油の成分としてのものである。それらは、当該技術分野において公知の方法によって(例えば、酸化防止剤、乳化剤、香辛料またはハーブ(例えば、ローズマリーまたはセージ抽出物)の添加により)安定化および/または脱臭され得る。
【0011】
本発明の好ましい実施形態において、用語「PUFA」とは、商標ROPUFA(登録商標)(DSM Nutritional Products Ltd(Kaiseraugst,Switzerland)から)で知られる市販の精製魚油をいう。本発明のさらに好ましい実施形態において、ROPUFA(登録商標)は、トコフェロールまたはトコトリエノール(天然の混合物または合成により調製されたもの、好ましくは−トコフェロール)を、望まれる場合は他の酸化防止剤および/または脱臭剤(例えば、アスコルビルパルミテートおよび/またはローズマリー抽出物)と一緒に用いて安定化させたものである。
【0012】
多価不飽和脂肪酸の好ましい誘導体は、それらのエステル(例えばグリセリド、特にトリグリセリド)およびエチルエステルである。n−3多価不飽和脂肪酸のトリグリセリドが、特に好ましい。
【0013】
トリグリセリドは、3個の同一の不飽和脂肪酸、または2種もしくは3種の異なる不飽和脂肪酸を含み得る。用語「PUFA」は、そのような化合物の混合物をも対象として含む。さらに、トリグリセリドはまた、飽和脂肪酸を部分的に含み得る。
【0014】
誘導体がトリグリセリドである場合、通常、3個の異なるn−3多価不飽和脂肪酸がグリセリンでエステル化される。本発明の1つの好ましい実施形態において、脂肪酸部分の30%がn−3脂肪酸であり、これらの25%が長鎖多価不飽和脂肪酸であるような、トリグリセリドが使用される。市販のROPUFA(登録商標)‘30’n−3 Food Oilが、本発明に従うエマルションを調製するために好ましくは使用される。
【0015】
市販のROPUFA(登録商標)‘75’n−3 EEもまた、本発明に従うエマルションの調製に使用され得る。ROPUFA(登録商標)‘75’n−3 EEは、最低含量72%のn−3脂肪酸エチルエステルを含む、エチルエステルの形態の精製海産油(marine oil)である。これは、混合トコフェロール、アスコルビルパルミテート、およびクエン酸で安定化され、ローズマリー抽出物を含有する。
【0016】
多価不飽和脂肪酸のトリグリセリドを含有する天然油(1種以上の成分)(例えば、海産油(魚油)および/または植物油)を使用することも可能である。
【0017】
多価不飽和脂肪酸のトリグリセリドを含む油には、オリーブ油、ヒマワリ種子油、マツヨイグサ種子油、ルリチシャ油、ブドウ種子油、ダイズ油、ラッカセイ油、コムギ胚芽油、カボチャ種子油、クルミ油、ゴマ種子油、ナタネ油(キャノーラ)、クロフサスグリ種子油、キーウィフルーツ種子油、特定の真菌由来の油、および魚油がある。
【0018】
したがって、本発明の文脈において、用語「PUFA」は、単一の化合物または複数の化合物の混合物であり得ることは明白である。
【0019】
本発明に従うエマルション中のPUFA含量は、そのエマルションの総重量に基づき、5〜20wt%、好ましくは6〜18wt%である。本発明のエマルションの好ましい実施形態は、トリグリセリドの形態のPUFAを含む。
【0020】
本発明に従うエマルションは、植物源由来の高分子ヒドロコロイドである、少なくとも1種の乳化剤を含有する。好ましくは、そのような乳化剤は、加工デンプン、アラビアゴム(=アカシアゴム)、およびリグノスルホネートからなる群から選択される。
【0021】
化学式(C10を有するデンプンは、グリコシド結合により互いに連結された多数のグルコース単糖単位からなる多糖炭水化物である。
【0022】
全ての植物種子および塊茎がデンプンを含有する。デンプンは、一般に、植物(例えば、トウモロコシ、モロコシ、コムギ、イネ、タピオカ、クズウコン、サゴ、ジャガイモ、キノア、およびアマランス)から抽出される。これらのデンプンは、様々な方法で変性され得る。これは、物理的および化学的になされ得る。
【0023】
プレゼラチン化デンプン(pregelatinized starch)は、物理的に変性されたデンプンの例であり、一方、酸変性、酸化、架橋された、デンプンエステル、デンプンエーテルおよびカチオン性デンプンは、化学的に変性されたデンプンの例である。
【0024】
アラビアゴムは、アカシアゴム、チャールグンド(chaar gund)、チャーグーンド(char goond)、またはメスカ(meska)とも呼ばれる天然ゴムである。アラビアゴムは、糖類と糖タンパク質との複合混合物であり、このことが、アラビアゴムに、その最も有用な特性、すなわち十分に食用に適するという特性を付与する。
【0025】
多糖類に次いで、リグニンが、植物界、特に木材において、最も豊富な有機ポリマーである。木材において、その性質(硬材または軟材)によって、リグニンは、16%から37%(w/w)までの量で存在する。リグニンは、3種のフェニルプロパノイドモノマー、すなわち、p−クマリルアルコール、コニフェリルアルコールおよびシナピルアルコールの脱水素重合により木質植物において形成される。その分子量は、重合度によって決まり、少なくとも20kDaであると推定される。リグニンは水に溶けないが、紙の製造において使用されるパルプ化法によって水溶性にされ、木材および木材の他の主成分であるセルロースから分離され得る。
【0026】
木材は小片に切断され、次いでこの木材チップは、亜硫酸水素塩の亜硫酸含有溶液(すなわち、亜硫酸過剰中の亜硫酸水素マグネシウム、カルシウム、ナトリウムまたはアンモニウム;亜硫酸パルプ化(sulfit pulping))、またはアルカリ性の水酸化ナトリウム−硫酸ナトリウム溶液(硫化ナトリウムおよびアントラキノンを添加してもよい;アルカリパルプ化)で、130℃〜180℃にて処理される。
【0027】
得られる生成物は、リグノスルホネート(リグニンスルホネートおよび亜硫酸リグニンとも呼ばれる)およびクラフトリグニン(硫酸リグニンとも呼ばれ、硫酸、塩酸または二酸化炭素を用いて沈殿によりクラフトパルプ化液から得られる)である。クラフトリグニンは、150℃〜200℃にて亜硫酸ナトリウムで様々な程度にスルホン化されるか、または低温(100℃未満)にて亜硫酸塩およびホルムアルデヒドでスルホメチル化される。脂溶性有効成分の組成物のためのマトリックスとして有用であると米国特許第5,668,183号明細書に開示されているナトリウム、カルシウムおよびアンモニウムスルホネートの形態の水分散性リグニン誘導体は、上に規定されたリグノスルホネートおよびスルホン化クラフトリグニンの両方を包含する。
【0028】
様々な生産者から様々な商標でこれまでのところ入手可能であるリグノスルホネート商品は、典型的に、約40〜90%のリグニンスルホネートおよびそれよりも少ない量の種々の糖類、灰、炭水化物、アセテート、ホルミエート、樹脂などからなるが、その組成は、使用される木材の質によって非常に大きく左右される。
【0029】
特にヒトへの使用が想定される場合、製品成分の高い純度および規格化の点において高品質の製品への要求が高まるに伴い、登録局(registration authority)により「食品グレードの」品質のものとして容認される非常に純粋な規格化されたリグノスルホネートを利用可能にする必要性が存在する。これまでのところ、「食品グレードの」水溶性または水分散性のリグノスルホネートを主マトリックスとして含有する脂溶性物質の冷水分散性の粉末状の(pulverous)組成物または調製物は全く存在していない。
【0030】
本発明の文脈において使用される場合、用語「食品グレードの」リグノスルホネートおよび「食品グレードの品質の」は、食品についての登録局によって承認され認定されるリグノスルホネート品質規格を規定しており、したがって、リグノスルホネートがヒトへの使用のための、特に、食品(好ましくは飲料)の製造のための組成物および調製物、ならびにヒトへの使用のための美容用または薬学的調製物の成分として使用されることを明示的に認めている。これは、当然のことながら、動物用途(例えば、飼料)におけるそれらの使用を包含する。「食品グレード」という品質規格は、少なくともある特定の限度に到達するかまたはそれを超えた場合に、ヒトの健康に害を及ぼすことが知られているまたは害を及ぼし得る成分および不純物を除外する。この規格はいずれの分子量のリグノスルホネートにも適用され得るが、本件において、この規格は、好ましくは、30〜150kDaの範囲、好ましくは40〜65kDaの範囲にある、特定の重量平均分子量範囲のリグノスルホネートに関し、いずれの場合も、高純度のものに関する。純度は、数種の確認試験(identity test)、例えば、スルホン化の程度についての試験、カルシウムについての試験、および不純物についての試験により測定される。
【0031】
本発明に従うエマルション中の乳化剤含量は、そのエマルションの総重量に基づき、10〜40wt%、好ましくは12〜35wt%である。本発明はまた、少なくとも1種の補助剤を含むエマルションに関する。この1種または複数種の補助剤は、通常、エマルションの総重量に基づき5〜45wt%の量で存在する。好ましくは、5〜40wt%である。
【0032】
本発明において使用される補助剤は、慣用される、一般に知られた化合物である。エマルションの技術分野における当業者は、そのような補助剤に精通している。
【0033】
本発明のエマルションが食品としてまたは食品において使用されるものであるという理由から、この補助剤は食品グレードの品質を有していなければならない。補助剤は、通常、ビタミン、コエンザイム、単糖類、二糖類、オリゴ糖類、多糖類、グリセリン、トリグリセリド、水溶性酸化防止剤および脂溶性酸化防止剤からなる群から選択される。本発明のエマルションは食品(特に飲料)において使用されるものであるため、エマルションの全ての成分が、食品グレードでなければならないということは明白である。
【0034】
本発明に従うエマルションは、優れた特性を有する。本発明に従うエマルションには、安定性、貯蔵安定性、調製容易性、取扱容易性、使用における融通性などがある。本発明に従うエマルションは、水を含む。本発明に従うエマルションは、15〜50wt%の水、好ましくは18〜40wt%の水を含む。
【0035】
本発明のさらなる実施形態は、食品における上記されたエマルションの使用に関する。
【0036】
この食品は、あらゆる従来の食品であり得る。しかしながら、好ましくは、上述のエマルションは、液体食品(例えば、飲料およびスープ)において使用される。用語「飲料」は、消費者によって飲用される如何なるものをも対象として含む。この飲料は、甘味、辛味、炭酸、非炭酸、高温、低温などであり得る。この飲料はまた、通常、飲用前に希釈されるべき形態(濃縮物)であり得る。
【0037】
こうした飲み物の各々の濃度は、それが1杯分250mLあたり約125mgのEPA/DHAを含むことを可能にするようにすべきである。これは、当然のことながら、飲料の種類によることになる。
【0038】
本発明に従うエマルションは、約3のpHを有する液体食品における使用に非常に適している。
【0039】
本発明に従うエマルションを、そういうものとして食品として使用することも可能である。そのような食品は、通常、食品サプリメントと呼ばれる。本発明のエマルションの必須成分のほかに、そのような食品サプリメントは、さらなる添加物を含有し得る。そのような添加物は、香味添加物、色素添加物などであり得る。
【0040】
本発明は、以下の実施例により例示される。百分率は重量%で与えられ、温度は摂氏度で与えられる。
【0041】
[実施例]
[実施例1]
エマルションの調製を、N雰囲気下で実施する。40gのアカシアゴムおよび40gのグリセリンを、0.5L容量の反応容器において混合する。40mLの水を加え、65℃にて攪拌(500rpm)下で、アカシアゴムを溶解させる(30分)。このマトリックスを、40℃まで冷却させる。10mLの水に溶解させた10gのアスコルビン酸ナトリウムを、このマトリックスに加える。60gのROPUFA‘30’n−3 Food Oilを、マイサーディスク(micer disc)での攪拌(4800rpm、40℃)下で、この水性マトリックス中に乳化させる。40分の乳化後、PUFAエマルションの準備が整う。
【0042】
実施例2および3の調製を、実施例1と同様に行う。
【0043】
実施例2においては、乳化に先立って、コエンザイムQ10を、ROPUFA‘30’n−3 Food Oilに溶解させた。
【0044】
[実施例1〜3]
【0045】
【表1】



【0046】
[実施例4〜9]
以下の実施例を、実施例1の方法と同様に調製する。
【0047】
【表2】


【特許請求の範囲】
【請求項1】
エマルションであって、
(i)前記エマルションの総重量に基づき5〜20重量%(wt%)のPUFAと、
(ii)前記エマルションの総重量に基づき10〜40wt%の少なくとも1種の乳化剤であって、植物源由来の高分子ヒドロコロイドである乳化剤と、
(iii)前記エマルションの総重量に基づき5〜45wt%の少なくとも1種の補助剤と、
(iv)前記エマルションの総重量に基づき15〜50wt%の水と
を含む、エマルション。
【請求項2】
前記PUFAが、少なくとも2つの炭素−炭素二重結合を有し、かつ16〜24個の炭素原子(好ましくは18〜22個の炭素原子)からなる、請求項1に記載のエマルション。
【請求項3】
前記PUFAがトリグリセリドである、請求項1または2に記載のエマルション。
【請求項4】
前記エマルションが、前記エマルションの総重量に基づき6〜18wt%のPUFAを含む、請求項1〜3のいずれか1項に記載のエマルション。
【請求項5】
前記乳化剤が、加工デンプン、アラビアゴム、および食品グレードのリグノスルホネートからなる群から選択される、請求項1〜4のいずれか1項に記載のエマルション。
【請求項6】
前記エマルションの総重量に基づき12〜35wt%の乳化剤を含む、請求項1〜5のいずれか1項に記載のエマルション。
【請求項7】
前記補助剤が、ビタミン、コエンザイム、単糖類、二糖類、オリゴ糖類、多糖類、グリセリン、トリグリセリド、水溶性酸化防止剤および脂溶性酸化防止剤からなる群から選択される、請求項1〜6のいずれか1項に記載のエマルション。
【請求項8】
食品における請求項1〜7のいずれか1項に記載のエマルションの使用。
【請求項9】
前記食品が、飲料である、請求項8に記載の使用。
【請求項10】
請求項1〜7のいずれか1項に記載のエマルションを含む食品。
【請求項11】
飲料である、請求項10に記載の食品。

【公表番号】特表2012−517218(P2012−517218A)
【公表日】平成24年8月2日(2012.8.2)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−548622(P2011−548622)
【出願日】平成22年2月11日(2010.2.11)
【国際出願番号】PCT/EP2010/000836
【国際公開番号】WO2010/091853
【国際公開日】平成22年8月19日(2010.8.19)
【出願人】(503220392)ディーエスエム アイピー アセッツ ビー.ブイ. (873)
【Fターム(参考)】