説明

ウォルター アンド エリザ ホール インスティテュート オブ メディカル リサーチにより出願された特許

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【課題】発現されるときにレポーター分子と共発現されるポリペプチドを産生する改変遺伝物質を含む、遺伝子改変細胞またはそのような細胞を含む非ヒト生物を提供する。
【解決手段】ここでポリペプチドは造血細胞の最終分化に関連する。遺伝物質遺伝子は、Blimp対立遺伝子またはその一部、フラグメントもしくは機能的な形態である。さらに、B細胞系列細胞におけるレポーター分子の同定は、そのような細胞がASCへの分化に決定付けされている、またはASCに分化したことを示す。または、T細胞系列の細胞におけるレポーター分子活性は、これらの細胞が活性化されていることを示す。従って、リンパ球におけるBlimpの存在は、細胞が最終分化する、または最終分化に決定付けられていることを示す。例示的なT細胞としては、CD4T細胞およびCD8T細胞が含まれ、かつ例示的なB細胞は、ASCである。 (もっと読む)


本発明は、Clec9Aとして公知の樹状細胞マーカーに結合するタンパク質の同定に関する。本発明は、樹状細胞へ抗原などの治療物質を標的化するための新規の化合物を提供する。さらに、抗原に対する体液性および/またはT細胞媒介性免疫応答を調節する方法、病的状態に関与するその樹状細胞への細胞傷害性物質の送達方法、破壊された細胞膜を有する細胞、病原体に感染した細胞、死にかけている細胞もしくは死細胞、またはそれらの一部の取り込みおよび/またはクリアランスを調節する方法、および破壊された細胞膜を有する細胞、病原体に感染した細胞、死にかけている細胞もしくは死細胞、またはそれらの一部に由来する物質に対する免疫応答、ならびに抗原認識、プロセッシングおよび/または提示を調節する方法を提供する。 (もっと読む)


本発明は、癌、自己免疫および感染症などの疾患を治療および/または予防するために使用し得る、破壊された細胞膜を有する細胞、病原体に感染した細胞、死にかけている細胞もしくは死細胞、またはそれらの一部の取り込みおよび/またはクリアランスを調節する方法に関する。本発明はまた、破壊された細胞膜を有する細胞、病原体に感染した細胞、死にかけている細胞もしくは死細胞、またはそれらの一部に由来する物質に対する抗原認識、プロセッシングおよび/または提示、ならびに免疫応答を調節する方法に関する。本発明はさらに、破壊された細胞膜を有する細胞、病原体に感染した細胞、死にかけている細胞もしくは死細胞、またはそれらの一部を検出する方法に関する。 (もっと読む)


本発明は、樹状細胞またはその前駆体、特に抗原を提示している樹状細胞の細胞表面に位置するタンパク質の同定に関する。特に、本発明は、これらのタンパク質と結合する抗体などの化合物に関する。これらの化合物は、樹状細胞またはその前駆体のサブセットを検出および/または濃縮するために用いることができる。これらの化合物はまた、抗原に対する体液性および/もしくはT細胞媒介性免疫応答を調節する目的で樹状細胞もしくはその前駆体に対して抗原をターゲティングさせるために用いること、または罹患状態に関与する樹状細胞もしくはその前駆体に対して細胞傷害性物質をターゲティングさせるために用いることができる。 (もっと読む)


i)候補分子とアッセイ細胞を組み合わせる工程;およびii)対照と比較して分子の存在下でのアッセイ細胞の生存の変化を決定する工程、を含む、細胞のアポトーシスを減少させる分子についてのスクリーニング法を提供する。一つの態様において、アッセイ細胞は、工程i)およびii)の前に、または工程i)とii)の間に、アポトーシス誘導剤で処理される。一例において、処理剤は、Bcl xLまたはMcl1のようなBcl-2タンパク質ファミリーの生存促進性メンバーのレベルまたは活性を低下させる。もう一つの態様において、Bcl-2ファミリーの少なくとも1種の生存促進性メンバーのレベルまたは活性が、工程i)の細胞において低下させられる。いくつかの態様において、これは、候補分子またはアポトーシス促進剤のいずれの効果とも独立している。アッセイ細胞における1種または複数種の生存促進性Bcl-2タンパク質ファミリーメンバーのレベルまたは活性を低下させることによって、細胞は、候補分子によって救済されない限り、とりわけBakもしくはBax、またはBakおよびBaxにより媒介されるアポトーシスを受けるであろう。 (もっと読む)


本発明は、一般に自己免疫性糖尿病などのような自己免疫疾患の症状を治療もしくは改善、または発症のリスクを抑制もしくはさもなければ最小限に抑える方法に関する。特に、本発明は免疫寛容および/または防御免疫を誘発する抗原提示細胞の元となる一つまたは複数の自己抗原をコードする遺伝物質を発現する遺伝的に修飾された造血幹細胞および/または造血前駆細胞の使用に関する。従って、本発明は、I型糖尿病のような自己免疫疾患状態の治療および/または予防のための方法を提供する。 (もっと読む)


BH3-オンリータンパク質を模倣する構造的に拘束されたペプチド、ならびに抗体および他の細胞標的化化合物に対するそれらの結合、これらの複合体を含む組成物、ならびに細胞死の調節におけるそれらの使用を開示する。構造的に拘束されたペプチドは、生存促進性Bcl-2タンパク質に結合してこれを中和し得る。抗体および他の細胞標的化化合物に結合した構造的に拘束されたペプチドを調製する工程、ならびに細胞死の脱調節に関連する疾患または状態の治療および/または予防におけるこれらの複合体の使用もまた開示する。 (もっと読む)


本発明は一般に、インテグリン介在性細胞活性を調節する方法およびそのために有用な作用物質に関する。より具体的には、本発明は、GPIに関連したシグナル伝達を調節することによってインテグリン介在性細胞活性を調節する方法を企図する。本発明の方法は、とりわけて、異常な、望ましくない、またはそうでなければ不適切なインテグリン介在性細胞活性を特徴とする状態の治療および/または予防において有用である。本発明はさらに、対象のインテグリン依存性シグナル伝達メカニズムを調節することができる作用物質を同定および/または設計するための方法も対象としている。 (もっと読む)


本発明は、一般に実質的に均質な未分化細胞集団を生成するための方法に関する。より詳細には、本発明は、実質的に均質な幹細胞、特に哺乳動物幹細胞(MaSC)の集団を単離するための方法に関する。本発明のMaSCは、それらの細胞表面上に存在するタンパク質の示差的レベルに基づいて単離される。本発明のMaSCは、正常および腫瘍組織などであるがそれに限定されない罹患組織の両方におけるMaSC生存率、自己再生、増殖および/または分化を調節する物質を同定するための標的として、さらに疾患もしくは傷害後に損傷を受けたおよび/または消失した組織を再生、置換および/または増強するための組織の起源として特に有用である。 (もっと読む)


一つの局面において、本発明は、発現されるときにレポーター分子と共発現されるポリペプチドを産生する改変遺伝物質を含む、遺伝子改変細胞またはそのような細胞を含む非ヒト生物を提供し、ここでポリペプチドは造血細胞の最終分化に関連する。好ましくは、遺伝物質遺伝子は、Blimp対立遺伝子またはその一部、フラグメントもしくは機能的な形態である。さらに、B細胞系列細胞におけるレポーター分子の同定は、そのような細胞がASCへの分化に決定付けされている、またはASCに分化したことを示す。または、T細胞系列の細胞におけるレポーター分子活性は、これらの細胞が活性化されていることを示す。従って、本明細書において記載のように、リンパ球におけるBlimpの存在は、細胞が最終分化する、または最終分化に決定付けられていることを示す。例示的なT細胞としては、CD4 T細胞およびCD8 T細胞が含まれ、かつ例示的なB細胞は、ASCである。 (もっと読む)


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