説明

IMSアプリケーションサーバー、IMSネットワーク、コンピュータに統合された方法、コンピュータプログラム

【課題】今日のネットワークにおいて存在する技術的制約について対策する。
【解決手段】複数の異なるアクセスチャネルを介してアクセス可能なサービスを実行するためのIMSアプリケーションサーバーであって、少なくとも1のサービスを生成するための複数の要素を提供し、前記少なくとも1のサービスをテストしサービス実行レイヤーに展開するサービス生成レイヤーを含み、前記サービス実行レイヤーは、 前記少なくとも1のサービスを実行するサービス論理部と、前記少なくとも1のサービスを処理する際に用いられるその他のシステム及び/またはネットワークノードによって提供される少なくとも1の外部サービスへ接続するコミュニケーション部と、を有する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、IMS(インターネットプロトコルマルチメディアサブシステム)技術に関するものであって、特には、複数の異なるアクセスチャネルにアクセス可能なサービスを実現するためのIMSアプリケーションサーバー、IMSネットワーク、コンピュータに統合された方法、コンピュータプログラムに関するものである。
【背景技術】
【0002】
通信企業や複合企業は、継続的にクライアントへのサービスを向上させる必要がある。同時に、当該企業は、その業務や提供するカスタマーケアサービスをより効率的にするとともに、コストを削減する必要がある。
【0003】
そのような企業で使用される今日のレガシーネットワーク(legacy network)において、各アクセスチャネル(例えばTDM、IPTV、WEB等)は、ユーザーコンタクト(user contact)を管理するため、それ自身のアプリケーションを要する。各アクセスチャネルのために別のアプリケーションを有するこれらのレガシーネットワークは、垂直技術サイロ(vertical technological silo)とも称される。したがって、これらのサイロにおいて、サービス論理(service logic)が、それぞれのアクセスチャネルで実行される。加えて、サービスが生成される環境は、マルチシステム及びまたはネットワークの端末に散在し得ることから、サービスの生成が複雑になり得る。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
したがって、今日のネットワークにおいて存在する技術的制約について対策するため、現在または将来における通信アクセスチャネルにおいて、ケアプロセスやサービスをサポートし、顧客コンタクトの頻度を向上し豊富なものとする必要性がある。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明のある側面によれば、複数の異なるアクセスチャネルを介してアクセス可能なサービス、例えば、IPコンタクトセンターサービス、を実行するためのIMSアプリケーションサーバーが提供される。IMSアプリケーションサーバーは、少なくとも1のサービスを生成するための複数の要素を提供し、前記少なくとも1のサービスをテストしサービス実行レイヤーに展開するサービス生成レイヤーを含み、前記サービス実行レイヤーは、前記少なくとも1のサービスを実行するサービス論理部と、前記少なくとも1のサービスを処理する際に用いられるその他のシステム及び/またはネットワークノードによって提供される少なくとも1の外部サービスへ接続するコミュニケーション部とを有する。
【0006】
つまり、企業のコンタクトセンターシステムによって提供されるサービスのような、異なるアクセスチャネル(例えば、電話、テレビ、インターネット)からアクセス可能なサービスが、サーバー内で提供される。ここで、当該サーバーを、IMSアプリケーションサーバーという。つまり、コンタクトセンターシステムが、IMSアプリケーションサーバーで展開、実行される1以上のサービスに関して提供される。IMSアプリケーションサーバーは、IMSネットワークに設置されてもよい。特には、IMSアプリケーションサーバーは、IMSネットワークのサービスレイヤーに設置されてもよい。IMSアプリケーションサーバーは、使用される対応するアクセスデバイスやアクセスチャネルと独立して、IMSアクセスサーバがホストとして機能するサービスへの統合されたアクセスを提供してもよい。ユーザーからのサービスリクエストへの応答は、それぞれのアクセス装置によって受信されてもよい。
【0007】
言い換えれば、コンタクトセンターによって提供されるサービスは、IMSネットワークのサービスであり、IMSアプリケーションサーバーで実行されてもよい。結果として、サービスは具体的な端末や対応する具体的アクセスネットワークと関連しない。また、サービスへのまたはサービスからのコールフロー(call flow)は、最適化される。IMSネットワークにおけるIMSアプリケーションサーバーを介して提供されるユーザーとサービスのコミュニケーションはより効率化し、アクセスチャネルや対応する装置から独立となる。したがって、マンマシンインターアクション(man-machine interaction)が、向上する。ユーザーは、提供されるサービスへアクセスするための各アクセス装置やチャネルのための別のシステムやアクセス手段提供するための精神的タスクから解放される。更に、サービスアクセス、サービス実行、サービス展開が容易化され、より効率化される。IMSで実現可能なサービスを提供することは、より柔軟性があり、具体的ニーズに適応することができる。
【0008】
IMSアプリケーションサーバーの構成例は、IPコンタクトセンターIMSアプリケーションサーバー(IP Contact Center (IPCC) IMS application server)である。特に、IPCC IMSアプリケーションサーバーは、サービス論理を、コール制御(call control)やメディア制御(media control)から解放し、実時間設計(runtime design)、変形、サービス展開への1のサービス生成環境を提供する。
【0009】
本発明の他の側面によれば、IMSアプリケーションサーバーは、IMSネットワークのサービスレイヤーに設置されることを特徴とする。
【0010】
本発明の他の側面によれば、前記サービスは、前記複数の異なるアクセスチャネルから、独自にアクセス可能であることを特徴とする。
【0011】
本発明の他の側面によれば、前記サービス生成レイヤーは、ノードライブラリと関連したグラフィカル開発環境(サービスデザイナー(service designer))と、フロー図を用いて前記サービスを設計するためのドラッグドロップ機能(drag-and-drop functionality)と、を有することを特徴とする。
【0012】
本発明の他の側面によれば、前記サービス論理部は、前記サービスを生成するとともに前記サービスを展開及び/または非展開する前記サービス生成レイヤーと相互に動作し、前記サービスは少なくとも1のコミュニケーション部を介してコミュニケーションされることを特徴とする。
【0013】
よって、非技術的ユーザーであっても容易にサービスを定義、展開することができる。当該サービスは、その後IMSアプリケーションサーバーを通じて提供される。
【0014】
本発明の他の側面によれば、前記複数の異なるアクセスチャネルは、1以上のプロトコル、1以上の物理的接続、及び/又は、有線若しくは無線接続を有してもよい。
【0015】
本発明の他の側面によれば、前記複数の異なるアクセスチャネルは、1以上のプロトコル(例えば、ISDN, VoiceIP, UMTS, and GPRS)、及び/又は1以上の物理的接続(電話接続、携帯電話接続、インターネット、Web、ブロードバンドコミュニケーション接続、TV接続(TV enabled connection))を含むことを特徴とする。なお、当該アクセスチャネルは、無線または有線による接続であってもよい。
【0016】
本発明の他の側面によれば、前記サービスは、IPコンタクトセンターサービスであることを特徴とする。
【0017】
本発明の他の側面によれば、前記IMSアプリケーションサーバーは、IMSネットワークにおける標準化された要素であってもよい。
【0018】
本発明の他の一般的側面によれば、IMSネットワークが提供される。IMSネットワークは、前記IMSネットワークの少なくとも1のサービスがサービスレイヤーにおける前記IMSアプリケーションサーバーにおいて実行されるように、前記IMSアプリケーションサーバーをホストする機能を有する前記サービスレイヤーと、複数の異なるアクセスチャネルを介して少なくとも1のサービスを送る制御及び伝達レイヤーと、前記複数の異なるチャネルにおいて使用可能な複数の異なるアクセス装置を有するアクセスレイヤーと、を有することを特徴とする。
【0019】
本発明の他の側面によれば、前記制御及び伝達レイヤーは、更にSIPセッションのための制御及びルーティング機能を提供するとともに、IMSエンティティとその他のネットワークドメイン間のコミュニケーション(例えば、PSTN, PLMN)を可能とすることを特徴とする。
【0020】
本発明の他の一般的側面によれば、IMSアプリケーションサーバーの複数の異なるアクセスチャネルを介してアクセス可能なサービス、例えばIPコンタクトセンターサービス、を実行するためのコンピュータ実装方法が提供される。当該コンピュータ実装方法は、少なくとも1のサービスを生成するための複数の要素を提供するとともに、前記少なくとも1のサービスをテストし、前記IMSアプリケーションサーバーのサービス実行レイヤーに展開し、前記IMSアプリケーションサーバーにおいて、少なくとも1の複数の異なるアクセスチャネルを通じて前記少なくとも1のサービスの要求を受信し、前記少なくとも1のサービスを実行し、前記少なくとも1のサービスを処理する際に用いられるその他のシステム及び/またはネットワークノードによって提供される少なくとも1の外部サービスへ接続することを特徴とする。
【0021】
本発明の他の側面によれば、コンピュータ読み取り可能な指示を含むコンピュータプログラムであって、コンピュータ及び/またはコンピュータネットワークシステムにおいてロードまたは作動された際に、前記コンピュータ及び/または前記コンピュータネットワークシステムに上記記載の方法に応じた動作をさせる手段、として機能させるためのプログラムが提供されることを特徴とする。
【0022】
本明細書に記載の発明は、方法やシステムとして、実現され、または、コンピュータプログラム、有形の情報キャリア、例えばCD−ROM、DVD−ROM、半導体メモリ、信号及び/またはデータストリーム、ハードディスクを用いて実現される。そのようなコンピュータプログラムは、データ処理装置に、本明細書に記載された1以上の動作を行わせるよう構成されてもよい。
【0023】
更に、本明細書に記載の発明は、プロセッサや、プロセッサに接続されたメモリを含むシステムとして実現されてもよい。当該メモリは1以上のプログラムをエンコードし、プロセッサに本明細書に記載された1以上の方法を実行させる。更に、本明細書に記載の発明は、様々なMRI装置(MRI machine)により実現されてもよい。
【0024】
下記に、実現例について、例示としての図及び説明により詳細に説明する。その他の特徴は、下記説明、図、及びクレームにより明らかとなる。
【図面の簡単な説明】
【0025】
【図1】IMSアプリケーションサーバーによる技術的効果の例を示すブロック図である。
【図2】ケアリングプロセスとIMSアプリケーションの使用の例を示すフロー図である。
【図3】従来のレガシーコンタクトセンターアーキテクチャを示す。
【図4】従来のレガシーネットワークとIMSアプリケーションサーバーの例を含むレガシーネットワークの比較を示す。
【図5】IMSアーキテクチャにおけるIMSアプリケーションサーバーの配置の例を示すブロック図である。
【図6】IMSアーキテクチャにおけるIMSアプリケーションサーバーの配置の更なる例を示すブロック図である。
【図7】IMSアプリケーションサーバーを有するIMSアーキテクチャの要素間の関係の例を示すブロック図である。
【図8A】IMSアプリケーションサーバーを有するIMSアーキテクチャにおけるサービスリクエストのフロー図の例を示す。
【図8B】IMSアプリケーションサーバーを有するIMSアーキテクチャにおけるサービスリクエストのフロー図の更なる例を示す。
【図9A】IMSアプリケーションサーバーのアーキテクチャの例を示すブロック図である。
【図9B】IMSアプリケーションサーバーのアーキテクチャの更なる例を示すブロック図である。
【図9C】IMSアプリケーションサーバーに含まれるサービス生成レイヤーの一例を示すブロック図である。
【図9D】IMSアプリケーションサーバーのサービス生成レイヤーに提供されるサービス生成環境の一例を示すブロック図である。
【図9E】IMSアプリケーションサーバーのサービス実行レイヤーのサービス論理要素の一例を示すブロック図である。
【図9F】IMSアプリケーションサーバーのサービス実行レイヤーのサービスコミュニケーション要素の一例を示すブロック図である。
【図10】IMSアプリケーションサーバーを通じたサービスリクエストのフローの一例を示す図である。
【図11】IMSアプリケーションサーバーを通じて動作する構成や顧客の例を示す図である。
【図12】コンピュータ(ネットワーク)システムの一例のブロック図を示す。
【発明を実施するための形態】
【0026】
下記に、図面を参照しつつ、本発明の実施例について詳細に説明する。当該実施例は、種々の変形が可能である。特に、実施例の複数の要素は結合され、新たな実施例を形成するための他の実施例として用いられてもよい。
【0027】
IPマルチメディアサブシステム(IMS)は、インターネットプロトコル(IP)マルチメディアサービスを伝達するための人工的フレームワークである。インターネットとの統合を容易にするために、IMSは、可能な場所においてできる限り、例えば、セッション確立プロトコル(session initial protocol(SIP))等の特定のプロトコルを使用する。原則として、IMSはアプリケーションを標準化するものではなく、むしろ無線若しくは有線端末からのマルチメディア及び/又は音声によるアプリケーションのアクセスを援助するものである。即ち、固定化されたモバイル集中フォーム(fixed mobile convergence)を作成する。IMSは、サービスレイヤーからアクセスネットワーク(つまりアクセスレイヤー)を孤立する水平制御レイヤーによって実現される。論理的見地においては、制御(及び伝達)レイヤーは共通の水平レイヤーであり、サービスはそれ自身の制御機能は有しない。
【0028】
原則として、IMS(インターネットプロトコルマルチメディアサブシステム)ネットワークアーキテクチャは、分配された環境で実現されたソフトウェアやハードウェアシステム、例えばワールドワイドウェブ(WWW、つまりWeb)である。ワールドワイドウェブは、複数の異なる種類のネットワークのための制御機能と1の共通コア(common core)によって実現されるサービスやウェブサービスに基づいたIP(インターネットプロトコル)を伝達するための標準化された方法を提供する。一般に、IMSアーキテクチャは、サービスレイヤー、伝達及び制御レイヤー、アクセスレイヤーの少なくとも3つのレイヤーによって形成される。サービスレイヤーへのアクセスは、アクセスレイヤー及び伝達及び制御レイヤーを介し、異なるエンドユーザー装置、例えば、電話、IPTV、ワークステーション、パーソナルコンピュータ、モバイル装置、によって用いられる複数の異なるアクセスチャネルからの統合された方法によって、提供される。したがって、IMSアプリケーションサーバーがアクセス可能な複数の異なるアクセスチャネルは、1以上の異なるプロトコル(例えば、ISDN、VoiceIP、UMTS、及びGPRS)や、1以上の異なる物理的接続(例えば、電話接続、携帯電話接続、インターネット、Web、ブロードバンド通信線、テレビ接続(TV enabled connection))を含む。なお、アクセスチャネルは無線または有線であってもよい。
【0029】
IMSアプリケーションサーバーは、複数の異なるアクセスチャネルを介してアクセス可能なIPコンタクトセンターをサポート及び管理する。例えば、IMSアプリケーションサーバーは、IPコンタクトセンターのための(Web)サービスを提供する。本実施例によれば、IMSアプリケーションサーバーは、サービスがIMSアーキテクチャのサービスレイヤーで実行されるように、IMSアーキテクチャのサービスレイヤーに存在する。IMSアプリケーションサーバーは、IMSアーキテクチャにおける他のIMSユニットへの明確なインターフェースを有し、標準化されたユニットとして動作するように形成される。
【0030】
通信企業や複合企業は、ウェブアプリケーションやウェブサービスとして実現される顧客ケアサービスのための継続的な改善と刷新を求める。更に、通信企業や複合企業は、提供する業務やサービスがより効率的となることを求めるとともに、そのようなサービスのためのコストを削減することを求める。図1に示された本実施例におけるIMSアプリケーションサーバーの実装によりいくつかの技術的効果を実現することで、当該目的が達成される。本実施例のIMSアプリケーションサーバーを実装することについての技術的効果は、ホストサービス(hosted services)を含む。IMSアプリケーションサーバーがホストサービスを含むことにより、特には、外部のシステムやサーバーのための新たなサービスが利用可能となる。例えば、他の(外部の)企業は、本発明のIMSアプリケーションサーバーにアクセスすることで、コンタクトセンター(contact center)サービスが利用できる。本発明のIMSアプリケーションサーバーを実装することによるもう一つの技術的効果は、マルチアクセス(multi-access)を実現できることである。IMSアプリケーションサーバーがマルチアクセスをサポートできることで、ユーザー(例えば顧客)は、(例えば電話を介した)音声によってだけでなく、異なるメディアを用いてサービスにコンタクトできる。IMSアプリケーションサーバーは、サービス論理と(アクセス)チャネル管理を分けることにより、当該マルチアクセスをサポートできる。例えば、IMSアプリケーションサーバーは、複数の異なるアクセスチャネルに対するルーティング(routing)と応答を決定するための(実質的に)同じ(論理的)規則を提供できる。更に、IMSアプリケーションサーバーは、人工知能的な(intelligent Non-human)(アクセス)チャネルをサポートできる。サービスは、サービス自身で起動し、例えば、提供されるサービスのコストと質を調整する。更に、IMSアプリケーションサーバーは刷新的なサービスの生成をサポートできる。例えば、非技術的なユーザーであっても、(ソフトウェア)プログラムすることなく、IMSアプリケーションサーバーに提供されたアプリケーションやサービスを再生成できる。また、IMSアプリケーションサーバーは、異なるユーザーを異なるグループへセグメント化、分類することにより、または、動的なユーザープロファイル(dynamic user profile)を利用することにより、ユーザーを中心としたケアをサポートできる。いいかえれば、IMSアプリケーションサーバーのサービス論理が、ユーザーのグループや種類毎に個々のものとされる。
【0031】
図2は、IMSアプリケーションサーバー10にサポートされたケアリングプロセス(caring process)30の一例のフロー図を示す。ユーザー20が、IMSアプリケーションサーバー10を通じて提供されるサービスに、アクセスチャネル(例えば、電話、テレビ、コンピュータ、携帯装置)を介して、コンタクトした際、ユーザーはユーザーの動的(ユーザー)プロファイル(例えば、ユーザーが利用した少なくとも1のサービス等、ユーザーが興味ある特定のセグメント)に応じて、31で認証される。ユーザー認証の後、32で、IMSアプリケーションサーバー10のサービスを実行する際のユーザー20の特定のニーズを考慮するために、IMSアプリケーションサーバー10は、自動的にユーザー20の動的なプロファイルに応じてユーザー20と相互作用(interaction)する。33においては、ユーザーに自己対策(self-provision)や保証(assurance)機能を提供するために、ユーザーとオペレーションサポートシステム(OSS)やIMSアプリケーションサーバー10を通じてコンタクトされた企業のビジネスサポートシステム(BSS)との実時間における相互作用(interaction)に基づいて、IMSアプリケーションサーバー10は、ユーザー20へ自己ケア(self-care)を提供する。自己ケアや、自己対策や保証機能については、ユーザーは、サービスにコンタクトする際やサービスを生成、展開する際、IMSアプリケーションサーバー10によって補助される。例えば、ヘルプ機能が提供されることにより補助される。更に、34と35で、ユーザー20は、例えば、コンピュータ電話統合(computer telephony integration(CTI))のような1以上のエージェントルーティングエンジン(agent routing engine)から得られる1つ以上のエージェントが利用可能なデータに応じて配列されルーティング(routing)される。
【0032】
図3は、1以上の遠距離通信(TLC)や情報技術(IT)によってサポートされるコンタクトセンターサービスのための従来技術におけるレガシーソフトウェアやハードウェアに基づいたアーキテクチャを示す。当該従来におけるシステムは、所有されたAPIや装置ドライバや技術を用いることによって、特定のタスクや機能を実行する。例えば、ユーザー20は、コンタクトセンター8に、T1、T2、またはE1コミュニケーションネットワーク等のTDM(時分割多重)アクセスを用いる構内交換機(PBX)5や、サービスレイヤー2、制御及び伝達レイヤー3やアクセスレイヤー4等を有するIMSネットワーク1を介してアクセスする。このような従来技術におけるコンタクトセンターアーキテクチャは、データセンターに配置され、図3に示されるようなIMSネットワーク(アーキテクチャ)1の一部に形成されるものではない。したがって、従来のコンタクトセンターアーキテクチャにおいては、データセンターへのアクセスリンク(例えば、電話ネットワーク)を介して、コンタクトセンターによって提供されるサービスや機能にアクセスすることが必要となる。アクセスリンクによって提供されるアクセスは、通信量に比例する必要がある。また、アクセスリンクを貸し出すためのコストは高価であることも多い。
【0033】
コンタクトセンター側8において、提供される機能、アプリケーションやサービスのそれぞれは、特定のシステム7a、7b、7c、7dに形成される。異なるシステムを、所有されるCTI(computer telephony integration)リンク6へ形成するためには、アクセスリンク上のプロトコルへのAPIや拡張が必要となり、システムの統合が複雑になる。複雑化のために、機能、アプリケーションやサービスシステムの変形が困難で複雑となり、新たな特徴や能力が遅延する。更に、そのような従来のコンタクトセンター8の形成には、使用されているハードウェアプラットフォームの能力を超えた資源(resource)が必要となる。また、ボードやサーバーの追加は、複雑かつ高価になる。
【0034】
図4は、図3に示した従来技術におけるコンタクトセンターシステム200と、本実施例のコンタクトセンターシステム100を比較するための図である。従来技術におけるコンタクトセンターシステム200と、本実施例におけるコンタクトセンターシステムの相違の1つは、システム100が形成されかつ予見される(コミュニケーション)アクセスチャンネルを用いて、ユーザーコンタクトを促進し豊富なものにするために、IMSネットワークアーキテクチャを用いる点である。これにより、従来技術におけるコンタクトセンターシステム200の技術的制約に対応することができる。例えば、図4に示すように、従来のコンタクトセンターシステム200においては、それぞれのアクセスチャネルがそれぞれのサービスやアプリケーション毎に別々に考慮される必要がある。特に、それぞれのアクセスチャネルは、対応するアクセスチャネルを通じて入ってくるユーザーリクエスト(user request)を管理するために、独自に構成されなければならない。これに対して、コンタクトセンターシステム100においては、異なる複数のアクセスチャネルからのユーザーリクエストを管理するために、1のサービスまたはアプリケーションが必要とされるのみである。言い換えれば、ユーザー要求を処理するために要求される異なる機能のための複数のサービスを含むIMSアプリケーションサーバー10を提供することにより、ユーザーリクエストは、ユーザーによって使用されるいずれのアクセスチャネルのためであっても、独自に、処理され実行され得る(例えば、処理がチャネルと独立である)。
【0035】
図5は、サービスレイヤー2、制御及び伝達レイヤー3、アクセスレイヤー4を含むIMSネットワーク(アーキテクチャ)1の一例を示す。IMSネットワークアーキテクチャは、複数の異なる種類のネットワークのための共通のコア及び伝達手段によって実現されるIPに基づいたサービスを伝達するための標準化された手段である。1以上のサービスが、サービスレイヤー2におけるアプリケーションサーバーで実行される。制御及び伝達レイヤー3(即ち、共通のコア及び伝達手段)は、アクセスを制御し、データや情報を1以上のユーザーにより異なるアクセスチャネルを通じてアクセスされるアプリケーションサーバーのサービスへ伝達またはそれらから伝達するための共通の機能を提供する。制御及び伝達レイヤー3によって提供される機能は、それぞれのアプリケーションサーバーやIMSネットワーク1に提供される更なるサービスによって再使用されてもよい。また、制御及び伝達レイヤー3はアクセスに関して独立である。したがって、サービスレイヤー2のアプリケーションサーバーからのサービスは、1以上の種類のアクセスチャネル(またはアクセス技術)を介してユーザーに伝達される。制御及び伝達レイヤー3は、一貫して、有線や無線のコミニケーションアクセスチャネルを通じて、例えば、電話やインターネットプロトコル上の音声(VoIP)、TDM、ワークステーション、パーソナルコンピュータ、Web、ノートパソコン、携帯情報端末、携帯電話に関するコミニケーションチャネル(communication channel)や電話線を通じて、作動する。
【0036】
図5に示すように、(コンタクトセンターシステムやアプリケーションのための)IMSアプリケーションサーバー10は、コンタクトセンターのサービスがIMSネットワーク1におけるサービスとなるように、IMSネットワーク1におけるサービスレイヤー2に設置され形成される。また、上記サービスはIMSアプリケーションサーバー10で処理され実行される。結果として、従来技術と異なり、コンタクトセンターサービスは、それぞれのアクセスチャネルに対応する具体的なアプリケーションやシステムに関連しない。IMSアプリケーションサーバー10をサービスレイヤー2におけるIMSネットワーク1の一部として提供することにより、コンタクトセンターサービスやあり得る更なるサービスへのコールフロー(call flow)は最適化され、新たなアプリケーションやサービスモデル、例えばホストコンタクトセンターサービス(hosted contact center service)が実現可能となる。
【0037】
図6は、更なるIMSアプリケーション(アーキテクチャ)1の一例を示す。IMSアプリケーションサーバー10は、例えば、少なくとも1のユーザーデータベース9aやオペレーションサポートシステム(OSS)、ビジネスサポートシステム(BSS)9bや、その他1以上のコンタクトセンターのシステムへのアクセスを持つ。IMSネットワークのサービスレイヤー2にIMSアプリケーションサーバーを提供することにより、1組のビジネス(及び/又は計算)論理が、異なるアクセスチャネルからのユーザーリクエストへの応答を処理し、実行する。更に、IMSアプリケーションサーバーをIMSネットワークのサービスレイヤー2に提供することによって、1以上の外部アプリケーションサーバー、例えばセッション確立プロトコル(SIP)を用いたアプリケーションサーバーが、IMSアプリケーションサーバー10を通じて提供されるサービスへの高められた機能(例えば、仮想アシスタントを有するチャットサービス)を提供するためにアクセスされる。更に、複数の異なる種類のマルチメディア資源機能(multimedia resource function)(MRF)が、IMSアプリケーションサーバー10に提供され得る。
【0038】
上記のように、制御及び伝達レイヤー3は、異なるアクセスチャネルを通じて1以上のユーザーからアクセスされるアプリケーションサーバーのサービスへの、または、それらからのデータや情報を伝達しアクセスを制御するための共通の機能を提供する。よって、制御及び伝達レイヤー3は、1以上のアクセスチャネル(またはアクセス技術)を通じて、サービスレイヤー2のアプリケーションから、アクセスレイヤー4におけるユーザーへサービスを提供する。例えば、アクセスレイヤー4は、ユーザーにIMSアプリケーションサーバー10へのアクセスを提供する様々な領域、例えばPLMN、PSTN、VoIP、IMSを含む。当該領域は、NNI(ネットワークネットワークインターフェース)を介した制御及び伝達レイヤー3のインターフェースとして機能し、エージェントサイト(agent site)は、UNI(ユーザーネットワークインターフェース)を介した制御及び伝達レイヤー3のインターフェースとして機能する。
【0039】
図7は、3つのレイヤーにおけるIMSネットワーク1によって提供される1以上の要素や機能とIMSアプリケーションサーバー10の相互作用の一例を示す。なお、ここで、レイヤー3は、2つのサブレイヤー3a、3bを含む。サービスレイヤー2は、IMSアプリケーションサーバー10を含む1以上のアプリケーションサーバーによって提供される1以上のサービスのホストとして機能するとともに、当該サービスを実行する。制御レイヤー3aは、SIPセッションのための制御及びルーティング機能を提供する。更に、制御レイヤー3aは、例えば、ユーザーやサービス等のIMSユニット間やその他の領域間のコミュニケーションを(例えば、PSTNやPLMNを介して)可能とする。伝達レイヤー3bは、制御レイヤー3aとアクセスレイヤー4に接続される。伝達レイヤー3bとアクセスレイヤー4は、サービスレイヤー2に提供されるサービスへのアクセスを可能とするために、1以上のユーザーによって使用される1以上の装置へのIP接続を提供する。
【0040】
1の実施例においては、制御レイヤー3aは、後に詳述するホームサブスクライブサーバ((Home Subscriber Server)(HSS))214、サブスクライバーロケーション機能(Subscriber Location Function (SLF))222、プロキシコールセッション制御機能(Proxy-Call Session Control Function)(P-CSCF))211、インターロゲイティングコールセッション制御機能(Interrogating-Call Session Control Function(I-CSCF)213、サービングコールセッション制御機能(Serving-Call Session Control Function)(S-CSCF))215、メディアリソース機能コントローラー(Media Resource Function Controller(MRFC))216、ブレイクアウトゲートウェイ制御機能(Breakout Gateway Control Function(BGCF))223、メディアゲートウェイコントローラー機能(Media Gateway Controller Function(MGCF))221、及びシグナリングゲートウェイ(Signaling Gateway(SGW))220を含む。伝達レイヤー3bは、メディアリソース機能プロセッサ((Media Resource Function Processor(MRFP))217 及び メディアゲートウェイ((Media Gateway(MGW))218を含む。
【0041】
IPマルチメディアネットワーク(サブシステム)またはIMSネットワーク1は、標準化されたインターフェースによって関連付けられた異なる機能の集合を含んでもよい。これはグループ化した際に1のIMS(管理)ネットワークを形成する。IMSネットワーク1において作動する1の機能は、1のノード(ハードウェア機器)にあるわけではない。つまり、1の端末における2の機能は自由に結合され、または、1の機能は2以上の端末に自由に分配できる。それぞれのノードは、また負担のバランスや組織的課題の観点により、1のネットワークにおいて複数回使用されてもよい。
【0042】
ユーザーは、標準のインターネットプロトコル(IP)を使用する様々な方法で、IMSネットワークに接続することができる。直接IMS端末(Direct IMS terminal)(例えば、携帯電話、パーソナルデジタルアシスタント(PDA)やコンピュータ)は、たとえ別のネットワークや国(訪問ネットワーク)においてローミング(roaming)されている場合であっても、直接IMSネットワークに登録できる。要件の1つは、それらが、IPv6(初期のIMSにおいてはIPv4)を使用し、セッション確立プロトコルユーザーエージェント(Session Initial Protocol (SIP) user agent)で動作することができることである。固定アクセス(Fixed access)(例えば、W−CDMA、CDMA2000、GSM、GPRS)や無線アクセス(例えば、WLAN、WiMAX)は全てサポートされる。プレーンな初期の電話サービス(POTS、初期のアナログ電話)、H.323やIMSに対応していないVoIPシステムのようなその他の電話システムは、ゲートウェイを介してサポートされる。
【0043】
ホームサブスクライブサーバー(Home Subscriber Server(HSS))やユーザープロファイルサーバ機能(User Profile Server Function(UPSF))は、実際に要求を扱うIMSネットワーク実態をサポートするマスターユーザーデータベース(master user database)である。それは、サブスクリプションに関する情報(サブスクライバープロファイル(subscriber profile))を含み、ユーザー認証とユーザーの許可を実行し、サブスクライバーの位置とIP情報についての情報を提供する。それは、GSMホームロケーションレジスタ(GSM Home Location Register(HLR)))や認証センター(Authentication Center (AUC))に類似する。
【0044】
サブスクライバーロケーション機能(Subscriber Location Function (SLF))は、複数のHSSが使用される際、ユーザーアドレスをマッピングするために必要となる。HSSとSLFの両者は、Diameterプロトコルを介してコミュニケーションを行う。このDiameterは、AAA(Authentication、 Accounting and Authorization)プロトコルとも称される。通常の3GPPネットワークはIMSI(International Mobile Subscriber Identity)、TMSI(Temporary Mobile Subscriber Identity)、IMEI(International Mobile Equipment Identity)、MSISDN(Mobile Subscriber ISDN Number)のアイデンティティ(identity)を用いる。
【0045】
IMSIは、SIMに保存される独自の電話識別子である。プライバシーを改善するため、TMSIは地理的な位置に応じて生じる。IMSIやTMSIがユーザーの識別に用いられる一方、IMEIは、独自の装置識別子であり、電話に応じたものである。MSISDNは、ユーザーの電話番号である。
【0046】
IMSは、またIPマルチメディアプライベートアイデンティティ(IP Multimedia Private Identity (IMPI))及びIPマルチメディアパブリックアイデンティティ(IP Multimedia Public Identity (IMPU))を要求する。両者は、電話番号やその他の数字の列ではなく、ユニフォームリソース識別子(Uniform Resource Identifiers (URIs))であって、数字(tel:+1-555-123-4567のようなtel-URI)や、英数字の識別子(sip:john.doe@example.com のようなsip-URI)であってもよい。また、複数のIMPUやIMPIであってもよい。IMPUは別の電話と共有され、両者は同じ識別子(例えば、ファミリー全体における1の電話番号)に到達する。
【0047】
HSSサブスクライバーデータベース(HSS subscriber database)は、IMPU、IMPI、IMSI、MSISDNサブスクライバーサービスプロファイル(subscriber service profiles)、サービストリガー(service trigger)、その他の情報を含む。
【0048】
コールセッションコントロール機能(Call Session Control Function (CSCF))と呼ばれる、セッション確立プロトコル(Session Inititial Protocol (SIP))サーバーやプロキシの役割の集合的な役割は、IMSにおけるSIP信号パケットを処理するために用いられる。
【0049】
・プロキシCSCF(P−CSCF)は、IMS端末のコンタクトの最初のポイントとなるSIPプロキシである。それは、訪問ネットワーク(visited network)(IMSネットワーク全体)または、(訪問ネットワークがIMSに準拠していない場合)ホームネットワークに位置する。ネットワークによっては、この機能のためにセッションボーダーコントローラー(Session Border Controller)を使用し得る。端末は、そのP−CSCFをDHCPとともに発見するか、または、それは(一般パケットラジオサービス(General Packet Radio Service (GPRS)の中の)PDPコンテクストの中に割り当てられる。
・P−CSCFは、登録中にIMS端末に割り当てられ、登録期間の間には変化しない。
・P−CSCFは、信号メッセージ上のパスに存在し、全てのメッセージを検査する。
・P−CSCFは、ユーザー認証するとともに、ユーザー端末とIPsecセキュリティアソシエーション(IPsec security association)を構築する。これは、スプーフィング攻撃(spoofing attack)やリプレイ攻撃(replay attacks)を防止し、ユーザーのプライバシーを保護する。その他のノードは、P-CSCFを信頼し、ユーザー認証を再度行う必要はない。
・P−CSCFは、SigCompを用いてSIPメッセージを圧縮解凍することができる。これは遅いラジオリンク(radio link)の往復を減少することができる。
・P−CSCFは、メディアプレーンリソース(media plane resource)、例えば、メディアプレーンを介したサービスの質(Qos)を許可するポリシー決定機能(Policy Decision Function (PDF))を含んでもよい。それは例えばポリシー制御やバンド幅の管理等のために用いられる。PDFは別の機能であり得る。
・P−CSCFは、課金記録を生じる。
【0050】
・サービングCSCF(Serving-CSCF (S-CSCF))はシグナリングプレーン(signalling plane)の中心のノードである。サービングCSCFは、SIPサーバーであるが、セッション制御も行う。それは、ホームネットワークに常駐する。サービングCSCFは、ユーザープロファイルをダウンロードまたはアップロードするために、HSSへのDiameter CxやDxインターフェースを使用する。つまり、サービングCSCFは、ユーザーのローカル記憶手段をもたない。全ての必要な情報はHSSからロードされる。
・S−CSCFは、SIP登録(SIP registration)を扱い、SIP登録はS−CSCFに、ユーザー位置(例えば、端末のIPアドレス)とSIPアドレスを拘束することを許可する。
・S−CSCFは、全ての信号メッセージのパスにあり、全てのメッセージを検査する。
・S−CSCFは、そのサービスを提供するために、どのアプリケーションサーバーにSIPメッセージを送るかを決定する。
・S−CSCFは、典型的には電子的番号ルックアップ(Electronic Numbering (ENUM) lookup)を用いてルーティングサービス(routing services)を提供する。
・S−CSCFは、ネットワークオペレータのポリシー(policy)を実行する。
・ロード分配(load distribution)や高い利用可能性の理由のためにネットワーク上に複数のS−CSCFが存在し得る。それは、I−CSCFによって問い合わせられた際に、S−CSCFを割り当てるHSSである。
【0051】
・インターロゲイティングCSCF(Interrogating-CSCF (I-CSCF))は、管理ドメインの端に配置される別のSIP機能である。そのIPアドレスは、そのドメインのドメインネームシステム(Domain Name System (DNS))に(NAPTRやDNS記録のSRVタイプを用いて)公開される。よって、リモートサーバがそれを発見し、SIPパケットを当該ドメインへフォワードするためのポイント(例えば登録(registering))として用いることができる。I−CSCFは、ユーザー位置を検索するために、Diameter Cxインターフェースを用いてHSSに問い合わせる(Dxインターフェースは必要なHSSのみをI−CSCFからSLFへ位置させるために用いられる)。そして、SIP要求の、それが割り当てられたS−CSCFへの経路を定める。I−CSCFは外部から内部ネットワークをリリース(Release)6まで隠す(SIPメッセージの一部を保護する)ためにも用いることができる。この場合、それはトポロジーハイディングインターネットワーク(Topology Hiding Inter-network Gateway (THIG))と称される。次のリリース(Release)7から、この「エントリーポイント」機能はI−CSCFから除かれ、インターコネクションボーダー制御機能(Interconnection Border Control Function (IBCF))の一部となる。IBCFは、外部ネットワークへのゲートウェイとして用いられ、NAT及びファイアウォール機能(ピンホールディング((pinholding))を提供する。
【0052】
アプリケーションサーバー(AS)はホストとして機能するとともに、サービスを提供し、セッション確立プロトコル(Session Initiation Protocol (SIP))を用いてS−CSCFとのインターフェースとして機能する。現在開発されているアプリケーションサーバーの一例は、コールコンティニュイティ機能(call continuity Function (VCC Server))である。実際のサービスによって、ASはSIPプロキシモード、SIP UA(user
agent)モード、またはSIP B2BUA(back-to-back user agent)モードで動作する。アプリケーションサーバーは、ホームネットワークまたは外部の第三者ネットワークに設置することができる。ホームネットワークに設置される場合、アプリケーションサーバーは、(SIP−ASのための)Diameter Shインターフェースまたは(IM−SSFのための)モバイルアプリケーションパート(MAP)インターフェースで、HSSに問い合わせることができる。
【0053】
・SIP ASは特定のシステム用のIMSアプリケーションサーバーである。
・IPマルチメディアサービススイッチング機能(IP Multimedia Service Switching Function (IM-SSF))は、CAP(Camel Application Part)を用いるCAMEL(Customized Applications for Mobile networks Enhanced Logic)をもったIM−SSFインターフェース(IM-SSF interface)である。
・OSA−SCS(Open Service Access-Service Capability Server )は、OSAフレームワークアプリケーションサーバー(OSA framework Application Server)へのインターフェースである。
【0054】
メディアリソース機能(Media Resource Function (MRF))は、例えば、ボイスストリームミキシング(voice stream mixing)等のメディア操作や音調やアナウンスの再生に関するメディアに関連する機能を提供する。
【0055】
それぞれのMRFは、更に、メディアリソース機能コントローラー(Media Resource Function Controller (MRFC))及びメディアリソース機能プロセッサ(Media Resource Function Processor (MRFP))に分けられる。
【0056】
・MRFCは、S−CSCFへのSIPユーザーエージェントとして動作する信号プレーンノードであり、H.248インターフェースを介してMRFPを制御する。
・MRFPは、全てのメディアに関する機能を実行するメディアプレーンノード(media plane node)である。
【0057】
BGCFは、(Breakout Gateway Control Function))は、電話番号に基づくルーティング機能を有するSIPサーバである。これはIMSから、例えば、パブリックスイッチ電話ネットワーク(Public Switched Telephone Network (PSTN))やパブリックランドモバイルネットワーク(Public land mobile network (PLMN))等のサーキットスイッチネットワーク(circuit switched network)の中の電話に電話がかけられた際にのみ使用される。
【0058】
PSTN/CSゲートウェイインターフェース(PSTN/CS gateway interface)は、PSTNサーキットスイッチネットワーク(PSTN circuit switched (CS) networks)とのインターフェースとして機能する。信号伝達のために、CSネットワークは、メッセージ伝達部(Message Transfer Part (MTP))を通じて、ISDNユーザー部(ISDN User Part (ISUP) (またはBICC))を使用する一方、IMSは、IPを通じて、セッション確立プロトコル(Session Initiation Protocol (SIP))を使用する。メディアのためには、CSネットワークは、パルスコードモジュレーション(PCM)を使用する一方、IMSは実時間トランスポートプロトコル(Real-Time Transport Protocol (RTP))を使用する。
【0059】
・シグナリングゲートウェイ(Signalling Gateway (SGW))は、CSのシグナリングプレーンとのインターフェースとして機能する。SGWは、下位のレイヤープロトコルをストリームコントロールトランスミッションプロトコル(Stream Control Transmission Protocol (SCTPつまりan Internet Protocol (IP) protocol))として、メッセージトランスファーパート(Message Transfer Part (MTPつまり Signalling System 7 (SS7) protocol))に変換する。MGCFからCSネットワークへISDNユーザー部(ISDN User Part (ISUP))を伝達するためである。
・メディアゲートウェイコントローラー機能(Media Gateway Controller Function (MGCF))はSIPとISUPとの間のコールコントロールプロトコル変換(call control protocol conversion)を行い、SCTPを通じてSGWとのインターフェースとして機能する。
・メディアゲートウェイ(Media Gateway (MGW))は、RTPとPCMとの間の変換によって、CSネットワークのメディアプレーンとのインターフェースとして機能する。
また、コーデックが一致しない場合にはコードを変換する(例えば、IMSはAMRを使用、PSTNはG.711を使用できる場合がある)。
【0060】
メディアリソース(Media Resources)はメディアプレーン上で動作する要素であり、IMSコア機能(IMS Core function)、特にメディアサーバ(MS)やメディアゲートウェイ(MGW)で制御される。
【0061】
2つの次世代ネットワーキング接続(Next generation Networking Interconnection)がある。
【0062】
・サービス適応接続(Service oriented Interconnection (SoIx))は、MGNドメインの物理的論理的結合であって、キャリア(carrier)やサービスプロバイダ(service provider)が、MGN(つまりIMSやPES)プラットフォームを通じて制御、(セッションに基づく)信号伝達し、サービスを提供可能とする。これは、定義されたレベルの内部操作性(interoperability)を提供する。例えば、IP接続(interconnection)を通じた「キャリアグレード(carrier grade)」音声やマルチメディアサービスの場合がある。「定義されたレベルの内部操作性(Defined levels of interoperability)」は、サービス、QoS、安全性等に依存する。
【0063】
・接続対応インターコネクション(Connectivity oriented Interconnection (CoIx))とは、内部操作性に無関係な簡潔なIP接続性に基づく、キャリアとサービスプロバイダとの物理的論理的結合である。例えば、この形式のIP内部接続は、具体的な端末同士のサービスを関知せず、結果として、具体的なネットワーク実行(service specific network performance)、QoS、安全性の要求は必ずしも保証されない。当該定義は、いくつかのサービスが内部操作性の定義されたレベルを提供することを除外するものではない。しかしながら、唯一SolxはMGN内部操作性に関する要求を十分に満たす。
【0064】
NGN内部接続モード(NGN interconnection mode)は、直接または間接なものである。直接接続とは、いずれの中間ネットワーク領域を介さずに2のネットワーク領域を内部接続することをいう。1のレイヤーにおける間接接続とは、中継ネットワークとして動作する1以上の中間ネットワーク領域とともに、2のネットワーク領域を接続することをいう。中間ネットワーク領域は、2の他のネットワーク領域への中継機能を提供する。異なる内部接続モードは、サービスレイヤー信号を伝達するためやメディア伝達のために用いられる。
【0065】
オフライン課金は、定期的に(例えば、月末)サービスに対して支払うユーザーに対して実行される。クレジットに基づく課金として知られるオンライン課金は、プリペイドサービス、後払いについての実時間クレジット制御(real-time credit control)に用いられる。両者は同じセッション(session)に適用される。
【0066】
・オフライン課金においては、セッションで用いられる全てのSIPネットワークエンティティ(P-CSCF, I-CSCF, S-CSCF, BGCF, MRFC, MGCF, AS)は、同じ領域に位置する課金コレクター機能(Charging Collector Function (CCF))へ会計情報を送るために、Diameter Rf インターフェースを、使用する。CCFは、全ての情報を集め、その領域の請求システム(billing system (BS))に送るコール詳細記録(Call Detail Record (CDR))を作成する。
【0067】
各セッションは、独自の識別子としてのIMS課金識別子(IMS Charging Identifier (ICID))を送る。インターオペレータ識別子(Inter Operator Identifier (IOI))パラメータはネットワークの開始と終了を定義する。
【0068】
各ドメインは、各課金ネットワークを有する。異なる領域の請求システム(billing system)は、ローミング課金が適用できるように、情報を交換する。
【0069】
・オンライン課金については、S−CSCFが、一般のSIPアプリケーションサーバーのように、セッション課金機能(Session Charging Function (SCF))と対話する。SCFは、ユーザーがセッション中にクレジットを使い果たした際にセッションを終了するために、S−CSCFを送る。ASとMRFCは、Diameter Roインターフェースを、イベント課金機能(Event Charging Function (ECF))について用いる。
【0070】
・即座のイベント課金(Immediate Event Charging (IEC))が使用される場合、ECFによって、クレジットユニットがユーザーアカウント(口座)から引き落とされ、次にMRCFまたはASがサービスを提供することを許可する。十分なクレジットユニットが利用できない場合には、サービスは許可されない。
【0071】
・イベント課金ユニット予約(Event Charging with Unit Reservation (ECUR))が使用される際、ECFはまずユーザーカウントのいくつかのクレジットユニットを予約し、それからMRFCまたはASに許可する。サービスが終了した後、使用されたクレジットユニットが報告され、アカウントから引き落とされる。つまり予約されたクレジットユニットはそのとき明らかになる。
【0072】
図7に示されるアーキテクチャのけるIMSアプリケーションサーバー10によって提供される少なくとも1のサービスにユーザーがアクセスするコールフローの一例を図8A及び図8Bを参照しつつ説明する。
【0073】
図8Aは、例えば図2に示されたIMSアクセスチャネル、認証、相互作用やセルフケアサービスを介して、IMSアプリケーションサーバー10によって提供される少なくとも1のサービスへのユーザーアクセスを提供するためのIMSアプリケーションサーバー10のIMSネットワーク(アーキテクチャ)1との相互作用を示す。例えば、IMSアプリケーションサーバー10がアクセス可能な複数の異なるアクセスチャネルは、1以上の異なるプロトコル(例えば、ISDN, VoiceIP, UMTS, and GPRS)や1以上の異なる物理的接続(例えば、電話接続、携帯電話接続、TV接続(TV enabled connections))を有する。なお、アクセスチャネルは有線若しくは無線であってもよい。
【0074】
S1においては、ユーザー20は、サービス番号(例えば、IMSアプリケーションサーバー10を介して提供されるコンタクトセンターのカスタマーケア番号)に電話する。ユーザーリクエストは、プロキシコールセッション制御機能(proxy-call session control function (P-CSCF))211に送られる。プロキシコールセッション制御機能は、ユーザー要求を、S2で、サービングセッション制御機能部(serving-call session control function (S-CSCF))212へ送る。S−CSCF212は、ユーザーリクエストを送ったユーザー20のプロファイルを確認し、その後、S3において、ユーザーリクエストをインターロゲイティングコールセッション制御機能部(interrogating-call session control function (I-CSCF))213に送る。S4においては、I−CSCF213は、ホームサブスクライバーサービス部(home subscriber service (HSS))214から、例えばIMSアプリケーションサーバー10のコンタクトセンターサービスを管理するS−CSCF215のアドレスを検索する。S5においては、I−CSCF213は、ユーザーリクエストS−CSCF215に送る。S6においては、S−CSCF215は、ユーザーリクエストに対応するユーザー20のプロファイルを確認し、ユーザーリクエストをIMSアプリケーションサーバー10に送る。S7においては、IMSアプリケーションサーバー10は、IMSアプリケーションサーバー10で要求されるサービスのサービス論理を用いて、マルチメディアリソース機能コントローラー(multimedia resource function controller (MRFC))216を制御または管理する。次に、ユーザーリクエストをMRFC216へ送る。最後にS8において、上記サービス論理に応じて、MRFC216は、要求された情報やデータをユーザー20へ提供するために、ユーザー20によって使用される装置へのマルチメディアリソース機能プロセッサ(multimedia resource function processor (MRFP))217を介したメディア(アクセス)チャネルを生成する。
【0075】
図8Bは、例えば図2に示すPLMN(public land mobile network)アクセスチャネル、認証、相互作用やセルフサービスを介して、IMSアプリケーションサーバー10によって提供される少なくとも1のサービスへのユーザーアクセスを提供するためのIMSアプリケーションサーバー10のIMSネットワーク1との相互作用の一例を示す。
【0076】
S11においては、ユーザー20はサービス番号(例えば、IMSアプリケーションサーバー10を介して提供されるコンタクト線たのカスタマーケア番号)に電話する。PLMNネットワークは、ユーザーリクエストがIMS領域に属することを認識し、S12において、シグナリングゲートウェイ機能部(signaling gateway function (SGW))220を介して、メディアゲートウェイ制御機能部(media gateway control function (MGCF))221へユーザーリクエストを送る。S13においては、MGCF221は、ユーザーリクエストを、インターロゲイティングコールセッション制御機能部(interrogating-call session control function (I-CSCF))213に送る。S14においては、I−CSCF213は、ホームサブスクライバーサーバ(home subscriber server (HSS))114からサービング制御機能部(serving-call session control function (S-CSCF))215を検索する。S15においては、I−CSCF213は、HSS214から検索されたアドレスを用いてユーザーリクエストをS−CSCF215へ送信する。S−CSCF215は、IMSアプリケーションサーバー10からコンタクトセンターサービスを管理する。S16においては、S−CSCF215は、ユーザーリクエストを送ったユーザー20のプロファイルを確認し、当該ユーザーリクエストをIMSアプリケーションサーバー10へ送る。IMSアプリケーションサーバー10は、S17において、そのビジネスロジックを用いて、S−CSCF215を介し、マルチメディアリソース機能コントローラ(multimedia resource function controller (MRFC))216を管理及び制御し、S18においてユーザーリクエストをMRFC216へ送る。IMSアプリケーションサーバー10のビジネス論理に応じて、MRFC216は、S19でメディアゲートウェイ(media gateway (MGW) )218を用いるメディアチャネルを、ユーザーリクエストへの応答を提供するために、マルチメディアリソース機能プロセッサ(multimedia resource function processor (MRFP))を介してユーザーによって使用される装置で、生成する。
【0077】
図9Aは、IMSアプリケーションサーバー10のアーキテクチャの一例を示す。IMSアプリケーションサーバー10は、サービス論理レイヤー120、コミュニケーションレイヤー130、サービス生成レイヤー140、データレイヤー150、モニタリングレイヤー160を有するサービス実行レイヤー110を含む。コミュニケーションレイヤー130は、1以上のネットワークアダプタインターフェース、例えば、MRFアダプタ131やIMSアダプタ133を含む。更に、コミュニケーションレイヤーは、1以上のシステムアダプタ、例えば、JDBC、SOAP、CORBA、を含む。JDBC(Java(登録商標) Database Connectivity)は、どのようにクライアントがデータベースにアクセスするかを定義するJABAプログラミング言語のためのAPIである。JDBCは、データベースにおいて、問い合わせやデータのアップデートのための方法を提供する。SOAP(Simple Object Protocol)は、ネットワークを算出する際のWEBサービスの実装に関する構造化された情報を交換するためのプロトコルの詳細である。CORBA(Common Object Requesting Broker Architecture)は、複数の言語で記載され、複数のコンピュータとともに動作するソフトウェア要素を実現するための標準技術である。データレイヤー150は、IMSアプリケーションサーバー10を通じて提供されるデータや情報を格納するためのサービス格納部を含んでもよい。モニタリングレイヤー160は、警告機能、IMSアプリケーションサーバー10やIMSアプリケーションサーバー10によって提供されるサービス監視機能を有する。更に、モニタリングレイヤーは、ユーザー管理やIMSアプリケーションサーバー10によって提供される少なくとも1のサービスを制御するための管理端末を介したモニタリング機能へのアクセスを提供する。通常のアプリケーションサーバーと比較してIMSアプリケーションサーバー10特有であるサービス論理レイヤー120及びサービス生成レイヤー140については、図9B乃至9Fにより詳細に説明する。
【0078】
図9Bは、IMSアプリケーションサーバー10の別のアーキテクチャの一例を示す。図9Bにおいては、1以上のサービス部121乃至126を有するサービス論理レイヤー120及び1以上のコミュニケーション部(アダプタ)131乃至133を有するコミュニケーションレイヤー130はサービス実行レイヤー110に実装される。
【0079】
サービス生成レイヤー140とサービス実行レイヤーについては図9C乃至9Fを用いてより詳細に説明する。
【0080】
図9Cは、IMSアプリケーションサーバー10のサービス生成レイヤー140の形成の一例を示す。サービス生成レイヤー140は、IMSアプリケーションサーバー10によってサポートされ得るサービスを設計、テスト、展開するために、ユーザー、開発者、管理者をサポートする。サービス生成レイヤー140は、アクセス管理部141、サービス設計部142、ライフサイクル管理部143、サービス管理部144を有する。
【0081】
アクセス管理部141は、IMSアプリケーションサーバー10でサービスを要求するユーザーのユーザープロファイルやIMSアプリケーションサーバー10のアカウントを管理する。IMSアプリケーションサーバー10を介して提供されるサービス(例えばコンタクトセンターサービス)のユーザーは、1以上のテナント(tenant)を生成する。別のユーザーは、テナントから1以上のグループを生成してもよい。更に、その他のユーザーは、当該グループに属する1以上のユーザーを管理してもよい。更に、アクセス管理部141は、IMSアプリケーションサーバー10によって提供される1以上のアプリケーションやサービスを設計、管理する際、ユーザーや設計者をサポートする。当該アプリケーションやサービスは、ユーザー、例えば許可者、によって有効化、管理される。
【0082】
サービス設計部142は、アプリケーションやサービスを設計、管理するための環境やグラフィカルユーザーインターフェース(graphical user interface)を含む。サービス設計部142は、例えばグラフ構造等のフロー図を用いて、アプリケーションやサービスを提供するための1以上の予め定義されたノードタイプ(node type)やドラッグドロップ機能(drag and drop functionality)を提供する。
【0083】
ライフサイクル管理部143は、サービスやアプリケーションの設計期間、つまりサービスやアプリケーションがIMSアプリケーションサーバー10のサービス実行レイヤー110に展開される前に、アプリケーションやサービスのためのライフサイクル論理を形成する。
【0084】
サービス管理部144は、サービス管理を可能にし、サポートするよう構成され、サービスやアプリケーションの詳細の選択、図の形成、有効化、表示、無効化、削除等を行う。
【0085】
図9Dは、サービス生成レイヤー140を用いて新たなサービスやアプリケーションを生成する例を示す。同図に示されるように、サービス生成レイヤー140は、技術者でなくともIMSアプリケーションサーバー10で提供されるサービスやアプリケーションを設計、管理、展開できるユーザーフレンドリーでWEBに基づいたツール(以下、サービス生成環境という)を提供する。例えば、サービス生成環境を用いて、ユーザーは容易にIMSアプリケーションサーバー10で実現されるコンタクトセンターサービスと相互動作することができる。
【0086】
図9Dに示されるように、サービス生成環境の中で、IMSアプリケーションサーバー10でサービスを要求するユーザーとの相互作用のためのサービスやアプリケーションのビジネス論理(business logic)を設計や管理するために、ドラッグドロップ機能はサービス生成レイヤー140によってサポートされる。ビジネス論理は、セルフサービスや入ってくるユーザー要求を問い合わせる問い合わせ論理を含む。更に、サービス生成環境は、複数のノードタイプを有する(知的)ノードライブラリ((intelligent) node library)を提供する。これにより、サービスやアプリケーションとユーザーの相互作用を補助するための入出力データ管理が簡素化される。更に、サービスやアプリケーションのためのビジネス論理は木構造の代わりにグラフ構造を用いて、見えるように生成される。したがって、同じアプリケーションを同じまたは異なるサービスにおいて再度使用することができる。
【0087】
図9EはIMSアプリケーションサーバー10のサービス実行レイヤー110におけるコミュニケーション部(レイヤー)の構成の一例を示す。コミュニケーション部(レイヤー)130は、IMSアプリケーションサーバー10と外部装置、外部OS(operation support)、BS(business support)システム、IMSネットワークの管理部を管理するための管理部のサービス間のコミュニケーションをサポートするアダプタ131、132、133を有する。
【0088】
1の実施例においては、サービス実行レイヤー110のコミュニケーション部(レイヤー)130は、マルチメディアリソース機能(multimedia resource function (MRF))アダプタ1311、コールセッション制御機能(call session control function (CSCF))アダプタ132、知的ネットワーク管理センター(intelligent network management center (IMC))を有する。MRFアダプタ131は、例えば、IMSアプリケーションサーバー10とMRF間でVxmlファイルを交換することにより、httpコミュニケーションをサポートする。CSCFアダプタ132は、セッション確立プロトコル(session initiation protocol (SIP))コミュニケーションをサポートし、IMCアダプタ133はSNMPコミュニケーションをサポートする。
【0089】
MRFアダプタは例えば、アナウンスや、メディアコード変換、会議の実行といった補助、適応に関する側面のために使用される。
【0090】
CSCFアダプタは、サブスクライバーを処理する責任を有するIMSエンティティであって、アプリケーションサーバーは、SIPメッセージの形式がいずれであるか要求する。具体的要求に応じて、要求を処理する際1以上のCSCF、例えば、P−CSCF、I−CSCF、S−CSCFが使用される。
【0091】
IMCアダプタはSNMP(simple network management protocol)に適合させるために用いられる。SNMPは、TCP/IP(Transmission Control Protocol/Internet Protocol)スイートの一部であって、IPゲートウェイやその他のネットワーク機能を制御管理するために用いられる。
【0092】
図9Fは、IMSアプリケーションサーバー10のサービス実行レイヤー110におけるサービス論理部121乃至126の形成の一例を示す。サービス論理部121乃至126はサービス生成レイヤーで設計されたサービスやアプリケーションを実行する。(フロー)図は、MRFアダプタ131へ提供されるVXML(Voice XML)ファイルを介して管理される。
【0093】
サービス実行レイヤー110は、構成の一例として、展開管理部121、ブロック作成ライブラリ122、ルールエンジン部123、セッション管理部124、キャッシュ部125、監視管理部126を有する。展開管理部121は、サービスの展開や除去、サービスのバージョンを管理する。ブロック作成ライブラリ部122は、Java(登録商標)ライブラリ格納部として形成され、ノードタイプについての動作をサポートする。ブロック作成ライブラリ部は、サービス生成レイヤー140におけるサービスの設計やサービス論理レイヤー120におけるサービスの実行に用いられる。ルールエンジン部123は、サービスを実行するためのルールを有する。セッション管理部124は、サービスの実行期間、E2E(enterprise-to-enterprise)セッションを管理する。セッション管理部124は、セッション処理部及びサービス管理部を含んでもよい。セッション処理部はセッションのセットアップやセッションを終了し、時間切れを管理してもよい。サービス管理部は、セッション処理部やルールエンジン部123上で動作してもよいし、実行されるサービスのための処理論理に形成されてもよい。キャッシュ部125は、セッション情報を有するキャッシュシステムである。監視管理部126は、システムの欠陥や処理データを外部のサーバーへ提供し警告を処理する。
【0094】
図10は、IPTVを用いてサービスを要求するためにIMSアプリケーションサーバー10へユーザーがコンタクトする際におけるIMSアプリケーションサーバー10の使用例の一例を示す。S21でIPTVを介して、ユーザー20は、IMSアプリケーションサーバー10にコンタクトする。例えば、購入したビデオオンデマンドサービスの質が悪いとクレームする。S22及びS23においては、ビデオオンデマンドサービスの質がまず、要求され、それから確認される。S24及びS25においては、IMSアプリケーションサーバー10は、質の悪いビデオオンデマンドサービスに関するコストを除くように要求する。最後に、S26において、ユーザー20は、ユーザー20のIPTV装置へ、当該ユーザー要求への応答を送ることにより、当該分析について報告され、S27において、ユーザーに返金される。
【0095】
図11は、顧客が企業であって、コンタクトセンターサービスにかかる遠距離通信サービスを提供するプロバイダーのためのIMSアプリケーションサーバー10の実装の一例を示す。IMSアプリケーションサーバー10は複数のサービスのホストとして機能する。例えば、それぞれの遠距離通信ビジネス部は、自身のサービスつまり対応するサービス論理を設計する各サービス生成環境を有する。
【0096】
当該サービスは、次に外部の顧客へサービスを提供、販売するのに用いられる。外部の顧客は、(実質的に)遠距離通信ビジネス部と独立した対応するサービス論理を用いて、自身のサービスを設計、展開する。さらに、それぞれの顧客は、そのブランドに応じて加工された別のサービス生成環境を提供される。
【0097】
結果として、遠隔通信部によって生成展開された以前から存在するサービスは顧客によって生成されたサービスに影響を与えない。
【0098】
図12を参照して、本発明を実装するためのシステムの一例を示す。当該システムは、従来技術におけるコンピュータ環境420(例えばパーソナルコンピュータ)の形式における汎用的なコンピュータ装置であって、処理部422、システムメモリ424、システムバス426を有する。また、当該システムは、様々なシステム要素、例えばシステムメモリ424乃至処理部422に接続される。処理部422は、システムメモリ424にアクセスすることにより、算術、論理、制御動作を行う。システムメモリ424は、処理部422とともに使用される情報や指示を格納する。システムメモリ424は、例えば、RAM(random access memory)428やROM(read only memory)430のような揮発性や不揮発性メモリを有してもよい。例えば起動時にコンピュータ環境(パーソナルコンピュータ)420内の要素間における情報伝達を補助する基本的なルーチンを含むBIOS(basic input/output system)は、ROM430に格納される。システムバス426は、様々なバスアーキテクチャを使用するメモリバスやメモリコントローラー、周辺バス、ローカルバスを含む様々な種類のバス構造であり得る。
【0099】
コンピュータ環境(パーソナルコンピュータ)420は、ハードディスク(図示なし)の読み込み書き込みを行うためのハードディスクドライブ432、着脱可能なディスク436の読み込み書き込みを行うための外部ディスクドライブ434を含んでもよい。着脱可能なディスク436は、磁気ディスクドライブのための磁気ディスクや、光学式ディスクドライブのための光学式ディスク、例えばCD ROMである。ハードディスクドライブ432及び外部ディスクドライブ434は、ハードディスクドライブインターフェース438や外部ディスクドライブインターフェースによって、それぞれシステムバス426に接続される。当該ドライブやそれらのコンピュータ記録媒体は、コンピュータ環境(パーソナルコンピュータ)420のコンピュータ読み取り可能な指示や、データ構造やプログラムモジュールやその他のデータ不揮発性の記憶を提供する。データ構造は、上記で詳述した複数の異なるアクセスチャネルを通じてアクセス可能なサービスを実行するためにコンピュータに実装された方法、サーバー、ネットワーク、コンピュータプログラム製品の実装のための関係するデータを含む。関係するデータは、例えば、関係また目的データベース(relational or object database)のような、データベースに格納される。
【0100】
上記で示した環境の一例においては、ハードディスク(図示なし)及び外部ディスクを用いているが、コンピュータによってアクセス可能なデータを格納できるその他の種類のコンピュータ読み取り可能な記録媒体、例えば、磁気カセット、フラッシュメモリカード、デジタルビデオディスク、ランダムアクセスメモリ、リードオンリーメモリ等を当該動作環境において用いてもよい。
【0101】
オペ―レーティングシステム(図示なし)、1以上のアプリケーションプログラム、その他のプログラムモジュール(図示なし)、プログラムデータ446を含む複数のプログラムモジュールは、ハードディスクや、外部ディスク、ROM430、RAM428、に格納され得る。アプリケーションプログラム444は、図1乃至図10において詳述した機能の少なくとも一部を含んでもよい。
【0102】
ユーザーは、下記のように、入力装置、例えばキーボード448やマウス450を用いてコマンドや情報をパーソナルコンピュータ420に入力する。その他の入力装置(図示なし)、マイクロフォン(またはその他のセンサ)、ジョイスティック、ゲームパッド、スキャナー等を用いてもよい。これらの入力装置は、システムバス426に接続されたシリアルポートインターフェース452を介して、処理部422へ接続されるか、または、その他のインターフェース、例えば、パラレルポートインターフェース454、ゲームパッド、ユニバーサルシリアルバス(USB)によって集約されてもよい。更に、情報は、プリンタ456を用いて印刷されてもよい。プリンタ456及びその他のパラレル入出力装置はパラレルポートインターフェース454を通じて処理部422へ接続される。モニター458やその他の種類の表示部も、例えばビデオ入出力460等のインターフェースを介して、システムバス426に接続される。モニターに加えて、コンピュータ環境420は、その他の周辺出力装置(図示なし)、例えば、スピーカーやその他のオーディオ出力を含んでもよい。
【0103】
コンピュータ環境420は、その他の電子機器、例えば、コンピュータ、電話(有線または無線)、PDA(personal digital assistant)、テレビ等とコミニケーションできるように形成されてもよい。コミュニケーションのためには、コンピュータ環境420は、1以上の電子機器への接続されるネットワーク環境において動作する。図12は、リモートコンピュータ462とネットワークを形成したコンピュータ環境を示す。リモートコンピュータ462は、別のコンピュータ環境、例えばサーバー、ルータ、ネットワークPC、ピア装置、またはその他の共通ネットワークノードであり、コンピュータ環境420の上記した多くのまたは全ての要素を含み得る。図12に示す論理接続は、LAN(local area network)464やWAN(wide area network)466である。当該ネットワーク環境は、オフィスや、企業コンピュータネットワーク(enterprise-wide computer networks)、イントラネットやインターネット等の一般的なものである。
【0104】
LANネットワーク環境で用いられる際には、コンピュータ環境420はネットワークI/O468を介してLAN464に接続される。WANネットワーク環境に用いられる際には、コンピュータ環境420は、モデム470やその他のWAN466を介したコミュニケーション形成手段を含む。コンピュータ環境420内部または外部のモデム470は、シリアルポートインターフェース452を介してシステムバス426に接続される。ネットワーク環境において、コンピュータ環境420に対して示されたプログラムモジュールまたはその一部は、リモートコンピュータまたはリモートコンピュータ462へアクセス可能なリモートメモリ格納装置に格納される。更に、複数の異なるアクセスチャネル方法を介してアクセス可能なサービスを実行するためのアプリケーション(上記に詳述)に関するその他のデータは、リモートコンピュータ462に存在してもよいし、リモートコンピュータ462を介してアクセス可能であってもよい。当該データは、例えば目的または関係データベースに格納される。上記に示したネットワーク接続は例示であって、電子機器間のコミュニケーションリンクを形成するその他の手段が用いられてもよい。
【0105】
上記のコンピュータシステムは、複数の異なるアクセスチャネルを通じてアクセス可能なサービスを処理するための方法を実装するために用いられるコンピュータシステムの形式の一例を示したものにすぎない。
【符号の説明】
【0106】
1 IMSネットワーク、2 サービスレイヤー、3 制御及び伝達レイヤー、3a 制御レイヤー、3b 伝達レイヤー、4 アクセスレイヤー、5 PBXサーバー、6 CTI、7a−7d 具体的システム、8 制御センターシステム、9a ユーザーデータベース、9b OSS/BSSシステム、10 IMSアプリケーションサーバー、11 SIPAs、20 ユーザー、30 ケアリングプロセス、31 ユーザー認証、32 ユーザー相互動作、33 セルフケア、34 エージェントルーティング、35 エージェントコンタクト、100 コンタクトセンターシステム、110 サービス実行レイヤー、120 サービス論理レイヤー、121 展開管理部、122 ブロック形成ライブラリ、123 ルールエンジン部、124 セッション管理部、125 キャッシュ部、126 監視管理部、130 コミュニケーションレイヤー、131 MRFアダプタ、132 CSCFアダプタ、133 IMCアダプタ、140 サービス生成レイヤー、141 アクセス管理部、142 サービス設計部、143 ライフサイクル管理部、144 サービス管理部、150 データレイヤー、160 監視レイヤー、200 従来のコンタクトセンターシステム、211 P−CSCFモジュール、212 S−CSCFモジュール、213 I−CSCFモジュール、214 HSSモジュール、215 S−CSCFモジュール、216 MRFCモジュール、217 MRFPモジュール、218 MGWモジュール、219 MSCモジュール、220 SGWモジュール、221 MGCFモジュール、222 SLFモジュール、223 BGCFモジュール、420 コンピュータ環境、422 処理部、424 システムメモリ、426 システムバス、428 RAM、430 ROM、432 ハードディスクドライブ、434 外部ディスクドライブ、436 着脱可能ディスク、438 ハードディスクドライブインターフェース、440 外部ディスクドライブインターフェース、444 アプリケーションプログラム、446 プログラムデータ、448 キーボード、450 マウス、452 シリアルポートインターフェース、454 パラレルポートインターフェース、456 プリンタ、458 モニター、460 ビデオ入出力、462 リモートコンピュータ、464 LAN、466 WAN、468 ネットワークI/O、470 モデム。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
複数の異なるアクセスチャネルを介してアクセス可能なサービスを実行するためのIMSアプリケーションサーバーであって、
少なくとも1のサービスを生成するための複数の要素を提供し、前記少なくとも1のサービスをテストしサービス実行レイヤーに展開するサービス生成レイヤーを含み、
前記サービス実行レイヤーは、
前記少なくとも1のサービスを実行するサービス論理部と、
前記少なくとも1のサービスを処理する際に用いられるその他のシステム及び/またはネットワークノードによって提供される少なくとも1の外部サービスへ接続するコミュニケーション部と、
を有することを特徴とするIMSアプリケーションサーバー。
【請求項2】
IMSアプリケーションサーバーは、IMSネットワークのサービスレイヤーに設置されることを特徴とする請求項1記載のIMSアプリケーションサーバー。
【請求項3】
前記サービスは、前記複数の異なるアクセスチャネルから、独自にアクセス可能であることを特徴とする請求項1または2記載のIMSアプリケーションサーバー。
【請求項4】
前記サービス生成レイヤーは、
ノードライブラリと関連したグラフィカル開発環境と、
フロー図を用いて前記サービスを設計するためのドラッグドロップ機能と、
を有することを特徴とする前記いずれかの請求項に記載のIMSアプリケーションサーバー。
【請求項5】
前記サービス論理部は、前記サービスを生成するとともに前記サービスを展開及び/または非展開する前記サービス生成レイヤーと相互に動作し、前記サービスは少なくとも1のコミュニケーション部を介してコミュニケーションされることを特徴とする前記いずれかの請求項に記載のIMSアプリケーションサーバー。
【請求項6】
前記複数の異なるアクセスチャネルは、1以上のプロトコル、1以上の物理的接続、及び/又は、無線または有線による接続を含むことを特徴とする前記いずれかの請求項に記載のIMSアプリケーションサーバー。
【請求項7】
前記サービスは、IPコンタクトセンターサービスであることを特徴とする前記いずれかの請求項に記載のIMSアプリケーションサーバー。
【請求項8】
IMSネットワークであって、
前記IMSネットワークの少なくとも1のサービスがサービスレイヤーにおける前記いずれかの請求項に記載のIMSアプリケーションサーバーにおいて実行されるように、前記IMSアプリケーションサーバーをホストする機能を有する前記サービスレイヤーと、
複数の異なるアクセスチャネルを介して少なくとも1のサービスを送る制御及び伝達レイヤーと、
前記複数の異なるチャネルにおいて使用可能な複数の異なるアクセス装置を有するアクセスレイヤーと、
を有することを特徴とするIMSネットワーク。
【請求項9】
IMSアプリケーションサーバーの複数の異なるアクセスチャネルを介してアクセス可能なサービスを実行するためのコンピュータ実装方法であって、
少なくとも1のサービスを生成するための複数の要素を提供するとともに、前記少なくとも1のサービスをテストし、前記IMSアプリケーションサーバーのサービス実行レイヤーに展開し、
前記IMSアプリケーションサーバーにおいて、少なくとも1の複数の異なるアクセスチャネルを通じて前記少なくとも1のサービスの要求を受信し、
前記少なくとも1のサービスを実行し、
前記少なくとも1のサービスを処理する際に用いられるその他のシステム及び/またはネットワークノードによって提供される少なくとも1の外部サービスへ接続することを特徴とする方法。
【請求項10】
前記アプリケーションサーバーは、IMSネットワークのサービスレイヤーに設置されることを特徴とする請求項9記載の方法。
【請求項11】
前記サービスは、前記複数の異なるアクセスチャネルから、独自にアクセス可能であることを特徴とする請求項9または10記載の方法。
【請求項12】
前記方法は、更に、
ノードライブラリと関連したグラフィカル開発環境と、フロー図を用いて前記サービスを設計するためのドラッグドロップ機能とを提供することを特徴とする請求項9乃至11のいずれかに記載の方法。
【請求項13】
前記複数の異なるアクセスチャネルは、1以上のプロトコル、1以上の物理的接続、及び/又は、無線または有線による接続を含むことを特徴とする請求項9乃至12のいずれかに記載の方法。
【請求項14】
前記サービスは、IPコンタクトセンターサービスであることを特徴とする請求項9乃至13のいずれかに記載の方法。
【請求項15】
コンピュータ読み取り可能な指示を含むコンピュータプログラムであって、コンピュータ及び/またはコンピュータネットワークシステムにおいてロードまたは作動された際に、前記コンピュータ及び/または前記コンピュータネットワークシステムに請求項8乃至12のいずれかに記載の方法に応じた動作をさせる手段、
として機能させるためのプログラム。


【図1】
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【図9A】
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【図9C】
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【図9E】
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【図9F】
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【図11】
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【図12】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8A】
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【図8B】
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【図9B】
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【図9D】
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【図10】
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【公開番号】特開2010−252338(P2010−252338A)
【公開日】平成22年11月4日(2010.11.4)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−95005(P2010−95005)
【出願日】平成22年4月16日(2010.4.16)
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
1.GSM
【出願人】(304026836)アクセンチュア グローバル サービスィズ ゲーエムベーハー (33)
【Fターム(参考)】