説明

Webアプリケーションの機能設定方法、装置およびプログラム

【課題】Webアプリケーションの機能を利用しやすくすること。
【解決手段】 情報提供装置20は、情報利用端末10に対してWebアプリケーションの機能を紹介するチュートリアルコンテンツを提供する。ユーザは、情報利用端末20において、当該Webアプリケーションの機能を紹介するチュートリアルコンテンツを閲覧することができる。ユーザは、チュートリアルコンテンツを閲覧し、そこに紹介されるWebアプリケーションの機能を自己のWebアプリケーションで有効に設定したい場合、その機能が紹介されているときに所定の入力装置から情報利用端末10に対し機能設定指示を入力する。情報提供装置20は、ユーザが機能設定指示を入力した際に閲覧していたWebアプリケーションの機能を有効に設定する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、Webアプリケーションが持つ種々の機能を設定する方法、装置およびプログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
近時、WebメールなどのWebアプリケーションが広く利用されている。Webアプリケーションには種々の機能が備えられている。例えば、Webメールであれば、メールサーバに届いたメールを他のメールアドレスに転送する機能や、メールサーバに届いたメールに対してフィルタリングを行なう機能などが備わっている。ユーザは、Webにアクセスし、Webアプリケーションの機能設定画面を呼び出すことによって、各種の機能を有効または無効に設定することができる。
【非特許文献1】ヤフー株式会社、“Yahoo JAPANメール 便利な機能ヘルプ”、[online]、ヤフー株式会社、[平成20年9月25日検索]、インターネット<URL:http://help.yahoo.co.jp/help/jp/ymail/tips/>
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
しかし、Webアプリケーションには多数の機能があるため、ユーザがその機能の存在に気づかず、せっかくの機能が使用されないままになることが多い。一方、Webアプリケーションの提供者は、ユーザに多数の機能を知ってもらうために、当該機能をユーザに紹介するためのチュートリアルコンテンツを用意している。しかし、ユーザは、チュートリアルコンテンツを通じてWebアプリケーションの機能を知得しても、一度に多数の機能が紹介されるために結局各機能の存在を忘れてしまったり、また、その機能を設定するためにはWebにアクセスして設定画面を呼び出し設定フォームを操作する必要があるため、機能の利用を躊躇する場合があった。
【0004】
そこで本発明は、ユーザがWebアプリケーションの機能を利用しやすくすることを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明は、Webアプリケーションの機能を紹介するチュートリアルコンテンツを閲覧中のユーザが、ある機能の紹介を閲覧中にその機能を有効にしたいと思ったとき、例えば1ボタン操作などの簡単な操作により、そのWebアプリケーションの機能を有効に設定できるようにする。そのために、本発明は以下の構成を採る。
【0006】
(1) 機能の識別情報と当該機能の有効フラグとの関連付けを機能設定領域から読み込んで当該機能を有効化するWebアプリケーションの機能設定方法であって、前記Webアプリケーションの機能を紹介するチュートリアルコンテンツと、当該機能の識別情報とを関連付けて記憶したチュートリアル対応機能記憶領域を備え、処理手段が、前記チュートリアルコンテンツを閲覧しているユーザが当該コンテンツの閲覧装置に入力した機能設定指示に基づいて当該コンテンツの閲覧装置から機能設定要求を受け付けるステップと、この機能設定要求を受けて、前記機能設定指示が入力された際に前記ユーザが閲覧していたチュートリアルコンテンツに関連付けられた機能の識別情報を前記チュートリアル対応機能記憶領域の情報に基づいて取得するステップと、当該取得した機能の識別情報に有効フラグを関連付けて前記機能設定領域に格納するステップと、を実行することを特徴としたWebアプリケーションの機能設定方法。
本発明では、ユーザが、チュートリアルコンテンツの閲覧中に機能設定指示を入力すると、その際にチュートリアルコンテンツが紹介していたWebアプリケーションの機能が有効に設定される。
【0007】
(2) (1)において、前記機能の識別情報が埋め込まれたチュートリアルコンテンツの動画像データを記憶することにより、前記チュートリアルコンテンツと機能の識別情報とを関連付けて記憶し、前記処理手段は、当該動画像データを前記コンテンツの閲覧装置に提供することにより前記チュートリアルコンテンツを再生させ、前記機能設定指示が入力された場合、当該再生中のチュートリアルコンテンツの動画像データに埋め込まれた機能の識別情報をコンテンツの閲覧装置から取得することを特徴としたWebアプリケーションの機能設定方法。
本発明では、ユーザが閲覧するチュートリアルコンテンツの動画像データに機能の識別情報が埋め込まれており、ユーザが機能設定指示を入力すると、この動画像データに埋め込まれた機能の識別情報が抽出され、この機能の識別情報に対応するWebアプリケーションの機能が有効に設定される。
【0008】
(3) (1)において、前記機能の識別情報がWebページごとに埋め込まれたWebコンテンツからなるチュートリアルコンテンツを記憶することにより、前記チュートリアルコンテンツと機能の識別情報とを関連付けて記憶し、
前記処理手段は、当該チュートリアルコンテンツを前記コンテンツの閲覧装置に提供することにより前記チュートリアルコンテンツを表示させ、前記機能設定指示が入力された場合、当該表示中のチュートリアルコンテンツのWebページに埋め込まれた機能の識別情報をコンテンツの閲覧装置から取得することを特徴としたWebアプリケーションの機能設定方法。
本発明では、チュートリアルコンテンツがWebコンテンツで紹介されてゆく中で、ユーザが有効にしたい機能の紹介中に機能設定指示を入力すると、その時点におけるWebページに対応する機能の識別情報が選択され、当該機能の識別情報に対応するWebアプリケーションの機能が有効に設定される。
【0009】
(4) 前記チュートリアルコンテンツが複数の機能を順に紹介する動画像であり、前記チュートリアル対応機能記憶領域は、当該チュートリアルコンテンツの再生時間ごとに異なる機能の識別情報を関連付けて記憶したことを特徴とする(1)の機能設定方法。
本発明では、チュートリアルコンテンツの動画像により複数の機能が順に紹介されてゆく中で、ユーザが有効にしたい機能の紹介中に機能設定指示を入力すると、その時点における動画像の再生時間に対応する機能の識別情報が選択され、当該機能の識別情報に対応するWebアプリケーションの機能が有効に設定される。
【0010】
(5) 前記機能設定指示をリモコンにより前記コンテンツの閲覧装置に入力することを特徴とした(1)の機能設定方法。
本発明では、ユーザがチュートリアルコンテンツを閲覧中に、リモコンを操作することにより、前述の機能設定指示を入力することができる。
【0011】
(6) 機能の識別情報と当該機能の有効フラグとの関連付けを機能設定領域から読み込んで当該機能を有効化するWebアプリケーションの機能設定装置であって、前記Webアプリケーションの機能を紹介するチュートリアルコンテンツと、当該機能の識別情報とを関連付けて記憶したチュートリアル対応機能記憶領域と、前記チュートリアルコンテンツを閲覧しているユーザが当該コンテンツの閲覧装置に入力した機能設定指示に基づいて当該コンテンツの閲覧装置から機能設定要求を受け付ける設定要求受付手段と、この機能設定要求を受けて、前記機能設定指示が入力された際に前記ユーザが閲覧していたチュートリアルコンテンツに関連付けられた機能の識別情報を前記チュートリアル対応機能記憶領域の情報に基づいて取得し、当該取得した機能の識別情報に有効フラグを関連付けて前記機能設定領域に格納する機能設定手段と、を備えたことを特徴とするWebアプリケーションの機能設定装置。
本発明では、ユーザが、コンテンツの閲覧装置において、チュートリアルコンテンツを閲覧中に機能設定指示を入力すると、機能設定装置は、その際にチュートリアルコンテンツが紹介していたWebアプリケーションの機能を有効に設定する。
【0012】
(7) 機能の識別情報と当該機能の有効フラグとの関連付けを機能設定領域から読み込んで当該機能を有効化するWebアプリケーションのための機能設定プログラムであって、前記Webアプリケーションの機能を紹介するチュートリアルコンテンツと、当該機能の識別情報とを関連付けて記憶したチュートリアル対応機能記憶領域を備え、処理手段に、前記チュートリアルコンテンツを閲覧しているユーザが当該コンテンツの閲覧装置に入力した機能設定指示に基づいて当該コンテンツの閲覧装置から機能設定要求を受け付けるステップと、この機能設定要求を受けて、前記機能設定指示が入力された際に前記ユーザが閲覧していたチュートリアルコンテンツに関連付けられた機能の識別情報を前記チュートリアル対応機能記憶領域の情報に基づいて取得するステップと、当該取得した機能の識別情報に有効フラグを関連付けて前記機能設定領域に格納するステップと、を実行させることを特徴としたWebアプリケーションのための機能設定プログラム。
本発明では、処理手段が当プログラムを実行することにより、(1)と同一の作用を奏する。
【発明の効果】
【0013】
以上の本発明によれば、ユーザが、チュートリアルコンテンツの閲覧中に機能設定指示を入力するだけで、その際にチュートリアルコンテンツが紹介していたWebアプリケーションの機能を簡単に有効化することができるので、ユーザはWebアプリケーションの機能を利用しやすくなる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0014】
[第1実施形態]
【0015】
以下、本発明の実施形態を説明する。
図1は、本発明の実施形態の概要を示している。本実施形態のシステムは、情報利用端末10と、情報提供装置20とによって構成される。情報利用端末10は、1つしか図示していないが、実際にはユーザの数に応じて複数の情報利用端末10が存在する。情報利用端末10と、情報提供装置20は、インターネットを通じてデータ通信を行なうコンピュータ装置である。情報利用端末10は、当該コンピュータ装置が組み込まれたテレビやSTB(Set Top Box)でもよい。
【0016】
情報提供装置20は、情報利用端末10に対してWebアプリケーションのサービスを提供すると共に、当該Webアプリケーションの機能を紹介するチュートリアルコンテンツを提供する。ユーザは、情報利用端末20において、情報提供装置20が提供するWebアプリケーションのサービスを利用すると共に、当該Webアプリケーションの機能を紹介するチュートリアルコンテンツを閲覧することができる。ユーザは、チュートリアルコンテンツを閲覧し、そこに紹介されるWebアプリケーションの機能を自己のWebアプリケーションで有効に設定したい場合、その機能が紹介されているときに所定の入力装置から情報利用端末10に対し機能設定指示を入力する。情報利用端末10は、この機能設定指示を受けて、情報提供装置20に対し機能設定要求を送信する。この機能設定要求を受けた情報提供装置20は、ユーザが機能設定指示を入力した際に閲覧していたWebアプリケーションの機能を有効に設定する。
【0017】
ユーザは、チュートリアルコンテンツの閲覧中に機能設定指示を入力するだけで、その際にチュートリアルコンテンツが紹介していたWebアプリケーションの機能を簡単に有効化することができるので、ユーザはWebアプリケーションの機能を利用しやすくなる。
【0018】
本実施形態において、情報利用端末10は、請求項に記載した「コンテンツの閲覧装置」に該当する。また、情報提供装置20は、請求項に記載した「Webアプリケーションの機能設定装置」に該当する。
【0019】
図2は、図1に示した情報利用端末10および情報提供装置20の概略構成図である。
【0020】
情報利用端末10は、情報提供装置20のWebサーバと通信するWebクライアントを備えている。このWebクライアントは、情報提供装置20から提供されるプログラムを読み込んで、チュートリアル処理機能またはWebアプリケーションインターフェース機能(WebアプリケーションI/F機能)を択一的にまたは同時に実行する。
【0021】
チュートリアル処理機能は、情報提供装置20が提供するチュートリアルコンテンツを表示装置に再生すると共に、ユーザが入力装置から入力する機能設定指示のイベントを検知し、機能設定要求を情報提供装置20に送信する。WebアプリケーションI/F機能は、情報提供装置20が提供するWebアプリケーションのサービスを利用するための入出力インターフェース(GUI:Graphical User Interface)をユーザに提供する。
【0022】
また、情報利用端末10は、ユーザが機能設定指示を入力する入力装置と通信する入力インターフェース(入力I/F)を備えている。本実施形態において、ユーザが機能設定指示を入力する入力装置は、赤外線、無線LANまたはBluetoothなどの無線送信機能を備えたリモコンとし、入力I/Fは、この無線送信機能に対応する無線受信機能を備える。もっとも、ユーザが機能設定指示を入力する入力装置は、必ずしも無線通信機能を備えている必要はなく、例えば、有線接続されたキーボードやマウスでもよい。
【0023】
情報提供装置20は、情報利用端末10のWebクライアントと通信するWebサーバを備えている。また、情報提供装置20がサーバサイドプログラムを実行することにより実現する設定要求受付手段、機能設定手段、Webアプリケーション実行手段およびユーザ認証手段を備えている。
【0024】
設定要求受付手段は、情報利用端末10が出力した機能設定要求を検知し、機能設定手段を起動する。機能設定手段は、情報利用端末10のユーザが機能設定指示を入力した際にチュートリアルコンテンツが紹介していたWebアプリケーションの機能を判定し、当該機能を有効に設定する。Webアプリケーション実行手段は、情報利用端末10に、Webアプリケーションのサービスを提供する。ユーザ認証手段は、情報提供装置20のサービスを利用するユーザを認証し、ユーザを特定する。
【0025】
情報提供装置20は、上記各手段が利用する情報を格納した記憶領域を備えている。チュートリアルコンテンツ記憶領域は、Webアプリケーションの機能を紹介するチュートリアルコンテンツの実体を複数格納している。チュートリアル対応機能記憶領域は、各チュートリアルコンテンツと、当該各チュートリアルコンテンツが紹介する機能の識別情報(機能識別情報)とを関連付けて記憶している。機能設定記憶領域は、Webアプリケーションの各機能を有効とするか無効とするかの設定をユーザごとに記憶している。ユーザ情報記憶領域は、ユーザを認証するためのユーザIDおよびパスワードをユーザごとに記憶している。
【0026】
図3は、チュートリアル対応機能記憶領域に記憶されたチュートリアル関連付けテーブルの構造図である。このチュートリアル関連付けテーブルは、チュートリアルコンテンツの識別情報と、当該チュートリアルコンテンツが紹介する機能の機能識別情報とを関連付けて記憶している。
【0027】
本実施形態において、チュートリアルコンテンツはWebアプリケーションの機能を紹介する動画像であり、チュートリアルコンテンツの識別情報は、当該Webアプリケーションの種類と、当該チュートリアルコンテンツの動画像の内容情報と、当該チュートリアルコンテンツの動画像データ(動画像ファイル)の識別情報(ファイル名)とを含んでいる。
【0028】
例えば、あるチュートリアルコンテンツは、Webアプリケーションである「ABCメールソフト」の機能を紹介するものであり、その機能は「受信トレイの表示方法」に関するものであり、そのチュートリアルコンテンツの動画像データの識別情報(ファイル名)は「動画123」であり、その機能の識別情報は「ABCメールソフトの機能1」(例えば、受信トレイのメールのプレビュー機能)である。また、他のチュートリアルコンテンツは、Webアプリケーションである「CDE表計算ソフト」の機能を紹介するものであり、その機能は「グラフ設定」に関するものであり、そのチュートリアルコンテンツの動画像データの識別情報は「動画124」であり、その機能の識別情報は「CDE表計算ソフトの機能1」(例えば、グラフの表示機能)である。ここで、機能の識別情報は、実際にはレコード間で重複しないユニークな値によりコード化されている。
【0029】
機能設定手段は、このチュートリアル関連付けテーブルを参照することにより、ユーザが閲覧しているチュートリアルコンテンツに対応する機能識別情報を選択するようになっている。
【0030】
図4は、機能設定記憶領域に記憶されたブックマーク設定テーブルの構造図である。このブックマーク設定テーブルは、ユーザIDと、機能識別情報と、そのユーザIDのユーザがその機能識別情報に対応する機能を有効にしているか否かの設定フラグとを関連付けて記憶している。
【0031】
例えば、ユーザID「AAA」のユーザは、「ABCメールソフトの機能1」の設定フラグを「有効」(ON)に設定している。また、ユーザID「AAA」のユーザは、「ABCメールソフトの機能2」(例えば、メール自動転送機能)の設定フラグを「無効」(OFF)に設定している。ここで、機能識別情報および設定フラグの値は、実際にはコード化されている。
【0032】
機能設定手段は、ユーザの機能設定指示に基づいてチュートリアル関連付けテーブルから選択した機能識別情報に「有効」を表す設定フラグ(有効フラグ)を関連付けて、このブックマーク設定テーブルを更新するようになっている。また、Webアプリケーション実行手段は、Webアプリケーションのサービスを開始する際に、このブックマーク設定テーブルを参照し、ユーザごとに有効にすべき機能を選択したうえでWebアプリケーションのサービスを提供するようになっている。
【0033】
次に、本実施形態の動作を説明する。図5は、本実施形態のシステムの動作を示すフローチャートである。
【0034】
まず、情報利用端末10のユーザは、事前に情報提供装置20のサービスにログインする。このために、ユーザは、情報利用端末10のWebクライアントにユーザIDとパスワードを入力し、認証を要求する。
【0035】
ユーザから認証要求を受けた情報利用端末10のWebクライアントは、ユーザIDおよびパスワードを伴った認証要求を情報提供装置20のWebサーバに送信する(S1)。この要求を受けた情報提供装置20のWebサーバは、ユーザIDおよびパスワードをユーザ認証手段に引き渡す。ユーザ認証手段は、このユーザIDとパスワードの組み合わせがユーザ情報記憶領域に登録されているか否かを判断する(S2)。この結果、ユーザIDとパスワードの組み合わせが登録されていれば、Webサーバは、情報利用端末10のWebクライアントにコンテンツ選択画面のプログラムを送信する(S3)。
【0036】
情報利用端末10のWebクライアントは、コンテンツ選択画面のプログラムを受信し、このプログラムに基づいて表示装置にコンテンツ選択画面を表示する。このコンテンツ選択画面では、ユーザがWebアプリケーションの起動や、Webアプリケーションの機能を紹介するチュートリアルコンテンツの起動を選択できるようになっている。
【0037】
ここで、ユーザが入力装置を介してチュートリアルコンテンツの起動を選択すると、Webクライアントは、当該チュートリアルコンテンツの提供をWebサーバに要求する(S4)。この要求を受けた情報提供装置20のWebサーバは、Webクライアントがチュートリアルコンテンツを処理するためのチュートリアル処理機能のプログラムをWebクライアントに送信すると共に、ユーザが選択したチュートリアルコンテンツ(動画像データ)をチュートリアルコンテンツ記憶領域から読み出してWebクライアントに送信する(S5)。ここでは、ユーザID「AAA」のユーザが、「ABCメールソフト」の「受信トレイの表示方法」に関する「機能1」(受信トレイのメールのプレビュー機能)を紹介する「動画123」を選択し、「動画123」の動画像データがWebクライアントに送信されたとする。
【0038】
Webクライアントは、Webサーバから受信したチュートリアル処理機能のプログラムを実行することにより、Webサーバから受信したチュートリアルコンテンツの再生を開始する(S6)。チュートリアル処理機能は、ユーザが選択したチュートリアルコンテンツの動画像を表示装置に表示する。また、チュートリアル処理機能は、入力I/Fに入力されるイベントを監視することにより、ユーザによる機能設定指示の入力を監視する。
【0039】
ユーザが、閲覧中のチュートリアルコンテンツで紹介されているWebアプリケーションの機能を自己のWebアプリケーションにおいて有効化したいと望み、リモコンの所定のボタンを押すと、入力I/Fに機能設定指示が入力される(S7)。
【0040】
この機能設定指示のイベントを検知したチュートリアル処理機能は、再生中のチュートリアルコンテンツが紹介している機能を識別可能な情報、即ち本実施形態では、再生中のチュートリアルコンテンツの識別情報「動画123」を伴った機能設定要求を、WebクライアントからWebサーバに送信する(S8)。
【0041】
この要求を受けたWebサーバは、チュートリアルコンテンツの識別情報「動画123」を伴った機能設定要求を設定要求受付手段に引き渡す。設定要求受付手段は、機能設定手段を起動し、チュートリアルコンテンツの識別情報「動画123」を機能設定手段に引き渡す。
【0042】
機能設定手段は、チュートリアルコンテンツの識別情報「動画123」に関連付けられた機能識別情報をチュートリアル関連付けテーブルから選択する(S9)。ここでは「ABCメールソフトの機能1」が選択される。次いで、機能設定手段は、S2で認証したユーザのユーザID「AAA」と、機能識別情報「ABCメールソフトの機能1」とが関連付けられたレコードをブックマーク設定テーブルから選択し、当該レコードの設定フラグに「有効」を表すフラグを設定する(S10)。
【0043】
その後、情報利用端末10のユーザが、S3のコンテンツ選択画面からWebアプリケーションであるABCメールソフトの起動を選択すると、WebクライアントからWebサーバに、ABCメールソフトの起動が要求される(S11)。この要求を受けたWebサーバは、当該要求をWebアプリケーション実行手段に引き渡す。この要求を受けたWebアプリケーション実行手段は、WebアプリケーションI/F機能のプログラムをWebサーバを介してWebクライアントに提供する。また、Webアプリケーション実行手段は、ブックマーク設定テーブルを参照し、ユーザ「AAA」に関するレコードのうちABCメールソフトの機能の設定フラグが「有効」に設定されている機能を有効化してABCメールソフトのサービスを情報利用端末10に提供する(S12,S13)。Webクライアントは、Webサーバから受信したWebアプリケーションI/F機能のプログラムを実行し、Webアプリケーションの入出力インターフェースをユーザに提供する。WebアプリケーションI/F機能は、ブックマーク設定テーブルの設定に応じて所定の機能を有効化されたABCメールソフトのサービスをユーザに提供する。
【0044】
以上の本実施形態によれば、ユーザが、チュートリアルコンテンツの閲覧中に機能設定指示を入力するだけで、その際にチュートリアルコンテンツが紹介していたWebアプリケーションの機能を簡単に有効化することができるので、ユーザはWebアプリケーションの機能を利用しやすくなる。
【0045】
特に、ユーザはチュートリアルコンテンツの閲覧中に、リモコンのボタンを押すだけで、閲覧中の機能が有効に設定されるので、ユーザフレンドリーな操作環境を提供することができる。
【0046】
ここで、本実施形態では、チュートリアルコンテンツが動画像であることを前提に説明をしたが、チュートリアルコンテンツは静的な情報でもよい。例えば、HTMLなどのマークアップランゲージによって記述された静的なWebページでもよい。
【0047】
[第1実施形態の変形例]
【0048】
図3のチュートリアル関連付けテーブルでは、チュートリアルコンテンツの識別情報と機能識別情報とを関連付けているが、これに代えて、チュートリアルコンテンツの動画像データ(動画像ファイル)の実体に、対応する機能識別情報をタグとして埋め込むことによって、チュートリアルコンテンツと機能識別情報とを関連付けてもよい。
【0049】
この場合、図5のS8ステップでは、チュートリアル処理機能が、再生中の動画像データに埋め込まれた機能識別情報を抽出し、当該機能識別情報を情報提供装置20に送信する。これにより、S9では、チュートリアル関連付けテーブルを参照することなく、直接、機能識別情報を取得することができる。
【0050】
この場合、チュートリアルコンテンツの実体と機能識別情報とが一体的に管理されるので、両者の関連付けの管理が容易になる。
【0051】
このようにチュートリアルコンテンツの実体に機能識別情報のタグを埋め込んで両者を関連付ける手法は、チュートリアルコンテンツの実体が、HTMLなどのマークアップランゲージによって記述された静的なWebページであっても採用することができる。
【0052】
[第2実施形態]
【0053】
次に、本発明の第2実施形態を説明する。この第2実施形態では、1つのチュートリアルコンテンツ(動画像)がWebアプリケーションの複数の機能を順に紹介するように構成されているものとする。この場合、チュートリアルコンテンツと、そのチュートリアルコンテンツが紹介する機能の識別情報とを1対1で関連付けたのでは、チュートリアルコンテンツが紹介する複数の機能に対応することができない。そこで、チュートリアルコンテンツの再生時間と各再生時間において紹介される機能の識別情報とを関連付けておくことにより、ユーザから機能設定指示が入力された際の再生時間に基づいて対応する機能識別情報を選択することが可能となる。
【0054】
このため、本実施形態では、チュートリアル関連付けテーブルの構造を変更する。本実施形態におけるチュートリアル関連付けテーブルの構造を図6に示す。本実施形態において、チュートリアル関連付けテーブルは、チュートリアルコンテンツの識別情報と機能識別情報とを関連付けて記憶している。このうち、チュートリアルコンテンツの識別情報は、そのチュートリアルコンテンツが紹介するWebアプリケーションの種類と、そのチュートリアルコンテンツの実体である動画像データ(動画像ファイル)の識別情報(ファイル名)と、その動画像データの動画再生タイムとを関連付けて構成されている。
【0055】
例えば、あるチュートリアルコンテンツは、Webアプリケーションである「ABCメールソフト」の機能を紹介するものであり、そのチュートリアルコンテンツの動画像データの識別情報(ファイル名)は「動画222」であり、その動画の動画再生タイム「0〜4分」には、機能識別情報として「ABCメールソフトの機能1」(例えば、受信トレイのメールのプレビュー機能)が関連付けられている。また、他のチュートリアルコンテンツは、Webアプリケーションである「CDE表計算ソフト」の機能を紹介するものであり、そのチュートリアルコンテンツの動画像データの識別情報(ファイル名)は「動画333」であり、その動画の再生時間「0〜12分」には、機能識別情報として「CDE表計算ソフトの機能1」(例えば、グラフの表示機能)が関連付けられている。ここで、機能の識別情報は、実際にはレコード間で重複しないユニークな値によりコード化されている。
【0056】
そして、図5のS6では、チュートリアル処理機能が、チュートリアルコンテンツの再生を開始すると共に、タイマーをスタートし、チュートリアルコンテンツの再生を開始してからの時間を計時する。ここでは、ユーザID「AAA」のユーザが、「ABCメールソフト」に関するチュートリアルコンテンツ「動画222」を閲覧するものとする。
【0057】
その後、S7では、チュートリアル処理機能が、機能設定指示の入力された時点におけるタイマーの値、即ち、チュートリアルコンテンツの再生時間を取得し、S8では、チュートリアル処理手段が、再生中の動画像データの識別情報「動画222」と、機能設定指示を入力された時点におけるチュートリアルコンテンツの再生時間とを関連付けて情報提供装置20に送信する。ここでは、再生時間が3分だったとする。
【0058】
S9では、機能設定手段が、情報利用端末10から受信した動画像データの識別情報と動画再生タイムとの関連付けに基づいて、図6のチュートリアル関連付けテーブルから、動画像データ「動画222」に関し動画再生タイム「3分」に対応するレコードを検索する。ここでは、動画像データ「動画222」に関し動画再生タイム「0〜4分」のレコードが選択される。そして、機能設定手段は、このレコードに関連付けられた機能識別情報「ABCメールソフトの機能1」を取得する。その他の構成と動作は、前述した第1実施形態と同様である。
【0059】
本実施形態によれば、第1実施形態と同様の効果を奏することに加え、1つのチュートリアルコンテンツの動画像の中で複数の機能を順に紹介している場合でも、各機能を個別に有効化することができる。
【0060】
他の実施形態として、上記の説明では、チュートリアルコンテンツが、動画像データである場合で説明したが、チュートリアルコンテンツが、Webコンテンツ(チュートリアルが内容として含まれる複数のWebページ)である場合であってもよい。すなわち、Webページごとに機能の識別情報が予め埋め込まれており(タグ内に関係付けられており)、あるWebページを表示中に、機能設定指示がされた場合に、そのWebページと予め関係付けられた機能の識別情報を、情報利用端末10から取得する態様であってもよい。
【0061】
すなわち、情報提供装置20のチュートリアルコンテンツ記憶領域に、機能の識別情報をWebページと対応付けたチュートリアルコンテンツを記憶しておく。情報提供装置20は、当該Webコンテンツを情報利用端末10に提供することによりチュートリアルコンテンツを表示させ、機能設定指示が入力された場合、表示中のチュートリアルコンテンツのWebコンテンツに埋め込まれた機能の識別情報を情報利用端末10から取得する。
【0062】
また、静止したWebページの内容が時間ごとに切り替わる態様であって、切り替わったWebページを表示しているタイミングで、機能設定要求をユーザから受け付けた場合には、その表示していたWebページに対応する機能の識別情報を情報利用端末10から取得する態様であってよい。
【0063】
[情報利用端末10、情報提供装置20のハードウェア構成]
【0064】
次に、上記各実施形態において情報利用端末10または情報提供装置20として動作するコンピュータ装置のハードウェア構成を説明する。図7が、そのハードウェア構成を示している。
このコンピュータは、処理手段300を構成するCPU(Central Processing Unit)310(マルチプロセッサ構成ではCPU320等複数のCPUが追加されてもよい)、バスライン200、通信I/F(I/F:インターフェース)330、メインメモリ340、BIOS(Basic Input Output System)350、I/Oコントローラ360、ハードディスク370、光ディスクドライブ380、並びに半導体メモリ390を備える。尚、ハードディスク370、光ディスクドライブ380、並びに、半導体メモリ390はまとめて記憶装置410と呼ばれる。
【0065】
処理手段300は、ハードディスク370(後述)に記憶された各種プログラムを適宜読み出して実行することにより、上述したハードウェアと協働し、上記各実施形態に係る各手段または各機能を実現している。
【0066】
通信I/F330は、WebクライアントとWebサーバとがインターネットを介して情報を送受信する場合のネットワーク・アダプタである。通信I/F330は、モデム、ケーブル・モデム及びイーサネット(登録商標)・アダプタを含んでよい。
【0067】
BIOS350は、CPU310が実行するブートプログラムや、ハードウェアに依存するプログラム等を記録する。
【0068】
I/Oコントローラ360には、ハードディスク370、光ディスクドライブ380、及び半導体メモリ390等の記憶装置410を接続することができる。
【0069】
ハードディスク370は、本ハードウェアを情報利用端末10または情報提供装置20として機能させるための各種プログラム、本発明の各手段または各機能を実行するプログラム及びデータを記憶する。なお、外部に別途設けたハードディスク(図示せず)を外部記憶装置として利用することもできる。
【0070】
光ディスクドライブ380としては、例えば、DVD−ROMドライブ、CD−ROMドライブ、DVD−RAMドライブ、CD−RAMドライブを使用することができる。この場合は各ドライブに対応した光ディスク400を使用する。光ディスク400から光ディスクドライブ380によりプログラムまたはデータを読み取り、I/Oコントローラ360を介してメインメモリ340またはハードディスク370に提供することもできる。
【0071】
情報利用端末10または情報提供装置20では、処理手段300が各手段に対応し、記憶装置410が各記憶領域を含んでいる。
【0072】
また、情報利用端末10にあっては、キーボード、マウスなどの入力装置と、液晶ディスプレイなどの表示装置とを備えている。
【0073】
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は上述した実施形態に限るものではない。また、本発明の実施形態に記載された効果は、本発明から生じる最も好適な効果を列挙したに過ぎず、本発明による効果は、本発明の実施例に記載されたものに限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
【0074】
【図1】本発明の実施形態の概要を説明する説明図である。
【図2】本発明の実施形態の構成を示す概略構成図である。
【図3】第1実施形態におけるチュートリアル関連付けテーブルの構造図である。
【図4】ブックマーク設定テーブルの構造図である。
【図5】本発明の実施形態の動作を示すフローチャートである。
【図6】第2実施形態におけるチュートリアル関連付けテーブルの構造図である。
【図7】情報利用端末、情報提供装置のハードウェア構成図である。
【符号の説明】
【0075】
10 情報利用端末(コンテンツの閲覧装置)
20 情報提供装置(Webアプリケーションの機能設定装置)

【特許請求の範囲】
【請求項1】
機能の識別情報と当該機能の有効フラグとの関連付けを機能設定領域から読み込んで当該機能を有効化するWebアプリケーションの機能設定方法であって、
前記Webアプリケーションの機能を紹介するチュートリアルコンテンツと、当該機能の識別情報とを関連付けて記憶したチュートリアル対応機能記憶領域を備え、
処理手段が、
前記チュートリアルコンテンツを閲覧しているユーザが当該コンテンツの閲覧装置に入力した機能設定指示に基づいて当該コンテンツの閲覧装置から機能設定要求を受け付けるステップと、
この機能設定要求を受けて、前記機能設定指示が入力された際に前記ユーザが閲覧していたチュートリアルコンテンツに関連付けられた機能の識別情報を前記チュートリアル対応機能記憶領域の情報に基づいて取得するステップと、
当該取得した機能の識別情報に有効フラグを関連付けて前記機能設定領域に格納するステップと、
を実行することを特徴としたWebアプリケーションの機能設定方法。
【請求項2】
請求項1において、前記機能の識別情報が埋め込まれたチュートリアルコンテンツの動画像データを記憶することにより、前記チュートリアルコンテンツと機能の識別情報とを関連付けて記憶し、
前記処理手段は、当該動画像データを前記コンテンツの閲覧装置に提供することにより前記チュートリアルコンテンツを再生させ、前記機能設定指示が入力された場合、当該再生中のチュートリアルコンテンツの動画像データに埋め込まれた機能の識別情報をコンテンツの閲覧装置から取得することを特徴としたWebアプリケーションの機能設定方法。
【請求項3】
請求項1において、前記機能の識別情報がWebページごとに埋め込まれたWebコンテンツからなるチュートリアルコンテンツを記憶することにより、前記チュートリアルコンテンツと機能の識別情報とを関連付けて記憶し、
前記処理手段は、当該チュートリアルコンテンツを前記コンテンツの閲覧装置に提供することにより前記チュートリアルコンテンツを表示させ、前記機能設定指示が入力された場合、当該表示中のチュートリアルコンテンツのWebページに埋め込まれた機能の識別情報をコンテンツの閲覧装置から取得することを特徴としたWebアプリケーションの機能設定方法。
【請求項4】
前記チュートリアルコンテンツが複数の機能を順に紹介する動画像であり、前記チュートリアル対応機能記憶領域は、当該チュートリアルコンテンツの再生時間ごとに異なる機能の識別情報を関連付けて記憶したことを特徴とする請求項1記載の機能設定方法。
【請求項5】
前記機能設定指示をリモコンにより前記コンテンツの閲覧装置に入力することを特徴とした請求項1記載の機能設定方法。
【請求項6】
機能の識別情報と当該機能の有効フラグとの関連付けを機能設定領域から読み込んで当該機能を有効化するWebアプリケーションの機能設定装置であって、
前記Webアプリケーションの機能を紹介するチュートリアルコンテンツと、当該機能の識別情報とを関連付けて記憶したチュートリアル対応機能記憶領域と、
前記チュートリアルコンテンツを閲覧しているユーザが当該コンテンツの閲覧装置に入力した機能設定指示に基づいて当該コンテンツの閲覧装置から機能設定要求を受け付ける設定要求受付手段と、
この機能設定要求を受けて、前記機能設定指示が入力された際に前記ユーザが閲覧していたチュートリアルコンテンツに関連付けられた機能の識別情報を前記チュートリアル対応機能記憶領域の情報に基づいて取得し、当該取得した機能の識別情報に有効フラグを関連付けて前記機能設定領域に格納する機能設定手段と、
を備えたことを特徴とするWebアプリケーションの機能設定装置。
【請求項7】
機能の識別情報と当該機能の有効フラグとの関連付けを機能設定領域から読み込んで当該機能を有効化するWebアプリケーションのための機能設定プログラムであって、
前記Webアプリケーションの機能を紹介するチュートリアルコンテンツと、当該機能の識別情報とを関連付けて記憶したチュートリアル対応機能記憶領域を備え、
処理手段に、
前記チュートリアルコンテンツを閲覧しているユーザが当該コンテンツの閲覧装置に入力した機能設定指示に基づいて当該コンテンツの閲覧装置から機能設定要求を受け付けるステップと、
この機能設定要求を受けて、前記機能設定指示が入力された際に前記ユーザが閲覧していたチュートリアルコンテンツに関連付けられた機能の識別情報を前記チュートリアル対応機能記憶領域の情報に基づいて取得するステップと、
当該取得した機能の識別情報に有効フラグを関連付けて前記機能設定領域に格納するステップと、
を実行させることを特徴としたWebアプリケーションのための機能設定プログラム。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【公開番号】特開2010−92184(P2010−92184A)
【公開日】平成22年4月22日(2010.4.22)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−260081(P2008−260081)
【出願日】平成20年10月6日(2008.10.6)
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
1.Bluetooth
【出願人】(500257300)ヤフー株式会社 (1,128)
【Fターム(参考)】