説明

三菱航空機株式会社により出願された特許

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【課題】電磁ノイズを防止するための電磁シールド膜を、確実かつ容易、低コストに設けることのできる航空機のコックピット窓、航空機を提供する。
【解決手段】窓部21に電磁シールド膜27が設けられ、電磁シールド膜27と導電性材料からなるアウターリテーナ22との間に導電性フィルム41が設けられている。導電性フィルム41は、電磁シールド膜27と接続部材40を介して接続され、窓部21の外周側に導出されて窓部21の外周部に沿うよう設けられ、アウターリテーナ22に電気的に接続されている。これにより、窓部21とアウターリテーナ22との取り合い部分に、隙間なく導電性材料からなる膜を形成する。また、導電性フィルム41は柔軟性を有するものとした。 (もっと読む)


【課題】貫通孔の補修を容易かつ低コストに行うことのできる繊維強化樹脂からなる部材の補修方法を提供することを目的とする。
【解決手段】貫通孔20を補修するに際し、仮孔11を形成し、仮孔11内に強化繊維からなるファブリックシート30を筒状に丸めて挿入し、ここに樹脂を含浸させて硬化させ、改めて貫通孔20’を形成するようにした。 (もっと読む)


【課題】母材の平滑性が求められる部位においても、確実かつ効率よく補修することのできる繊維強化樹脂からなる部材の補修方法を提供することを目的とする。
【解決手段】部材10において補修すべき部位に形成された凹部11に、予め形成したプラグ20を挿入して樹脂を注入・含浸させ、熱処理により硬化させることで、補修を行う。このとき、樹脂を注入・含浸させるために用いる真空バッグ31において、凹部11の外周部に対向する領域に環状のパスメディアを設け、注入された樹脂をパスメディアに沿って優先的に流れるようにすることができる。これにより、樹脂は凹部11の外周部を環状に流れ、重力により凹部11内に流れ落ちていき、凹部11内に樹脂を均一に充填・含浸することができる。 (もっと読む)


【課題】機体重量の増加を抑制しつつ、空力騒音の発生を抑制することができる高揚力発生装置、翼を提供することを目的とする。
【解決手段】スラット3の下面において後方に延びる下面板7に、凹凸部20を有し、スラット3の表面に沿って流れる気流が下面板7から剥離して渦を生成する位置が、気流の方向において不均一になるようにした。これにより、凹部20Aで生じた渦と、凸部20Bで生じた渦とで、互いの相関が短く、渦同士が繋がりにくく独立した渦となるので、生成された渦の強さが弱く、物体表面での圧力変動も軽減され、空力音の発生を抑える。 (もっと読む)


【課題】耐雷性能に優れ、低コストで製作することができる開口部の閉塞部材を提供することを目的とする。
【解決手段】ドア本体30において、プレート部31の外表面31aが複合材料層60により形成され、内表面31b側およびフランジ部32が金属材料層61により形成されるようにした。そして、ドア本体30、クランプリング40、翼面パネル11の開口部12は、ドア本体30の当たり面34とクランプリング40のテーパ面40cとの突き合わせ部分、クランプリング40のテーパ面40dと開口部12の当たり面14との突き合わせ部分において、導電性材料どうしの面ボンディングにより電気的に接続されるようにした。 (もっと読む)


【課題】耐雷性能に優れ、低コストで製作することができる開口部の閉塞部材を提供することを目的とする。
【解決手段】ドア本体30、複合材料からなるクランプリング40、複合材料からなる翼面パネル11の開口部12が、ドア本体30の当たり面34とクランプリング40のテーパ面40cとの突き合わせ部分、クランプリング40のテーパ面40dと開口部12の当たり面14との突き合わせ部分において、導電性材料どうしの面ボンディングにより電気的に接続されるようにした。 (もっと読む)


【課題】複合材からなる構造材において3次元的に湾曲する部分においても、複合材シートにシワが生じるのを抑えつつ、構造材の強度を十分に確保し、その製造を効率よく行うことのできる構造材の製造方法、構造材を提供することを目的とする。
【解決手段】稜線部Cに沿って狭幅プリプレグシート20Nを貼り、他の部分に広幅プリプレグシート20Wを貼ることで、稜線部Cの両側の部分においては、切れ目のない広幅プリプレグシート20Wを貼り込む。
また、狭幅プリプレグシート20Nは、スパー10が湾曲する部分において、その軸線方向に複数に分割して貼り込み、スパー10の軸線方向における湾曲部分の曲率半径に応じて狭幅プリプレグシート20Nの長さを調整することで、様々な曲率半径にも容易に対応する。 (もっと読む)


【課題】高バイパス比のエンジンにおいても、エンジンのマウントを小型化し、エンジンナセル内のスペースの有効利用を図ることのできる航空機のエンジンマウント、航空機を提供することを目的とする。
【解決手段】エンジン20の後部のエンジンコア部20bを、エンジン20側に固定されたエンジン側マウント部材41と、パイロンストラット11側に固定されたストラット側マウント部材42とからなる後部エンジンマウント40により支持するようにした。後部エンジンマウント40を、エンジン側マウント部材41とストラット側マウント部材42とに分割することにより、ファン部20aの外径と、エンジンコア部20bの外径とが大きく異なる高バイパス比のエンジン20においても、エンジン側マウント部材41、ストラット側マウント部材42の上下方向の長さを抑える。 (もっと読む)


【課題】絶縁性を確実に確保したうえで、作業性および品質安定性を向上し、ひいては機体の安全性を高め、製造コストを低減することのできる耐雷ファスナ、キャップ、ファスナ部材、耐雷ファスナの取り付け方法を提供することを目的とする。
【解決手段】ファスナ本体25の頭部25bに頭部キャップ50を備え、ファスナ本体25の軸部25sに軸部キャップ30を備えることで、ファスナ部材24への雷の直撃、落雷した場合のファスナ部材24からのアーク放電の発生を抑えることができる。また、頭部キャップ50に穴52を形成し、この穴52にネジ溝52aを形成しておくことで、ファスナ部材24に頭部キャップ50を確実かつ容易に位置決めして取り付けることができ、取付後においても頭部キャップ50の脱落を確実に防止できる。 (もっと読む)


【課題】工具を掛けても絶縁性を十分に確保することのできる耐雷ファスナ、航空機組立品、ファスナ部材、プラグキャップを提供することを目的とする。
【解決手段】開口部54を有したリングキャップ50を備えたファスナ本体31を、リセス37に工具を掛けて翼20に取り付け、翼20の外周面側にファスナ本体31の頭部35が露出した状態とする。その後、ファスナ本体31の頭部35のリセス37に、シーラント剤100を充填し、リングキャップ50の開口部54にプラグキャップ60を装着して、ファスナ本体31の頭部35を絶縁材料で覆うようにした。 (もっと読む)


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