説明

破壊された細胞膜を有する細胞、病原体に感染した細胞、死にかけている細胞または死細胞を検出する方法

本発明は、癌、自己免疫および感染症などの疾患を治療および/または予防するために使用し得る、破壊された細胞膜を有する細胞、病原体に感染した細胞、死にかけている細胞もしくは死細胞、またはそれらの一部の取り込みおよび/またはクリアランスを調節する方法に関する。本発明はまた、破壊された細胞膜を有する細胞、病原体に感染した細胞、死にかけている細胞もしくは死細胞、またはそれらの一部に由来する物質に対する抗原認識、プロセッシングおよび/または提示、ならびに免疫応答を調節する方法に関する。本発明はさらに、破壊された細胞膜を有する細胞、病原体に感染した細胞、死にかけている細胞もしくは死細胞、またはそれらの一部を検出する方法に関する。


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【特許請求の範囲】
【請求項1】
対象中における、破壊された細胞膜を有する細胞、病原体に感染した細胞、死にかけている細胞もしくは死細胞、またはそれらの一部、または周囲細胞の、取り込みおよび/またはクリアランスを調節する方法であって、ポリペプチドの該ポリペプチドのリガンドへの結合を調節する化合物を投与する工程を含み、ここで、ポリペプチドが、以下:
i)SEQ ID NO:1〜8のいずれか1つに提示されたアミノ酸配列;
ii)SEQ ID NO:1〜8のいずれか1つもしくは複数に対して少なくとも50%同一なアミノ酸配列;ならびに/または
iii)i)もしくはii)の生物活性および/もしくは抗原性断片
を含む、方法。
【請求項2】
対象中における、破壊された細胞膜を有する細胞、病原体に感染した細胞、死にかけている細胞もしくは死細胞、またはそれらの一部、または周囲細胞に由来する物質の抗原認識、プロセッシングおよび/または提示を調節する方法であって、ポリペプチドの該ポリペプチドのリガンドへの結合を調節する化合物を投与する工程を含み、ここで、ポリペプチドが、以下:
i)SEQ ID NO:1〜8のいずれか1つに提示されたアミノ酸配列;
ii)SEQ ID NO:1〜8のいずれか1つもしくは複数に対して少なくとも50%同一なアミノ酸配列;ならびに/または
iii)i)もしくはii)の生物活性および/もしくは抗原性断片
を含む、方法。
【請求項3】
対象中における、破壊された細胞膜を有する細胞、病原体に感染した細胞、死にかけている細胞もしくは死細胞、またはそれらの一部、または周囲細胞に由来する物質に対する免疫応答を調節する方法であって、ポリペプチドの該ポリペプチドのリガンドへの結合を調節する化合物を投与する工程を含み、ここで、ポリペプチドが、以下:
i)SEQ ID NO:1〜8のいずれか1つに提示されたアミノ酸配列;
ii)SEQ ID NO:1〜8のいずれか1つもしくは複数に対して少なくとも50%同一なアミノ酸配列;ならびに/または
iii)i)もしくはii)の生物活性および/もしくは抗原性断片
を含む、方法。
【請求項4】
化合物がポリペプチドである、請求項1〜3のいずれか一項記載の方法。
【請求項5】
化合物が抗体またはその抗原結合性断片である、請求項1〜4のいずれか一項記載の方法。
【請求項6】
抗体が、モノクローナル抗体、ヒト化抗体、一本鎖抗体、二重特異性抗体、三重特異性抗体、または四重特異性抗体である、請求項5項記載の方法。
【請求項7】
抗体が、24/04-10B4、42/04-42D2、20/05-3A4もしくは23/05-4C6であるか、または24/04-10B4、42/04-42D2、20/05-3A4もしくは23/05-4C6の少なくとも1つの相補性決定領域を含む抗体である、請求項5または請求項6記載の方法。
【請求項8】
化合物が、以下:
i)SEQ ID NO:1〜8のいずれか1つに提示されたアミノ酸配列;
ii)SEQ ID NO:1〜8のいずれか1つもしくは複数に対して少なくとも50%同一なアミノ酸配列;ならびに/または
iii)i)もしくはii)の生物活性、可溶性および/もしくは抗原性断片
を含む、請求項1〜4のいずれか一項記載の方法。
【請求項9】
生物活性、可溶性および/または抗原性断片がリガンドに結合する、請求項8記載の方法。
【請求項10】
化合物が治療物質へ結合されている、請求項1〜9のいずれか一項記載の方法。
【請求項11】
治療物質が細胞傷害性物質である、請求項10記載の方法。
【請求項12】
治療物質が薬物および/または薬理学的物質である、請求項10記載の方法。
【請求項13】
対象中における、破壊された細胞膜を有する細胞、病原体に感染した細胞、死にかけている細胞もしくは死細胞、またはそれらの一部、または周囲細胞の取り込みおよび/またはクリアランスを調節する方法であって、以下:
i)SEQ ID NO:1〜8のいずれか1つに提示されたアミノ酸配列;
ii)SEQ ID NO:1〜8のいずれか1つもしくは複数に対して少なくとも50%同一なアミノ酸配列;ならびに/または
iii)i)もしくはii)の生物活性および/もしくは抗原性断片
を含むポリペプチドの産生を調節する化合物を投与する工程を含む、方法。
【請求項14】
対象中における、破壊された細胞膜を有する細胞、病原体に感染した細胞、死にかけている細胞もしくは死細胞、またはそれらの一部、または周囲細胞に由来する物質の抗原認識、プロセッシングおよび/または提示を調節する方法であって、以下:
i)SEQ ID NO:1〜8のいずれか1つに提示されたアミノ酸配列;
ii)SEQ ID NO:1〜8のいずれか1つもしくは複数に対して少なくとも50%同一なアミノ酸配列;ならびに/または
iii)i)もしくはii)の生物活性および/もしくは抗原性断片
を含むポリペプチドの産生を調節する化合物を投与する工程を含む、方法。
【請求項15】
対象中における、破壊された細胞膜を有する細胞、病原体に感染した細胞、死にかけている細胞もしくは死細胞、またはそれらの一部、または周囲細胞に由来する物質に対する免疫応答を調節する方法であって、以下:
i)SEQ ID NO:1〜8のいずれか1つに提示されたアミノ酸配列;
ii)SEQ ID NO:1〜8のいずれか1つもしくは複数に対して少なくとも50%同一なアミノ酸配列;ならびに/または
iii)i)もしくはii)の生物活性および/もしくは抗原性断片
を含むポリペプチドの産生を調節する化合物を投与する工程を含む、方法。
【請求項16】
化合物がポリヌクレオチドである、請求項13〜15のいずれか一項記載の方法。
【請求項17】
ポリヌクレオチドが、動物の細胞内で該ポリヌクレオチドの発現を導くことができるプロモーターと機能的に連結されている、請求項16記載の方法。
【請求項18】
ポリヌクレオチドが、前記ポリペプチドをコードする遺伝子からのmRNAレベルを下方制御する、請求項16または請求項17記載の方法。
【請求項19】
ポリヌクレオチドが、アンチセンスポリヌクレオチド、センスポリヌクレオチド、触媒性ポリヌクレオチド、マイクロRNA、および二本鎖RNAから選択される、請求項18記載の方法。
【請求項20】
ポリヌクレオチドが、SEQ ID NO:9〜16に提示されたヌクレオチドの配列のいずれか1つまたは複数を含むポリヌクレオチドへ生理的条件下でハイブリダイズするアンチセンスポリヌクレオチドである、請求項19記載の方法。
【請求項21】
ポリヌクレオチドが、SEQ ID NO:9〜16に提示されたヌクレオチドの配列のいずれか1つまたは複数を含むポリヌクレオチドを切断することができる触媒性ポリヌクレオチドである、請求項19記載の方法。
【請求項22】
ポリヌクレオチドが、SEQ ID NO:9〜16に提示されたヌクレオチドの配列のいずれか1つまたは複数のうち少なくとも19個の連続したヌクレオチドを含むオリゴヌクレオチドを含む二本鎖RNA(dsRNA)分子であり、ここで、分子の二本鎖部分が、少なくとも19塩基対の長さでありかつ該オリゴヌクレオチドを含む、請求項19記載の方法。
【請求項23】
ポリヌクレオチドが、単一のプロモーターから発現され、ここで、二本鎖部分の鎖が、一本鎖部分によって連結されている、請求項22記載の方法。
【請求項24】
ポリヌクレオチドが、前記ポリペプチドをコードする遺伝子からのmRNAレベルを上方制御する、請求項16または請求項17記載の方法。
【請求項25】
破壊された細胞膜を有する細胞、病原体に感染した細胞、死にかけている細胞もしくは死細胞、またはそれらの一部、または周囲細胞の取り込みおよび/またはクリアランスを増加させる、請求項1、4〜13および16〜24のいずれか一項記載の方法。
【請求項26】
破壊された細胞膜を有する細胞、病原体に感染した細胞、死にかけている細胞もしくは死細胞、またはそれらの一部、または周囲細胞の取り込みおよび/またはクリアランスを減少させる、請求項1、4〜13および16〜24のいずれか一項記載の方法。
【請求項27】
破壊された細胞膜を有する細胞、病原体に感染した細胞、死にかけている細胞もしくは死細胞、またはそれらの一部、または周囲細胞に由来する物質の抗原認識、プロセッシングおよび/または提示を増加させる、請求項2、4〜12、14および16〜24のいずれか一項記載の方法。
【請求項28】
破壊された細胞膜を有する細胞、病原体に感染した細胞、死にかけている細胞もしくは死細胞、またはそれらの一部、または周囲細胞に由来する物質の抗原認識、プロセッシングおよび/または提示を減少させる、請求項2、4〜12、14および16〜24のいずれか一項記載の方法。
【請求項29】
破壊された細胞膜を有する細胞、病原体に感染した細胞、死にかけている細胞もしくは死細胞、またはそれらの一部、または周囲細胞に由来する物質に対する免疫応答を増加させる、請求項3〜12および15〜24のいずれか一項記載の方法。
【請求項30】
破壊された細胞膜を有する細胞、病原体に感染した細胞、死にかけている細胞もしくは死細胞、またはそれらの一部、または周囲細胞に由来する物質に対する免疫応答を減少させる、請求項3〜12および15〜24のいずれか一項記載の方法。
【請求項31】
対象が、移植片対宿主病(GVHD)、自己免疫疾患、感染症、神経変性疾患、全身性炎症反応症候群(SIRS)、癌および損傷から選択される疾患に苦しんでいる、請求項1〜30のいずれか一項記載の方法。
【請求項32】
破壊された細胞膜を有する細胞、病原体に感染した細胞、死にかけている細胞もしくは死細胞を検出する方法であって、
i)以下を含むポリペプチドのリガンドに結合する化合物と細胞とを接触させる工程:
a)SEQ ID NO:1〜8のいずれか1つに提示されたアミノ酸配列;
b)SEQ ID NO:1〜8のいずれか1つもしくは複数に対して少なくとも50%同一なアミノ酸配列;ならびに/または
c)a)もしくはb)の生物活性、可溶性および/もしくは抗原性断片、ならびに
ii)該リガンドへの該化合物の結合が存在するかまたは存在しないかを測定する工程
を含み、
ここで、該リガンドへの該化合物の結合が、細胞が、破壊された細胞膜を有するか、病原に感染しているか、死にかけているか、または死滅していることを示す、方法。
【請求項33】
破壊された細胞膜を有する細胞、病原体に感染した細胞、死にかけている細胞もしくは死細胞に関連する疾患の状態を診断、予後判定および/またはモニタリングする方法であって、
i)以下を含むポリペプチドのリガンドに結合する化合物と細胞とを接触させる工程:
a)SEQ ID NO:1〜8のいずれか1つに提示されたアミノ酸配列;
b)SEQ ID NO:1〜8のいずれか1つもしくは複数に対して少なくとも50%同一なアミノ酸配列;ならびに/または
c)a)もしくはb)の生物活性、可溶性および/もしくは抗原性断片、ならびに
ii)該リガンドが存在するかまたは存在しないかを測定する工程
を含み、
ここで、該リガンドの存在が、疾患の診断、予後および/または状態を提供する、方法。
【請求項34】
化合物がポリペプチドである、請求項32または請求項33記載の方法。
【請求項35】
化合物が、以下:
i)SEQ ID NO:1〜8のいずれか1つに提示されたアミノ酸配列;
ii)SEQ ID NO:1〜8のいずれか1つもしくは複数に対して少なくとも50%同一なアミノ酸配列;ならびに/または
iii)i)もしくはii)の生物活性、可溶性および/もしくは抗原性断片、
を含むポリペプチドである、請求項34記載の方法。
【請求項36】
化合物が抗体またはその抗原結合性断片である、請求項32または請求項33記載の方法。
【請求項37】
抗体が、モノクローナル抗体、ヒト化抗体、一本鎖抗体、二重特異性抗体、三重特異性抗体、または四重特異性抗体である、請求項36記載の方法。
【請求項38】
抗体が、24/04-10B4、42/04-42D2、20/05-3A4もしくは23/05-4C6であるか、または24/04-10B4、42/04-42D2、20/05-3A4もしくは23/05-4C6の少なくとも1つの相補性決定領域を含む抗体である、請求項36または請求項37記載の方法。
【請求項39】
化合物が検出可能に標識されている、請求項32〜38のいずれか一項記載の方法。
【請求項40】
対象に対してインビボで行われる、請求項32〜39のいずれか一項記載の方法。
【請求項41】
対象から得られた試料に対してインビトロで行われる、請求項32〜39のいずれか一項記載の方法。
【請求項42】
疾患が、移植片対宿主病(GVHD)、自己免疫疾患、感染症、神経変性疾患、全身性炎症反応症候群(SIRS)、癌および損傷より選択される、請求項33〜41のいずれか一項記載の方法。
【請求項43】
療法をモニタリングする方法であって、
i)細胞を療法へ曝露する工程、および
ii)請求項32〜42のいずれか一項記載の方法を使用して、破壊された細胞膜を有する細胞、死にかけている細胞もしくは死細胞、またはそれらの一部、または周囲細胞を検出する工程
を含む、方法。
【請求項44】
療法が、細胞を死滅させるように意図され、破壊された細胞膜を有する細胞、死にかけている細胞もしくは死細胞の存在が、療法は有効であることを示す、請求項43記載の方法。
【請求項45】
療法が、細胞を死滅させるように意図されず、破壊された細胞膜を有する細胞、死にかけている細胞もしくは死細胞の存在が、療法は望ましくない副作用を有することを示す、請求項43記載の方法。
【請求項46】
工程i)における細胞がインビボで行われる、請求項43〜45のいずれか一項記載の方法。
【請求項47】
工程i)がインビボで行われる、請求項43〜45のいずれか一項記載の方法。
【請求項48】
対象が癌または感染症を有する、請求項43記載の方法。
【請求項49】
工程ii)が、対象から得られた試料に対して行われる、請求項43〜48のいずれか一項記載の方法。
【請求項50】
療法が薬物療法または放射線療法である、請求項43〜49のいずれか一項記載の方法。
【請求項51】
ポリペプチドのリガンドを同定する方法であって、
a)破壊された細胞膜を有する細胞、病原体に感染した細胞、死にかけている細胞もしくは死細胞、またはそれらの一部を得る工程、
b)細胞またはその一部から得られた候補化合物とポリペプチドとを接触させる工程、
c)化合物がポリペプチドに結合するかどうかを測定する工程、
を含み、
ここで、ポリペプチドが、以下:
i)SEQ ID NO:1〜8のいずれか1つに提示されたアミノ酸配列;
ii)SEQ ID NO:1〜8のいずれか1つもしくは複数に対して少なくとも50%同一なアミノ酸配列;ならびに/または
iii)i)もしくはii)の生物活性、可溶性および/もしくは抗原性断片
を含む、方法。
【請求項52】
ポリペプチドのリガンドを同定する方法であって、
a)破壊された細胞膜を有する細胞、病原体に感染した細胞、死にかけている細胞もしくは死細胞、またはそれらの一部を得る工程、
b)細胞またはその一部から得られた候補化合物、およびポリペプチドに結合する結合パートナーへ、ポリペプチドを曝露する工程、ならびに
c)ポリペプチドへ結合することについて、結合パートナーと競合する候補化合物の能力を評価する工程
を含み、
ここで、ポリペプチドが、以下:
i)SEQ ID NO:1〜8のいずれか1つに提示されたアミノ酸配列;
ii)SEQ ID NO:1〜8のいずれか1つもしくは複数に対して少なくとも50%同一なアミノ酸配列;ならびに/または
iii)i)もしくはii)の生物活性、可溶性および/もしくは抗原性断片
を含む、方法。
【請求項53】
結合パートナーが抗体である、請求項52記載の方法。
【請求項54】
結合パートナーが、検出可能に標識されている、請求項52または請求項53記載の方法。
【請求項55】
初期アポトーシス細胞と、後期アポトーシス細胞、壊死細胞または死細胞とを識別する方法であって、
i)以下を含むポリペプチドのリガンドに結合する化合物と細胞とを接触させる工程:
a)SEQ ID NO:1〜8のいずれか1つに提示されたアミノ酸配列;
b)SEQ ID NO:1〜8のいずれか1つもしくは複数に対して少なくとも50%同一なアミノ酸配列;ならびに/または
c)a)もしくはb)の生物活性、可溶性および/もしくは抗原性断片、ならびに
ii)リガンドへの化合物の結合が存在するかまたは存在しないかを測定する工程
を含み、
ここで、リガンドへの化合物の結合は、細胞が後期アポトーシス細胞、壊死細胞または死細胞であることを示す、方法。
【請求項56】
対象中における抗原に対する免疫応答を調節する方法であって、
i)樹状細胞またはその前駆体の集団を得る工程、
ii)以下を含むポリペプチドの産生および/または活性を調節する工程:
a)SEQ ID NO:1〜8のいずれか1つに提示されたアミノ酸配列;
b)SEQ ID NO:1〜8のいずれか1つもしくは複数に対して少なくとも50%同一なアミノ酸配列;ならびに/または
c)a)もしくはb)の生物活性、可溶性および/もしくは抗原性断片、
iii)樹状細胞またはその前駆体を抗原と接触させる工程、ならびに
iv)樹状細胞またはその前駆体を対象へ投与する工程
を含む、方法。
【請求項57】
工程iii)が、樹状細胞またはその前駆体を、前記抗原を含む、破壊された細胞膜を有する細胞、病原体に感染した細胞、死にかけている細胞、死細胞、および/またはそれらの一部と接触させる工程を含む、請求項56記載の方法。
【請求項58】
工程iii)が、
a)抗原を含む細胞を得る工程、
b)細胞の細胞膜を破壊する工程、および
c)工程b)の産物と樹状細胞またはその前駆体とを接触させる工程
を含む、請求項56または請求項57記載の方法。
【請求項59】
工程ii)の前に、ポリペプチドを発現する細胞について集団を濃縮する工程をさらに含む、請求項56〜58のいずれか一項記載の方法。
【請求項60】
対象中における、破壊された細胞膜を有する細胞、病原体に感染した細胞、死にかけている細胞もしくは死細胞、またはそれらの一部、または周囲細胞の取り込みおよび/またはクリアランスを調節するための医薬の製造のための、ポリペプチドの該ポリペプチドのリガンドへの結合を調節する化合物の使用であって、ここで、ポリペプチドが、以下:
i)SEQ ID NO:1〜8のいずれか1つに提示されたアミノ酸配列;
ii)SEQ ID NO:1〜8のいずれか1つもしくは複数に対して少なくとも50%同一なアミノ酸配列;ならびに/または
iii)i)もしくはii)の生物活性および/もしくは抗原性断片
を含む、使用。
【請求項61】
対象中における、破壊された細胞膜を有する細胞、病原体に感染した細胞、死にかけている細胞もしくは死細胞、またはそれらの一部、または周囲細胞に由来する物質の抗原認識、プロセッシングおよび/または提示を調節するための医薬の製造のための、ポリペプチドの該ポリペプチドのリガンドへの結合を調節する化合物の使用であって、ここで、ポリペプチドが、以下:
i)SEQ ID NO:1〜8のいずれか1つに提示されたアミノ酸配列;
ii)SEQ ID NO:1〜8のいずれか1つもしくは複数に対して少なくとも50%同一なアミノ酸配列;ならびに/または
iii)i)もしくはii)の生物活性および/もしくは抗原性断片
を含む、使用。
【請求項62】
対象中における、破壊された細胞膜を有する細胞、病原体に感染した細胞、死にかけている細胞もしくは死細胞、またはそれらの一部、または周囲細胞に由来する物質に対する免疫応答を調節するための医薬の製造のための、ポリペプチドの該ポリペプチドのリガンドへの結合を調節する化合物の使用であって、ここで、ポリペプチドが、以下:
i)SEQ ID NO:1〜8のいずれか1つに提示されたアミノ酸配列;
ii)SEQ ID NO:1〜8のいずれか1つもしくは複数に対して少なくとも50%同一なアミノ酸配列;ならびに/または
iii)i)もしくはii)の生物活性および/もしくは抗原性断片
を含む、使用。
【請求項63】
対象中における、破壊された細胞膜を有する細胞、病原体に感染した細胞、死にかけている細胞もしくは死細胞、またはそれらの一部、または周囲細胞の取り込みおよび/またはクリアランスを調節するための医薬の製造のための、以下:
i)SEQ ID NO:1〜8のいずれか1つに提示されたアミノ酸配列;
ii)SEQ ID NO:1〜8のいずれか1つもしくは複数に対して少なくとも50%同一なアミノ酸配列;ならびに/または
iii)i)もしくはii)の生物活性および/もしくは抗原性断片
を含むポリペプチドの産生を調節する化合物の使用。
【請求項64】
対象中における、破壊された細胞膜を有する細胞、病原体に感染した細胞、死にかけている細胞もしくは死細胞、またはそれらの一部、または周囲細胞に由来する物質の抗原認識、プロセッシングおよび/または提示を調節するための医薬の製造のための、以下:
i)SEQ ID NO:1〜8のいずれか1つに提示されたアミノ酸配列;
ii)SEQ ID NO:1〜8のいずれか1つもしくは複数に対して少なくとも50%同一なアミノ酸配列;ならびに/または
iii)i)もしくはii)の生物活性および/もしくは抗原性断片
を含むポリペプチドの産生を調節する化合物の使用。
【請求項65】
対象中における、破壊された細胞膜を有する細胞、病原体に感染した細胞、死にかけている細胞もしくは死細胞、またはそれらの一部、または周囲細胞に由来する物質に対する免疫応答を調節するための医薬の製造のための、以下:
i)SEQ ID NO:1〜8のいずれか1つに提示されたアミノ酸配列;
ii)SEQ ID NO:1〜8のいずれか1つもしくは複数に対して少なくとも50%同一なアミノ酸配列;ならびに/または
iii)i)もしくはii)の生物活性および/もしくは抗原性断片
を含むポリペプチドの産生を調節する化合物の使用。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【公表番号】特表2011−519959(P2011−519959A)
【公表日】平成23年7月14日(2011.7.14)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−508766(P2011−508766)
【出願日】平成21年5月1日(2009.5.1)
【国際出願番号】PCT/AU2009/000591
【国際公開番号】WO2009/137871
【国際公開日】平成21年11月19日(2009.11.19)
【出願人】(505098650)ウォルター アンド エリザ ホール インスティテュート オブ メディカル リサーチ (11)
【Fターム(参考)】