説明

LEDホルダー

【課題】発光ダイオードを回路基板に実装する場合の位置精度が向上し、また、耐振動性の向上を図ることができるLEDホルダーを提供する。
【解決手段】発光ダイオード10のリード11をリード挿入孔3に挿通して発光ダイオード10をLED挿入部2内に挿入し、リード11を略直角に折曲げて、これらリード11の折曲げ部11Aをリード挿入溝部4に挿入し、フラップ7を、ヒンジ部6を支点にしてホルダー本体1Aの背面部1b側に回動させて、フラップ7の係止片部9をホルダー本体1Aの係止溝部5に係止し、フラップ7の一対のリード押え部8をリード挿入溝部4に挿入して、リード押え部8でリード11の折曲げ部11Aを押える。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、発光ダイオードの保持に用いられるLEDホルダーに関する。
【背景技術】
【0002】
従来の、この種のLEDホルダー30は、図10乃至図12に示すように、縦部位31aの先側に横部位31bを形成した正面視でT字形状のホルダー本体31を有しており、このホルダー本体31の縦部位31aの両側にリード保持部32を形成して、これらのリード保持部32と横部位31bとの間に溝形状のリード挿入部33を形成した構成である。
【0003】
そして、図13に示すように、発光ダイオード(LED)40の一対のリード41をリード挿入部33に挿通して、リード41をリード保持部32に当てて略直角に折曲げて発光ダイオード40を保持し、リード41の折曲げ部41Aを、回路基板50に設けたスルーホール51に挿入し、ホルダー本体31の基板接触面部31dを実装面50Aに接触させて、リード41の折曲げ部41Aを回路基板50の接続パターン(図示せず)に半田付けすることで発光ダイオード40が回路基板50に実装してある。
【0004】
また、従来のLEDホルダーとしては、平面視でコの字型の壁体と、この壁体の背面部位の頂部に形成された一対のスリット部と、壁体の背面部位の内面に設けた倒れ防止部と、壁体の背面部位の基板接触面側に設けられたガイドピンと、壁体の両側部位の基板接触面側に設けられた係止部とで構成されたものがある。
【0005】
そして、このLEDホルダーは、プリント配線板(回路基板)に設けられた係止用挿入穴に係止部を、位置決め穴にガイドピンをそれぞれ挿入してプリント配線板に固定してあり、発光ダイオードは、壁体で囲まれた状態でプリント配線板に実装してあり、そのリードは略直角に折曲げてあって、このリードをスリット部に引っ掛けた状態で、プリント配線板のスルーホールに挿入後、半田付けされている(特許文献1)。
【特許文献1】特開平2005−142412号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、上記した図10乃至図12に示す従来のLEDホルダーにあっては、LEDホルダーが発光ダイオード40を保持した状態では、発光ダイオード40の一対のリード41をリード保持部32に当てて略直角に折曲げるのみであるために、リード41の折曲げ部41Aのスプリングバックの影響によるLEDホルダー40との密着性が弱くなって、リード41にガタツキが発生していた。このために、発光ダイオード40を回路基板50に実装する場合の位置精度が低下し、また、耐振動性の低下が起こるという課題を有していた。
【0007】
また、特許文献1に開示された従来のLEDホルダーで発光ダイオードを保持する場合においても、発光ダイオードは、壁体で囲まれた状態でプリント配線板に実装してあり、そのリードをスリット部に引っ掛けた状態で、リードは略直角に折曲げるのみであるために、リードの折曲げ部のスプリングバックの影響によるLEDホルダーとの密着性が弱くなって、リードにガタツキが発生していた。このために、発光ダイオードを回路基板に実装する場合の位置精度が低下し、また、耐振動性の低下が起こるという課題を有していた。
【0008】
本発明は、上記した従来の課題を解決するものであって、その目的とするところは、発光ダイオードを回路基板に実装する場合の位置精度が向上し、また、耐振動性の向上を図ることができるLEDホルダーを提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0009】
上記した本発明の目的を達成するために、本発明に係るLEDホルダーは、ホルダー本体を有していて、回路基板に実装される発光ダイオードを保持するLEDホルダーであって、ホルダー本体は、発光ダイオードを保持する発光ダイオード保持部と、発光ダイオードのリードを略直角に折曲げた状態にして保持するリード保持部とを有しており、ホルダー本体に、リードの折曲げ部をリード保持部に押し付けるリード押付け手段を設けるようにしたものである。
【0010】
かかる構成により、発光ダイオード保持部で発光ダイオードを保持すると共に、リード保持部で、発光ダイオードのリードを略直角に折曲げた状態にして保持して、リード押付け手段でリードの折曲げ部をリード保持部に押し付けて発光ダイオードを保持することができる。このように、リード押付け手段でリードの折曲げ部をリード保持部に押し付けることにより、リードの折曲げ部のスプリングバックの影響によるLEDホルダーとの密着性の悪化を矯正して、リードのガタツキをなくすことができる。このために、発光ダイオードを回路基板に実装する場合の位置精度が向上し、また、耐振動性の向上を図ることができる。
【0011】
また、本発明に係るLEDホルダーは、上記した本発明に係るLEDホルダーにおいて、発光ダイオード保持部は、ホルダー本体の一方の面部に凹部からなるLED収容部を形成して構成してあり、リード保持部は、ホルダー本体の他方の面部に、折曲げ部が挿入されるリード挿入溝部を形成すると共に、LED収容部の端面部に、リード挿入溝部に抜けるリード挿入孔を形成して構成してあるものである。
【0012】
かかる構成により、発光ダイオードをLED収容部に収容して発光ダイオードを保持すると共に、発光ダイオードのリードをリード挿入孔に挿入して、このリード挿入孔より突出したリードを折曲げてリード挿入溝部に挿入して、リード押付け手段でリードの折曲げ部をリード挿入溝部に押し付けることにより、リードの折曲げ部のスプリングバックの影響によるLEDホルダーとの密着性の悪化を矯正して、リードのガタツキをなくすことができる。このために、発光ダイオードを回路基板に実装する場合の位置精度が向上し、また、耐振動性の向上を図ることができる。
【0013】
また、リードを略直角に折曲げて、これらリードの折曲げ部をリード挿入溝部に挿入する場合、リード挿入孔がリードを保持することにより、リードの基部を略直角に折曲げる際に、このリード11の基部にストレスを与えることがなく、容易に曲げ加工を行なうことができる。
【0014】
また、本発明に係るLEDホルダーは、上記した本発明に係るLEDホルダーにおいて、リード押付け手段は、ホルダー本体にヒンジ部を介して設けられ且つ当該ヒンジ部で他方の面部側に回動された状態でホルダー本体に係脱可能に係止されるフラップを有しており、このフラップに、当該フラップの回動時にリード挿入溝部に挿入されて折曲げ部を押えるリード押え部を設けて構成してあるものである。
【0015】
かかる構成により、発光ダイオードをLED収容部に収容して発光ダイオードを保持すると共に、発光ダイオードのリードをリード挿入孔に挿入して、このリード挿入孔より突出したリードを折曲げてリード挿入溝部に挿入して、フラップを、ヒンジ部を支点にしてホルダー本体側に回動させて、このホルダー本体に係止することで、フラップのリード押え部をリード挿入溝部に挿入してリード押え部でリードの折曲げ部をリード挿入溝部に押し付けることにより、リードの折曲げ部のスプリングバックの影響によるLEDホルダーとの密着性の悪化を矯正して、リードのガタツキをなくすことができる。このために、発光ダイオードを回路基板に実装する場合の位置精度が向上し、また、耐振動性の向上を図ることができる。
【0016】
また、本発明に係るLEDホルダーは、上記した本発明に係るLEDホルダーにおいて、ホルダー本体に一方の係止部を設け、フラップに他方の係止部を設けて、フラップの折曲げ時に、一方の係止部に他方の係止部を係脱可能に係止してフラップを回動状態に保持するようにしたものである。
【0017】
かかる構成により、一方の係止部に他方の係止部を係脱可能に係止してフラップを回動状態に保持して、フラップのリード押え部をリード挿入溝部に挿入してリード押え部でリードの折曲げ部をリード挿入溝部に押し付けることにより、リードの折曲げ部のスプリングバックの影響によるLEDホルダーとの密着性の悪化を矯正して、リードのガタツキをなくすことができる。このために、発光ダイオードを回路基板に実装する場合の位置精度が向上し、また、耐振動性の向上を図ることができる。ここで、一方の係止部とは、例えば、ホルダー本体の両側面部に形成された係止溝部が該当し、他方の係止部とは、例えば、フラップの両側辺部に設けた、係止爪を有する係止片部が該当する。
【0018】
また、本発明に係るLEDホルダーは、上記した本発明に係るLEDホルダーにおいて、ホルダー本体に、発光ダイオードの回路基板への実装時に、回路基板に設けた位置決め穴に挿入される位置決め用突起部を設けるようにしたものである。
【0019】
かかる構成により、位置決め用突起部を回路基板に設けた位置決め穴に挿入することで、より位置精度が向上し、また、耐振動性の向上を図ることができる。
【0020】
また、本発明に係るLEDホルダーは、上記した本発明に係るLEDホルダーにおいて、ホルダー本体に、発光ダイオードの回路基板への実装時に、回路基板に設けた係止穴に挿入係止される支持用脚部を設けるようにしたものである。
【0021】
かかる構成により、支持用脚部を回路基板に設けた係止穴に挿入係止することで、より位置精度が向上し、また、耐振動性の向上を図ることができる。
【発明の効果】
【0022】
本発明に係るLEDホルダーによれば、リードの折曲げ部のスプリングバックの影響によるLEDホルダーとの密着性の悪化を矯正して、リードのガタツキをなくすことができる。このために、発光ダイオードを回路基板に実装する場合の位置精度が向上し、また、耐振動性の向上を図ることができる。
【0023】
また、リードを略直角に折曲げて、これらリードの折曲げ部をリード挿入溝部に挿入する場合、リード挿入孔がリードを保持することにより、リードの基部を略直角に折曲げる際に、このリードの基部にストレスを与えることがなく、容易に曲げ加工を行なうことができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0024】
以下、本発明に係るLEDホルダーについて、図面に基づいて説明する。
【0025】
(実施の形態1)
本発明の実施の形態1におけるLEDホルダーを図1乃至図4に示す。図1は本発明に係るLEDホルダーの側面図、図2は同LEDホルダーの正面図、図3は同LEDホルダーの背面図、図4は図2のX−X線に沿う断面図である。
【0026】
LEDホルダー1は、四角柱形状のホルダー本体1Aを有しており、このホルダー本体1Aの一方の面部である正面部1aには円形状の凹部からなる発光ダイオード保持部であるLED挿入部2が形成してあり、このLED挿入部2の端面部2aには、左右一対の円形孔からなるリード挿入孔3が形成してある。また、ホルダー本体1Aの他方の面部である背面部1bには、左右一対のリード挿入溝部4が形成してあり、これらのリード挿入溝部4は基板接触面部1dに抜けている。
【0027】
そして、リード挿入溝部4の端部4a側にリード挿入孔3が開口している。また、ホルダー本体1Aの両側面部1e,1fには、背面部1b側に寄せて一方の係止部である係止溝部5が形成してある。
【0028】
ホルダー本体1Aには、その背面部1bの頂面部1c側にヒンジ部6を介してフラップ7が連結してあり、このフラップ7及びヒンジ部6はホルダー本体1Aと一体に成形されるものである。
【0029】
フラップ7の内面部7aには、左右一対の凸条からなるリード押え部8が突設してあり、これらのリード押え部8はフラップ7の自由端部側に延ばしてある。また、フラップ7の両側辺部には、係止爪9aを有する係止片部9(他方の係止部)が突設してある。そして、フラップ7と、リード押え部8と、係止片部9と、係止溝部5及び係止片部9でリード押付け手段を構成している。
【0030】
次に、上記のように構成されたLEDホルダー1で発光ダイオード(LED)10を保持して回路基板20(図6及び図7参照)に実装する手順を説明する。
【0031】
発光ダイオード10は一対のリード11を有していて、図5に示すように、これらのリード11をリード挿入孔3に挿通させて発光ダイオード10をLED挿入部2内に挿入する。この場合、リード11は、ホルダー本体1Aの背面部1bから外方に突出する。
【0032】
次に、リード11を略直角に折曲げて、これらリード11の折曲げ部11Aをリード挿入溝部4に挿入する。この場合、リード11がリード挿入孔3に保持されることにより、リード11の基部(付け根)を略直角に折曲げる際に、このリード11の基部にストレスを与えることがない。
【0033】
そして、図6及び図7に示すように、フラップ7を、ヒンジ部6を支点にしてホルダー本体1Aの背面部1b側に回動させて、フラップ7の一対のリード押え部8をリード挿入溝部4に挿入して、リード押え部8でリード11の折曲げ部11Aを押え、フラップ7の両係止片部9をホルダー本体1Aの係止溝部5に沿わせて係止爪9aを係止溝部5に係止する。この場合、ホルダー本体1Aの基板接触面部1dからリード11の折曲げ部11Aが外方に向って突出する。
【0034】
上記したように、フラップ7の一対のリード押え部8をリード挿入溝部4に挿入して、リード押え部8でリード11の折曲げ部11Aを押え込むことにより、リード11の折曲げ部11Aのスプリングバックの影響によるLEDホルダー1との密着性の悪化を矯正して、リードのガタツキをなくすようになる。
【0035】
次に、回路基板20に設けたスルーホール21にリード11の折曲げ部11Aを挿入し、ホルダー本体1Aの基板接触面部1dを実装面20Aに接触させて、リード11の折曲げ部11Aを回路基板20の接続パターン(図示せず)に半田付けすることで発光ダイオード10が回路基板20に実装される。
【0036】
以上説明したように、本発明の実施の形態1によれば、フラップ7の一対のリード押え部8をリード挿入溝部4に挿入して、リード押え部8でリード11の折曲げ部11Aを押え込むことにより、リード11の折曲げ部11Aのスプリングバックの影響によるLEDホルダー1との密着性の悪化を矯正して、リードのガタツキをなくすことができる。このために、発光ダイオード20を回路基板20に実装する場合の位置精度が向上し、また、耐振動性の向上を図ることができる。
【0037】
また、リード11を略直角に折曲げて、これらリード11の折曲げ部11Aをリード挿入溝部4に挿入する場合、リード11がリード挿入孔3に保持されることにより、リード11の基部を略直角に折曲げる際に、このリード11の基部にストレスを与えることがなく、容易に曲げ加工を行なうことができる。
【0038】
(実施の形態2)
図8に、本発明の実施の形態2におけるLEDホルダーを示す。このLEDホルダー1−1は、そのホルダー本体1Aの基板接触面部1dに位置決め用突起部12を突設したものであって、他の構成は、上記した本発明の実施の形態1におけるLEDホルダー1と同構成であって、このLEDホルダー1−1はLEDホルダー1と同様にして発光ダイオード10を保持する。
【0039】
そして、LEDホルダー1−1は、回路基板20のスルーホール21にリード11の折曲げ部11Aを挿入し、位置決め用突起部12を回路基板20に設けた位置決め穴22に挿入して、ホルダー本体1Aの基板接触面部1dを実装面20Aに接触させて、リード11の折曲げ部11Aを回路基板20の接続パターン(図示せず)に半田付けすることで発光ダイオード10が回路基板20に実装される。
【0040】
本発明の実施の形態2においても、フラップ7の一対のリード押え部8をリード挿入溝部4に挿入して、リード押え部8でリード11の折曲げ部11Aを押え込むことにより、リード11の折曲げ部11Aのスプリングバックの影響によるLEDホルダー1−1との密着性の悪化を矯正して、リードのガタツキをなくすことができる。
【0041】
このために、発光ダイオード20を回路基板20に実装する場合の位置精度が向上し、また、耐振動性の向上を図ることができるが、位置決め用突起部12を回路基板20の実装面20Aに設けた位置決め穴22に挿入することで、より位置精度が向上し、また、耐振動性の向上を図ることができる。
【0042】
(実施の形態3)
図9に、本発明の実施の形態3におけるLEDホルダーを示す。このLEDホルダー1−2は、そのホルダー本体1Aの基板接触面部1d側に、係止爪13aを有する支持用脚部13を突設したものであって、他の構成は、上記した本発明の実施の形態1におけるLEDホルダー1と同構成であって、このLEDホルダー1−2はLEDホルダー1と同様にして発光ダイオード10を保持する。
【0043】
そして、LEDホルダー1−2は、回路基板20の実装面20Aに設けたスルーホール21にリード11の折曲げ部11Aを挿入し、支持用脚部13を回路基板20に設けた係止穴23に挿入係止して、ホルダー本体1Aの基板接触面部1dを実装面20Aに接触させて、リード11の折曲げ部11Aを回路基板20の接続パターン(図示せず)に半田付けすることで発光ダイオード10が回路基板20に実装される。
【0044】
本発明の実施の形態3においても、フラップ7の一対のリード押え部8をリード挿入溝部4に挿入して、リード押え部8でリード11の折曲げ部11Aを押え込むことにより、リード11の折曲げ部11Aのスプリングバックの影響によるLEDホルダー1−2との密着性の悪化を矯正して、リードのガタツキをなくすことができる。
【0045】
このために、発光ダイオード20を回路基板20に実装する場合の位置精度が向上し、また、耐振動性の向上を図ることができるが、支持用脚部13を回路基板20に設けた係止穴23に挿入係止することで、より位置精度が向上し、また、耐振動性の向上を図ることができる。
【0046】
また、本発明の実施の形態2におけるLEDホルダー1−1では、そのホルダー本体1Aの基板接触面部1dに位置決め用突起部12を突設し、本発明の実施の形態3におけるLEDホルダー1−2では、そのホルダー本体1Aの基板接触面部1d側に支持用脚部13を突設したが、本発明におけるLEDホルダーでは、ホルダー本体1Aに位置決め用突起部12と支持用脚部13との双方を設けるようにしてもよい。
【産業上の利用可能性】
【0047】
本発明に係るLEDホルダーによれば、リードの折曲げ部のスプリングバックの影響によるLEDホルダーとの密着性の悪化を矯正して、リードのガタツキをなくすことができて、発光ダイオードを回路基板に実装する場合の位置精度が向上し、また、耐振動性の向上を図ることができるし、また、リードの基部を略直角に折曲げるのに、このリードの基部にストレスを与えることがなく、容易に曲げ加工を行なうことができるという効果を有しており、発光ダイオードの保持に用いられるLEDホルダーの用途に広く適用できる。
【図面の簡単な説明】
【0048】
【図1】本発明の実施の形態1におけるLEDホルダーの側面図である。
【図2】同LEDホルダーの正面図である。
【図3】同LEDホルダーの背面図である。
【図4】図2のX−X線に沿う断面図である。
【図5】本発明の実施の形態1におけるLEDホルダーで発光ダイオードを回路基板に取付ける取付順序を示す説明図である。
【図6】同LEDホルダーで発光ダイオードを回路基板に取付けた状態を断面で示す説明図である。
【図7】同LEDホルダーで発光ダイオードを回路基板に取付けた状態を正面から見た説明図である。
【図8】本発明の実施の形態2におけるLEDホルダーで発光ダイオードを回路基板に取付けた状態を断面で示す説明図である。
【図9】本発明の実施の形態3におけるLEDホルダーで発光ダイオードを回路基板に取付けた状態を断面で示す説明図である。
【図10】従来のLEDホルダーの正面図である。
【図11】同LEDホルダーの側面図である。
【図12】同LEDホルダーの背面図である。
【図13】従来のLEDホルダーで発光ダイオードを回路基板に取付けた状態を断面で示す説明図である。
【符号の説明】
【0049】
1 LEDホルダー
1−1 LEDホルダー
1−2 LEDホルダー
1A ホルダー本体
1a 正面部(一方の面部)
1b 背面部(他方の面部)
1d 基板接触面部
2 LED挿入部(発光ダイオード保持部)
2a 端面部
3 リード挿入孔
4 リード挿入溝部
5 係止溝部(一方の係止部)(リード押付け手段)
6 ヒンジ部
7 フラップ(リード押付け手段)
8 リード押え部(リード押付け手段)
9 係止片部(他方の係止部)(リード押付け手段)
10 発光ダイオード(LED)
11 リード
11A 折曲げ部
12 位置決め用突起部
13 支持用脚部
13a 係止爪
20 回路基板
20A 実装面
21 スルーホール
22 位置決め穴
23 係止穴



【特許請求の範囲】
【請求項1】
ホルダー本体を有していて、回路基板に実装される発光ダイオードを保持するLEDホルダーであって、
前記ホルダー本体は、前記発光ダイオードを保持する発光ダイオード保持部と、前記発光ダイオードのリードを略直角に折曲げた状態にして保持するリード保持部とを有しており、前記ホルダー本体に、前記リードの折曲げ部を前記リード保持部に押し付けるリード押付け手段を設けるようにしたことを特徴とするLEDホルダー。
【請求項2】
前記発光ダイオード保持部は、前記ホルダー本体の一方の面部に凹部からなるLED収容部を形成して構成してあり、前記リード保持部は、前記ホルダー本体の他方の面部に、前記折曲げ部が挿入されるリード挿入溝部を形成すると共に、前記LED収容部の端面部に、前記リード挿入溝部に抜けるリード挿入孔を形成して構成してあることを特徴とする請求項1に記載のLEDホルダー。
【請求項3】
前記リード押付け手段は、前記ホルダー本体にヒンジ部を介して設けられ且つ当該ヒンジ部で前記他方の面部側に回動された状態で前記ホルダー本体に係脱可能に係止されるフラップを有しており、このフラップに、当該フラップの回動時に前記リード挿入溝部に挿入されて前記折曲げ部を押えるリード押え部を設けて構成してあることを特徴とする請求項2に記載のLEDホルダー。
【請求項4】
前記ホルダー本体に一方の係止部を設け、前記フラップに他方の係止部を設けて、前記フラップの折曲げ時に、前記一方の係止部に前記他方の係止部を係脱可能に係止して前記フラップを前記回動状態に保持するようにしたことを特徴とする請求項3に記載のLEDホルダー。
【請求項5】
前記ホルダー本体に、前記発光ダイオードの前記回路基板への実装時に、前記回路基板に設けた位置決め穴に挿入される位置決め用突起部を設けるようにしたことを特徴とする請求項1乃至請求項4の何れかの一に記載のLEDホルダー。
【請求項6】
前記ホルダー本体に、前記発光ダイオードの前記回路基板への実装時に、前記回路基板に設けた係止穴に挿入係止される支持用脚部を設けるようにしたことを特徴とする請求項1乃至請求項5の何れかの一に記載のLEDホルダー。



【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【公開番号】特開2007−189104(P2007−189104A)
【公開日】平成19年7月26日(2007.7.26)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−6591(P2006−6591)
【出願日】平成18年1月13日(2006.1.13)
【出願人】(000002945)オムロン株式会社 (3,542)
【Fターム(参考)】