説明

クラレノリタケデンタル株式会社により出願された特許

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【課題】象牙細管が固体粒子で充填されて封鎖されるため、疼痛、知覚過敏等を抑制することが可能になるとともに、水を用いた擦り洗いにより象牙質表面に付着した固体成分を除去することができるため、象牙質表面に対する硬化性組成物の接着性が良好となる象牙細管封鎖材、及び象牙細管封鎖材と硬化性組成物とを組み合わせてなる歯科用処置材を提供する。
【解決手段】象牙質表面に塗布して象牙細管内に固体粒子を充填する象牙細管封鎖材であって、前記象牙細管封鎖材が、固体粒子が分散し、かつ固/液比が0.3〜2.6である水系分散剤からなり、象牙質表面に塗布して象牙細管内に固体粒子を充填した後に、水を用いた擦り洗いにより象牙質表面に付着した固体成分を除去してから、固体成分が除去された該象牙質表面に硬化性組成物を塗布して硬化させるために用いられる象牙細管封鎖材である。 (もっと読む)


【課題】象牙細管の深部にまでHApが析出して象牙細管を封鎖することができる象牙質石灰化剤を提供する。
【解決手段】酸性リン酸カルシウム粒子(A)、及びリン酸のアルカリ金属塩(B)、及び水(C)を含有する象牙質石灰化剤であって、該象牙質石灰化剤の全量100重量部に対して酸性リン酸カルシウム粒子(A)を15〜80重量部、及び水(C)を15〜84重量部含み、かつ酸性リン酸カルシウム粒子(A)100重量部に対するリン酸のアルカリ金属塩(B)の配合量が0.1〜80重量部である象牙質石灰化剤である。 (もっと読む)


【課題】硬化性及び遮蔽性に優れた歯科用硬化性組成物を提供する。
【解決手段】重合性単量体(A)、光重合開始剤(B)、及び平均粒子径が70nmを超える無機粒子(C)を含む歯科用硬化性組成物であって、下記式(1)で表される透明性ΔLに関し、該組成物の硬化前透明性(ΔL硬化前)と該組成物の硬化後透明性(ΔL硬化後)の差(ΔL硬化前−ΔL硬化後)が10以上である歯科用硬化性組成物とする。
ΔL=L*W−L*B (1)
(式中、L*Wは、白背景で測定されるL*a*b*表色系における明度指数L*を表し、L*Bは、黒背景で測定されるL*a*b*表色系における明度指数L*を表す。) (もっと読む)


【課題】歯科材料に適用した場合に、機械的強度を高め、良好な操作性を付与できる重合性単量体を提供する。また、機械的強度が高く、優れた操作性を有する歯科用組成物とそれを用いた歯科材料を提供する。
【解決手段】
歯科材料に適用した場合に、機械的強度を高め、良好な操作性を付与できる重合性単量体は、下記式(1)で表されるアダマンタン誘導体である。


(式中、R〜Rはそれぞれ、水素又はメチル基であり、mは0〜10の整数であり、nは1〜10の整数である。)
このアダマンタン誘導体を配合した歯科用組成物は、歯科用コンポジットレジン、歯科用接着材、歯科用セメント、及び、歯科用プライマー等の歯科材料として有用である。 (もっと読む)


【課題】審美性が高く、患者への負担及び為害性の低い被覆冠を提供すること。
【解決手段】被覆冠は、支台歯を被覆するフレームと、被覆冠の色調を整えると共に、フレームより硬度が低い第1陶材層と、を備える。第1陶材層は、支台歯に被せたときに外部に露出する面の少なくとも一部に形成されている。被覆冠の厚さが0.5mm〜1.2mmである。被覆冠の厚さに対するフレームの厚さは、第1陶材層の最も厚い部分において、60%〜95%である。 (もっと読む)


【課題】本発明は、配合する充填材の種類が1種類であっても重合硬化時に発生する重合収縮応力を低減することができ、かつ良好な機械的強度を有する硬化物を与えることができる歯科用硬化性組成物を提供する。
【解決手段】重合性単量体(A)、金属ハロゲン化物粒子の表面が金属酸化物の被膜によって被覆されている被覆無機粒子(B)、及び重合開始剤(C)を含む歯科用硬化性組成物とする。 (もっと読む)


【課題】歯質及び歯周組織と容易に識別でき、蛍光発光のための光照射形態の問題が改善された歯科用修復材料を提供する。
【解決手段】可視光照射により青色の蛍光を発する蓄光性蛍光体を含有する歯科用修復材料とする。当該歯科用修復材料は、その他の成分として、重合性単量体、無機粒子、及び重合開始剤をさらに含んでいてもよい。 (もっと読む)


【課題】臨床現場で使用する際などに硬化物の機械的強度が高く、かつX線造影性の良好なリン酸カルシウム組成物の製造方法を提供する。
【解決手段】リン酸四カルシウム粒子(A)、リン酸水素カルシウム粒子(B)及びX線造影剤粒子(C)からなり、(A)と(B)の配合割合(A/B)がモル比で40/60〜60/40であり、(B)と(C)とを混合して粉砕してから(A)と混合することより、(A)の平均粒径が5〜30μm、(B)の平均粒径が0.1〜5μm、(B)の平均粒径に比べて(A)の平均粒径が大きく、(C)の平均粒径が3μm以下であり、かつ(A)及び(B)の合計100重量部に対し、1〜50重量部の(C)を含むリン酸カルシウム組成物を製造し、前記組成物が、粉/液混合重量比2.5で硬化して得られる厚さ1mmの硬化物のX線不透過性の平均値がアルミ板の厚さで3〜9mmであるリン酸カルシウム組成物の製造方法である。 (もっと読む)


【課題】歯質との接着性と機械的強度に優れ、且つ重合収縮力が小さい自己接着性コンポジットレジンを提供する。
【解決手段】重合性単量体の全量100重量部の内、酸性基を有する重合性単量体(A)を5〜30重量部と、下記一般式(I)で表される構造を有する長鎖多官能重合性単量体(B)を1〜30重量部と、酸性基を有さず且つ下記一般式(I)以外の構造を有する重合性単量体(C)を40〜94重量部含み、重合性単量体100重量部に対してフィラー(D)を100〜900重量部と、重合開始剤(E)とを含む自己接着性歯科用コンポジットレジンとする。(式中の各記号は明細書中に定義の通りである。)
【化1】
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【課題】天然歯の色調に近似した色調を与えるだけでなく、太陽光に長時間暴露しても、審美性に影響を与えるほどの変色のない(太陽光安定性に優れる)歯科用硬化性組成物を提供する。
【解決手段】重合性単量体(A)、重合開始剤(B)、及び下記一般式(I)で表されるマロン酸エステル化合物(C)を含有する歯科用硬化性組成物とする。(式中、R1、R2、及びR3は、それぞれ独立して、炭素数1〜6のアルキル基を示す。)
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