説明

鴨居フック

【課題】鴨居等の僅かな出っぱりがあれば、どこにでも、バランス良くハンガーに通した衣服を掛けることが出来る鴨居フックを提供する。
【解決手段】ハンガーのフック2の上部に回転する平面板6を設け、小平板よりなる鴨居フック1を設け、鴨居フック1と平面板6はピンでジョイントされており、鴨居フック1は回転することができる。鴨居フック1の鴨居との接触面には滑り止めを設ける。使用する時は、鴨居フック1をフック2に対して90度の位置に回転して、鴨居等の出っぱりに掛ける。逆に使用しない時は180度の位置に収納する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、鴨居等の僅かな出っぱりに、衣服に通したハンガーををバランス良く掛けることができる鴨居フックに関するものである。
【技術背景】
【0002】
従来、ハンガーのフックを鴨居等の出っぱりに掛ける時は、フックの鍵形の先端を引っ掛けていた。
なお、Cクランプと同じ機能を持つ、ハンガーを掛けやすくする器具の発明が知られている。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
そのために、次のような問題があった。
(イ)フックの鍵形の先端を引っ掛けるとバランスは非常に悪く、場合によっては引っ掛からないことがあった。
(ロ)Cクランプと同じ機能を持つハンガーを掛けやすくする器具は、その器具が取り付けてある場所にしかハンガーを掛けることができなかった。
本発明は以上の問題点を解決しょうとするものである。
【課題を解決するための手段】
【0004】
ハンガーのフックの上部に回転する平板を設けたことを特徴とする鴨居フック。
【発明の効果】
【0005】
本発明は、衣服に通したハンガーを鴨居等の僅かな出っぱりにバランス良く掛けることができる。
また、僅かな出っぱりがあればどこにでもハンガーを掛けることができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0006】
以下、本発明の実施の形態を説明する。
(イ)ハンガー本体(3)の上部に設置されているフック(2)の最頂部に平面板(6)を設け、小平板よりなる鴨居フック(1)を設ける。
(ロ)鴨居フック(1)と平面板(6)はピン(7)でジョイントされており、鴨居フック(1)は回転することができる。
ピンは直径3mmくらいの物を用いれば、かなりの重量の衣服の重量にも容易に耐えることができる。
(ハ)鴨居フック(1)の鴨居(5)との接触面には滑り止め(4)を設ける。
本発明は、以上の構成よりなっている。
本発明を使用する時は、鴨居フック(1)をフック(2)に対して90度の位置に回転して、鴨居等の出っぱりに掛ける。逆に使用しない時は180度の位置に収納する。
鴨居フック(1)を使用しているとき、フック(2)は鴨居に密着しハンガーのバランスを安定させ、滑り止め(4)は鴨居から滑り落ちないように機能する。
また、大抵の場合フック(2)の長さが鴨居の長さをを超えるので、その下に吊るされることになる衣服は、壁との間に隙間を保つことができる。その結果、衣服に不要な負担がかからず、皺が寄ったりしない。
【図面の簡単な説明】
【0007】
【図1】本発明の斜視図
【図2】本発明の分解斜視図
【図3】本発明の斜視図
【図4】本発明の使用状態を示す斜視図
【図5】本発明の裏面を示す斜視図
【符号の説明】
【0008】
1 鴨居フック
2 フック
3 ハンガー本体
4 滑り止め
5 鴨居
6 平面板
7 ピン

【特許請求の範囲】
【請求項1】
ハンガーのフックの上部に回転する平板を設けたことを特徴とする鴨居フック。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【公開番号】特開2008−183385(P2008−183385A)
【公開日】平成20年8月14日(2008.8.14)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−44578(P2007−44578)
【出願日】平成19年1月27日(2007.1.27)
【出願人】(592047755)
【Fターム(参考)】