説明

CATVにおけるWEB番組の配信システムとWEB番組の配信方法

【課題】 TV番組配信サーバとWeb番組制御サーバを設置し、TV番組配と連携したWeb番組を同期して送出し、顧客に新たな番組サービスを提供できるCATVにおけるWEB番組の配信システムとWEB番組の配信方法の提案を課題とする。
【解決手段】 TV番組受信・送出装置9と、Web管理サーバ11と、Webデータを重畳・分離するケーブルモデム10と、TV番組受信・送出装置9の受信制御と所定のチャンネルへの送出制御を行うTV番組配信サーバ3とWeb番組の読出と配信制御、Web番組の受信転送制御などを行うWeb番組制御サーバ4とWeb番組の送出制御、顧客データ管理、顧客ログ管理などを行うコンテンツ管理サーバ5と受信端末1aの操作データ受信、種別判定、各種サーバへの振分制御、などを行う端末受信サーバ7とTV番組データ、Web番組データ、TV番組タイムテーブル、Web番組タイムテーブルなどを記憶するデータベースサーバ6と構内通信回線L2からなるWeb番組配信装置2と、で構成する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、CATVネットワークに於けるテレビ番組とWeb番組の配信システムとWeb番組の配信方法に関わり、特にテレビ番組とWeb番組の連携方法に係わる。
【背景技術】
【0002】
図4に示す従来技術によるCATV番組の配信システム図を用いて説明する。
CATV局が配信するTV番組は、通信衛星もしくは光ネットワーク経由で受信した番組や自主制作した番組である。自主制作した番組及びオフラインで受信した番組データは、番組コードと共にデータベースサーバ6に記憶登録されている。自主制作番組にはオンラインで制作される物もある。
TV番組配信サーバ3は、に予め登録されている番組コード、受信チャンネル、配信チャンネル、配信タイムテーブルなどのデータに基づいて、TV番組受信・送出装置9にTV番組の受信及び配信制御指令を出す。
TV番組受信・送出装置9には、オンライン受信番組、データベース番組、オンライン放送番組などが供給される。
該TV番組受信・送出装置9は、以下の機能を有する。
(1)配信制御指令に基づき、指定受信チャンネルの番組データのデコードと指定送出チャンネルへのエンコード
(2)自主制作番組データの指定送出チャンネルへのエンコード
CATV放送の配信チャンネルは、数十から数百のチャンネルを有している。
【0003】
ケーブルモデム10は、CATV回線L1に伝送する為の複数チャンネルの変調機能とWebデータを重畳する為のハブ機能を合わせ持っている。CATV回線L1は金属導線ケーブルが主流であったが、最近は光ケーブルの比率が高まった。
Webデータはインターネット接続に利用されており、CATV局はインターネットのプロバイダの役割を併せ持ち、外部公衆回線Nへの接続はWeb管理サーバ11によりセキュリティ管理され、又、局内のWeb番組制御サーバ4も該Web管理サーバ11に接続されている。
Web番組は、Web番組制御サーバ4によって提供されるが、TV番組とは独立して運用及び配信されている。
【0004】
CATV端末装置1は、所定のチャンネルを選択すると共に番組データの復調機能とWebチャンネルのス プリッタ機能とを有するセットトップボックス1bと、TV受像機(以下 受信端末と略称する)1a及びWeb番組を利用する為のノートパソコン1cとで構成されている。
顧客は、TV番組の視聴は受信端末1aを利用し、インターネットやWeb番組はノートパソコン1cを利用する。最近、ブラウザ機能を内蔵した受信端末もあり必ずしも独立別個の利用形態では無くなっている。
【0005】
しかしながら、CATV局側はTV番組の送出とWeb組の送出とは独立形態のシステムであり、番組に関連した付加情報の提供、バーナ広告などのTV番組に同期連携したWeb番組サービスを提供することが出来ない。又、CATV利用者はテレビとコンピュータの2頭使いとなり大変な煩雑さを強いられている。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
以上に説明した問題点に鑑み、本発明はTV番組配信サーバとWeb番組制御サーバを設置し、TV番組配と連携したWeb番組を同期して送出し、顧客に新たな番組サービスを提供できるCATVにおけるWEB番組の配信システムとWEB番組の配信方法の提案を課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
CATVにおけるWeb番組の配信システムを、
セットトップボックスと受信端末とで構成される複数のCATV装置に、CATV回線を経由してテレビ(以下 TV云う)番組を配信するCATVシステムにあって、
複数のTV番組を受信し、所定の送信チャンネルに送出するTV番組受信・送出装置と、
公衆回線を経由して外部のWeb端末との通信制御を行うWeb管理サーバと、
TV番組受信・送出装置からのTV番組データを変調出力すると共にWeb管理サーバ経由のWebデータを重畳・分離するケーブルモデムと、
TV番組受信・送出装置の受信制御を行うTV番組受信制御部と所定のチャンネルに送出制御するTV番組送出制御部とを有するTV番組配信サーバと、Web番組を読出し配信制御するWeb番組配信制御部、Web番組を受信転送するWeb番組受信制御部、メール制御部、PC電話制御部部、TV電話制御部などを有するWeb番組制御サーバと、Web番組の送出制御を行うWeb番組送出制御部と顧客の住所、契約ID、他の顧客データを管理する顧客データ管理部と顧客のログイン認証を行う顧客ログ管理部などを有するコンテンツ管理サーバと、受信端末の操作データを受信する操作データ受信部と該操作データの種別を判定し所定のサーバへ振分制御するデータ判定・振分制御部などを有する端末受信サーバと、番組名、種別、番組IDなどのTV番組データ、Web番組データ、TV番組タイムテーブル、Web番組タイムテーブルなどを記憶するデータベースサーバとからなるWeb番組配信装置とで構成する。
【0008】
Web番組制御サーバに3台以上のCATV端末装置が接続され、画像データ、音声データを合成交換制御するTV会議制御部と、コンテンツサーバに複数の顧客のグループ化を管理するグループ管理部とを追加設置する。
【0009】
おしゃべり広場のWeb番組を配信すると共に、
Web番組制御サーバに、複数のCATV端末装置が接続され、画像データ、音声データを合成交換制御するおしゃべり広場制御部と、コンテンツサーバに複数の顧客のグループ化を管理するグループ管理部とを追加設置する。
【0010】
コンテンツ管理サーバに、受信端末からの注文データを登録すると共に該注文データを所定の契約店に電子メール又はFAX通信にて転送する受発注管理部と、Web番組制御サーバに、配信された御用聞き番組に連動して御用聞き制御する御用聞き制御部とを追加設置する。
【0011】
Web番組制御サーバに、受信端末に、起動及び休止、受信チャンネルの選択、警報の発呼などの制御指令を行う受信端末制御部を追加設置する。
【0012】
手書きメール番組を配信すると共に、
Web番組制御サーバに、受信端末の手書きパットやマウスなどの操作データを画像データ又はFAXデータとして認識記憶する共に指定の宛て先に画像メール又はFAXとして送信する手書きメール制御部を追加設置する。
【0013】
Web番組制御サーバに、災害情報、お知らせ、防犯情報、安否確認などの広報番組を所定の顧客に限定して送出する広報放送制御部を追加設置する。
【0014】
マーケッティング番組を配信すると共に、
Web番組制御サーバに、受信端末のマーケッテイングデータを収拾するマーケティング制御部を追加設置する。
【0015】
Web番組制御サーバに、TV番組の動画像付きの番組予定表若しくは番組リストデータを作成し、Web番組として配信する番組表作成制御部を追加設置する。
【0016】
Web番組制御サーバに、受信端末から要求されたTV番組を指定のCATVチャンネル若しくはWeb番組として配信するVOD(Video On Demand)制御部を追加設置する。
【0017】
コンテンツ管理サーバに、顧客の課金データを管理する課金管理部と、受信端末から要求されたTV番組を一時的に記憶する番組保存制御部とを追加設置する。
【0018】
端末サーバに、災害警報情報、公共のお知らせ情報、緊急情報、FM緊放送、コマーシャル番組などのWebデータを受信し、Web番組として記憶制御するWebデータ受信部を追加設置する。
【0019】
CATVにおけるWeb番組の配信方法を
セットトップボックスと受信端末とで構成される複数のCATV装置に、CATV回線を経由してTV番組を配信するCATVシステムにあって、
複数のTV番組を受信し、所定の送信チャンネルに送出するTV番組受信・送出装置と、
公衆回線を経由して外部のWeb端末との通信制御を行うWeb管理サーバと、
TV番組受送出装置からのTV番組データを変調出力すると共にWeb管理サーバ経由のWebデータを重畳・分離するケーブルモデムと、
TV番組受信・送出装置の受信制御を行うTV番組受信制御部と所定のチャンネルに送出制御するTV番組送出制御部とを有するTV番組配信サーバと、Web番組を読出し配信制御するWeb番組配信制御部、Web番組を受信転送するWeb番組受信制御部、メール制御部、PC電話制御部、TV電話制御部などを有するWeb番組制御サーバと、Web番組の送出制御を行うWeb番組送出制御と顧客の住所、契約ID他 顧客データを管理する顧客データ管理部と顧客のログイン認証を行う顧客ログ管理部などを有するコンテンツ管理サーバと、受信端末の操作データを受信する操作データ受信部と該操作データの種別を判定し所定のサーバへ振分制御するデータ判定・振分制御部などを有する端末受信サーバとからなるWeb番組配信装置、とを用いて、
TV番組に連動するWeb番組は、該TV番組の番組コードとタイムテーブルに沿って制作登録され、画面の一部を操作ボタンにとする場合は、クリティカルマップデータや操作ボタンデータなどを挿入してデータサーバに記憶登録され、該TV番組はデータサーバに予め登録されたTV番組タイムテーブルに沿ってTV番組受信・送出装置より送出され、バーナ広告、操作画面、お知らせなどのWeb番組は、一般的にデータサーバに予め登録されたWeb番組タイムテーブルに沿って送出され、TV番組に連動するWeb番組は、TV番組のタイムテーブルに同期して送出される。
【0020】
端末受信サーバの操作データ受信部は、受信端末よりの操作データを受信し、データ判定・振分制御部は、受信端末に配信されているWeb番組を参照して該受信データの種別を判定すると共に該データを振分けて転送する。
【0021】
コンテンツ管理サーバに、番組保存制御部を設け、顧客が希望するTV番組データを、データベースサーバに設置された顧客保存データエリアに保存すると共にWeb番組制御サーバに追加設置されたVOD制御部は、該顧客保存データのWeb番組として送出する。
【0022】
Web番組制御サーバの受信端末制御部は、データベースサーバに予め登録された顧客又はグループの受信端末の制御機能を有し、災害警報情報、緊急お知らせ情報、緊急情報、FM緊放送、コマーシャル番組などのWeb番組を送出に際して番組ごとに設定されたグループの受信端末の起動及び休止、受信チャンネルの選択などの制御を行う。
【0023】
端末受信サーバのWebデータ受信部が外部Webサーバより緊急情報のWebデータを受信すると、該Webデータはデータサーバに記憶登録されると共に、広報放送制御部は予め登録されたグループの受信端末にWeb番組を送出し、番組ごとに設定されたグループの受信端末の起動、受信チャンネルの選択などの制御を行う。
【0024】
Web番組送出制御部は、TV電話、TV会議などの操作画面のWeb番組を送出し、該操作画面が操作されると、操作データは操作データ受信部を経由してTV電話制御部又はTV会議制御部に転送され、該両制御部は画像データ及び音声データをAVデータ受信部、若しくはWebデー受信部を経由して受信し、これらの画像データ及び音声データは合成され、Webデータとして送出される。
【0025】
Web番組制御サーバの御用聞き制御部は、御用聞き番組を受信している受信端末からの注文データを受けると、該注文データはデータベースサーバに仮登録され、受発注管理部は、該当商品の取り扱い先のデータベースを参照し、該注文データを電子メール又はFAX手段を用いて送信する。
【0026】
Web番組制御サーバの番組表作成制御部は、データベースサーバに登録しているTV番組データ及びTV番組タイムテーブルを用いて予定番組表の番組を作成し、Webデータとして登録する。
【0027】
コンテンツ管理サーバのWeb番組送出制御部は、マーケティング用Web番組を配信し、受信端末が操作されると操作データが返信され、端末受信サーバのデータ判定・振分制御部は、受信した該操作データを前記データベースサーバのマーケティングデータエリアに所定の形式で登録する。
【0028】
Web番組制御サーバのVOD制御部は、受信端末からの送信請求のTV番組もしくは顧客保存データ検索し、コンテンツ管理サーバのWeb番組送出制御部に送出指令を出し、該Web番組送出制御部は、該当番組をリアルタイム又は時間軸圧縮データとして受信端末宛に送出する。
【0029】
TV番組配信サーバのTV番組送出制御部は、送出チャンネルの指定し、該当番組をリアルタイム又は時間軸圧縮データ形式として送出する指令を出す。
【発明の効果】
【0030】
(1)TV番組受信・送出装置の受信制御を行うTV番組配信サーバ3と、Web番組を読出し配信制御するWeb番組制御サーバ4と、Web番組の送出制御、顧客データ管理、顧客のログイン認証などをを行うコンテンツ管理サーバ5と、受信端末1aの操作データを受信し、操作データの種別を判定し所定のサーバへ振分制御する端末受信サーバ7とで構成するWeb番組配信装置を設置することにより、TV番組に同期してWeb番組を配信することが出来る。
(2)Web番組制御サーバ4に、広報放送制御部492と受信端末制御部49とを追加設置することにより、端末受信サーバ7のWebデータ受信部74が外部Webサーバより緊急情報のWebデータを受信すると、該Webデータはデータサーバ6に記憶登録されると共に、広報放送制御部492は予め登録されたグループの受信端末1aにWeb番組を送出し、番組ごとに設定されたグループの受信端末の起動、受信チャンネルの選択などの制御を行うことが出来る。
(3)おしゃべり広場のWeb番組を配信すると共に、Web番組制御サーバ4に、おしゃべり広場制御部493と、コンテンツサーバ5に複数の顧客のグループ化を管理するグループ管理部54とを追加設置することにより、複数のCATV端末装置1a,1a’..に画像と音声によるおしゃべり広場を提供することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【実施例】
【0031】
図1に示す本発明におる、WEB番組の配信システムの第一の実施例の基本構成図を用いて、システムの基本構成を説明する。
本発明のCATVにおけるWEB配信システムは、
複数のTV番組を受信し、所定の送信チャンネルに送出するTV番組受信・送出装置9と、
公衆回線Nを経由して外部のWeb端末との通信制御を行うWeb管理サーバ11と、
TV番組受信・送出装置9からのTV番組データを変調出力すると共にWeb管理サーバ11経由のWebデータを重畳・分離するケーブルモデム10と、
TV番組受信・送出装置9の受信制御と所定のチャンネルへの送出制御を行うTV番組配信サーバ3と、Web番組の読出と配信制御、Web番組の受信転送制御などを行うWeb番組制御サーバ4と、Web番組の送出制御、顧客データ管理、顧客ログ管理などを行うコンテンツ管理サーバ5と、受信端末1aの操作データ受信、種別判定、各種サーバへの振分制御、などを行う端末受信サーバ7と、TV番組データ、Web番組データ、TV番組タイムテーブル、Web番組タイムテーブルなどを記憶するデータベースサーバ6と、構内通信回線L2からなるWeb番組配信装置2とで基本構成されている。
【0032】
次いで本願による、Web番組の配信システムの概略動作を説明する。
CATV局が配信する番組とサービスは、アナログTV番組、デジタルTV番組、Webコンテンツ番組、インタネットのプロバイダサービスなどである。顧客はCATV回線及びWeb管理サーバを経由して公衆回線Nに接続されている外部PCや外部Webサイトとの通信が出来る。
TV番組受信・送出装置9には、衛星通信回線や光通信回線経由の多チャンネル番組、データベースサーバ6に登録保存されている番組、オンラインの自主制作番組など多様な番組が入力される。通信回線経由の番組はチャンネル毎にデコードされ、アナログTV番組及びデジタルTV番組として、数十から数百の独立したチャンネルで配信され、さらに、Webデータ及びWeb番組が重畳されて配信される。CATV回線L1は同軸ケーブル若しくは光ケーブルで構成され、信号分配器又はスプリッターを経由してCATV端末装置に接続される。
CATV局の配信用TV番組は、殆どが衛星回線や光回線を経由して配信を受け再配信しており、自主制作番組及びWeb番組は独自性を発揮出きる番組サービスである。
自主制作番組の送出は、決められた特定のチャンネルが割り当てられ、一方、個別顧客及び特定グループを対象とした複数のチャンネルも割り当てられている。
【0033】
TV番組配信サーバ3は、データベスサーバ6に予め登録されているTV番組タイムテーブルを参照して、TV番組受信・送出装置9の番組毎の受信チャンネル、入力機器などの設定及び送出チャンネルの設定制御を行う。TV番組用のケーブルモデム10は、多チャンネルの変調器であり、光ケーブルの場合には更に光変復調器が加わる。
【0034】
Web番組サーバ4は、メール機能、お知らせ番組、広報・広告番組、TV電話・会議サービス番組などを制御すると共にデータベスサーバ6に予め登録されているWeb番組タイムテーブルを参照してWeb番組を送出する。該番組データは、構内通信回線L2、Web管理サーバ11を経由してケーブルモデム10接続される。
端末受信サーバ7は、受信端末1、1’・・からの上りデータを受信し、現在配信しているWeb番組を参照してデータの種別を判定して所定の転送先に転送する。
【0035】
図2に示す本発明による、WEB番組の配信システムの第二の実施例の詳細システムを用いて、システムの詳細構成を説明する。
本発明のCATVにおけるWEB配信システムは、
複数のTV番組を受信し、所定の送信チャンネルに送出するTV番組受信・送出装置9と、
CATV回線プロバイダとして、公衆回線Nを経由して外部のWeb端末との通信制御を行うWeb管理サーバ11と、
TV番組受信・送出装置9からのTV番組データを変調出力すると共にWeb管理サーバ11経由のWebデータを重畳・分離するケーブルモデム10と、TV番組受信・送出装置9の受信制御を行うTV番組受信制御部31、所定のチャンネルに送出制御するTV番組送出制御部32などを有するTV番組配信サーバ3と、Web番組を読出し配信制御するWeb番組配信制御部41、Web番組を受信転送するWeb番組受信制御部42、メール制御部43、PC電話制御部44、TV電話制御部45、番組表作成を制御する番組表作成制御部、受信端末1aをリモート制御する受信端末制御部49、TV会議制御部46、おしゃべり広場を制御するおしゃべり広場制御部493などを有するWeb番組制御サーバ4と、Web番組の送出制御を行うWeb番組送出制御部51、顧客の住所、契約ID、他の顧客データを管理する顧客データ管理部52、顧客のログイン認証を行う顧客ログ管理部53、外部通信制御部58などを有するコンテンツ管理サーバ5と、受信端末1aの操作データを受信する操作データ受信部71、該操作データの種別を判定し所定のサーバへ振分制御するデータ判定・振分制御部72、Webデータを受信するWebデータ受信部74、AV(Audio Vidual)データを受信するAVデータ受信部74、FAXデータを受信するFAXデータ受信部75などを有する端末受信サーバ7と、番組名、種別、番組IDなどのTV番組データ61、Web番組データ62、Webデータ63、AVデータ64、文字データ65、FAXデータ66、TV番組タイムテーブル67、Web番組タイムテーブル68、操作データ69などを記憶するデータベースサーバ6と、構内通信回線L2からなるWeb番組配信装置2、とで基本構成されている。
【0036】
次いで、図3(1)に示す本発明による受信端末部の構成図を用いて受信端末の構成及び機能を説明する。
CATV回線L1には、受信チャンネルを選択しデコードするチャンネルセレクタ・デコーダ110及びWebデータ分岐機能を有するルータ111とでなるセットトッボックス1bが接続され、デコードされたAV出力は受信端末1aのAV端子に入力され、一方ルータ111の一端はLAN端子に接続される。又チャンネルセレクタ・デコーダ110は受信端末1aが制御する。
受信端末1aは、大型の表示部100と、スピーカなどの音声出力部101と図示していないWeb制御部(ブラウザー機能)とで構成されている。Web制御部には動画像を取り込むカメラ103、遠方の音声を取り込む集音マイクなどの音声入力手段104がAV入力端子に接続されている。又、受信端末1aの操作は、リモコン105若しくは表示部100に付設されたタッチパネルを用いておこなわれる。
本事例の表示部100にはTV番組100aが表示され、周辺部は番組操作用のWeb番組を表示している。Web画面は、チャンネル操作ボタン100b,バーナ広告表示部100c、選択操作部100d,番組タイトル表示部100eなどで構成されている。
【0037】
さらに詳細動作の説明を続ける。
(Web番組の制作)
Web番組の制作は、内部Webサーバ8を用いて制作され、データベースサーバ6のWeb番組データ62エリアに記録登録される。番組制作に際して特定のTV番組コンテンツにリンクが必要な場合は、TV番組データ及びタイムテーブルデータを読出し該当箇所のリンクデータを添付することが出来きる。該リンクデータによりTV番組とWeb番組の同期連携が可能となり、特定のTV番組画面にバーナ広告、番組解説、情報検索などのWeb番組を重畳表示することが出来る。又、リンクの必要の無いWeb番組は、内部制作もしくは外部制作したものを受け入れ、データベースサーバ6のWeb番組データ62エリアに記録登録する。
【0038】
(受信端末の操作データ取込)
受信端末1aの操作データは、表示部100にTV番組がPIP(Picture In Picture)表示された、Web番組画面100a,100b,100c,100d、100eを用いて、リモコン105又は表示画面上に付設されたタッチパネルにより入力され、Webデータとして端末受信サーバ7の操作データ受信部71に送られる。受信した該操作データはデータ判定・振分制御部72に転送され、さらに、該制御部は該当Web番組画面データを参照してデータの種別を判定し、転送先別に振分転送する。
TV番組のチャンネル選択は、原則として受信端末1a内部で自己処理されるが、Web番組制御サーバ4からの要求に応じてWebデータとして端末サーバ7のWebデータ受信部74に送信入力される。又、Web番組の選択データも同様にWebデータ受信部74に送信入力される。
【0039】
(メールサービス・手書きメール)
インターネットプロバイダ機能の電子メールサービスは、Web番組制御サーバ4のメール制御部43が行いメールボックスは図示していないがデータベスサーバ6に設けられる。但し、メールサービスは図示していない専用メールサーバとセキュリティ端末とを追加設置して運用することも出来る。
さらに、公衆回線経由で他のプロバイダへの接続することも出来る。同様に外部のWebサイトの利用も可能である。
追加設置された手書きメール制御部491は、受信端末1aのタッチパネルやマウス操作データを画像データと認識し、メール添付データとしてメール手段で転送する。もしくはFAXデータに変換してデータベースサーバ6のFAXデータ66エリアに一旦記憶し、該FAXデータをFAX手段で相手先に転送する。
【0040】
(PC電話)
一般的なPC電話の利用には、受信端末側にPC電話アダプタが必要となるが、本願のCATV端末装置1に於いては、内蔵のマイクとスピーカの利用を前提に同一ネットワーク内だけの利用として説明する。
PC電話利用者の受信端末1aはPC電話利用のWeb番組を選択受信し、該Web番組のダイヤルボタン若しくはブックマークにより、通話先のPC電話番号を操作入力すると、該PC電話番号は端末受信サーバ7経由でPC電話制御部44に転送される。PC電話制御部44は、データベースサーバ6の顧客管理データ69を参照して、相手先受信端末1a’に着信音もしくは着信通知画面のWebデータを送出し、相手先からオンフックのデータが返送されると通話の開始となり、以降 デジタル音声データによるオンライン通話制御が行われる。
【0041】
(TV電話・TV会議・おしゃべり広場)
前述のPC電話と同様同一ネットワーク内だけの利用として説明する。
受信端末側の装置は、受信端末1a、1a’マイク104、カメラ103、リモコン105などを用いる。
TV電話利用者の受信端末1aはTV電話利用のWeb番組を選択受信し、該Web番組のダイヤルボタン若しくはブックマークにより通話先のTV電話番号を操作入力すると、該TV電話番号は端末受信サーバ7経由でTV電話制御部45又はTV会議制御部46に転送される。TV電話番号番号は、複数番号の指定入力が可能で且つ、ブックマークにグループ登録することが出来る。
両制御部45、46は、データベースサーバ6の顧客管理データ69を参照して、相手先受信端末1a’1a”に着信音もしくは着信通知画面のWebデータを送出し、相手先からオンフックのデータが返送されると通話の開始となり、以降 デジタル画像データと音声データによるオンライン通話制御が行われる。音声データと動画画像データは高速データ転送速度を求めれられるのでAVデータ受信部73が設けられている。
「おしゃべり広場」のサービスは、TV会議の仕組みを利用し、おしゃべり広場制御部493は参加者を募り確定し、コンテンツ管理サーバ5のグループ管理部に通知する。この後の動作は、前述のTV会議と同じくデジタル画像データと音声データによるオンライン通話制御が行われる。
図3の(2)各種表示画面に示す、(ハ)テレビ会議画面は一実施例であり4画面のマルチ表示とし「A」「B」「C」「D」の4人参加のTV会議画面であり、TV電話の場合は2画面となる。
会議などで参考資料が必要な場合、受信端末1aより該参考資料の添付データをWebデータ受信部74に送信し、TV会議制御部46はWeb番組として配信する。
【0042】
(VOD[Video On Demand]機能)
VOD制御部495は、データサーバ6に予め登録しているVOD用TV番組及びWeb番組の検索出力機能と、顧客が希望する番組の一時記憶機能を機能を持つ。
VOD制御部495はWeb番組配信制御部41にVOD受付番組の配信指令を出し、顧客は該VOD受付番組を用いて、希望の番組の検索出力機能もしくは受信番組の一時記憶機能を選択操作する、該選択操作データは端末サーバ7を経由してVOD制御部495に入力される。
【0043】
希望番組の検索出力の場合、希望番組データに基づきデータベースサーバ6のTV番組データ61もしくはWeb番組データ63の内、再配信が許可されている番組データのみ検索し、顧客の受信端末1aに返信し、該顧客から確認の操作データを受取り、その旨を顧客管理部52に知らせると共に該当する番組データを読出し、TV番組受信・送出装置9もしくはWeb番組配信制御部41に該番組の送出指令と、該当顧客の受信端末1aに番組受信許可を出す。
番組が有料の場合には、コンテンツ管理サーバ5の課金管理部57を通じてデータベースサーバ6の課金データ691エリアに追加登録する。
VOD番組の送出に際して番組データを高速で読出し、時間軸を1/10〜1/100の圧縮伝送とし、受信端末側1aに内蔵もしくは外付けの大容量記憶装置に一旦記憶した後、低速読出しによりリアルタイムの番組データとすることが出来る。
【0044】
TV番組の一時記憶の場合、VOD制御部495は、受信端末1aより、受信チャンネルを添付した操作データを受付け、データベースサーバ6のTV番組タイムテーブル67を参照して受信中のTV番組を特定し、該番組データを顧客保存データ692エリアに顧客データ、タイトル、日時、チャンネルデータを添付して一時保存する。
顧客保存データの容量は、顧客との個別契約により制限を受け、一杯に成った場合、前の記録に上書きとするか、もしくは利用不可とするかの選択肢が用意されている。
【0045】
(受信端末のリモート制御)
受信端末1a、1a’、1a”の起動・休止、受信Web番組の選択、受信チャンネルの選択、警報音の発呼などをリモート制御する目的で、Web番組制御サーバ4には受信端末制御部49が設けられ。受信端末制御番組は特定のWebチャンネルを通じて常時ホットライン扱いされ、該受信端末1a、1a’、1a”が休眠中で在っても、このチャンネルに起動指令が出されると、受信端末全体もしくは特定区域を起動するシステムがCATV端末装置1内に設置されている。
【0046】
(緊急広報放送)
CATVの地域性を活かした番組として、公共の広報、災害情報及び非難情報、尋ね人情報、防犯情報など地域やグループを特定した番組の配信があり、Web番組サーバ4の広報制御部492は、該番組制作と配信を目的として設けられている。
緊急情報は、各種防災機関、警察や消防、自治体や自治会、各種学校などから、メール、FAX、Webデータなどの形式で受信する。広報番組の形式は予め取り決められテンプレート化されており、受信データを該テンプレートに流込むことより、Web上の広報番組の自動作成と送出制御が行われる。さらに、特定のTV番組のチャンネルを加えてのライブ番組も選択出来る。
【0047】
(緊急広報放送の配信)
緊急広報番組は、特定の地域、グループ、世代などに限定して木目細かに配信するのが最適である。幸いCATV局は、契約者の地域、市町村、丁目、番地、顧客の選択サービス、電話番号、FAX番号、メールアドレスなどの顧客情報を顧客管理データとしてデータサーバ9に登録している。
実際の水害非難命令の番組制作と番組配信の例で、そのフローを説明する。
自治体から河川氾濫の予測に基づく命令の情報が電子メールやFAXにより、Web受信部74及びFAXデータ受信部75が非難情報データを受信すると、該データはWebデータ63エリアおよびFAXデータ69エリアに一旦記憶させると共に広報放送制御部492にも転送される。該広報放送制御部492は、添付データもしくは予め取り決められた条件データをコンテンツ管理サーバ5のグループ管理部54に通知する。グループ管理部54部は、顧客データ69を参照して、送信先の顧客グループを自動作成して、Web番組配信制御部41と受信端末制御部49に通知する。広報放送制御部492は、番組の送出及び受信端末の起動指令を出す。この際、FAX手段やPC電話手段を用いて避難情報を送信することも可能である。
【0048】
(御用聞き機能)
Web番組サーバ4の御用聞き制御部48は、Web配信制御部41に、予め登録した顧客の受信端末1aに向けて、御用聞き番組の送出指令を出す。顧客が商品やサービスの注文操作を行うと、該注文操作データは端末受信サーバ7の操作データ受信部71が受信し、データ判定・振分制御部72は注文データとしてコンテンツ管理サーバ5の受発注管理部56に転送すると共に顧客保存データエリア692に一旦記憶する。受発注管理部56は該注文データを発注先にFAXまたは電子メールで通知すると共に顧客に電子メールで注文請書を発行する。
【0049】
(番組予定表)
Web番組制御サーバ4の番組表作成制御部494は、Web番組の基本画面で番組表ボタンが選択されると、現在視聴中のチャンネルデータが添付された操作データを端末受信サーバ7経由で受け取る。該番組表作成制御部494は、現在時点を起点に少なくても2種類の番組表を作成する。第一の番組表は図3の(2)の(ニ)示す現時点でのチャンネル毎の画像付き番組表、第二の番組予定表は図示していないが、チャンネル毎・時間毎の番組予定表である。
第二の番組予定表の作成機能を説明する。
番組表作成制御部494は、TVタイムテーブル67を参照してTV番組データ61から時間毎の番組タイトルデータ及びタトル画像データを抽出する。これらのデータをテンプレートに流し込み番組予定表番組データが作成され、Web番組データ62エリアに登録されると共にWeb送出制御部51より送出される。
【0050】
(マーケティング制御)
Web番組制御サーバ4のマーケティング制御部47は、マーケティング用のWeb番組を利用して視聴者の反応データを収拾するものである。収拾するマーケティングデータは、アンケートデータ、利用番組データ、画面内の興味箇所のデータ、文書データなど多岐に渡る。
受信端末1aの操作データに基づくデータは、マーケティング制御部47の指示によりデータベースサーバ6のマーケティングデータ693エリアに加算蓄積される。一方利用番組データは、グループ管理部54と受信端末制御部49の隠し機能を利用して単位時間毎の利用番組データを収拾し、所定のフォームで同様マーケティングデータ693アリアに加算蓄積する。
【産業上の利用可能性】
【0051】
以上の説明は、CATVネットワークに新たなサービスの提供をすることが出来るが、さらに、「お喋り広場」「グループ参加型カラオケ」などのサービスが付加される。
【図面の簡単な説明】
【0052】
【図1】 本発明による、WEB番組の配信システムの第一の実施例の基本構成図である。
【図2】 本発明による、WEB番組の配信システムの第二の実施例の詳細システムである。
【図3】 本発明による受信端末部の構成図及び各種表示画面である。
【図4】 従来技術によるCATV番組の配信システム図である。
【符号の説明】
【0053】
L1 CATV回線
L2 構内通信回線
N 公衆回線
1、1’ CATV端末装置
1a、1a’ 受信端末
2 Web番組配信装置
8 内部Webサーバ
9 TV番組受信・送出装置
10 ケーブルモデム
11 Web管理サーバ
3 TV番組配信サーバ
31 TV番組受信制御部
32 TV番組送出制御部
4 Web番組制御サーバ
41 Web番組配信制御部
42 Web番組受信制御部
43 メール制御部
44 PC電話制御部
45 TV電話制御部
46 TV会議制御部
47 マーケティング制御部
48 御用聞き制御部
49 受信端末制御部
491 メール制御部
492 広報放送制御部
493 おしゃべり広場制御部
494 番組表作成制御部
495 VOD制御部
5 コンテンツ管理サーバ
51 Web番組送出制御部
52 顧客データ管理部
53 顧客ログ管理部
54 グループ管理部
55 番組保存制御部
56 受発注管理部
57 課金管理部
58 外部通信制御部
6 データベースサーバ
61 TV番組データ
62 Web番組データ
63 Webデータ
64 AVデータ
65 文字データ
66 FAXデータ
67 TV番組タイムテーブル
68 Web番組タイムテーブル
69 顧客管理データ
691 課金データ
692 顧客保存データ
693 マーケティングデータ
7 端末受信サーバ
71 操作データ受信部
72 データ判定・振分制御部
73 AVデータ受信部
74 Webデータ受信部
75 FAXデータ受信部
100 表示部
101 音声出力部
103 カメラ
104 マイク
105 リモコン
110 チャンネルセレクタ・デコーダ
111 ルータ

【特許請求の範囲】
【請求項1】
セットトップボックスと受信端末とで構成される複数のCATV装置に、CATV回線を経由してテレビ(以下 TV云う)番組を配信するCATVシステムにあって、
複数のTV番組を受信し、所定の送信チャンネルに送出するTV番組受信・送出装置と、
公衆回線を経由して外部のWeb端末との通信制御を行うWeb管理サーバと、
前記TV番組受送出装置からのTV番組データを変調出力すると共に前記Web管理サーバ経由のWebデータを重畳・分離するケーブルモデムと、
前記TV番組受信・送出装置の受信制御を行うTV番組受信制御部と所定のチャンネルに送出制御するTV番組送出制御部とを有するTV番組配信サーバと、Web番組を読出し配信制御するWeb番組配信制御部、Web番組を受信転送するWeb番組受信制御部、メール制御部、PC電話制御部、TV電話制御部などを有するWeb番組制御サーバと、Web番組の送出制御を行うWeb番組送出制御部と顧客の住所、契約ID、他の顧客データを管理する顧客データ管理部と顧客のログイン認証を行う顧客ログ管理部などを有するコンテンツ管理サーバと、前記受信端末の操作データを受信する操作データ受信部と該操作データの種別を判定し所定のサーバへ振分制御するデータ判定・振分制御部などを有する端末受信サーバと、番組名、種別、番組IDなどのTV番組データ、Web番組データ、TV番組タイムテーブル、Web番組タイムテーブルなどを記憶するデータベースサーバとからなるWeb番組配信装置とで構成することを特徴とするCATVにおけるWeb番組の配信システム。
【請求項2】
前記Web番組制御サーバに3台以上の前記CATV端末装置が接続され、画像データ、音声データを合成交換制御するTV会議制御部と、前記コンテンツサーバに複数の顧客のグループ化を管理するグループ管理部とを追加設置すること特徴とする請求項1に記載のCATVにおけるWeb番組の配信システム。
【請求項3】
おしゃべり広場のWeb番組を配信すると共に、
前記Web番組制御サーバに、複数の前記CATV端末装置が接続され、画像データ、音声データを合成交換制御するおしゃべり広場制御部と、前記コンテンツサーバに複数の顧客のグループ化を管理するグループ管理部とを追加設置すること特徴とする請求項1に記載のCATVにおけるWeb番組の配信システム。
【請求項4】
前記コンテンツ管理サーバに、前記受信端末からの注文データを登録すると共に該注文データを所定の契約店に電子メール又はFAX通信にて転送する受発注管理部と、前記Web番組制御サーバに、配信された御用聞き番組に連動して御用聞き制御する御用聞き制御部とを追加設置すること特徴とする請求項1に記載のCATVにおけるWeb番組の配信システム。
【請求項5】
前記Web番組制御サーバに、前記受信端末に、起動及び休止、受信チャンネルの選択、警報の発呼などの制御指令を行う受信端末制御部を追加設置すること特徴とする請求項1に記載のCATVにおけるWeb番組の配信システム。
【請求項6】
手書きメール番組を配信すると共に、
前記Web番組制御サーバに、前記受信端末の手書きパットやマウスなどの操作データをFAXデータとして認識記憶する共に指定の宛て先に画像メール又はFAXとして送信する手書きメール制御部を追加設置すること特徴とする請求項1に記載のCATVにおけるWeb番組の配信システム。
【請求項7】
前記Web番組制御サーバに、災害情報、お知らせ、防犯情報、安否確認などの広報番組を所定の顧客に限定して送出する広報放送制御部を追加設置すること特徴とする請求項1に記載のCATVにおけるWeb番組の配信システム。
【請求項8】
マーケッティング番組を配信すると共に、
前記Web番組制御サーバに、前記受信端末のマーケッテイングデータを収拾するマーケティング制御部を追加設置すること特徴とする請求項1に記載のCATVにおけるWeb番組の配信システム。
【請求項9】
前記Web番組制御サーバに、TV番組の動画像付きの番組予定表若しくは番組リストデータを作成し、Web番組として配信する番組表作成制御部を追加設置すること特徴とする請求項1に記載のCATVにおけるWeb番組の配信システム。
【請求項10】
前記Web番組制御サーバに、前記受信端末から要求されたTV番組を指定のCATVチャンネル若しくはWeb番組として配信するVOD(Video On Demand)制御部を追加設置すること特徴とする請求項1に記載のCATVにおけるWeb番組の配信システム。
【請求項11】
前記コンテンツ管理サーバに、顧客の課金データを管理する課金管理部と、前記受信端末から要求されたTV番組を一時的に記憶する番組保存制御部とを追加設置すること特徴とする請求項1に記載のCATVにおけるWeb番組の配信システム。
【請求項12】
前記端末サーバに、災害警報情報、公共のお知らせ情報、緊急情報、FM緊放送、コマーシャル番組などのWebデータを受信し、Web番組として記憶制御するWebデータ受信部を追加設置すること特徴とする請求項1に記載のCATVにおけるWeb番組の配信システム。
【請求項13】
セットトップボックスと受信端末とで構成される複数のCATV装置に、CATV回線を経由してTV番組を配信するCATVシステムにあって、
複数のTV番組を受信し、所定の送信チャンネルに送出するTV番組受信・送出装置と、
公衆回線を経由して外部のWeb端末との通信制御を行うWeb管理サーバと、
前記TV番組受送出装置からのTV番組データを変調出力すると共に前記Web管理サーバ経由のWebデータを重畳・分離するケーブルモデムと、
前記TV番組受信・送出装置の受信制御を行うTV番組受信制御部と所定のチャンネルに送出制御するTV番組送出制御部とを有するTV番組配信サーバと、Web番組を読出し配信制御するWeb番組配信制御部、Web番組を受信転送するWeb番組受信制御部、メール制御部、PC電話制御部、TV電話制御部などを有するWeb番組制御サーバと、Web番組の送出制御を行うWeb番組送出制御と顧客の住所、契約ID他顧客データを管理する顧客データ管理部と顧客のログイン認証を行う顧客ログ管理部などを有するコンテンツ管理サーバと、前記受信端末の操作データを受信する操作データ受信部と該操作データの種別を判定し所定のサーバへ振分制御するデータ判定・振分制御部などを有する端末受信サーバとからなるWeb番組配信装置、とを用いて、
前記TV番組に連動するWeb番組は、該TV番組の番組コードとタイムテーブルに沿って制作登録され、画面の一部を操作ボタンにとする場合は、クリティカルマップデータや操作ボタンデータなどを挿入して前記データサーバに記憶登録され、該TV番組は前記データサーバに予め登録されたTV番組タイムテーブルに沿ってTV番組受信・送出装置より送出され、バーナ広告、操作画面、お知らせなどのWeb番組は、一般的に前記データサーバに予め登録されたWeb番組タイムテーブルに沿って送出され、前記TV番組に連動するWeb番組は、前記TV番組のタイムテーブルに同期して送出されることを特徴とするCATVにおけるWeb番組の配信方法。
【請求項14】
前記端末受信サーバの操作データ受信部は、前記受信端末よりの操作データを受信し、前記データ判定・振分制御部は、受信端末に配信されているWeb番組を参照して該受信データの種別を判定すると共に該データを振分けて転送することを特徴とする請求項13に記載のCATVにおけるWeb番組の配信方法。
【請求項15】
前記コンテンツ管理サーバに、番組保存制御部を設け、顧客が希望するTV番組データを、前記データベースサーバに設置された顧客保存データエリアに保存すると共に前記Web番組制御サーバに追加設置されたVOD制御部は、該顧客保存データのWeb番組として送出することを特徴とする請求項13に記載のCATVにおけるWeb番組の配信方法。
【請求項16】
前記Web番組制御サーバの受信端末制御部は、前記データベースサーバに予め登録された顧客又はグループの受信端末の制御機能を有し、災害警報情報、緊急お知らせ情報、緊急情報、FM緊放送、コマーシャル番組などのWeb番組を送出に際して番組ごとに設定されたグループの受信端末の起動及び休止、受信チャンネルの選択などの制御を行うことを特徴とする請求項13に記載のCATVにおけるWeb番組の配信方法。
【請求項17】
前記端末受信サーバのWebデータ受信部が外部Webサーバより緊急情報のWebデータを受信すると、該Webデータは前記データサーバに記憶登録されると共に、広報放送制御部は予め登録されたグループの受信端末にWeb番組を送出し、番組ごとに設定されたグループの受信端末の起動、受信チャンネルの選択などの制御を行うことを特徴とする請求項13に記載のCATVにおけるWeb番組の配信方法。
【請求項18】
前記Web番組送出制御部は、TV電話、TV会議などの操作画面のWeb番組を送出し、該操作画面が操作されると、操作データは前記操作データ受信部を経由してTV電話制御部又はTV会議制御部に転送され、該両制御部は画像データ及び音声データをAVデータ受信部、若しくはWebデー受信部を経由して受信し、これらの画像データ及び音声データは合成され、Webデータとして送出されることを特徴とする請求項13に記載のCATVにおけるWeb番組の配信方法。
【請求項19】
前記Web番組制御サーバの御用聞き制御部は、御用聞き番組を受信している受信端末からの注文データを受けると、該注文データはデータベースサーバに仮登録され、受発注管理部は、該当商品の取り扱い先のデータベースを参照し、該注文データを電子メール又はFAX手段を用いて送信するることを特徴とする請求項13に記載のCATVにおけるWeb番組の配信方法。
【請求項20】
前記Web番組制御サーバの番組表作成制御部は、前記データベースサーバに登録しているTV番組データ及びTV番組タイムテーブルを用いて予定番組表の番組を作成し、Webデータとして登録することを特徴とする請求項13に記載のCATVにおけるWeb番組の配信方法。
【請求項21】
前記コンテンツ管理サーバのWeb番組送出制御部は、マーケティング用Web番組を配信し、前記受信端末が操作されると操作データが返信され、前記端末受信サーバのデータ判定・振分制御部は、受信した該操作データを前記データベースサーバのマーケティグデータエリアに所定の形式で登録することを特徴とする請求項13に記載のCATVにおけるWeb番組の配信方法。
【請求項22】
前記Web番組制御サーバのVOD制御部は、前記受信端末からの送信請求のTV番組若しくは顧客保存データ検索し、コンテンツ管理サーバのWeb番組送出制御部に送出指令を出す、該Web番組送出制御部は、該当番組をリアルタイム又は時間軸圧縮データとして前記受信端末宛に送出することを特徴とする請求項13に記載のCATVにおけるWeb番組の配信方法。
【請求項23】
前記TV番組配信サーバのTV番組送出制御部は、送出チャンネルを指定し、該当番組をリアルタイム又は時間軸圧縮データ形式として送出する指令を出すことを特徴とする請求項13に記載のCATVにおけるWeb番組の配信方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【公開番号】特開2007−37070(P2007−37070A)
【公開日】平成19年2月8日(2007.2.8)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2005−237968(P2005−237968)
【出願日】平成17年7月25日(2005.7.25)
【出願人】(505023261)日本テクト株式会社 (5)
【Fターム(参考)】