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Fターム[4K042DE06]の内容

物品の熱処理 (24,439) | 冷却条件 (1,672) | 冷却温度区間 (272)

Fターム[4K042DE06]に分類される特許

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【課題】鋼の成分、仕上げ圧延時の反力比、及び仕上げ圧延後の熱処理条件を制御することにより、レールの頭部の組織を微細化し、硬度を所定の範囲に収め、レールの耐摩耗性と延性を向上させる。
【解決手段】質量%で、C:0.65〜1.20%、Si:0.05〜2.00%、Mn:0.05〜2.00%を含有していて残部がFeおよび不可避的不純物からなる鋼片に対して、少なくとも粗圧延及び仕上げ圧延を行うことによりパーライト系レールを製造する方法において、前記仕上げ圧延において、レール頭部表面が900℃以下〜Ar3変態点もしくはArcm変態点以上の温度範囲で、頭部の累積減面率を20%以上、かつ、反力比1.25以上とする圧延を行い、その後、仕上げ圧延後のレール頭部表面を、冷却速度2〜30℃/secで少なくとも550℃まで加速冷却又は自然放冷することを特徴とする。 (もっと読む)


【課題】耐食性と拡管性に優れた油井用ステンレス鋼管を提供する。
【解決手段】mass%で、C:0.05%以下、Si:0.50%以下、Mn:0.10〜1.80%、P:0.03%以下、S:0.005%以下、Cr:14.5〜19.0%、Ni:1.5〜7.0%、Al:0.05%以下、V:0.20%以下、N:0.15%以下、O:0.008%以下を含有し、残部がFeおよび不可避的不純物よりなる組成と、焼戻マルテンサイト相とオーステナイト相を主体とし、かつオーステナイト相含有量と焼戻マルテンサイト相含有量との比が1/4以上で、さらに10体積%以上50体積%未満のフェライト相を含む組織とする。これにより、降伏強さが654MPa未満の、拡管性に優れかつ耐CO2腐食性に優れた鋼管となる。なお、Nb、および/または、Ca、および/または、Cu、および/または、Ti、Zr、B、Wのうちの1種以上、および/または、Alを、必要に応じて選択して含有できる。 (もっと読む)


【課題】高温熱処理後の歪み発生を従来よりも抑制することができる鋼部材の冷却方法を提供すること。
【解決手段】鋼部材をオーステナイト化温度以上に昇温する熱処理を行った後に上記鋼部材を冷却する方法において、鋼部材の冷却開始から所定の期間は、雰囲気ガスを大気圧よりも低く減圧した状態で冷却する減圧冷却を行う。減圧冷却は、雰囲気ガスを大気圧よりも低く減圧した状態で、該雰囲気ガスを撹拌しながら行うことが好ましい。減圧冷却は、少なくとも、鋼部材の組織変態がすべて完了するまで行うことが好ましい。減圧冷却における雰囲気ガスの減圧状態は、0.1bar〜0.65barの範囲とすることが好ましい。 (もっと読む)


【課題】大断面を有する型材であっても、強度、靱性及び寸法精度の高い合金鋼を製造することが可能な合金鋼の製造方法を提供すること。
【解決手段】臨界冷却速度がCである合金鋼を焼入れ温度Taに加熱する加熱工程と、表面温度が温度Ts(Ms+100℃≦Ts(℃)≦Ms+350℃、Ms:マルテンサイト変態開始温度(℃))になるまで、かつ、中心部の平均冷却速度C1がC以上となるように冷却する冷却工程Aと、表面温度が温度Tf(Ms-200℃≦Tf(℃)≦Ms+300℃。Tf<Ts。)になるまで、かつ、その中心部の平均冷却速度C2がC1×0.8以上になるように冷却する冷却工程Bと、中心部が未変態であり、かつ断面内の温度差が100℃以下になるまで、中間保持温度Tb(Ms≦Tb(℃)≦Ms+300℃)で保持する保持工程と、中心温度が温度Te(≦Ms-80℃)となるまで、合金鋼を急冷する冷却工程Cと、焼戻し工程とを備えた合金鋼の製造方法。 (もっと読む)


【課題】水素脆性剥離などの発生を抑制し、耐久性の向上した自動車電装・補機用転動部材および自動車電装・補機用転がり軸受を提供する。
【解決手段】自動車電装・補機であるオルタネータ90に用いられるグリース封入深溝玉軸受1を構成する自動車電装・補機用転動部材は、0.3〜0.4%のC、0.2〜0.5%のSi、0.3〜0.8%のMn、0.5〜1.2%のNi、1.6〜2.5%のCr、0.1〜0.7%のMo、0.3〜0.8%のVを含有し、残部Feおよび不可避的不純物からなり、VはMo以上、MoとVとの和はSiの2倍以上、CrとMoとVとの和は2.3〜3.5%である鋼から構成され、表層部に形成された硬化処理層の硬度は、Hv700〜780であり、硬化処理層に分布する炭化物の最大粒径は10μm以下、面積率は7〜25%であり、内部の硬度は、Hv500〜600である。 (もっと読む)


【課題】鋼の成分、仕上げ圧延条件を制御し、未再結晶オーステナイト組織を残留させ、かつその後の熱処理条件を制御することにより、レールの頭部の組織を微細化し、硬度を所定の範囲に収め、レールの耐摩耗性と延性を向上させる。
【解決手段】C:0.85〜1.40%、Si:0.05〜2.00%、Mn:0.05〜2.00%を含有していて残部がFeおよび不可避的不純物からなるレール圧延用鋼片に対して、少なくとも粗圧延及び仕上げ圧延をレールを製造する。仕上げ圧延において、レール頭部表面温度がArcm点未満〜700℃以上の温度範囲において、頭部の累積減面率を20%以上とする圧延を行い、圧延終了直後のレール頭部表面に未再結晶オーステナイト組織を面積比率で50%以上生成させ、その後、仕上げ圧延後のレール頭部表面を仕上げ圧延終了後200sec以内で冷却速度5〜50℃/secで少なくとも550℃まで加速冷却する。 (もっと読む)


【課題】鋼管の製造方法およびそれに好適な鋼管製造設備列を提供する。
【解決手段】素材鋼管に加熱処理を施し、ついで、冷却処理を施しに当り、素材鋼管外表面のほぼ全周に亘り接触可能に配設された複数の金属製ロールで構成される冷却用ロールからなる冷却手段を利用する。これにより、急冷を施しても、反りがない鋼管を容易にしかも安定して製造できる。また、同一組成の素材から、各種の特性を有する鋼管を自由に、しかも安定して作り分けることができる。なお、冷却用ロールは、複数段配設することが好ましい。冷却用ロールによる冷却に加えて水冷却を付加してもよい。また、金属製ロールは、冷媒で内部を冷却されたロールとすることが好ましい。さらに、加熱処理後に縮径圧延を施してもよい。 (もっと読む)


【課題】製造コストの上昇を抑制しつつ、転走面を含む領域の硬度を十分に高くするとともに、転動疲労に対する高い抵抗性を付与して十分な転動疲労寿命を確保し、かつ塑性変形する領域の硬度を安定して制御可能な軌道部材の製造方法を提供する。
【解決手段】軌道部材の製造方法は、炭素量およびクロム量を抑制した鋼製部材を準備する鋼製部材準備工程と、熱処理工程と、仕上げ加工工程とを備えている。熱処理工程は、鋼製部材が加熱されて浸炭窒化される浸炭窒化工程と、鋼製部材が、A点よりも100℃低い温度以上A点未満の温度域に冷却されて当該温度域に60分間以上180分間以下の時間保持される温度保持工程と、鋼製部材において、軌道部材の転走面となるべき領域を含む高硬度領域以外の領域である低硬度領域が焼入硬化されることなく、高硬度領域が高周波焼入される高周波焼入工程とを含んでいる。 (もっと読む)


【課題】長寿命化を図ることができるとともに、静的負荷容量が増大して静止時および低速回転時の塑性変形による圧痕に対する耐圧痕性が向上した転がり、摺動部品を提供する。
【解決手段】転がり、摺動部品を、C:0.7〜0.9wt%およびCr:3.2〜5.0wt%を含み、かつ表面に浸炭処理が施された表層部を有する鋼により形成する。表層部の全析出炭化物の面積率を15〜25%とする。表層部に存在する全析出炭化物のうち、面積率で50%以上の炭化物をM型および/またはM23型とする。表層部の炭化物の平均粒径を0.3〜0.6μmとするとともに最大粒径を4μmとする。表面硬さをロックウェルC硬さで62以上とする。表層部の残留オーステナイト中の固溶炭素量を0.95〜1.15wt%とする。 (もっと読む)


【課題】浸炭窒化温度を上昇させることなく、処理効率を向上させることが可能な浸炭窒化方法を提供する。
【解決手段】浸炭窒化方法は、0.8質量%以上の炭素を含有する鋼からなる被処理物を浸炭窒化するための浸炭窒化方法であって、熱処理炉内の雰囲気が制御される雰囲気制御工程と、熱処理炉内において被処理物に付与される温度履歴が制御される加熱パターン制御工程とを備えている。そして、雰囲気制御工程においては、熱処理炉内の温度が、被処理物を浸炭窒化するために熱処理炉内の温度が保持される温度である本加熱温度に到達する前に、被処理物に対して窒素を供給するための窒素供給物質としてのアンモニアが熱処理炉内に導入される。 (もっと読む)


【課題】焼入れ時に不完全焼入れ層がなく、且つ変形や焼き割れの生じにくい転がり軸受軌道輪の製造方法を提供する。
【解決手段】例えば高周波誘導加熱コイル1に、焼入れ冷却ガスの流路7、当該流路7内のガスをワークWの外周側に向けて吐出する吐出口8を形成し、且つ焼入れ冷却ガス供給装置4を接続すると共に、ワークWの内周側をガスで冷却可能な冷却ジャケット15を備えた高周波焼入れ装置を用い、加熱コイル1に対してワークWを100min-1以上の速度で回転しながら加熱し、加熱後は、ワークWを100min-1以上の速度で回転しながら加熱コイル1及び冷却ジャケット15からワークWへ0.2MPa以上の圧力でガスを吐出することで、ワークWの全周にわたって均等に冷却し、ワークWの温度を焼入れ油の特性温度以下まで冷却した後に、焼入れ油によってワークWを冷却する。 (もっと読む)


【課題】焼入れ時の冷却速度が相対的に遅い場合であっても、高い焼入れ性、高い靱性、及び大きな焼戻し軟化抵抗を維持することが可能な合金鋼を提供すること。
【解決手段】C:0.40〜0.60mass%、Si:0.02〜2.00mass%、Mn:0.50〜2.00mass%、Cu:1.00mass%以下、Ni:0.01〜2.00mass%、Cr:3.00〜6.00mass%、Mo:0.05〜6.00mass%、W:10.00mass%以下、V:0.10〜2.00mass%、Co:5.00mass%以下を含み、残部が実質的にFe及び不可避的不純物からなり、さらに、前記不可避的不純物の中で、P≦0.050mass%、S≦0.020mass%、Al≦0.050mass%、O≦0.0100mass%、N≦0.0200mass%に制限し、かつ、3.00≦Weq≦10.00、Mt≧190、Mt2≧15、PN≦11である合金鋼。但し、Weq=2Mo+W。Mt=300C+15Mn+Cu+20Ni+2Cr+Mo+0.5W+0.2V。Mt2=15Mn+Cu+20Ni。PN=Cr+3Mn+2Ni+Cu。 (もっと読む)


【課題】製造コストの上昇を抑制しつつ、水素脆性剥離を抑制し得る燃料電池システム用転動部材および燃料電池システム用転がり軸受を提供する。
【解決手段】外輪、内輪および玉は、燃料電池システムに含まれる圧送機3において、気体を圧送するために回転する回転軸30をハウジング31に対して回転自在に軸支する燃料電池用玉軸受1を構成する燃料電池システム用転動部材である。そして、当該外輪、内輪および玉は、0.25質量%以上0.65質量%以下の炭素と、0.15質量%以上0.35質量%以下の珪素と、0.6質量%以上0.9質量%以下のマンガンとを含有し、残部鉄および不可避的不純物からなり、クロム含有量が0.3質量%以下に抑制された鋼から構成され、表層部に窒素富化層が形成されている。 (もっと読む)


【課題】冷却スペースをコンパクトにできるものでありながら、加熱処理した鋼管を、曲がりの殆どない状態で能率良く得られる鋼管の製造方法を提供する。
【解決手段】500℃以上に全体加熱した加熱鋼管4を、その外周の全方向からの放水により200℃以下に冷却したのち、放冷して鋼管5を得るものである。500℃以上に全体加熱した加熱鋼管4の外周に対して全方向から均等状に放水することにより、その周方向や長さ方向における温度を均一状として加熱鋼管4を200℃以下に冷却でき、そして放冷することによって常温に冷却できる。これにより、冷却スペースをコンパクトにできるものでありながら、加熱処理した鋼管5を、曲がりの殆どない状態で能率良く得ることができる。 (もっと読む)


【課題】寸法精度と衝撃値が共に高い合金鋼の製造方法を提供すること。
【解決手段】合金鋼の製造方法は、(1)合金鋼を、その中心部の温度が焼入れ開始温度Taに到るまで加熱する加熱工程と、(2)合金鋼を、その中心部の温度が温度T1Fに到るまで、当該第一冷却工程におけるその中心部の平均冷却速度CRが、フェライト及び/又はパーライトが析出しない冷却速度Cとなるように冷却する第一冷却工程と、(3)合金鋼を、その中心部の温度がマルテンサイト変態開始温度及びベイナイト変態開始温度よりも高い温度T2Fに到るまで、当該第二冷却工程における熱伝達係数Hが、第一冷却工程における熱伝達係数Hよりも高くなるように冷却する第二冷却工程と、(4)合金鋼を、その中心部の温度が温度T3Fに到るまで、当該第三冷却工程における熱伝達係数Hが、熱伝達係数Hよりも高くなるように冷却する第三冷却工程とを備える。 (もっと読む)


【課題】自動車用部品、機械構造用部品等として使用される優れた加工性を有する鋼管とその製造方法を提供する。
【解決手段】重量%で、C:0.05〜0.25%、Si:0.60%以下、Mn:0.20〜2.50%、P:0.020%以下、S:0.010%以下、Al:0.005〜0.050%、N:0.0050%以下を基本成分として含む鋼管であって、鋼管の管軸方向に垂直な断面の全域においてフェライトの分率が50%以上で残部がマルテンサイト、ベイナイトのうち一種以上含む複合組織からなり、かつ鋼管の円周方向全域で降伏強度と引張強度の比(YR)が0.50以下である加工性に優れた鋼管およびその製造方法。 (もっと読む)


【課題】低合金鋼で、耐内圧疲労特性に優れ、高抗張力を有する溶接鋼管または電縫鋼管からなる自動車高圧配管用高張力鋼管を提供する。
【解決手段】低合金高張力鋼のAM鋼(焼鈍マルテンサイト鋼:C0.1〜0.6wt%、Si1.5wt%、Mn1.5wt%)で、固溶化処理後に急冷処理し、さらに加熱後、オーステンパー処理が施されたTRIP鋼板(低合金変態誘起塑性型強度鋼板)を材料とした溶接鋼管または電縫鋼管からなる自動車高圧配管用高張力鋼管と、低合金高張力鋼のBF鋼(ベイニテックフェライト鋼:C0.1〜0.6wt%、Si1.5wt%、Mn1.5wt%)で、固溶化処理後オーステンパー処理温度まで急冷し、該温度でオーステンパー処理が施されたTRIP鋼板(低合金変態誘起塑性型強度鋼板)を材料とした溶接鋼管または電縫鋼管からなる自動車高圧配管用高張力鋼管。 (もっと読む)


【課題】例えば重荷重鉄道のレールにおいて、頭部の耐摩耗性と延性を同時に向上させる。
【解決手段】質量%で、C:0.85超〜1.40%、Si:0.05〜2.00%、Mn:0.05〜2.00%を含有し、V:0.005〜0.500%およびNb:0.002〜0.050%のいずれか一方または両方を含有し、残部がFeおよび不可避的不純物からなるレール圧延用鋼片を熱間圧延することによりレールを形成し、熱間圧延直後からレールの頭表面が900℃以下700℃以上になるまで、冷却速度(CR:℃/sec)が鋼レールの炭素量(C、質量%)、V量(V、質量%)、Nb量(Nb、質量%)からなる下記の式1及び式2で示される値(CRL、CRH)からなるCRL<CR<CRHの範囲となるように第1の加速冷却処理を行う。
CRL=1/15×((C/(3V+10Nb))…(式1)
CRH=5/9×((C/(3V+10Nb)) …(式2) (もっと読む)


【課題】鋼材に対して塑性変形加工を施し、等速ジョイントの外輪部材を効率よく作製する。
【解決手段】第1工程S1でAc1点以上又はAc1点未満の適切な温度に加熱され、塑性変形加工によって外輪部材の形状に塑性変形されたワークは、加工自熱を保持している状態で熱処理炉に導入される。この熱処理炉において、外輪部材は、Ac1〜Ac3点間の温度まで昇温されて保持される(第2工程S2)。昇温・保持は、10分以内で十分であり、好ましくは3分程度である。外輪部材は、次に、好ましくは5〜45℃/分、一層好ましくは5〜10℃/分の冷却速度で除冷される(第3工程S3)。 (もっと読む)


【課題】鋼材に対して塑性変形加工を施し、等速ジョイントの外輪部材に代表される輸送機器用部材を効率よく作製する。
【解決手段】鋼材製のワークをAc1点以上又はAc1点未満の適切な温度に加熱して塑性変形加工を施し、外輪部材とする。この外輪部材を50〜150℃/分の冷却速度でAr1点以下500℃以上の温度範囲に冷却した後、Ac1〜Ac3点間の温度まで昇温して保持する。保持は、60分以内で十分であり、好ましくは10分程度である。最後に、外輪部材を、Ar1点未満600℃以上の温度範囲となるまで50〜150℃/分の冷却速度で冷却する。 (もっと読む)


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