説明

社団法人海洋調査協会により出願された特許

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【課題】 GPSブイによる波向計測において、水粒子運動とブイの運動が一致しないため、ブイの水平移動速度とブイの垂直位置の共分散で360度波向が安定的に計測できない問題があった。
【解決手段】 波向き計算を、2つの計算に分割して計算し、結果を合わせる手法を発明し、課題を解決した。この計算の1番目の計算は、水粒子の振動(往復運動)方向(180度波向き)を求めることである。これは、座標変換し、1次又は2次モーメント(パワー)が最大となる方向を求める手法で、水粒子の振動方向を求めることができる。2番目の計算は、波の進行方向を求め、360度波向を求めることである。ブイ式の場合、共分散による、水粒子の360度波向きの値は、安定しない。しかし、その符号は、安定性を持っている。従って、1番目の方法で求めた180度波向の方向での共分散値の符号を求め、進行方向を定める。以上の2つの手法の利点を利用することで、ブイ方式の安定的な360度波向き計測が可能になった。 (もっと読む)


【課題】測位データを受け取ることができない場合でもフィルタ処理を可能にし得る衛星測位システムによる物体の変位抽出方法を提供する。
【解決手段】RTK方式による高精度なGPS測位データにより津波などの周期性変位を抽出する方法であって、GPS受信機からの測位データが監視施設に届かなかったときに、そのデータの欠落部分に、届かなくなる直前の所定の計測時間における高精度なデータの平均値を用いて、データの補完を行うことにより、測位データの連続性を維持させる方法である。 (もっと読む)


【課題】GPSブイによる波高・波向計測において、水粒子運動とブイの運動が一致しないため、正しく計測されない問題および、ブイの水平位置とブイの垂直位置の共分散で波向が計測できない問題および、周期帯別波高、波向も計測されてない問題があった。
【解決手段】第1の問題は、水粒子位置とブイの位置のずれが存在する周波数領域の運動成分を除去するディジタルフィルターを通過させる方法と、ブイ位置と水粒子位置との位置ずれをディジタルフィルターで補正する方法で解決した。第2の問題は、水平位置を微分し、水平速度を求め、水平速度と垂直位置の共分散で求める方法で解決した。第3の問題は、ブイの位置データまたは、推測水粒子位置データを、あらかじめバンドパス等のディジタルフィルターを通し、周期帯別に分別しておき、上述の処理をすることで解決した。 (もっと読む)


【課題】検出に時間を要さず、正確に津波の海岸への到達時間や津波高さを推測できる津波検出装置および該装置による津波警報システムを提供する。
【解決手段】流速計を用いてリアルタイムで海水中の多層の流速値を計測し、流速分布または流速値またはその組み合わせから津波を検出する津波検出装置、さらには該装置に波向計や波高計による検出機能を加え、それらから得られた情報を用い、津波警報を発する津波警報システムを構築する。 (もっと読む)


【課題】一般に大きな波高の時は、波が砕波して超音波式が使えなく、水圧波に表面波換算デジタルフィルタを用いて、表面波に換算して、波高を求める。解決しようとする問題点は、たまに現れる精度の悪い水圧波から表面は変換を回避することである。
【解決手段】一般に、20分間のデータを処理して波高が計算される。この20分間において、砕波した場合でも、超音波波形が正常に計測されている箇所が存在する。この超音波波形が正常な部分の波形と、水圧波から変換して得られた表面波がよく一致するように表面波変換デジタルフィルタの特性を決定し、決定したデジタルフィルタを用いて水圧波を表面波に変換する。 (もっと読む)


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