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国際特許分類[C21D1/28]の内容

国際特許分類[C21D1/28]に分類される特許

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【課題】内部起点破壊や割れを抑制するための硬さ勾配を適切に規定するとともに、十分な靭性を得ることにより、内部起点破壊が生じにくく長寿命な転がり軸受、転がり軸受の製造方法、及びその製造方法に用いられる高周波熱処理装置を提供する。
【解決手段】内輪及び外輪のうち少なくとも一方が鋼材を用いて製造された転がり軸受は、下記1、2を含む6つの条件を満足する。
1.鋼材は、炭素含有量が0.5質量%以上かつCr,Mn,Si,Ni,Moの合金元素を任意に含み、オーステナイト単相域に加熱し徐冷した際に旧オーステナイト粒界に初析フェライトが析出しない過共析鋼である。
2.鋼材は、以下の(1)式で定義されるDI値が1.0以上である。
DI=D0×f(Si)×f(Mn)×f(Ni)×f(Cr)×f(Mo) …(1) (もっと読む)


【課題】焼入装置の製作コストを抑制しつつ、高周波焼入によって焼入硬化層を転走面に沿って全周にわたって均質に形成することが可能な軌道輪の製造方法を提供する。
【解決手段】転がり軸受の軌道輪の製造方法は、0.95〜1.10%の炭素と、0.40〜0.70%の珪素と、0.90〜1.15%のマンガンと、0.90〜1.20%のクロムとを含有し、残部鉄および不純物からなる鋼から構成される成形体を準備する工程(S10)と、成形体において軌道輪の転走面となるべき環状領域の一部に面するように配置され、成形体を誘導加熱する誘導加熱部材を、環状領域の周方向に沿って相対的に回転させることにより、成形体にA点以上の温度に加熱された環状の加熱領域を形成する工程(S30)と、加熱領域全体をM点以下の温度に同時に冷却する工程(S40)とを備えている。 (もっと読む)


【課題】 熱的影響を低減させて矯正作業を不要とすることができ、且つ、十分な焼き入れ深さと硬度を得ることができる転動体転動面の熱処理方法と転動体転動面の熱処理装置を提供すること。
【解決手段】 転動体転動面に対する焼き入れをレーザー焼き入れによって行うようにした転動体転動面の熱処理方法において、上記レーザー焼き入れを施す前に予めプレヒート処理を施すようにしたものであり、それによって、素材の深部まで焼き入れ温度に加熱することができ、十分な焼き入れ深さを得ることができるものであり、また、レーザー焼き入れを施しているので熱的影響が大幅に軽減し、矯正作業を不要とすることができるものである。 (もっと読む)


【課題】焼戻し軟化抵抗の向上させる鋼素材を使用しても、加工性を良好とすることができる機械構造部品の製造方法を提供する。
【解決手段】質量%で、C:0.3〜1.5%と、Mn:0.2〜2.0%と、Si:0.5〜2.0%、Cr:0.1〜1.5%、Mo:0.1〜1.5%、V:0.05〜0.5%及びNb:0.005〜0.2%からなるグループから選択された1種又は2種以上と、残部Fe及び不可避的不純物とからなる鋼素材を軟化処理して、フェライト面積率30%以上のフェライトとパーライトとからなる金属組織、フェライトと球状炭化物とからなる金属組織、又はフェライトと粒状セメンタイトからなる金属組織とする工程と、軟化処理された鋼素材を所定の形状に加工処理する工程と、加工処理された鋼素材に少なくとも2回の高周波熱処理を行なって表層の金属組織をマルテンサイトとし、それに続く中間層の金属組織を焼戻しマルテンサイト、又は、焼戻しマルテンサイトとフェライトとパーライトとする。 (もっと読む)


【課題】丸棒材の焼き入れ処理及び焼きならし処理が可能な連続加熱冷却装置の提供。
【解決手段】複数の丸棒鋼Wを並列させて搬送するための搬送機2と、内部を通過する丸棒鋼Wを加熱するための加熱炉3と、この加熱炉3の下流に位置する冷却装置4と、上記冷却装置4の下流に設置された焼きもどし炉と、上記搬送機2の、上記冷却装置4と上記焼きもどし炉との間の部分に設置された、丸棒鋼Wを搬送機2外へ送り出すための払い出し装置5とを備えており、上記搬送機2が、並列された多数の搬送ローラ6を備えており、上記冷却装置4が、搬送機2内において上記丸棒鋼Wを冷却する作用位置OPと、搬送機2から脱出して丸棒鋼Wを冷却し得ない退避位置RPとに移動可能に構成されている。 (もっと読む)


【課題】焼入装置の製作コストを抑制しつつ、高周波焼入によって焼入硬化層を転走面に沿って全周にわたって均質に形成することが可能な軌道輪の製造方法を提供する。
【解決手段】転がり軸受の軌道輪の製造方法は、0.43〜0.65%の炭素と、0.15〜0.35%の珪素と、0.60〜1.10%のマンガンと、0.30〜1.20%のクロムと、0.15〜0.75%のモリブデンとを含有し、残部鉄および不純物からなる鋼から構成される成形体を準備する工程(S10)と、成形体において軌道輪の転走面となるべき環状領域の一部に面するように配置され、成形体を誘導加熱する誘導加熱部材を、環状領域の周方向に沿って相対的に回転させることにより、成形体にA点以上の温度に加熱された環状の加熱領域を形成する工程(S30)と、加熱領域全体をM点以下の温度に同時に冷却する工程(S40)とを備えている。 (もっと読む)


【課題】ワークの冷却ムラを最小限に抑制しつつ、鋼製の小型のワークを連続的に等温処理することができる等温処理装置を提供する。
【解決手段】ワークをオーステナイト領域の温度に加熱する加熱炉1と、加熱炉1で加熱されたワークを等温変態温度まで急冷する冷却炉2と、冷却されたワークを等温変態温度に保持する等温炉3とを備えた等温処理装置である。冷却炉2はワークを搬送する通気性のコンベヤ12と、その上面を覆う無底のフード18と、フードの天井部に設置された循環ファン20とを備え、通気性のコンベヤ12の下方から冷却炉2内の空気を吸引しながらコンベヤ上のワークを均一冷却することにより冷却ムラをなくし、ベイナイト組織や縞状組織のない製品となる。 (もっと読む)


【課題】優れた強度と延性とを併せ持つ冷間鍛造部品を、効率よく製造することができる製造方法を提供すること。
【解決手段】C:0.11〜0.30%、Si:0.6%以下、Mn:0.1〜1.80%、P:0.03%以下、S:0.03%以下、Ni:0.3%以下、Cr:1.0%以下、Mo:0.3%以下、Al:0.01〜0.06%、N:0.007%以下、およびV:0.05〜0.3%、Nb:0.1%以下、およびTi:0.1%以下を含有し、残部がFeおよび不可避不純物からなり、前記合金元素が式:0.55≦[C]+0.195[Si]+0.22[Mn]+0.11[Ni]+0.196[Cr]+0.21[Mo]+0.1[V]+1.19[Nb]+0.2[Ti])≦0.8を満たす鋼材を、冷間鍛造した後に、焼ならし・焼戻しする冷間鍛造部品の製造方法。 (もっと読む)


【課題】優れた強度を保持するとともに、軟窒化処理に続く曲げ矯正加工の際の曲げ矯正性に優れた、軟窒化クランクシャフト用素材を提供する。
【解決手段】軟窒化クランクシャフト用素材を、質量%でC:0.35〜0.55%,Si:0.05〜0.5%,Mn:0.6〜1.2%,Cu:0.01〜0.5%,Ni:0.01〜0.5%,Cr:0.05〜0.6%,V:0.01〜0.40%,S:0.04〜0.1%,s-Al:0.001〜0.01%,Ca:0.0005〜0.02%,N:0.001〜0.04%,残部Fe及び不可避的不純物からなる組成を有するとともに、焼ならし加熱時のγ中に固溶できるV量を[V]、炭素当量C[eq.]としたとき、C[eq.]=C+0.07Si+0.16Mn+0.19Cu+0.17Ni+0.2Cr+[V]が0.58〜0.89%を満たすように各成分が調整された、フェライト+パーライトの組織を有するものとする。 (もっと読む)


【課題】高温・高圧環境下で使用する長時間クリープ破断特性および高温強度特性に優れた熱処理簡略型高強度低合金ボイラ用鋼管およびその製造方法を提供する。
【解決手段】質量%で、C :0.03〜0.15%、Si:0.10〜0.80%、Mn:0.10〜1.50%、P :0.030%以下、S :0.010%以下、O :0.020%以下、N :0.001〜0.01%、Al:0.01%以下、Cr:0.30〜0.80%、Mo:0.01%以上0.50%未満を基本成分として含有し、残部がFeおよび不可避不純物からなり、好ましくはフェライト分率が10%以上90%以下の金属組織を有し、さらに焼きならしままで用いることを特徴とする熱処理簡略型高強度低合金ボイラ用鋼管。 (もっと読む)


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