説明

CD127結合タンパク質

ヒトIL−7受容体(CD127)に結合する抗原結合タンパク質を提供する。前記抗原結合タンパク質は、典型的に抗体であり、ヒトの疾患又は障害、特に多発性硬化症等の自己免疫疾患の治療において有用である。


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【特許請求の範囲】
【請求項1】
以下の相補性決定領域:
(i)配列番号2に記載のCDRH1、
(ii)配列番号3に記載のCDRH2、
(iii)配列番号4に記載のCDRH3又は配列番号132〜137のいずれかに記載のCDRH3
のうちの1つ、2つ、又は3つを含む重鎖可変領域を含んでなるヒト化抗体であって、
前記抗体は、(Kabatに従って番号付けされる)重鎖可変領域の位置66におけるリシン残基、位置69におけるロイシン残基、又は位置71におけるバリン残基のうちの少なくとも1つを更に含んでなる、前記ヒト化抗体。
【請求項2】
前記抗体が、重鎖可変領域の位置69にロイシン残基を含んでなる、請求項1に記載の抗体。
【請求項3】
配列番号2に記載のCDRH1、配列番号3に記載のCDRH2、及び配列番号4に記載のCDRH3を含む重鎖可変領域を含んでなる、請求項1又は2に記載の抗体。
【請求項4】
配列番号2に記載のCDRH1と、配列番号3に記載のCDRH2と、配列番号132、133、134、135、136、又は137からなる群より選択される配列を有するCDRH3とを含む重鎖可変領域を含んでなる、請求項1又は2に記載の抗体。
【請求項5】
配列番号10、11、12、13、14、15、16、17、121、123、125、127、129、又は131からなる群より選択される配列を有する重鎖可変領域を含んでなる、請求項1に記載の抗体。
【請求項6】
配列番号13の重鎖可変領域(1A11.H3 V)を含んでなる、請求項5に記載の抗体。
【請求項7】
配列番号114又は配列番号118の重鎖を含んでなる、請求項1〜6のいずれか1項に記載の抗体。
【請求項8】
配列番号121又は配列番号123の重鎖可変領域を含んでなる、請求項5に記載の抗体。
【請求項9】
以下の相補性決定領域:
(iv)配列番号5に記載のCDRL1、
(iv)配列番号6に記載のCDRL2、
(v)配列番号7に記載のCDRL3
のうちの1つ、2つ、又は3つを含む軽鎖可変領域を更に含んでなる、請求項1〜8のいずれか1項に記載の抗体。
【請求項10】
軽鎖可変領域が、(Kabatに従って番号付けされる)軽鎖可変領域の位置45におけるリシン残基、位置46におけるプロリン残基、位置47におけるトリプトファン残基、位置58におけるバリン残基、位置60におけるバリン残基、位置70におけるセリン残基、及び位置71におけるチロシン残基からなる群より選択される少なくとも1つの残基を更に含んでなる、請求項9に記載の抗体。
【請求項11】
以下の相補性決定領域:
(i)配列番号2に記載のCDRH1、
(ii)配列番号3に記載のCDRH2、
(iii)配列番号4に記載のCDRH3又は配列番号132〜137のいずれかに記載のCDRH3
を含む重鎖可変ドメインと、
以下の相補性決定領域:
(iv)配列番号5に記載のCDRL1、
(v)配列番号6に記載のCDRL2、
(vi)配列番号7に記載のCDRL3
を含む軽鎖可変ドメインと、
を含んでなり、
重鎖可変領域の位置69におけるロイシン残基及び軽鎖可変領域の位置46におけるプロリン残基を更に含んでなる、請求項1〜10のいずれか1項に記載の抗体。
【請求項12】
配列番号22の軽鎖可変領域を含んでなる、請求項1〜11のいずれか1項に記載の抗体。
【請求項13】
配列番号115の軽鎖を含んでなる、請求項1〜12のいずれか1項に記載の抗体。
【請求項14】
前記抗体が、配列番号13に記載の重鎖可変領域と配列番号22に記載の軽鎖可変領域とを含んでなる、請求項1に記載の抗体。
【請求項15】
以下の相補性決定領域:
(i)配列番号2に記載のCDRH1又はその変異体CDR、
(ii)配列番号3に記載のCDRH2又はその変異体CDR、
(iii)配列番号4に記載のCDRH3又はその変異体CDRあるいは配列番号132〜137のいずれかに記載のCDRH3、
(iv)配列番号5に記載のCDRL1又はその変異体CDR、
(v)配列番号6に記載のCDRL2又はその変異体CDR、
(vi)配列番号7に記載のCDRL3又はその変異体CDR
のうちの1以上を含んでなる抗原結合タンパク質であって、
前記CDRのうちの少なくとも1つが変異体CDRであるか、又はCDRH3が配列番号132〜137に記載の配列を有し、且つCD127に結合することができる、前記抗原結合タンパク質。
【請求項16】
以下の相補性決定領域:
(i)配列番号2に記載のCDRH1、
(ii)配列番号3に記載のCDRH2、
(iii)配列番号132〜137のいずれかに記載のCDRH3、
(iv)配列番号5に記載のCDRL1、
(v)配列番号6に記載のCDRL2、
(vi)配列番号7に記載のCDRL3
を含んでなる、請求項15に記載の抗原結合タンパク質。
【請求項17】
配列番号22の軽鎖可変領域を含んでなる、請求項15又は16に記載の抗原結合タンパク質。
【請求項18】
重鎖中に1以上の置換を有する配列番号13の重鎖可変領域を含んでなり、前記置換がN98D、N98E、F100bE、F100bH、F100bI、及びF100bVからなる群より選択される、請求項15、16、又は17に記載の抗原結合タンパク質。
【請求項19】
配列番号121、123、125、127、129、及び131からなる群より選択される重鎖可変領域を含んでなる、請求項15、16、又は17に記載の抗原結合タンパク質。
【請求項20】
配列番号13に記載の重鎖可変領域と配列番号22に記載の軽鎖可変領域とを含んでなる抗原結合タンパク質。
【請求項21】
配列番号114又は配列番号118に記載の重鎖と配列番号115に記載の軽鎖とを含んでなる、請求項20に記載の抗原結合タンパク質。
【請求項22】
請求項1〜20のいずれか1項に記載の抗体又は抗原結合タンパク質をコードする核酸分子。
【請求項23】
請求項22に記載の核酸分子を含んでなる発現ベクター。
【請求項24】
請求項23に記載の発現ベクターを含んでなる組換え宿主細胞。
【請求項25】
請求項24に記載の宿主細胞により発現される抗体又は抗原結合タンパク質。
【請求項26】
培地中で請求項24に記載の宿主細胞を培養して抗原結合タンパク質を産生させる工程と、前記培地から前記抗原結合タンパク質を単離又は精製する工程とを含んでなる、抗原結合タンパク質を製造する方法。
【請求項27】
前記培養工程が、宿主細胞から抗体又は抗原結合タンパク質を発現させ、前記細胞から前記抗体を分泌させるのを促す条件下で実施される、請求項26に記載の方法。
【請求項28】
請求項1〜20のいずれか1項に記載の抗原結合タンパク質と、薬学上許容される担体又は賦形剤とを含んでなる医薬組成物。
【請求項29】
請求項1〜20のいずれか1項に記載の抗原結合タンパク質を自己免疫疾患又は炎症性疾患に罹患している被験体に投与する工程を含んでなる、自己免疫疾患又は炎症性疾患に罹患している被験体を治療する方法。
【請求項30】
前記自己免疫疾患又は炎症性疾患が多発性硬化症である、請求項29に記載の方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【公表番号】特表2013−517799(P2013−517799A)
【公表日】平成25年5月20日(2013.5.20)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2012−551247(P2012−551247)
【出願日】平成23年1月26日(2011.1.26)
【国際出願番号】PCT/US2011/022507
【国際公開番号】WO2011/094259
【国際公開日】平成23年8月4日(2011.8.4)
【出願人】(397009934)グラクソ グループ リミテッド (832)
【氏名又は名称原語表記】GLAXO GROUP LIMITED
【住所又は居所原語表記】Glaxo Wellcome House,Berkeley Avenue Greenford,Middlesex UB6 0NN,Great Britain
【Fターム(参考)】