説明

X線検出器、X線CT装置、及びX線検出器の製造方法

【課題】本発明は、シンチレータアレイとフォトダイオードアレイとを高精度に位置合わせしつつ、製造効率を向上させることを目的とするものである。
【解決手段】シンチレータアレイ13は、主接着剤14を介してフォトダイオードアレイ12に接着(本固定)されている。即ち、シンチレータアレイ13とフォトダイオードアレイ12との間には、主接着剤14が一様に介在している。主接着剤14としては、例えばエポキシ樹脂系接着剤が用いられている。また、シンチレータアレイ13は、主接着剤14よりも硬化時間の短い補助接着剤15によりフォトダイオードアレイ12に仮固定されている。補助接着剤15としては、例えば紫外線硬化型接着剤が用いられている。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この発明は、フォトダイオードアレイ上にシンチレータアレイが接着されているX線検出器、そのX線検出器を有するX線CT装置、及びX線検出器の製造方法に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来のX線CT装置においては、被検体にX線を照射するX線源と、被検体を透過したX線量を投影データとして検出するX線検出器とが、被検体の周囲を回転される。これにより得られた複数角度からの投影データを用いて、被検体の断層画像が再構成され、再構成された断層画像が表示される。このようなX線CT装置で表示される画像は、被検体の臓器の形状を描写するものであり、画像診断に使用される。
【0003】
一方、近年は、1回のスキャンで被検体の複数枚の断層画像データが得られるマルチスライス型のX線CT装置が実用化されている。マルチスライス型のX線CT装置のX線検出器では、複数のX線検出素子が、被検体の体軸方向に沿うスライス方向(X線源及びX線検出器の回転軸に平行な方向)と、スライス方向に直交しスライス面と平行なチャンネル方向との2次元方向に配列されている。
【0004】
また、X線検出素子の数をスライス方向へ増大させることで、より多くの断層画像(例えば、1回のスキャンで64スライスや128スライス)が短時間で得られるX線CT装置の開発も行われている。
【0005】
一般的に、X線CT装置のX線検出器では、複数のフォトダイオードが2次元配列されたフォトダイオードアレイ上に、複数のシンチレータが2次元配列されたシンチレータアレイが取り付けられ、この組立体が配線基板上に実装されている。本明細書では、個々のシンチレータとフォトダイオードとの組み合わせをX線検出素子と呼び、このX線検出素子を長方形かつ格子状に配列し、さらに配線基板上に実装したものをX線検出素子モジュールと呼ぶ。
【0006】
X線を受けたX線検出素子は、その強度に応じた電気信号を発生する。この電気信号は微弱なアナログ電流であるため、断層画像を再構成するためには増幅・アナログ/デジタル変換を行う必要があり、この処理を行うための信号処理基板(データ収集系)がX線検出素子モジュールの後段に接続されている。
【0007】
特に、最近のX線CT装置の多スライス化に伴い、X線検出素子から出力される膨大な量の電気信号を高速に処理するため、積分器、電流電圧変換器、アナログ/デジタル変換器などの多くの機能を1つにまとめた集積回路が開発されており、この集積回路に制御や電源などの回路を組み合わせることで信号処理基板が構成されている。そして、X線検出素子モジュールと信号処理基板とをチャンネル方向へ複数組配列することによって、X線CT装置のX線検出器が構成されている(例えば、特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0008】
【特許文献1】特許第4259795号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0009】
従来のX線検出器では、シンチレータアレイとフォトダイオードアレイとを接着するために、光を透過し、かつ強度や耐熱性に優れたエポキシ樹脂系接着剤が用いられている。しかし、エポキシ樹脂系接着剤は、一般的に熱硬化型であるため、実用強度に達するまでに長時間の硬化時間が必要になる。このため、接着剤の十分な強度が確保されるまで、フォトダイオードアレイとシンチレータアレイとの組立体を製造装置から動かすことができず、製造効率が低下する。また、未硬化の組立体をクリップ等の治具で挟んで製造装置から移動させる方法もあるが、シンチレータアレイの位置ずれが生じ、歩留まりが低下する。また、硬化中の接着剤の硬化収縮によってもシンチレータアレイの位置ずれが生じ、感度が不均一になり、歩留まりが低下する。
【0010】
特に、近年のマルチスライス型のX線CT装置では、多スライス化及び低価格化に伴い、シンチレータアレイ及びフォトダイオードアレイが大型化されているとともに、マトリクスが細分化されており、高精度な位置合わせと製造効率の向上が求められている。
【0011】
また、特許文献1のX線検出器では、プラスチック製のシムを使って高精度に位置合わせを行い、エポキシ樹脂系接着剤などの接着剤を流し込む隙間を確保した上で、シンチレータアレイの四隅を固定してからシンチレータアレイとフォトダイオードアレイとが接着される。しかし、この構造では、位置合わせのためのシムを高精度に作る必要があるため、高価になり、またその材質から部品精度を十分に満足することが難しい。また、接着層からはみ出した接着剤が既に組まれている部品の隙間に入り、その除去が非常に煩雑な作業になる恐れがある。
【0012】
この発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、シンチレータアレイとフォトダイオードアレイとを高精度に位置合わせしつつ、製造効率を向上させることができるX線検出器、X線CT装置、及びX線検出器の製造方法を得ることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0013】
この発明に係るX線検出器は、複数のフォトダイオードを配列したフォトダイオードアレイと、光を透過する主接着剤を介してフォトダイオードアレイに接着されており、放射線により発光する複数のシンチレータを配列したシンチレータアレイとを備え、シンチレータアレイが、主接着剤よりも硬化時間の短い補助接着剤によりフォトダイオードアレイに仮固定されている。
また、この発明に係るX線CT装置は、X線管と、このX線管に対向して配置されたX線検出器と、X線管及びX線検出器を保持して被検体の周りで回転駆動される回転盤とを備え、X線検出器は、複数のフォトダイオードを配列したフォトダイオードアレイと、光を透過する主接着剤を介してフォトダイオードアレイに接着されており、放射線により発光する複数のシンチレータを配列したシンチレータアレイとを備え、シンチレータアレイが、主接着剤よりも硬化時間の短い補助接着剤によりフォトダイオードアレイに仮固定されている。
さらに、この発明に係るX線検出器の製造方法は、複数のフォトダイオードを配列したフォトダイオードアレイと、フォトダイオードアレイに接着されており、放射線により発光する複数のシンチレータを配列したシンチレータアレイとを備えたX線検出器の製造方法であって、光を透過する主接着剤を介してフォトダイオードアレイ上にシンチレータアレイを接着する工程と、主接着剤が実用強度まで硬化する前に、主接着剤よりも硬化時間の短い補助接着剤により、シンチレータアレイをフォトダイオードアレイに仮固定する工程とを含む。
【発明の効果】
【0014】
この発明のX線検出器、X線CT装置、及びX線検出器の製造方法によれば、シンチレータアレイとフォトダイオードアレイとを高精度に位置合わせしつつ、製造効率を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【0015】
【図1】この発明の実施の形態1によるX線CT装置を示す概略の構成図である。
【図2】図1のX線検出素子モジュールを示す斜視図である。
【図3】この発明の実施の形態2によるX線CT装置のX線検出素子モジュールを示す斜視図である。
【図4】この発明の実施の形態3によるX線CT装置のX線検出素子モジュールを示す斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0016】
以下、この発明を実施するための形態について、図面を参照して説明する。
実施の形態1.
図1はこの発明の実施の形態1によるX線CT装置を示す概略の構成図である。X線CT装置は、スキャンガントリ1と操作卓(図示せず)とを有している。スキャンガントリ1は、固定部2と、固定部2に回転可能に設けられた円環状の回転盤3とを有している。回転盤3は、固定部2内に設けられた回転機構(図示せず)により、スライス方向(図のZ軸方向)に平行な軸線を中心として高速回転される。
【0017】
回転盤3の中央には、円形の開口部3aが設けられている。開口部3a内には、被検体4を載せる寝台5が水平に設置されている。寝台5は、駆動機構(図示せず)により上下方向及び前後方向へと移動可能になっている。回転盤3は、被検体4を中心として回転される。
【0018】
回転盤3には、X線管6とX線検出器7とが、被検体4を挟んで互いに対向するように設置されている。X線管6は、円錐状のX線を陽極(図示せず)から被検体4に向けて照射する。X線管6の前方には、コリメータ8が配置されている。コリメータ8は、陽極から照射されたX線を扇状のX線ビームにコリメートする。
【0019】
X線検出器7は、チャンネル方向へ配列された複数のX線検出素子モジュール7aと複数の信号処理基板(図示せず)とを有している。
【0020】
図2は図1のX線検出素子モジュール7aを示す斜視図である。X線検出素子モジュール7aは、配線基板11と、配線基板11上に固定されたフォトダイオードアレイ12と、フォトダイオードアレイ12上に固定されたシンチレータアレイ13とを有している。配線基板11、フォトダイオードアレイ12及びシンチレータアレイ13は、いずれも長方形の平板状である。
【0021】
フォトダイオードアレイ12は、はんだバンプやはんだボールなどにより、配線基板11に固定され電気的にも接続されている。シンチレータアレイ13は、複数の微小なシンチレータを長方形かつ格子状に配列して構成されている。各シンチレータは、X線管6から照射されたX線を受けて発光する。
【0022】
フォトダイオードアレイ12は、複数の微小なフォトダイオードを長方形かつ格子状に配列して構成されている。各フォトダイオードは、シンチレータから導かれた蛍光を受けてその光の強さに応じた電流を発生する。各シンチレータは、発光した蛍光をフォトダイオードの受光面へと導く面以外を全て反射材により覆うことにより、効率良く光を伝達するように構成されている。
【0023】
シンチレータアレイ13は、主接着剤14を介してフォトダイオードアレイ12に接着(本固定)されている。即ち、シンチレータアレイ13とフォトダイオードアレイ12との間には、主接着剤14が一様に介在している。このため、主接着剤14としては、シンチレータからの光を透過する接着剤が用いられている。
【0024】
また、回転盤3が高速で回転することにより、X線検出素子モジュール7aには大きな遠心力が作用するため、主接着剤14には、これに耐える十分な強度(耐衝撃性)が要求される。
【0025】
さらに、X線検出素子モジュール7aは、検出特性を安定させるために常温よりも高い温度(例えば45℃)に保たれているため、主接着剤14には、この温度で安定した強度を保つ耐熱性が要求される。
【0026】
主接着剤14としては、このような条件(透明性、強度、耐熱性)を満たす接着剤、例えばエポキシ樹脂系接着剤が用いられている。
【0027】
また、シンチレータアレイ13は、主接着剤14よりも硬化時間の短い補助接着剤15によりフォトダイオードアレイ12に仮固定されている。この例では、シンチレータアレイ13の1辺(短辺)が補助接着剤15によりフォトダイオードアレイ12に仮固定されている。具体的には、補助接着剤15は、シンチレータアレイ13のスライス方向の一端面とフォトダイオードアレイ12との間に、チャンネル方向に連続して塗布されている。補助接着剤15としては、例えば紫外線硬化型接着剤が用いられている。
【0028】
X線検出素子モジュール7aを製造する場合、主接着剤14を介してフォトダイオードアレイ12上にシンチレータアレイ13を接着する。この後、主接着剤14が実用強度まで硬化するのを待たず、補助接着剤15によりシンチレータアレイ13をフォトダイオードアレイ12に仮固定する。補助接着剤15として紫外線硬化型接着剤を用いる場合、塗布後の補助接着剤15に、紫外線照射器により紫外線を照射し、補助接着剤15を瞬時に硬化させる。
【0029】
フォトダイオードで発生した電気信号は、配線基板11に設けられた回路及び接続手段(図示せず)を介して信号処理基板に伝達される。信号処理基板には、フォトダイオードで発生した微弱なアナログ電気信号を増幅しアナログ/デジタル変換する集積回路が実装されている。信号処理基板は、回転盤3の高速回転時に発生する遠心力により抜けや変形を起こさないように、X線検出素子モジュール7aの後方に、ねじやロック付きコネクタなどにより強固に固定されている。
【0030】
このような構成によれば、シンチレータアレイ13が、主接着剤14よりも硬化時間の短い補助接着剤15によりフォトダイオードアレイ12に仮固定されているので、主接着剤14が十分に硬化する前にワークを取り扱うことができ、これにより、作業の効率化を図り、製造効率を向上させることができる。また、主接着剤14の硬化収縮に伴う位置ずれを防いで、シンチレータアレイ13とフォトダイオードアレイ12とを高精度に位置合わせすることができ、歩留まりを向上させることができる。これにより、X線検出器7及びそれを用いたX線CT装置を安価に提供することができる。
【0031】
また、シンチレータアレイ13の1辺が補助接着剤15によりフォトダイオードアレイ12に仮固定されているので、補助接着剤15の使用量を抑えるとともに、塗布作業の手間を軽減することができる。
【0032】
さらに、主接着剤14としてエポキシ樹脂系接着剤を用いつつ、補助接着剤15として紫外線硬化型接着剤を用いることにより、主接着剤14に要求される条件を満たしつつ、主接着剤14の硬化時間よりも十分に短い時間で補助接着剤15を硬化させ、作業効率を十分に向上させることができる。
【0033】
実施の形態2.
次に、図3はこの発明の実施の形態2によるX線CT装置のX線検出素子モジュールを示す斜視図である。この例では、シンチレータアレイ13の互いに対向する2辺(短辺)が補助接着剤15によりフォトダイオードアレイ12に仮固定されている。具体的には、補助接着剤15は、シンチレータアレイ13のスライス方向の両端面とフォトダイオードアレイ12との間に、チャンネル方向に連続して塗布されている。
【0034】
補助接着剤15として紫外線硬化型接着剤を用いる場合、紫外線を同時に照射することにより、2箇所の補助接着剤15を同時に硬化させる。他の構成及び製造方法は、実施の形態1と同様である。
【0035】
このような構成では、補助接着剤15の硬化収縮に伴うシンチレータアレイ13の位置ずれを、シンチレータアレイ13の両側から抑え込むことができ、硬化収縮率の大きな安価な補助接着剤15を用いることができる。これにより、材料単価を低減し、X線検出器7の価格を低減することができる。
【0036】
実施の形態3.
次に、図4はこの発明の実施の形態3によるX線CT装置のX線検出素子モジュールを示す斜視図である。この例では、2枚以上のシンチレータアレイ13が共通のフォトダイオードアレイ12上にタイリング、即ち並べて配置されている。そして、各シンチレータアレイ13のスライス方向の少なくとも1辺(一端)が補助接着剤15によりフォトダイオードアレイ12に仮固定されている。
【0037】
補助接着剤15として紫外線硬化型接着剤を用いる場合、紫外線を同時に照射することにより、2箇所以上の補助接着剤15を同時に硬化させる。他の構成及び製造方法は、実施の形態1と同様である。
【0038】
このように、2枚以上のシンチレータアレイ13をタイリングした場合においても、補助接着剤15で仮固定することにより、接着位置精度及び作業効率が悪化することがなく、多スライスのX線検出器を容易に提供することができる。
【0039】
なお、実施の形態1〜3では、シンチレータアレイ13の端部全体に連続して補助接着剤15を塗布したが、部分的に塗布してもよい。この場合、シンチレータアレイ13の中心線に対して対称に補助接着剤15を塗布するのが好ましい。
また、実施の形態1〜3では、シンチレータアレイ13とフォトダイオードアレイ12とに接するように補助接着剤15を塗布したが、シンチレータアレイ13と配線基板11とに接するように補助接着剤15を塗布し、フォトダイオードアレイ12に対してシンチレータアレイ13を間接的に仮固定してもよい。
さらに、主接着剤14は上述の条件を満たせばエポキシ樹脂系接着剤に限定されるものではない。
同様に、補助接着剤15も紫外線硬化型接着剤に限定されるものではなく、例えば光(可視光)硬化型接着剤又は電子線硬化型接着剤等を用いることもできる。
【符号の説明】
【0040】
6 X線管、7 X線検出器、12 フォトダイオードアレイ、13 シンチレータアレイ、14 主接着剤、15 補助接着剤。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
複数のフォトダイオードを配列したフォトダイオードアレイと、
光を透過する主接着剤を介して前記フォトダイオードアレイに接着されており、放射線により発光する複数のシンチレータを配列したシンチレータアレイと
を備えたX線検出器において、
前記シンチレータアレイが、前記主接着剤よりも硬化時間の短い補助接着剤により前記フォトダイオードアレイに仮固定されていることを特徴とするX線検出器。
【請求項2】
前記シンチレータアレイは長方形の平板状であり、
前記シンチレータアレイの1辺が前記補助接着剤により前記フォトダイオードアレイに仮固定されていることを特徴とする請求項1記載のX線検出器。
【請求項3】
前記シンチレータアレイは長方形の平板状であり、
前記シンチレータアレイの互いに対向する2辺が前記補助接着剤により前記フォトダイオードアレイに仮固定されていることを特徴とする請求項1記載のX線検出器。
【請求項4】
前記シンチレータアレイは長方形の平板状であり、
2枚以上の前記シンチレータアレイが共通の前記フォトダイオードアレイ上にタイリングされており、
各前記シンチレータアレイの1辺以上が前記補助接着剤により前記フォトダイオードアレイに仮固定されていることを特徴とする請求項1記載のX線検出器。
【請求項5】
前記主接着剤としてエポキシ樹脂系接着剤が用いられていることを特徴とする請求項1から請求項4までのいずれか1項に記載のX線検出器。
【請求項6】
前記補助接着剤として紫外線硬化型接着剤が用いられていることを特徴とする請求項1から請求項5までのいずれか1項に記載のX線検出器。
【請求項7】
X線管と、このX線管に対向して配置されたX線検出器と、前記X線管及び前記X線検出器を保持して被検体の周りで回転駆動される回転盤とを備えたX線CT装置において、前記X線検出器は、請求項1から請求項6までのいずれか1項に記載のX線検出器であることを特徴とするX線CT装置。
【請求項8】
複数のフォトダイオードを配列したフォトダイオードアレイと、前記フォトダイオードアレイに接着されており、放射線により発光する複数のシンチレータを配列したシンチレータアレイとを備えたX線検出器の製造方法において、
光を透過する主接着剤を介して前記フォトダイオードアレイ上に前記シンチレータアレイを接着する工程と、
前記主接着剤が実用強度まで硬化する前に、前記主接着剤よりも硬化時間の短い補助接着剤により、前記シンチレータアレイを前記フォトダイオードアレイに仮固定する工程と
を含むことを特徴とするX線検出器の製造方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【公開番号】特開2013−83599(P2013−83599A)
【公開日】平成25年5月9日(2013.5.9)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−224842(P2011−224842)
【出願日】平成23年10月12日(2011.10.12)
【出願人】(000153498)株式会社日立メディコ (1,613)
【Fターム(参考)】