説明

Stryphnodendronの抽出物を含む局所用途組成物、その調製並びにその応用

本発明は、種Stryphnodendronの植物体の抽出物を含む局所用組成物、それらの調製並びにそれらの応用に関する。当該組成物は、1−6%の全フェノールを含み、そして皮膚の創傷の治療に有用である。

【発明の詳細な説明】
【発明の開示】
【0001】
技術分野
本発明は、医薬のセグメントの分野、特定すれば、血液の洗浄を妨害するか又は低下させる潰瘍、そしてより特定すれば圧迫性潰瘍(pressure ulcers)及び静脈瘤性潰瘍(varicose ulcers)(共に静脈又は動脈)の治療のための植物療法(phitotherapeutic)医薬製剤処方(形態)からなり、加えて、調製プロセス及びその応用に属し、上記植物療法(phytotherapeutic)医薬形態は、種Stryphnodendronの植物体の全抽出物及び一部を有するという前提(reason)を特徴とする。
技術の基礎(FUNDAMENT ALS OF THE TECHNIC)
一般に知られるとおり、幾千年も前から、創傷は自然な瘢痕の治癒プロセスを増強することを目的に治療されてきた。いくつかの創傷がそれら自体により治癒される瘢痕になり、一方、その他はそうするためのあらゆる努力に抵抗し、これらの創傷ケースのいくつかは、人々を、硬皮(crusts)として最もよく知られる、長期間ベッドに寝かせるようにさせる、糖尿病、癌、圧迫性潰瘍及び静脈瘤性潰瘍に導くようになる。
【0002】
ModolinとBevilacqua(1985)によれば、瘢痕の治癒は、損傷を受けた領域への血流、毛細管透過性及びleococitosの移動の増加により特徴付けされる炎症性応答を通して始まる生理学的プロセスである。毛細管透過性は、血漿及びその成分の噴出を提供し、即ち、炎症性の不要な物質を形成する。
【0003】
初めは、創傷がクロット、不溶性白色蛋白質及び不要な物質により満たされ、ほぼ同時に外側から創傷を単離する硬皮をフォームアップする(COTRAN,1989)。好中球及びマクロファージは細菌の侵入に対して生物からの応答において創傷領域に最初に移動する細胞であり(RUNNELS et al.,1976)、そして細胞がそれらを破壊して不要にしたとき、細菌はそれらを分解して死んだ残りの組織と共に膿をフォームアップする(GUYTON,1991)。
【0004】
肉芽(granulation)組織がそれ自身を収縮させるとき、創傷の中心部分に対して皮膚内で創傷の淵を収縮させ、即ち、当該エリアを矯正し、小さくさせる。肉芽が過剰な場合は、瘢痕治癒に遅れが生じる。硬皮の創傷の形成が瘢痕治癒プロセスを助長する場合、硬皮の下の瘢痕治癒を助長することにより阻止が得られ得る。いくつかの物質がタンニンとして使用されることにより、硬皮の出現が起こり得る。創傷の不要物質が硬皮上でばらばらのまま消えない場合、即ち、創傷と肉芽組織の間の病原菌(germs)の発生を許容する(OLIVEIRA,1992)。
【0005】
一般に知られるとおり、圧迫性の潰瘍又は硬皮は、開削された(excavated)外傷であり、変更可能な深さに到達するかもしれず(「等級(grades)」と呼ぶ)、皮膚並びに筋肉及びbanesに至り、筋肉組織のbanes上及び隣接する領域上の長期化した圧迫の結果として、血液循環中の閉塞(closure)により硬皮が誘導される。血流循環の破壊的ブロッキングは、さらに創傷の出現に発展する壊死エリアを示すこの症状の根本的理由である感度の欠損に加えて、患者の正常な動きの欠如よりもたらされる。
【0006】
硬皮はからだのいくつかの部分において生じ、ほとんどの場合は、外傷が出現することを助長する堅い表面に対して患者の柔組織を持ち上げる突出したbanes上である。例えば、ベッドで長期間寝ている患者は、彼/彼女の脚の体重を通して彼/彼女の踵に圧迫を及ぼし、即ち、小さな面積の皮膚を押しやり、そしてこの圧迫が踵のbanesと表面の皮膚の間の血管をブロックするのに十分であり、踵上に硬皮の潰瘍をフォームアップする。彼/彼女のturnにおいて、彼自身/彼女自身をかつて動かすことなく彼/彼女の背部に長期間寄りかかったままの患者は、仙骨上に圧迫を及ぼし、即ち、そこから、硬皮が発生するのを許容し、硬皮がほとんどいつも見いだされる場所にこれをoneする。鎖骨、肘、肋骨及び後頭部のbanesのような他の領域は硬皮の出現に対して痛みを極めて被りやすい。
【0007】
よって、硬皮の出現は、創傷が周囲の皮膚の外傷から発生するときまで、からだの決定された部分に対する長期化された圧迫と共に始まる。
それらのturnsにおいて、静脈瘤性潰瘍(varicose ulcers)(静脈又は動脈の潰瘍)は、それらの厚さ、皮下の脂肪のラードの減少及び褐色への変色を決定する皮膚の中の静脈血の備蓄の結果である。動脈の高血圧においては、糖尿病及び動脈の血栓(trombose)皮膚の動脈の破壊又は深い(profound)組織の破壊が起こり(diabetes and arterial trombose the obstruction of the skin arteries or of the profound tissues occurs)、即ち、創傷を起こす。感染性潰瘍に関しては、それらが痛く、そして炎症性の特徴を示し、そして膿の分泌を伴う。
【0008】
潰瘍(圧迫性又は静脈瘤性の潰瘍)は、クイックリファレンスガイドフォークリニシャンの基準に従い、通常は等級に分類される組織の損失の特徴的な段階に従い記載され、これらの等級は、
等級I−皮膚が充血する(赤み)
等級II−創傷が皮膚に進入し(表皮及び/又は真皮)、algoの損傷又は皮下組織中に壊死を引き起こす。外傷が外表面の潰瘍として臨床上は出現し、隣接する組織に対して損傷を伴うか又は伴わない。
等級III−皮下組織に伸びる皮膚及び組織の損失;及び
等級IV−外傷が筋肉の動脈及びbaneの組織に達する。
【0009】
不要な物質により損傷を受けた組織は光繊維(fibreoptic)組織であり、組織化されていないコラーゲン組織繊維から主になる。この主の組織は血管形成がほとんどなく、葉脈(nervure)及び伸縮性がほとんどない。葉脈の不在及び弾性の欠如のため、一連の怪我に対して素早い様式で感受性である。損傷を受けた組織は、貧困な局所血管形成のために瘢痕治癒し難い。
【0010】
莫大な種類の治療が、圧迫性潰瘍のために用いられるが、メジャー及び幾種類かの治療を阻止することを含み、種類a)特定のビーズ、水マットレス等を用いる局所処置又はケア;b)無菌、栄養改善、ケアを含み、そして局所感染に対して戦う患者治療;及びc)電気刺激、音波、レーザー治療その他による罹患したエリア上の物理的治療の使用であるかもしれない。
【0011】
一般的な様式において、損傷に応答して天然で起こる瘢痕治癒のプロセスは、炎症性応答、脈管形成コラーゲンの合成と堆積及び形成を含む。組織の修復及び再生は干渉(intervention)なしに起こるが、第2の意図としての瘢痕治癒はコラーゲン合成の促進により起こるのかもしれない。即ち、創傷の瘢痕治癒は一連の複雑な生化学的事象及び細胞の事象を含み、最終的には損傷の収縮、閉塞及び瘢痕治癒を促進する。
【0012】
用語「回復(revitalization)」は、損傷を受けて破壊された組織の脈管性及び弾性を回復させる(restare)ための手段として使用される。用語「損傷(injury)」は、外科手術、外傷、潰瘍、火傷、化学薬剤及びウイルス及び細菌の感染により引き起こされる創傷を誘発する方法として使用される。用語「硬皮化された(crusted)」組織は、創傷又は他の病原性進行の瘢痕治癒の間に形成される光繊維組織又はコラーゲンのある種類である。硬皮化された瘢痕組織は、数百の組織化されていないコラーゲンにより生じる光繊維組織であり、組織部位中の損傷又は炎症により形成される。
【0013】
創傷の汚染は、感染した物体との直接の接触によりもたらされるか又は患者の皮膚から又は胃腸由来の、侵入してくるよごれ(dirty)、ダスト又は外来微生物によりもたらされるかもしれない。例えば、感染を避けるための適合された有効なメジャーにも拘わらず、実際には、aliの火傷が12−24時間の間に細菌のコロニーを始動させる(start up)ことが認識される。
【0014】
通常の様式においては、感染が、組織の損傷の誘発により、並びに炎症により、創傷の瘢痕治癒を妨げる。次に、創傷の再生(recovery)が、進行する炎症により不要な物質の形成により、酵素の放出及び活性化により、遊離のラジカルの生成、酸素の消費及び葉脈(nervure)の損失により、損なわれる。よって、炎症を阻止するケアは、組織が感染に抵抗する可能性及びマクロファージの必須の機能を阻害する可能性を危険にさらさないように創傷の瘢痕治癒を導くかもしれない。
【0015】
先行技術は創傷の瘢痕治癒に利用される医学プロトコルが極めて大きく変更され、そのような処置をそのうえ(as well)それらの利益及び制限にさせることを教示する。局所治療のために利用可能な反応性は、抗体;ビスマス塩;糖質;ホルモン;血漿;亜鉛及びタンニン酸の使用;電気刺激;高圧酸素化(oxigenation)及び音波治療及びレーザーによる処置を含む。
【0016】
伝統的なプロトコルをそれでも考慮すると、創傷治療は瘢痕治癒を助けるための天然生成物、例えばコパイババルサム(copaiba)のオイル(Coorea 1984;Eurides & Mazzanti,1995);パパイン(papain)(Sanchez Neto et al.,1993);糖(Prata et ai.,1988);コラーゲン(Abramo,1990)及びビタミンA(Bondi,1989)の使用に関して増強された。
【0017】
Barbatiman(barbatimao)(stryphnodendron polyphylum及びS.adstringens;Martius)、特に、薬学処方のこの開発において処理された植物療法用のものは、パラ衆からサンパウロ衆までに見いだされるブラジルのフローラからの豆科のminosoidea樹木(arboreal)を含む。
【0018】
それは、化学組成の類似性により瘢痕治癒の植物療法剤の製造においてこれらの種の樹皮からの抽出物を区別なしに使用してよい。
ブラジリアンファーマコロジー(1959)には、上記植物からの樹皮が、抗炎症作用のようにマウスに対して重要な薬学的活性を維持し(LIMA,1998)且つ真皮の創傷(PANIZZA,1998及びEURIDES,1996)、胃腸の潰瘍(FAVARETTO et ai,1985)及び十二指腸潰瘍(RIZZINI & MORS,1976)に対して重要な薬学的活性を維持するタンニンを有することが述べられた。タンニンは、高用量のグルココルチコイド類を用いることにより、治療において通常は観察される付帯的効果を生じない利点を伴って、湿疹の治療をも助ける(MROWIETS et ai,1991)。
【0019】
Mello(1998)によれば、Barbatimanの樹皮から作成された抽出物の主な特徴は、タンニンの豊富さが認められる。1996にMelloらは(apud MELLO,1998)、Barbatimanの樹皮の総体の抽出物に22の化合物を単離して同定したが、それらのaliは濃縮されたタイプのタンニンであり、これはいくつかの生物活性に関与する能動的原理であり、そして植物の樹皮の25−30%をなすものである(PANIZZA et al,1998)。プロアントシアニジナス、プロロビネチニジナス、フラバン−3−01及びプロデルフィニジナスは、研究された化学的一部であった。Lima et ai.(1998)によれば、Barbatimanの抗炎症活性はプロアントシアニジナスの存在に帰する。
【0020】
他の研究は、Barbatimanの3つの種、S.polyphyllum,S.adstringens及びDimorphandra mollisの中のタンニンの組成を調査した(SANTOS,2002)が、同じものは既に化学的に研究されていた。D.MollisはBarbatimanとして知られているが、上記の2つの種とは化学的に異なることが強調され、以下において表に示される。
【0021】
【表1】

【0022】
Haslam(1996)によれば、タンニンは、結合特性を示す化学的によく定義された結合鎖を通して蛋白質と結合(combine)する。この複合体タンニン/蛋白質及び/又はポリサッカライドは、損傷を受けた皮膚又は粘膜上に防御性被覆を形成する。この被覆の下で、創傷、火傷及び炎症を回復させる天然プロセスが起こるかもしれない。
【0023】
タンニンは、細菌及び真菌に対して阻害活性を有し(抗菌活性)、それはタンニンが細菌及び真菌の酵素を阻害するがその際これらの酵素の基質と共に作用するという仮定に基づく。さらに、タンニンは、微生物の細胞膜に作用して、それらの代謝及びタンニンと金属イオンの複合を変化させ、微生物の代謝のための必須イオンの利用可能性を低下させる(SIMOES,2000)。
【0024】
Neto et ai(1996)は、ヒトの静脈瘤性潰瘍と皮膚の損傷の治療におけるCalendula officinalis LとStryphnodendron barbatiman(Vellozo)Martius(Barbatiman)の瘢痕治癒の作用を比較している。結果は、calendulaも、barbatimanによる処置も、結合(association)が素早い瘢痕治癒を可能にしたなら、火傷の損傷及び静脈瘤性潰瘍の回復において有効であることを示す。
【0025】
初期の研究は、組織のプロセスを促進させる植物療法上の別のものの一つがレーザーの使用であることを開示する。レーザーは、可視電気磁気スペクトルの領域内で操作する電気磁気エネルギーの特定の形態であるか又は多数の異なる種類のレーザーに分類する赤外であり、高いか又は低い出力のレーザーのどちらもである。
【0026】
Baxter et ai(1994)によれば、レーザーの使用による成功は、浮腫の減少のような組織内で誘導された応答によるものであり、炎症性プロセスを低下させ、ファゴサイトースのプロセス、コラーゲンのコラーゲン合成及び再形成のコラーゲン合成を増加させ、瘢痕治癒に関与する細胞の増殖、主に繊維芽細胞の増殖に関連する、証明された(registered)生物学的効果のほとんどである(f及びmacrofagos(O’KANE et ai,1994)。
【0027】
特に組織の再生(restoration)に必須の主要細胞である繊維芽細胞の増殖及び蛋白質合成の活性化に対する皮下及び粘膜の抽出物の創傷の瘢痕治癒の時間の減少が、インビトロの研究が、より頻繁に報告された(ABERGEL,1984;BOULTON,1986;HALLMAN,1988;LOEVSCALL & ARENHOLT−BINDSLEV,1994)。
【0028】
レーザーは、潰瘍(SCHINDK et ai.,1999)及び静脈の潰瘍並びに糖尿病の潰瘍を含む他の多数の病因の再生に重要である非侵入性の装置であり、瘢痕治癒の時間は潰瘍のサイズと原因に依存する。
【0029】
1991年に、Arantesは、下肢(lower limbs)の真皮の損傷の低強度のレーザーの適用がカムバック無しに治癒を誘導したことを開示した。70%の患者及びその30%において、正常な臨床手法に比較して診断を改善し、38%の治癒が開示され、48%の改善が開示され、そして何ら回復がない14%が開示された。
【0030】
瘢痕治癒のための局所生成物による治療に加えて、超音波(US)及び低強度レーザーとしての植物療法用装置が組織の回復の治療に対する別のものとして機能する。
超音波は、組織回復プロセスを促進させるために広く使用される別の方法を含み、損傷した組織上への超音波波動により生じた熱作用及び非熱作用(機械的)によりそれを機能させる(STARCKEY,2001;DYSON,1992)。低強度のUSにより実施される治療効果は、通常、安定な波動、聴覚電流、マイクロ電流及び空洞(cavitaties)により生じる非熱作用による(DYSON,1987)。
【0031】
バリヤーとしての機能に加えて、皮膚は、投与の経口手段又は侵入性と考えられる別の手段により誘導される可能な逆作用を減らす利点と共に、薬剤投与の経路の標的でもある(MATCHED,2002)。今日では、低分子量の薬剤又はインスリンのような高分子量の蛋白質でさえ経皮輸送を可能にさせることに関してこの技術についての興味が増大し、注射の形態で投与されることを回避でき、即ち、痛みの発生及び皮膚への可能な永久のダメージを阻止できる。
【0032】
最近の研究は、皮膚の透過性を変える目的で実施されており、化学的「手段」(MORGANTI et alo,2001)及びイオントフォレースのような物理的手段治療物質の皮膚間透過を促進するために直流電流を利用する電気治療技術の使用(BARRY,2001)及びフォノフォレース(fonoforese)及びソノフォレース(sonoforese)の広い使用を含む(MATCHED & BOUCAUD,2002)。
【0033】
この技術は、角質の抽出物を横切るその拡散を変化させるゲル又は軟膏の形態でのカップリングの手段として使用される幾つかの薬剤と超音波の連合により構成される。USは、角質抽出物の低分子量及び高分子量の疎水性分子への拡散の係数を増加させ(MITRAGOTRI,2001;JOSHI & RAJE,2002)、そのような角質抽出物が化学的手段と共に適用され得て(TEZEL et ai.,2002)、幾つかの医薬の吸収を促進させる(potencializando)。この側面において、Skanem & Fentner(1984)は、皮膚内で集中された症状(localized conditions)を提供するために、別の以前の研究において音波が用いられ、薬剤の拡散を裏付けた(favoured)ことを開示する。
【0034】
即ち、無意味な規模で観察された音波治癒は、薬剤輸送の強度、頻度及び様式においての穏やかな変化に必須である。生成した熱の等級は、トランスデューターの動き、適用の解剖上の部位、圧力と照射をカップリングさせるための媒体又は手段の量と種類、マイクロ電流により生じた力及び空洞(cavitaties)のような微妙な因子によりかなり影響される。
【0035】
そのころまでに実施されて記載された研究の前でさえ、Calendula植物の連合があるにしろないにしろ、Barbatimanの普及して一般化した使用は、いまだ、経験上の手法であり、即ち、部位内でのその適用のためにBarbatiman樹皮の注入がなされ、次に、創傷への直接の適用を続け、これがあらゆる種類の透過調節、局所的湿気、追加された薬剤の汚染の反映論(teor)無しの方法論、等をもたらし、用量、調節及び臨床方法論を測定することを可能にさせるあらゆる薬学上の形態の全体的欠如である。
【0036】
この様式において、全ての潰瘍、静脈瘤性(varicose)潰瘍又は圧迫性潰瘍の種類のような反乱性創傷を有する患者においては、どんなことがあっても、この手法を繰り返すことができないと結論され、局所的無菌についてのそのケア、炎症及び感染に対する阻止が、必要とする創傷の瘢痕治癒の治療の間のもっとも重要なトピックなら、上記創傷は、介入(intervention)と共に組織の回復及び再生を生じ、即ち、瘢痕治癒は第2の意図としての意味をもち、コラーゲンコラーゲン合成の促進により起こる。
【0037】
ヒトにおいて薬学の様式でStryphnodendronの樹皮の特性(Barbatiman)並びに獣医学の応用を伴う使用可能にさせる手段を創製することを目指して、特許出願人は、瘢痕治癒の植物療法用薬学形態、調製のためのそのプロセス、応用、活性且つ誘導された組成物に関する本発明を開発し、さらに、ブラジルからの医学用植物の自生種の抽出物又は一部が確認された(validated)製剤化生成物を用いた治療、特にタンニン成分及び全フェノールが高い含有率のStryphnodendron polyphylum又はBarbatimanであり、臨床上及び薬学上投与され得る成分及び媒体を受け取るための理想的な物理的及び物理−化学的特性を伴う染料及び粉末の一部を開発する。
【0038】
Stryphnodendronの抽出物を含む製剤を用いる大きな利点は、最小限のレベルの微生物により損傷を受けた部位を保つ抗菌作用、即ち瘢痕治癒を助けること(favouring)により増強される瘢痕治癒力に関する。
【0039】
記載されたプロセスは、Stryphnodendronの樹皮から抽出され、回転吸入器(rotovaporator)上で濃縮され、そして強制循環(forced circula,tion)により乾燥され、そのような樹皮は、支配的なタンニンの成分含有率及び全フェノールの測定のための定性分析に供され得る(AOAC,F.Bras.IV補遺35、ページ30−2)。全フェノールの平均量は40−50%の間で変動する。次に、薬学形態の調製をBrazillian Pharmacopyの第4版に記載された、質的contrai服従仕様(specification)により実施された。
【0040】
薬学形態は、異なる濃度の活性から、そして前臨床研究を通して作成された。もっとも効率のよい濃度を瘢痕治癒のプロセスにおいて確認した。60%が完全に治癒した150の損傷を評価した。
【0041】
文献が開示したことは、そのほとんどが多剤耐性である微生物の存在により、瘢痕治癒プロセスが成し遂げられることである。
標準の検体及び感染した硬皮から単離された野生種(field species)を用いたインビトロ微生物アッセイは、Stryphnodendronの抽出物が、陽性グラムに関してGIM 62.5/l g/mL、そして陰性に関して250/l g/mLを保持する証拠を生じた。試験された薬学形態は、陽性グラム及び陰性グラムのGIMに対して、それぞれ、400及び100の活性物質の濃度を含む。
【0042】
臨床上は、感染した硬皮が当該活性分子による処置にも応答し、抗生物質の相補的使用の要求無しに瘢痕を治癒した。
Barbatimanの生理学的治療(physiotherapeutical)薬学形態の臨床研究の付属物(accompanyment)を開発された製剤に従い製造して今は防御されている間、患者のynder処置を、ヘモグラムのような実験室での実験を除いた、器官(腹部、腎臓、肝臓及び脾臓)の肉眼的及び顕微鏡的な試験に供され、治療の前、間及び後の腎機能及び肝機能の生化学アッセイ及び結果は、植物療法(phytotherapeutical)が連続して明細に記載された図面に関して分析された生化学的及び血液学的パラメーターに影響しなかったことを証明した(図表を参照)。
【0043】
得られた治療有効性の結果は、即ち、Stryphnodendronの活性物質の3%からなる植物由来の医薬の形態に適用されるこの様式により、植物療法薬学形態の特許出願を承認するが、さらに(mais adiante)にて規定される様式においてであり、上記医薬は組織の損傷の異なる等級により150の硬皮の瘢痕治癒作用の評価の臨床研究において使用され、結果は以下のとおりである:
− 治療された損傷が主に等級I(61.2%)及び等級II(20.1%)であって、等級Iの損傷に関して58.8%及び等級11の損傷に関して35.6%の完全な瘢痕治癒に有効な医薬であった。
【0044】
− 瘢痕治癒のプロセスにおける進化は、試験された植物療法が、最大でDf 2カ月以内に70%を超えて治療された損傷の瘢痕治癒を提供したことを示した。
− 瘢痕治癒の時間が等級と損傷の部位により変動し、等級Iの硬皮が臀部に位置したなら、仙骨(sacro)は1カ月未満の期間で治癒した。
発明の詳細な説明
本発明は、瘢痕治癒を伴う植物療法医薬形態及び潰瘍(血液潅流(blood irrigation)及び感染を破壊又は低下させる)の治療のための医学上及び獣医学上の関心事の微生物学上の特徴及び他の活動;その調製プロセス及びその応用に関し、そしてより特定すれば、本発明は、潰瘍(圧迫性及び/又は静脈瘤性)、又は外科手術により誘発された静穏な潰瘍、潰瘍中に位置する火傷又は感染による潰瘍化を破壊する多剤耐性野生種コロニー形成種(colonizers)に対する、組織の回復及び再生の有効作用及び抗菌作用を伴う、コラーゲンの通常の合成を開始して刺激する製剤のような、種StryphnodendronのBarbatiman及びespecimens polyphylum及びadstringensとして知られる植物に由来する生物活性物の局所投与を通した、ヒト及び動物において、潰瘍の瘢痕治癒の治療、促進及び損傷された組織の活性化(revitalization)に応用される植物療法用製剤を開示する。
【0045】
Barbatimanの植物療法用中間物(intermediary)の調製は、以下の決定された工程に従い実施され、以下の物理化学特性を次に得たことが記載される。
Stryphnodendronの染料の調製
植物の地面(ground)の樹皮を用いて、予め決定された容量のcereaisアルコールの水との混合物(2:1)に15日間浸して、染料を調製する。浸した後に、混合物を濾過し、得られた容量を十分な質に関して完成させる(completed for the sufficient quantity)。
濃縮されたStryphnodendronの染料の調製
600 Celsiusの染料を、真空下で最大温度において回転吸入器(rotovaporator)上にて濃縮し、50%、25%及び10%のレベルの溶液の濃度をデザインし、それぞれ、溶液A,B及びCとした。染料の最終側面は、希釈したときに、ダークブラウンレッドでストロベリーレッドの色の液体を含み、特別な匂いはなく、その味は感覚を結び付けたもの(of binding sensation)である。Phは100%:4.0−4.5であり、そして全フェノール含有量は1.70−1.75 g/’100mLである。
Stryphnodendronの染料抽出物
Stryphnodendronの染料抽出物を溶剤の良好な蒸発を提供するオープンレシピエント中に置かれた以前に分離された染料のドラウト(drought)から得て、50℃の温度においてエアホースの循環にてプルーファー(proofer)中で5日間放置した。最終側面は、ダークブラウンレッド色の粉末を含み、そしてその上水性媒体中に溶解したときにストロベリーレッド色であり、特別な匂いは有さず、そしてその味は感覚を結び付けたもの(of binding sensation)である。全フェノール含有量:60.0−65.0g/100g。
【0046】
植物療法用生成物の調製のために開発された製剤は、Stryphnodendronの樹皮の染料及び補助物質ニパギン(保存的)、グリセリン(粘性剤)リン酸1ナトリウム(pH修正)。以下の製剤が規定される:
【0047】
【表2】

【0048】
理想的な濃度において、上記製剤は、乾燥抽出物のStryphnodendronの質が4.4から5.0g/100mlのものであることにより、60.0から65.0/100gの全フェノールの濃度、即ち、製剤生成物中3%の全フェノールを生じさせるべきであることを確定する(determines)。
【0049】
研究された化学的一部は、プロアントシアニジナス、プロロビネチニジナス、フラバン−3−オール及びプロデルフィニジナスであったが、Stryphnodendronの抗炎症活性はプロアントシアニジナスの存在に帰した。
【0050】
上記局所用組成物は、ゲル、シロップ、スプレー、クリーム、軟膏及び特定の湿気により創傷を保持し、即ち、革新的(innovated)なphytoteutical医薬の活性を与えるあらゆる他のもののような媒体を使用してよい。
【0051】
上記製剤の製造プロセスは以下の工程を経る。
1−Stryphnodendronの乾燥抽出物、グリセリン、ニパギンの決定された量を秤量し、そして精製された水の量を測定する;
2−Stryphnodendronの乾燥抽出物及びグリセリンを、十分なミキサーをもつタンクに入れる;
3−蒸留水を一部加え、そして撹拌を開始する;
4−ニパギンを微温の水の一部に加える;
5−溶解したニパギンを撹拌しながら混合物のメインドラムに加える;
6−十分な時間完全に溶解するまでホモジェナイズする;
7−残りの容量の水を加え、そして混合物をebolutionまで10分間加熱する;
8−リン酸1ナトリウムを撹拌しながら加えることによりpHを5.5−6.0に設定する;
9−上記の処置の後に、蒸発による損失を補うために生成した量の容量蒸留水を充たす;
10−十分な要素を用いて濾過を始め、そして質的contraiにおける分析のためにサンプルを提供する;そして
11−放出後に、対応するパッケージ中の生成物の適応(accomodation)を開始する。
【0052】
今革新的となった(innovated)局所用途の瘢痕治癒用植物療法用製剤は、別の様式にて、組織の回復の治療のための促進剤として機能する超音波(US)及び低強度レーザーとしての生理学的治療用(phisiotherapeutical)装置と共に使用してよい。
【0053】
発明が詳細に開示されたにもかかわらず、その出願を本明細書において記載された詳細なもの及び工程に限定しないことを認識することが重要である。発明は、他の応用において使用され得るし、様々な様式にて実施又は実行され得る。本明細書において用いられて用語は記載目的であって限定目的ではないことを認識されるべきである。
【図面の簡単な説明】
【0054】
【図1】図1は、スプレー形態の革新的(inovated)生成物により治療された年齢の範囲による患者の分布のグラフを示す。
【図2】図2は、治療された患者による損傷(圧迫性潰瘍)の数における変動の表グラフを示す。
【図3】図3は、「治療された損傷対治療期間」のグラフであり、損傷の等級による瘢痕治癒の評価を開示する。
【図4】図4は、「治療された損傷対治療期間」に関する別のグラフであり、損傷が発生した部位による治療期間の変動を示す。
【図5】図5は、分類の等級により治療された損傷(圧迫性潰瘍)の分布のグラフを示す。
【図6】図6は、治療された損傷圧迫性潰瘍の瘢痕治癒における有効性(eficacia)を示す表グラフを示す。
【図7】図7は、治療された損傷の等級に関連した治療有効性(eficacia)の表グラフを示す。
【図8】図8は、30から210日の範囲の期間内の静脈瘤性潰瘍の治療有効性並びに分類の等級に関連した有効性の表グラフを示す。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
種Stryphnodendronの植物体からの抽出物を含む局所用組成物、それらの調製並びにそれらの応用であって、ヒト又は動物における皮膚の創傷の回復及び組織の再生のための局所用途のための植物療法用組成物であって、例えば血液の潅流を停止させるか又は低下させる種類の潰瘍形成(圧迫性又は静脈瘤性の潰瘍)により誘発されるもの、術後によるか、照射によるか、裂傷、火傷又は感染により誘発されるもの、全フェノール及びタンニンの含有量が高い種Stryphnodendronの植物体の分割化にその活性(素因(principie))が由来する局所用途のための植物療法用組成物を含むことを特徴とし、化学的部分の分離の後に、染料の調製及び補助剤と共に規定された十分なパーセンテージにて乾燥染料の混合物の生産の続くプロセス、臨床上評価され且つ認定された方法に従い皮膚の創傷の治療における使用のための局所用薬剤形態を採る。
【請求項2】
1%−6%の全フェノールの含有量を保持することを特徴とする種Stryphnodendronの植物体の抽出物を含む局所用途用の組成物。
【請求項3】
2%から5%の含有量を保持することを特徴とする、請求項1記載の組成物。
【請求項4】
2.5%から3.5%の含有量を保持することを特徴とする、請求項2記載の組成物。
【請求項5】
80%から90%のタンニンを含む全フェノールの含有量を特徴とする、請求項1乃至3の何れか1項記載の組成物。
【請求項6】
種Stryphnodendronの植物体から抽出されたフェノール化合物から本質的になる全フェノール含有量を特徴とする、請求項1乃至4の何れか1項記載の組成物。
【請求項7】
種Stryphnodendron polyphylum又はStryphnodendron adstringensの植物体の樹皮から抽出されたフェノール化合物から本質的になる全フェノールの含有量を特徴とする、請求項1乃至5の何れか1項記載の組成物。
【請求項8】
種Stryphnodendron polyphylumの植物体の樹皮から抽出されたフェノール化合物から本質的になる全フェノールの含有量を特徴とする、請求項6記載の組成物。
【請求項9】
種Stryphnodendron adstringensの植物体の樹皮から抽出されたフェノール化合物から本質的になる全フェノールの含有量を特徴とする、請求項6記載の組成物。
【請求項10】
水による抽出から得られた種Stryphnodendronの植物体の抽出物、水と混合することができる溶剤又はそれらの混合物を保持することを特徴とする、請求項1乃至8の何れか1項記載の組成物。
【請求項11】
1%−6%の全フェノールの最終含有量に関してフェノール化合物を加えることを特徴とする、種Stryphnodendronの植物体の抽出物を含む局所用途用の組成物を生産する方法。
【請求項12】
2%から5%の全フェノールの最終含有量に関してフェノール化合物を加えることを特徴とする、請求項10記載の方法。
【請求項13】
2.5%から3.5%の全フェノールの最終含有量に関してフェノール化合物を加えることを特徴とする、請求項11記載の方法。
【請求項14】
80%から90%のタンニンを含む全フェノールの含有量を特徴とする、請求項10乃至12の何れか1項記載の方法。
【請求項15】
種Stryphnodendronの植物体に本質的に由来するフェノール化合物を特徴とする、請求項10乃至13の何れか1項記載の方法。
【請求項16】
種Stryphnodendron polyphylum又はStryphnodendron adstringensの植物体の樹皮に本質的に由来するフェノール化合物を特徴とする、請求項10乃至14の何れか1項記載の方法。
【請求項17】
種Stryphnodendronの植物体の樹皮に本質的に由来するフェノール化合物を特徴とする、請求項15記載の方法。
【請求項18】
種Stryphnodendron polyphylum adstringensの植物体の樹皮に本質的に由来するフェノール化合物を特徴とする、請求項15記載の方法。
【請求項19】
水による抽出から得られた種Stryphnodendronの植物体の抽出物、水と混合することができる溶剤又はそれらの混合物を保持することを特徴とする、請求項10乃至17の何れか1項記載の方法。
【請求項20】
1%−6%の全フェノールの含有量を保持することを特徴とする、皮膚の創傷の治療のための組成物の調製のための、種Stryphnodendronの植物体の抽出物の使用。
【請求項21】
2%から5%の全フェノール含有量の組成物の調製を特徴とする、請求項19記載の使用。
【請求項22】
2.5%から3.5%の全フェノール含有量の組成物の調製を特徴とする、請求項19記載の使用。
【請求項23】
80%から90%のタンニンを含む(又は化合物???)全フェノールの含有量を特徴とする、請求項19乃至21の何れか1項記載の使用。
【請求項24】
種Stryphnodendronの植物体に本質的に由来するフェノール化合物を特徴とする、請求項19乃至22の何れか1項記載の使用。
【請求項25】
種Stryphnodendron polyphylum又はStryphnodendron adstringensの植物体の樹皮に本質的に由来するフェノール化合物を特徴とする、請求項19乃至23の何れか1項記載の使用。
【請求項26】
種Stryphnodendron polyphylumの植物体の樹皮に本質的に由来するフェノール化合物を特徴とする、請求項19乃至24の何れか1項記載の使用。
【請求項27】
種Stryphnodendron adstringensの植物体の樹皮に本質的に由来するフェノール化合物を特徴とする、請求項19乃至24の何れか1項記載の使用。
【請求項28】
水による抽出から得られた種Stryphnodendronの植物体の抽出物、水と混合することができる溶剤又はそれらの混合物を保持することを特徴とする、請求項19乃至26の何れか1項記載の使用。
【請求項29】
1%−6%の全フェノールの含有量を保持することを特徴とする、種Stryphnodendronの植物体の抽出物を保持する局所用組成物を用いた、皮膚の創傷の治療方法。
【請求項30】
2%から5%の全フェノール含有量を保持する組成物を特徴とする、請求項28記載の方法。
【請求項31】
2.5%から3.5%の全フェノール含有量を保持する組成物を特徴とする、請求項29記載の方法。
【請求項32】
80%から90%のタンニンを含む(化合物)全フェノールの含有量を特徴とする、請求項28乃至30の何れか1項記載の方法。
【請求項33】
種Stryphnodendronの植物体に本質的に由来するフェノール化合物を特徴とする、請求項28乃至31の何れか1項記載の方法。
【請求項34】
種Stryphnodendron polyphylum又はStryphnodendron adstringensの植物体の樹皮に本質的に由来するフェノール化合物を特徴とする、請求項28乃至32の何れか1項記載の方法。
【請求項35】
種Stryphnodendron polyphylumの植物体の樹皮に本質的に由来するフェノール化合物を特徴とする、請求項28乃至33の何れか1項記載の方法。
【請求項36】
種Stryphnodendron adstringensの植物体の樹皮に本質的に由来するフェノール化合物を特徴とする、請求項28乃至33の何れか1項記載の方法。
【請求項37】
水による抽出から得られた種Stryphnodendronの植物体の抽出物、水と混合することができる溶剤又はそれらの混合物を保持することを特徴とする、請求項28乃至35の何れか1項記載の方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【公表番号】特表2007−510673(P2007−510673A)
【公表日】平成19年4月26日(2007.4.26)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−538610(P2006−538610)
【出願日】平成16年11月11日(2004.11.11)
【国際出願番号】PCT/BR2004/000221
【国際公開番号】WO2005/044288
【国際公開日】平成17年5月19日(2005.5.19)
【出願人】(506145005)
【出願人】(506145016)
【Fターム(参考)】