説明

アドテック株式会社により出願された特許

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【課題】 HTLV−1感染者のATL早期診断又はATL患者の診断に好適な安定した高精度のTSLC1検出キットを提供する。
【解決手段】
イムノクロマト診断キットの構造において、標識抗体パッドの標識抗体と判定ラインの検出抗体に、抗原たんぱく質の異なる部位を認識する抗TSLC1抗体を用いる。すなわち、標識抗体には、ニワトリIgY抗TSLC1モノクローナル抗体(clone 3E1 Anti−SynCAM/TSLC1)を用い、検出抗体には、この標識抗体との組み合わせで高精度に検出可能なファージディスプレイヒト抗TSLC1抗体を使用する。この組み合わせにより、本発明では、検液中の抗原TSLC1タンパク質が微量でも、高精度で安定してATLの診断ができる。このことは、ATL患者の診断はもとより、TSLC1タンパク質量が少ないHTLV−1母子感染者中のATL発症リスク群におけるATLの早期診断に効果的である。 (もっと読む)


【課題】試験紙に展開溶媒が展開される時間を短縮し、迅速かつ正確に検体の検査・診断するための免疫学的検査具を提供する。
【解決手段】箱形のケースの内部に、毛細管現象によって輸液可能な帯状の試験紙と、展開溶媒を貯蔵する展開溶媒パックとを収容する。展開溶媒パックを、試験紙の長さ方向の一端部でこの試験紙より上方に、その開口を下方に向けて取り付ける。展開溶媒パックの直下のケース底面に、展開溶媒パックの開口を封止している薄膜を穿孔する複数の穿孔突起を平面視して縦横に設ける。誤操作のおそれなく、かつ確実に大きな穿孔を形成でき、試験紙にて展開溶媒の展開を迅速に行える。 (もっと読む)


【課題】酵素免疫測定に際し、検体添加後の展開液の展開開始時間を厳しく管理する必要がなく測定を簡単且つ容易にした。
【解決手段】酵素免疫測定器具1は、下部筐体3に設けた毛細管現象で輸液可能な展開基材14に、検体を添加する検体添加領域17と、検体添加領域17上またはその上流側または下流側に設けた酵素標識試薬パッド18と、これらの下流側に設けた検出領域19とを有する。展開基材14の上流側に展開基材14から分離した基質を含む展開液パッド16を設ける。上部筐体2に設けた操作部5の裏面に展開液の貯留槽と凸起を設ける。貯留槽に隣接して展開液パッド16を展開基材14に接触させる作動片を設ける。操作部5を押すことで、作動片によって展開液パッドが展開基材に接触し、貯留槽の封止膜を凸起で破断して展開液を展開液パッド16に供給し、基質を含む展開液を展開基材14に流す。 (もっと読む)


【課題】ヒトや動物の体液、特に血清に含まれる狂犬病ウイルスに対する中和抗体を検出するための判定具、および当該中和抗体を検出するための方法を提供する。
【解決手段】上記判定具として、毛細管現象によって被験試料を移送できる材料で構成された吸液片を備えた狂犬病ウイルス中和抗体判定具であって、当該吸液片が(1)被験試料を吸収採取する試料採取部、
(2) 狂犬病ウイルスのG蛋白と特異的に反応する標識−抗狂犬病ウイルス抗体を担持した標識抗体部、
(3)下記に示す、テスト結果表示部、好ましくは更にコントロール表示部を、間隔をおいて備えた判定部、
(a) 狂犬病ウイルスのG蛋白と特異的に反応する非標識−抗狂犬病ウイルス抗体を固定したテスト結果表示部、
(b) 標識−抗狂犬病ウイルス抗体と反応する非標識−抗体(第二抗体)を固定したコントロール表示部、及び
(4) 上記試料採取部、標識抗体部及び判定部を移動してきた被験試料の残液を吸収する液吸収部、を備えた判定具を用いる。 (もっと読む)


【課題】従来法に比べて特異性が高く、簡便かつ迅速なエキノコックス多包虫症の診断にきわめて有用な検査法を提供する。
【解決手段】エキノコックス多包虫Em18抗原のC末端部位を欠損させた組換えEm18R2抗原を、被検者の血清と反応させるエキノコックス多包虫症の診断法である。この組換えEm18R2抗原を支持体に固定し、これに被検者の血清を反応させ、これに標識を付したプローブを反応させ、この標識を検出する。本発明の検査法は、従来法に比べて、特異性が高く、簡易検査法と組み合わせることにより、簡便かつ迅速なエキノコックス多包虫症の診断にきわめて有用である。 (もっと読む)


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