説明

曙ブレーキ工業株式会社により出願された特許

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【課題】キャリパ2のシリンダ部8からピストン10を抜き取る作業を、容易且つ安全に、しかも、ブレーキオイル等を無駄に消費したり周囲を汚損したりする事なく行なえる工具を実現する。
【解決手段】アンカプレート16と、引っ張りロッド17と、係合手段18と、引き抜き力付与手段19とを備える。このうちのアンカープレート16は、上記キャリパ2に設けられたキャリパ爪9に設けたくびれ部11を跨ぐ状態で、このキャリパ爪9に掛け渡す。上記係合手段18により、上記引っ張りロッド17の先端部と上記ピストン10とを係合させた状態で、上記引き抜き力付与手段19でこの引っ張りロッド17を引っ張る事により、上記ピストン10を上記シリンダ部8から引き抜く。 (もっと読む)


【課題】パッドピンを貫通して係止されるばね鋼線を不要とし、簡単な構造によって、パッドピンの回転止めと抜け止めとを同時に達成することができるディスクブレーキにおけるブレーキパッドの支持構造を提供する。
【解決手段】ブレーキパッド13,14は、キャリパ部分12a,12bに取り付けられる少なくとも1本のパッドピン1を介してキャリパに支持されている。パッドピン1は、パッドピン1の周面に形成されている窪み部4,5にキャリパに形成されている嵌合部30,31が嵌合した状態に取り付けられている。窪み部4,5は、パッドピン1の他の部分との間で段差溝として作用し、嵌合部30,31が嵌合することで、パッドピン1がその軸方向に抜け出るのが防止されるとともに、パッドピン1がその軸の回りに回転するのが防止される。 (もっと読む)


【課題】湿式ディスクブレーキの組立作業を、短時間で且つ容易に行なえる様にする。
【解決手段】湿式ディスクブレーキ本体19の組立後に、回転側、第一静止側、第二静止側各ディスク23〜25の内側に湿式ディスクブレーキ組立用治具1を挿入する。この治具1は、小径円筒部2の一端側に、大径円筒部3と径方向外側に突出する複数の外向突部4とを設ける。大径円筒部3をブレーキカバー21の貫通孔29に内嵌しつつ、上記各外向突部4の径方向外側に設けた係合片10、10の雄スプライン部11と、各回転側ディスク23、23の雌スプライン部51、51とをスプライン係合させた状態で、上記各ディスク23〜25同士を摩擦係合させる。治具1の引き抜き後、外周面に雄スプライン部を設けたブレーキハブの端部を、各ディスク23〜25の内側に挿入する。 (もっと読む)


【課題】脱落防止の為の特殊な部品を用意せず、通常の部品組付を行なうのみで、カムシャフト32の脱落を防止できる構造を実現する。
【解決手段】アジャスタ機構26の調整スピンドル26aと、一端にパーキングレバー30を有し、回動により前記調整スピンドル26aに軸推力を与えるカムシャフト32とにより、パーキング操作機構を構成する。前記調整スピンドル26aに係合したホルダ48に作用するスプリング26dのバネ力により、前記調整スピンドル26aが第1ローラプラグ34を、第1の転動ローラ36を介してカムシャフト32側に押圧する。そして、第1の転動ローラ36の両端面と、前記ホルダ48の端部内面と、前記カムシャフト32に形成したカム溝32a、32bの端部内面との係合により、前記カムシャフト32の脱落を防止する。 (もっと読む)


【課題】使用部品の加工精度の緩和、使用するライニング部材の装備数の減少等によりコストの節減、生産性の向上を実現することができ、さらに、耐震性を向上させることができるブレーキライニングを得る。
【解決手段】
ライニング部材13に装備したトルク伝達リング23をガイドプレート11上のガイド穴17に旋回自在に嵌合保持させ、ガイドプレート11をトルク受けプレート3に固定して堅牢な筐体構造とし、該筐体構造の内側に配設された第1リンクプレート7と第2リンクプレート5とによって、ライニング部材13をディスクロータに押圧し、制動トルクはトルク伝達リング23及びガイドプレート11を介してダイレクトにトルク受けプレート3に伝達させる。 (もっと読む)


【課題】電極の面積を同じにして検知した容量の差の反転で傾斜を判定することで誤判定を回避しつつ、傾斜判定角度を180度に限ることなく任意の角度に設定可能とする傾斜センサを提供する。
【解決手段】傾斜センサ20においては、電極31,32は、同一の大きさの面積を持ち傾斜検知用のボール6が入れられた円弧状移動路9に沿う同心円状に配置されており、判定角度部において接続部31c,32cで内外周が逆転配置されている。ボール6の球状の表面と電極31,32との距離が異なり且つ内外周が反転しているので、ボール6が判定角度部を通過して移動するとき、内外周の電極について検出される静電容量の大きさが同じで符号が反転する変化を捉えることで、温度変化に影響されずに傾斜センサ20の傾斜を正確に検出することができる。また、判定角度部は任意の角度に設定可能である。 (もっと読む)


【課題】カートリッジ11aとキャリパ1を構成するインナボディ部3等との間に、ロータの回転方向に関する隙間が存在しても、上記カートリッジ11aをこのインナボディ部3等に対し支持するボルト31が緩まない構造を実現する。
【解決手段】上記カートリッジ11aを上記キャリパ1に支持する為にこのキャリパ1の一部に形成した通孔30の内周面と、この通孔30に挿通した上記ボルト31の外周面との間の隙間の、上記ロータの回転方向に関する寸法T36を、上記カートリッジ11aの端縁と上記キャリパ1の一部との間の隙間の、同方向の寸法T39よりも大きくする(T36>T39)。制動時に上記通孔30の内周面が上記ボルト31の杆部34を押す事がなくなり、上記課題を解決できる。 (もっと読む)


【課題】車両への組付け性が良く、また、組み付け後の隙間調整が容易にでき、更に部品種類を低減させることのできるドラムブレーキ装置を得る。
【解決手段】一対のブレーキシュー3,4の位置を摩耗に応じて自動調整する自動隙間調整装置10は、ブレーキシュー3,4間の離間距離を確保するストラット27の一端側に介在して回転によりブレーキシュー3,4間の離間距離を調整するアジャスタギヤ23と、ホイールシリンダ6の操作力が所定以上になるとき、前記アジャスタギヤ23の回転を規制するアジャスタ規制レバー33とを備え、アジャスタギヤ23の回転中心には、ブレーキシュー3の表面側及び裏面側の何れからもアジャスタギヤ23を回転操作可能なギヤ回転操作部21aを設ける。 (もっと読む)


【課題】耐摩擦特性、耐熱性に優れ、かつ経済性にも優れるブレーキ用ディスクロータを提供する。
【解決手段】鋳鉄又は鉄鋼材よりなるディスクロータ本体の表面に、高速フレーム溶射法により、WC−Co系サーメット粉末とFe−C系材料粉末の混合粉末を、ディスクロータ本体側から表面側に行くにしたがって、WC−Co系サーメット粉とFe−C粉の混合体積比が大きくなるように、複数の層に分けて溶射して、密着積層して形成した積層コーティング層を有することを特徴とするブレーキ用ディスクロータ。なお、混合粉末の混合体積比を、ディスクロータ本体側では、0.25〜1.0と小さい層、表面側では1.0〜9.0と大きい層の2層に分けて溶射して形成したコーティング層を有すること、及び積層型コーティング層の全厚さが、50μm〜500μmであることが好ましい。 (もっと読む)


【課題】摩擦調整材を意図的に多量に添加することで、相手材への攻撃性を抑制した焼結摩擦材を提供する。
【解決手段】焼結摩擦材は、金属材料をマトリックスとし、固体潤滑材と摩擦調整材とを含んでおり、摩擦調整材として炭酸カルシウムを1〜15vol%含んでいる。その配合材料中に炭酸カルシウムを多量に添加することにより、炭酸カルシウムが焼結(熱処理)過程中において、微粒子のカルシウム酸化物に分解され、摩擦界面に極めて穏やかな研削効果を出して、特に低温域での相手材攻撃性が大幅に改善される。相手材がアルミニウムやその合金およびアルミニウム複合材のような軽金属製ロータである場合でも、摩擦係数や耐摩耗性等の一定の摩擦性能を維持しながら相手材攻撃性を大幅に改善し、相手材と組み合わせて用いることができる。 (もっと読む)


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