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Fターム[4K042DE06]の内容

物品の熱処理 (24,439) | 冷却条件 (1,672) | 冷却温度区間 (272)

Fターム[4K042DE06]に分類される特許

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【課題】十分な耐久性を備えるとともに、寸法安定性を向上させた製鉄設備用転がり軸受、これを構成する製鉄設備用軸受部品および当該製鉄設備用転がり軸受を備えることにより耐久性に優れた製鉄設備を提供する。
【解決手段】圧延機ロールネック用転がり軸受を構成する外輪2、内輪3および円すいころ7は、0.7〜1.2%の炭素と、0.1〜1.1%の珪素と、0.25〜1.5%のマンガンとを含有し、残部鉄および不純物からなる鋼から構成されている。そして、外輪転走面2A、内輪転走面3Aおよびころ転走面7Aを含む領域には、外輪窒素富化層2B、内輪窒素富化層3Bおよびころ窒素富化層7Bがそれぞれ形成されている。さらに、外輪窒素富化層2B、内輪窒素富化層3Bおよびころ窒素富化層7Bは、ベイナイト組織を含み、残留オーステナイト量が5体積%以下に抑制されている。 (もっと読む)


【課題】高温環境下における軸受部品の硬度低下の抑制、異物混入環境における耐久性の向上および耐スミアリング性の向上のみならず、ドライラン性能の向上をも達成可能な転がり軸受を提供する。
【解決手段】3点接触玉軸受1を構成する外輪11および内輪12は、0.77〜0.85%の炭素、0.01〜0.25%の珪素、0.01〜0.35%のマンガン、0.01〜0.15%のニッケル、3.75〜4.25%のクロム、4〜4.5%のモリブデンおよび0.9〜1.1%のバナジウムを含有し、残部鉄および不純物からなる鋼から構成され、転走面11A,12Aを含む領域には、窒素濃度が0.05質量%以上である窒素富化層11B,12Bが形成されており、窒素富化層11B,12Bの炭素濃度と窒素濃度との合計値は0.82質量%以上1.9質量%以下である。一方、玉13はセラミックスからなっている。 (もっと読む)


【課題】転がり軸受軌道輪の製造方法において、誘導加熱の後の冷却を水系の冷却剤で行う焼入れ工程で、表面に引張残留応力が存在しないようにする。
【解決手段】焼入れ工程として、軌道輪をオーステナイト変態温度以上に誘導加熱した後、回転している軌道輪に向けて冷却液を噴射することにより、軌道輪の表面温度がマルテンサイト変態開始温度より高い温度から500℃までの温度範囲となるまで水冷した後、マルテンサイト変態開始温度以下となるまでガス冷する。 (もっと読む)


【課題】工作機械のスピンドル用として好適な転がり軸受を提供する。
【解決手段】内輪、外輪、および転動体のうち少なくとも1つを以下の方法で製造する。先ず、炭素(C)を0.2質量%以上0.7質量%以下、クロム(Cr)を0.5質量%以上3.0質量%以下、ケイ素(Si)を0.4質量%以上2.0質量%以下、モリブデン(Mo)を0.5質量%以上3.0質量%以下の各範囲で含有し、酸素(O)の含有率が10ppm以下であり、残部が鉄及び不可避の不純物である合金鋼を用いて所定形状に成形する。次いで、840〜920℃での浸炭窒化処理、高周波焼入れ処理、−80〜−20℃での深冷処理、200℃以上400℃以下での焼戻し処理をこの順に行う。 (もっと読む)


【課題】長尺の圧延鋼材表面における蒸気膜の形成を抑制して冷却速度を大幅に向上させるとともに、均一な加速冷却が可能な圧延鋼材の冷却装置を提供する。
【解決手段】レール30の頭頂部31に対向して冷却装置10が配置され、両頭側部32にそれぞれ対向して冷却装置20が配置される。個々の冷却装置10、20は、レール30の長手方向に沿ってレール30の全長に渡って連続して配置される。各冷却装置10、20は、気体導入口13、23から導入された空気をレール30の頭部に向けて吹出口12、22から噴出するチャンバー11、21と、チャンバー11、21内に設置され、レール30の頭部に向けて冷却水を噴射する冷却水供給ノズル15、25と、吹出口12、22に設置された、複数のノズル孔を有するノズルプレート14、24と、気体導入口13、23と冷却水供給ノズル15、25との間に設置された整流板16、26とを備える。 (もっと読む)


【課題】耐久性に優れた中空部材およびその製造方法を提供する。
【解決手段】鋼板を素材とし減炭層幅が2hである電縫溶接鋼管に、加熱速度Vh(K/s)でAc3変態点以上の加熱温度T(K)に加熱し、直ちに一次冷却速度Vc(K/s)で焼入れ開始温度Tq(K)まで冷却したのち二次冷却(急冷)する焼入れ処理を施すにあたり、次式


(ここで、C0質量%):鋼板のC含有量(質量%)、t:拡散時間(s)、t=50/Vh+50/Vc+k、k:均熱時間(s)、D:拡散係数(m2/s)、D=D0exp(−Q/RT)を満足するように調整し、焼入れ開始温度TqをAr3変態点超の温度とする。これにより、電縫溶接部の最低C含有量の低下が抑制され、C1/C0。が0.83以上となり、熱処理後の部材の耐久性が顕著に向上する。 (もっと読む)


【課題】熱間プレス後に施されるトリムやピアスといった剪断加工や打ち抜き加工によって形成される、加工端面についての耐端面割れ性に優れる熱間プレス部材を製造する。
【解決手段】C:0.15〜0.45%、Mn+Cr:0.5〜3.0%、さらにP:0.05%以下、S:0.03%以下、Si:0.5%以下、Ni:2%以下、Cu:1%以下、V:1%以下およびAl:1%以下の1種または2種以上を含有し、残部Fe及び不純物からなる化学組成を有する鋼板を、Ac点〜(Ac点+100℃)の温度域に5分間以下保持したのちに熱間プレスを施し、次いで上部臨界冷却速度以上の冷却速度でMf点まで冷却する焼入れ処理を施して引張強さを1.2GPa以上としたのちに、剪断加工または打ち抜き加工を施し、前記剪断加工または打ち抜き加工により形成された加工端面に、300〜400℃の温度域に10分間以下保持する熱処理を施すことにより、熱間プレス部材を製造する。 (もっと読む)


【課題】従来のブッシュの製造方法と比較して、工程数が少なく、ブッシュ表面だけでなく、ブッシュの中間層は強靭性を有し、かつ内表面および外表面が高い耐摩耗性を備えたブッシュの提供を目的とする。
【解決手段】本発明のブッシュの製造方法は、ブッシュ母材を周波数0.5〜3kHzの高周波により、電力0.5〜3kW/cm2、時間20〜200秒の条件下で加熱、または送り速度2〜10mm/秒で移動加熱し、ブッシュ母材の外表面から内表面まで焼入変態点温度である800〜920℃に加熱する工程と、加熱された前記ブッシュ母材を30〜130℃まで焼入冷却する工程と、焼入により全硬化したブッシュ母材を、周波数0.5kHzの高周波により焼戻しをする工程と、ブッシュ母材の外表面、内表面を周波数5KHz〜30KHzを有する高周波で0.5〜10mm/秒で移動焼入し、中間層を形成する工程とを含んでなることを特徴としている。 (もっと読む)


【課題】Moの含有量を制限しても、HAZの低温靭性を確保することができ、安価で、低温靱性に優れた高強度ラインパイプ用溶接鋼管及びその製造方法を提供する。
【解決手段】管状に成形された母材鋼板をシーム溶接した鋼管であって、この母材鋼板は、C:0.010〜0.050%、Si:0.01〜0.50%、Mn:0.50〜2.00%、S:0.0001〜0.0050%、Ti:0.003〜0.030%を含み、Al:0.020%以下、Mo:0.10%未満に制限し、成分の含有量[質量%]から求められる炭素当量Ceqを0.30〜0.53、割れ感受性指数Pcmを0.10〜0.20とし、母材鋼板の金属組織が面積率で20%以下のポリゴナルフェライトと残部ベイナイトからなり、有効結晶粒径が20μm以下であり、溶接熱影響部の有効結晶粒径が150μm以下であることを特徴とする低温靱性に優れた高強度ラインパイプ用溶接鋼管。 (もっと読む)


【課題】内部に複雑かつ精密な流体搬送用、重量軽減用の管路を有する機械部品を液相拡散接合で接合する。
【解決手段】(i-1)接合面を室温から加熱し、液相拡散接合温度の1100〜1300℃に到達した時、2MPa以上の負荷応力を90〜120秒負荷し、続いて、負荷応力を2MPa未満に減じて5分間保持し、その後、(i-2)無拡散変態温度以上の温度まで5℃/sec以上で急冷し、変態が終了するまで放冷した後、1℃/sec以上で室温まで急冷して、(ii)液相拡散接合用合金と被接合材料の融合によって生成した接合金属と、該接合金属の両側に存在し、液相拡散接合用合金から被接合材中への固相拡散で生じた“NiまたはSiが1%以上含まれる拡散領域”を合せた部分の幅が、接合金属の中心から、片側50μm以内であり、かつ、組織の一部又は全部が、ベイナイト組織またはマルテンサイト組織で、最終的に、被接合材料と同等の強度を備える接合部を形成する。 (もっと読む)


【課題】3.75質量%以上のクロムを含有する鋼からなるとともに、表層部に窒素富化層が形成されており、かつ疲労強度および靭性が十分に確保された機械部品を提供する。
【解決手段】深溝玉軸受1を構成する機械部品である外輪11、内輪12および玉13は、0.77〜0.85%の炭素と、0.01〜0.25%の珪素と、0.01〜0.35%のマンガンと、0.01〜0.15%のニッケルと、3.75〜4.25%のクロムと、4〜4.5%のモリブデンと、0.9〜1.1%のバナジウムとを含有し、残部鉄および不純物からなる鋼から構成され、転走面11A,12A,13Aを含む領域には、窒素濃度が0.05質量%以上である窒素富化層11B,12B,13Bが形成されており、窒素富化層11B,12B,13Bにおける炭素濃度と窒素濃度との合計値は0.82質量%以上1.9質量%以下である。 (もっと読む)


レールヘッドの所定の表面厚さ全体にわたって均一である、微細なパーライト構造を得るのを保証する圧延レールのインライン熱処理のための方法。既知の装置と比較して、構造上、はるかに簡素であり、高い頑健性を有し、および必要とされるメンテナンスがより少ない、圧延システムを用いたインラインでのレールの熱処理のための新規な装置もまた開示される。
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【課題】表層部を窒化処理して高硬度な表層部を形成するとともに、粒界析出物の発生を抑制することが可能な、3.75質量%以上のクロムを含有する鋼の熱処理方法、当該熱処理方法が採用された機械部品の製造方法および機械部品を提供する。
【解決手段】鋼の熱処理方法は、0.77〜0.85%の炭素と、0.01〜0.25%の珪素と、0.01〜0.35%のマンガンと、0.01〜0.15%のニッケルと、3.75〜4.25%のクロムと、4〜4.5%のモリブデンと、0.9〜1.1%のバナジウムとを含有し、残部鉄および不純物からなる鋼を焼入硬化する焼入工程と、焼入硬化された当該鋼をプラズマ窒化するプラズマ窒化工程と、プラズマ窒化された当該鋼を300℃以上480℃以下の温度である拡散温度に保持する拡散工程とを備えている。 (もっと読む)


【要 約】
【課 題】 耐摩耗性と耐疲労損傷性の両特性に優れた内部高硬度型パーライト鋼レールをその好ましい製造方法とともに提供する。
【解決手段】 C:0.73〜0.85質量%,Si:0.5〜0.75質量%,Mn:0.3〜1.0質量%,P:0.035質量%以下,S:0.0005〜0.012質量%,Cr:0.2〜1.3質量%を含有し、残部がFeおよび不可避的不純物からなる組成を有し、Mn含有量を[%Mn]としCr含有量を[%Cr]として[%Mn]/[%Cr]値が0.3以上1.0未満であり、レール頭部の表層から少なくとも25mm深さの範囲におけるビッカース硬さで定義されるレール頭部の内部硬さがHv380以上Hv480未満である。 (もっと読む)


【要 約】
【課 題】 耐摩耗性,耐疲労損傷性および耐遅れ破壊性に優れた内部高硬度型パーライト鋼レールをその好ましい製造方法とともに提供する。
【解決手段】 C:0.73〜0.85質量%,Si:0.5〜0.75質量%,Mn:0.3〜1.0質量%,P:0.035質量%以下,S:0.0005〜0.012質量%,Cr:0.2〜1.3質量%,V:0.005〜0.12質量%,N:0.0015〜0.0060質量%を含有し、残部がFeおよび不可避的不純物からなる組成を有し、Mn含有量を[%Mn]としCr含有量を[%Cr]として[%Mn]/[%Cr]値が0.3以上1.0未満であり、かつV含有量を[%V]としN含有量を[%N]として[%V]/[%N]値が8.0〜30.0であり、レール頭部の表層から少なくとも25mm深さの範囲におけるビッカース硬さで定義されるレール頭部の内部硬さがHv380以上Hv480未満である。 (もっと読む)


【課題】プラズマ処理炉における温度計の損傷を防止し、温度計の長寿命化を図る。
【解決手段】処理室S2内に被処理体2を収納し、放電用導体物51と被処理体2との間に所定の電圧を印加することにより、処理室S2内おいてプラズマを発生させて、被処理体2を処理するプラズマ処理炉であって、先端部に温度計122の測温部127を内蔵する温度測定部材120を供え、温度測定部材120は、放電用導体物51および被処理体2から電気的に絶縁され、温度測定部材120の先端は、処理室S2内に収納された被処理体2から放電の影響がない略最小距離の位置に配置されている。 (もっと読む)


【課題】 焼入れ処理によって生じる熱変形を焼入れ処理中に矯正することができ、その熱変形矯正は、コストおよび手間をかけずに行え、かつ種々のサイズのリング状品に対して行え、加えて焼入れ温度まで効率良く加熱することができ、加熱時間が短く、設備を小型化できるリング状品の焼入れ方法を提供する。
【解決手段】 このリング状品の焼入れ方法は、予熱過程S1と、均熱過程S2と、一次冷却過程S3と、二次冷却過程S4とを含む。予熱過程S1では、リング状品Wを焼入れ温度に近い所定の予熱温度まで誘導加熱により加熱する。均熱過程S2では、リング状品Wを焼入れ温度まで連続加熱炉で加熱する。一次冷却過程S3では、リング状品Wをマルテンサイト変換点温度よりも高い変形矯正開始温度まで冷却する。二次冷却過程S4では、マルテンサイト変換点温度よりも低い温度までリング状品Wを冷却する。その際、リング状品Wの外周面の一方側に一対の受けロール3を転動自在に接触させ、反対側から回転する加圧ロール4を押付ける。 (もっと読む)


【課題】 焼入れ処理によって生じる熱変形をその焼入れ処理中に矯正することができ、その熱変形矯正は、コストおよび手間をかけずに行え、かつ種々のサイズのリング状品に対して行えるリング状品の焼入れ方法を提供する。
【解決手段】 このリング状品の焼入れ方法は、リング状品Wを焼入れ温度まで加熱する加熱過程S1と、焼入れ温度まで加熱されたリング状品Wをマルテンサイト変換点温度よりも高い変形矯正開始温度まで冷却する一次冷却過程S2と、変形矯正開始温度まで冷却されたリング状品Wに対し、このリング状品Wの外周面に一対の受けロール3をリング状品Wの中心と平行な回転中心軸回りに転動自在に接触させた状態で、前記一対の受けロール3の中間点とリング状品Wを介して対向する側から、リング状品Wの外周面にリング状品Wの中心と平行な回転中心軸回りに回転する加圧ロール4を押付けつつ、マルテンサイト変換点温度よりも低い温度まで冷却する二次冷却過程S3とを含む。 (もっと読む)


【課題】 リング状品の熱処理過程で生じる熱変形に対して、製造ラインの工程数を増やさず、かつコストおよび手間をかけずに変形矯正することができ、種々のサイズのリング状品にも適用できるリング状品の変形矯正装置を提供する。
【解決手段】 リング状品Wを載せる配置台2と、この配置台2上のリング状品Wの外周面にそれぞれ転動自在に接触させる一対の受けロール3と、これら一対の受けロール3に前記リング状品4を介して対向して設けられた1個の加圧ロール4とを備える。加熱状態のリング状品Wを配置台2に載せ、加圧ロール進退機構10により加圧ロール4を前記リング状品Wの外周面に押付け、加圧ロール回転駆動機構15により加圧ロール4を回転させながら、リング状品Wを冷却する。 (もっと読む)


ベアリング用鋼から形成されたベアリング構成要素が開示されており、この構成要素は、外表面を有し、焼入れベイナイト及び/又はマルテンサイトを備え、実質的に均一な化学組成を有し、このベアリング構成要素の少なくとも一部分は、表面近傍における−25から −1000 MPaを備える残留圧縮応力プロファイルを有し、表面近傍は該表面の下500ミクロン又はそれ未満の領域として規定されていることを特徴としている。
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