説明

36P6D5:分泌腫瘍抗原

【課題】配列番号2の36P6D5タンパク質を発現する膵臓癌の存在を検出するのを補助するための方法、及び個体における膵臓癌の存在を検出するためのキット。
【解決手段】個体由来の膵臓組織、血清、血液及び尿からなる群から選択される試験生物サンプル中に示される36P6D5タンパク質のタンパク質発現レベルを、該サンプルまたはその一部を該タンパク質に特異的に結合する抗体と接触させることによって決定する工程、および、このように決定されたタンパク質発現レベルを、膵臓組織、血清、血液及び尿からなる群から選択される対応する正常生物サンプル中に示される36P6D5のタンパク質発現レベルと比較する工程を包含し、前記正常サンプルに対して増加した前記試験サンプル中の36P6D5タンパク質の存在が、前記個体における膵臓癌の存在を示す。


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【特許請求の範囲】
【請求項1】
配列番号2の36P6D5タンパク質を発現する膵臓癌の存在を検出するのを補助するための方法であって、
個体由来の膵臓組織、血清、血液及び尿からなる群から選択される試験生物サンプル中に示される(evidenced)36P6D5タンパク質のタンパク質発現レベルを、該サンプルまたはその一部を該タンパク質に特異的に結合する抗体と接触させることによって決定する工程、および
このように決定されたタンパク質発現レベルを、膵臓組織、血清、血液及び尿からなる群から選択される対応する正常生物サンプル中に示される(evidenced)36P6D5のタンパク質発現レベルと比較する工程
を包含し、
前記正常サンプルに対して増加した前記試験サンプル中の36P6D5タンパク質の存在が、前記個体における膵臓癌の存在を示す、方法。
【請求項2】
個体における膵臓癌の存在を検出するためのキットであって、
前記個体由来の試験生物サンプル中の36P6D5タンパク質の発現レベルを決定するための手段を備え、該サンプルは、膵臓組織、血清、血液及び尿からなる群から選択され、
前記36P6D5タンパク質は、配列番号2に示されるアミノ酸配列からなり、及び
前記試験生物サンプル中の36P6D5タンパク質の発現レベルが、膵臓組織、血清、血液及び尿からなる群から選択される対応する正常生物サンプル中の36P6D5タンパク質の発現レベルと比較される、キット。
【請求項3】
36P6D5タンパク質の発現レベルを決定するための前記手段は、36P6D5タンパク質に特異的に結合する抗体を含む、請求項2に記載のキット。
【請求項4】
前記抗体は、ポリクローナル抗体を含む、請求項3に記載のキット。
【請求項5】
前記抗体は、モノクローナル抗体を含む、請求項3に記載のキット。
【請求項6】
個体における膵臓の腫瘍形成に関連する細胞成長の調節不全をモニタリングするためのキットであって、
前記個体由来の試験生物サンプル中の36P6D5のmRNAまたはタンパク質の発現レベルを決定するための手段を備え、該生物サンプルは、膵臓組織、血清、血液及び尿からなる群から選択され、
前記36P6D5のmRNAまたはタンパク質は、配列番号1に示される核酸配列によってコードされ、及び
前記試験サンプル中の36P6D5のmRNAまたはタンパク質の発現レベルが、膵臓組織、血清、血液及び尿からなる群から選択される対応する正常サンプル中の36P6D5のmRNAまたはタンパク質の発現レベルと比較される、キット。
【請求項7】
個体における膵臓癌の存在を診断するためのキットであって、
前記個体から得られた試験膵臓サンプル中で発現された36P6D5mRNAの発現レベルを決定するための手段を備え、
前記36P6D5mRNAは、配列番号1に示される核酸配列によってコードされ、及び
前記試験膵臓サンプル中の36P6D5mRNAの発現レベルが、対応する正常膵臓サンプル中の36P6D5mRNAの発現レベルと比較される、キット。
【請求項8】
個体における膵臓癌の存在を診断するためのキットであって、
前記個体から得られた試験生物サンプル中で発現された36P6D5タンパク質の発現レベルを決定するための手段を備え、該生物サンプルは、膵臓組織、血清、血液及び尿からなる群から選択され、
前記36P6D5タンパク質は、配列番号2に示されるアミノ酸配列からなり、
及び
前記試験生物サンプル中の36P6D5タンパク質の発現レベルが、膵臓組織、血清、血液及び尿からなる群から選択される対応する正常生物サンプル中の36P6D5タンパク質の発現レベルと比較される、キット。
【請求項9】
前記試験サンプル中で発現された36P6D5タンパク質の発現レベルを決定するための前記手段は、36P6D5タンパク質に特異的に結合する抗体を含む、請求項8に記載のキット。
【請求項10】
前記抗体は、ポリクローナル抗体を含む、請求項9に記載のキット。
【請求項11】
前記抗体は、モノクローナル抗体を含む、請求項9に記載のキット。
【請求項12】
配列番号2の36P6D5タンパク質を発現する膵臓癌の存在を検出するのを補助するための方法であって、
個体由来の試験血清サンプル中の36P6D5タンパク質のタンパク質発現レベルを、該血清サンプルまたはその一部を該タンパク質に特異的に結合する抗体と接触させることによって決定する工程、および
このように決定されたタンパク質発現レベルを、対応する正常血清サンプル中にて発現される36P6D5のタンパク質発現レベルと比較する工程
を包含し、
前記正常血清サンプルに対して増加した前記試験血清サンプル中の36P6D5タンパク質の存在が、前記個体における膵臓癌の存在を示す、方法。
【請求項13】
個体における膵臓癌の存在を検出するためのキットであって、
前記個体由来の試験血清サンプル中の36P6D5タンパク質の発現レベルを決定するための手段を備え、
前記36P6D5タンパク質は、配列番号2に示されるアミノ酸配列からなり、及び
該試験血清サンプル中の36P6D5タンパク質の発現レベルが、対応する正常血清サンプル中の36P6D5タンパク質の発現レベルと比較される、キット。
【請求項14】
36P6D5タンパク質の発現レベルを決定するための前記手段は、36P6D5タンパク質に特異的に結合する抗体を含む、請求項13に記載のキット。
【請求項15】
前記抗体は、ポリクローナル抗体を含む、請求項14に記載のキット。
【請求項16】
前記抗体は、モノクローナル抗体を含む、請求項14に記載のキット。
【請求項17】
個体における膵臓の腫瘍形成に関連する細胞成長の調節不全をモニタリングするためのキットであって、
前記個体由来の試験血清サンプル中の36P6D5タンパク質の発現レベルを決定するための手段を備え、
前記36P6D5タンパク質は、配列番号1に示される核酸配列によってコードされ、及び
前記試験血清サンプル中の36P6D5タンパク質の発現レベルが、対応する正常血清サンプル中の36P6D5タンパク質の発現レベルと比較される、キット。
【請求項18】
個体における膵臓癌の存在を診断するためのキットであって、
前記個体から得られた試験血清サンプル中の36P6D5タンパク質の発現レベルを決定するための手段を備え、
前記36P6D5タンパク質は、配列番号2において示されるアミノ酸配列からなり、及び
前記試験血清サンプル中の36P6D5タンパク質の発現レベルが、対応する正常血清サンプル中の36P6D5タンパク質の発現レベルと比較される、キット。
【請求項19】
前記試験サンプル中で発現された36P6D5タンパク質の発現レベルを決定するための前記手段は、36P6D5タンパク質に特異的に結合する抗体を含む、請求項18に記載のキット。
【請求項20】
前記抗体は、ポリクローナル抗体を含む、請求項19に記載のキット。
【請求項21】
前記抗体は、モノクローナル抗体を含む、請求項19に記載のキット。

【図1A】
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【図1B】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【公開番号】特開2008−216267(P2008−216267A)
【公開日】平成20年9月18日(2008.9.18)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−139865(P2008−139865)
【出願日】平成20年5月28日(2008.5.28)
【分割の表示】特願2005−373127(P2005−373127)の分割
【原出願日】平成12年10月30日(2000.10.30)
【出願人】(500553659)アジェンシス,インコーポレイテッド (35)
【Fターム(参考)】