説明

GUI制御を伴うワイヤレスハンドヘルド装置及び方法

装置ハウジングと、ショートレンジワイヤレス送信器のようなワイヤレス送信器と、ローカルディスプレイと、例えば、表面又は他の基準点に対するハウジングの移動を検出して、グラフィックユーザインターフェイス制御情報を出力し、ワイヤレス送信器によって外部装置へ送信するように動作するハウジング移動検出器と、を備えたワイヤレスハンドヘルド装置が開示される。一実施形態では、ワイヤレスポインティング装置は、ワイヤレスハンドヘルド装置、例えば、セルラー電話、e−メール装置等のワイヤレスハンドヘルド装置に作動的に結合され、ワイヤレスハンドヘルド装置は、カーソルの移動、メニュー識別、メニュー選択等のグラフィックユーザインターフェイスをリモート制御するためのショートレンジワイヤレス送信器及び/又はトランシーバを含む。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、一般に、ワイヤレスマウスのようなワイヤレスポインティング装置に係り、より詳細には、1つ以上のワイヤレスポインティング装置を使用して、ディスプレイ上のグラフィックユーザインターフェイス(GUI)を制御するワイヤレスハンドヘルド装置に係る。
【背景技術】
【0002】
例えば、テーブルのような表面上でのワイヤレスマウスの移動を感知し、そしてカーソル位置情報又はメニュー選択情報のようなポインティング装置制御情報をラップトップ装置又は他の装置におけるショートレンジワイヤレス受信器へワイヤレス通信する光学的又は赤外線センサを使用するワイヤレスマウスが知られている。このようなワイヤレスマウスは、多数の効果を発揮するが、バッテリ電力を使い切ってしまう。この装置は、次いで、USBポートを経てラップトップ装置で再充電するか、或いはACウォールソケット又は他の適当な電源を経て再充電することができる。
【0003】
セルラー電話や、e−メール及びインターネットアクセスのような他の機能と組み合わされたセルラー電話のようなワイヤレスハンドヘルド装置も知られている(例えば、Blackberry(登録商標)型の装置又は他の適当な装置)。このような装置は、ユーザに情報を表示するためのディスプレイを使用すると共に、マウス又はトラックホイールのようなポインティング装置も使用し、これは、ローカルディスプレイにおけるカーソル移動及び/又はメニュー選択を制御するような、グラフィックユーザインターフェイスの制御に使用される。このような装置は、タッチパッドや、トラッキングホイールや、他の従来のマウスのようなポインティング装置を使用することができ、タッチパッドに対するユーザのフィンガーの移動、又はハンドヘルド装置のハウジングの固定点に対するトラッキングホイールの移動を検出する。しかしながら、このようなローカルポインティング装置は、典型的に、リモート装置のGUIを制御しない。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ワイヤレスハンドヘルド装置に結合されるか又はそれと一体化されて、ワイヤレスポインティング装置のための付加的なバッテリ電力を受け取り、及び/又はハンドヘルド装置に対して外部装置のGUI制御を与えるようなワイヤレスポインティング装置をもつことが望まれる。
【課題を解決するための手段】
【0005】
簡単に述べると、装置ハウジングと、ショートレンジワイヤレス送信器のようなワイヤレス送信器と、ローカルディスプレイと、例えば、表面又は他の基準点に対するハウジングの移動を検出し、そしてグラフィックユーザインターフェイス制御情報を出力して、ワイヤレス送信器によって外部装置へ送信するためのハウジング移動検出器(ポインティング装置とも称される)とを備えたワイヤレスハンドヘルド装置が開示される。一実施形態では、ハウジング移動検出器のハウジング構造体は、ワイヤレスハンドヘルド装置、例えば、セルラー電話、e−メール装置、パーソナルデジタルアシスタント、デジタルオーディオ再生装置、デジタルビデオ再生装置、又は他の適当なワイヤレスハンドヘルド装置に接続するようにされ、前記他のワイヤレスハンドヘルド装置は、カーソル(例えば、矢印又は線)の移動、メニュー識別、メニュー選択、アイコン選択、又は外部装置のための他の既知のGUIオペレーションのようなグラフィックユーザインターフェイスをリモート制御するためのショートレンジワイヤレス送信器及び/又はトランシーバを含む。この構造のハウジング移動検出器は、ワイヤレスハンドヘルド装置のバッテリ電力を唯一の電源として又は補助電源として使用する。
【0006】
別の実施形態では、ワイヤレスセルラー電話がハウジング移動検出器と一体化され、そしてグラフィックユーザインターフェイス制御情報、例えば、カーソル位置情報、メニュー/アイコン選択情報、又は他のグラフィックユーザインターフェイス制御情報を、ショートレンジワイヤレス送信器を経て、外部(即ち、リモート)装置、例えば、ラップトップコンピュータ、デスクトップコンピュータ、リモートディスプレイ、他のワイヤレスハンドヘルド装置、又は他の適当な外部装置へ通信する。一実施形態では、セルラー電話(即ち、ハウジング)が移動すると、例えば、カーソルを有するディスプレイを含むリモート装置においてカーソル及び選択オペレーションを制御するためのグラフィックユーザインターフェイス制御情報をワイヤレスマウスが通信するようにさせる。
【0007】
ハウジング移動検出器は、ワイヤレスハンドヘルド装置と一体化されてもよいし、或いは、例えば、ハウジング移動検出器のバッテリ電力を得るためにワイヤレスハンドヘルド装置の装置コネクタに結合されるコネクタを含むアタッチメントであってもよい。又、ハウジング移動検出器は、例えば、バッテリ電力を得るためにワイヤレスハンドヘルド装置のコネクタにも接続されるそれ自身のバッテリを含んでもよいし含まなくてもよい光学的(例えば、可視又は赤外線)ワイヤレスポインティング装置でよい。従って、ワイヤレスポインティング装置は、ショートレンジ送信器を伴うセルラー電話のようなワイヤレスハンドヘルド装置を、外部装置のための一時的なワイヤレスマウスへ変換することができる。又、セルラー電話のハウジングは、ワイヤレスポインティング装置を保持するか又はそれに取り付けられるので、ワイヤレスマウスのための一形式のハウジングとしても働く。又、ハウジング移動検出器は、非赤外線センサ(例えば、可視光線又は機械的)でもよい。
【0008】
又、ハウジング移動検出器は、1つ以上の選択ボタンを含む構造も備え、ワイヤレスで出力されるグラフィックユーザインターフェイス制御情報が、例えば、1クリック又は2クリック選択ボタンオペレーションを与えるための選択情報を包含できるようにする。例えば、ワイヤレスハンドヘルド装置に取り付ける付加的なキーをハウジング移動検出器の構造に組み込むことができる。別の実施形態では、ワイヤレスハウジング移動検出器は、ワイヤレスハンドヘルド装置内に組み込まれ、そしてワイヤレスハンドヘルド装置のキーパッドボタン又は他のボタンは、ハウジング移動検出器で外部装置のカーソル制御又はメニュー選択を制御するためのマウス制御ボタンとして使用される。
【0009】
ワイヤレス外部(即ち、リモート)装置は、それに対応するワイヤレスショートレンジ受信器を備え、この受信器は、グラフィックユーザインターフェイス制御情報を受け取って、ワイヤレスリモート装置に配置されたようなディスプレイで見ることのできるカーソル/メニュー、アイコン又は他のGUI機能を、ワイヤレスハンドヘルド装置のハウジング移動検出器により送信されるグラフィックユーザインターフェイス制御情報を使用して制御する。従って、他の効果の中でも、一形式のショートレンジワイヤレスイネーブル型セルラー電話マウス又は他の装置マウスは、ユーザが、彼らのワイヤレスハンドヘルド装置を、他のショートレンジワイヤレス適合外部装置、例えば、ラップトップ又はデスクトップコンピュータ或いは他の適当な装置と共に、マウス又はGUI制御装置として容易に使用できるようにする。当業者であれば、他の効果も認識されよう。
【0010】
又、ハンドヘルド装置のバッテリからワイヤレスポインティング装置の電力を得、ワイヤレスポインティング装置によりハンドヘルド装置の動きを検出し、そしてハンドヘルド装置から離れた装置へグラフィックユーザインターフェイス制御情報をワイヤレスに送信することを含む方法も開示される。
【0011】
別の実施形態では、ローカルディスプレイのためのワイヤレスポインティング装置を既に含むハンドヘルド装置は、ワイヤレスポインティング装置も備え、そしてワイヤレスハンドヘルド装置をリモートマウスモードから非リモートマウスモードへスイッチングできるようにして、ハンドヘルド装置が一形式のリモートワイヤレスマウスとして動作できるようにするか、又はリモートワイヤレスマウスを実際上ディスエイブルして、装置が従来モードで動作できるようにするロジックが含まれる。ここで使用する「マウス」とは、2Dカーソル位置情報であるか3Dカーソル位置情報であるかに関わらずGUI制御情報、メニュー位置又はハイライト情報、メニュー又はアイコン選択情報(例えば、1クリック又は多クリック情報)、或いは他の適当なGUI制御情報を与える構造体を指す。
【0012】
本発明は、同様の要素が同じ参照番号で示された添付図面に一例として示されるが、これに限定されない。
【発明を実施するための最良の形態】
【0013】
図1は、ショートレンジワイヤレス通信リンクを経て外部装置102とワイヤレス通信するワイヤレスハンドヘルド装置100の一実施例を示すブロック図である。説明上、このショートレンジワイヤレス通信リンクは、0ないし100メーターの範囲のショートレンジリンクとして説明され、例えば、Bluetooth(登録商標)技術とも称されるIEEE802.11ベース技術のような技術を組み込んでもよいし、或いは必要に応じて適当な高周波又は光学的ショートレンジ通信リンクを組み込んでもよい。ワイヤレスハンドヘルド装置は、任意の適当なワイヤレスハンドヘルド装置でよく、ワイヤレスセルラー電話(クラムシェルハウジング又は他の構成)、パーソナルデジタルアシスタント、インターネットに接続されるインターネット機器、デジタルオーディオ再生装置(iPod(登録商標)装置のような)、デジタルビデオ再生装置(DVDプレーヤを有する装置のような)、電子メール通信装置、又はその適当な組み合わせ、或いは任意の適当な機能を有する他の適当なワイヤレスハンドヘルド装置を含むが、これらに限定されない。ワイヤレスハンドヘルド装置は、ハウジング104を備え、その中に次のものを含むか又は次のものが取り付けられている。ローカルディスプレイ106、処理ロジック108、ショートレンジワイヤレス送信器110、及びハウジング移動検出器112。説明上、ワイヤレス送信器110は、Bluetooth(登録商標)形式のワイヤレス送信器と称され、アンテナ114を含むが、ワイヤレス送信器110は、赤外線送信器でもよいし、又は他の適当なワイヤレス送信器でもよい。更に、ここで使用する「送信器」という語は、必要に応じて、両方向通信を与えるための受信器も含む。ワイヤレスハンドヘルド装置内のコンポーネントは、従来の仕方で直接的又は間接的にハウジングに結合される。
【0014】
処理ロジック108は、必要に応じて、ローカルディスプレイ106、ハウジング移動検出器112及びワイヤレス送信器110に作動的に結合され、適当な制御情報及び表示情報を与える。又、ワイヤレスハンドヘルド装置100は、電源ロジック(図示せず)、ハウジング移動検出器112、及びワイヤレスハンドヘルド装置内の他のコンポーネントに適当な電力を供給するバッテリ132も備えている。
【0015】
この例では、処理ロジック108は、この技術で知られたようにディスプレイに表示される表示情報を、適当な通信リンク116を経て与える。又、処理ロジック108は、アクチベーション又はデアクチベーション情報のような制御情報を、適当な通信リンク118を経てハウジング移動検出器112へ与えることができる。処理ロジック108は、例えば、マイクロプロセッサ、マイクロコントローラ、デジタル信号プロセッサ、又は他の適当なロジックのような1つ以上のデジタル処理装置でよく、該他の適当なロジックとしては、状態マシン、プロセッサをここに述べるように動作させる実行可能なインストラクションを実行する他の処理装置、又は個別ロジック、或いはハードウェア、ソフトウェア及びファームウェアの適当な組み合わせを含むが、これらに限定されない。それ故、処理ロジック108は、必要に応じて単一又は複数の処理装置及び/又は個別ロジック、或いはハードウェア及びソフトウェアの適当な組み合わせを含んでもよい。
【0016】
ハウジング移動検出器112は、従来のグラフィックユーザインターフェイス制御情報120を出力し、これは、ワイヤレス送信器110によりワイヤレスリモート装置102のような外部装置に送信される。ハウジング移動検出器112は、ユーザがスクリーン上のポインタを移動させ、スクリーン上のアイテムをスクロールし、又は他の従来のGUIオペレーションを行うことができるようにする。ハウジング移動検出器112は、例えば、従来のワイヤレスマウス装置に見られる従来の光学的又は赤外線検出器及びそれに対応する処理回路を備え、表面又は他の基準点に対する移動を検出するようにハウジングに適当に結合される。又、ハウジング移動検出器112は、このハウジング移動検出器をハンドヘルド装置に取り付けできるか又は一体化できるかに基づき、共有キーパッドによるか、専用ボタンによるか、又は他の選択メカニズムによる対応選択ボタンも含む。グラフィックユーザインターフェイス制御情報120は、これに限定されないが、表示スクリーンメニューハイライト動作、選択動作、又はこの技術で知られた他の適当なGUI制御動作のような、グラフィックユーザインターフェイスを制御する情報を含むことができる。例えば、矢印のような従来のカーソルを使用しない外部装置は、ユーザにより選択されるメニュー又はアイコンを必要に応じてハイライトするメニューベースGUIを使用するだけである。従って、グラフィックユーザインターフェイス制御情報120は、ユーザがグラフィックユーザインターフェイスを通してナビゲートしてリモート装置において適当な選択を行えるようにする情報を含む。従って、この例では、カーソル126が外部装置102のGUIにより使用される場合に、グラフィックユーザインターフェイス制御情報120は、カーソル126の移動を許す位置情報と、それに対応する選択情報とを含み、この選択情報は、例えば、ユーザインターフェイスを通して識別される所与のオペレーションを選択するための従来の単一クリック又はダブルクリックオペレーションに対応する。又、リモート装置102は、送信されたグラフィックユーザインターフェイス制御情報120を受信するためのワイヤレス受信器128を含むものとして示されているが、単に、リモートディスプレイを含まない中間装置でもよいことが明らかである。むしろ、グラフィックユーザインターフェイス制御情報120は、この中間装置により、GUIを表示するリモートディスプレイを有する装置へ再送信される。更に、説明上、この実施形態では、ワイヤレスリモート装置102は、例えば、ディスプレイ130をもつリモートラップトップコンピュータでよく、又、このワイヤレスリモート装置102のディスプレイ130上の視覚ポインタ又はカーソル126を制御するためのショートレンジワイヤレス送信グラフィックユーザインターフェイス制御情報120を受信できる対応するショートレンジワイヤレス受信器128を備えてもよい。又、ワイヤレスリモート装置102は、ワイヤレス受信器をもつHDTVディスプレイ、プロジェクタ、又はショートレンジ送信器をもつ他のディスプレイでもよいし、或いは例えば、ラップトップコンピュータ又はデスクトップコンピュータでもよい。又、リモート装置102は、ワイヤレス受信されたグラフィックユーザインターフェイス制御情報120を適当に処理してカーソル126をこの技術で知られたように制御できるようにする他の処理回路(図示せず)も含むことが明らかである。
【0017】
図2は、例えば、図1のワイヤレスハンドヘルド装置104又は他の適当な装置により実行されるリモート装置のためのグラフィックユーザインターフェイス制御情報を与える方法の一例を示すフローチャートである。ブロック200に示されたように、この方法は、ハンドヘルド装置のバッテリからハウジング移動検出器の電力を得ることを含む。これは、例えば、コネクタ(図4−6を参照して以下に述べる)を通して行うこともできるし、或いはワイヤレスハンドヘルド装置内のワイヤード接続又は他の適当なメカニズムを通して行うこともできる。ブロック202に示すように、この方法は、ハウジング移動検出器によりハンドヘルド装置の移動を検出し、そしてハウジング移動検出器から、ハンドヘルド装置から離れた装置へグラフィックユーザインターフェイス制御情報120をワイヤレス送信することを含む。グラフィックユーザインターフェイス制御情報120は、例えば、上述したように、グラフィックユーザインターフェイス制御情報(例えば、x、y、z移動及びボタン選択)と、カーソルのx、y移動とを含む。例えば、ワイヤレスハンドヘルド装置104がフラットな表面にわたって移動されるときには、ハウジング移動検出器112は、フラットな表面に対するハウジングの移動を検出し、そしてグラフィックユーザインターフェイス制御情報120を発生し、これは、リモート装置へショートレンジワイヤレス送信するために、必要に応じて、他の回路を通して、ワイヤレス送信器110へ通信される。次いで、リモート装置は、グラフィックユーザインターフェイス制御情報120を受信し、そしてリモート装置におけるグラフィックユーザインターフェイス、例えば、カーソルの移動、ディスプレイにおけるアイコン又はメニューの選択、アイコン又はメニューのハイライト動作、プルダウンメニューのアクチベーション、又はこの技術で知られた他のグラフィックユーザインターフェイスオペレーション、を適当に制御する。ハウジング移動検出器112は、例えば、ワイヤレスハンドヘルド装置104のローカルディスプレイ及び/又は他の処理ロジックを付勢するのにも使用されるバッテリからそのバッテリ電力を得る。
【0018】
図3は、ハンドヘルド装置、例えば、セルラー電話のようなワイヤレスハンドヘルド装置(これに限定されないが)に取り付けて、実際上セルラー電話をワイヤレスポインティング装置へ転換する個別のアタッチメント装置として設計されたワイヤレスポインティング装置300の一例を示すブロック図である。このワイヤレスポインティング装置300は、ハンドヘルド装置を保持するための構造体302を含む。この構造体302は、そのベース部分304に装置移動検出器112のような移動検出器を備え、グラフィックユーザインターフェイス制御情報120を与えるように動作する。ベース部分304は、例えば、フラットにされ、移動検出器112がフラットな表面に対する移動を検出できるようにする。又、ワイヤレスポインティング装置300は、コネクタ306も備え、これは、ハンドヘルド装置の対応コネクタと電気的に且つ望ましくは機械的に係合されて、ポインティング装置300がハンドヘルド装置からバッテリ電力を得られるようにする。
【0019】
例えば、図4に示すように、ハンドヘルド装置400は、ポインティング装置300によって接続され支持されて示されている。ハンドヘルド装置400は、対応コネクタ402を有し、これは、構造体302のコネクタ306に係合されて、ポインティング装置300との電気的接続をなし、ポインティング装置300は、バッテリ電源を含むだけでなく、ポインティング装置300からハンドヘルド装置400へグラフィックユーザインターフェイス制御情報120を与えるための通信リンクを形成し、ハンドヘルド装置400が、それ自身のショートレンジワイヤレス送信器を経てGUI制御情報120を別の外部装置へワイヤレス送信できるようにする。或いは又、ポインティング装置300は、例えば、ハンドヘルド装置がショートレンジワイヤレス送信器を有していない場合に、ショートレンジワイヤレス送信器を内蔵してもよい。しかしながら、多くのワイヤレスハンドヘルド装置400は、Bluetooth(登録商標)型のショートレンジ送信器を既に含んでいるので、ポインティング装置300は、複雑さ及びコストを減少するこの既存のハードウェアの利点を取り込むことができる。
【0020】
図3ないし図5を参照すれば、ここに例示する構造体302は、移動検出器112を含むベース部分304に加えて、複数の側壁308、309、310、311と、コネクタ306を含む端壁312とを備えている。しかしながら、コネクタ306は、それが適する場所に配置されてもよいことが明らかであろう。側壁は、ベース部分304に動作上関連し、ハンドヘルド装置400に係合される。側壁308−311、この例では、端壁312が、ベース部分304と一体的に形成されてもよい。ベース部分304、側壁308−311及び端壁312は、プラスチックのような適当な材料で作ることができる。しかしながら、これらの壁は、ベースにスナップ嵌合、スクリューイン、のり付け、又は適当な形態で固定されることが明らかである。ここで使用する「係合」とは、単に、ある仕方で保持することを意味する。機械的なメカニズムを必要とするのは、コネクタ306とコネクタ402との間の接続だけであるが、側壁308、310、309、及び311は、必要に応じて、適度な量の保持を与えることが明らかである。例えば、側壁308−311は、ハンドヘルド装置400と摩擦係合するように構成されてもよいし、或いはハンドヘルド装置に対応するくぼみがあり、側壁308−311に対応する突起があって、側壁を装置に機械的に係合してもよい。しかしながら、いかなる適当な構成を使用してもよいと共に、いかなる適当な設計のベース、側壁及び端壁を使用してもよいことが明らかであろう。設計によっては、端壁は不要であることも明らかであろう。
【0021】
又、構造体302は、フリップアーム320も含み、これは、この例では、ヒンジメカニズム322の周りで枢軸回転し、フリップアーム320をフリップアップして、ハンドヘルド装置400をその通常モードで使用できるようにし、フリップアームがハンドヘルド装置のスクリーン404をカバーしないようにする。又、フリップアーム320は、選択ボタン322も含み、これは、従来のマウス装置に見られる選択ボタンとして働き、1クリック、2クリック又は多クリック選択機能を与える。選択ボタン322は、ハウジング移動検出器112に関連したGUI制御情報を、コネクタ306及び402を経てハンドヘルド装置400に与える。必要に応じて、フリップアームには2つ以上の選択ボタンが設けられてもよい。又、必要に応じて適当なピボット方向に適当なピボットメカニズムを使用してもよいし、或いはハンドヘルド装置をポインティング装置302へ適当にスライドできる場合には、ピボットメカニズムを使用する必要がないことも明らかであろう。
【0022】
ハンドヘルド装置400を保持するポインティング装置300の平面図である図5を参照すれば、側壁308−311の各々は、ハンドヘルド装置400を位置保持するために内方に延びる壁部分500−506を含む。しかしながら、対向する側壁308及び309又は全部より少ない側壁だけが、内方に延びる部分504を含むことができ、且つ他の適当な構成を使用して、ハンドヘルド装置400をポインティング装置300との適切な位置に適当に保持できることが明らかであろう。又、側壁の長さ及び形式は、ハンドヘルド装置をポインティング装置300との適切な関連で保持するに充分な適当な長さでよい。ポインティング装置300は、それ自身のバッテリ(1つ又は複数)を含み、そしてコネクタ306は、搭載バッテリが低レベルであるときに必要に応じて付加的な電力を供給できることが明らかであろう。
【0023】
図6、7及び8は、ワイヤレスハンドヘルド装置が移動検出器112を使用する別の実施形態を示すもので、個別のポインティング装置がハンドヘルド装置へのアタッチメントとして構成された図3−5に示す構成とは対照的である。この例では、従来の機能、及びユーザインターフェイス構造体、例えば、キーパッド、仮想キーパッドとして働くディスプレイ、又は他の適当なユーザインターフェイスメカニズムに加えて、ワイヤレスハンドヘルド装置600が、この例では、例えば、ハウジング移動検出器112を伴うセルラー電話として示されており、ディスプレイ404、キーパッド601及び付加的な制御キー602を備えている。この技術で知られたように、これら制御キー602は、通常、装置のための種々のオペレーションに使用され、そして音量制御、住所録選択、及び他の適当な機能のような異なる機能を遂行するのに使用できる。それらは、又、例えば、ユーザがディスプレイ404に表示されるアイテムをアップ方向及びダウン方向にスクロールしそして選択できるようにするグラフィックユーザインターフェイス制御ボタンとして使用されてもよい。一実施形態では、既存の制御キー602又は付加的な制御キーは、ハウジング移動検出器112により与えられるグラフィックユーザインターフェイス制御情報120を送信するマウスモードと、グラフィックユーザインターフェイス制御情報120のワイヤレス送信を許さない非マウスモードとの間をユーザがスイッチできるように動作するホットキーとして使用される。例えば、非マウスモードは、ワイヤレス送信器110を通してグラフィックユーザインターフェイス制御情報120を出力しない装置600のセルラー電話モード、ビデオ再生モード、オーディオ再生モード、又は他の適当な動作モードを含む。
【0024】
上述したように、制御キー602は、この技術で知られたようにローカルディスプレイ404のためのグラフィックユーザインターフェイス制御情報を与えるように結合されるGUIナビゲーションボタンとして働くことができる。しかしながら、更に、装置600は、ハウジング移動検出器112を使用して、装置600のハウジングの移動に基づいてリモート装置のための付加的なグラフィックユーザインターフェイス制御情報120を与えることもできる。ハウジング移動検出器112は、装置600の可動部を使用するクラムシェル設計又は他の設計の場合に、可動部を含む装置600の任意の部分に適当に配置されてもよいことが明らかであろう。
【0025】
図8に示すように、ワイヤレスハンドヘルド装置600は、GUI選択ボタン802及び804も備え、これらは、この例では、ハウジング移動検出器112の一部分として働いて、グラフィックユーザインターフェイス制御情報120を与える。従って、必要に応じて付加的なキーを追加して、装置600を使用するユーザによりワイヤレスマウスオペレーションを実行することができる。又、音量制御や他の制御に通常使用されるボタン、又は以下に更に述べる適当なボタンアクチベーション及び制御オペレーションによる他のキーパッドボタンを含む任意のボタンを装置に使用できることも明らかであろう。
【0026】
図9は、例えば、少なくともショートレンジワイヤレス送信器110を含むのでワイヤレスと考えられるワイヤレスハンドヘルド装置であるワイヤレス装置600の一例を示すブロック図である。しかしながら、上述したように、この実施形態では、ワイヤレス装置600は、このワイヤレス装置がこの技術で知られたように種々のネットワークを経て音声及びデータ情報を通信できるようにするために、CDMA、GSM、又は他の適当なロングレンジワイヤレス送信器のようなワイヤレスワイドエリアネットワーク900も備えている。又、この例では、装置600は、例えば、プロセッサ904を通してこの技術で知られたワイヤレスワイドエリアネットワーク送信器(例えば、トランシーバ)に結合されたワイヤレス電話回路902も備え、そしてプロセッサ904のようなロジックに作動的に結合され、このプロセッサは、処理ロジック108を参照して述べたようなオペレーションを遂行し、そして更に、以下に述べるような付加的な機能を与えることができる。ここに示す種々の機能的要素は、従来の通信リンクを通してプロセッサ904に作動的に結合され、両方向矢印で示されている。この例では、更に、装置600は、例えば、iPod(登録商標)型デジタルオーディオプレーヤ、又は他の適当なローカルグラフィックユーザインターフェイス制御メカニズムに見られるトラックボール、タッチ感知ポインティング装置のようなローカルポインティング装置906も備えている。このローカルポインティング装置906は、ローカルグラフィックユーザインターフェイス制御情報910をローカルディスプレイ404に与え、これは、この技術で知られた通常の仕方で使用されて、ユーザが装置600のグラフィックユーザインターフェイスを適当にナビゲートし、装置へ情報を入力したり装置から出力情報を受け取ったりできるようにする。この例では、キーパッド601は、この技術で知られたように、プロセッサ904を経て電話回路902に作動的に結合され、ワイヤレス電話オペレーション中にキーパッドを使用できるようにする。又、キーパッド601は、プロセッサ904がローカルディスプレイに表示されるグラフィックユーザインターフェイスを発生できるように作動的に結合されて、キーパッドに関連したキーを使用して、この技術で知られたように、ローカルポインティング装置906を使用してグラフィックユーザインターフェイスを通してナビゲートできるようにする。キーそれ自体をローカルポインティング装置の一部分として使用して、メニューを通してスクロールし、ポインタを移動してもよいし、或いはローカルポインティング装置がキーと組み合わされたトラックホイールであって、ポインタ制御(選択を含む)を行ってもよい。ローカルディスプレイ106は、この技術で知られたように、ユーザに情報を表示する。
【0027】
装置移動検出器112は、ショートレンジワイヤレス送信器110に結合され、そして表面又は他の適当な基準点に対する及び/又は選択ボタンからのワイヤレスハンドヘルド装置600の移動に基づいて決定されたワイヤレスグラフィックユーザインターフェイス制御情報120を与える。GUI制御情報120は、リモート位置の装置のためにワイヤレス送信器110により通信される。又、必要に応じて、装置移動検出器112は、ローカルポインティング装置906に代わって又はそれに加えて、使用されて、ローカルディスプレイ106に設けられるグラフィックユーザインターフェイスを制御するためのGUI情報118を発生することができる。
【0028】
プロセッサ904は、メモリに記憶されたインストラクション実行するもので、それらインストラクションは、その実行時に、装置移動検出器112の制御ボタンとして働くキーパッド601のキーを制御するように動作するロジックとして機能し、装置移動検出器112が、例えば、従来のマウス装置に見られるものと同様の選択オペレーションを行えるようにする。更に、そのロジックは、この技術で知られたワイヤレス電話オペレーションを実行するのに使用するためのキーパッド601のキーも制御する。又、メモリ(図示せず)に記憶されてプロセッサ904により実行される付加的なプログラミングインストラクションは、キーパッドの制御キーを、ワイヤレスマウスモードから、入呼びの検出に応答するワイヤレス電話モードのような非マウスモードへ切り換えるためのロジックとしても働く。例えば、装置600は、装置移動検出器112をアクチベートして、GUI制御情報120を発生し、ワイヤレス送信器110へ与えるというメニューをユーザが選択することにより、ワイヤレスマウスモードに入れられる。モードは、他の適当な仕方で切り換えることもでき、このモード中の使用から、ワイヤレス電話モード中の使用のために切り換えて、入呼びが受け取られるとき及びその間に望まれるオペレーションを容易にするために制御キーを使用できるようにする。従って、このロジックは、装置移動検出に使用するための制御ボタンと電話動作モードのための制御ボタンとの間の制御キー機能を自動的に切り換える。
【0029】
又、プロセッサにより実行されたときに、装置移動検出器112(表示ポインティング装置)を制御するためにキーパッド601のどのキーを使用すべきか指示する情報を表示するように動作するロジックとしてプロセッサを働かせる付加的な実行可能なインストラクションがメモリに記憶される。従って、リモートGUI制御を与えるように装置移動検出器112を制御するためにキーパッド601のどのキーを使用すべきか指示するテキスト又は他の印がローカルディスプレイに表示される。実行可能なインストラクションは、単一のプログラム、複数のプログラム又は任意の他の適当な形態で実行できることが認識される。又、上述した装置移動検出器112は、図3を参照して述べたような取り付け可能な表示ポインティング装置でもよいことも認識される。又、プロセッサは、ローカルポインティング装置906と、装置600がリモートマウスモードにあるか非リモートマウスモードにあるかに基づきリモートディスプレイポインティング装置として働く装置移動検出器(例えば、必要に応じて対応選択ボタンを含む)との間で切り換えるように動作する表示ポインティング装置切り換えロジックも備えている。ホットキー又は他の適当な選択メカニズムを経てユーザにより選択できるリモートマウスモードでは、ワイヤレスハンドヘルド装置は、上述した装置移動検出器112及びワイヤレス送信器を使用して、リモート装置のグラフィックユーザインターフェイスをリモート制御する。非リモートマウスモードでは、装置600は、電話モード、デジタルオーディオ又はビデオ再生モード、或いはローカルポインティング装置を使用してローカルディスプレイ上のGUIを制御する他の適当なモードのような他の機能を与えるように動作することができる。
【0030】
従って、他の効果の中でも、マウス又は他のポインティング装置のような一形式のショートレンジワイヤレスイネーブル型GUI制御装置は、ユーザが、彼らのワイヤレスハンドヘルド装置(例えば、セルラー電話)を、ラップトップ又はデスクトップコンピュータ或いは他の適当な装置のような他のショートレンジワイヤレス適合外部装置と共に、マウス又はGUI制御装置として容易に使用できるようにする。一例において、取り付け可能な表示ポインティング装置は、その電力を、別のワイヤレス装置、例えば、セルラー電話、デジタルオーディオプレーヤ(iPod(登録商標)形式の装置のような)、ハンドヘルドデジタルビデオプレーヤ、又は他の適当なハンドヘルド装置から得る。当業者であれば、他の効果が認識されよう。
【0031】
ここに示す実施形態の前記説明は、例示のためのものであって、それに限定するものではない。それ故、本発明は、上述した基礎的な原理及び特許請求の範囲の精神及び範囲内に包含される付加的な変更、修正、又はその等好物を網羅することが意図される。
【図面の簡単な説明】
【0032】
【図1】ワイヤレスハンドヘルド装置及びリモート装置の一実施例を示すブロック図であり、本発明の一実施形態により、ワイヤレスハンドヘルド装置が装置移動検出器を使用して、リモート装置におけるGUIを制御するところを示す図である。
【図2】本発明の一実施形態により表示ポインティング情報を与える方法の一実施例を示すフローチャートである。
【図3】一実施形態によるワイヤレスポインティング装置の側面図である。
【図4】本発明の一実施形態によりコネクタを経てワイヤレスハンドヘルド装置に結合された図3のワイヤレスポインティング装置を示す側面図である。
【図5】図4に示す装置の一実施例の平面図である。
【図6】本発明の一実施形態によるワイヤレスハンドヘルド装置の平面図である。
【図7】図6に示す装置の底面図である。
【図8】図6に示す装置の側面図である。
【図9】ワイヤレスハンドヘルド装置の別の実施形態を示すブロック図である。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
装置ハウジングと、
前記ハウジングに作動的に結合されたワイヤレス送信器と、
前記ハウジングに作動的に結合されたローカルディスプレイと、
前記装置ハウジング及びワイヤレス送信器に作動的に結合され、前記ハウジングの移動を検出してグラフィックユーザインターフェイス制御情報を出力し、前記ワイヤレス送信器により外部装置へ送信するように動作するハウジング移動検出器と、
を備えたワイヤレスハンドヘルド装置。
【請求項2】
バッテリ及び装置コネクタと、前記ハウジング移動検出器を収容するためのハウジング構造体とを備え、更に、このハウジング構造体に結合されたコネクタを備え、このコネクタは、前記装置コネクタに結合されて、前記ハウジング移動検出器のためのバッテリ電力を前記バッテリから得るように動作する、請求項1に記載のハンドヘルド装置。
【請求項3】
前記ローカルディスプレイのためのグラフィックユーザインターフェイス制御情報を与えるように作動的に結合された表示ポインティング装置を備えた、請求項1に記載のワイヤレスハンドヘルド装置。
【請求項4】
前記ハウジング移動検出器は、赤外線ポインティング装置及び非赤外線ポインティング装置の少なくとも一方を含む、請求項1に記載のハンドヘルド装置。
【請求項5】
前記ハウジング構造体は、更に、前記装置ハウジングに係合される部分を有する複数の側壁と、前記ハウジング移動検出器に関連したグラフィックユーザインターフェイス制御情報を与えるように動作する少なくとも1つの選択ボタンとを備えた、請求項2に記載のハンドヘルド装置。
【請求項6】
前記ハウジング構造体は、更に、前記ハウジング移動検出器のための少なくとも1つの選択ボタンを含むフリップアームを備えた、請求項5に記載のハンドヘルド装置。
【請求項7】
前記ハウジング移動検出器に基づいてグラフィックユーザインターフェイス制御情報を送信するマウスモードと、非マウスモードとの間をユーザが切り換えできるように動作する少なくとも1つのホットキーを備えた、請求項1に記載のハンドヘルド装置。
【請求項8】
ワイヤレス電話回路と、
前記ワイヤレス電話回路に作動的に結合されたキーパッドと、
ユーザに情報を表示するために前記ワイヤレス電話回路に作動的に結合されたローカルディスプレイと、
ショートレンジワイヤレス送信器と、
前記ショートレンジワイヤレス送信器に作動的に結合され、少なくともリモート位置の装置に対するワイヤレスハンドヘルド装置の移動に基づいて決定されたワイヤレスGUI制御情報を与えるように動作する第1の表示ポインティング装置と、
を備えたワイヤレスハンドヘルド装置。
【請求項9】
表示ポインティング装置の制御ボタン、及びワイヤレス電話オペレーションを実行するのに使用するためのキーとして働くように、前記キーパッドのキーを制御するための第1ロジックを備えた、請求項8に記載のハンドヘルド装置。
【請求項10】
入呼びの検出に応答して前記マウスモードからワイヤレス電話モードへ前記キーパッドの制御キーを切り換えるように動作する第2ロジックを備えた、請求項8に記載のハンドヘルド装置。
【請求項11】
前記表示ポインティング装置を制御するために前記キーパッドのどのキーを使用すべきか指示する情報を表示するように動作する第3ロジックを備えた、請求項8に記載のハンドヘルド装置。
【請求項12】
前記ローカルディスプレイのためのグラフィックユーザインターフェイス制御情報を与えるように作動的に結合された第2の表示ポインティング装置と、上記装置がリモートマウスモードにあるか非リモートマウスモードにあるかに基づいて第1表示ポインティング装置と第2表示ポインティング装置との間を切り換えるように動作する表示ポインティング装置切り換えロジックとを備えた、請求項8に記載のハンドヘルド装置。
【請求項13】
前記第1表示ポインティング装置は、前記ローカルディスプレイにも結合され、そして前記ローカルディスプレイに表示されるカーソルに対するGUI制御情報を選択的に与えるように動作する、請求項8に記載のワイヤレスハンドヘルド装置。
【請求項14】
グラフィックユーザインターフェイス制御情報を与える方法において、
ハウジング移動検出器の電力をハンドヘルド装置のバッテリから得るステップと、
前記ハウジング移動検出器により前記ハンドヘルド装置の移動を検出するステップと、
前記ハウジング移動検出器からのグラフィックユーザインターフェイス制御情報を、前記ハンドヘルド装置から離れた装置へワイヤレス送信するステップと、
を備えた方法。
【請求項15】
前記グラフィックユーザインターフェイス制御情報を送信するマウスモードと、非マウスモードとの間を切り換えるステップを備えた、請求項14に記載の方法。
【請求項16】
前記ハンドヘルド装置は、セルラー電話回路を含み、そして前記非マウスモードは、セルラー電話モードである、請求項15に記載の方法。
【請求項17】
ハンドヘルド装置がリモートマウスモードであるか又は非リモートマウスモードであるかに基づいて、ハンドヘルド装置内に位置する表示ポインティング装置とハウジング移動検出器との間を切り換えるステップを更に備えた、請求項14に記載の方法。
【請求項18】
ハンドヘルド装置を保持するための構造体を備え、この構造体は、更に、グラフィックユーザインターフェイス制御情報を与えるように動作する移動検出器と、ワイヤレスハンドヘルド装置の装置コネクタに電気的に結合されて、そこからバッテリ電力を得るように動作するコネクタとを備えた、ポインティング装置。
【請求項19】
ワイヤレスハンドヘルド装置を保持するための前記構造体は、更に、
前記移動検出器を含むベース部分と、
前記ベース部分に動作上関連した複数の側壁であって、前記ハンドヘルド装置に係合する部分と、グラフィックユーザインターフェイス制御情報を与えるように動作する少なくとも1つの選択ボタンとを有する側壁と、
を備えた請求項18に記載のワイヤレスポインティング装置。
【請求項20】
ワイヤレスハンドヘルド装置を保持するための前記構造体は、更に、少なくとも1つの選択ボタンを含むフリップアームを備えた、請求項19に記載のワイヤレスポインティング装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【公表番号】特表2009−520286(P2009−520286A)
【公表日】平成21年5月21日(2009.5.21)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−546231(P2008−546231)
【出願日】平成18年12月19日(2006.12.19)
【国際出願番号】PCT/EP2006/012239
【国際公開番号】WO2007/071372
【国際公開日】平成19年6月28日(2007.6.28)
【出願人】(504051087)アクセンチュア グローバル サーヴィシズ ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング (17)
【Fターム(参考)】