説明

三菱航空機株式会社により出願された特許

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【課題】十分な耐雷性能を確保できる機体構成部材の連結構造を提供することを目的とする。
【解決手段】翼面パネル21A、21Bの間において、各ファスナ部材24の周囲には、導電性材料からなる導電パターン部40が形成されている。この導電パターン部40は、例えば、翼面パネル21Aと翼面パネル21Bの合わせ面において、孔21c、21dの周囲に形成される。そして、ファスナ部材24による締結力により、翼面パネル21Aと翼面パネル21Bの双方に、導電パターン部40が押し付けられ、これによって翼面パネル21Aと翼面パネル21Bとの電気的導通が図られる。 (もっと読む)


【課題】製造工程で無駄な作業が生じるのを抑えつつ、翼パネルの重量増を抑えることのできるパネル材、航空機の主翼、パネル材の形成方法を提供することを目的とする。
【解決手段】翼パネル10には、各エリアA1、A2、…の境界部分に加工公差よりも大きな寸法を有した突条20を形成したので、翼パネル10を取り扱う作業者は、各エリアA1、A2、…の段差部分を容易に視認することができる。これにより、各エリアA1、A2、…にキズ等があった場合には、各エリアA1、A2、…の段差部分と誤認することなく、実際に存在するキズに対して修正加工等を適切に施すことができる。 (もっと読む)


【課題】ピーニング法において翼パネルを湾曲形成するときの成形性を向上させることのできる翼パネルおよび航空機の主翼を提供することを目的とする。
【解決手段】ストリンガ部材20においては、ベース部21が形成され、その断面方向の中立軸位置Nが、ウェブ部22の高さ方向の中心位置Cよりも翼パネル11側に位置するようにした。ストリンガ部材20の先端部のフランジ部23付近に金属球を打ち付けることによりピーニングすると、フランジ部23付近に生じる引張歪は、中立軸位置Nを中心としたモーメント長を長く確保した状態で作用し、その結果、これにバランスしようとしてベース部21および翼パネル11に生じる圧縮歪は、中立軸位置Nを中心としたモーメント長に反比例することから、翼パネル11を小さな曲率で変形させる。 (もっと読む)


【課題】耐雷性を高めるとともに、翼の製作を効率よくかつ高精度に行うことのできるベントストリンガ、航空機の主翼を提供することを目的とする。
【解決手段】ベントストリンガ20を、翼パネル11の内表面11aに直交する方向に立ち上がる一対のリブ21、21と、これらリブ21、21の先端部上に設けられたカバー22とから形成した。リベット23が翼パネル11の外表面11bに露出していないため、落雷時にリベット23を通して主翼10の内部に設けられた燃料タンク30にスパークが生じるのを防ぐ。さらに、リブ21は、翼パネル11と一体に削り出して形成されるため、翼パネル11の湾曲形状に合せて高精度に形成される。一方、カバー22は、帯状の部材を翼パネル11およびリブ21の形状に合わせて湾曲させるのみでよい。 (もっと読む)


【課題】被雷時の高電圧・高電流に耐えうる構造を有し、高感度、高分解能を有する雷電流検出センサを提供することを目的とする。
【解決手段】雷電流検出センサ10は、複数回巻き付けた絶縁被覆線からなる絶縁被覆電線22を、ベーステープ21とカバーテープ23によりまとめて被覆することで、絶縁被覆電線22を複数回巻き付けて高感度化を図った場合にも、その検出エリアを微少なものとし、分解能を高める。また、絶縁被覆電線22を覆うベーステープ21およびカバーテープ23に加え、絶縁体からなるシールド部12、およびシールド部12とコイル部20との間に形成された空隙40により、十分なシールド性を確保し、高電流・高電圧に対しても、容量結合することなく高精度な検出を行えるようにした。 (もっと読む)


【課題】低コストで十分な耐雷性能を確保することができ、現場作業の効率化、信頼性の向上を図ることのできる耐雷ファスナを提供することを目的とする。
【解決手段】ファスナ本体25の軸部25cにおいて、構造部材22に対向する領域に絶縁コート膜40を形成して、構造部材22とファスナ本体25の軸部25cとの間に絶縁層を介在させることにより、落雷時に電流をファスナ本体25の頭部25b側と翼パネル21に沿って流すようにする。これにより、ファスナ本体25の先端部側、つまり翼20の内部側に電流が流れるのを抑え、翼20の内部でアーク放電が生じるのを防ぐ。 (もっと読む)


【課題】十分な耐雷性能を確保することのできる耐雷ファスナを提供することを目的とする。
【解決手段】キャップ30Aには、その周方向に連続する弾性変形許容部50を形成した。弾性変形許容部50は、キャップ30Aの他の部分に比較して、周方向に連続する領域において、その肉厚が薄くなるよう形成されている。キャップ30Aには弾性変形許容部50が形成されているため、部材22の表面22bがファスナ本体25の軸線に直交する面に対して傾斜している場合にも、隙間が生じることなくキャップ30Aを取り付けることができる。 (もっと読む)


【課題】実構造体と同様の構造体におけるファスナを流れる電流を計測する方法を提供する。
【解決手段】本発明の電流計測方法は、光ファイバをファスナの周囲に巻き回すステップ(a)と、光ファイバの他端から第一直線状偏光を入射するステップ(b)と、入射された第一直線状偏光が一端で反射され、光ファイバの他端から出射される第二直線状偏光を検知するステップ(c)と、第一直線状偏光に対する第二直線状偏光の偏波面の回転角に基づいて電流Iを特定するステップ(d)とを備える。 (もっと読む)


【課題】耐雷性を確実に確保したうえで、作業性および品質安定性を向上し、ひいては機体の製造コストを低減することのできる耐雷ファスナ、キャップ、耐雷ファスナの取り付け方法を提供することを目的とする。
【解決手段】キャップ30に穴32を形成し、この穴32にネジ溝32aを形成しておくことで、ファスナ部材24にキャップ30を確実かつ容易に位置決めして取り付け、取付後においてもキャップ30の脱落を確実に防止する。そして、緩止め部60により、キャップ30がファスナ部材24から緩むのを防止する。これにより、耐雷性能を確実に確保したうえで、作業性を向上させて製造コストを抑えるとともに、作業者によらず安定した品質でキャップ30を取り付けることを可能とする。また、キャップ30は、樹脂で形成するのが量産性、軽量化等の面で好ましい。 (もっと読む)


【課題】耐雷機能をより確実に維持することのできる開口部の閉塞部材を提供することを目的とする。
【解決手段】ドア本体30と開口部12の周囲の翼内表面11bとの間に、第一絶縁体63に加え、第二絶縁体65を備え、第一絶縁体63が脱落した場合には、第二絶縁体65が内周平面部64と翼内表面11bとの間に挟み込まれるようにした。
また、外周平面部62と翼内表面11bとの間に第一絶縁体63が密に挟み込まれた状態で、第二絶縁体65は、翼内表面11bとの間に所定のクリアランスCを隔てて対向するようにした。さらに、外周平面部62は、内周平面部64に取り付けられた第二絶縁体65の先端面65aよりも翼内表面11bから離間した位置に形成した。 (もっと読む)


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