説明

地熱エンジニアリング株式会社により出願された特許

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【課題】カルシウム及びシリカを含むスケールの抑制方法及び、スケールの析出を抑制しつつ、経済的な運用が可能な地熱発電装置を提供する。
【解決手段】地熱発電装置は、生産井から採取される地熱水が流通する配管と、配管内を流通する地熱水にキレート剤を供給するキレート剤供給部と、配管内を流通する地熱水にアルカリ剤を供給するアルカリ剤供給部と、配管経路のキレート剤供給部及びアルカリ剤供給部より下流側に設けられた薬剤混合部と、薬剤混合部の入口圧力又は入口側の流体流速を測定する第1検出器と、薬剤混合部の出口圧力又は出口側の流体流速を測定する第2検出器とを備え、キレート剤供給部は、第1検出器による検出値と第2検出器による検出値との差が予め設定した上限閾値を超えたら、キレート剤の供給量を増加させて、検出値の差が予め設定した下限閾値未満になるまで増加した供給量でキレート剤を供給するように制御される。 (もっと読む)


【課題】流体の溶存成分濃度の減少速度に基づいてスケール抑制剤を注入し、溶存成分濃度の減少速度を予め定めた値に制御することで、スケールの析出を抑制する装置を提供する。
【解決手段】流体の溶存成分濃度を測定する濃度計2,3と、前記溶存成分の析出を抑制するスケール抑制剤を前記流体へ注入するスケール抑制剤注入部5と、前記濃度計2,3で測定した時間の異なる前記流体の溶存成分濃度から計算した前記溶存成分濃度の減少速度または減少速度係数に基づいて前記スケール抑制剤の注入量を制御する制御部4を備えることを特徴とする。 (もっと読む)


【課題】カルシウム濃度、溶存シリカ濃度が高い流体において、カルシウム珪酸塩水和物(CSH)を析出させることなくアルカリ剤を注入してシリカの析出を抑制する方法を提供する。
【解決手段】生産井出口より下流側の流路を通流するカルシウム及びシリカを含有した流体にキレート剤を注入することにより金属イオンを不活性化する金属イオン不活性化工程と、前記金属イオン不活性化工程と同時あるいは前記金属イオン不活性化工程より後に前記流体へアルカリ剤を注入するアルカリ剤注入工程とを行うことによりスケール発生を抑制する。 (もっと読む)


【課題】複数の陰イオンを含有する試料水の電気伝導率から各陰イオン濃度の測定可能な陰イオン濃度測定装置、地中から取り出された蒸気の性状を妨害成分の影響を受けずに自動測定することにより、発電タービン及び復水器の状況を経時的に把握し、地熱発電の円滑な操業を実現可能に支援する蒸気性状自動分析装置及び地熱発電装置を提供すること。
【解決手段】複数の陰イオンを含有する試料水の電気伝導率を測定する複数の電気伝導率測定器を有する陰イオン濃度測定装置、地中からの蒸気を冷却して得られた水に含まれるシリカの濃度を自動測定するシリカ濃度測定器と前記陰イオン濃度測定装置、及び前記水のpH値を自動測定するpH計を備え、地熱発電所の発電タービンに供給する蒸気の性状を測定する蒸気性状自動分析装置、並びにこの蒸気性状自動分析装置を有する地熱発電装置。 (もっと読む)


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