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国際特許分類[C07C5/11]の内容

国際特許分類[C07C5/11]に分類される特許

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【課題】アルカリ金属および合金を金属反応性を著しく喪失することなく、容易に取り扱うことのできる形態にした組成物およびその製造方法を提供する。
【解決手段】真空または不活性雰囲気下で、シリカゲル粉末の細孔にナトリウム、カリウム、ルビジウム、セシウムから選択された金属または合金を液相状態で含浸し、粉末状の組成物。さらに該組成物を前記雰囲気下で温度、保持時間の異なる加熱条件で処理し酸素との反応性をより低下させた各種の組成物。 (もっと読む)


【課題】単環芳香族炭化水素を部分水素化してシクロオレフィンを製造する方法において、触媒としてルテニウムを用いることなく、かつシンプルなプロセス条件により高選択率でシクロオレフィンを製造する方法を提供する。
【解決手段】単環芳香族炭化水素を部分水素化してシクロオレフィンを製造する際に、触媒として金触媒を用いる。金触媒は、金微粒子であることが好ましく、金単体でもよいし、金を金属酸化物担体に担持させたものでもよい。気相反応を行うには、水素ガスボンベ3から水素ガスをベンゼンバブラー7に送り、単環芳香族炭化水素液中でバブリングさせて、ガス中に単環芳香族炭化水素を含有させ、コンデンサー8で含有濃度を調整した後、適宜の温度に調整された触媒層2が設けられた反応管1を通して反応させ、反応ガスを回収する。反応は液相で行うこともでき、このときには、圧力容器に単環芳香族炭化水素液と金触媒を入れ、水素加圧下に加熱攪拌する。 (もっと読む)


【課題】簡便な設備で抽出蒸留の分離不良を補完でき、ベンゼン濃度の低いシクロヘキセンを、効率良く精製又は製造すること。
【解決手段】(a)シクロヘキセン、シクロヘキサン及びベンゼンを含む混合溶液を、抽剤を用いて抽出蒸留する工程と、
(b)前記工程(a)で得られた留出液から、ベンゼンを、ベンゼンとシクロヘキセンとの共沸混合物として除去する工程と、
を含むシクロヘキセンの精製方法。 (もっと読む)


【課題】本発明は、重質油からベンゼン、トルエン、キシレンといったBTXなどのC6〜8芳香族炭化水素を製造するための経済的に製造する方法。経済的に優位なプロセスを提供することを課題とする。
【解決手段】LCOを含む原料を水素存在下で水素化片側核水添により、これに含まれるナフタレン又はアルキルナフタレンをテトラリン又はアルキルテトラリンに変換し、更にテトラリン又はアルキルテトラリンをある水素化条件の下に水素化開環反応、水素化脱アルキル化反応、トランスアルキル化反応により炭素数6〜8の芳香族炭化水素を効率的に製造する。 (もっと読む)


【課題】工業的に有利にナフタレン類を水素化することが可能なナフタレン類の新規水素化システム等を提供する。
【解決手段】ナフタレン類の水素化反応において、亜臨界ないし超臨界の二酸化炭素とロジウム、ルテニウム等の白金族金属のグラファイト担持触媒を組み合せて反応ナフタレン類の水素化反応に関与させることによって、従来法と比べて反応温度を下げ、且つ反応時間を短縮して、ナフタレン類を効率的に水素化することを可能とする環境調和型のナフタレン類の水素化システム、ナフタレン類の水素化物の製造方法、及びそのナフタレン類水素化用の担持白金族金属触媒。
【効果】シス−デカリンを効率的に合成することを可能とする環境調和型のナフタレン類の水素化システム、ナフタレン類の水素化物の製造方法及びその水素化触媒を提供することができる。 (もっと読む)


【課題】ベンゼンを原料とし、これを水素添加することにより、高い転化率で高選択的にシクロヘキセンを得ることができるシクロヘキセンの製造方法を提供する。
【解決手段】ルテニウム触媒、水及び金属塩存在下、ベンゼンを水素により部分水素添加して反応させてシクロヘキセンを製造するに当たり、油相中に炭素数8以上の飽和炭化水素の油相中の濃度は10重量ppm以上10重量%以下であること、炭素数8以上の飽和炭化水素としては流動パラフィンを用いること、金属塩としては硫酸亜鉛を用いることがそれぞれ好ましい。 (もっと読む)


【課題】シクロオレフィンの選択率の低下を抑制しつつ、シクロオレフィンを効率的に長時間製造する触媒および、その触媒を用いたシクロオレフィン製造方法の提供。
【解決手段】ルテニウム触媒、水及び金属硫酸塩の存在下で、単環芳香族炭化水素を水素により部分水素添加して反応させ、シクロオレフィンを製造するに当たり、ルテニウム化合物、亜鉛化合物、ホウ素化合物、酸化ジルコニウムを必須の構成要素とし、該触媒中の各構成要素の含有量が各元素の重量%で表したときにルテニウム含有量が10重量%を超え、亜鉛含有量が0.2〜10重量%であり、ホウ素がルテニウムに対して重量比で0.012を超えて0.1未満の範囲である触媒を用いる。該金属硫酸塩としては、硫酸亜鉛を用いることが好ましい。 (もっと読む)


【課題】水素ガスを含む混合ガスから化学反応を利用して水素ガスを簡便に、安価な方法で選択的に分離して回収する方法を提供すること。
【解決手段】直列に接続した水素化反応装置と脱水素化反応装置とを用い、該水素化反応装置内で触媒存在下にヘテロ原子化合物(HS、CO、HO、NH、HCN等)を含む水素ガスを含む混合ガスとナフタレンとを反応させて該混合ガス中の水素を選択的にナフタレンに反応貯蔵させてテトラリンを生成し、次いで該テトラリンを該脱水素化反応装置に供給して、脱水素反応を行わせることにより水素ガスを得る。 (もっと読む)


【課題】 生産性やコスト面などにおいて工業的に優れた、9,10−ジヒドロフェナンスレンの製造方法を提供する。
【解決手段】 本発明にかかる9,10−ジヒドロフェナンスレンの製造方法は、水素化触媒の存在下でフェナンスレンの水素化を行う工程と、前記水素化により得られる反応液から9,10−ジヒドロフェナンスレンを分離する工程と、前記分離後の残存物に対して脱水素化触媒の存在下で脱水素化を行うことによりフェナンスレンを再生する工程と、を含み、前記再生したフェナンスレンを前記水素化の原料として再利用する。 (もっと読む)


本発明は、シリカゲル及びアルカリ金属若しくはアルカリ金属合金を含有する1族金属/シリカゲル組成物に関する。本発明による組成物は、段階0の物質、段階Iの物質、段階IIの物質及び段階IIIの物質として記載される。これらの物質は、調製法と化学的反応性の点で相違する。各々の連続的段階の物質は、下記の方法を用いて直接的に調製してもよく、或いは、先行段階の物質から調製してもよい。段階0の物質は、例えば、等温条件下又は室温若しくは室温よりも僅かに高い温度においてNaとKの液状合金をシリカゲル(多孔性SiO)に急激に吸収させることにより、親金属の大部分の還元能を保持する弛緩性黒色粉末を形成させることによって調製してもよい。融点の低い1族金属をシリカゲルに吸収させると、穏やかな発熱反応によって段階Iの物質が形成される(該物質は、乾燥空気中では不安定な弛緩性の黒色粉末である)。段階Iの物質を400℃まで加熱すると、段階IIの物質が形成される(該物質も弛緩性黒色粉末である)。この物質をさらに400℃よりも高い温度まで加熱すると段階IIIの物質が形成される。この際、1族金属の一部が放出される。段階Iの物質、段階IIの物質及び段階IIIの物質は、1族金属の吸収後にシリカゲルを還元させると考えられる。本発明による好ましい1族金属/シリカゲル組成物は、ナトリウム、カリウム又はナトリウム−カリウム合金を含有するものであるが、ナトリウム及びナトリウム−カリウム合金を含有するものが最も好ましい。本発明による1族金属/シリカゲル組成物を各段階の物質は、アルカリ金属とこれらの合金に対して知られている方法と同じ方法において、多数の還元性有機物質と反応する還元剤として使用してもよい。

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