説明

SONET/SDHタイムスロット用の固有番号付けを備えたネットワーク管理システム

【課題】 適切な情報が適切なタイムスロットでトランスペアレント且つ自動的に運ばれるように、また、ユーザが基礎のプロトコル(SONET/SDH)について懸念する必要がないように、プロトコルのタイムスロットを選択する機能が提供される。
【解決手段】 電気通信ネットワークを管理する方法は、電気通信ネットワークの物理端点に関する情報を取得し、電気通信ネットワークの接続端点に関する情報を取得し、取得した電気通信ネットワークの物理端点に関する情報と、取得した電気通信ネットワークの接続端点に関する情報とに基づいて、接続端点の固有の識別子を生成することを有する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、自動的にネットワークエレメントを発見し、ネットワーク相互接続のネットワークトポロジにマッピングするシステム及び方法に関するものである。
【背景技術】
【0002】
電気通信サービスが増加するにつれて、電気通信ネットワークはますます複雑になってきている。今日では、同期式光ファイバネットワーク(SONET:Synchronous Optical Network)、高密度波長分割多重方式(DWDM:Dense Division Multiplexing)、非同期転送モード(ATM:Asynchronous Transfer Mode)、Ethernet(登録商標)等のような技術を使用した電気通信ネットワークは、世界的に広がり、数千ものネットワークエレメント(NE:Network Element)を有することがある。一般的に、ネットワーク管理システム(NMS:Network Management System)として知られるシステムは、そのような電気通信ネットワークの構成及び動作を管理するために使用される。
【0003】
特に、NMSは、ネットワークエレメントのクロスコネクトを生成するために、特定のネットワーク設備のタイムスロットを使用するアプリケーションを有する。各タイムスロットは、特定のタイムスロットのレートで固定のアクセス識別子(AID:Access Identifier)に関連する。SONET/SDHのNEを通じて広がる回線では、回線の生成は、各SONET又はSDHのNEでのクロスコネクトの生成を含む。AID及びタイムスロットのレートは、SONETレイヤとSDHレイヤとで異なる。クロスコネクトを生成するときに、NMSはネットワークエレメント(SONET/SDH)の種類を認識していなければならず、また、ある場合には設備(SONET/SDH)の種類すら認識していなければならない。
【0004】
一般的に、NMSは、SONETとSDHのNEの双方を有するネットワークを管理するように構成されることがある。同様に、消費者は異なる種類のNEに及ぶネットワークを有することがある。例えば、SDHネットワークエレメントでSONETトラヒックを運ぶように構成された設備が存在することがある。各NEは異なる設備を有し、各設備はその独自の論理タイムスロットを有する。SONETのNEでは、SONET設備は、設備の帯域に基づいたSONETタイムスロットを有する。同様に、SDH設備は、設備の帯域に基づいたSDHタイムスロットを有する。SONET及びSDHタイムスロットは、本質的に相互に関係しない。従って、設備、NE又はネットワークがSONETプロトコルとSDHプロトコルとの双方を有する場合に、問題が生じる。
【0005】
ユーザ用の接続を生成するときに、NMSは接続パスの各設備に利用可能なタイムスロットを自動的に選択する。SONETのみ又はSDHのみのネットワークエレメントを有する同種のネットワークでは、タイムスロットの選択は比較的簡単である。しかし、SONETとSDHのNEを有する混合ネットワークでは、プロトコルのタイムスロットは、適切な情報が適切なタイムスロットで運ばれるように選択されなければならない。従来では、SONETタイムスロットのAIDとSDHタイムスロットのAIDとを明確に処理することにより、このことが行われている。NE/NMSの情報は、非常に特有であり、レイヤ(SONET又はSDH)情報に非常に密に結合している。これは、2つのプロトコルの間で、非常に注意深く時間を要するタイムスロットの割り当て及び変換を必要とする。適切な情報が適切なタイムスロットでトランスペアレント且つ自動的に運ばれるように、また、ユーザが基礎のプロトコル(SONET/SDH)について懸念する必要がないように、プロトコルのタイムスロットが選択される技術の必要性が生じている。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本発明は、適切な情報が適切なタイムスロットでトランスペアレント且つ自動的に運ばれるように、また、ユーザが基礎のプロトコル(SONET/SDH)について懸念する必要がないように、プロトコルのタイムスロットを選択する機能を提供する。タイムスロットのAID及びタイムスロットのレートのようなタイムスロットに関するエレメント特有の情報は、タイムスロットに関する全ての情報が一般的であり、SONET又はSDHに特に関係しないようにSONET/SDHで統一される。このことは、将来的にDWDMネットワークエレメントに拡張可能な小さいコードベース(code base)と一般的なコアの計算を生じる。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の一実施例では、電気通信ネットワークを管理する方法は、電気通信ネットワークの物理端点に関する情報を取得し、電気通信ネットワークの接続端点に関する情報を取得し、取得した電気通信ネットワークの物理端点に関する情報と、取得した電気通信ネットワークの接続端点に関する情報とに基づいて、接続端点の固有の識別子を生成することを有する。固有の識別子は、接続端点のコンポーネントIDを取得し、コンポーネントIDを複数の番号に変換し、複数の番号から固有の識別子を計算することにより、生成されてもよい。
【0008】
本発明の一態様では、接続端点はSONET接続端点であり、複数の番号は、OC3/STM1物理端点のレートより上のレートの未チャネル化(連結)STSnC(VC4)インデックス又はOC3/STM1物理端点のレートより下のレートのSTS1(VC)インデックスを表す第1の番号と、STS3C(AUG)インデックスを表す第2の番号と、AUG内のSTS1(AUG-3)インデックスを表す第3の番号と、VTG(TUG-12)グループインデックスを表す第4の番号と、VTG(TUG-12)グループ内のVT(TU-12又はUT-11)インデックスを表す第5の番号とのうち少なくともいくつかを有する。
【0009】
本発明の一態様では、接続端点はSDH接続端点であり、複数の番号は、VC4より上の接続端点のインデックス又は物理端点のレートがSTM1より下の場合にはVCインデックスを表す第1の番号と、AU4(STS3C)インデックスを表す第2の番号と、AUG内のSTS1インデックスを表す第3の番号と、VTGインデックスを表す第4の番号と、VTインデックスを表す第5の番号とのうち少なくともいくつかを有する。
【発明の効果】
【0010】
本発明の実施例によれば、適切な情報が適切なタイムスロットでトランスペアレント且つ自動的に運ばれるように、また、ユーザが基礎のプロトコル(SONET/SDH)について懸念する必要がないように、プロトコルのタイムスロットを選択することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0011】
本発明は、適切な情報が適切なタイムスロットでトランスペアレント且つ自動的に運ばれるように、また、ユーザが基礎のプロトコル(SONET/SDH)について懸念する必要がないように、プロトコルのタイムスロットを選択する機能を提供する。タイムスロットのAID及びタイムスロットのレートのようなタイムスロットに関するエレメント特有の情報は、タイムスロットに関する全ての情報が一般的であり、SONET又はSDHに特に関係しないようにSONET/SDHで統一される。このことは、将来的にDWDMネットワークエレメントに拡張可能な小さいコードベース(code base)と一般的なコアの計算とを生じる。
【0012】
電気通信ネットワークエレメントについては、以下の周知の用語を参照することにより、より良く理解できる。
CTP−接続端点(Connection Termination Point)(この文献ではタイムスロットとも呼ばれる)
NE−ネットワークエレメント(Network Element)
OC−Optical Carrier
PTP−物理端点(Physical Termination Point)(この文献では設備とも呼ばれる)
SDH−同期デジタルハイアラーキ(Synchronous Digital Hierarchy)
SONET−同期式光ファイバネットワーク(Synchronous Optical Network)
STM−同期転送モード(Synchronous Transfer Mode)
STS−Synchronous Transport Signal
TU−伝送ユニット(Transmit Unit)
TUG−伝送ユニットグループ(Transmit Unit Group)
VC−仮想チャネル(Virtual Channel)
VT−仮想トリビュタリ(Virtual Tributary)
VTG−仮想トリビュタリグループ(Virtual Tributary Group)
本発明が実装され得る電気通信ネットワーク100の例を図1に示す。ネットワーク100は、1つ以上のSONETネットワークエレメント102及び104と、1つ以上のSDHネットワークエレメント106とを有する。SONETネットワークエレメント102は、SONETタイムスロット108で電気通信トラヒックを運ぶが、SDHネットワークエレメント106は、SDHタイムスロット110で電気通信トラヒックを運ぶ。ネットワーク管理システム(NMS:Network Management System)112は、SONETのNEとSDHのNEとの双方を有するネットワーク100を管理するように構成される。各NEは異なる設備を有しており、各設備はその独自の論理タイムスロットを有する。SONETのNE102及び104では、SONET設備は、設備の帯域に基づいたSONETタイムスロット108を有する。同様に、SDHのNE106では、SDH設備は、設備の帯域に基づいたSDHタイムスロット110を有する。SONET及びSDHタイムスロットは、本質的に相互に関係しない。
【0013】
ユーザ用の接続を生成するときに、NMS112は、図2に示す接続パスの各設備に利用可能なタイムスロットを自動的に選択する。図2は、本発明に従って接続パスの各設備の固有の識別子を生成する処理200のフローチャートである。処理200はステップ202で始まり、所定のNEについて、NEの物理端点(PTP:Physical Termination Point)(設備とも呼ばれる)が取得される。各PTPは、選択されたデータレートで動作する。例えば、SONETのPTPレートは、OC192、OC48、OC12、OC3、EC1等を有するが、SDHのPTPレートは、STM64、STM16、STM4、STM1等を有する。ステップ204において、取得したPTPについて、接続端点(CTP:Connection Termination Point)(タイムスロットとも呼ばれる)が取得される。各CTPは、選択されたデータレートで動作する。例えば、SONETのCTPレートは、STS192C、STS48C、STS48B、STS12C、STS12B、STS3C、STS3B、STS1、VT1.5等を有する。従って、例えばSONETのOC192のPTPでは、CTPは192(192/1)のSTS1のタイムスロット、64(192/3)のSTS3Cのタイムスロット、16(192/12)のSTS12Cのタイムスロット、4(192/48)のSTS48Cのタイムスロット、又は1(192/192)のSTS1のタイムスロットを有してもよい。
【0014】
ステップ206において、ステップ204で取得したタイムスロットのコンポーネントIDが取得される。ステップ208において、コンポーネントIDは、X、J、K、L及びMと呼ばれる複数の番号に変換される。ステップ210において、タイムスロットの固有の識別子が、X、J、K、L、Mの番号から計算される。この固有の識別子は、全ネットワークを通じてタイムスロットを特定するために使用されてもよい。
【0015】
SONET/SDHコンポーネントの例のリストを図3a及び3bに示す。図4及び5は、どのように単一のSONET/SDHタイムスロットがX、J、K、L、Mの番号の組み合わせによって表され得るかについての例を示している。このテーブルの情報は、図3a及び図3bから得られる。SONETのマッピングのX、J、K、L、Mの番号の定義は、以下の通りである。
・X−(OC3/STM1のPTPのレートより上の)未チャネル化(連結)STSnC(VC4)インデックス又は(OC3/STM1のPTPのレートより下の)STS1(VC)インデックス
・J−STS3C(AUG)インデックス
・K−AUG内のSTS1(AUG-3)インデックス
・L−VTG(TUG-12)グループインデックス
・M−VTG(TUG-12)グループ内のVT(TU-12又はUT-11)インデックス
例えば、shelf=MAINSHELF:slot=4:sts=5のコンポーネントIDとOC12の設備レートとを備えたSONETのCTPでは、対応のXJKLMの値は、X、L及びMの値が未定義で、J=2、K=2である。
【0016】
例えば、shelf=MAINSHELF:slot=4:sts=STS3C-7のコンポーネントIDとOC12の設備レートとを備えたSONETのCTPでは、対応のXJKLMの値は、X、K、L及びMの値が未定義で、J=3である。
【0017】
例えば、shelf=MAINSHELF:slot=4:sts=STS48C-49のコンポーネントIDとOC192の設備レートとを備えたSONETのCTPでは、対応のXJKLMの値は、X、K、L及びMの値が未定義で、J=2である。
【0018】
例えば、shelf=MAINSHELF:slot=4:sts=5:vtg=2:vt=3のコンポーネントIDとOC12の設備レートとを備えたSONETのCTPでは、対応のXJKLMの値は、Xの値が未定義で、J=2、K=2、L=2、M=3である。
【0019】
SDHマッピングのX、J、K、L、Mの番号の定義は以下の通りである。
・X−VC4より上のインデックス又は設備レートがSTM1より下の場合にはVCインデックス
・J−AU4(STS3C)インデックス
・K−AUG内のSTS1インデックス
・L−VTGインデックス
・M−VTインデックス
例えば、group=2:vc=6のコンポーネントIDとSTM16の設備レートとを備えたSDHのCTPでは、対応のXJKLMの値は、X、K、L及びMの値が未定義で、J=6である。
【0020】
例えば、group=1:vc=VC44C-9のコンポーネントIDとSTM16の設備レートとを備えたSDHのCTPでは、対応のXJKLMの値は、J、K、L及びMの値が未定義で、X=3である。
【0021】
図6及び図7は、どのように固有の識別子が個々のSONETのX、J、K、L、Mの番号から計算され得るかについての例を示している。この固有の識別子は、SONET又はSDHのタイムスロットに適用可能である。各NEはPTPに対応する設備を有する。各設備は、SONET/SDHレートでの複数のタイムスロットを有してもよい。例えば、OC12設備は、1のSTS12Cのタイムスロット、4のSTS3Cのタイムスロット、12のSTS1のタイムスロット、又は12*28=336のVT15のタイムスロットを有してもよい。SONETレートより上のいずれかのタイムスロットは、特定の固有の識別子に対応する。例えば、OC12設備は、12のSTS1のタイムスロットを有してもよい。タイムスロットの固有の識別子は、OC12設備のSTS1のレートでは1〜12になる。OC12設備のSTS3Cのレートでは3の増分での1〜12(すなわち、1、4、7、10)になる。この番号は、設備レートと、タイムスロットのレートと、設備の最低の可能なレートとを考慮して、図6を使用して計算され得る。例えば、OC3設備では、最低の可能なタイムスロットのレートがVT15である場合、VT15のレートで28*3=84のタイムスロットが存在し得る。タイムスロットのレートがSTS3Cである場合、タイムスロットSTS3C-4では、VT15の最低の対応レートを考慮して、固有の識別子は85である。この番号は、図6を使用してX、J、K、L、Mの値から計算され得る。
【0022】
図8は、CTPレートと最低のレートとJKLMの番号とを前提として、固有の識別子からX、J、K、L、Mの番号を得る例を示している。
【0023】
個々のX、J、K、L、Mの番号を使用して計算された固有の識別子は、接続管理や帯域管理のようなネットワークアプリケーション用に使用されてもよい。例えば、OC12設備がSTS1の最低の対応のタイムスロットのレートを有する場合、帯域に値する12のSTS1のタイムスロットをせいぜい有することができる。12ビットのビットセットが形成される。この設備から始まり又はこの設備で終了する全てのクロスコネクトが取り出される。全てのクロスコネクトについて、AID及びレートが取得される。クロスコネクトのAID及びレートを使用して、個々のX、J、K、L、Mの番号が決定される。これらの個々の番号を使用して、固有の識別子が図6を使用して決定される。この固有の識別子は1から12の間の数である。固有の識別子に対応するビット位置は0に設定され、他の回線により自由に使用できないことを意味する。自動接続管理アプリケーションを使用して新しい回線を作るときに、既にそれにクロスコネクトを有するタイムスロットは使用されない。帯域管理アプリケーションは、自由にトラヒックを運ぶことができる2つの設備の間のリンクの割合を示す。この割合は、連結されている双方の設備で未使用の(クロスコネクトでない)タイムスロットの番号により決定される。この全ての計算は一般的に行われ、SONET又はSDH設備にシームレスに適用され得る。
【0024】
本発明の特定の実施例について説明したが、説明の実施例と同等の他の実施例が存在することが当業者にわかる。従って、本発明は特定の図示の実施例に限定されず、特許請求の範囲によってのみ限定されることがわかる。
(付記1)
電気通信ネットワークを管理する方法であって、
前記電気通信ネットワークの物理端点に関する情報を取得し、
前記電気通信ネットワークの接続端点に関する情報を取得し、
前記取得した前記電気通信ネットワークの物理端点に関する情報と、前記取得した前記電気通信ネットワークの接続端点に関する情報とに基づいて、前記接続端点の固有の識別子を生成することを有する方法。
(付記2)
付記1に記載の方法であって、
前記固有の識別子は、
前記接続端点のコンポーネントIDを取得し、
前記コンポーネントIDを複数の番号に変換し、
前記複数の番号から前記固有の識別子を計算する
ことにより、生成される方法。
(付記3)
付記2に記載の方法であって、
前記接続端点はSONET接続端点であり、
前記複数の番号は、
OC3/STM1物理端点のレートより上のレートの未チャネル化(連結)STSnC(VC4)インデックス又はOC3/STM1物理端点のレートより下のレートのSTS1(VC)インデックスを表す第1の番号と、
STS3C(AUG)インデックスを表す第2の番号と、
AUG内のSTS1(AUG-3)インデックスを表す第3の番号と、
VTG(TUG-12)グループインデックスを表す第4の番号と、
VTG(TUG-12)グループ内のVT(TU-12又はUT-11)インデックスを表す第5の番号と
のうち少なくともいくつかを有する方法。
(付記4)
付記2に記載の方法であって、
前記接続端点はSDH接続端点であり、
前記複数の番号は、
VC4より上の接続端点のインデックス又は前記物理端点のレートがSTM1より下の場合にはVCインデックスを表す第1の番号と、
AU4(STS3C)インデックスを表す第2の番号と、
AUG内のSTS1インデックスを表す第3の番号と、
VTGインデックスを表す第4の番号と、
VTインデックスを表す第5の番号と
のうち少なくともいくつかを有する方法。
(付記5)
電気通信ネットワークを管理するシステムであって、
前記電気通信ネットワークの物理端点に関する情報を取得するように動作可能なユニットと、
前記電気通信ネットワークの接続端点に関する情報を取得するように動作可能なユニットと、
前記取得した前記電気通信ネットワークの物理端点に関する情報と、前記取得した前記電気通信ネットワークの接続端点に関する情報とに基づいて、前記接続端点の固有の識別子を生成するように動作可能なユニットと
を有するシステム。
(付記6)
付記5に記載のシステムであって、
前記固有の識別子は、
前記接続端点のコンポーネントIDを取得するように動作可能なユニットと、
前記コンポーネントIDを複数の番号に変換するように動作可能なユニットと、
前記複数の番号から前記固有の識別子を計算するように動作可能なユニットと
により、生成されるシステム。
(付記7)
付記6に記載のシステムであって、
前記接続端点はSONET接続端点であり、
前記複数の番号は、
OC3/STM1物理端点のレートより上のレートの未チャネル化(連結)STSnC(VC4)インデックス又はOC3/STM1物理端点のレートより下のレートのSTS1(VC)インデックスを表す第1の番号と、
STS3C(AUG)インデックスを表す第2の番号と、
AUG内のSTS1(AUG-3)インデックスを表す第3の番号と、
VTG(TUG-12)グループインデックスを表す第4の番号と、
VTG(TUG-12)グループ内のVT(TU-12又はUT-11)インデックスを表す第5の番号と
のうち少なくともいくつかを有するシステム。
(付記8)
付記6に記載のシステムであって、
前記接続端点はSDH接続端点であり、
前記複数の番号は、
VC4より上の接続端点のインデックス又は前記物理端点のレートがSTM1より下の場合にはVCインデックスを表す第1の番号と、
AU4(STS3C)インデックスを表す第2の番号と、
AUG内のSTS1インデックスを表す第3の番号と、
VTGインデックスを表す第4の番号と、
VTインデックスを表す第5の番号と
のうち少なくともいくつかを有するシステム。
【図面の簡単な説明】
【0025】
【図1】本発明が実装され得る電気通信ネットワークの例示的なブロック図である。
【図2】本発明に従って接続パスの各設備の固有の識別子を生成する処理の例示的なフローチャートである。
【図3a】SONET/SDHコンポーネントの例示的なリストである。
【図3b】SONET/SDHコンポーネントの例示的なリストである。
【図4】どのように単一のSONET/SDHタイムスロットがX、J、K、L、Mの番号の組み合わせによって表され得るかを示した例示的な図である。
【図5】どのように単一のSONET/SDHタイムスロットがX、J、K、L、Mの番号の組み合わせによって表され得るかを示した例示的な図である。
【図6】どのように固有の識別子が個々のSONETのX、J、K、L、Mの番号から計算され得るかを示した例示的な図である。
【図7】どのように固有の識別子が個々のSDHのX、J、K、L、Mの番号から計算され得るかを示した例示的な図である。
【図8】(テーブルにおいて番号JKLMで表される)固有の識別子、及びSONET/SDH CTPレート、PTPレートからX、J、K、L、Mの番号を得る例示的な図である。
【符号の説明】
【0026】
100 電気通信ネットワーク
102 SONETネットワークエレメント
104 SONETネットワークエレメント
106 SDHネットワークエレメント
108 SONETタイムスロット
110 SDHタイムスロット
112 ネットワーク管理システム

【特許請求の範囲】
【請求項1】
電気通信ネットワークを管理する方法であって、
前記電気通信ネットワークの物理端点に関する情報を取得し、
前記電気通信ネットワークの接続端点に関する情報を取得し、
前記取得した前記電気通信ネットワークの物理端点に関する情報と、前記取得した前記電気通信ネットワークの接続端点に関する情報とに基づいて、前記接続端点の固有の識別子を生成することを有する方法。
【請求項2】
請求項1に記載の方法であって、
前記固有の識別子は、
前記接続端点のコンポーネントIDを取得し、
前記コンポーネントIDを複数の番号に変換し、
前記複数の番号から前記固有の識別子を計算する
ことにより、生成される方法。
【請求項3】
請求項2に記載の方法であって、
前記接続端点はSONET接続端点であり、
前記複数の番号は、
OC3/STM1物理端点のレートより上のレートの未チャネル化(連結)STSnC(VC4)インデックス又はOC3/STM1物理端点のレートより下のレートのSTS1(VC)インデックスを表す第1の番号と、
STS3C(AUG)インデックスを表す第2の番号と、
AUG内のSTS1(AUG-3)インデックスを表す第3の番号と、
VTG(TUG-12)グループインデックスを表す第4の番号と、
VTG(TUG-12)グループ内のVT(TU-12又はUT-11)インデックスを表す第5の番号と
のうち少なくともいくつかを有する方法。
【請求項4】
請求項2に記載の方法であって、
前記接続端点はSDH接続端点であり、
前記複数の番号は、
VC4より上の接続端点のインデックス又は前記物理端点のレートがSTM1より下の場合にはVCインデックスを表す第1の番号と、
AU4(STS3C)インデックスを表す第2の番号と、
AUG内のSTS1インデックスを表す第3の番号と、
VTGインデックスを表す第4の番号と、
VTインデックスを表す第5の番号と
のうち少なくともいくつかを有する方法。
【請求項5】
電気通信ネットワークを管理するシステムであって、
前記電気通信ネットワークの物理端点に関する情報を取得するように動作可能なユニットと、
前記電気通信ネットワークの接続端点に関する情報を取得するように動作可能なユニットと、
前記取得した前記電気通信ネットワークの物理端点に関する情報と、前記取得した前記電気通信ネットワークの接続端点に関する情報とに基づいて、前記接続端点の固有の識別子を生成するように動作可能なユニットと
を有するシステム。
【請求項6】
請求項5に記載のシステムであって、
前記固有の識別子は、
前記接続端点のコンポーネントIDを取得するように動作可能なユニットと、
前記コンポーネントIDを複数の番号に変換するように動作可能なユニットと、
前記複数の番号から前記固有の識別子を計算するように動作可能なユニットと
により、生成されるシステム。
【請求項7】
請求項6に記載のシステムであって、
前記接続端点はSONET接続端点であり、
前記複数の番号は、
OC3/STM1物理端点のレートより上のレートの未チャネル化(連結)STSnC(VC4)インデックス又はOC3/STM1物理端点のレートより下のレートのSTS1(VC)インデックスを表す第1の番号と、
STS3C(AUG)インデックスを表す第2の番号と、
AUG内のSTS1(AUG-3)インデックスを表す第3の番号と、
VTG(TUG-12)グループインデックスを表す第4の番号と、
VTG(TUG-12)グループ内のVT(TU-12又はUT-11)インデックスを表す第5の番号と
のうち少なくともいくつかを有するシステム。
【請求項8】
請求項6に記載のシステムであって、
前記接続端点はSDH接続端点であり、
前記複数の番号は、
VC4より上の接続端点のインデックス又は前記物理端点のレートがSTM1より下の場合にはVCインデックスを表す第1の番号と、
AU4(STS3C)インデックスを表す第2の番号と、
AUG内のSTS1インデックスを表す第3の番号と、
VTGインデックスを表す第4の番号と、
VTインデックスを表す第5の番号と
のうち少なくともいくつかを有するシステム。

【図1】
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【図2】
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【図3a】
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【図3b】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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