IgE媒介性疾患を治療するための新規組成物および方法
本発明は、高親和性でIgEおよびFcγRIIbに結合する免疫グロブリンに関し、該組成物は、膜アンカーIgEを発現する細胞を阻害することができる、該免疫グロブリンを含む。このような組成物は、アレルギーおよび喘息を含む、IgE媒介性疾患を治療するために有用である。
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【特許請求の範囲】
【請求項1】
IgE+ FcγRIIb+細胞を阻害する方法であって、前記細胞を共結合分子と接触させることを含み、前記共結合分子は、約100nM未満のKdでFcγRIIbに結合し、前記共結合分子は、前記細胞表面上でIgEおよびFcγRIIbに共結合する、方法。
【請求項2】
前記共結合分子は、IgEに特異性を有する抗体である、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記共結合分子は、第1のFv領域および第2のFv領域を含む二重特異性抗体であり、前記第1のFv領域はIgEに結合し、第2のFv領域は、約100nM未満のKdでFcγRIIbに結合する、請求項1に記載の方法。
【請求項4】
前記共結合分子は、Fc領域を含むFc融合物であり、前記Fc領域は、約100nM未満のKdでFcγRIIbに結合する、請求項1に記載の方法。
【請求項5】
前記細胞は、B細胞である、請求項1に記載の方法。
【請求項6】
IgEに特異性を有する共結合分子であって、前記共結合分子は、親FcポリペプチドのFc変異体を含み、前記Fc変異体は、前記親Fcポリペプチドに対して強化されたFcγRIIbに対する結合親和性を有する、共結合分子。
【請求項7】
前記Fc変異体は、前記親Fcポリペプチドと比較して、前記Fc領域に少なくとも1つのアミノ酸修飾を含み、前記修飾は、234、235、236、237、239、265、266、267、268、298、325、326、327、328、329、330、331、および332からなる群から選択され、番号付けは、EU指標に従う、請求項6に記載の共結合分子。
【請求項8】
前記修飾は、L235Y、G236D、S239D、V266M、S267E、H268D、H268E、L328F、L328W、ならびにL328Y 267Dおよび267Eからなる群から選択される置換である、請求項6に記載の共結合分子。
【請求項9】
前記修飾は、267Dおよび267Eからなる群から選択される置換である、請求項8に記載の共結合分子。
【請求項10】
328F、325D、325Y、239D、332E、268D、268E、236D、236N、328W、328Y、234D、234E、234W、237D、237N、327D、327E、235F、235R、239E、および266Mからなる群から選択される置換をさらに含み、番号付けは、EU指標に従う、請求項9に記載の共結合分子。
【請求項11】
可変領域およびFc領域を含む抗体であって、前記可変領域は、膜アンカーIgEに結合し、前記Fc領域は、約100nM未満のKdでFcγRIIbに結合する、抗体。
【請求項12】
前記可変領域VHドメインは、配列番号2のCDR1、配列番号3のCDR2、および配列番号4のCDR3、または配列番号18のCDR1、配列番号19のCDR2、および配列番号20のCDR3を含む、請求項11に記載の抗体。
【請求項13】
前記可変領域VLドメインは、配列番号6のCDR1、配列番号7のCDR2、および配列番号8のCDR3、または配列番号22のCDR1、配列番号23のCDR2、および配列番号24のCDR3を含む、請求項11に記載の抗体。
【請求項1】
IgE+ FcγRIIb+細胞を阻害する方法であって、前記細胞を共結合分子と接触させることを含み、前記共結合分子は、約100nM未満のKdでFcγRIIbに結合し、前記共結合分子は、前記細胞表面上でIgEおよびFcγRIIbに共結合する、方法。
【請求項2】
前記共結合分子は、IgEに特異性を有する抗体である、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記共結合分子は、第1のFv領域および第2のFv領域を含む二重特異性抗体であり、前記第1のFv領域はIgEに結合し、第2のFv領域は、約100nM未満のKdでFcγRIIbに結合する、請求項1に記載の方法。
【請求項4】
前記共結合分子は、Fc領域を含むFc融合物であり、前記Fc領域は、約100nM未満のKdでFcγRIIbに結合する、請求項1に記載の方法。
【請求項5】
前記細胞は、B細胞である、請求項1に記載の方法。
【請求項6】
IgEに特異性を有する共結合分子であって、前記共結合分子は、親FcポリペプチドのFc変異体を含み、前記Fc変異体は、前記親Fcポリペプチドに対して強化されたFcγRIIbに対する結合親和性を有する、共結合分子。
【請求項7】
前記Fc変異体は、前記親Fcポリペプチドと比較して、前記Fc領域に少なくとも1つのアミノ酸修飾を含み、前記修飾は、234、235、236、237、239、265、266、267、268、298、325、326、327、328、329、330、331、および332からなる群から選択され、番号付けは、EU指標に従う、請求項6に記載の共結合分子。
【請求項8】
前記修飾は、L235Y、G236D、S239D、V266M、S267E、H268D、H268E、L328F、L328W、ならびにL328Y 267Dおよび267Eからなる群から選択される置換である、請求項6に記載の共結合分子。
【請求項9】
前記修飾は、267Dおよび267Eからなる群から選択される置換である、請求項8に記載の共結合分子。
【請求項10】
328F、325D、325Y、239D、332E、268D、268E、236D、236N、328W、328Y、234D、234E、234W、237D、237N、327D、327E、235F、235R、239E、および266Mからなる群から選択される置換をさらに含み、番号付けは、EU指標に従う、請求項9に記載の共結合分子。
【請求項11】
可変領域およびFc領域を含む抗体であって、前記可変領域は、膜アンカーIgEに結合し、前記Fc領域は、約100nM未満のKdでFcγRIIbに結合する、抗体。
【請求項12】
前記可変領域VHドメインは、配列番号2のCDR1、配列番号3のCDR2、および配列番号4のCDR3、または配列番号18のCDR1、配列番号19のCDR2、および配列番号20のCDR3を含む、請求項11に記載の抗体。
【請求項13】
前記可変領域VLドメインは、配列番号6のCDR1、配列番号7のCDR2、および配列番号8のCDR3、または配列番号22のCDR1、配列番号23のCDR2、および配列番号24のCDR3を含む、請求項11に記載の抗体。
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5−1】
【図5−2】
【図5−3】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【図14】
【図15】
【図16】
【図17】
【図18】
【図19】
【図20】
【図21】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5−1】
【図5−2】
【図5−3】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【図14】
【図15】
【図16】
【図17】
【図18】
【図19】
【図20】
【図21】
【公表番号】特表2012−503007(P2012−503007A)
【公表日】平成24年2月2日(2012.2.2)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−527970(P2011−527970)
【出願日】平成21年9月17日(2009.9.17)
【国際出願番号】PCT/US2009/057366
【国際公開番号】WO2010/033736
【国際公開日】平成22年3月25日(2010.3.25)
【出願人】(510089100)ゼンコア インコーポレイテッド (4)
【Fターム(参考)】
【公表日】平成24年2月2日(2012.2.2)
【国際特許分類】
【出願日】平成21年9月17日(2009.9.17)
【国際出願番号】PCT/US2009/057366
【国際公開番号】WO2010/033736
【国際公開日】平成22年3月25日(2010.3.25)
【出願人】(510089100)ゼンコア インコーポレイテッド (4)
【Fターム(参考)】
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