説明

8−ヒドロキシキノリン誘導体

【解決すべき課題】神経状態の治療に効果的な新規な物質を開発すること。
【解決手段】本発明は、神経状態、とりわけ神経変性アミロイド症などの神経変性状態を治療、回復、及び/又は予防する方法に関する。本方法は式(I)の化合物を、それらを必要とする被験者に効果的な量を投与する工程を含む。上記神経変性状態は、散発性若しくは家族性のアルツハイマー病、筋萎縮性側索硬化症、白内障、パーキンソン病、クロイツフェルト・ヤコブ病と「狂牛病」に関連するその新種、ハンチントン病、レービ小体型痴呆、多系統萎縮症、ハレルフォルデン・スパッツ病、びまん性レービ小体病、致死性家族性不眠症、ゲルストマン・シュトロイスラー・シャインカー病、又はオランダ型遺伝性アミロイド性脳出血であることが好ましい。本発明はまた、式(II)の化合物とその調製法をも提供する。


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【特許請求の範囲】
【請求項1】
式Iの化合物
【化1】

式中、
は、H、置換されていても良いアルキル、置換されていても良いアルケニル、置換されていても良いアシル、置換されていても良いアリール、置換されていても良いヘテロシクリル、抗酸化剤、又は標的化部分であり、
は、H、置換されていても良いアルキル、置換されていても良いアルケニル、置換されていても良いアリール、置換されていても良いヘテロシクリル、置換されていても良いアルコキシ、抗酸化剤、標的化部分、COR又はCSR(RはH、置換されていても良いアルキル、置換されていても良いアルケニル、ヒドロキシ、置換されていても良いアリール、置換されていても良いヘテロシクリル、抗酸化剤、標的化部分、OR、SR若しくはNR(RとRは、同一であっても異なっていても良く、且つH、置換されていても良いアルキル、置換されていても良いアルケニル、置換されていても良いアリール、又は置換されていても良いヘテロシクリルから選択されるものである)、CN、(CHNR10、HCNOR若しくはHCNNR10(RとR10は、同一であっても異なっていても良く、且つH、置換されていても良いアルキル、置換されていても良いアルケニル、置換されていても良いアリール、又は置換されていても良いヘテロシクリルから選択されるものであり、nは1〜4である)、OR11若しくはSR11若しくはNR1112(R11とR12は、同一であっても異なっていても良く、且つH、置換されていても良いアルキル、置換されていても良いアルケニル、置換されていても良いアリール、置換されていても良いヘテロシクリルから選択されるものであるか、又は一緒になって置換されていても良いヘテロシクリルを形成するものである)、又は、SONR1314(R13とR14は、同一であっても異なっていても良く、且つH、置換されていても良いアルキル、置換されていても良いアルケニル、置換されていても良いアリール、又は置換されていても良いヘテロシクリルから選択されるものである)であり、そして
、R、R、R、及びR’は同一であっても異なっていても良く、且つH、置換されていても良いアルキル、置換されていても良いアルケニル、置換されていても良いアルコキシ、置換されていても良いアシル、ヒドロキシ、置換されていても良いアミノ、置換されていても良いチオ、置換されていても良いスルホニル、置換されていても良いスルフィニル、置換されていても良いスルホニルアミノ、ハロ、SOH、アミン、CN、CF、置換されていても良いアリール、置換されていても良いヘテロシクリル、抗酸化剤、標的化部分から選択されるものである、

それらの塩、水和物、溶媒和物、誘導体、プロドラッグ、互変異性体及び/又は異性体

但し下記(a)〜(u)、即ち
(a) R〜R、R、及びR’がHである場合には、RはCl、Iではなく、且つRはIではなく、
(b) R〜R、R、R’、及びRがHである場合には、RはCHO、CHOHCCl

ではなく、
(c) R、R、R’及びRがHであり、RがCOHであり、RがOHである場合には、Rはブロム、メチル、フェニル、ヒドロキシメチル、トリフルオロメチルではなく、
(d) R、R、R及びRがHであり、RがCOHであり、RがOHである場合には、R’はブロム、ヨード、メチル、フェニル、プロピル、フェネチル、ヘプチル、ベンジルアミノメチル、3−アミノプロピル、3−ヒドロキシプロピル、4−メトキシフェニル、3−メチルフェニル、4−クロロフェニル、3,4−ジクロロフェニル、ピリジン−3−イル、フロ−2−イル、4−クロロフェニル、3,4−ジクロロフェニル、2−クロロフェニル、3−クロロフェニル、2−クロロフェニル、3−クロロフェニル、2−メトキシフェニル、ピペリジン−2−イルではなく、
(e) R、R、R及びR’がHであり、RがCOHであり、RがOHである場合には、Rはフェニル、3−ヒドロキシプロピル、フェネチル、3−アミノプロプ−1−イル、ヘキサ−1−イルではなく、
(f) R、R、R’及びRがHであり、RがCOHであり、RがOHである場合には、RはN−モルホリノメチル、ブロム、フェニルではなく、
(g) R、R及びR’がHであり、RがCOHであり、RがOHである場合には、R及びRはクロルではなく、
(h) R、R及びR’がHであり、RがCOHであり、RがOHである場合には、R及びRはブロムではなく、
(i) R、R、R’及びRがHであり、RがCOMeであり、RがOHである場合には、Rはヒドロキシメチル、フェニル、ブロムではなく、
(j) R、R、R及びRがHであり、RがCOMeであり、RがOHである場合には、R’は4−メトキシフェニル、3−メチルフェニル、ピリジン−3−イル、ベンジル、ブロム、4−クロロフェニル、3,4−ジクロロフェニル、3−ヒドロキシプロピル、3−tert−ブトキシカルボニルアミノプロピルではなく、
(k) R、R、R、及びR’がHであり、RがCOMeであり、RがOHである場合には、Rはフェニル、3−tert−ブトキシカルボニルアミノプロプ−1−イルではなく、
(l) R、R、R、R’、及びRがHであり、RがCOMeである場合には、Rはトルエン−4−スルホニルアミノ、ピペラジン−1−イル、モルホリン−1−イル、ピペリジン−1−イル、4−メチルピペラジン−1−イル、3−ベンゾイルアミノプロプ−1−イル、フェネチル、3−tert−ブトキシカルボニルアミノプロピル、3−ヒドロキシプロピル、アミノ、ヘキサ−1−イルではなく、
(m) R、R、R’、及びRがHであり、RがCONaであり、RがOHである場合には、Rはフェニルではなく、
(n) R、R、R、R’、及びRがHであり、RがCOHである場合には、Rはフェニル、4−クロロフェニル、フェネチル、3−ヒドロキシプロピル、アミノ、モルホリン−1−イル、ピペリジン−1−イル、4−メチルピペラジン−1−イル、トルエン−4−スルホニルアミノ、3−ベンゾイルアミノプロプ−1−イル、アミノプロプ−1−イニル、ヘキサ−1−イル、5−ヒドロキシペンタ−1−イル、ピペラジン−1−イル、2−(1−ピペラジニル)ピリミジニルではなく、
(o) R、R’及びRがHであり、RがCOMeであり、RがOHである場合には、R及びRはクロルではなく、
(p) R、R、R’、及びRがHであり、RがCOMeであり、RがOHである場合には、Rはブロムではなく、
(q) R、R’及びRがHであり、RがCOMeであり、RがOHである場合には、R及びRはブロムではなく、
(r) R、R、R、R’、及びRがHであり、RがCOHである場合には、Rはフェニル、4-クロロフェニル、フェニルエチルではなく、
(s) R、R、R’、R、R、及びRがHである場合には、Rは2H−テトラゾール−1−イルではなく、
(t) R、R、R、及びRがHであり、RがCOHであり、RがOHである場合には、R’は3,5−ジクロロフェニル、4−フルオロフェニルではなく、及び、
(u) R〜R、R、及びR’の少なくとも一つがH以外である
を条件とする、
の効果的な量を、
それらを必要としている被験体に投与する工程を含む神経状態を治療、回復、及び/又は予防する方法。
【請求項2】
式Iの化合物が、下記の式Ia又はIbのいずれかである、
(i)式Ia
【化2】

式中、
R、R、及びRは、請求項Iで定義したとおりであり、
は、H、置換されていても良いC1−6アルキル、置換されていても良いC1−6アルケニル、置換されていても良いアリール、置換されていても良いヘテロシクリル、抗酸化剤、標的化部分、COR若しくはCSR(RはH、置換されていても良いC1−6アルキル、置換されていても良いC2−6アルケニル、ヒドロキシ、置換されていても良いアリール、置換されていても良いヘテロシクリル、OR、SR若しくはNR(R及びRは、同一であっても異なっていても良く、且つH、置換されていても良いC1−6アルキル、置換されていても良いC2−6アルケニル、置換されていても良いアリール、又は置換されていても良いヘテロシクリルから選択される)、CN、CHNR10、HCNOR若しくはHCNNR10(RとR10は同一であっても異なっていても良く、且つH、置換されていても良いC1−6アルキル、置換されていても良いC2−6アルケニル、置換されていても良いアリール、又は置換されていても良いヘテロシクリルから選択される)、OR11又はSR11若しくはNR1112(R11とR12は同一であっても異なっていても良く、且つH、置換されていても良いC1−6アルキル、置換されていても良いC2−6アルケニル、置換されていても良いアリール、又は置換されていても良いヘテロシクリルから選択されるか、又は一緒になって置換されていても良いヘテロシクリルを形成する)、又は、SONR1314(R13とR14は同一であっても異なっていても良く、且つH、置換されていても良いC1−6アルキル、置換されていても良いC2−6アルケニル、置換されていても良いアリール、又は置換されていても良いヘテロシクリルから選択される)である;
又は
(ii)式Ib
【化3】

式中、
、R’、R、R、及びRは、請求項1で定義したとおりであり、
とRは、同一であっても異なっていても良く、且つH、置換されていても良いC1−6アルキル、置換されていても良いC2−6アルケニル、ハロ、CN、CF、置換されていても良いアリール、置換されていても良いヘテロシクリル、抗酸化剤、標的化部分、SOH、SONR1314(R13及びR14は上の式Iaで定義したとおりであり)、又はOR15、SR15、SO15、CONR1516若しくはNR1516(R15とR16は、同一であっても異なっていても良く、且つH、置換されていても良いC1−6アルキル、置換されていても良いC2−6アルケニル、置換されていても良いC1−6アシル、置換されていても良いアリール、又は置換されていても良いヘテロシクリルから選択される)から選択されるものであり、
請求項1で定義した条件の(a)〜(c)、(e)、(g)、(h)、(I)、(k)、(o)、(q)、(r)、(u)を含む
請求項1に記載の方法。
【請求項3】
式Iaの化合物が、下記の式IIa〜VIaのいずれかである、
式IIa
【化4】

式中、
は請求項1又は請求項2で定義したとおりであり、
2’は、置換されていても良いC1−6アルキル、置換されていても良いC2−6アルケニル、置換されていても良いアリール、又は置換されていても良いヘテロシクリルである;
式IIIa
【化5】

式中、
及びRは、請求項1又は請求項2で定義したとおりであり、
6’は置換されていても良いC1−6アルキル,置換されていても良いC2−6アルケニル,ヒドロキシ,OR’、SR’、N7’8’a、又はNR8’(R7’及び、R8’は同一であっても異なっていても良く、且つH、置換されていても良いC1−6アルキル、置換されていても良いアリール、又は置換されていても良いヘテロシクリルから選択される)である;
式IVa
【化6】

式中、
は、請求項1又は2で定義したとおりであり、
2’’は、CN、CHNR10’、HCNOR9’又はHCNNR9’10’(R9’とR10’は同一であっても異なっていても良く、且つH、置換されていても良いC1−6アルキル,置換されていても良いアルケニル、置換されていても良いアリール、又は置換されていても良いヘテロシクリルから選択される)である;
式Va
【化7】

式中、
は請求項1又は請求項2で定義したとおりであり、
11’とR12’は、同一であっても異なっていても良く、且つH、置換されていても良いC1−6アルキル、置換されていても良いC2−6アルケニル、置換されていても良いアリール、及び置換されていても良いヘテロシクリルから選択されるか、又は一緒になって置換されていても良いヘテロシクリルを形成する;
又は、
式VIa
【化8】

式中、
は請求項1又は請求項2で定義したとおりであり、
13’とR14’は、同一であっても異なっていても良く、且つH、置換されていても良いC1−6アルキル、置換されていても良いC2−6アルケニル、置換されていても良いアリール、及び置換されていても良いヘテロシクリルから選択される;
請求項2に記載の方法。
【請求項4】
式Ibの化合物が、下記の式IIb〜VIbのいずれかである、
式IIb
【化9】

式中、
、R’、R、R、及びRは、請求項1又は請求項2で定義したとおりであり、
とRは、少なくとも一つがハロであることを条件として、上の式Ibで定義したとおりであり、請求項1で定義した条件(a)、(c)、(g)、(h)、(i)、(o)、(q)、(u)を含む;
式IIIb
【化10】

式中、
は請求項1又は請求項2で定義したとおりであり、
’’は、H、又はハロであり、
’’は、置換されていても良いアリール、又は置換されていても良いヘテロシクリルである;
式IVb
【化11】

式中、
は、請求項1又は請求項2で定義したとおりであり、
’’は、C1−6アルコキシ、ハロ、C1−6アルキル、C2−6アルケニル、又はC1−6ハロアルキルであり、且つ
’’は、H、又はハロである;
式Vb
【化12】

式中、
は、請求項1又は請求項2で定義したとおりであり、且つ
’’は、上の式IVbで定義したとおりである;
又は、
式VIb
【化13】

式中、
〜R、R及びR’は、請求項1又は請求項2で定義したとおりであり、
’’は、置換されていても良いC1−6アルキル、置換されていても良いアリール、置換されていても良いアリールアシル、C1−6アルキルアシル、又は置換されていても良いヘテロシクリルである;
請求項2に記載の方法。
【請求項5】
式Iの化合物が式Ib又はIIbの化合物であって、RとR、又はR’とR’が共にハロである、請求項1、2、又は4のいずれか1項に記載の方法。
【請求項6】
ハロがクロルである、請求項5に記載の方法。
【請求項7】
、R、R及びR’の少なくとも一つが置換されていても良いアルキル、置換されていても良いアリール、置換されていても良いヘテロシクリル、CHNR10(RとR10は請求項1で定義したとおり)、COR(RはNRである(RとRは請求項1で定義したとおり))、又はNR1112(R11とR12は請求項1で定義したとおり)である、請求項1、2又は4〜6のいずれか1項に記載の方法。
【請求項8】
式Iの化合物が、下記の式、
【化14】

のとおりである、請求項1、2、又は4〜7のいずれか1項に記載の方法。
【請求項9】
神経状態が神経変性疾患である、請求項1〜8のいずれか1項に記載の方法。
【請求項10】
神経変性疾患が神経変性アミロイド症である、請求項9に記載の方法。
【請求項11】
神経変性疾患が、散発性若しくは家族性のアルツハイマー病、筋萎縮性側索硬化症、白内障、パーキンソン病、クロイツフェルト・ヤコブ病と「狂牛病」に関連するその新種、ハンチントン病、レービ小体型痴呆、多系統萎縮症、ハレルフォルデン・スパッツ病、びまん性レービ小体病、致死性家族性不眠症、ゲルストマン・シュトロイスラー・シャインカー病、又はオランダ型遺伝性アミロイド性脳出血である、請求項9又は請求項10に記載の方法。
【請求項12】
神経変性疾患がパーキンソン病である、請求項11に記載の方法。
【請求項13】
神経変性疾患がAβ関連状態である、請求項9〜11のいずれか1項に記載の方法。
【請求項14】
Aβ関連状態が、アルツハイマー病、ダウン症候群を伴う痴呆、又は家族性アルツハイマー病における常染色体優性遺伝型の幾つかの中の一つである、請求項13に記載の方法。
【請求項15】
被験体の認知の衰えを遅延、減少、又は抑制する、上記請求項のいずれか1項に記載の方法。
【請求項16】
他の医薬の分割投与、逐次投与、若しくは同時投与をさらに含む、上記請求項のいずれか1項に記載の方法。
【請求項17】
他の医薬がアセチルコリンエステラーゼ活性部位の阻害薬、抗酸化剤、抗炎症剤、又はエストロゲン剤である、請求項16に記載の方法。
【請求項18】
式Iの化合物が経口投与、局所投与、又は非経口投与されるものである、上記請求項のいずれか1項に記載の方法。
【請求項19】
神経状態の治療、回復、及び/又は予防のための医薬の製造における、請求項1〜8のいずれか1項で定義した式Iの化合物の使用。
【請求項20】
神経状態の治療、回復、及び/又は予防のための、請求項1〜8のいずれか1項で定義した式Iの化合物の使用。
【請求項21】
神経状態の治療、回復、及び/又は予防に使用するための、請求項1〜8のいずれか1項で定義した式Iの化合物。
【請求項22】
請求項1〜8のいずれか1項で定義した式Iの化合物の、医薬品としての使用。
【請求項23】
医薬品が神経治療薬又は神経保護薬である、22に記載の使用。
【請求項24】
医薬品が抗−アミロイド形成薬である、請求項22又は請求項23に記載の使用。
【請求項25】
上記の請求項1〜8のいずれか1項で定義した式Iの化合物、及び薬学的若しくは獣医学的に許容されうる担体を含む、医薬組成物又は獣医薬組成物。
【請求項26】
他の薬物をさらに含む、請求項25に記載の組成物。
【請求項27】
他の薬物が、アセチルコリンエステラーゼ活性部位の阻害薬、抗酸化剤、抗炎症剤、又はエストロゲン様薬物である、請求項26に記載の組成物。
【請求項28】
下記の(a)〜(z)を条件として、
(a) R、及びR〜R、R、及びR’がHである場合には、RはH、メチル、

COH、CN、CONCHCOH、COCH、CHNH、CNOH、(ピリド−2−イル)、2−ヒドロキシフェニル、CHNNH、NH−(ピリド−2−イル)、

又はSOHではなく、
(b) R、及びR〜RがHである場合には、RはOHではなく、且つRはCOHではなく、
(c) R〜R、R、及びRがHである場合、(i)RがIであれば、RはCl、SOH、Iではなく、(ii)RがHであれば、RはSOH、NH、Clではなく、(iii)RとRは共にCl、Br、CHではなく、(iv)R〜RがHであれば、R

ではなく、
(d) R1〜R、R、及びR’がHである場合には、RはCl、Iではなく、且つRはIではなく、
(e) R1〜R、R、R’、及びRがHである場合には、RはCHO、CHOHCCl

ではなく、
(f) R、R、R’、及びRがHであり、RがCOHであり、RがOHである場合には、Rはブロム、メチル、フェニル、ヒドロキシメチル、トリフルオロメチルではなく、
(g) R、R、R、及びRがHであり、RがCOHであり、及びRがOHである場合には、R’はブロム、ヨード、メチル、フェニル、プロピル、フェネチル、ヘプチル、ベンジルアミノメチル、3−アミノプロピル、3−ヒドロキシプロピル、4−メトキシフェニル、3−メチルフェニル、4−クロロフェニル、3,4−ジクロロフェニル、ピリジン−3−イル、フロ−2−イル、4−クロロフェニル、3,4−ジクロロフェニル、2−クロロフェニル、3−クロロフェニル、2−クロロフェニル、3−クロロフェニル、2−メトキシフェニル、ピペリジン−2−イルではなく、
(h) R、R、R、及びR’がHであり、RがCOHであり、RがOHである場合には、Rはフェニル、3−ヒドロキシプロピル、フェネチル、3−アミノプロプ−1−イル、ヘキサ−1−イルではなく、
(i) R、R、R’,及びRがHであり、RがCOHであり、RがOHである場合には、RはN−モルホリノメチル、ブロム、フェニルではなく、
(j) R、R、及びR’がHであり、RがCOHであり、RがOHである場合には、R、及びRはクロルではなく、
(k) R、R、及びR’がHであり、RがCOHであり、RがOHである場合には、R、及びはブロムではなく、
(l) R、R、R’、及びRがHであり、RがCOMeであり、RがOHである場合には、Rはヒドロキシメチル、フェニル、ブロムではなく、
(m) R、R、R、及びRがHであり、RがCOMeであり、RがOHである場合には、R’は4−メトキシフェニル、3−メチルフェニル、ピリジン−3−イル、ベンジル、ブロム、4−クロロフェニル、3,4−ジクロロフェニル、3−ヒドロキシプロピル、3−tert−ブトキシカルボニルアミノプロピルではなく、
(n) R、R、R、及びR’がHであり、RがCOMeであり、RがOHである場合には、Rはフェニル、3−tert-ブトキシカルボニルアミノプロプ-1-イルではなく、
(o) R、R、R、R’、及びRがHであり、RがCOMeである場合には、Rはトルエン−4−スルホニルアミノ、ピペラジン−1−イル、モルホリン−1−イル、ピペリジン−1−イル、4−メチルピペラジン−1−イル、3−ベンゾイルアミノプロプ−1−イル、フェネチル、3−tert−ブトキシカルボニルアミノプロピル、3−ヒドロキシプロピル、アミノ、ヘキサ−1−イルではなく、
(p) R、R、R’、及びRがHであり、RがCONaであり、RがOHである場合には、Rはフェニルではなく、
(q) R、R、R、R’及びRがHであり、RがCOHである場合には、Rはフェニル、4−クロロフェニル、フェネチル、3−ヒドロキシプロピル、アミノ、モルホリン−1−イル、ピペリジン−1−イル、4−メチルピペラジン−1−イル、トルエン−4−スルホニルアミノ、3−ベンゾイルアミノプロプ−1−イル、アミノプロプ−1−イニル、ヘキサ−1−イル、5−ヒドロキシペント−1−イル、ピペラジン−1−イル、2−(1−ピペラジニル)ピリミジニルではなく、
(r) R、R’、及びRがHであり、RがCOMeであり、RがOHである場合には、R、及びRはクロルではなく、
(s) R、R、R’、及びRがHであり、RがCOMeであり、RがOHである場合には、Rはブロムではなく、
(t) R、R’、及びRがHであり、RがCOMeであり、RがOHである場合には、R、及びRはブロムではなく、
(u) R、R、R、R’及びRがHであり、RがCOHである場合には、Rはフェニル、4−クロロフェニル、フェニルエチルではなく、
(v) R、R、R’、R、R、及びRがHである場合には、Rは2H−テトラゾール−1−イルではなく、
(w) R、R、R、及びRがHであり、RがCOHであり、RがOHである場合には、R’は3,5−ジクロロフェニル、4−フルオロフェニルではなく、そして
(x) R〜R、R、及びR’の少なくとも一つがH以外であり、
(y) R〜R、R、R’、及びRがHである場合には、Rはクロル、NH、SOHではなく、
(z) R、R〜R、R、及びR’がHである場合には、RはCHではない;
請求項1〜請求項8のいずれか1項で定義した式Iの化合物である、式IIの化合物。
【請求項29】
本明細書に記載の、請求項28で定義した式IIの化合物の調製方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4a】
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【図4b】
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【図4c】
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【図4d】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8A】
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【図8B】
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【図9A】
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【図9B】
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【図10A】
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【図10B】
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【図11】
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【公開番号】特開2010−280737(P2010−280737A)
【公開日】平成22年12月16日(2010.12.16)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−218396(P2010−218396)
【出願日】平成22年9月29日(2010.9.29)
【分割の表示】特願2004−520195(P2004−520195)の分割
【原出願日】平成15年7月16日(2003.7.16)
【出願人】(503004149)プラナ バイオテクノロジー リミティッド (9)