説明

耐雷ファスナ

【課題】低コストで十分な耐雷性能を確保することができ、現場作業の効率化、信頼性の向上を図ることのできる耐雷ファスナを提供することを目的とする。
【解決手段】ファスナ本体25の軸部25cにおいて、構造部材22に対向する領域に絶縁コート膜40を形成して、構造部材22とファスナ本体25の軸部25cとの間に絶縁層を介在させることにより、落雷時に電流をファスナ本体25の頭部25b側と翼パネル21に沿って流すようにする。これにより、ファスナ本体25の先端部側、つまり翼20の内部側に電流が流れるのを抑え、翼20の内部でアーク放電が生じるのを防ぐ。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、航空機の機体、特に翼に用いられる耐雷ファスナに関する。
【背景技術】
【0002】
航空機の機体を構成する翼は中空構造となっており、翼表面を形成する翼面パネルは、翼内部にある構造材にファスナ部材(留め具)によって固定されている。
ファスナ部材は、ピン状のファスナ本体を、翼および翼に取り付けられる部材の双方に形成された貫通孔に翼の外部側から挿入し、その先端部を翼の内部側から固定金具で固定することで、翼と部材とを締結する。
【0003】
ところで、航空機においては、落雷対策を万全に期す必要がある。翼面パネルとファスナ部材等との不連続面においては、構造端部が存在すること(端部効果)による電界集中により、絶縁破壊を生じ易い。当該絶縁破壊箇所を起点として進展するリーダと雷雲から進展するリーダが結合した際に数百kAの雷電流が機体に流れる。
翼の内部空間には燃料タンクが収められているため、この被雷時においてファスナを介してタンク内に流れ込む電流によるアーク放電の発生を確実に抑える必要がある。
【0004】
そこで、従来、図6に示すように、翼1の内部側において、翼面パネルに相当する第一の部材2および翼の内部に取り付けられる第二の部材3を貫通するファスナ部材4のファスナ本体4aおよび固定金具4bから離間した状態にキャップ6が取り付けられ、ファスナ本体4aおよび固定金具4bとの間に空気で満たされた空隙7を形成する構造が提案されていた(例えば、特許文献1参照)。
【0005】
しかしながら、特許文献1に記載の技術では、キャップ6をファスナ部材4に対して位置決めできる構造とはなっておらず、キャップ6の取付位置は作業者に依存する。このため、キャップ6の中心とファスナ部材4の中心とが大きくずれる可能性もある。空隙7においてファスナ部材4とキャップ6との間隙が小さい場所が生じると、キャップ6の機能(絶縁性)が低下する。最悪の場合、キャップ6がファスナ部材4に接触してしまった状態で取り付けられれば、キャップ6の機能そのものが大きく損なわれる可能性があるため、細心の注意と品質保証によりこのようなことが起きないよう管理する必要がある。
また、キャップ6は、図6(a)に示すように、接着剤9で第二の部材3に取り付けられたり、図6(b)に示すようにゴム(絶縁材料)10で外周をカバーしているため、取付現場において、接着作業、ゴム10の塗布作業が必要であり、作業の手間がかかる。航空機の翼1の内部は、言うまでもなく空間が狭く、奥まった位置において上記したような作業を行うのは作業性が非常に悪い。しかも、このようなファスナ部材4は、翼1の全体に数千〜数万箇所設けられるため、作業性の悪化はコスト上昇に直結する。
さらに、上記したような作業は、いわゆる手作業であり、作業者によって、施工品質にばらつきが出る可能性があり、これは信頼性にも影響するので、これら作業の認定作業化(作業者が特定の技術レベルを保有することを実地テストなどにより確認し、認定を与える)等の管理が必要である。
【0006】
そこで、本発明者らは、ファスナ部材の機体の内部側に突出した部分に係合部を形成し、キャップの内周面の中心部に、ファスナ部材の係合部に係合する被係合部を形成し、被係合部にファスナ部材の係合部を係合させる構成の技術を既に提案した(特許文献2参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0007】
【特許文献1】特開平2−7398号公報
【特許文献2】特開2010−254287号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
しかし、上記したようなキャップを用いる場合においても、キャップの装着や、キャップ内へのシーラントの充填が必要であり、現場での作業の効率化、低コスト化という観点からすると、依然として改善の余地がある。
またキャップも、万が一脱落することも考えると、信頼性の面でも改善の余地があると言えるため、上記の通り細心の注意と品質保証、認定作業化などによりこのようなことが起きないよう管理する必要がある。
本発明は、このような技術的課題に基づいてなされたもので、より低コストで十分な耐雷性能を確保することができ、現場作業の効率化、信頼性の向上を図ることのできる耐雷ファスナを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
かかる目的のもとになされた本発明の耐雷ファスナは、航空機の機体を構成する第一の部材に対し、機体の内部側で第二の部材を締結するため、第一の部材に形成された第一の孔と第二の部材に形成された第二の孔とを第一の部材側から貫通させて設けられるファスナ本体と、第二の部材側に突出したファスナ本体に装着される締結部材と、ファスナ本体において第二の孔に対向する部分と第二の孔との間に、絶縁性材料からなり全周方向に連続するよう形成された絶縁部と、を備えることを特徴とする。
このように、ファスナ本体において第二の孔に対向する部分と第二の孔との間に絶縁部を設けると、ファスナ本体と第一の部材との間の電気抵抗よりも、ファスナ本体と第二の部材との間の電気抵抗が大きくなる。これにより、第一の部材に落雷した場合、雷による電流は、第一の部材に沿って多く流れる。
【0010】
ここで、絶縁部は、ファスナ本体において、第二の孔に対向する部分に形成された絶縁材料からなる絶縁コート膜とすることができる。
また、絶縁部は、ファスナ本体において、第二の孔に対向する部分に設けられた、絶縁材料からなる筒状の絶縁カラー材とすることもできる。
さらに、ファスナ本体において第二の孔に対向する部分と第二の孔との間に隙間が形成され、この隙間を絶縁部とすることもできる。これには、ファスナ本体において第二の孔に対向する部分の径が、当該ファスナ本体において第一の孔に対向する部分の径よりも小さく形成されることで、ファスナ本体において第二の孔に対向する部分と第二の孔との間に、前記の隙間が形成された構成とすることもできる。
【発明の効果】
【0011】
本発明によれば、ファスナ本体において第二の孔に対向する部分と第二の孔との間に絶縁部を設けると、ファスナ本体と第一の部材との間の電気抵抗よりも、ファスナ本体と第二の部材との間の電気抵抗が大きくなる。これにより、落雷した場合、雷による電流は、第一の部材に沿って多く流れる。その結果、第二の部材側に流れる電流を少なくして、ファスナ本体と第二の部材側でアーク放電を生じにくくすることができる。
このような絶縁部は、ファスナ本体や、第一の部材、第二の部材等に形成することができ、ファスナ部材を装着する現場において特に作業を行う必要がないため、より低コストで十分な耐雷性能を確保することができ、現場作業の効率化、信頼性の向上を図ることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0012】
【図1】本実施の形態における耐雷ファスナを示す断面図である。
【図2】図1に示した耐雷ファスナにおける耐雷性能の評価結果を示す図である。
【図3】耐雷ファスナの応用例を示す断面図である。
【図4】耐雷ファスナの他の応用例を示す断面図である。
【図5】耐雷ファスナのさらに他の応用例を示す断面図である。
【図6】従来の耐雷ファスナを示す断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0013】
以下、添付図面に示す実施の形態に基づいてこの発明を詳細に説明する。
図1は、本実施形態における耐雷ファスナを適用した航空機の機体を構成する翼の一部の断面図である。
この図1に示すように、翼20は、その外殻が、例えばアルミ合金等の金属材料からなる翼パネル(第一の部材)21によって形成されている。翼20の内部に設けられる、補強のための構造材や燃料タンク、各種の機器が、アルミ合金等の金属材料により形成されたステー等の構造部材(第二の部材)22を介して翼パネル21に固定されている。そして、ステー等の構造部材22は、ファスナ部材24によって翼パネル21に取り付けられている。
【0014】
ファスナ部材24は、ピン状のファスナ本体25と、翼20の内部側でファスナ本体25に装着されるカラー(締結部材)26と、絶縁材料からなるワッシャ27と、から構成される。
ファスナ本体25およびカラー26は、強度の面から一般に、チタン合金等の金属材料により形成される。
ワッシャ27は、例えば、PPS(ポリフェニレンサルファイド樹脂)、ポリイミド、PEEK(ポリエーテル・エーテル・ケトン樹脂)、ナイロン樹脂等の絶縁性を有した樹脂により形成するのが好ましい。
【0015】
ピン状をなしたファスナ本体25は、先端部にネジ溝25aが形成され、後端部は先端部側より拡径した頭部25bとされている。このファスナ本体25は、翼パネル21および構造部材22を貫通して形成された孔(第一の孔)21a、孔(第二の孔)22aに翼20の外側から挿入され、後端部の頭部25bを孔21aの周囲面に突き当てた状態で、先端部を翼20の内方に突出させる。
【0016】
カラー26は、筒状で、その内周面にはファスナ本体25のネジ溝25aに噛み合うネジ溝が形成されている。このカラー26は、翼20の内方に突出したファスナ本体25のネジ溝25aにねじ込まれる。これによって、翼パネル21と構造部材22とは、ファスナ本体25の頭部25bとカラー26およびワッシャ27とによって挟み込まれ、構造部材22が翼パネル21に固定されている。ここで、カラー26は、ファスナ本体25にねじ込んだ後の緩みを防止できるセルフロック式とするのが好ましい。
【0017】
翼パネル21と構造部材22との間には、翼パネル21および構造部材22の少なくとも一方に塗布された絶縁性のプライマー層30が介在している。
【0018】
さて、本実施形態においては、ファスナ本体25の軸部25cの外周面において、構造部材22に形成された孔22aの内周面に対向する領域に、絶縁性材料からなる絶縁コート膜(絶縁部)40が形成されている。
このような絶縁コート膜40は、例えば、アルミナを、焼付、溶射、スパッタ等の手法によりファスナ本体25の軸部25cの表面に成膜させることで形成することができる。
【0019】
絶縁コート膜40を形成することにより、構造部材22とファスナ本体25の軸部25cとの間には、絶縁層が介在することになる。
すると、絶縁層が介在しない翼パネル21とファスナ本体25の間の電気抵抗R1に比較し、構造部材22とファスナ本体25との間の電気抵抗R2が著しく大きくなる。
【0020】
例えばファスナ本体25の頭部25bに落雷した場合、雷による電流は、基本的には翼パネル21の表層部21bに沿って多く流れることが知られている。このときに、翼パネル21とファスナ本体との間の電気抵抗R1を、構造部材22とファスナ本体25との間の電気抵抗R2よりも大幅に小さくしておくことで、電流は、より確実に翼パネル21の面内方向に沿って流れる。
【0021】
上述したようにして、ファスナ本体25の軸部25cにおいて、構造部材22に対向する領域に絶縁コート膜40を形成して、構造部材22とファスナ本体25の軸部25cとの間に絶縁層を介在させることとにより、落雷時に電流をファスナ本体25の頭部25b側の翼パネル21に沿って多く流すようにすることができる。これにより、ファスナ本体25の先端部側、つまり翼20の内部側に電流が流れるのを抑え、翼20の内部でアーク放電が生じるのを防ぐことができ、耐雷性能を高めることができる。
このとき、ファスナ本体25の軸部25cの表面に絶縁コート膜40を形成するのみであるため、低コストで上記効果を得ることができる。また、絶縁コート膜40は、ファスナ本体25の製造工程で形成するものであり、翼20の組立現場において、特段の作業を行う必要がなく、キャップを装着したりシーラントを充填・塗布するのに比較して、現場作業の効率化を図ることができる。さらに、取り付け後においては、絶縁コート膜40が脱落することもないので、高い信頼性を得ることができる。
【0022】
[実施例]
ここで、絶縁コート膜40を形成した場合の効果について実証する解析計算を行ったのでそれについて説明する。
図1に示した構成において、厚さ4mmのアルミ合金からなる翼パネル21と、同じく厚さ4mmのアルミ合金からなる構造部材22とを、軸径6mmのチタン合金からなるファスナ本体25と、カラー26とにより締結した。
このとき、ファスナ本体25の構造部材22に対向した部分に、アルミナなどの絶縁コートを施した場合を模擬して、ファスナ本体25と構造部材22との間の電気抵抗を1.0MΩとした場合(ケース1)。また、絶縁コートを形成しない場合を模擬して、ファスナ本体25と構造部材22との間の電気抵抗を無しとした(ファスナ本体25と構造部材21との間の電気抵抗とファスナ本体25と構造部材22との間の電気抵抗が等しい、ケース2)。また、絶縁コートとコート無しの中間として、比較のため、ファスナ本体25と構造部材22との間の電気抵抗を1mΩとした場合(ケース3)について解析計算を実施し、有効性を検証した。
【0023】
ケース1、2、3のそれぞれにおいて、ファスナ本体25の頭部25bに、200kAの電流を、落雷時の電流を模して与え、そのときの電流変化を、ファスナ本体25の部分において計測した。
【0024】
その結果を図2に示す。
図2に示すように、ファスナ本体25には、構造部材22に対向した部分に絶縁コート膜40を形成し、翼パネル21とファスナ本体25との間の電気抵抗R1を、構造部材22とファスナ本体25との間の電気抵抗R2よりも小さくしたケース1(R1<<R2)、およびケース3(R1<R2)においては、電気抵抗R1と電気抵抗R2が等しいケース2(R1=R2)に比較し、流れる電流量が大幅に小さくなっていることが確認された。特に、アルミナなどの絶縁コートを施した場合を模擬して、ファスナ本体25と構造部材22との間の電気抵抗を1.0MΩとしたケース1においては、電流量が特に小さい。
【0025】
(応用例)
次に、本発明に掛かる耐雷ファスナの応用例を示す。
まず、図3に示すように、絶縁コート膜40に代えて、絶縁材料から形成された絶縁カラー材(絶縁部)41を、ファスナ本体25の軸部25cにおいて、構造部材22の孔22aの内周面に対向した領域に設けても良い。
このような絶縁カラー材41は、例えば、フェノール樹脂から形成することができ、筒状の絶縁カラー材41を、ファスナ本体25の軸部25cと、構造部材22の孔22aの内周面との間に介在させる。
【0026】
また、図4に示すように、ファスナ本体25の軸部25cを、翼パネル21の孔21aの内周面に対向した領域の外径D1よりも、構造部材22の孔22aの内周面に対向した領域の外径D2が小さくなるようにしても良い。
これにより、構造部材22の孔22aの内周面とファスナ本体25の軸部25cとの隙間(絶縁部)C1が、翼パネル21の孔21aの内周面に対向した領域よりも大きくなる。これにより、この隙間C1に存在する空気により、構造部材22とファスナ本体25との間の電気抵抗R2を、翼パネル21とファスナ本体25との間の電気抵抗R1よりも大きくすることができ、上記と同様の作用効果が得られる。
【0027】
さらに、図5に示すように、構造部材22の孔22aの内径D3を、翼パネル21の孔21aの内径D4よりも大きく形成しても良い。
これによっても、構造部材22の孔22aの内周面とファスナ本体25の軸部25cとの隙間(絶縁部)C2が、翼パネル21の孔21aの内周面に対向した領域よりも大きくなる。これにより、この隙間C2に存在する空気により、構造部材22とファスナ本体25との間の電気抵抗R2を、翼パネル21とファスナ本体25との間の電気抵抗R1よりも大きくすることができ、上記と同様の作用効果が得られる。
【0028】
なお、上記実施の形態では、翼パネル21、構造部材22、ファスナ本体25やカラー26について構成を示したが、その形状や材質は適宜変更することが可能である。また、翼20に限らず、他の部分に用いるファスナ部材24としても本発明は適用することが可能である。
これ以外にも、本発明の主旨を逸脱しない限り、上記実施の形態で挙げた構成を取捨選択したり、組み合わせたり、他の構成に適宜変更することが可能である。
【符号の説明】
【0029】
20…翼、21…翼パネル(第一の部材)、21a…孔(第一の孔)、21b…表層部、22…構造部材(第二の部材)、22a…孔(第二の孔)、24…ファスナ部材、25…ファスナ本体、25a…ネジ溝、25b…頭部、25c…軸部、26…カラー(締結部材)、30…プライマー層、40…絶縁コート膜(絶縁部)、41…絶縁カラー材(絶縁部)、C1、C2…隙間(絶縁部)

【特許請求の範囲】
【請求項1】
航空機の機体を構成する第一の部材に対し、前記機体の内部側で第二の部材を締結するため、前記第一の部材に形成された第一の孔と前記第二の部材に形成された第二の孔とを前記第一の部材側から貫通させて設けられるファスナ本体と、
前記第二の部材側に突出した前記ファスナ本体に装着される締結部材と、
前記ファスナ本体において前記第二の孔に対向する部分と前記第二の孔との間に、絶縁性材料からなり全周方向に連続するよう形成された絶縁部と、
を備えることを特徴とする耐雷ファスナ。
【請求項2】
前記絶縁部は、前記ファスナ本体において、前記第二の孔に対向する部分に形成された絶縁材料からなる絶縁コート膜であることを特徴とする請求項1に記載の耐雷ファスナ。
【請求項3】
前記絶縁部は、前記ファスナ本体において、前記第二の孔に対向する部分に設けられた、絶縁材料からなる筒状の絶縁カラー材であることを特徴とする請求項1に記載の耐雷ファスナ。
【請求項4】
前記ファスナ本体において前記第二の孔に対向する部分と、前記第二の孔との間に隙間が形成され、前記隙間が前記絶縁部であることを特徴とする請求項1に記載の耐雷ファスナ。
【請求項5】
前記ファスナ本体において前記第二の孔に対向する部分の径が、当該ファスナ本体において前記第一の孔に対向する部分の径よりも小さく形成されることで、前記ファスナ本体において前記第二の孔に対向する部分と前記第二の孔との間に前記隙間が形成されていることを特徴とする請求項4に記載の耐雷ファスナ。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【公開番号】特開2012−140067(P2012−140067A)
【公開日】平成24年7月26日(2012.7.26)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−293167(P2010−293167)
【出願日】平成22年12月28日(2010.12.28)
【出願人】(508208007)三菱航空機株式会社 (32)
【Fターム(参考)】